JPH01188805A - 光ファイバ心線の固定治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光ファイバの接続において、光ファイバ心線の
被覆除去、カッティング等の端末処理および融着接続完
了までに光ファイバ心線の端末を把持し固定する光ファ
イバ心線の固定治具に関するものである。

（従来技術） 光ファイバを接続する場合、光ファイバ心線の被【除去
、被覆を除去して露出された光ファイバのカッティング
、光ファイバの引き廻し等の端末処理特に、光ファイバ
心線の被覆と光ファイバの密着性のバラツキにより、第
４図に示すような端末の不揃いが生じる。このような不
揃いが生じると、多心の光ファイバを一括接続する場合
、接続が不可能となることがあるる このような、被覆と光ファイバがずれないように、光フ
ァイバ心線端末を把持する固定治具が提案されている。

第２図は光ファイバ心線の固定治具の一例の蓋体を開い
た核層の上面図である。

図面において、（＋ｏｌは固定治具本体で、長さ方向に
光ファイバ心線を挿入する溝（１１）を有し、かつ本体
（Ｉ０）内には複数個の磁石（Ｉ２）が−列に配列され
埋込まれている。（２０）は固定治具蓋体で、左右の２
部分（２１０２２）より構成されており、前記本体（１
０）の光ファイバ心線挿入溝（菫りに対応する位置に光
ファイバ心線押え（２３）を有しており、固定治具本体
（Ｉ０）と蝶番構造（２４）により開閉可能に構成され
ている。

しかして、前記固定治具本体（ｌＯ）の光ファイバ心線
溝（１１）内に光ファイバ心線を挿入し、固定冶具蓋体
（２０）を閉じて光ファイバ心線を把持固定する。この
際の固定力は光ファイバ心線溝（１１）と光ファイバ心
線押え（２３）の摩擦力及び固定治具蓋体（２０）に対
する磁石（Ｉ２）の吸容力によって形成される。

（解決しようとする問題点） 上述の固定治具は第３図に示すように、固定治具（Ａ）
にて光ファイバ心ｔ！ａ　（＋）の端末部を把持した後
、光ファイバ心線（＋）端末の被覆除去（同図（イ））
、及び？ｆｆｌ　＋ｕを除去して露出した光ファイバ（
２）の端末の一括カノティング（３）（同図口）、及び
融着接続機へのセツティングに一貫して使用される。

従って、被覆除去時に光ファイバ心線から被覆を分離さ
せる力、カッティング時の曲げ応力、融？ｉ接続時の光
ファイバ引き廻し等に対し、光ファイバが被覆に対し移
動しないための把持力を必要とするものである。

しかして、単一モード多心光ファイバを一括融着接続す
る場合、良好な接続ｔｎｎ時特性得るためには、第４図
において、光ファイバ（２）の−面不揃い許容量（Ｑ）
は１０μｍ以下が望ましい。

しかし、第２図に示すような固定治具では、光ファイバ
心線の把持力が不足し、光ファイバ端面不揃いが４０〜
５０μｍ程度発生することがあり、接続損失の増大ある
いは接続不可となる場合がある。

特に多心光ファイバの一括接続の場合は、　１０心中、
１心でも不揃いによって接続ミスが生じると１０心全心
の接続ミスとなる。

又現在、固定治具の機能と形ｐｉ（大きさ、長さ等）は
、接続装置によって制限され、統一化されつつあるが、
磁石による吸着力はバラバラで、押え力が不足して場合
には端面不揃いが発生し易い。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の問題に対して、磁石による吸着力を増大
することにより光ファイバの移動を防止した固定治具を
提供するもので、その特徴は、複数個の磁石が光ファイ
バ心線溝の両側に沿って埋込まれていてその極性が溝の
両側において反対に配列されており、かつ、磁石の下に
磁性体金属片が埋込まれていることにある。

第１図は本発明の固定治具の具体例の説明図で、同図（
イ）は固定治具蓋体を開いた状態の上面図、同図（ＩＪ
）は（イ）図のＸ＋−Ｘ＋断面図、同図（ハ）は光ファ
イバ心線を把持した状態の（イ）図のＩ２−　Ｉ２断面
図である。

磁石による吸着力を増大するには、蓋体に対する磁石の
量（面積）を増加すればよいが、機構面積が限られてお
り、かつ分割して使用する必要がある。本発明は限られ
た磁石を用いて吸着力を増大するものである。

図面に示すように、光ファイバ心線溝（１１）を有する
固定治具本体（１０）の上記溝（ＩＩ）の両側に沿って
、複数個の磁石（１２）が埋設されている。そして、磁
石（１２）の極性は図に示すように前記溝（ＩＩ）の両
側において磁石（＋２ａ）（＋２６１が反対に配列され
ている。

