JPH0564140A - ビデオテープレコーダ装置 - Google Patents

ビデオテープレコーダ装置

Info

Publication number
JPH0564140A
JPH0564140A JP3242745A JP24274591A JPH0564140A JP H0564140 A JPH0564140 A JP H0564140A JP 3242745 A JP3242745 A JP 3242745A JP 24274591 A JP24274591 A JP 24274591A JP H0564140 A JPH0564140 A JP H0564140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
tci
signal
supplied
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3242745A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitaka Yoshihiro
俊孝 吉廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3242745A priority Critical patent/JPH0564140A/ja
Publication of JPH0564140A publication Critical patent/JPH0564140A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 逆スロー再生モード時に、最初に2セグメン
トは通常再生を行い、次に4セグメント分の巻き戻しを
行い、次に再度2セグメントの通常再生を行い、タイミ
ングコントロール回路26により、上記通常再生を行う
ことにより得られたTCIデータのみを再生用デジタル
データ処理回路15内のメモリに一旦記憶し読み出すよ
うに制御する。 【効果】 上記再生用デジタルデータ処理回路15内の
メモリから読み出されるTCIデータが通常再生された
データであるため、デシャフリング処理も通常時と同様
に正確に行うことができ、ノイズのない逆スロー再生映
像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるヘリカルスキ
ャン方式を用いてデータの記録再生を行うようなビデオ
テープレコーダ装置おいて、記録した信号をノイズレス
で逆スロー再生できるようなビデオテープレコーダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高精細度テレビジョン方式の映像
信号(以下、ハイビジョン映像信号という。)を、その
広帯域高品質を維持して記録再生を行ういわゆるハイビ
ジョンビデオテープレコーダ(ハイビジョンVTR)が
知られている。このハイビジョンVTRは、上記ハイビ
ジョン映像信号の輝度信号(Y)と色差信号PB ,PR
を時間軸圧縮多重しシャフリング処理を施すことによ
り、例えば第1チャンネル及び第2チャンネルのTCI
(Time Compressed Integration)信号を形成する。そ
して、例えば1フィールド分の上記第1及び第2チャン
ネルのTCI信号を、それぞれ2セグメント(4トラッ
ク)に分割し磁気テープ等に記録する。
【0003】ここで、上記ハイビジョンVTRには、上
記磁気テープに記録したTCI信号を通常の再生速度の
1/2の速度、かつ、逆に再生する逆スロー再生モード
が設けられている。上記ハイビジョンVTRは、この逆
スロー再生モードとなると上記磁気テープを、上記ハイ
ビジョン映像信号を記録したときのテープ走行速度に対
して、1/2のテープ走行速度とするとともに、該ハイ
ビジョン映像信号を記録したときのテープ走行方向に対
して逆方向となるように該磁気テープを走行駆動する。
【0004】これにより、上記磁気テープに記録された
映像信号が、記録したときの順番とは逆の順番、かつ、
1/2のテープ走行速度で再生されることとなり、例え
ばモニタ装置等には例えば逆スロー再生された動画が表
示されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ハイビジ
ョンVTRにおける上記逆スロー再生モードでは、上記
磁気テープを通常の再生速度の1/2の速度、かつ、逆
方向に走行制御するため、再生ヘッドは上記磁気テープ
上のセグメントを正確にトレースすることはできず、複
数のセグメントを逆方向かつ斜めにトレースするように
なる。また、上記記録トラックに記録されたTCI信号
には、上記シャフリング処理が施してあるため、上記再
生ヘッドが複数のセグメントを斜めにトレースしてしま
うと、該シャフリング処理したTCI信号を復元するこ
とが困難となり、ノイズを含んだ画像を表示することと
なってしまっていた。
【0006】なお、いわゆる補間処理等を行い上記ノイ
ズを低減させる方法があるが、これは、上述のようなセ
グメント記録の場合、複数のセグメントを再生ヘッドが
斜めにトレースすることとなるため、離れたラインのデ
ータを用いて該補間処理を行うこととなり、不自然な画
像を表示することとなってしまう。
【0007】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、上記逆スロー再生モード時において、明瞭な表
示画像を得ることができるようなビデオテープレコーダ
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録データに
シャフリング処理を施し、このシャフリング処理を施し
た記録データを互いに平行な複数本の斜めの記録トラッ
クに分割して磁気テープに記録するようなビデオテープ
レコーダ装置において、上記磁気テープの送り及び戻し
を行うテープ走行手段と、上記テープ走行手段を制御す
る走行制御手段と、上記磁気テープから再生された記録
データを記憶する記憶手段と、上記記録データの上記記
憶手段への書き込み及び読み出しを制御する制御手段と
を有し、逆スロー再生モード時に、上記走行制御手段は
所定の時間毎に通常走行及び巻き戻しを行うように上記
テープ走行手段を制御し、上記制御手段は上記通常走行
時に再生された記録データのみを書き込み、読み出す制
御を行うことを特徴として上述の課題を解決する。
【0009】
【作用】本発明に係るビデオテープレコーダ装置は、記
