JP2015017465A - 建設機械 - Google Patents

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幸寿 瀬尾
Yukihisa Seo
幸寿 瀬尾
勝弥 田上
Katsuya Tagami
勝弥 田上
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Abstract

【課題】車体側固定管路と作業装置側固定管路との間を接続する上,下の可撓管路の寿命を延ばす。【解決手段】油圧源からの圧油をブームシリンダ16、アームシリンダ17、作業具シリンダ18に給排する給排管路19は、上側給排管路20,22,24と、下側給排管路26,28,29とにより構成されている。車体上側固定管路20A,22A,24Aと作業装置上側管路20C,22C,24Cとの間は、上段可撓管路20B,22B,24Bにより接続されている。上段可撓管路20B,22B,24Bと作業装置上側管路20C,22C,24Cとの間は、ブーム12の上フランジ板12A上に設けられたクランプ装置30により接続されている。クランプ装置30は、ブーム12の上フランジ板12A上で、ブーム12の長さ方向にスライド可能となっている。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の油圧アクチュエータを搭載した建設機械に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体とにより車体が構成され、上部旋回体の前部側には土砂の掘削作業等を行う作業装置が俯仰動可能に設けられている。
ここで、油圧ショベルの作業装置は、通常、上部旋回体の前部側に基端側が回動可能に取付けられたブームと、該ブームの先端側に回動可能に取付けられたアームと、該アームの先端側に回動可能に取付けられたバケット等の作業具と、ブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダからなる油圧アクチュエータとにより大略構成されている。そして、これら各油圧アクチュエータに対し上部旋回体に搭載された油圧源から圧油を給排することにより、作業装置を作動させて掘削作業等を行うことができる構成となっている。
一方、上部旋回体に搭載された油圧源と作業装置の各油圧アクチュエータとの間は複数の給排管路によって接続され、これら各給排管路は、通常、油圧ショベルの上部旋回体側に固定して設けられた車体側固定管路と、作業装置のブームの上面に固定して設けられた作業装置側固定管路と、これら車体側固定管路と作業装置側固定管路との間を接続する可撓性をもった可撓管路とにより構成されている。
ここで、大容量のバケットを有する大型の建設機械においては、作業装置全体が大型化するため、ブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダの個数が多くなる上に、各油圧シリンダ自体が大型化するため、1本の油圧シリンダに接続される給排管路の本数が多くなる傾向にある。
そこで、給排管路は、車体の幅方向に一列に列設するだけではなく、上,下方向に2段に分けてそれぞれ車体の幅方向に列設させている。即ち、給排管路は、車体の幅方向に列設される上側給排管路と、該上側給排管路の下側に位置して車体の幅方向に列設された下側給排管路との2段に分けて配置している。この場合、車体側固定管路と作業装置側固定管路との間を接続する可撓管路は、上部旋回体とブームの基端側との間に上,下方向に撓ませた状態で2段に配置させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−101040号公報
ところで、上述した特許文献1のように、各可撓管路を、上述の如く上段可撓管路と下段可撓管路との2段に分けて配置した場合には、例えば可撓管路が製造公差内で長く製作された場合や、車体側固定管路、作業装置側固定管路等の製造公差およびこれらの組立公差の集積により車体側固定管路と作業装置側固定管路との間の寸法が小さくなると、上段可撓管路と下段可撓管路との間隔(隙間)が小さくなる。これにより、上段可撓管路と下段可撓管路とが干渉する虞がある。その結果、上段可撓管路と下段可撓管路とが互いに擦れて摩耗してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の第1の目的は、車体側固定管路と作業装置側固定管路との間を接続する上,下の可撓管路が、互いに擦れて摩耗するのを抑え、その寿命を確保することができる建設機械を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、各可撓管路の配設位置を容易に調整することができ、この配設位置を調整するときの作業性を向上させることができる建設機械を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、油圧源を搭載した自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能に設けられたブーム、アーム、作業具を有する作業装置と、前記油圧源からの圧油により前記ブーム、アーム、作業具を作動させるためにブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダからなる油圧アクチュエータと、前記油圧源からの圧油を該油圧アクチュエータに給排する給排管路とからなり、前記給排管路は、前記作業装置の長さ方向に延び上,下方向の上側に配置された上側給排管路と、該上側給排管路よりも下側に配置された下側給排管路との2系統により構成し、前記上側給排管路は、基端側が前記油圧源に接続され先端側が前記ブームの取付部近傍まで延びた車体上側固定管路と、基端側が前記車体上側固定管路に接続され先端側が前記ブームの上面まで延びた可撓性を有する上段可撓管路と、基端側が前記上段可撓管路に接続され先端側が前記油圧アクチュエータに接続された作業装置上側管路とにより構成し、前記下側給排管路は、基端側が前記油圧源に接続され先端側が前記ブームの取付部近傍まで延び前記車体上側固定管路よりも下側に位置する車体下側固定管路と、基端側が前記車体下側固定管路に接続され前記上段可撓管路の下側を通って先端側が前記ブームの下面まで延びた可撓性を有する下段可撓管路と、基端側が前記下段可撓管路に接続され先端側が前記油圧アクチュエータに接続された作業装置下側管路とにより構成してなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記作業装置上側管路は、基端側が前記上段可撓管路に接続されたブーム上面側可撓管路と、該ブーム上面側可撓管路の先端側に接続されたブーム上面側固定管路とからなり、前記ブームの上面には、前記上段可撓管路と前記ブーム上面側可撓管路との間を接続しこれら上段可撓管路とブーム上面側可撓管路とを前記ブームに固定すると共に前記ブームの長さ方向に沿ってスライド可能なクランプ装置を設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記クランプ装置は、前記ブームの上面に設けられた雌ボルト穴と、該雌ボルト穴に対応する位置に前記ブームの長さ方向に延びるボルト挿通用長孔が設けられ前記上段可撓管路と前記ブーム上面側可撓管路との接続位置を調整する調整部材と、該調整部材上に配置され前記上段可撓管路と前記ブーム上面側可撓管路とを接続する接続部材と、前記ブームの上面に設けられた前記雌ボルト穴と前記調整部材の前記ボルト挿通用長孔とを締着する締着ボルトとにより構成したことにある。
請求項3の発明は、前記ブームの上面には、前記クランプ装置よりも前記ブームの取付部側に位置して前記クランプ装置の締着位置を位置決めする位置決め部材を設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、上段可撓管路とブーム上面側可撓管路とを接続するクランプ装置をブームの長さ方向に沿ってスライド可能とすることにより、上段可撓管路とブーム上面側可撓管路との接続位置をブームの長さ方向で調整することができる。これにより、給排管路の製造公差や組立公差の影響を、クランプ装置の位置を調整することで解消することができるので、上段可撓管路の配設位置(撓み具合)を適正にすることができる。
