JPH0564077U - チルトキャブ型車両のヒンジ装置 - Google Patents

チルトキャブ型車両のヒンジ装置

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JPH0564077U
JPH0564077U JP558092U JP558092U JPH0564077U JP H0564077 U JPH0564077 U JP H0564077U JP 558092 U JP558092 U JP 558092U JP 558092 U JP558092 U JP 558092U JP H0564077 U JPH0564077 U JP H0564077U
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vehicle body
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久一 雲藤
則章 三友
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Fuji Kiko Co Ltd
UD Trucks Corp
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Fuji Kiko Co Ltd
UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アームの軸受パイプ周辺部の強度を向上させ
る。 【構成】 この考案のチルトキャブ型車両のヒンジ装置
Eは、外端側10a,20aを車体側およびキャブ側に
それぞれ取付ける断面コ字状のアーム10,20のいず
れか一方、例えばキャブ側アーム20の内端側20b及
び/又は外端側10a,20aに、軸受パイプ30を幅
方向に固着し、この軸受パイプ30に連結軸31を挿入
することにより車体側とキャブ側を折曲可能に連結して
なっている。そしてこの考案は、特に、アーム20の軸
受パイプ取付側端部21を軸受パイプ30に固着したこ
とを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はチルトキャブ型車両において、キャブを車体側に対して折曲可能に 連結するヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、チルトキャブ型車両では、エンジンの上部に配置したキャブは、ヒン ジ装置により車体に対して昇降可能になっており、キャブを上昇させてエンジン の整備を行い、整備終了後キャブを回動降下させて車体側に連結することが行わ れている。
【0003】 ところで、上記ヒンジ装置は、外端側を車体側及びキャブ側にそれぞれ取付け る断面コ字状のアームのいずれか一方の内端側に、軸受パイプを幅方向に固着し 、この軸受パイプに連結軸を挿入することにより車体側のアームに対してキャブ 側アームを折曲可能に連結してなっている。また、車体側とキャブ側を連結する アームの外端側にも軸受パイプを幅方向に固着し、この軸受パイプに連結軸を挿 入することにより車体側とキャブ側とが連結されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図7は従来のチルトキャブ型車両のヒンジ装置の軸受パイプ周辺部を示す斜視 説明図で、いずれか一方のアーム1の内端側1aに軸受パイプ2が幅方向に溶接 等の固着手段により固着されている。しかし、上記ヒンジ装置では、軸受パイプ 2が固着された周辺部分の強度が低く、引張荷重が加わった場合は、図8に示す 如く破断するおそれがある。
【0005】 この考案は、上記従来技術の問題点を解決すべくなされたもので、その目的と するところは、アームの軸受パイプ周辺部の強度を向上できるようにしたチルト キャブ型車両のヒンジ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの考案は、外端側を車体側およびキャブ側にそれぞ れ取付ける断面コ字状のアームのいずれか一方の内端側及び/又は外端側に、軸 受パイプを幅方向に固着し、この軸受パイプに連結軸を挿入することにより車体 側とキャブ側を折曲可能に連結してなるチルトキャブ型車両のヒンジ装置であっ て、前記アームの軸受パイプ取付側端部を軸受パイプに固着したことを特徴とし ている。
【0007】
【作用】
軸受パイプ取付側のアームの端部を軸受パイプに固着したから、軸受パイプ周 辺部の強度を大幅に高くすることができる。これによって、軸受パイプ周辺部に 加わる引張荷重に対して十分対応することができ、軸受パイプ周辺部の破断を防 ぐことができ、ヒンジ装置の耐久性を向上させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0009】 図1はこの考案の第1実施例に係るチルトキャブ型車両のヒンジ装置の斜視説 明図、図2は軸受パイプ取付側アームの斜視説明図、図3はこの考案に係るヒン ジ装置を装着したチルトキャブ型車両の一部を示す概略正面説明図である。