録データにシャフリング処理を施し、このシャフリング
処理を施した記録データを互いに平行な複数本の斜めの
記録トラックに分割して磁気テープに記録するようなビ
デオテープレコーダ装置において、逆スロー再生モード
時に、上記走行制御手段は所定の時間毎に通常走行及び
巻き戻しを行うように上記テープ走行手段を制御し、上
記制御手段は上記通常走行時に再生された記録データの
みを書き込み、読み出す制御を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るビデオテープレコーダ装
置の好ましい実施例について図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明をハイビジョン映像信号の記録再生
を行ういわゆるハイビジョンビデオテープレコーダ装置
(ハイビジョンVTR)に適用した場合の再生系を示し
ている。
【0011】上記図1に示すハイビジョンVTRの再生
系は、記録媒体である例えば磁気テープにいわゆるセグ
メント記録されたTCI(Time Compressed Integratio
n )信号を再生する第1〜第4の再生ヘッド1〜4と、
上記第1及び第3の再生ヘッド1,3で再生されたTC
I信号をフィールド毎に切り換える第1の切り換えスイ
ッチ5と、上記第1の切り換えスイッチ5を介して供給
されるTCI信号を所定の利得で増幅して出力するアン
プ6と、上記アンプ6からのTCI信号をFM復調して
出力するデモジュレータ7と、上記デモジュレータ7か
ら供給されるTCI信号からA/D(アナログ/デジタ
ル)変換器9におけるサンプリング周波数の1/2以上
の周波数成分を除去するローパスフィルタ(LPF)8
と、A/D変換器9,A/D変換器14にサンプリング
クロックを供給するとともに再生用デジタルデータ処理
回路15にデータ処理用のクロックを供給するクロック
発生回路25と、上記LPF8から供給されるTCI信
号を上記クロック発生回路25から供給されるサンプリ
ングクロックによりサンプリングしデジタル化してTC
Iデータを出力するA/D変換器9とを有している。な
お、上記第1,第2の再生ヘッド1,2及び上記第3,
第4の再生ヘッド3,4は、いわゆる回転ヘッドにそれ
ぞれ180度の角度差を持って設けられている。
【0012】また、上記ハイビジョンVTRの再生系
は、上記第2及び第4の再生ヘッド2,4で再生された
TCI信号をフィールド毎に切り換える第2の切り換え
スイッチ10と、上記第2の切り換えスイッチ10を介
して供給されるTCI信号を所定の利得で増幅して出力
するアンプ11と、上記アンプ11からのTCI信号を
FM復調して出力するデモジュレータ12と、上記デモ
ジュレータ12から供給されるTCI信号からA/D変
換器14におけるサンプリング周波数の1/2以上の周
波数成分を除去するローパスフィルタ(LPF)13
と、上記LPF13から供給されるTCI信号を上記ク
ロック発生回路25から供給されるサンプリングクロッ
クによりサンプリングしデジタル化してTCIデータを
出力するA/D変換器14とを有している。なお、上記
第1の再生ヘッド1は上記第1の切り換えスイッチ5の
被選択端子5aに、上記第3の再生ヘッド3は被選択端
子5bに、上記第2の再生ヘッド2は上記第2の切り換
えスイッチ10の被選択端子10aに、上記第4の再生
ヘッド4は被選択端子10bにそれぞれ接続されてい
る。
【0013】また、上記ハイビジョンVTRの再生系
は、上記A/D変換器9及び上記A/D変換器14から
それぞれ供給されるTCIデータに後に説明する所定の
データ処理を施し、輝度データ(Y),クロマデータ
(C)である色差データPB ,PR をそれぞれ形成して
出力する再生用デジタルデータ処理回路15と、後に説
明するが、上記磁気テープに記録したTCI信号を逆の
順番、かつ、例えば1/2の再生速度で再生する逆スロ
ー再生モード時に、通常再生と磁気テープの高速巻き戻
し動作を交互に繰り返すことにより得られたTCIデー
タのうち、該通常再生時に得られたTCIデータのみに
上記再生用デジタルデータ処理回路15内に設けられた
記憶手段であるメモリへのTCIデータの書き込み及び
読み出しを制御する書き込みパルス及び読み出しパルス
を出力する制御手段であるタイミングコントロール回路
26とを有している。
【0014】また、上記ハイビジョンVTRの再生系
は、上記再生用デジタルデータ処理回路15から供給さ
れる輝度データをアナログ化して輝度信号を出力するD
/A(デジタル/アナログ)変換器16と、上記D/A
変換器16からの輝度信号からサンプリング周波数成分
を除去して出力するLPF17と、上記再生用デジタル
データ処理回路15から供給される色差データPB をア
ナログ化して色差信号PB を出力するD/A(デジタル
/アナログ)変換器19と、上記D/A変換器19から
の色差信号PB からサンプリング周波数成分を除去して
出力するLPF20と、上記再生用デジタルデータ処理
回路15から供給される色差データPR をアナログ化し
て色差信号PR を出力するD/A(デジタル/アナロ
グ)変換器22と、上記D/A変換器22からの色差信
号PR からサンプリング周波数成分を除去して出力する
LPF23とを有している。
【0015】図2は、本発明をハイビジョン映像信号の
記録再生を行ういわゆるハイビジョンビデオテープレコ
ーダ装置(ハイビジョンVTR)に適用した場合の記録
系を示している。上記図2に示すハイビジョンVTRの
記録系は、入力映像信号として供給される輝度信号
(Y)からA/D変換器32のサンプリング周波数の1
/2以上の周波数成分を除去するための前置フィルタで
あるLPF31と、上記LPF31からの輝度信号をク
ロック発生回路40からのサンプリングクロックにより
サンプリングしデジタル化するA/D変換器32と、入
力映像信号として供給される色差信号PB からA/D変
換器35のサンプリング周波数の1/2以上の周波数成
分を除去するための前置フィルタであるPB 用LPF3
4と、上記LPF34からの色差信号PB をクロック発
生回路40からのサンプリングクロックによりサンプリ
ングしデジタル化するA/D変換器35と、入力映像信
号として供給される色差信号PR からA/D変換器38
のサンプリング周波数の1/2以上の周波数成分を除去
するための前置フィルタであるPR 用LPF37と、上
記LPF37からの色差信号PR をクロック発生回路4
0からのサンプリングクロックによりサンプリングしデ
