JPH0564210U - 道路標示体用反射体 - Google Patents

道路標示体用反射体

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JPH0564210U
JPH0564210U JP004214U JP421492U JPH0564210U JP H0564210 U JPH0564210 U JP H0564210U JP 004214 U JP004214 U JP 004214U JP 421492 U JP421492 U JP 421492U JP H0564210 U JPH0564210 U JP H0564210U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規又は既設の道路標示体の台座部に容易に
取付けでき、夜間の視認性を向上させる道路標示体用反
射体を提供する。 【構成】 環状の反射体本体5の外周面にガラスビーズ
からなる反射材6を取付け、反射体4を形成する。反射
体本体5は弾性樹脂から作製し、上部に小径開口部5
1、下部に大径開口部52を有する環状とする。反射体
4を道路標示体1の標示筒2上端から台座部3に挿入し
て台座部3を覆い隠し、反射体本体5の大径開口部52
の開口縁部に抱持板53をビス止めし、抱持板53を台
座部3の底面に当てて取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は道路の中央分離帯、合流地点、スクールゾーンその他種々の場所に設 置されて交通安全の役目を果たす道路標示体の台座部に取付ける道路標示体用反 射体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路の中央分離帯等に設置される道路標示体として、ゴム又は合成樹脂 等からなり、外周面に反射テープが貼着された円錐状や円筒状の標示筒が台座に より支持されたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の道路標示体は、標示筒に反射テープが貼着されて いるだけであるため、自動車の排気ガス等により反射テープが汚れたり、標示筒 が自動車により踏みつけられて反射テープに傷がついたりすると夜間における視 認性が著しく低下し、視線誘導効果が損なわれる問題点がある。
【0004】 本考案はかかる従来の問題点を解消した、新規又は既設の道路標示体に容易に 取付けうる道路標示体用反射体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案道路標示体用反射体は、直立中空状の標示筒 の下端部に台座部を有し、路面に取付け固定される道路標示体の台座部に取付け られる反射体であって、基本的に、反射体本体の外周面にガラスビーズ等からな る反射材が取付けられてなり、反射体本体は弾性を有する可撓性材料から作製さ れ、上部に標示筒挿入用の小径開口部、下部に台座部挿入用の大径開口部を有す る環状となされ、内周面が台座部の外周面に適合する形状となされ、台座部を覆 い隠すように取付けられるようになされたものである。
【0006】 又、上記基本的なもののほか、反射体本体の大径開口部の開口縁部に、開口部 内方に突出する抱持板が開口部を開放しうるように着脱可能又は回動可能に取付 けられ、抱持板が台座部の底面に当接されるようになされたもの、あるいは、反 射体本体の大径開口部の開口縁部に、台座部の底面に当接される抱持板が開口部 内方に突設一体化され、反射体本体が一対の開環状半割体に分割され、この開環 状半割体が突き合わせ状に接合されてなるものである。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本考案について説明する。 図面において、1は道路標示体であって、直立中空状の標示筒2の下端部に台 座部3を有している。標示筒2はゴム、合成樹脂等から作製された弾性を有する 円錐状、円筒状等となされ、自動車に踏まれても復元するようになされている。 標示筒2には例えば図1の如く外周面に反射テープ21が貼着されている。
【0008】 台座部3は標示筒2と一体化されていてもよいし、別体となされて標示筒2を 支持するようになされていてもよい。又、台座部3はアンカーボルトや接着剤等 により路面に取付け固定されるようになされている。例えば図3〜図6の場合は 台座部3の底面にアンカーボルト31が突設されている。
【0009】 4は本考案反射体であって、図2の如く反射体本体5の外周面にガラスビーズ 等からなる反射材6が複数取付けられている。反射体本体5はゴム、合成樹脂等 の弾性を有する可撓性材料から作製された環状となされている。反射体本体5は 、基本的に、上部に道路標示体1の標示筒2挿入用の小径開口部51、下部に道 路標示体1の台座部3挿入用の大径開口部52を有し、内周面が台座部3の外周 面に適合する形状となされ、台座部3を覆うに足る大きさとなされている。なお 、反射材6は耐久性の良いガラスビーズが好ましいが反射テープ等他のものであ ってもよい。
【0010】 反射体4は、反射体本体5が上記基本的な形状となされ、図3の如く道路標示 体1の標示筒2から台座部3に挿通されて単に台座部3を覆うように接着剤を介 して接着されてもよいし、後述の如く反射体本体5の大径開口部52の開口縁部 に、台座部3に当接する抱持板53,54,55が設けられ、台座部3を抱持す るようになされていてもよい。
【0011】 例えば図4の場合は、反射体本体5の大径開口部52の開口縁部に、抱持板5 3が開口部52内方に突出して着脱可能に取付けられている。抱持板53の取付 けは、反射体本体5に埋設されたナット56にビス57が螺合されるようになさ れている。抱持板53は小板片となされて開口縁部に複数取付けられてもよいし 、開口縁部に沿う1枚の環状板となされていてもよい。
【0012】 この場合、抱持板53を外した状態で反射体4が台座部3を覆うように挿通さ れた後、抱持板53が取付けられ、台座部3が路面に取付けられると抱持板53 が台座部3と路面間に挟着され、反射体4が取付けられる。なお、反射体4の取 付けに接着剤が併用されてもよい。
