JPH056404U - 融着接続装置に用いる光フアイバチヤツク - Google Patents

融着接続装置に用いる光フアイバチヤツク

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JPH056404U
JPH056404U JP5352191U JP5352191U JPH056404U JP H056404 U JPH056404 U JP H056404U JP 5352191 U JP5352191 U JP 5352191U JP 5352191 U JP5352191 U JP 5352191U JP H056404 U JPH056404 U JP H056404U
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JP
Japan
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optical fiber
holding
chuck
fusion
core wire
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Pending
Application number
JP5352191U
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Inventor
洋三 西浦
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】挟持板3a,3bの接合面32a,32bには
光ファイバ2を保持するための溝31a,31bが設け
られ、挟持板3aの底面には、前記溝31a,31bに
光ファイバ2を保持して閉じられた状態の挟持板3a,
3bを、光ファイバ2の融着接続装置の固定台の所定位
置に据え付けるための突起33a,33cが形成されて
いる。 【効果】工作者は、工程の合間に光ファイバ2の心線を
露出し、光ファイバチャック1にセットしておけば、必
要な時に取り出すことができるので、作業の1サイクル
時間は、光ファイバ2の心線を露出する時間を含まなく
なり、作業を効率的にし、作業時間を短縮することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバの端部同士を光結合させるために融着する融着接続装置 において、融着工程に入る前に心線を露出させたまま保持しておくことのできる 光ファイバチャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバの端部同士を光結合させるには、それぞれの光ファイバの被覆を外 し、心線を露出させ、心線同士を突き合わせて放電のエネルギーで融着すればよ い。 図7は、融着接続装置の要部斜視図である。図では、接続する片側の光ファイ バを保持する部分を主に示しているが、実際にはこれと同じ部分が他の片側にも 存在している。
【0003】 融着接続装置は、光ファイバ2の被覆部分を被覆クランプ12の案内溝121 へ案内する被覆ファイバガイド11と、前記被覆部分を上下から押さえつける被 覆クランプ12と、露出された心線2aをV溝151に案内して上下から押さえ つける三角形状の心線クランプ15(被覆クランプ12の動きと連動している) と、心線2aの先端を点検するための対物レンズ18及びミラー17とを備えて いる。
【0004】 前記融着接続装置の使用法は、次のとおりである。 工作者は、クランプレバー13を引いて被覆クランプ12及び心線クランプ1 5を開いた状態にし、光ファイバ2の被覆を除去して心線2aを露出させ、心線 2aが所定長さになるように切断する。そして、被覆部分を被覆ファイバガイド 11の案内溝121にセットするとともに、このように露出させた心線2aをV 溝151にセットする。次に、ファイバ2を正確に位置合わせしてクランプレバ ー13を押してクランプ12,15を下ろす。
【0005】 他方のファイバについても同様の操作をする。 両方のファイバをセットし終えると、対物レンズ18を通して、光学的点検を 行い、それが終了すると放電融着工程に入る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記の場合においては、ファイバの心線露出心線切断工程と、ファイバをクラ ンプに正確にセットする工程と、放電融着を行う工程との3つの工程を行わなけ ればならない。 前記心線露出心線切断工程と、ファイバのクランプへのセット工程は人間が手 で行うが、放電融着は自動的に行われるので、放電中は、工作者は特にすること がない。にもかかわらず、放電中に次の光ファイバの心線露出作業に入ることが できない。
【0007】 というのは、もし次のファイバの被覆を除去して心線を露出させたまま、放電 融着か終わるまで放置しておくと、放置された光ファイバをつまみ上げる時に非 常な労力を要するし、また、心線を露出させた光ファイバを扱うときに、心線が 固い物に当たれば傷が付くおそれもあるからである。 そこで、本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、光ファイバの端部同士 を光結合させるために融着する場合、多数本の光ファイバを流れ作業的に能率よ く取り扱うことのできる光ファイバチャックを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するための請求項1記載の光ファイバチャックは、それぞれ 接合面を有する開閉自在な2枚の挟持板を有し、少なくとも一方の挟持板の接合 面には光ファイバを保持するための溝が設けられ、前記2枚の挟持板のうちのい ずれか一方又は双方の外面には、前記溝に光ファイバを保持して閉じた状態の挟 持板を、光ファイバの融着接続装置の固定台の所定位置に据え付けるための嵌合 手段が形成されているものである。
【0009】 前記挟持板を閉じておくために吸着マグネットを設けてもよい(請求項2)。
【0010】
【作用】
前記の構成によれば、工作者は、放電融着中などの時間のある時に、光ファイ バの心線の露出作業を行い、挟持板の接合面に設けた溝に保持した状態で光ファ イバチャックを放置しておくことができる。そして、融着接続するときには、放 置された光ファイバチャックを取り出し、前記嵌合手段を利用して、簡単に、融 着接続装置の固定台の所定位置に据え付けることができる。
【0011】 また、マグネットを設けておけば、2枚の挟持板を閉じておくことが容易にで きる。
