JPH0564194U - 高所作業用バケットの日除け、雨除け装置 - Google Patents

高所作業用バケットの日除け、雨除け装置

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JPH0564194U
JPH0564194U JP953492U JP953492U JPH0564194U JP H0564194 U JPH0564194 U JP H0564194U JP 953492 U JP953492 U JP 953492U JP 953492 U JP953492 U JP 953492U JP H0564194 U JPH0564194 U JP H0564194U
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健司 大竹
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小宮工機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高所作業用バケットに取り付けが容易で場所を
取らない極めて簡易な日除け、雨除け装置を提供する。 【構成】高所作業用バケット5の一側に支持ポール1の
下端部を着脱自在に固定し、この支持ポール1の上端に
回動自在に一端を軸支した水平シャフト14を張り出
し、この水平シャフト14に軸支した補助シャフト20
を、水平シャフト14に対して水平に広げ、これらの水
平シャフト14と補助シャフト20とから成る枠体22
上にカバー23を広げて固定したものである。 【効果】高所作業用バケットの上方に上記カバーから成
る屋根が形成されるため、この屋根の位置を適宜調整し
て固定すればこの屋根が太陽の光を遮り、日除けとな
り、炎天下の作業においても、日陰で作業をすることが
できる。また雨天であってもこの屋根の下で安全に柱上
作業ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は高所作業用バケットの日除け、雨除け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
架空配電線等の高所作業においては、クレーン車のブームの先端にボックス型 のバケットを設け、作業者はこのバケットの中に乗り、このバケットを作業箇所 に近付け、作業者はバケットの中から作業している。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】
しかしながらこのバケットには屋根がなく、それ故夏季でも作業者は炎天下で 作業しなければならず、極めて過酷な作業となる場合がある。また雨がふりだす と雨の中での作業となり、作業もしずらく、また感電等の事故が生じるおそれが あり、危険である。
【0004】 また一方このバケットは作業箇所に近接自在であり、バケットのあらゆる箇所 から作業箇所に近接して作業するため、バケットの周囲に付属物を設けるのは邪 魔となり、従って固定した大きな屋根を付けることは難しい。 そこでこの考案は当該バケットに取り付けが容易で、場所を取らない極めて簡 易な日除け、雨除け装置を提供することにより上記課題を解決せんとするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、高所作業用バケットの一側の側壁(手摺り)に支持ポールの下端部 を着脱自在に固定し、この支持ポールをバケットの側壁上端に立て、この支持ポ ールの上端に回動自在に一端を軸支した水平シャフトを略水平に張り出し、この 水平シャフトに軸支した補助シャフトを水平シャフトに対して水平に広げ、これ らの水平シャフトと補助シャフトから成る枠体上にカバーを広げて固定した高所 作業用バケットの日除け、雨除け装置である。また上記水平シャフトの中央部に 自体の中央部を軸支した補助シャフトを、水平シャフトと略水平直角に張設し、 これらの水平シャフトと補助シャフトとから成る略十字型の枠体上にカバーを広 げて固定する場合もある。
【0006】
【作用】
高所作業用バケットの上方にカバーが張ってあるため、これが屋根となり、作 業者がバケットに乗って作業してもこのカバーが日除け、雨除けとなる。またこ の装置は、バケットの側壁の上端に着脱自在に取り付けることができるため、不 要時には取り外すことができる。また補助シャフトは、水平シャフトに対して軸 支しているため水平シャフトに重ねることができる。そしてこれらの水平シャフ トと補助シャフトとを重ねたまま、水平シャフトの一端をポールの上端から折り 曲げることができる。
【0007】
【実施例】
以下この考案の実施例を図について説明する。
【0008】 支持ポール1は、下部のパイプ状の基礎ポール2とこの基礎ポール2内に下部 を挿入したパイプ状の上部ポール3とから成り、上部ポール3は基礎ポール2の 上端から伸縮調整自在に突出し、かつ回動自在となっており、調整グリップ4に より、任意の位置で固定できる。
【0009】 この基礎ポール2の下端には、高所作業用バケット5の側壁6上端に着脱自在 に固定できる固定支持体7が設けられている。この固定支持体7は断面が門型の ブロックから成り、一端から他端にかけて貫通した下面開口中空部8内に圧接板 9を有し、この圧接板9は、固定支持体7の一側壁を螺着貫通する各ボルト10 の先端に支持されている。またこの固定支持体7の上端には短柱11が突設され 、この短柱11に上記基礎ポール2の下端が被冠され、これらの側部の貫通孔に ピン12が挿入されており、このピン12を抜き、基礎ポール2を固定支持体7 の短柱11から外すことができる。
【0010】 上記支持ポール1の上部ポール3の上端には略直角なエルボ13が固定され、 このエルボ13の水平先端に水平シャフト14の一端を挿入し、ピン15により 当該水平シャフト14を回動自在としている。この水平シャフト14の軸支部に 近接した一側から斜材16を斜め下方に突設し、この斜材16の下端に上端を回 動自在に接続した支持材17の下端の長孔18を上記上部ポール3の外周に突設 したピン19に係止せしめている。
【0011】 上記水平シャフト14の下には補助シャフト20が位置し、この補助シャフト 20はこれらの中央部で、これらを貫通するピン21により水平シャフト14に回動 自在に軸支され、当該補助シャフト20は水平シャフト14に対して水平直角に 交叉し、十字型の枠体22を形成している。
