JPH056406B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH056406B2
JPH056406B2 JP2480686A JP2480686A JPH056406B2 JP H056406 B2 JPH056406 B2 JP H056406B2 JP 2480686 A JP2480686 A JP 2480686A JP 2480686 A JP2480686 A JP 2480686A JP H056406 B2 JPH056406 B2 JP H056406B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
electric wire
length
tower
extra
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2480686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62210812A (ja
Inventor
Masahiro Terunuma
Akira Takahata
Seiji Shutsuto
Masaaki Oorui
Masao Hanawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Publication of JPS62210812A publication Critical patent/JPS62210812A/ja
Publication of JPH056406B2 publication Critical patent/JPH056406B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、架空地線の内部に光フアイバを内蔵
した光フアイバ複合架空地線を効率よく架線する
ことのできる架線方法の改良に関するものであ
る。
[従来の技術と問題点] 光フアイバ複合架空地線は、内部に通信回線を
構成するための光フアイバを収容しているため、
これを鉄塔に引留める場合には、一般に、第5図
に示すような方法が取られている。すなわち、電
線1を引留クランプ11によつて鉄塔Tに引留め
る一方、光フアイバは電線1の余長1aとともに
鉄塔下方に引下げてきて、別途配置された接続箱
10内において光学的に接続される。
このような光フアイバの引下げは、上記した架
線端部の耐張鉄塔においてばかりではなく、中間
鉄塔に光学的な監視システム装置を配備し、これ
に光フアイバを接続するような場合にも実施さ
れ、このような引下げ箇所の数が多くなれば、そ
こに延線される電線の長さは実際の鉄塔間におけ
る架線条長よりも非常に長くなる。
いま、第1図において、電線1の延線される鉄
塔が鉄塔No.1からNo.5までであり、その延線径間
L=1500mであるとする。しかして、鉄塔No.2お
よびNo.4には監視システム装置が配備され、その
場合の引下げ長さが20mであるとする。端部の鉄
塔No.1およびNo.5における接続箱への引下げ分な
らびに接続作業に要する各作業余長6m、これら
を合計すれば、延線される電線に必要な引下げ用
の余長は、 (20×2+6)×3=138m。従つて、延線される
電線の全長は、1638m+(電線の弛度低下長さ分)
ということとなり、1回の延線作業によつて延線
径区間1500mよりも非常に長い条長の電線を延線
する必要がある。
上記のような電線を延線するに際して、従来の
ように、鉄塔No.1側にドラム場AをNo.5側にエン
ジン場Bを設けたとすると、延線端部が最終鉄塔
に到達してもドラム20には未だ巻かれたままの
電線が相当長さ残存してしまう結果となる。この
ため、各引下げ鉄塔において引下げ作業を進めつ
つ、すこしづつ電線をドラムから繰り出していく
作業が必要となり、このような作業は手間がかか
るために一気に実行することができず、結果的に
一の延線径間における架線作業が一日で完了しな
いような事態にいたるおそれすらある。
今日の光フアイバ複合架空地線の架線作業の実
態は、既設の地線を光フアイバ複合地線に張替
え、それによつて通信回線を新設する例が多く、
このような張替え作業は、片回線を停電せしめそ
の停電時間内に大急ぎで実施するものであり、上
記のようにいつまでも架線作業が完了しないで架
線中の電線が垂れ込んだままの状態にあると、横
揺れの危険があるために送電を再開できないので
ある。
さらに、上記の引下げ余長を取込む場合には、
鉄塔から電線の引下げ長さに相当するところまで