ジタル化するA/D変換器38とを有している。
【0016】また、上記ハイビジョンVTRの記録系
は、上記A/D変換器32から供給される輝度データ,
上記PB 用A/D変換器35から供給される色差データ
B 及び上記PR 用A/D変換器38から供給される色
差データPR に、後に説明する所定のデータ処理を施し
第1チャンネル及び第2チャンネルのTCIデータを形
成する記録用デジタルデータ処理回路39と、上記A/
D変換器32,PB 用A/D変換器35及びPR 用A/
D変換器38等にサンプリングクロックを供給するクロ
ック発生回路40とを有している。
【0017】また、上記ハイビジョンVTRの記録系
は、上記記録用デジタルデータ処理回路39からの上記
第1チャンネルのTCIデータをアナログ化して第1チ
ャンネルのTCI信号を出力するD/A変換器41と、
上記D/A変換器41から供給される第1チャンネルの
TCI信号からサンプリング周波数成分を除去するLP
F42と、上記LPF42からの第1チャンネルのTC
I信号にFM変調を施すモジュレータ43と、上記モジ
ュレータ43でFM変調が施された第1チャンネルのT
CI信号を増幅して出力するアンプ44と、上記アンプ
44からの第1チャンネルのTCI信号を例えば1/2
フィールド毎に切り換えて出力する第3の切り換えスイ
ッチ45と、第1,第2の記録ヘッド46,47とを有
している。
【0018】また、上記ハイビジョンVTRの記録系
は、上記記録用デジタルデータ処理回路39からの上記
第2チャンネルのTCIデータをアナログ化して第2チ
ャンネルのTCI信号を出力するD/A変換器48と、
上記D/A変換器48から供給される第2チャンネルの
TCI信号からサンプリング周波数成分を除去するLP
F49と、上記LPF49からの第2チャンネルのTC
I信号にFM変調を施すモジュレータ50と、上記モジ
ュレータ50でFM変調が施された第2チャンネルのT
CI信号を増幅して出力するアンプ51と、上記アンプ
51からの第2チャンネルのTCI信号を例えば1/2
フィールド毎に切り換えて出力する第4の切り換えスイ
ッチ52と、上記第3,第4の記録ヘッド53,54と
を有している。
【0019】上記第1,第2の記録ヘッド46,47及
び上記第3,第4の記録ヘッド53,54は、いわゆる
回転ヘッドにそれぞれ180度の角度差をもって設けら
れている。また、上記第1の記録ヘッド46は、上記第
3の切り換えスイッチ45の被選択端子45bに、上記
第3の記録ヘッド53は被選択端子45cに、上記第2
の記録ヘッド47は上記第4の切り換えスイッチ52の
被選択端子52bに、上記第4の記録ヘッド54は被選
択端子52cにそれぞれ接続されている。
【0020】一方、上記磁気テープに上記TCI信号を
記録/再生する際に、該磁気テープの走行を制御するテ
ープ走行制御系は図3に示すように、後に説明するタイ
ミングパルス,スイッチングパルス,F/R(フォワー
ド/リバース)切り換えパルスを出力するシステムコン
トローラ60と、上記逆スロー再生モード時に、上記シ
ステムコントローラ60から供給されるタイミングパル
ス,スイッチングパルス,分周回路65からの第1の分
周データ及び分周回路68からの第2の分周データに応
じてキャプスタンモータ63の回転数を制御する回転制
御データを出力する回転制御回路61と、上記回転制御
回路61からの回転制御データに応じた電圧を出力する
ドライバ62と、上記ドライバ62からの回転制御デー
タに応じた電圧及び上記システムコントローラ60から
のF/R切り換えパルスに応じてキャプスタンを回転駆
動するキャプスタンモータ63と、上記キャプスタンモ
ータ63の回転状態を検出し、これを回転検出パルスと
して上記分周回路65に供給する回転検出回路64と、
正確なトラッキングを行うために上記磁気テープに記録
されているコントロール信号を再生するコントロールヘ
ッド66と、上記コントロールヘッド66により再生さ
れたコントロール信号を所定の利得で増幅するアンプ6
7と、上記アンプ67からのコントロール信号を分周し
てコントロールパルスとして出力する分周回路68とを
有している。
【0021】また、上記テープ走行制御系は、上記磁気
テープの巻取り等を行うテープリールを回転駆動するリ
ールモータ71と、上記磁気テープのテープテンション
を検出するテープテンション検出回路72と、上記テー
プテンション検出回路からのテープテンション検出デー
タに応じて上記リールモータ71を回転駆動するリール
モータ駆動パルスを出力するリールモータ制御回路69
と、上記リールモータ制御回路69からのリールモータ
駆動パルスに応じた電圧を上記リールモータ71に供給
するドライバ70とを有している。
【0022】なお、上記キャプスタンモータ63及びリ
ールモータ71でテープ走行手段を構成し、上記システ
ムコントローラ60,回転制御回路61及びリールモー
タ制御回路69で走行制御手段を構成している。
【0023】上記図2に示すハイビジョンVTRの記録
系は、以下のように上記TCI信号を磁気テープに記録
する。
【0024】すなわち、上記図2に示す記録系には、例
えば入力映像信号として上記ハイビジョン映像信号が輝
度信号(Y)及びクロマ信号(C)として供給される。
上記輝度信号は、入力端子30を介してローパスフィル
タ(LPF)31に供給される。上記LPF31は、上
記入力端子31を介して供給される輝度信号から、A/
D(アナログ/デジタル)変換器32のサンプリング周
波数の1/2の周波数よりも高い周波数成分を除去し、
これを該A/D変換器32に供給する。
【0025】上記A/D変換器32には、クロック発生
回路40から、例えば周波数が44MHzのサンプリン
グクロックが供給されている。上記A/D変換器32
は、上記クロック発生回路40から供給される上記44
MHzのサンプリングクロックにより上記輝度信号をサ
ンプリングしデジタル化することにより輝度データを形
成し、これを記録用デジタルデータ処理回路39に供給
する。
【0026】一方、上記クロマ信号は伝送効率の向上を
図るために青信号(B)から上記輝度信号を減算処理し
た信号である色差信号PB と、赤信号(R)から上記輝
度信号を減算処理した信号である色差信号PR として当
該記録系に供給される。上記色差信号PB は、入力端子
33を介してPB 用LPF34に供給される。上記PB
用LPF34は、上記色差信号PB から、PB 用A/D