また、上段可撓管路と下段可撓管路との間隔を調整することができるので、作業装置の俯仰動によって上段可撓管路と下段可撓管路とが接触するのを抑制することができる。その結果、上段可撓管路と下段可撓管路とが互いに擦れて摩耗するのを抑制することができるので、その寿命を確保することができ、建設機械の信頼性、安定性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、クランプ装置の調整部材に設けられたボルト挿通用長孔は、ブームの長さ方向に延びる長孔として形成されているので、このボルト挿通用長孔に対して締着ボルトの挿通位置を可変に調整することができる。これにより、クランプ装置をブームの長さ方向に沿ってスライド移動させることができるので、ブームの上面に新たに雌ボルト穴を設ける必要がない。従って、上段可撓管路の組立工数を低減すると共に、上段可撓管路の位置調整の作業を効率よく行うことができる。
請求項3の発明によれば、ブームの上面には、クランプ装置よりもブームの取付部側に位置して、クランプ装置の締着位置を位置決めする位置決め部材を設けているので、クランプ装置をブームの長さ方向に移動させるときに、この位置決め部材により簡単にクランプ装置の位置決めを行うことができる。これにより、上段可撓管路の接続位置を細かく設定することができると共に、簡単かつ効率よくクランプ装置の位置調整をすることができるので、作業者の疲労低減を図ることができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 ブーム、給排管路、クランプ装置等を図1中の矢示II−II方向からみた拡大平面図である。 ブーム、上側給排管路、クランプ装置等を示す拡大平面図である。 ブーム、下側給排管路等を図1中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。 クランプ装置をブームの取付部側から先端側に寄せて配置した状態の上段可撓管部と下段可撓管部とを示す要部拡大図である。 図5中のクランプ装置、位置決め部材等を示す要部拡大図である。 クランプ装置をブームの取付部側に寄せて配置した状態の上段可撓管部と下段可撓管部とを示す要部拡大図である。 図7中のクランプ装置、位置決め部材等を示す要部拡大図である。 クランプ装置と、位置決め部材を示す平面図である。 クランプ装置と、位置決め部材を図9中の矢示X−X方向からみた正面図である。 クランプ装置と、位置決め部材を図9中の矢示XI−XI向からみた側面図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより車体が構成されている。上部旋回体3の前部側には、後述する作業装置11が俯仰動可能に設けられ、この作業装置11によって土砂等の掘削作業を行うものである。
ここで、上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回可能に設けられ前端側に作業装置11が取付けられた旋回フレーム4と、該旋回フレーム4の後端側に設けられ作業装置11との重量バランスをとるカウンタウエイト5と、該カウンタウエイト5の前側に配設された建屋カバー6と、旋回フレーム4の前部左側に配設され運転室を画成するキャブ7とにより大略構成されている。
建屋カバー6内には、エンジン(図示せず)と、該エンジンによって駆動される油圧ポンプ等の油圧源(図示せず)と、後述のブームシリンダ16、アームシリンダ17、作業具シリンダ18等の油圧アクチュエータに対し、油圧源からの圧油の給排を制御するコントロールバルブ(図示せず)等が収容される構成となっている。
一方、旋回フレーム4は、厚肉な鋼板等により形成された底板4Aと、該底板4A上に立設され、左,右方向で対面しつつ前,後方向に延びた左縦板4B,右縦板4Cとを備えて構成されている。そして、左縦板4Bの前端側は山形状に隆起し、後述のブーム12が取付けられるブーム取付部4B1と、後述のブームシリンダ16が取付けられるシリンダ取付部4B2とが上,下に離間して設けられている。また、右縦板4Cの前端側も山形状に隆起し、ブーム12が取付けられるブーム取付部4C1と、ブームシリンダ16が取付けられるシリンダ取付部4C2とが上,下に離間して設けられている。
8は旋回フレーム4の左縦板4Bと右縦板4Cとの間に設けられた管路固定ブラケットで、該管路固定ブラケット8は、厚肉な平板からなり、左,右のブーム取付部4B1,4C1よりも後側に配置されている。そして、管路固定ブラケット8は、左縦板4Bと右縦板4Cの内側面に溶接等の手段を用いて固着され、後述する各車体上側固定管路20A,22A,24Aと各車体下側固定管路26A,28A,29Aの先端側を固定するものである。
11は旋回フレーム4の前端側に俯仰動可能に設けられた作業装置を示し、該作業装置11は、後述のブーム12、アーム13、バケット14、ブームシリンダ16、アームシリンダ17、作業具シリンダ18により大略構成され、土砂の掘削作業等を行うものである。
12は基端側が旋回フレーム4の左,右のブーム取付部4B1,4C1に取付けられたブームで、該ブーム12は、ブーム12の上面としての上フランジ板12Aと、ブーム12の下面としての下フランジ板12Bと、左ウェブ板12Cと、右ウェブ板12Dとによって囲まれた角筒体として形成されている。そして、ブーム12は、全体として略く字型に屈曲した状態で前,後方向に延び、その基端側には、左,右のブームフート部12E,12Fが設けられ、先端側には後述のアーム13が取付けられる構成となっている。
ここで、これら左ブームフート部12Eと右ブームフート部12Fは、左,右方向に間隔をもって二股状に分岐している(図3参照)。左ブームフート部12Eは、旋回フレーム4を構成する左縦板4Bのブーム取付部4B1に上,下方向に回動可能にピン結合され、右ブームフート部12Fは、右縦板4Cのブーム取付部4C1に上,下方向に回動可能にピン結合されている。
また、ブーム12の上フランジ板12Aのうち左,右のブームフート部12E,12Fの分岐部分には、後述のクランプ装置30の調整部材33を固定する調整部材用雌ボルト穴32が設けられた調整部材用台座31と、後述の位置決め部材41を固定する位置決め部材用雌ボルト穴43が設けられた位置決め部材用台座42とが固定されている。調整部材用台座31と位置決め部材用台座42は、ブーム12の上フランジ板12Aの一部を構成するものである。
また、ブーム12の上フランジ板12Aの中間部には、後述のアームシリンダ17を取付けるアームシリンダ取付部12Gが設けられ、左ウェブ板12Cと右ウェブ板12Dには、後述のブームシリンダ16を取付けるブームシリンダ取付部12Hがそれぞれ設けられている(右ウェブ板12D側のみ図示)。
13はブーム12の先端側に設けられたアームで、該アーム13は、上,下のフランジ板と左,右のウェブ板とによって囲まれた角筒体として形成されている。そして、アーム13の基端側は、ブーム12の先端側に上,下方向に回動可能にピン結合されている。また、アーム13の基端側には、後述のアームシリンダ17を取付けるアームシリンダ取付部13Aと、後述の作業具シリンダ18を取付ける作業具シリンダ取付部13Bとが設けられている。
14はアーム13の先端側に設けられた作業具としてのバケットで、該バケット14は、土砂等を掘削するものである。ここで、バケット14には左,右一対のアーム取付部14A(右側のみ図示)が設けられ、該アーム取付部14Aは、アーム13の先端側に上,下方向に回動可能にピン結合されている。また、アーム取付部14Aとアーム13との間にはバケットリンク15が設けられ、該バケットリンク15の中間部位には、後述する作業具シリンダ18の先端側が連結される構成となっている。