線乗り(作業者の素乗り)を行い、電線を仮固縛
してこれを鉄塔まで引寄せる必要があり、きわめ
て危険な高所作業となる上に、能率が悪く安全上
も問題が多い。
[発明の目的] 本発明は、上記のような実情にかんがみ、延線
された電線を短時間内に鉄塔上に張上げることが
でき、前記電線の引下げ作業をその後でゆつくり
と実行することが可能であつて、前述の停電状態
での架線作業を開始しても、再送電が必要になれ
ばいつでも延線された電線を塔上に張上げること
ができ、再送電に際して支障の生じないよう架線
作業を安全に中断できるとともに、電線余長の取
込み作業も安全にきわめて能率よく実行できる光
フアイバ複合架空地線の架線方法を提供しようと
するものである。
[発明の概要] すなわち、本発明の要旨は、電線の延線作業を
架線径間となる位置にある鉄塔の数よりも多い数
の鉄塔間で実行し、余剰の鉄塔径間を電線の余長
の張上げに利用して、延線を完了さえすれば電線
の垂れ込みをいつでも解消することができ、必要
となつたときには停電しておいた送電線の送電再
開を容易に実施可能とするとともに、すくなくと
も電線を引下げる鉄塔部分にはキヤタピラを配置
しておいて、当該キヤタピラにより電線の前進後
退を行わしめ、線乗りをすることなく余長取りを
することができるようにした光フアイバ複合架空
地線の架線方法にある。
[実施例] 以下に実施例に基いて説明する。
第1図は、本発明に係る延線を実施している様
子を示す説明図である。図において、電線1が架
線される鉄塔の径間はNo.1からNo.5までの間であ
るとする。この場合、従来の延線作業の場合に
は、鉄塔No.5側にエンジン21を配したエンジン
場Bを設けNo.1側にドラム場を設け(勿論この逆
でもよい)、延線作業が行われるが、本発明にお
いては、そのとき延線された電線が最終的に当該
鉄塔に架線されることのない鉄塔No.6にエンジン
場Bが設けられる。No.6鉄塔では未だ距離が不足
であつたり適当なドラム場の構築が困難であるよ
うな場合にはさらにその隣りの鉄塔No.7にエンジ
ン場を設けてもよい。
このように所定の延線径間Lに余剰の鉄塔径間
Xを含む延線区間No.1からNo.6に通常の延線方法
により電線1を延線する。電線1の両端末には延
線ワイヤ2,2が連結されていて、当該ワイヤ2
を適当に調整することにより、図にみるように電
線1の全長を鉄塔No.1とNo.6の間において張上げ
ることができる。しかして、このように張上げた
場合に、前記した電線1のそれぞれの引下げ余長
1a,1b分は、架線端部となる鉄塔No.5を越え
て前記余剰径間に延びることができ、従来例のよ
うに電線1の一部がドラム20に残存することが
なく、余長の大きい電線全長を一気に延線しても
下方の送電線に垂れ込む心配もないのである。従
つて、このまま電線の引下げ作業を続行する時間
的な余裕があれば、前記した余長の引下げによる
光フアイバの接続を実行すればよい。延線完了時
点において時間的な余裕がなさそうであれば、延
線した状態でそのまま張上げ、停電させておいた
送電線の送電を再開し、つぎの十分な時間的かつ
労力的な余裕のある時に再度停電せしめて電線余
長の引下げならびに光フアイバの接続を実行すれ
ばよいのである。
しかして、本発明においては、電線を延線する
際に、第1図に示したように通常の金車3,3を
使用してもよいが、このような通常金車のみの使
用では、電線余長取込みの際に先に説明したよう
な線乗りが必要となり、能率上も安全上も大きな
問題がある。
かかる問題を解決するために、すくなくとも電
線の余長が引下げられる鉄塔においては、第2図
に示すように金車3の他の電線1を挟持して電線
を駆動せしめることができるキヤタピラ4を配置
して電線1を延線するのがよい。なお、第2図に
おいて、5は波付きプラスチツク管などよりなる
フイーデイングパイプであつて、後述する電線の
余長取りに際し電線を保護するために使用される
ものであり、6はキヤタピラ4を駆動する油圧パ
イプあるいは給電線、7はそれぞれの工具を支持
する支持部材である。
上記のようにして電線1が延線され、つぎに電
線の余長1aの取込みがなされるが、この際に
は、前記した線乗りによる仮固縛をせずに、キヤ
タピラ4の電線1に対する把持力を活用し、電線
を把持しつつキヤタピラ4を駆動して電線1を前
進せしめあるいは後退せしめ、第3図に示すよう
にしてフイーデイングパイプ5をもつて電線に無
理な力が付与されるのを防止しつつ、電線を切断
し余長1aを引下げるのである。
第4図は、電線1をaのように延線した後、上
記キヤタピラ4,4をもつて電線を前進後退せし
