JPH0564241U - 建設機械における箱形構造物の配管構造 - Google Patents

建設機械における箱形構造物の配管構造

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JPH0564241U
JPH0564241U JP297492U JP297492U JPH0564241U JP H0564241 U JPH0564241 U JP H0564241U JP 297492 U JP297492 U JP 297492U JP 297492 U JP297492 U JP 297492U JP H0564241 U JPH0564241 U JP H0564241U
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JP297492U
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修一 波左間
等 戸高
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新キャタピラー三菱株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】騒音の低減、及び安全性の向上を目的とする。 【構成】その断面が略矩形状に形成された中空で長尺の
箱形構造物21に沿って配管された管路8を介して給送
される圧油により、該箱形構造物21を含んで構成され
る作業用構造物を運動させるようにした建設機械におい
て、前記箱形構造物21の内部に、前記管路8が配管さ
れるべき方向に沿って中板22を設け、該中板22に該
管路8を支持・固定することにより、該管路8を該箱形
構造物21の内部に位置させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧により作業用構造物を運動させるようにした油圧ショベル等の 建設機械に関し、特に、作業用構造物の一部を構成するブーム、アーム等の箱形 構造物の圧油給送用管路の配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルを例にとり、箱形構造物の従来の配管構造について説明する。図 3は一般的な油圧ショベルを側方から見た図である。掘削積込作業を行う油圧シ ョベルの作業用構造物は、ブーム1、アーム2、及びバケット3から構成され、 これらはブームシリンダ4、アームシリンダ5、及びバケットシリンダ6の伸縮 とリンク機構により動作する。
【0003】 各シリンダ4,5,6の伸縮は本体7に搭載された油圧ポンプ(図示せず)か ら供給される高圧油によりなされ、高圧油は管路8及びホース9,10等により 各シリンダ4,5,6に送られる。通常、管路8は脱落防止等の目的でブーム1 の上側に支持・固定される。
【0004】 図4は図3のブーム1の断面図である。同図に示されているように、ブーム1 は、上板1a、下板1b、及び一対の側板1cを、その断面が略矩形状となるよ うにそれぞれの対応する部分を溶接固定して構成されている。上板1aの外側に は螺子穴を有する基板11が一体的に固着されており、この基板11と中央部に 貫通穴を有するクランプ12とで複数の管路8を挟持し、固定用のボルト13を クランプ12の貫通穴を貫通させて基板12の螺子穴に螺合することにより、管 路8が上板1aの外側に支持・固定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の配管構造によると、圧油給送用の管路はブーム等の箱形構造物 の外側に支持・固定されており、油圧脈動等に起因する管路の振動により発生す る音が直接的に周囲に放射され、騒音公害の原因になるという問題があった。
【0006】 また、管路が露出しているので、作業中に何らかの物を衝突させてしまうこと が多く、さらに、破損時に油漏れが発生して圧油が飛散する等、安全性に問題が あった。
【0007】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、騒音を減少せしめるとともに、安全性を向上することができる箱形構造物の配 管構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、その断面が略矩形状に形成された中空で長尺の 箱形構造物に沿って配管された管路を介して給送される圧油により、該箱形構造 物を含んで構成される作業用構造物を運動させるようにした建設機械において、 以下のように構成する。
【0009】 即ち、前記箱形構造物の内部に、前記管路が配管されるべき方向に沿って中板 を設け、該中板に該管路を支持・固定することにより、該管路を該箱形構造物の 内部に位置させる。
【0010】
【作用】
本考案によると、圧油給送用の管路は箱形構造物の内部に位置しているので、 油圧脈動等に起因する管路の振動により発生する音が該箱形構造物によって遮音 され、外部に放出されることが少なくなる。また、管路が露出していないので、 作業中に何らかの物が衝突する等の事故が少なく、万一油漏れが発生したとして も圧油が周囲に飛散することがなく、安全性が向上する。
