JP2000179550A - 回転軸の含油メタル軸受装置 - Google Patents

回転軸の含油メタル軸受装置

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JP2000179550A
JP2000179550A JP10362317A JP36231798A JP2000179550A JP 2000179550 A JP2000179550 A JP 2000179550A JP 10362317 A JP10362317 A JP 10362317A JP 36231798 A JP36231798 A JP 36231798A JP 2000179550 A JP2000179550 A JP 2000179550A
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JP
Japan
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oil
metal bearing
impregnated
thrust washer
impregnated metal
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JP10362317A
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English (en)
Inventor
Rikio Yoshikawa
力夫 吉川
Katsuhiro Mochizuki
克洋 望月
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 含油メタル軸受の寿命をさらに延ばすことが
できる回転軸の含油メタル軸受装置を得る。 【解決手段】 軸受保持部2の孔の内周に含油メタル軸
受6を支持させ、含油メタル軸受6に回転軸7を回転自
在に支持させ、含油メタル軸受6の軸線方向の端面にス
ラストワッシャ8を当接し、スラストワッシャ8のワッ
シャ保持部9を回転軸7に設けて、回転軸7の含油メタ
ル軸受装置10を構成する。スラストワッシャ8とし
て、少なくとも含油メタル軸受6の軸線方向の端面に対
向する面8aに含油用凹凸部15を設ける。 【効果】 含油用凹凸部15で潤滑油17を保持して、
その潤滑油17を含油メタル軸受6に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電動機の如
き回転電機等でその回転を回転自在に支持するのに好適
な回転軸の含油メタル軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の含油メタル軸受装置を備
えたブラシレス電動機の構造を示したものである。この
ブラシレス電動機では、一端にフランジ1を備えた筒状
でボスと呼ばれる軸受保持部2を有する。この軸受保持
部2の外周にはステータ(電機子)3が固定されてい
る。ステータ3は、ボス2の外周に固定されたステータ
鉄心(電機子鉄心)4に電機子コイル(電機子巻線)5
が巻装された構造になっている。軸受保持部2内には、
含油メタル軸受6を介して回転軸7が回転自在に貫通支
持されている。含油メタル軸受6の軸線方向の端面に
は、図5に示す如き平形の円板状をなすスラストワッシ
ャ8´が当接され、該スラストワッシャ8´のワッシャ
保持部9が回転軸7に設けられている。これら軸受保持
部2,含油メタル軸受6,スラストワッシャ8´及びワ
ッシャ保持部9により回転軸7の含油メタル軸受装置1
0が構成されている。
【0003】回転軸7の一端には、ステータ3に対向し
て回転するロータ11が固定されている。ロータ11
は、回転軸7に中心部が固定されていて該回転軸7の回
転につれて回転するカップ状のロータヨーク12と、こ
のロータヨーク12の内周に固定されていてステータ3
の外周に間隙を介して対向する界磁用永久磁石13とを
備えて構成されている。
【0004】ロータヨーク12の開口側には、回転軸7
と直交する向きで図示しないがプリント基板が配置され
ていてフランジ1に固定されている。このプリント基板
には、界磁用永久磁石13に対向してロータ11の回転
方向の位置を検出するホール素子等の位置検出器と、こ
のブラシレスモータを駆動,制御するためのコントロー
ラ等が搭載されている。電機子コイル5の端末部は、プ
リント基板の所定でプリント配線に半田付けで接続され
ている。
【0005】回転軸7の端部外周には、出力ギヤ14が
固着されていて、ブラシレス電動機の回転出力が取り出
せるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5及
び図6に示すような構造の従来の含油メタル軸受装置1
0にあっては、スラストワッシャ8´が平形の円板状を
なしていてため、含油メタル軸受6の寿命を決定する潤
滑油保持材を含油メタル軸受6そのものに依存していた
ので、長寿命化に限界があった。
【0007】本発明の目的は、含油メタル軸受の寿命を
さらに延ばすことができる回転軸の含油メタル軸受装置
を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、スラストワッシャに
よる潤滑油の保持能力を高めることができる回転軸の含
油メタル軸受装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸受保持部の
孔の内周に含油メタル軸受が支持され、該含油メタル軸