変換器35のサンプリング周波数の1/2の周波数より
も高い周波数成分を除去し、これを該PB 用A/D変換
器35に供給する。上記PB 用A/D変換器35には、
例えば上記輝度信号のサンプリング周波数の1/4の周
波数である11MHz のサンプリングクロックが上記ク
ロック発生回路40から供給されている。上記PB 用A
/D変換器35は、上記11MHzのサンプリングクロ
ックで上記色差信号PB をサンプリングしデジタル化す
ることにより、ライン毎の色差データである色差データ
B0,PB1,PB2・・・・を形成し、これらを上記記録
用デジタルデータ処理回路39に供給する。
【0027】上記色差信号PR は、入力端子36を介し
てPR 用LPF37に供給される。上記PR 用LPF3
7は、上記色差信号PR からPR 用A/D変換器38の
サンプリング周波数の1/2の周波数よりも高い周波数
成分を除去し、これを該PR 用A/D変換器38に供給
する。上記PR 用A/D変換器38には、例えば上記P
B 用A/D変換器35に供給したサンプリングクロック
と同じ周波数(11MHz )のサンプリングクロックが
上記クロック発生回路40から供給されている。上記P
R 用A/D変換器38は、上記11MHz のサンプリン
グクロックにより、上記PR 用LPF37から供給され
る色差信号PR をデジタル化することにより、ライン毎
の色差データである色差データPR0,PR1,PR2・・・
・を形成し、これらを上記記録用デジタルデータ処理回
路39に供給する。
【0028】上記記録用デジタルデータ処理回路39
は、まず、図4(a)に示すような上記A/D変換器3
2から供給される輝度データYをライン毎に振り分ける
ことにより第1チャンネルの輝度データ及び第2チャン
ネルの輝度データを形成し、この第1チャンネル及び第
2チャンネルの輝度データにそれぞれ時間軸伸長処理を
施す。
【0029】また、上記記録用デジタルデータ処理回路
39は、上記PB 用A/D変換器35から供給される色
差データPB0,色差データPB1,色差データPB2・・・
・のうち奇数データを間引くことにより、例えば図4
(b)に示すような色差データPB0,色差データPB2
色差データPB4・・・・(第1チャンネルの色差データ
B )を形成し、この第1チャンネルの色差データPB
に時間軸圧縮処理を施す。同時に上記記録用デジタルデ
ータ処理回路39は、上記PR 用A/D変換器38から
供給される色差データPR0,色差データPR1,色差デー
タPR2・・・・のうち偶数データを間引くことにより、
例えば図4(c)に示すような色差データPR1,色差デ
ータPR3,色差データPR5・・・・(第2チャンネルの
色差データPR )を形成し、この第2チャンネルの色差
データPR に時間軸圧縮処理を施す。
【0030】次に、上記記録用デジタルデータ処理回路
39は、上記時間軸伸長処理を施した1ライン分の第1
チャンネルの輝度データと上記時間軸圧縮処理を施した
1ライン分の第1チャンネルの色差データPB とを、例
えば2水平走査期間上に時分割多重し、同期データ,バ
ーストデータ,セグメントデータ等を付加することによ
り、例えば図4(d)に示すような輝度データY及び色
差データPB からなるTCIデータ(以下、PB 系TC
Iデータと言う。)を形成する。また、同じく、上記時
間軸伸長処理を施した1ライン分の第2チャンネルの輝
度データと上記時間軸圧縮処理を施した1ライン分の第
2チャンネルの色差データPR を2水平走査期間上に時
分割多重するとともに、同期データ,バーストデータ,
セグメントデータ等を付加することにより、同図(e)
に示す上記輝度データY及び色差データPR からなるT
CIデータ(以下、PR 系TCIデータと言う。)を形
成する。
【0031】次に、上記記録用デジタルデータ処理回路
39は、上記PB 系TCIデータ及び上記PR 系TCI
データを1フレーム分一旦記憶し、該PB 系TCIデー
タ及びPR 系TCIデータを記憶したときと順番を変え
て読み出す、いわゆるシャフリング処理を行う。これに
より、磁気テープにいわゆるドロップアウトが生じて
も、該ドロップアウトによる再生不良等の悪影響が再生
画面上で1箇所に集中しないようにすることができる。
【0032】上記シャフリング処理は、具体的には、例
えば図4(f)〜(m)に示すように行われる。すなわ
ち、上記輝度データYは輝度データY0 〜Y7 を図4
(f)〜(m)に示す第0〜第7のトラックに順に1つ
ずつ入れ、輝度データY8 〜Y15を同じく第0〜第7の
トラックに順に1つずつ入れる等のように処理される。
また、上記色差データPB は、色差データPB0,色差デ
ータPB2,色差データPB4,色差データPB6を上記第
0,第2,第4,第6トラックに入れ、上記色差データ
R は、色差データPR1,色差データPR3,色差データ
R5,色差データPR7を上記第1,第3,第5,第7ト
ラックに入れる等のように処理される。
【0033】次に、上記記録用デジタルデータ処理回路
39は、上記第0,第2,第4,第6トラックデータで
ある上記PB 系TCIデータ及び上記第1,第3,第
5,第7トラックデータである上記PR 系TCIデータ
に、それぞれいわゆるエンファシス処理を施して出力す
る。上記PB 系TCIデータはD/A変換器41に供給
され、上記PR 系TCIデータはD/A変換器48に供
給される。
【0034】上記D/A変換器41は、上記記録用デジ
タルデータ処理回路39から供給されるPB 系TCIデ
ータをアナログ化することによりPB 系TCI信号を形
成し、これをLPF42に供給する。上記LPF42
は、上記D/A変換器41から供給されるPB 系TCI
信号からサンプリング周波数成分を除去し、これをモジ
ュレータ43に供給する。上記モジュレータ43は、上
記LPF42から供給されるPB 系TCI信号に、記録
に適した変調である例えばFM変調を施し、これをアン
プ44を介して第3の切り換えスイッチ45に供給す
る。
【0035】一方、上記D/A変換器48は、上記記録
用デジタルデータ処理回路39から供給されるPR 系T
CIデータをアナログ化することによりPR 系TCI信
号を形成し、これをLPF49に供給する。上記LPF
49は、上記PR 系TCI信号からサンプリング周波数
成分を除去し、これをモジュレータ50に供給する。上
記モジュレータ50は、上記LPF49から供給される
R 系TCI信号に上記FM変調を施し、これをアンプ