゛又上記磁石（１２）の下にはそれぞれ磁性体金属片（
Ｉ４）が埋設されている。

この場合磁性体金属片（１４）は両側を連結すると一層
効果が増大する。

（作用） このような固定治具において、固定治具蓋体（２０）を
閉じると、磁石（重２）から発生する磁力線は、−り記
五体（２０）と磁性体金属片（１４）をＮ−８−Ｎ−８
・・・・・とループ状に形成することになり、より強力
に蓋体（２０）を本体（Ｉ０）に吸着する。従って、第
１図（ハ）に示すように、光ファイバ溝（２）に挿入さ
れた光ファイバ心線（＋）はそれぞれの蓋体（２１）（
２２）の磁石による吸着力（ｆ＋）（ｆ２）の力によっ
て強固に把ｔ、ν固定される。

（実施例） 光ファイバ心線把持長が７０１で、第１図のように光フ
ァイバ心線の両側に各３個の磁石（＋２４）（＋２８）
をその極性を反対にして配置すると共に、磁石の下に磁
性金属片（■４）を埋設した固定治具を作成した。

」―記固定治具の本体（１）に形成された光ファイバ心
１ａ　ｉＲ（ＩＩ）に、光ファイバ心線（１）をガイド
ピン０３）に沿わせて挿入し、蓋体（２１）（２２）を
順次閉じ、光ファイバ心線（１）を上記溝（１１）内に
固定した。この時の光ファイバ心線（１）の把持力は磁
石（１２）が発生する磁力線が蓋本体（２１）（２２）
を本体（１０）に吸着する力で決る。

このｖＳ＠で、まず被覆除去装置にセットし、第３図（
イ）のように光ファイバ心線（１）の被覆を除去し、光
ファイバ（２）を露出させる。ついで、切断装置にセッ
トし、第３図（ｏ）のように、光ファイバ（２）端部を
一括切断し、光ファイバー面（３）を得る。

上述の被覆除去装置によって、光ファイバ心線端末の被
覆を３〜４　ｃｍ引き抜く際に、各光ファイバ心線を端
末方向に引張る力が作用することによる光ファイバの突
出し、及び切断する際に生ずる曲げ応力による各光ファ
イバの突出し及び引込み、融？ＪＲに端末をセツティン
グする際の光ファイバ　。

の引き廻し等によって発生する光ファイバ心線の被覆と
光ファイバ間の移動は、把持力を増大した本発明の固定
治具を用いることによって阻止でき、第４図の光ファイ
バ端面の最大不揃いｆａ（Ｑ）を１０μｍ以下に達成で
きることが確認された。

第５図（イ）及び（ｉコ）は端面不揃いＨの特性図で、
同図（イ）は従来の固定治具を用いたもの、同図（ｕ）
は本発明の固定治具を用いたものである。

（発明の効果） 以」二説明したように、本発明の光ファイバ心線の固定
治具によれば、磁石の磁力線が固定治具２＾体と磁性体
金属片でループ状に形成されることにより、蓋体本体の
固定治具本体に対する吸青力が増大し、光ファイバ心線
の端末処理時の光ファイバの移動を阻止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）〜（ハ）は本発明の固定治具の具体例の説
明図で、同図（イ）は蓋本体を開いた状態の上面図、同
図（ｒｌｊ）は（イ）図のＸ　＋　−Ｘ　ｒ断面図、同
図（ハ）は蓋本体を閉じた状態の（イ）図のＸ　２−　
Ｘ　２断面図である。 第２図は蓋本体を開いた状態の従来の固定治具の上面図
である。 第３図は固定治具を用いた光ファイバ心線の被覆除去（
同図イ）、及び光ファイバのカッティング（同図口）の
説明図である。 第４図は光ファイバ端面の不揃いの説明図である。 第５図（イ）は従来の固定治具を用いた光ファイバ端面
不揃い量の特性図、同図（噂は本発明の固定治具を用い
た光ファイバ端面不揃い量の特性図である。 ｌ・・・光ファイバ心線、２・・・光ファイバ、ＩＯ・
・・固定治具本体、ＩＩ・・・光ファイバ心線溝、＋２
・・・磁石、１３・・・ガイドピン、１４・・・磁性体
金属片、２ｏ・・・固定冶ｎ蓋体、２１．２２・・・蓋
体部材、２３・・・光ファイバ心線押え。 埠１　目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ファイバ心線溝を有し、かつ磁石が埋込まれて
   いる固定治具本体と、上記光ファイバ心線溝に対応する
   位置に光ファイバ心線押えを有する固定治具蓋体が蝶番
   構造により開閉可能に設けられており、前記光ファイバ
   心線溝に光ファイバ心線を挿入し、蓋体を閉じて固定し
   、その固定力が磁石によって蓋体を吸着する力によって
   形成されている光ファイバ心線の固定治具において、複
   数個の磁石が前記光ファイバ心線溝の両側に沿って埋込
   まれていてその極性が溝の両側において反対に配置され
   ており、かつ、磁石の下に磁性体金属片が埋込まれてい
   ることを特徴とする光ファイバ心線の固定治具。