めつつbからeのように順次P1〜P4と切断し、
図示したように所定の引下げ余長を形成する工程
を示したものである。この場合、電線は前記した
ようにキヤタピラがしつかりと把持するから、従
来の引下げ作業のように線乗りする必要がなく、
きわめて安全である上に能率の上からも格段にす
ぐれた作業を確立できるのである。
なお、第6図は、重角度鉄塔Tから隣接鉄塔
T′へ延線する場合の一例を示すものであり、キ
ヤタピラ4が2つ使用され電線のたるみ1bを台
棒8によつて支えつつ延線している様子が示され
ている。
[発明の効果] 以上、本発明に係る架線方法によれば、光フア
イバ複合架空地線を架線する際に、引下げのため
の余長が如何ほどに長くとも余剰径間の長さを適
当に選択することにより、延線完了状態で電線の
全長を張上げることができるから、既設送電線路
での片回線停電による光フアイバ複合架空地線の
張替え作業が行われるような場合でも、必要な時
にいつでも電線の垂れ込みを解消させることが可
能となり、作業に際して停電せしめておいた送電
線の送電を必要に即応して再開できる上、延線工
具にキヤタピラを採用することで電線を強固に把
持しつつ電線を鉄塔近傍において前進後退せしめ
ることができ、線乗りする危険をおかさずに電線
余長を引下げることができるなど、今後予定され
ている光フアイバ複合架空地線網建設に際してき
わめて有効な架線工法を提供できたものとして、
その産業上の意義はけだし大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る延線を行つている様子を
示す説明図、第2図は本発明に係る別な延線状況
を示す説明図、第3図は本発明により電線の引下
げ余長を引下げている様子を示す説明図、第4図
は本発明により電線余長を順次取込んでいく工程
を示す説明図、第5図は光フアイバ複合架空地線
の耐張鉄塔における引留状況を示す説明図、第6
図は重角度鉄塔での延線状況を示す説明図であ
る。 1……電線、1a……引下げ余長、3……金
車、4……キヤタピラ、10……接続箱、11…
…引留クランプ、T……鉄塔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一の延線径間において架線される所要の鉄塔
    の数よりも一以上余剰の鉄塔を追加した延線区間
    で延線作業を行い、前記余剰鉄塔径間を架設され
    る電線の余長分の調整区間に利用して延線する光
    フアイバ複合架空地線の架線方法。 2 一の延線径間において架線される所要の鉄塔
    の数よりも一以上余剰の鉄塔を追加した延線区間
    で延線作業を行い、この延線の際に、すくなくと
    も光フアイバ複合架空地線を引下げる鉄塔部分で
    は電線を把持移動せしめ得るキヤタピラを配置し
    て延線し、前記余剰鉄塔径間の電線の余長分を利
    用して電線の引下げ余長を取込む際に、前記キヤ
    タピラを駆動して余長の取込み作業をする光フア
    イバ複合架空地線の架線方法。
JP61024806A 1985-11-26 1986-02-06 光フアイバ複合架空地線の架線方法 Granted JPS62210812A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26580085 1985-11-26
JP60-265800 1985-11-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62210812A JPS62210812A (ja) 1987-09-16
JPH056406B2 true JPH056406B2 (ja) 1993-01-26

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61024806A Granted JPS62210812A (ja) 1985-11-26 1986-02-06 光フアイバ複合架空地線の架線方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2550516Y2 (ja) * 1989-12-22 1997-10-15 藤井電工 株式会社 Opgw用保護金具

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JPS62210812A (ja) 1987-09-16

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