【0010】 図において、Eはチルトキャブ型車両のヒンジ装置で、外端側10a,20a を車体側およびキャブ側にそれぞれ取付ける断面コ字状のアーム10,20のい ずれか一方、例えばキャブ側アーム20の内端側20bに、軸受パイプ30を幅 方向に固着し、この軸受パイプ30に連結軸31を挿入することにより車体側と キャブ側を折曲可能に連結してなっている。
【0011】 そしてこの考案は、特に、アーム20の軸受パイプ取付側端部21を軸受パイ プ30に固着したことを特徴としている。
【0012】 つぎに、この考案の第1実施例の構造をさらに詳細に説明する。
【0013】 図3に示すように、キャブ40はヒンジ装置Eにより車体側のシャシフレーム 41に連結されており、その下部が枢軸42を中心として後部を跳ね上げるよう に昇降可能に軸支されている。
【0014】 ヒンジ装置Eは、車体側及びキャブ側のアーム10,20と、ロック機構50 とからなり、車体側アーム10は断面コ字状に形成され、その外端側10aをシ ャシフレーム41に固定されたブラケット43に支軸44により回動可能に枢支 している。また、アーム10の内端側10b端面には、外端側10aに向って漸 減する傾斜面10cが形成されている。
【0015】 キャブ側アーム20は断面コ字状に形成され、その外端側20aをキャブ40 に固定されたブラケット45に支軸46により回動可能に枢支している。また、 アーム20の内端側20bは車体側アーム10の内端側10b内に嵌挿されてお り、このアーム20の内端側20bに軸受パイプ30が幅方向に固着されている 。そして、この軸受パイプ30に連結軸31を挿入し、アーム10から突出した 連結軸31の両端にEリング32(一方のみ図示)を軸方向の移動を規制するよ うにして圧入している。これによって、車体側アーム10に対してキャブ側アー ム20が連結軸31を中心として折曲可能に連結されている。
【0016】 また、アーム20の内端側20bには、背面側から突出させて軸受パイプ取付 側端部である補強舌片21が形成されており、この補強舌片21を軸受パイプ3 0の外面に当接せしめ、この当接部を溶接して一体的に固着してある。
【0017】 ロック機構50は、キャブ側アーム20に装着されており、操作レバー52を 一体的に設けたロックプレート51を備えている。ロックプレート51はアーム 20の軸受パイプ取付部近傍に取付軸53により回動可能に枢支されており、こ のロックプレート51の下部に形成された係止孔51aとアーム20に形成され た切欠孔20dとの間に装架された引張ばね54によって時計方向に回動するよ うに付勢されている。
【0018】 また、ロックプレート51の上部は、アーム20に形成された切欠孔20eか ら上方に突出しており、この突出部に操作レバー52が一体的に設けられている 。また、突出部に車体側アーム10の内端側10b背面に当接するフック部51 bが形成されている。
【0019】 また、キャブ側アーム20の両側面には、ロックピン55を挿入するための挿 入孔20fが形成されており、この挿入孔20fは円形部20g、この円形部2 0gに連続して軸線方向に延びるスリット部20hとからなっている。ロックピ ン55は軸部55aと、この軸部55aの両端に形成された把持部55b及びウ ェイト部55cとからなり、軸部55aの直径は挿入孔20fの円形部20gの 直径と、ウェイト部55cの形状はスリット部20hの形状とそれぞれほぼ同一 に設定されており、また軸部55aの長さはアーム20の幅方向の長さより若干 長く設定されている。さらに、ロックピン55は、その把持部55bに形成され た係止孔55dと、アーム20に形成された係止部20mとの間に装架されたワ イヤ56によってアーム20に取付けられている。
【0020】 つぎに、この考案の第1実施例の作用を説明する。
【0021】 キャブ40が図3に示すようにチルトされているとき、ヒンジ装置Eは図1に 示すように引張ばね54のばね力によりロックプレート51のフック部51bが 車体側アーム10の内端側10b背面に圧接しており、また、ロックピン55は キャブ側アーム20の挿入孔20fに挿入されている。この場合、アーム20の 側面から突出しているロックピン55のウェイト部55cは自重により円形部2 0g方向に回動し、これによってロックピン55の挿入孔20fから脱落を防い でいる。
【0022】 このチルト位置からキャブ40を常態位置にするには、まず、ロックピン55 を挿入孔20fから取り出す。つぎに、操作レバー52を引張ばね54のばね力 に抗して反時計方向に回動させる。すると、ロックプレート51のフック部51 bと車体側アーム10の内端側10b背面との係合が解かれる。この状態でキャ ブ40を降下させると、車体側アーム10は支軸44を中心として時計方向に回 動し、一方、キャブ側アーム20は連結軸31を中心として反時計方向に回動し ながら車体側アーム10内に重合される。これによって、キャブ40を常態位置 にすることができる。