受に回転軸が回転自在に支持され、含油メタル軸受の軸
線方向の端面にスラストワッシャが当接され、該スラス
トワッシャのワッシャ保持部が回転軸に設けられている
回転軸の含油メタル軸受装置を改良するものである。
【0010】本発明に係る回転軸の含油メタル軸受装置
においては、スラストワッシャとして少なくとも含油メ
タル軸受の軸線方向の端面に対向する面に含油用凹凸部
が設けられていることを特徴とする。
【0011】このように少なくとも含油メタル軸受の軸
線方向の端面に対向する面に含油用凹凸部が設けられて
いるスラストワッシャを用いると、このスラストワッシ
ャの含油用凹凸部で潤滑油を保持して、その潤滑油を含
油メタル軸受に供給することができる。このため、含油
メタル軸受の寿命をさらに延ばすことができる。
【0012】本発明においては、含油用凹凸部が、スラ
ストワッシャの板面の両面の周方向に山部と谷部が交互
に並ぶ波形により形成されていることが好ましい。この
ような構造になっていると、スラストワッシャの両面で
潤滑油を保持することができ、スラストワッシャによる
潤滑油の保持能力を高めることができる。
【0013】この場合、波形のスラストワッシャに多数
の小孔が貫通して設けられていると、含油メタル軸受の
軸線方向の端面に対向する面とは反対側の面に保持され
ている潤滑油を、これら小孔を利用して含油メタル軸受
の軸線方向の端面に対向する面側に容易に供給すること
ができる。
【0014】また本発明においては、含油用凹凸部は、
スラストワッシャの少なくとも含油メタル軸受の軸線方
向の端面に対向する面に、周方向及び径方向に分散して
それぞれ設けられた多数の突起と、これら突起の先端よ
り低い凹部とにより構成することもできる。また含油用
凹凸部は、スラストワッシャの少なくとも含油メタル軸
受の軸線方向の端面に対向する面に、周方向に沿って環
状に突設された突部と、該突部に隣接して周方向に沿っ
て環状に存在する凹部とにより構成することもできる。
【0015】このような構造のスラストワッシャでも、
含油用凹凸部で潤滑油の保持能力を高めて、含油メタル
軸受の寿命をさらに延ばすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)〜図5(A)
(B)は本発明に係る回転軸の含油メタル軸受装置をブ
ラシレス電動機に適用した実施の形態の一例を示したも
ので、図1(A)は本例の含油メタル軸受装置の上半部
縦断面図、図1(B)は本例で用いている波形のスラス
トワッシャの斜視図、図2は本例の含油メタル軸受装置
の側面図である。なお、前述した図5と対応する部分に
は、同一符号を付けて示している。
【0017】本例の回転軸の含油メタル軸受装置10に
おいても、軸受保持部2内に筒状の含油メタル軸受6が
支持されている。この含油メタル軸受6の軸線方向の端
面には、少なくとも該含油メタル軸受6の軸線方向の端
面に対向する面8aに含油用凹凸部15が設けられた円
板状のスラストワッシャ8が当接され、該スラストワッ
シャ8のワッシャ保持部9が回転軸7に設けられてい
る。特に、本例ではスラストワッシャ8として、その含
油用凹凸部15が、該スラストワッシャ8の板面の両面
8a,8bの周方向に山部16aと谷部16bが交互に
並ぶ波形により形成されている、いわゆる波形のスラス
トワッシャが用いられている。ワッシャ保持部9は、ス
ラストワッシャ8の外径φ1より大きな外径φ2をもつ
環状円板により形成されている。このワッシャ保持部9
は、出力ギヤ14の内端部で抜け止め支持されている。
【0018】このような波形のスラストワッシャ8を用
いると、その両面8a,8bに含油用凹凸部15を備
え、これら含油用凹凸部15で潤滑油17を保持して、
その潤滑油17を含油メタル軸受6に供給することがで
きる。このため、含油メタル軸受6の寿命をさらに延ば
すことができる。この例では、含油メタル軸受6の軸線
方向の端面に対向する面8aとは反対側の面8bの含油
用凹凸部15に保持されている潤滑油17は、スラスト
ワッシャ8の内周等から、含油メタル軸受6の軸線方向
の端面に対向する面8a側に出て該含油メタル軸受6に
供給されるようになる。
【0019】波形のスラストワッシャ8においては、図
3に示すように多数の小孔18が貫通して設けられてい
る。これら小孔18の孔径は毛細管現象が発生する程度
のものが好ましい。
【0020】図4(A)(B)は、本発明の含油メタル
軸受装置10で用いるスラストワッシャ8の他の2つの
例の片側半部のみを示す斜視図を示したものである。
【0021】図4(A)に示すスラストワッシャ8で
は、含油用凹凸部15が、スラストワッシャ8の少なく
とも含油メタル軸受6の軸線方向の端面に対向する面8
aに、周方向及び径方向に分散してそれぞれ設けられた
多数の打ち出し突起19aと、これら突起19aの先端
より低い板面からなる凹部19bとにより構成されてい
る。本例では、含油メタル軸受6の軸線方向の端面に対
向する面8aとは反対側の面8bにも多数の突起19a
と、これら突起19aの先端より低い板面からなる凹部
19bとが設けられている。面8bにおける各凹部19
bは、面8aに各打ち出し突起19aを形成した窪みと
して形成されている。
【0022】図4(B)に示すスラストワッシャ8で
は、含油用凹凸部15が、スラストワッシャ8の少なく
とも含油メタル軸受6の軸線方向の端面に対向する面8
aに、周方向に沿って環状に突設された打ち出し突部2
0aと、該突部20aに隣接して周方向に沿って環状に
存在する凹部20bとにより構成されている。本例で