16は旋回フレーム4とブーム12との間に設けられた油圧アクチュエータとしての左,右のブームシリンダで、各ブームシリンダ16のロッド側は、旋回フレーム4を構成する左,右の縦板4B,4Cのシリンダ取付部4B2,4C2にピン結合され、各ブームシリンダ16のボトム側は、ブーム12のブームシリンダ取付部12Hにピン結合されている。そして、各ブームシリンダ16は、後述のブームシリンダ用上側給排管路20とブームシリンダ用下側給排管路26とを通じて油圧源(図示せず)からの圧油が給排されることにより、旋回フレーム4に対してブーム12を俯仰動させるものである。
17はブーム12とアーム13との間に設けられた油圧アクチュエータとしての左,右のアームシリンダで、各アームシリンダ17のボトム側は、ブーム12のアームシリンダ取付部12Gにピン結合され、ロッド側はアーム13のアームシリンダ取付部13Aにピン結合されている。そして、各アームシリンダ17は、後述のアームシリンダ用上側給排管路22とアームシリンダ用下側給排管路28とを通じて油圧源からの圧油が給排されることにより、ブーム12の先端側でアーム13を回動させるものである。
18はアーム13とバケットリンク15との間に設けられた油圧アクチュエータとしての左,右の作業具シリンダ(右側のみ図示)で、該各作業具シリンダ18のボトム側は、アーム13の作業具シリンダ取付部13Bにピン結合され、ロッド側はバケットリンク15にピン結合されている。そして、各作業具シリンダ18は、後述の作業具シリンダ用上側給排管路24と作業具シリンダ用下側給排管路29とを通じて油圧源からの圧油が給排されることにより、アーム13の先端側でバケット14を回動させるものである。
19はブームシリンダ16、アームシリンダ17、作業具シリンダ18に圧油を給排する給排管路を示している。該給排管路19は、各シリンダ16,17,18のロッド側油室に圧油を給排する上側給排管路と、各シリンダ16,17,18のボトム側油室に圧油を給排する下側給排管路との2系統により構成されている。以下、上側給排管路から説明する。
20は作業装置11の長さ方向に延び上,下方向の上側で上部旋回体3(車体)の左,右方向に離間して配置された2本のブームシリンダ用上側給排管路を示している。該ブームシリンダ用上側給排管路20は、左,右のブームシリンダ16のロッド側油室に圧油を給排するもので、これらブームシリンダ用上側給排管路20は、油圧源からの圧油の給排を制御するコントロールバルブ(図示せず)と左,右のブームシリンダ16のロッド側油室との間を接続するものである。
ここで、各ブームシリンダ用上側給排管路20は、図3に示すように、ブームシリンダ用車体上側固定管路20Aと、ブームシリンダ用上段可撓管路20Bと、ブームシリンダ用作業装置上側管路20Cとにより構成されている。
ブームシリンダ用車体上側固定管路20Aは、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側がコントロールバルブに接続され、先端側が旋回フレーム4のブーム取付部4B1,4C1近傍に設けられた管路固定ブラケット8に固定され、左,右方向に間隔をもって配置されている。
ブームシリンダ用上段可撓管路20Bは、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、基端側が管路固定ブラケット8に固定され、先端側がブーム12の上フランジ板12Aに設けられた後述のクランプ装置30に固定されている。これにより、ブームシリンダ用上段可撓管路20Bは、管路固定ブラケット8を介してブームシリンダ用車体上側固定管路20Aに接続されている。また、ブームシリンダ用上段可撓管路20Bの途中部位は、図5および図7に示すように、左縦板4Bのブーム取付部4B1と、右縦板4Cのブーム取付部4C1との間で上,下方向の下側に向けて撓んで(湾曲して)いる。これにより、ブーム12が上,下方向に俯仰動しても、管路固定ブラケット8やクランプ装置30からブームシリンダ用上段可撓管路20Bが引っ張られて抜け落ちるのを抑制している。
ブームシリンダ用作業装置上側管路20Cは、基端側が後述のクランプ装置30に固定され、先端側が左,右のブームシリンダ16のロッド側油室に接続されている。即ち、図3中の右側に位置するブームシリンダ用作業装置上側管路20Cは、右側のブームシリンダ16のロッド側油室に接続され、左側に位置するブームシリンダ用作業装置上側管路20Cは、左側のブームシリンダ16のロッド側油室に接続されている。そして、ブームシリンダ用作業装置上側管路20Cは、ブームシリンダ用ブーム上面側可撓管路20C1と、ブームシリンダ用ブーム上面側固定管路20C2とにより大略構成されている。
ブームシリンダ用ブーム上面側可撓管路20C1は、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体から形成されている。図3に示すように、左,右に離間した2本のブームシリンダ用ブーム上面側可撓管路20C1は、それぞれ基端側がクランプ装置30に固定され、途中部位が左,右方向外側(ブーム12の幅方向外側)に向けて延び、先端側がブーム12の上フランジ板12Aから左,右方向外側に向けて突出した管路固定具21に固定されている。これにより、後述するクランプ装置30をブーム12の長さ方向に沿って移動(スライド)させて、ブームシリンダ用上段可撓管路20Bの位置を調整したときに、その調整代をブームシリンダ用ブーム上面側可撓管路20C1で吸収させることができる構成となっている。
ブームシリンダ用ブーム上面側固定管路20C2は、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、それぞれ基端側がブームシリンダ用ブーム上面側可撓管路20C1に接続され、先端側が可撓管路等を介してブームシリンダ16のロッド側油室に接続されている。
22は作業装置11の長さ方向に延び上,下方向の上側で上部旋回体3(車体)の左,右方向に並んで配置されたアームシリンダ用上側給排管路を示している。該アームシリンダ用上側給排管路22は、3本のアームシリンダ用上側給排管路22が途中の合流部材23で合流し、この合流部材23から2本に分岐して左,右のアームシリンダ17のロッド側油室に圧油を給排するものである。これらアームシリンダ用上側給排管路22は、油圧源からの圧油の給排を制御するコントロールバルブ(図示せず)と左,右のアームシリンダ17のロッド側油室との間を接続するものである。
ここで、各アームシリンダ用上側給排管路22は、図3に示すように、アームシリンダ用車体上側固定管路22Aと、アームシリンダ用上段可撓管路22Bと、アームシリンダ用作業装置上側管路22Cとにより構成されている。
アームシリンダ用車体上側固定管路22Aは、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側がコントロールバルブに接続され、先端側が管路固定ブラケット8に固定されている。そして、アームシリンダ用車体上側固定管路22Aは、左,右方向の左側に位置するブームシリンダ用車体上側固定管路20Aの右側に左,右方向に3本並んで配置されている。
アームシリンダ用上段可撓管路22Bは、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、基端側が管路固定ブラケット8に固定され、先端側がブーム12の上フランジ板12Aに設けられた後述のクランプ装置30に固定されている。これにより、アームシリンダ用上段可撓管路22Bは、管路固定ブラケット8を介してアームシリンダ用車体上側固定管路22Aに接続されている。また、アームシリンダ用上段可撓管路22Bの途中部位は、図5および図7に示すように、左縦板4Bのブーム取付部4B1と、右縦板4Cのブーム取付部4C1との間で上,下方向の下側に向けて撓んで(湾曲して)いる。これにより、ブーム12が上,下方向に俯仰動しても、管路固定ブラケット8やクランプ装置30からアームシリンダ用上段可撓管路22Bが引っ張られて抜け落ちるのを抑制している。
