JPH0564203U - 消音レール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レール接続部の連結方法を変える事により、
レール伸縮調整用隙間があっても、車輪とレール接地面
の短絡をなくして、車輌をスムースに走行させる事がで
き、しかも走行時の騒音や振動を消すレールを提供す
る。 【構成】 レール（１）と（２）の内側両端を、直線又
は曲線で切り込みをいれ、レール（１）と（２）の連結
部に、切り込みした形にあうように切断した消音レール
（３）を、レールの伸縮を考えた隙間あけてはめ込み、
車輪がレールとの接地面上で短絡しないように、固定板
（４）（５）を使って一本のレールにすることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、車輌が静かにレールの上を走れるようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、車輌のレールは連結部に伸縮調整用隙間があった。又、隙間を無くして 片方のレールを斜めに切断し、もう片方のレールを外側斜めに曲げて、連結した レールもあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）レールの連結部は、夏と冬の温度差によるレールの収縮を調整している隙 間があり、車輪が短絡して大きな音が出ていた。 （ロ） 長いレールを斜めに切断したり、斜めに曲げたりしなければならなかっ た為、レールの加工、取り付けや取り替え作業がたいへんであった。 本案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

内側両端を切り込みしたレール（１）と（２）を一直線上に枕石（６）の上に 置く。 そして、レール（１）の連結部とレール（２）の連結部に、切り込みした形に あうように切断した消音レール（３）をはめ込み、固定板（４）（５）でレール （１）と（２）と（３）を、レールの伸縮を考えて隙間をあけて一本のレールに なるように固定し、レールを枕石（６）に固定する。 本考案は、以上のような構成よりなる消音レールである。

【０００５】

【作用】

レール（１）（２）（３）の連結部に伸縮調整用の隙間があっても、車輪がレ ールの隙間に落ちる事がなくなり、車輪はレールの上をスムースに走る事ができ 、その時に発生する音や振動もなくなる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ） レール（１）と（２）内側両端の連結部に、切り込みをいれる。 （ロ） 切り込みしたレール（１）と（２）を、一直線上に枕石（６）の上に置 く。 （ハ） 切り込みしたレール（１）と（２）の連結部に、切り込みした形にあう 寸法に切断した消音レール（３）をはめ込む。 （ニ） 固定板（４）（５）で、レール（１）と（２）と（３）を、レールの収 縮を考えた隙間をあけて固定し一本のレールにする。 （ホ） レールを、枕石（６）に固定する。 本案は以上のような構造のレールで、レール（１）とレール（２）の連結部に 隙間があっても、消音レール（３）が入る為、車輪がこのレールの接地面上を走 行しても、隙間に車輪は短絡することはなくなる。なお、連結部レールの切り込 み位置は、レールの下部が枕石上になるように、枕石（６）の幅内か枕石間にし て、車輪がレールの接地面にかかる荷重をかんがえた寸法にする。

【０００７】 今まで、「ガタン！ゴトン！」と沿線の住宅に、大きな音や振動をだしていた 車両も、この消音レールによって静かになる。又、車輪がレールの上をスムース に走るため、車輪やレールの消耗がすくなくなり、振動も減って乗り心地がよく なる。レールの取り替えも、今までのレール寸法を変えずに利用できる。 本案は以上の如く、誠に簡単な構造で、しかも効果の大なるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の一部を切り欠いた図面である。

【図３】本考案の一部を切り欠いた図面である。

【図４】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【図５】本考案の他の実施例の一部を切り欠いた図面で
ある。

【符号の説明】

１ レール ２ レール ３ 消音レール ４ 内側固定板 ５ 外側固定板 ６ 枕石

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 レール（１）と（２）の内側両端を、直
   線又は曲線で切り込みをいれ、レール（１）と（２）の
   連結部に、切り込みされた形にあうように切断したレー
   ル（３）を、レールの伸縮を考えた隙間をあけてはめ込
   み、車輪がレールとの接地面上で短絡しないように、固
   定板（４）（５）を使って一本のレールにした消音レー
   ル。