【0012】 この十字型の枠体22の上面には適宜の材質からなる略方形のカバー23が、 上記水平シャフト14及び補助シャフト20が対角線を成すように広げられてか ぶさっている。このカバー23が屋根となる。そして上記水平シャフト14の両 端部は夫々カバー23の下面に一体に設けた筒状部24に挿入されており、また 補助シャフト20の両端部は夫々カバー23の下面に一体に設けた開閉筒状部2 5に挿入されている。これらの各開閉筒状部25の一側にはファスナー26が設 けらている。従ってこれらの各ファスナー26を開ければ、開閉筒状部25の一 側がカバー23から外れ、補助シャフト20を開閉筒状部25の横方から取り外 すことができる。またこのカバー23の四方外周縁には縁取り27が垂下してい る。
【0013】 この実施例の場合、この装置を高所作業用バケット5の側壁6の上端に取り付 けるには、この装置の上記固定支持体7の下面開口中空部8をバケット5の側壁 6上端縁に嵌め、固定支持体7の一側壁から突出したボルト10を締付け、圧接 板9と固定支持体7の一側壁との間で側壁6を挾持する。この様にして当該固定 支持体7をバケット5の側壁6に固定する。
【0014】 そして支持ポール1の基礎ポール2の調整グリップ4をゆるめ、上部ポール3 の高さや向きを調整し、再び調整グリップ4を締付け、上部ポール3を固定する 。これにより図1に示す如く、この装置は設置される。
【0015】 またこのバケット5での柱上作業がバケット5の外方となる場合は調整グリッ プ4をゆるめて、上部ポール3をまわし、十字型の枠体22をバケット5の外方 に突出させることもできる。
【0016】 そしてこの装置を取外し、折り畳むには上記カバー23の各開閉筒状部25の ファスナー26を開け、各開閉筒状部25から補助シャフト20を外し、補助シ ャフト20を水平シャフト14に重ね、これらの外周にカバー23を巻き付ける 。そして支持材17の長孔18からピン19を外し、斜材16に対して折り曲げ 、水平シャフト14をピン15を中心に回し、図6に示す如く補助シャフト20 を重ねた水平シャフト14を上部ポール3に重ねる。また調整グリップ4をゆる めて、上部ポール3を基礎ポール2から外し、またピン12を外して固定支持体 7と基礎ポール2とを分離する。この様にして図6に示す如く、十字型の枠体2 2を折り畳み、上部ポール3、基礎ポール2及び固定支持体7とに分けることが できる。
【0017】
【考案の効果】
この考案は以上の構成であり、高所作業用バケットの上方に上記カバーから成 る屋根が形成されるため、この屋根の位置を適宜調整して固定すればこの屋根が 太陽の光を遮り、日除けとなり、炎天下の作業においても、日陰で作業をするこ とができる。また雨天であってもこの屋根の下で安全に柱上作業ができる。また この屋根を支える支持ポールは一本であり、かつバケットの適宜の側壁(手摺り )に固定することができ、従って場所を取らず作業の邪魔にならない。またこの 考案では支持ポールの下端部をバケットの側壁に着脱自在に固定しているため、 不要時にはこの装置をバケットから取り外すことができ、作業や運搬に邪魔にな らない。また取り外したこの装置は、補助シャフトを水平シャフトに重ね、かつ これらのシャフトを上部ポールに重ねて折り畳むことができる。従ってこの装置 は不要時や運搬時にはコンパクトに折り畳むことができ、かつバケット上で簡単 に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の使用状態を示す側面図
【図2】この考案のカバーを外した状態を示す斜視図
【図3】この考案を下から見たカバーの底面図
【図4】この考案の上部ポールと水平シャフトとの軸支
部を示す一部側面図
【図5】この考案の基礎ポールと固定支持体とを分離し
た状態を示す一部側面図
【図6】この考案を分解し、かつ折り畳んだ状態を示す
側面図
【符号の説明】
1 支持ポール 2 基礎ポール 3 上部ポール 5 バケット 6 側壁 7 固定支持体 14 水平シャフト 20 補助シャフト 22 十字型の枠体 23 カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高所作業用バケットの一側に支持ポール
    の下端部を着脱自在に固定し、この支持ポールの上端に
    回動自在に一端を軸支した水平シャフトを張り出し、こ
    の水平シャフトに軸支した補助シャフトを、水平シャフ
    トに対して水平に広げ、これらの水平シャフトと補助シ
    ャフトとから成る枠体上にカバーを広げて固定したこと
    を特徴とする、高所作業用バケットの日除け、雨除け装
    置。
JP953492U 1992-01-31 1992-01-31 高所作業用バケットの日除け、雨除け装置 Expired - Lifetime JPH0726318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP953492U JPH0726318Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 高所作業用バケットの日除け、雨除け装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0564194U true JPH0564194U (ja) 1993-08-24
JPH0726318Y2 JPH0726318Y2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=11722940

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JP953492U Expired - Lifetime JPH0726318Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 高所作業用バケットの日除け、雨除け装置

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JP2009084033A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Chugoku Electric Power Co Inc:The 作業者保護具及び高所作業用バケット
US20220063975A1 (en) * 2020-09-02 2022-03-03 Troy Andritsch Bucket Truck Canopy

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