アームシリンダ用作業装置上側管路22Cは、基端側が後述のクランプ装置30に固定され、先端側が左,右のアームシリンダ17のロッド側油室に接続されている。アームシリンダ用作業装置上側管路22Cは、アームシリンダ用ブーム上面側可撓管路22C1と、アームシリンダ用ブーム上面側固定管路22C2とにより大略構成されている。
アームシリンダ用ブーム上面側可撓管路22C1は、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、図3に示すように、基端側がクランプ装置30に固定され、ブーム12の長さ方向に延び、先端側がアームシリンダ用ブーム上面側固定管路22C2に接続されている。これにより、後述するクランプ装置30をブーム12の長さ方向に沿って移動(スライド)させて、アームシリンダ用上段可撓管路22Bの位置を調整したときに、その調整代をアームシリンダ用ブーム上面側可撓管路22C1で吸収させることができる構成となっている。
アームシリンダ用ブーム上面側固定管路22C2は、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側がアームシリンダ用ブーム上面側可撓管路22C1に接続され、ブーム12の長さ方向に延び、先端側がブーム12の上フランジ板12Aに設けられた合流部材23に固定されている。
そして、アームシリンダ用ブーム上面側固定管路22C2は、合流部材23の上面から左,右方向外側に向けてそれぞれ延び、途中部位がブーム12の先端側に向けて屈曲する2本の接続管路22C3を介して左,右のアームシリンダ17のロッド側油室に接続されている。即ち、図3中の2本の接続管路22C3のうち、合流部材23から右側に向けて延びる接続管路22C3は、右側のアームシリンダ17のロッド側油室に接続され、合流部材23から左側に向けて延びるもう一方の接続管路22C3は、左側のアームシリンダ(図示せず)のロッド側油室に接続される。
24は作業装置11の長さ方向に延び上,下方向の上側で上部旋回体3(車体)の左,右方向に並んで配置された作業具シリンダ用上側給排管路を示している。該作業具シリンダ用上側給排管路24は、3本の作業具シリンダ用上側給排管路24が途中の合流部材25で合流し、この合流部材25から2本に分岐して左,右の作業具シリンダ18のロッド側油室に圧油を給排するものである。これら作業具シリンダ用上側給排管路24は、油圧源からの圧油の給排を制御するコントロールバルブ(図示せず)と左,右の作業具シリンダ18のロッド側油室との間を接続するものである。
ここで、各作業具シリンダ用上側給排管路24は、図3に示すように、作業具シリンダ用車体上側固定管路24Aと、作業具シリンダ用上段可撓管路24Bと、作業具シリンダ用作業装置上側管路24Cとにより構成されている。
作業具シリンダ用車体上側固定管路24Aは、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側がコントロールバルブに接続され、先端側が管路固定ブラケット8に固定されている。そして、作業具シリンダ用車体上側固定管路24Aは、左,右方向の右側に位置するブームシリンダ用車体上側固定管路20Aとアームシリンダ用車体上側固定管路22Aとの間に左,右方向に3本並んで配置されている。
作業具シリンダ用上段可撓管路24Bは、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、基端側が管路固定ブラケット8に固定され、先端側がブーム12の上フランジ板12Aに設けられた後述のクランプ装置30に固定されている。これにより、作業具シリンダ用上段可撓管路24Bは、管路固定ブラケット8を介して作業具シリンダ用車体上側固定管路24Aに接続されている。また、作業具シリンダ用上段可撓管路24Bの途中部位は、図5および図7に示すように、左縦板4Bのブーム取付部4B1と、右縦板4Cのブーム取付部4C1との間で上,下方向の下側に向けて撓んで(湾曲して)いる。これにより、ブーム12が上,下方向に俯仰動しても、管路固定ブラケット8やクランプ装置30から作業具シリンダ用上段可撓管路24Bが引っ張られて抜け落ちるのを抑制している。
作業具シリンダ用作業装置上側管路24Cは、基端側が後述のクランプ装置30に固定され、先端側が左,右の作業具シリンダ18のロッド側油室に接続されている。作業具シリンダ用作業装置上側管路24Cは、作業具シリンダ用ブーム上面側可撓管路24C1と、作業具シリンダ用ブーム上面側固定管路24C2とにより大略構成されている。
作業具シリンダ用ブーム上面側可撓管路24C1は、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、図3に示すように、基端側がクランプ装置30に固定され、ブーム12の長さ方向に延び、先端側が作業具シリンダ用ブーム上面側固定管路24C2に接続されている。これにより、後述するクランプ装置30をブーム12の長さ方向に沿って移動(スライド)させて、作業具シリンダ用上段可撓管路24Bの位置を調整したときに、その調整代を作業具シリンダ用ブーム上面側可撓管路24C1で吸収させることができる構成となっている。
作業具シリンダ用ブーム上面側固定管路24C2は、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側が作業具シリンダ用ブーム上面側可撓管路24C1に接続され、ブーム12の長さ方向に延び、先端側がブーム12の上フランジ板12Aに設けられた合流部材25に固定されている。
そして、作業具シリンダ用ブーム上面側固定管路24C2は、合流部材25からブーム12の先端側に向けてそれぞれ延びる2本の接続管路24C3を介して作業具シリンダ18のロッド側油室に接続されている。即ち、図3中の2本の接続管路24C3のうち、右側に位置する接続管路24C3は、右側の作業具シリンダ18のロッド側油室に接続され、左側に位置するもう一方の接続管路24C3は、左側の作業具シリンダ(図示せず)のロッド側油室に接続される。
次に、上側給排管路よりも下側に配置された下側給排管路について説明する。
26はブームシリンダ用上側給排管路20よりも下側に位置して作業装置11の長さ方向に延び、上部旋回体3(車体)の左,右方向に離間して配置されたブームシリンダ用下側給排管路を示している。該各ブームシリンダ用下側給排管路26は、左,右のブームシリンダ16のボトム側油室に圧油を給排するもので、これらブームシリンダ用下側給排管路26は、油圧源からの圧油の給排を制御するコントロールバルブ(図示せず)と左,右のブームシリンダ16のボトム側油室との間を接続するものである。
ここで、各ブームシリンダ用下側給排管路26は、図4に示すように、ブームシリンダ用車体下側固定管路26Aと、ブームシリンダ用下段可撓管路26Bと、ブームシリンダ用作業装置下側管路26Cとにより構成されている。
ブームシリンダ用車体下側固定管路26Aは、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側がコントロールバルブに接続され、先端側が旋回フレーム4のブーム取付部4B1,4C1近傍に設けられた管路固定ブラケット8に固定されている。そして、ブーム12の左,右方向の左側(図4中の右側)に左,右方向に並んで2本のブームシリンダ用車体下側固定管路26Aが配置され、ブーム12の左,右方向の右側(図4中の左側)に離間して1本のブームシリンダ用車体下側固定管路26Aが配置されている。
ブームシリンダ用下段可撓管路26Bは、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、基端側がブームシリンダ用車体下側固定管路26Aに接続され、先端側がブーム12の下フランジ板12Bまで延びている。また、ブームシリンダ用下段可撓管路26Bの途中部位は、左縦板4Bのブーム取付部4B1と、右縦板4Cのブーム取付部4C1との間で上,下方向に撓むことができる(図5参照)。これにより、ブームシリンダ用下段可撓管路26Bがブームシリンダ用車体下側固定管路26Aや後述のブームシリンダ用作業装置下側管路26Cから引っ張られて抜け落ちるのを抑制している。