は、含油メタル軸受6の軸線方向の端面に対向する面8
aとは反対側の面8bにも突部20aと、この突部20
aの先端より低い板面からなる凹部20bとが設けられ
ている。面8bにおける各凹部20bは、面8aに各打
ち出し突起20aを形成した窪みとして形成されてい
る。
【0023】このような構造のスラストワッシャ8で
も、各含油用凹凸部15で潤滑油17の保持能力を高め
て、含油メタル軸受6の寿命をさらに延ばすことができ
る。
【0024】なお、これら図4(A)(B)に示すスラ
ストワッシャ8にも、図3で示したと同様に多数の小孔
18を分散させて設けることが好ましい。このようにす
ると、図3で示したスラストワッシャ8と同様の効果を
得ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る回転軸の含油メタル軸受装
置においては、スラストワッシャとして少なくとも含油
メタル軸受の軸線方向の端面に対向する面に含油用凹凸
部が設けられている構造のものを用いているので、この
スラストワッシャの含油用凹凸部で潤滑油を保持して、
その潤滑油を含油メタル軸受に供給することができる。
このため、含油メタル軸受の寿命をさらに延ばすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る回転軸の含油メタル軸受
装置をブラシレス電動機に適用した実施の形態の一例を
示した上半部縦断面図、(B)は本例で用いている波形
のスラストワッシャの斜視図である。
【図2】本例の含油メタル軸受装置の側面図である。
【図3】本例で用いる波形のスラストワッシャの他の例
の斜視図である。
【図4】(A)(B)は本例で用いるスラストワッシャ
の他の2つの例の斜視図である。
【図5】従来の含油メタル軸受装置を備えたブラシレス
電動機の上半部縦断面図である。
【図6】従来の含油メタル軸受装置で用いているスラス
トワッシャの斜視図である。
【符号の説明】 1 フランジ 2 軸受保持部 3 ステータ(電機子) 4 ステータ鉄心(電機子鉄心) 5 電機子コイル(電機子巻線) 6 含油メタル軸受 7 回転軸 8,8´ スラストワッシャ 8a,8b 面 9 ワッシャ保持部 10 含油メタル軸受装置 11 ロータ 12 ロータヨーク 13 界磁用永久磁石 14 出力ギヤ 15 含油用凹凸部 16a 山部 16b 谷部 17 潤滑油 18 小孔 19a 突起 19b 凹部 20a 突部 20b 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受保持部の孔の内周に含油メタル軸受
    が支持され、該含油メタル軸受に回転軸が回転自在に支
    持され、前記含油メタル軸受の軸線方向の端面にスラス
    トワッシャが当接され、前記スラストワッシャのワッシ
    ャ保持部が前記回転軸に設けられている回転軸の含油メ
    タル軸受装置において、 前記スラストワッシャとして少なくとも前記含油メタル
    軸受の軸線方向の端面に対向する面に含油用凹凸部が設
    けられていることを特徴とする回転軸の含油メタル軸受
    装置。
  2. 【請求項2】 前記含油用凹凸部が、前記スラストワッ
    シャの板面の両面の周方向に山部と谷部が交互に並ぶ波
    形により形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の回転軸の含油メタル軸受装置。
  3. 【請求項3】 波形の前記スラストワッシャには、多数
    の小孔が貫通して設けられていることを特徴とする請求
    項2に記載の回転軸の含油メタル軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記含油用凹凸部が、前記スラストワッ
    シャの少なくとも前記含油メタル軸受の軸線方向の端面
    に対向する面に、周方向及び径方向に分散してそれぞれ
    設けられた多数の突起と、これら突起の先端より低い凹
    部とにより構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の回転軸の含油メタル軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記含油用凹凸部が、前記スラストワッ
    シャの少なくとも前記含油メタル軸受の軸線方向の端面
    に対向する面に、周方向に沿って環状に突設された突部
    と、該突部に隣接して周方向に沿って環状に存在する凹
    部とにより構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の回転軸の含油メタル軸受装置。
JP10362317A 1998-12-21 1998-12-21 回転軸の含油メタル軸受装置 Withdrawn JP2000179550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1172576A2 (de) * 2000-07-13 2002-01-16 Robert Bosch Gmbh Wellenlagerung
WO2017122646A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 オイレス工業株式会社 滑り軸受

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Effective date: 20060307