51を介して第4の切り換えスイッチ52に供給する。
【0036】上記第3の切り換えスイッチ45及び第4
の切り換えスイッチ52には、1/2フィールド毎にス
イッチングパルスが同時に供給されている。上記第3の
切り換えスイッチ45は、上記スイッチングパルスによ
り選択端子45aで被選択端子45b及び被選択端子4
5cを1/2フィールド毎に選択する。また、上記第4
の切り換えスイッチ52は、上記スイッチングパルスに
より選択端子52aで被選択端子52b及び被選択端子
52cを1/2フィールド毎に選択する。
【0037】これにより、上記第1,第2の記録ヘッド
46,47で、例えば上記図4(f),(b)に示した
B 系TCIデータに対応するPB 系TCI信号,PR
系TCIデータに対応するPR 系TCI信号が、図5に
示す磁気テープ80にセグメント(SEG)1として同
時に記録され、次に、上記第3,第4の記録ヘッドで上
記図4(h),(i)に示したPB 系TCIデータに対
応するPB 系TCI信号,PR 系TCIデータに対応す
るPR 系TCI信号が、上記磁気テープ80にセグメン
ト(SEG)2として同時に記録される。なお、このよ
うにして上記磁気テープ80に記録される各セグメント
は、例えば上記セグメント1及びセグメント2で奇数フ
ィールドをあらわしており、セグメント3及びセグメン
ト4で偶数フィールドをあらわしている。また、このよ
うないわゆるセグメント記録を行うことにより、伝送帯
域を広げることなく、ハイビジョン映像信号の広帯域性
を確保して記録することができる。
【0038】上記図5に示すように磁気テープ80にセ
グメント記録された上記各TCI信号は、上記図1に示
したハイビジョンVTRの再生系で再生される。この図
1において、上記磁気テープ80にセグメント記録され
た各TCI信号を記録された順番、かつ、通常の走行速
度で再生する通常再生モードとなると、例えば上記第
1,第2の再生ヘッド1,2が該磁気テープ80に記録
されたセグメント1をトレースし、上記第3,第4の再
生ヘッド3,4がセグメント2をトレースする。これに
より、上記第1,第3の再生ヘッド1で上記PB 系TC
I信号が再生され、上記第2,第4の再生ヘッド2で上
記PR 系TCI信号が再生されることとなる。
【0039】上記第1の切り換えスイッチ5及び第2の
切り換えスイッチ10にはそれぞれ1/2フィールド毎
にスイッチングパルスが供給されている。上記第1及び
第2の切り換えスイッチ5,10は上記スイッチングパ
ルスにより、それぞれ1/2フィールド毎に選択端子5
cにより被選択端子5a又は被選択端子5bを選択し、
選択端子10cにより被選択端子10a又は被選択端子
10bを選択する。
【0040】これにより、再生されるTCI信号のう
ち、例えば上記PB 系TCI信号は全て上記アンプ6に
供給され、上記PR 系TCI信号は全て上記アンプ11
に供給されることとなる。
【0041】上記アンプ6は、上記PB 系TCI信号を
所定の利得で増幅し、これを上記デモジュレータ7に供
給する。上記デモジュレータ7は、上記PB 系TCI信
号をFM復調し、これをLPF8に供給する。上記LP
F8は、上記FM復調されたPB 系TCI信号から、A
/D変換器9のサンプリング周波数の1/2の周波数よ
りも高い周波数成分を除去し、これを該A/D変換器9
に供給する。上記A/D変換器9は、上記クロック発生
回路25から供給されるサンプリングクロックにより、
上記PB 系TCI信号をサンプリングしデジタル化する
ことによりPB 系TCIデータを形成し、これを再生用
デジタルデータ処理回路15に供給する。
【0042】一方、上記アンプ11は、上記PR 系TC
I信号を所定の利得で増幅し、これを上記デモジュレー
タ12に供給する。上記デモジュレータ12は、上記P
R 系TCI信号をFM復調し、これをLPF13に供給
する。上記LPF13は、上記FM復調されたPR 系T
CI信号から、A/D変換器14のサンプリング周波数
の1/2の周波数よりも高い周波数成分を除去し、これ
を該A/D変換器14に供給する。上記A/D変換器1
4は、上記クロック発生回路25から供給されるサンプ
リングクロックにより、上記PR 系TCI信号をサンプ
リングしデジタル化することによりPR 系TCIデータ
を形成し、これを上記再生用デジタルデータ処理回路1
5に供給する。
【0043】上記再生用デジタルデータ処理回路15
は、上記A/D変換器9及び上記A/D変換器14から
それぞれ並列的に供給されるPB 系TCIデータ及びP
R 系TCIデータにディエンファシス処理及びデシャッ
フリング処理を施す。次に上記再生用デジタルデータ処
理回路15は、上記PB 系TCIデータ及びPR 系TC
Iデータとして時分割多重されている上記輝度データY
に時間軸圧縮処理を施すとともに、該2チャンネルに亘
って(PB 系及びPR 系TCIデータに亘って)記録さ
れている輝度データYを1チャンネルに戻す。また、上
記PB 系TCIデータ及びPR 系TCIデータにそれぞ
れ時分割多重されている上記色差データPB ,PR にそ
れぞれ時間軸伸長処理を施すとともに、上記記録系で2
チャンネルのTCIデータを生成する際に1ライン毎に
間引かれた各色差データPB ,PR の補間処理を行うこ
とにより上記色差データPB 及び上記色差データPR
再生する。このようにして再生された上記輝度データY
はD/A変換器16に、上記色差データPB はD/A変
換器19に、また、上記色差データPR はD/A変換器
22にそれぞれ供給される。
【0044】上記D/A変換器16は、上記輝度データ
Yをアナログ化することにより輝度信号Yを生成し、こ
れをLPF17に供給する。上記LPF17は、上記輝
度信号Yのサンプリング周波数成分を除去し、これを出
力端子18を介して出力する。上記D/A変換器19
は、上記色差データPB をアナログ化することにより色
差信号PB を生成し、これをLPF20に供給する。上
記LPF20は、上記色差信号PB からサンプリング周
波数成分を除去し、これを出力端子21を介して出力す
る。
【0045】上記D/A変換器22は、上記色差データ
R をアナログ化することにより色差信号PR を生成
し、これをLPF23に供給する。上記LPF23は、
上記D/A変換器22から供給される色差信号PR から
サンプリング周波数成分を除去し、これを出力端子24
を介して出力する。
【0046】上記出力端子18,21,24を介して出