ブームシリンダ用作業装置下側管路26Cは、基端側がブームシリンダ用下段可撓管路26Bに接続され、先端側が左,右のブームシリンダ16のボトム側油室に接続されている。具体的には、左,右方向の左側に並んで配置された2本のブームシリンダ用作業装置下側管路26Cは、基端側がブームシリンダ用下段可撓管路26Bにそれぞれ接続され、先端側がブーム12の下フランジ板12Bの左端側に設けられた合流部材27Aに固定されたブームシリンダ用ブーム下面側固定管路26C1と、基端側が合流部材27Aから左側に突出し、途中部位がブーム12の左ウェブ板12Cに沿って延び、先端側が左側のブームシリンダ16のボトム側油室に接続された接続管路26C2とにより構成されている。
また、左,右方向の右側に配置された1本のブームシリンダ用作業装置下側管路26Cは、基端側がブームシリンダ用下段可撓管路26Bに接続され、先端側がブーム12の下フランジ板12Bの右端側に設けられた合流部材27Bに固定されたブームシリンダ用ブーム下面側固定管路26C1と、基端側が合流部材27Bから右側に突出し、途中部位がブーム12の右ウェブ板12Dに沿って延び、先端側が右側のブームシリンダ16のボトム側油室に接続された接続管路26C2とにより構成されている。また、合流部材27Aと合流部材27Bとは、ブーム12の下フランジ板12B上に沿って延びる略U字状の接続管路26C3で接続されている。
28はアームシリンダ用上側給排管路22よりも下側に位置して作業装置11の長さ方向に延び、上部旋回体3(車体)の左,右方向に並んで配置されたアームシリンダ用下側給排管路を示している。該各アームシリンダ用下側給排管路28は、左,右のアームシリンダ17のボトム側油室に圧油を給排するもので、これらアームシリンダ用下側給排管路28は、油圧源からの圧油の給排を制御するコントロールバルブ(図示せず)と左,右のアームシリンダ17のボトム側油室との間を接続するものである。
ここで、各アームシリンダ用下側給排管路28は、図4に示すように、アームシリンダ用車体下側固定管路28Aと、アームシリンダ用下段可撓管路28Bと、アームシリンダ用作業装置下側管路28Cとにより構成されている。
アームシリンダ用車体下側固定管路28Aは、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側がコントロールバルブに接続され、先端側が管路固定ブラケット8に固定されている。そして、ブーム12の左,右方向の中央部に左,右方向に並んで2本のアームシリンダ用車体下側固定管路28Aが配置されている。
アームシリンダ用下段可撓管路28Bは、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、基端側がアームシリンダ用車体下側固定管路28Aに接続され、先端側がブーム12の下フランジ板12Bまで延びている。また、アームシリンダ用下段可撓管路28Bの途中部位は、左縦板4Bのブーム取付部4B1と、右縦板4Cのブーム取付部4C1との間で上,下方向に撓むことができる(図5参照)。これにより、ブーム12が上,下方向に俯仰動しても、アームシリンダ用下段可撓管路28Bがアームシリンダ用車体下側固定管路28Aや後述のアームシリンダ用作業装置下側管路28Cから引っ張られて抜け落ちるのを抑制している。
アームシリンダ用作業装置下側管路28Cは、基端側がアームシリンダ用下段可撓管路28Bに接続され、先端側が左,右のアームシリンダ17のボトム側油室に接続されている。具体的には、左,右方向の左側に配置されたアームシリンダ用作業装置下側管路28Cは、基端側がアームシリンダ用下段可撓管路28Bに接続され、ブーム12の下フランジ板12Bに沿って延び、途中部位が左ウェブ板12Cに沿って上方に延びて、先端側が上フランジ板12A側で可撓管路等を介して左側のアームシリンダ17のボトム側油室に接続されている。
また、左,右方向の右側に配置されたアームシリンダ用作業装置下側管路28Cは、基端側がアームシリンダ用下段可撓管路28Bに接続され、ブーム12の下フランジ板12Bに沿って延び、途中部位が右ウェブ板12Dに沿って上方に延びて、先端側が上フランジ板12A側で可撓管路等を介して右側のアームシリンダ17のボトム側油室に接続されている。
29は作業具シリンダ用上側給排管路24よりも下側に位置して作業装置11の長さ方向に延び、上部旋回体3(車体)の左,右方向に配置された作業具シリンダ用下側給排管路を示している。該各作業具シリンダ用下側給排管路29は、左,右の作業具シリンダ18のボトム側油室に圧油を給排するもので、これら作業具シリンダ用下側給排管路29は、油圧源からの圧油の給排を制御するコントロールバルブ(図示せず)と左,右の作業具シリンダ18のボトム側油室との間を接続するものである。
ここで、各作業具シリンダ用下側給排管路29は、図4に示すように、作業具シリンダ用車体下側固定管路29Aと、作業具シリンダ用下段可撓管路29Bと、作業具シリンダ用作業装置下側管路29Cとにより構成されている。
作業具シリンダ用車体下側固定管路29Aは、例えば金属製の鋼管等の金属管体からなり、基端側がコントロールバルブに接続され、先端側が管路固定ブラケット8に固定されている。そして、作業具シリンダ用車体下側固定管路29Aは、ブーム12の左,右方向でブームシリンダ用車体下側固定管路26Aとアームシリンダ用車体下側固定管路28Aとの間にそれぞれ挟まれて配置されている。
作業具シリンダ用下段可撓管路29Bは、例えば可撓性を有するゴムホース等を用いた可撓管体からなり、基端側が作業具シリンダ用車体下側固定管路29Aに接続され、先端側がブーム12の下フランジ板12Bまで延びている。また、作業具シリンダ用下段可撓管路29Bの途中部位は、左縦板4Bのブーム取付部4B1と、右縦板4Cのブーム取付部4C1との間で上,下方向に撓むことができる(図5参照)。これにより、ブーム12が上,下方向に俯仰動しても、作業具シリンダ用下段可撓管路29Bが作業具シリンダ用車体下側固定管路29Aや後述の作業具シリンダ用作業装置下側管路29Cから引っ張られて抜け落ちるのを抑制している。
作業具シリンダ用作業装置下側管路29Cは、基端側が作業具シリンダ用下段可撓管路29Bに接続され、先端側が左,右の作業具シリンダ18のボトム側油室に接続されている。具体的には、左,右方向の左側に配置された作業具シリンダ用作業装置下側管路29Cは、基端側が作業具シリンダ用下段可撓管路29Bに接続され、ブーム12の下フランジ板12Bに沿って延び、途中部位が左ウェブ板12Cに沿って上方に延びて、先端側が上フランジ板12A側で可撓管路等を介して左側の作業具シリンダ18のボトム側油室に接続されている。
また、左,右方向の右側に配置された作業具シリンダ用作業装置下側管路29Cは、基端側が作業具シリンダ用下段可撓管路29Bに接続され、ブーム12の下フランジ板12Bに沿って延び、途中部位が右ウェブ板12Dに沿って上方に延びて、先端側が上フランジ板12A側で可撓管路等を介して右側の作業具シリンダ18のボトム側油室に接続されている。
次に、ブーム12の上フランジ板12Aに設けられたクランプ装置30について説明する。
30は本実施の形態の要部をなすクランプ装置を示し、該クランプ装置30は、各上段可撓管路20B,22B,24Bと各ブーム上面側可撓管路20C1,22C1,24C1との間を接続し、これら各上段可撓管路20B,22B,24Bと各ブーム上面側可撓管路20C1,22C1,24C1とをブーム12に固定するものである。該クランプ装置30は、ブーム12の長さ方向に沿ってスライド(移動)可能とすることにより、各上段可撓管路20B,22B,24Bの配設位置を調整するものである。そして、クランプ装置30は、調整部材用台座31に設けられた調整部材用雌ボルト穴32と、調整部材33と、接続部材38と、締着ボルト40とにより大略構成されている。
31はブーム12の上フランジ板12Aに設けられた調整部材用台座を示し、該調整部材用台座31は、ブーム12の上フランジ板12Aの一部を構成するものである。調整部材用台座31は、上フランジ板12Aの左,右のブームフート部12E,12Fの分岐部分でブーム12の幅方向(左,右方向)に延びる矩形状の板材からなり、上フランジ板12Aに溶接手段によって固定されている。そして、調整部材用台座31の上面31Aには、後述の調整部材33が取付けられる構成となっている。