【0011】 尚、箱形構造物の内面及び中板表面に、防音剤を塗布することにより、さらに 防音効果を高めることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2は本考案の実施例を説明するための図であり、図1は本考案が適 用された箱形構造物の断面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。尚 、図4に示した構成部分と実質的に同一の構成部分については同一の番号が付し てある。
【0013】 同図において、21は油圧ショベルのブームやアーム等の箱形構造物であり、 この箱形構造物21は、上板21a、下板21b、及び一対の側板21cを略矩 形状に配置するとともに、その内部に中板22を上板21a又は下板21bと略 平行に配置して構成されている。
【0014】 上板21aと一対の側板21cとはそれぞれの対応する部分にて溶接され、中 板22はその両側部が一対の側板21cにそれぞれ溶接されている。この中板2 2は箱形構造物21の長手方向の全長に渡って、又は一部に設けられている。
【0015】 中板22の下面(下板21b側の面)には螺子穴を有する基板11が一体的に 固着されており、複数の圧油給送用の管路8はこの基板11と貫通穴を有するク ランプ12に挟持され、ボルト13をクランプ12の貫通穴を貫通させて基板1 1の螺子穴に螺合することにより、複数の管路8が中板22に支持・固定されて いる。
【0016】 管路8の配管作業や保守作業のため、側板21cはその下部に螺子穴が形成さ れた取付部を有しており、下板21bはボルト23により、該取付部に着脱可能 に装着されるようになっている。また、上板21a、下板21b、側板21cの 内側の各面及び中板22の上下面にはタール等の防音剤24が塗布されている。
【0017】 箱形構造物21の側板21cの長手方向端部近傍には、箱形構造物21の内外 に貫通する複数の穴25が形成されており、管路8の端部はこの穴25を貫通さ せることにより、箱形構造物21の外部に導かれ、例えば、図3におけるホース 9,10等に接続されるようになっている。そして、管路8の端部近傍は、円環 状に形成された板部材を二分した形状に形成された一対の配管支持部材26にゴ ム等の弾性体27を介して挟持され、配管支持部材26を側板21cに固定する ことにより支持・固定されている。尚、図2において、28は管路8を連結する 継手部材であり、箱形構造物21内部に対する管路8の出し入れが容易なように 、適宜に切断された管路8を連結しているものである。
【0018】 本実施例によると、管路8を箱形構造物21の内部に収容しているので、油圧 脈動に起因する管路8等の振動により発生する音が外部に漏れ出すことが少なく 、騒音低減を図ることができる。また、管路8が外部から見えないので、看者に 煩雑な感じを与えず、美観が向上する。さらに、管路8が箱型構造物21の内部 にあり、箱形構造物21により保護されているので、作業中に管路8に何らかの 物を衝突させてしまうようなことがなくなり、管路8の破損が少なくなる。また 、管路8が万一破損した場合であっても、管路8は箱形構造物21により包囲さ れているので、高圧の油が飛散することもない。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上詳述したように構成したので、騒音を低減することができるとと もに、安全性を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における箱形構造物の断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】一般的な油圧ショベルの側面図である。
【図4】従来技術における箱形構造物の断面図である。
【符号の説明】
8 管路 11 基板 12 クランプ 13 ボルト 21 箱形構造物 21a 上板 21b 下板 21c 側板 22 中板 23 ボルト 24 防音剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その断面が略矩形状に形成された中空で
    長尺の箱形構造物に沿って配管された管路を介して給送
    される圧油により、該箱形構造物を含んで構成される作
    業用構造物を運動させるようにした建設機械において、 前記箱形構造物の内部に、前記管路が配管されるべき方
    向に沿って中板を設け、 該中板に該管路を支持・固定することにより、該管路を
    該箱形構造物の内部に位置させたことを特徴とする箱形
    構造物の配管構造。
  2. 【請求項2】 前記箱形構造物の内面及び中板表面に、
    防音剤を塗布したことを特徴とする請求項1に記載の箱
    形構造物の配管構造。
JP297492U 1992-01-30 1992-01-30 建設機械における箱形構造物の配管構造 Withdrawn JPH0564241U (ja)

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