力される輝度信号Y,色差信号PB ,色差信号PR は、
それぞれ例えば図示しないモニタ装置に供給される。こ
れにより、上記図2に示すハイビジョンVTRの記録系
で記録したハイビジョン映像信号に応じた画像が上記モ
ニタ装置等に表示されることとなる。
【0047】このような通常再生モード時には、上記図
3に示すテープ走行制御系は以下のように作動する。す
なわち、上記通常再生モード時となると上記システムコ
ントローラ60は、まず、上記第1及び第2の切り換え
スイッチ5,10を1/2フィールド毎に切り換える図
6(a)に示すようなスイッチングパルス(1/2フィ
ールド毎にハイレベル又はローレベルとなる。)、上記
キャプスタンモータ63を通常再生速度時のモータ回転
数で回転させるようなタイミングデータ(以下、第1の
タイミングデータという。)と、上記キャプスタンモー
タ63の通常方向回転を指示するF/R切り換えパルス
(以下、第1のF/R切り換えパルスと言う。)とを出
力する。
【0048】上記第1のタイミングデータ及びスイッチ
ングパルスは回転制御回路61に、また、上記第1のF
/R切り換えパルスは、キャプスタンモータ63にそれ
ぞれ供給される。
【0049】一方、回転検出回路64は、上記キャプス
タンモータ63の回転状態を検出し、この検出した回転
状態に応じた回転検出パルスを分周回路65に供給す
る。上記分周回路65は、上記回転検出パルスを分周
し、これを第1の分周データとして上記回転制御回路6
1に供給する。また、上記コントロールヘッド66は、
例えば上記PB 系,PR 系TCI信号が記録されている
各トラック毎に記録されているコントロール信号を再生
し、これをアンプ67に供給する。上記アンプ67は、
上記コントロール信号を所定の利得で増幅し、これを分
周回路68に供給する。上記分周回路は上記コントロー
ル信号を分周し、これを第2の分周データとして上記回
転制御回路61に供給する。
【0050】上記回転制御回路61は、上記第1のタイ
ミングデータ,スイッチングパルス,第1の分周デー
タ,第2の分周データに応じた回転制御データを出力す
る。この回転制御データは、ドライバ62に供給され
る。上記ドライバ62は、上記回転制御データに応じた
電圧を上記キャプスタンモータ63に供給する。これに
より、上記キャプスタンモータ63は、図6(b)に示
すように上記通常再生が開始された時刻t1から通常の
再生速度(+1)で回転し、図5に示す磁気テープ80
が通常の走行方向である図中矢印X方向に走行せしめら
れ、セグメント1,セグメント2,セグメント3・・・
・に記録された上記各TCI信号が順に、上記第1〜第
4の再生ヘッド1〜4により再生される。
【0051】なお、上記リールモータ制御回路69に
は、上記テープテンション検出回路72が検出した磁気
テープの現在のテンションを示すテープテンション検出
データが供給されており、該リールモータ制御回路69
は、上記テープテンション検出データに応じて磁気テー
プが一定のテンションとなるように、リールモータ71
の回転速度を制御する。
【0052】次に、上記逆スロー再生モード時には、上
記図3に示すテープ走行制御系は、以下のように作動す
る。すなわち、上記逆スロー再生モードとなると上記シ
ステムコントローラ60は、図6(c)に示すように、
上記第1のタイミングデータと、上記キャプスタンモー
タ63を例えば通常再生速度時の2倍の回転数で回転さ
せるようなタイミングデータ(以下、第2のタイミング
データという。)とを、上記スイッチングパルスの1周
期毎に出力する。また、これと同時に、上記第1のF/
R切り換えパルスと、上記キャプスタンモータ63の逆
方向回転を指示するF/R切り換えパルス(以下、第2
のF/R切り換えパルスと言う。)とを、上記スイッチ
ングパルスの1周期毎に出力する。
【0053】これにより、この逆スロー再生モード時に
は、上記キャプスタンモータ63は、例えば図6(a)
に示すスイッチングパルスの1周期目である時刻t1〜
時刻t3の間は、同図(c)に示すように通常の再生速
度で通常方向の回転(+1)を行うように制御され、該
スイッチングパルスの2周期目である時刻t3〜時刻t
5の間は、通常再生速度の2倍の再生速度で逆方向の回
転(−2)を行うように制御される。
【0054】従って、上記時刻t1〜時刻t3の間は、
上記図5に示す磁気テープ80が通常速度で同図中矢印
Xで示す通常方向に送られ、該磁気テープ80に記録さ
れた各セグメントのTCI信号うち、2セグメント分
(1フィールド分)のTCI信号である例えばセグメン
ト5,セグメント6に記録された上記各TCI信号が順
に通常再生される。
【0055】次に、上記時刻t3〜時刻t5の間は、上
記図5に示す磁気テープ80が通常再生速度の2倍の再
生速度で、同図中矢印Yで示す逆方向に巻き戻され、4
セグメント分(1フレーム分)のTCI信号である例え
ばセグメント6,5,4,3に記録された上記各TCI
信号が順に再生される。なお、このような高速逆再生に
より上記セグメント6,5,4,3から得られる各TC
I信号は、高速で巻き戻しされる上記磁気テープ80上
に記録されたセグメントを上記第1〜第4の再生ヘッド
1〜4がトレースすることとなるため、各セグメントに
記録された全てのTCI信号を正確に得ることができ
ず、再生が困難なものとなる。
【0056】次に、上記時刻t5〜時刻t7の間は、上
記図5に示す磁気テープ80が通常速度及び同図中矢印
Xで示す通常方向に送られ、該磁気テープ80に記録さ
れた各セグメントのTCI信号うち、2セグメント分の
TCI信号である、例えばセグメント3,セグメント4
に記録された上記各TCI信号が順に通常再生される。
【0057】上記逆スロー再生モード時には、このよう
な変速再生を繰り返し行う。
【0058】このようにして通常再生されたTCI信号
及び高速逆再生されたTCI信号は、上述のようにそれ
ぞれTCIデータに変換され、図1に示す再生用デジタ
ルデータ処理回路15に供給される。上記再生用デジタ
ルデータ処理回路15は、上記供給されるTCIデータ
をシャフリング処理のためにメモリに一旦記憶するが、
タイミングコントロール回路26は、上記逆スロー再生
モード時に該メモリへの上記TCI信号の書き込み及び
読み出しを制御する。
【0059】すなわち、上記タイミングコントロール回
路26は、図7(a)に示すスイッチングパルスの1フ
ィールド毎である、時刻t10〜時刻t11,時刻t1
1〜時刻t12,時刻t12〜時刻t13,時刻t13