32は調整部材用台座31の左,右方向の両端側に設けられた雌ボルト穴としての調整部材用雌ボルト穴を示している。該調整部材用雌ボルト穴32は、調整部材用台座31の上面31Aから上,下方向(厚さ方向)に穿設され、ブーム12の長さ方向(前,後方向)に2個ずつ並んで合計4個設けられている。具体的には、調整部材用雌ボルト穴32は、調整部材用台座31のうち左ブームフート部12Eの近傍と、右ブームフート部12Fの近傍の2箇所にそれぞれ前,後方向に2個ずつ設けられている(図6で右ブームフート部12F側の2個のみ図示)。この調整部材用雌ボルト穴32は、後述する締着ボルト40が螺着するものである。
33は各上段可撓管路20B,22B,24Bと各ブーム上面側可撓管路と20C1,22C1,24C1との接続位置を調整する調整部材を示している。該調整部材33は、例えば硬質な樹脂材料を用いてボックス状に形成され、調整部材用台座31の上面31A上でブーム12の長さ方向にスライド可能とすることにより、各上段可撓管路20B,22B,24Bの配設位置を調整するものである。そして、調整部材33は、取付板部34と、接続部材固定板部36とにより大略構成されている。
取付板部34は、調整部材33の一部を構成し、ブーム12の幅方向(左,右方向)に延びるものである。取付板部34は、調整部材用台座31上で摺動する摺動板34Aと、該摺動板34Aの後端側から上方に向けて延びる後板34BとによりL字状に形成されている。そして、摺動板34Aの左,右方向の両端側には、後述するボルト挿通用長孔35が設けられている。
35は摺動板34Aの両端側に設けられた4個のボルト挿通用長孔を示し、該ボルト挿通用長孔35は、ブーム12の長さ方向に延びる長孔として形成されている。各ボルト挿通用長孔35は、調整部材用台座31の調整部材用雌ボルト穴32に対応する位置に設けられている。図9に示すように、ボルト挿通用長孔35の後端35Aから先端35Bまでの長さ方向の寸法Aは、例えば35mmから50mm程度、好ましくは、40mmから45mm程度に設定されている。これにより、後述する締着ボルト40の挿通位置をボルト挿通用長孔35に対して可変に調整することで、クランプ装置30は、調整部材用台座31に沿って前,後方向に20mm程度移動させることができる。
接続部材固定板部36は、取付板部34の上方に位置して調整部材33の一部を構成するものである。該接続部材固定板部36は、ブーム12の幅方向に延び、かつ取付板部34の摺動板34Aの前端側から上方に向けて延びる前板36Aと、該前板36Aの上端側から後方に向けて延び、後板34Bの上端に当接する接続部材載置板36BとによりL字状に形成されている。そして、前板36Aの下端側を摺動板34Aに溶接等により固着し、接続部材載置板36Bの後端側を後板34Bに溶接等により固着することにより、調整部材33は、強固な中空のボックス状に形成されている。
また、接続部材載置板36Bには、上面36B1から下面36B2に向けて貫通する固定ボルト貫通孔36Cが前,後方向に2列で左,右方向に8個ずつ設けられている。接続部材載置板36Bの下面36B2には、各固定ボルト貫通孔36Cと同軸上にナット37が溶接等により固着されている。
38は調整部材33上に配置され各上段可撓管路20B,22B,24Bと各ブーム上面側可撓管路20C1,22C1,24C1とを接続する接続部材を示している。該接続部材38は、例えば硬質な樹脂材料を用いて、ブーム12の長さ方向に圧油が通る貫通孔(図示せず)を有するブロック体として形成され、調整部材33上で左,右方向に8個並んでいる(図3参照)。
接続部材38の貫通孔の後端側(管路固定ブラケット8側)には、各上段可撓管路20B,22B,24Bの先端側がボルト等により接続され、貫通孔の前端側(アームシリンダ取付部12G側)には、各ブーム上面側可撓管路と20C1,22C1,24C1の基端側がボルト等により接続されている。そして、各接続部材38は、接続部材載置板36Bの下面36B2に設けられたナット37に固定ボルト39を螺着することにより、調整部材33の接続部材載置板36Bの上面36B1側に固定される。
40は調整部材33をブーム12の調整部材用台座31に固定する4本の締着ボルトを示し、該締着ボルト40は、調整部材用台座31に設けられた調整部材用雌ボルト穴32と調整部材33のボルト挿通用長孔35とを締着するものである。換言すると、締着ボルト40は、調整部材33のボルト挿通用長孔35に挿通された状態で調整部材用雌ボルト穴32に螺着されることにより、調整部材33をブーム12に締着するものである。この場合、ボルト挿通用長孔35は、ブーム12の長さ方向に延びる長穴として形成されているので、ボルト挿通用長孔35の範囲内でブーム12に対する調整部材33の締着位置を可変とすることができる。
即ち、図5および図6に示すように、締着ボルト40をボルト挿通用長孔35の後端35A側に挿通して調整部材用雌ボルト穴32に締着させたときには、調整部材33を前方に位置させることができる。一方、図7および図8に示すように、締着ボルト40をボルト挿通用長孔35の先端35B側に挿通して調整部材用雌ボルト穴32に締着させたときには、調整部材33を後方に位置させることができる。これにより、各上段可撓管路20B,22B,24Bと各ブーム上面側可撓管路20C1,22C1,24C1との接続位置を、ブーム12の上フランジ板12Aに沿って前,後に調整することができる構成となっている。
そして、図5に示す調整部材33を前方に位置させたときの各上段可撓管路20B,22B,24Bの配設位置は、図7に示す調整部材33を後方に位置させたときと比較して、前方かつ上方に寄せて配置することができる。この場合、調整部材33を前方に位置させたときの各上段可撓管路20B,22B,24Bと各下段可撓管路26B,28B,29Bとの間の隙間Bは、調整部材33を後方に位置させたときの各上段可撓管路20B,22B,24Bと各下段可撓管路26B,28B,29Bとの間の隙間Cよりも大きくすることができる。従って、各上段可撓管路20B,22B,24Bと各下段可撓管路26B,28B,29Bとが互いに擦れて摩耗するのを抑制することができる。
41はクランプ装置30よりもブーム12のブーム取付部4B1側に設けられた位置決め部材を示している。該位置決め部材41は、ブーム12の上フランジ板12A上で左,右方向に離間して2個設けられ、クランプ装置30の締着位置を位置決めするものである。そして、位置決め部材41は、位置決め部材用台座42に設けられた位置決め部材用雌ボルト穴43と、L字状部材44と、位置決めボルト47等により大略構成されている。
42は調整部材用台座31よりもブーム12のブーム取付部4B1側に設けられた位置決め部材用台座を示し、該位置決め部材用台座42は、ブーム12の上フランジ板12Aの一部を構成するものでる。位置決め部材用台座42は、矩形状の板材からなり、調整部材用台座31の両端側の後方に2個設けられ、上フランジ板12Aに溶接手段によって固定されている。そして、位置決め部材用台座42の上面42Aには、後述のL字状部材44が取付けられる構成となっている。
43は位置決め部材用台座42に設けられた位置決め部材用雌ボルト穴を示し、該位置決め部材用雌ボルト穴43は、位置決め部材用台座42の上面42Aから上,下方向に穿設され、左,右方向に離間して2個設けられている(図6で右側のみ図示)。この位置決め部材用雌ボルト穴43は、後述するボルト45が螺着するものである。
44は位置決め部材用台座42の上面42Aに設けられたL字状部材を示している。該L字状部材44は、位置決め部材用台座42に取付けられる平板44Aと、該平板44Aの先端側から上向きに延び、取付板部34の後板34Bに対面する対向板44BとによりL字状に形成されている。