【0013】 図5の場合は、反射体本体5の大径開口部52の開口縁部に、抱持板54が回 動可能に取付けられている。抱持板54は開口部52内方に突出されるが、開口 部52を開放しうるように回動可能となされている。この抱持板54は例えば丁 番となされ上下方向に回動可能に複数取付けられている。
【0014】 この場合も上記と同様に、抱持板54を回動して開口部52を開放した状態で 反射体4が台座部3を覆うようになされた後、抱持板54が台座部3の底面に当 接するように回動され、台座部3が路面に取付けられると抱持板54が台座部3 と路面間に挟着され、反射体4が取付けられる。なお、反射体4の取付けに接着 剤が併用されてもよい。
【0015】 又、図6の場合は、反射体本体5の大径開口部52の開口縁部に沿って抱持板 55が突設一体化され、反射体本体5が一対の開環状半割体58に分割されてい る。この場合は、開環状半割体58が台座部3を覆うようにして突き合わせ状に 接合され、抱持板55が台座部3の底面に当接され、台座部3が路面に取付けら れると抱持板55が台座部3と路面間に挟着され、反射体4が取付けられる。開 環状半割体58の接合は、例えば図7の如く相隣る抱持板55どうしが接合片5 9により接合されればよい。なお、反射体4の取付けに接着剤が併用されてもよ い。
【0016】
【考案の効果】
以上詳述した如く、本考案道路標示体用反射体は、反射体本体の外周面に反射 材が取付けられ、反射体本体が上部に標示筒挿入用の小径開口部、下部に台座部 挿入用の大径開口部を有する環状となされ、内周面が台座部の外周面に適合する 形状となされ、台座部を覆い隠すように取付けられるようになされているので、 新規あるいは既設の道路標示体の台座部に容易に取付けでき、夜間における視認 性を向上させることができる。
【0017】 又、反射体本体が弾性を有する可撓性材料からなり、反射材がガラスビーズか らなるため、道路標示体に取付けて自動車にくり返し踏まれても反射性能が低下 せず、夜間における視線誘導効果を発揮して耐久性を向上させることができると 共に、台座部の補強もできる。。
【0018】 さらに、反射体本体の下部大径開口部の開口縁部に、台座部に当接される抱持 板が設けられているので、道路標示体の台座部に取付けた場合、抱持板が台座部 と路面との間に挟着され、反射体の取付けが確実、強固にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案反射体を取付けた道路標示体の例を示す
斜視図である。
【図2】本考案反射体の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案反射体の一実施例を示す取付け状態の一
部切欠断面図である。
【図4】本考案反射体の他の実施例を示す取付け状態の
一部切欠断面図である。
【図5】本考案反射体のさらに他の実施例を示す取付け
状態の一部切欠断面図である。
【図6】本考案反射体のさらに他の実施例を示す取付け
時の説明図である。
【図7】図6の反射体を取付けた道路標示体の底面図で
ある。
【符号の説明】
1 道路標示体 2 標示筒 21 反射テープ 3 台座部 31 アンカーボルト 4 反射体 5 反射体本体 51 小径開口部 52 大径開口部 53 抱持板 54 抱持板 55 抱持板 58 開環状半割体 6 反射材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立中空状の標示筒2の下端部に台座部
    3を有し、路面に取付け固定される道路標示体1の台座
    部3に取付けられる反射体であって、反射体本体5の外
    周面にガラスビーズ等からなる反射材6が取付けられて
    なり、反射体本体5は弾性を有する可撓性材料から作製
    され、上部に標示筒2挿入用の小径開口部51、下部に
    台座部3挿入用の大径開口部52を有する環状となさ
    れ、内周面が台座部3の外周面に適合する形状となさ
    れ、台座部3を覆い隠すように取付けられる道路標示体
    用反射体。
  2. 【請求項2】 反射体本体5の大径開口部52の開口縁
    部に、開口部52内方に突出する抱持板53,54が開
    口部52を開放しうるように着脱可能又は回動可能に取
    付けられ、抱持板53,54が台座部3の底面に当接さ
    れるようになされた請求項1記載の道路標示体用反射
    体。
  3. 【請求項3】 反射体本体5の大径開口部52の開口縁
    部に、台座部3の底面に当接される抱持板55が開口部
    52内方に突設一体化され、反射体本体5が一対の開環
    状半割体58に分割され、この開環状半割体58が突き
    合わせ状に接合されてなる請求項1記載の道路標示体用
    反射体。
JP1992004214U 1992-02-06 1992-02-06 道路標示体用反射体 Expired - Lifetime JP2501386Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126953A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Sekisui Jushi Co Ltd 防護柵

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016886U (ja) * 1973-06-12 1975-02-22
JPS5947713U (ja) * 1982-09-22 1984-03-29 保安工業株式会社 道路鋲

Patent Citations (2)

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JP2501386Y2 (ja) 1996-06-19

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