〜時刻t14・・・・の間に、同図(b)に示すように
ハイレベル又はローレベルとなる書き込みパルスを上記
再生用デジタルデータ処理回路15に供給する。なお、
上記タイミングコントロール回路26は、上記書き込み
パルスを上記再生用デジタルデータ処理回路15に供給
する際に、上記通常再生されたTCI信号に対応するT
CIデータが該再生用デジタルデータ処理回路15に供
給されたときにローレベルの書き込みパルスを供給し、
上記高速逆再生されたTCI信号に対応するTCIデー
タが該再生用デジタルデータ処理回路15に供給された
ときにハイレベルの書き込みパルスを供給する。
【0060】上記メモリには、上記ローレベルの書き込
みパルスにより上記TCIデータが書き込まれる。従っ
て、上記メモリには、上記通常再生されたTCI信号に
対応するTCIデータのみが書き込まれ、上記高速逆再
生されたTCI信号に対応するTCIデータは書き込ま
れないこととなる。このようにして、上記メモリに書き
込まれた上記通常再生されたTCI信号に対応するTC
Iデータは、上記図7(c)の時刻t12〜時刻t14
(1フレーム間)に示すハイレベルの読み出しパルスに
より読み出される。
【0061】具体的には、まず、上記図5に示す磁気テ
ープ80が通常再生速度で送られることにより、該磁気
テープ80上のセグメント5,セグメント6のTCI信
号が通常再生され、このTCI信号に対応するTCIデ
ータが、図7(b)の時刻t10〜時刻t11の間に上
記タイミングコントロール回路26から供給されるロー
レベルの書き込みパルスにより上記再生用デジタルデー
タ処理回路15内のメモリに書き込まれる。次に、上記
磁気テープ80が上記通常再生速度の2倍の速度で巻き
戻しされることにより、上記磁気テープ80上のセグメ
ント6,セグメント5,セグメント4,セグメント3の
TCI信号が高速逆再生されるが、これらのTCI信号
に対応するTCIデータは、図7(b)に示す時刻t1
1〜時刻t12の間に上記タイミングコントロール回路
26から供給されるハイレベルの書き込みパルスにより
上記再生用デジタルデータ処理回路15内のメモリには
書き込まれない。次に、再度上記磁気テープ80が通常
再生速度で送られることにより、該磁気テープ80上の
セグメント3,セグメント4のTCI信号が通常再生さ
れ、このTCI信号に対応するTCIデータが、図7
(b)の時刻t12〜時刻t13の間に上記タイミング
コントロール回路26から供給されるローレベルの書き
込みパルスにより上記再生用デジタルデータ処理回路1
5内のメモリに書き込まれる。
【0062】これにより、上記メモリには、上記セグメ
ント5,6及びセグメント3,4の1フレーム分のTC
Iデータが書き込まれたこととなる。上記メモリに書き
込まれた1フレーム分のTCIデータは、図7(c)に
示す読み出しパルスにより時刻t12〜時刻t14間に
1フレーム分の時間をかけて読み出される。
【0063】すなわち、上記図7(b)の時刻t10〜
時刻t14間である2フレーム分の時間をかけて1フレ
ーム分のTCIデータ(セグメント5,6及びセグメン
ト3,4)を上記メモリに記憶し、この記憶した1フレ
ーム分のTCIデータを同図(c)の時刻t12〜時刻
t14に示すハイレベルの読み出しパルスにより1フレ
ーム分の時間をかけて読み出すことにより、通常の再生
速度の1/2の速度で逆スロー再生を行うことができ
る。
【0064】このように、上記メモリから読み出される
データは、上記通常再生により得られたTCIデータの
みであるため、デシャフリング処理も通常時と同様に正
確に行うことができ、ノイズのない逆スロー再生映像を
例えばモニタ装置等に表示することができる。
【0065】なお、上述の実施例の説明では、本発明に
係るビデオテープレコーダ装置をハイビジョンVTRと
して用いた場合を説明したが、当該本発明に係るビデオ
テープレコーダ装置は、例えば他にいわゆるNTSC
系,PAL系,SECAM系のVTRとして用いること
ができること等は勿論である。
【0066】
【発明の効果】本発明に係るビデオテープレコーダ装置
は、記録データにシャフリング処理を施し、このシャフ
リング処理を施した記録データを互いに平行な複数本の
斜めの記録トラックに分割して磁気テープに記録するよ
うなビデオテープレコーダ装置において、逆スロー再生
モード時に、上記走行制御手段は所定の時間毎に通常走
行及び巻き戻しを行うように上記テープ走行手段を制御
し、上記制御手段は上記通常走行時に再生された記録デ
ータのみを書き込み、読み出す制御を行うことにより、
該記憶手段から読み出される記録データは、上記記録ト
ラックに記録されている記録データを通常再生したもの
であるため、デシャフリング処理も通常時と同様に正確
に行うことができ、ノイズのない逆スロー再生映像を例
えばモニタ装置等に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をハイビジョンVTRに適用した場合の
該ハイビジョンVTRの再生系のブロック図である。
【図2】上記ハイビジョンVTRの記録系のブロック図
である。
【図3】上記ハイビジョンVTRのテープ走行制御系の
ブロック図である。
【図4】上記ハイビジョンVTRの記録系に設けられて
いる記録用デジタルデータ処理回路で行うシャフリング
処理を説明するための模式図である。
【図5】逆スロー再生モード時に上記ハイビジョンVT
Rの再生系が行うTCI信号の再生動作を説明するため
の模式図である。
【図6】上記逆スロー再生モード時のキャプスタンモー
タの回転制御を説明するためのタイムチャートである。
【図7】上記逆スロー再生モード時に得られるTCIデ
ータの、上記ハイビジョンVTRの再生系に設けられて
いる再生用デジタルデータ処理回路内のメモリへの書き
込み及び読み出しを説明するためのタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1〜4・・・・・・・・・・・第1〜第4の再生ヘッド 5・・・・・・・・・・・・・第1の切り換えスイッチ 7,12・・・・・・・・・・デモジュレータ 8,13・・・・・・・・・・ローパスフィルタ(LP
F) 9,14・・・・・・・・・・A/D変換器 10・・・・・・・・・・・・第2の切り換えスイッチ 15・・・・・・・・・・・・再生用デジタルデータ処
理回路 16,19,22・・・・・・D/A変換器 17,20,23・・・・・・ローパスフィルタ 25・・・・・・・・・・・・クロック発生回路 26・・・・・・・・・・・・タイミングコントロール