【0023】 ところで、この考案のヒンジ装置Eでは、軸受パイプ取付側のキャブ側アーム 20の端部に補強舌片21が設けられており、この補強舌片21を軸受パイプ3 0の外面に固着するようにしたから、軸受パイプ周辺部の強度は大幅に向上され ている。したがって、軸受パイプ周辺部に加わる引張荷重による軸受パイプ周辺 部の破断を防ぐことができ、ヒンジ装置Eの耐久性を向上させることができる。 図4はこの考案の第2実施例に係る軸受パイプ周辺部の状態を示す斜視説明図 で、補強舌片21Aを第1実施例の補強舌片21より長めに加工して軸受パイプ 30外面との接触面積を増大せしめ、強度をより向上させている。
【0024】 図5はこの考案の第3実施例に係る軸受パイプ周辺部の状態を示す斜視説明図 であり、補強舌片21Bを第2実施例の補強舌片21Aよりさらに長く形成して 軸受パイプ30の外周面に密着せしめ、さらに強度を向上させている。
【0025】 図6はこの考案の第4実施例に係る軸受パイプ周辺部の状態を示す斜視説明図 であり、補強舌片21Cは、第1実施例に示す補強舌片21の左右両端部を反軸 受パイプ30側に折曲せしめ、これによって補強舌片21C自体の強度をより向 上させ、ひいては、軸受パイプ周辺部の強度をより向上させている。
【0026】 なお、上記各実施例においては、キャブ側アーム20の内端側20bにのみ上 記軸受パイプ30を設けた軸受構造になっているが、同時に車体側アーム10及 びキャブ側アーム20の各外端側10a,20bも同様の軸受構造にしてもよい 。また、軸受パイプ30をキャブ側アーム20の内端側20bにかわって車体側 アーム10の内端側10bに設けた軸受構造にしてもよい。
【0027】
【考案の効果】
上述した通り、この考案によれば、軸受パイプ取付側のアームの端部を軸受パ イプに固着したから、軸受パイプ周辺部の強度を大幅に高くすることができる。 これによって、軸受パイプ周辺部に加わる引張荷重に対して十分対応することが でき、軸受パイプ周辺部の破断を防ぐことができ、ひいてはヒンジ装置の耐久性 を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に係るチルトキャブ型車
両のヒンジ装置の斜視説明図である。
【図2】軸受パイプ取付側アームの斜視説明図である。
【図3】この考案に係るヒンジ装置を装着したチルトキ
ャブ型車両の一部を示す概略正面説明図である。
【図4】この考案の第2実施例に係る軸受パイプ周辺部
の状態を示す斜視説明図である。
【図5】この考案の第3実施例に係る軸受パイプ周辺部
の状態を示す斜視説明図である。
【図6】この考案の第4実施例に係る軸受パイプ周辺部
の状態を示す斜視説明図である。
【図7】従来のチルトキャブ型車両のヒンジ装置の軸受
パイプ周辺部を示す斜視説明図である。
【図8】図7に示すものの軸受パイプ周辺部の破断状態
を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
E チルトキャブ型車両のヒンジ装置 10 車体側アーム 10a 外端側 10b 内端側 20 キャブ側アーム 20a 外端側 20b 内端側 21 軸受パイプ取付側端部(補強舌片) 21A 補強舌片 21B 補強舌片 21C 補強舌片 30 軸受パイプ 40 キャブ 41 シャシフレーム 50 ロック機構 51 ロックプレート 52 操作レバー 54 引張ばね 55 ロックピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外端側を車体側およびキャブ側にそれぞ
    れ取付ける断面コ字状のアームのいずれか一方の内端側
    及び/又は外端側に、軸受パイプを幅方向に固着し、こ
    の軸受パイプに連結軸を挿入することにより車体側とキ
    ャブ側を折曲可能に連結してなるチルトキャブ型車両の
    ヒンジ装置であって、 前記アームの軸受パイプ取付側端部を軸受パイプに固着
    したことを特徴とするチルトキャブ型車両のヒンジ装
    置。
JP1992005580U 1992-02-13 1992-02-13 チルトキャブ型車両のヒンジ装置 Expired - Lifetime JP2585436Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249082A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Mitsubishi Motors Corp キャブチルトステー装置

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