【0012】
【実施例】
以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。 図1は、光ファイバチャックの斜視図であり、光ファイバチャック1は、2つ の挟持板3a,3bをヒンジ部4で結合し、開閉自在となるようにしている。 各挟持板3a,3bは、平面状の接合面32a,32bを有し、接合面32a ,32bには、それぞれ1本の直線溝31a,31bが作られている。直線溝3 1a,31bの断面は図2に示すように半円形であり、挟持板3a,3bを閉じ ると、2つの直線溝31a,31bが重なって光ファイバ2を保持するのに充分 な円筒空間が形成される。
【0013】 さらに挟持板3a,3bには、挟持板3a,3bを閉じて保持する吸着マグネ ット5a,5bがそれぞれ取り付けられている。 挟持板3bの底面には、固定台の嵌合穴(後述)に入る嵌合手段としての突起 33a〜33dが4つ設けられている。 工作者は、この光ファイバチャック1を使用するときは、光ファイバ2の被覆 を除去して心線2aを露出させ、心線2aが所定長さになるように切断し、そし て、被覆部分を挟持板3a,3bの直線溝31a,31bにセットして、挟持板 3a,3bを閉じる。
【0014】 この状態で両挟持板3a,3bはマグネット吸着するので、光ファイバチャッ ク1を任意の場所に積み上げ放置しておくことができる。 図3は、光ファイバ2を挟持した光ファイバチャック1を、光ファイバチャッ ク1ごと固定する固定台19と、V溝151及び心線クランプ15と、心線2a の先端を点検するための対物レンズ18及びミラー17とを備えた、本考案の実 施のための融着接続装置を示す。
【0015】 この融着接続装置によれば、工作者は、心線2aをむいた光ファイバ2を挟板 した挟持板3a,3bの底面の突起33a〜33dを固定台19の嵌合穴19a 〜19dに当て嵌める(図4参照)。そして、むき出しにされた心線2aをV溝 151に案内して上下から押さえつけ、対物レンズ18を通して、光学的点検を 行い、それが終了すると放電融着工程に入ることができる。
【0016】 以上の工程を時間の流れの中で図示すると、図5のようになる。まず、工作者 は、光ファイバ2の心線露出と光ファイバチャック1へのセットをする(図5, A1 )。そして、閉じた光ファイバチャック1を融着接続装置の固定台19にセ ットする(B1 )。次に、放電融着を行う(C1 )が、放電融着の間自動的に工 程が進むので、工作者は、次の光ファイバの心線露出と光ファイバチャック1へ のセット作業を行うことができる(A2 )。
【0017】 したがって、作業の1サイクルは主に、光ファイバチャック1の融着接続装置 へのセット時間と、融着接続装置の動作時間とで決まることになり、全体の作業 時間の短縮化を実現することができる。 なお、本考案は、前記の実施例に限られるものではなく、例えば図6に示すよ うに、光ファイバを保持する溝は、挟持板の片方の接合面のみに形成することも 可能である。また、前記実施例では、光ファイバチャック1の側に突起を設け、 固定台19の嵌合穴を設けていたが、これとは逆に光ファイバチャック1の側に 嵌合穴を設け、固定台19に突起を設けてもよい。また、嵌合は、突起以外に、 既知のスライド嵌合手段など他の手段で実現することも可能である。その他本考 案の要旨を変更しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案の光ファイバチャックによれば、工作者は、工程の合間に 光ファイバの心線を露出し光ファイバチャックにセットしておけば、必要な時に 取り出すことができるので、作業の1サイクル時間は、光ファイバの心線を露出 する時間を含まなくなる。したがって、作業の効率化、作業時間の短縮化を実現 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバチャックを開いた状態の全体斜視図
である。
【図2】光ファイバチャックの側面図である。
【図3】本考案の実施に使用する融着接続装置の要部斜
視図である。
【図4】光ファイバチャックを固定台にセットした融着
接続装置の要部斜視図である。
【図5】光ファイバチャックを使用する場合の作業工程
図である。
【図6】光ファイバチャックの変更例を示す側面図であ
る。
【図7】従来の融着接続装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバチャック 2 光ファイバ 3a,3b 挟持板 31a,31b,31c 溝 32a,32b 接合面 33a,33c 突起 19 固定台

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ接合面を有する開閉自在な2枚の
    挟持板を有し、少なくとも一方の挟持板の接合面には光
    ファイバを保持するための溝が設けられ、前記2枚の挟
    持板のうちのいずれか一方又は双方の外面には、前記溝
    に光ファイバを保持して閉じられた状態の挟持板を、光
    ファイバの融着接続装置の固定台の所定位置に据え付け
    るための嵌合手段が形成されていることを特徴とする融
    着接続装置に用いる光ファイバチャック。
  2. 【請求項2】前記挟持板の接合面には、吸着マグネット
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の融着
    接続装置に用いる光ファイバチャック。
JP5352191U 1991-07-10 1991-07-10 融着接続装置に用いる光フアイバチヤツク Pending JPH056404U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121888A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 素線ホルダ及び光ファイバの接続方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121888A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 素線ホルダ及び光ファイバの接続方法
JP4634280B2 (ja) * 2005-10-31 2011-02-16 住友電気工業株式会社 素線ホルダ及び光ファイバの接続方法

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