回路 31・・・・・・・・・・・・ローパスフィルタ 32・・・・・・・・・・・・A/D変換器 34・・・・・・・・・・・・PB 用ローパスフィルタ 35・・・・・・・・・・・・PB 用A/D変換器 37・・・・・・・・・・・・PR 用ローパスフィルタ 38・・・・・・・・・・・・PR 用A/D変換器 39・・・・・・・・・・・・記録用デジタルデータ処
理回路 40・・・・・・・・・・・・クロック発生回路 41,48・・・・・・・・・D/A変換器 42,49・・・・・・・・・ローパスフィルタ 43,50・・・・・・・・・モジュレータ 45・・・・・・・・・・・・第3の切り換えスイッチ 46,47・・・・・・・・・第1,第2の記録ヘッド 52・・・・・・・・・・・・第4の切り換えスイッチ 53,54・・・・・・・・・第3,第4の記録ヘッド 60・・・・・・・・・・・・システムコントローラ 61・・・・・・・・・・・・回転制御回路 62,70・・・・・・・・・ドライバ 63・・・・・・・・・・・・キャプスタンモータ 64・・・・・・・・・・・・回転数検出回路 65,68・・・・・・・・・分周回路 66・・・・・・・・・・・・コントロールヘッド 69・・・・・・・・・・・・リールモータ制御回路 71・・・・・・・・・・・・リールモータ 72・・・・・・・・・・・・テープテンション検出回
路 80・・・・・・・・・・・・磁気テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データにシャフリング処理を施し、
    このシャフリング処理を施した記録データを互いに平行
    な複数本の斜めの記録トラックに分割して磁気テープに
    記録するようなビデオテープレコーダ装置において、 上記磁気テープの送り及び戻しを行うテープ走行手段
    と、 上記テープ走行手段を制御する走行制御手段と、 上記磁気テープから再生された記録データを記憶する記
    憶手段と、 上記記録データの上記記憶手段への書き込み及び読み出
    しを制御する制御手段とを有し、 逆スロー再生モード時に、上記走行制御手段は所定の時
    間毎に通常走行及び巻き戻しを行うように上記テープ走
    行手段を制御し、上記制御手段は上記通常走行時に再生
    された記録データのみを書き込み、読み出す制御を行う
    ことを特徴とするビデオテープレコーダ装置。
JP3242745A 1991-08-28 1991-08-28 ビデオテープレコーダ装置 Withdrawn JPH0564140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3242745A JPH0564140A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 ビデオテープレコーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3242745A JPH0564140A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 ビデオテープレコーダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0564140A true JPH0564140A (ja) 1993-03-12

Family

ID=17093632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3242745A Withdrawn JPH0564140A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 ビデオテープレコーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0564140A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS623637B2 (ja)
US5504534A (en) Video signal processing apparatus with synchronization control
US5208677A (en) Video signal reproducing apparatus
JPH0564140A (ja) ビデオテープレコーダ装置
JP3158371B2 (ja) ノイズリデューサ
JPS61184983A (ja) 映像記録再生装置
JP3206066B2 (ja) 高速ダビング装置
US4695874A (en) Apparatus for processing a time-division multiplex video signal having signal durations divisible by the same number
JPH0232834B2 (ja)
JPH0793713B2 (ja) 映像記録再生装置
JPH0466150B2 (ja)
JP2653940B2 (ja) 磁気テープ記録再生装置
JPS61198886A (ja) 映像記録再生装置
JPS6339284A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0832008B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH03792Y2 (ja)
JPH01265681A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04284795A (ja) ディスク再生装置
JP2959329B2 (ja) 映像信号記録方法
EP0444699A2 (en) Video signal recording apparatus
JPS62267904A (ja) 磁気記録/再生方式
JPS5833379A (ja) 静止画記録装置
JPS61283289A (ja) 映像信号の記録再生装置
JPS6373784A (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH09107516A (ja) ビデオ記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112