平板44Aの中央部には、上,下方向に貫通する貫通孔44A1が左,右方向に離間して2個設けられている。L字状部材44は、貫通孔44A1に挿通したボルト45を位置決め部材用台座42に設けられた位置決め部材用雌ボルト穴43に締着させることにより、ブーム12に取付けられる。
対向板44Bの中央部には、前面44B1から後面44B2に向けて貫通する位置決めボルト貫通孔44B3が設けられている。この位置決めボルト貫通孔44B3には、後述する位置決めボルト47が挿通される。また、対向板44Bの前面44B1には、位置決めボルト貫通孔44B3と同軸上にナット46が溶接等により固着されている。
47はクランプ装置30を位置決めする位置決めボルトを示し、該位置決めボルト47は、その軸部47Aが、調整部材33のボルト挿通用長孔35の長さ寸法Aよりも長く形成されている。そして、位置決めボルト47は、軸部47Aを対向板44Bの後面44B2側から位置決めボルト貫通孔44B3を介してナット46に螺入し、先端47B側をナット46から突出させて調整部材33の取付板部34の後板34Bに当接させることにより、調整部材33をブーム取付部4B1側から支持するものである。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1を用いて土砂の掘削作業等を行う場合には、まず、下部走行体2によって作業現場まで自走させる。
そして、上部旋回体3に搭載された油圧源からの圧油を、ブームシリンダ用上側給排管路20およびブームシリンダ用下側給排管路26を通じてブームシリンダ16に給排し、アームシリンダ用上側給排管路22およびアームシリンダ用下側給排管路28を通じてアームシリンダ17に給排し、作業具シリンダ用上側給排管路24および作業具シリンダ用下側給排管路29を通じて作業具シリンダ18に給排する。これにより、ブーム12、アーム13、バケット14を作動させ、作業装置11を用いて土砂等の掘削作業を行うことができる。
ここで、ブーム12が旋回フレーム4に対して上,下方向に回動するときには、それに伴い各上段可撓管路20B,22B,24Bと、各下段可撓管路26B,28B,29Bとが上,下方向に撓む。このとき、例えば各上段可撓管路20B,22B,24Bの長さ寸法が製造公差内で長めに製作された場合や、各給排管路の組立公差等により各上段可撓管路20B,22B,24Bの接続位置が後方(ブーム取付部4B1側)にずれた場合には、各上段可撓管路20B,22B,24Bは各下段可撓管路26B,28B,29Bに向けて大きく垂れ下がる。
その結果、各上段可撓管路20B,22B,24Bと各下段可撓管路26B,28B,29Bとが接触して擦れる虞があり、各上段可撓管路20B,22B,24Bと各下段可撓管路26B,28B,29Bとが摩耗して寿命が低下するという問題がある。
また、各上段可撓管路20B,22B,24Bの長さ寸法が短い場合や、各管路の組立公差等により各上段可撓管路20B,22B,24Bの接続位置が前方(アームシリンダ取付部12G側)にずれた場合には、各上段可撓管路20B,22B,24Bの撓みが少なくなる。その結果、ブーム12の回動により、各上段可撓管路20B,22B,24Bは、その接続部位から引っ張られて、損傷したり抜け落ちたりする虞がある。
そこで、本実施の形態では、各上段可撓管路20B,22B,24Bと各作業装置上側管路20C,22C,24Cとの接続位置に、ブーム12の長さ方向に沿って移動可能なクランプ装置30を設けている。このクランプ装置30により、各上段可撓管路20B,22B,24Bの配設位置を調節することができる構成となっている。
次に、各上段可撓管路20B,22B,24Bの配設位置の調整について説明する。
まず、図5および図6に示すように、ブーム12を各上段可撓管路20B,22B,24Bと各下段可撓管路26B,28B,29Bとの間の隙間が最も小さくなる中間位置に停止した状態で、調整部材33を予め調整代の前方に位置させる。即ち、締着ボルト40を調整部材33のボルト挿通用長孔35の後端35A側に挿通させてブーム12の上フランジ板12Aに設けられた調整部材用雌ボルト穴32に締着する。この状態で、位置決めボルト47の先端47B側をナット46から突出させて調整部材33の後板34Bに当接させる。これにより、調整部材33は、位置決めボルト47により支持される。
次に、各上段可撓管路20B,22B,24Bを上,下方向の下側に向けて撓ませたいときには、締着ボルト40を若干緩めて仮締め状態にする。そして、位置決めボルト47をナット46から緩める方向に向けて回転させることにより、調整部材33は、ブーム12の上フランジ板12A上を後方に向けて摺動する。この場合、調整部材33は、各上段可撓管路20B,22B,24Bの自重により後方に向けて引っ張られているので、作業者は、力を使わずに簡単に調整部材33を移動させることができる。
また、調整部材33を介して各上段可撓管路20B,22B,24Bに接続された各ブーム上面側可撓管路20C1、22C1,24C1は、可撓性を有する可撓管体として形成されている。これにより、調整部材33の調整代を各ブーム上面側可撓管路20C1、22C1,24C1で吸収させることができる。
調整部材33が後方に向けて移動しすぎた場合、即ち、各上段可撓管路20B,22B,24Bと各下段可撓管路26B,28B,29Bとの間の隙間が小さくなり、互いに接触して擦れる虞がある場合には、位置決めボルト47をナット46に対して締込む方向に回転させる。これにより、調整部材33は、位置決めボルト47に押されてブーム12の上フランジ板12A上を前方に向けて摺動する。その結果、各上段可撓管路20B,22B,24Bは、上方に向けて移動するので、各下段可撓管路26B,28B,29Bとの隙間を充分に確保することができる。そして、締着ボルト40を調整部材用雌ボルト穴32に締込むことにより、調整部材33はブーム12に強固に固定される。
かくして、本実施の形態によれば、上段可撓管路20B,22B,24Bとブーム上面側可撓管路20C1,22C1,24C1とを接続するクランプ装置30をブーム12の長さ方向に沿ってスライド可能とすることにより、上段可撓管路20B,22B,24Bとブーム上面側可撓管路20C1,22C1,24C1との接続位置をブーム12の長さ方向で調整することができる。これにより、給排管路19の製造公差や組立公差の影響を、クランプ装置30の位置を調整することで解消することができるので、上段可撓管路20B,22B,24Bの配設位置(撓み具合)を適正にすることができる。
また、上段可撓管路20B,22B,24Bと下段可撓管路26B,28B,29Bとの間隔を図5に示す隙間Bと、図7に示す隙間Cとの間で適宜に調整することができるので、作業装置11の俯仰動によって上段可撓管路20B,22B,24Bと下段可撓管路26B,28B,29Bとが接触するのを抑制することができる。その結果、上段可撓管路20B,22B,24Bと下段可撓管路26B,28B,29Bとが互いに擦れて摩耗するのを抑制することができるので、その寿命を確保することができ、油圧ショベル1の信頼性、安定性を向上させることができる。
また、クランプ装置30の調整部材33に設けられたボルト挿通用長孔35は、ブーム12の長さ方向に延びる長孔として形成されているので、このボルト挿通用長孔35に対して締着ボルト40の挿通位置を可変に調整することができる。これにより、クランプ装置30をブーム12の長さ方向に沿ってスライド移動させることができるので、ブーム12の上フランジ板12A上に調整部材33を固着する雌ボルト穴を新たに設ける必要がない。従って、上段可撓管路20B,22B,24Bの組立工数を低減すると共に、上段可撓管路20B,22B,24Bの位置調整の作業を効率よく行うことができる。
さらに、ブーム12の上フランジ板12A上には、クランプ装置30よりもブーム12の取付部(ブーム取付部4B1)側に位置して、クランプ装置30の締着位置を位置決めする位置決め部材41を設けているので、クランプ装置30をブーム12の長さ方向に移動させるときに、この位置決め部材41により簡単にクランプ装置30の位置決めを行うことができる。これにより、上段可撓管路20B,22B,24Bの接続位置を細かく設定することができると共に、簡単かつ効率よくクランプ装置30の位置調整をすることができるので、作業者の疲労低減を図ることができる。
なお、上述した実施の形態では、各上側給排管路20,22,24は、各シリンダ16,17,18のロッド側油室に圧油を給排し、各下側給排管路26,28,29は、各シリンダ16,17,18のボトム側油室に圧油を給排する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば各上側給排管路は、各シリンダのボトム側油室に圧油を給排し、各下側給排管路は、各シリンダのロッド側油室に圧油を給排してもよい。
また、上述した実施の形態では、給排管路19は、合計8本の上側給排管路20,22,24と、合計7本の下側給排管路26,28,29とにより構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば上側給排管路を合計8本よりも少ない本数としてもよく、また多くしてもよい。また下側給排管路についても合計7本よりも少ない本数としてもよく、また多くしてもよい。
また、上述した実施の形態では、調整部材用雌ボルト穴32をブーム12の上フランジ板12Aに固定された調整部材用台座31に設け、位置決め部材用雌ボルト穴43をブーム12の上フランジ板12Aに固定された位置決め部材用台座42に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば上フランジ板12Aに調整部材用台座31や位置決め部材用台座42を設けることなく、上フランジ板12Aに調整部材用雌ボルト穴や位置決め部材用雌ボルト穴を直接設ける構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、位置決め部材41のL字状部材44は、位置決め部材用台座42にボルト45で固着した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばL字状部材44を位置決め部材用台座42に溶接等により固着してもよい。
また、上述した実施の形態では、位置決め部材41のL字状部材44にナット46を溶接等により固着した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばL字状部材44に代えて、前,後方向に貫通する雌ねじ孔を有するブロック体を位置決め部材用台座42に固定してもよい。
1 油圧ショベル
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
11 作業装置
12 ブーム
12A 上フランジ板(上面)
13 アーム
14 バケット(作業具)
16 ブームシリンダ(油圧アクチュエータ)
17 アームシリンダ(油圧アクチュエータ)
18 作業具シリンダ(油圧アクチュエータ)
19 給排管路
20 ブームシリンダ用上側給排管路(上側給排管路)
20A ブームシリンダ用車体上側固定管路(車体上側固定管路)
20B ブームシリンダ用上段可撓管路(上段可撓管路)
20C ブームシリンダ用作業装置上側管路(作業装置上側管路)
20C1 ブームシリンダ用ブーム上面側可撓管路(ブーム上面側可撓管路)
20C2 ブームシリンダ用ブーム上面側固定管路(ブーム上面側固定管路)
22 アームシリンダ用上側給排管路(上側給排管路)
22A アームシリンダ用車体上側固定管路(車体上側固定管路)
22B アームシリンダ用上段可撓管路(上段可撓管路)
22C アームシリンダ用作業装置上側管路(作業装置上側管路)
22C1 アームシリンダ用ブーム上面側可撓管路(ブーム上面側可撓管路)
22C2 アームシリンダ用ブーム上面側固定管路(ブーム上面側固定管路)
24 作業具シリンダ用上側給排管路(上側給排管路)
24A 作業具シリンダ用車体上側固定管路(車体上側固定管路)
24B 作業具シリンダ用上段可撓管路(上段可撓管路)
24C 作業具シリンダ用作業装置上側管路(作業装置上側管路)
24C1 作業具シリンダ用ブーム上面側可撓管路(ブーム上面側可撓管路)
24C2 作業具シリンダ用ブーム上面側固定管路(ブーム上面側固定管路)
26 ブームシリンダ用下側給排管路(下側給排管路)
26A ブームシリンダ用車体下側固定管路(車体下側固定管路)
26B ブームシリンダ用下段可撓管路(下段可撓管路)
26C ブームシリンダ用作業装置下側管路(作業装置下側管路)
28 アームシリンダ用下側給排管路(下側給排管路)
28A アームシリンダ用車体下側固定管路(車体下側固定管路)
28B アームシリンダ用下段可撓管路(下段可撓管路)
28C アームシリンダ用作業装置下側管路(作業装置下側管路)
29 作業具シリンダ用下側給排管路(下側給排管路)
29A 作業具シリンダ用車体下側固定管路(車体下側固定管路)
29B 作業具シリンダ用下段可撓管路(下段可撓管路)
29C 作業具シリンダ用作業装置下側管路(作業装置下側管路)
30 クランプ装置
32 調整部材用雌ボルト穴(雌ボルト穴)
33 調整部材
35 ボルト挿通用長孔
38 接続部材
40 締着ボルト
41 位置決め部材

Claims (3)

  1. 油圧源を搭載した自走可能な車体と、該車体に俯仰動可能に設けられたブーム、アーム、作業具を有する作業装置と、前記油圧源からの圧油により前記ブーム、アーム、作業具を作動させるためにブームシリンダ、アームシリンダ、作業具シリンダからなる油圧アクチュエータと、前記油圧源からの圧油を該油圧アクチュエータに給排する給排管路とからなり、
    前記給排管路は、前記作業装置の長さ方向に延び上,下方向の上側に配置された上側給排管路と、該上側給排管路よりも下側に配置された下側給排管路との2系統により構成し、
    前記上側給排管路は、基端側が前記油圧源に接続され先端側が前記ブームの取付部近傍まで延びた車体上側固定管路と、基端側が前記車体上側固定管路に接続され先端側が前記ブームの上面まで延びた可撓性を有する上段可撓管路と、基端側が前記上段可撓管路に接続され先端側が前記油圧アクチュエータに接続された作業装置上側管路とにより構成し、
    前記下側給排管路は、基端側が前記油圧源に接続され先端側が前記ブームの取付部近傍まで延び前記車体上側固定管路よりも下側に位置する車体下側固定管路と、基端側が前記車体下側固定管路に接続され前記上段可撓管路の下側を通って先端側が前記ブームの下面まで延びた可撓性を有する下段可撓管路と、基端側が前記下段可撓管路に接続され先端側が前記油圧アクチュエータに接続された作業装置下側管路とにより構成してなる建設機械において、
    前記作業装置上側管路は、基端側が前記上段可撓管路に接続されたブーム上面側可撓管路と、該ブーム上面側可撓管路の先端側に接続されたブーム上面側固定管路とからなり、
    前記ブームの上面には、前記上段可撓管路と前記ブーム上面側可撓管路との間を接続しこれら上段可撓管路とブーム上面側可撓管路とを前記ブームに固定すると共に前記ブームの長さ方向に沿ってスライド可能なクランプ装置を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記クランプ装置は、前記ブームの上面に設けられた雌ボルト穴と、該雌ボルト穴に対応する位置に前記ブームの長さ方向に延びるボルト挿通用長孔が設けられ前記上段可撓管路と前記ブーム上面側可撓管路との接続位置を調整する調整部材と、該調整部材上に配置され前記上段可撓管路と前記ブーム上面側可撓管路とを接続する接続部材と、前記ブームの上面に設けられた前記雌ボルト穴と前記調整部材の前記ボルト挿通用長孔とを締着する締着ボルトとにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記ブームの上面には、前記クランプ装置よりも前記ブームの取付部側に位置して前記クランプ装置の締着位置を位置決めする位置決め部材を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
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