JPH0563999A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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JPH0563999A
JPH0563999A JP3220683A JP22068391A JPH0563999A JP H0563999 A JPH0563999 A JP H0563999A JP 3220683 A JP3220683 A JP 3220683A JP 22068391 A JP22068391 A JP 22068391A JP H0563999 A JPH0563999 A JP H0563999A
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Kazutoshi Hisada
加津利 久田
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  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラー原稿と白黒原稿が混在している送信原稿
でも、それぞれに適した符号化方法で符号化し、これを
一回の通信で送信出来る画像伝送装置を提供することを
目的とする。 【構成】カラー画像のカラー符号化を行うカラーコーデ
ツク部108と、白黒画像のランレングス符号化を行う
ランレングスコーデツク部109と、一通信中でページ
ごとに各ページがカラー画像か白黒画像かによつてそれ
ぞれに適する前記コーデツク108,109を任意に切
り替えで符号化させるSEL110とを備え、各ページ
についてカラー画像か白黒画像かをあらかじめ設定して
メモリ105に記憶しておき、各ページごとに設定され
た符号化方式での符号化を行い、この符号化データを送
信する。あるいは、コーデツク108,109の両方で
の符号化データをそれぞれハードデイスク107に記憶
しておき、通信回線を介して接続した相手機の受信可能
な符号化方式で符号化したデータを読み出して送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像伝送装置に関し、例
えば、カラー原稿と白黒原稿の混在しているデータを送
信する場合、ページ毎にカラー画像か白黒画像かによつ
てそれぞれに適した符号化方法を選ぶことのできる画像
伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種の装置において、カラー
原稿と白黒原稿が混在している原稿を送信する場合、す
べてカラー原稿とみなしてカラー原稿に適したカラー原
稿の符号化方法で符号化して送るか、すべて白黒原稿と
みなして白黒原稿に適した、例えばランレングス符号化
方法で符号化する等して送つていた。またはカラー原稿
と白黒原稿をそれぞれの符号化方法で送るため、二通信
に分けて送信を行つていた。
【0003】あるいは、カラー原稿として送信を開始し
たが、相手機がカラー原稿の符号化機能を備えていなか
つた場合等、再び白黒原稿用のランレングス符号化法で
符号化したものを送信し直していた。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した従来装置では次のような問題があつた。 (1)白黒原稿にカラー原稿の符号化方法によつて符号
化を行なうと、復号化後、印刷出力を行つたときに以下
の問題点がある。 ・黒をRGB三色で印刷するのでコストが高くなつてし
まう。
【0005】・白い部分に不必要な色がでてしまう。 ・文字等を印刷する場合、輪郭部等に色のにじみが出て
しまう。 (2)カラー原稿に白黒画像の例えばランレングス符号
化法によつて符号化を行なうと、カラー原稿を白黒画像
としてしか送れない。 (3)本来は一通信で送れるにもかかわらず、カラーと
白黒を別々に送らなければならないため、原稿を分ける
手間、及び2回の送信処理を行なうための手間もかか
る。更に、送信事態にもにコストがかかる。
【0006】(4)回線接続後に実際に画像通信を行な
つてからでなければ相手機の受信可能な符号化方式を確
認出来ないため、相手機の受信可能な符号化方式をあら
かじめ確認しておかなければ、相手の持つ符号化機能と
準備した符号化データの方式が異なることが起こり、再
び通信のやり直し、及び符号化処理のやり直しを行わな
ければならずスムーズな送信を行うことが出来なかつ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的として成されたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、カラ
ー符号化手段と、白黒符号化手段と、一通信中でページ
ごとに前記2つの符号化手段の符号化データを任意に切
り替えて出力させる切替手段と、各ページの符号化方法
を示す情報を符号化データと共に伝送する伝送手段とを
備える。
【0008】そして、例えば切替手段は、符号化データ
の切り替えにはモード設定値を用い、各ページについて
のモード設定値に応じてカラー符号化手段と白黒符号化
手段とを切り替える。また例えば、各符号化手段での符
号化データを少なくとも各頁毎の通信終了迄夫々記憶す
る記憶手段を備え、切替手段は前記記憶手段に記憶され
ているいずれかの符号化手段での符号化データを選択出
力することによりページ毎に所定の符号化方法での符号
化データを出力する。
【0009】
【作用】以上の構成によれば、カラー原稿と白黒原稿が
混在している送信原稿でも、それぞれに適した符号化方
法で符号化し、これを一回の通信で送信出来る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施例の画像
伝送装置のブロツク構成図である。図1において、10
1は伝送すべき原稿画像を読みとるスキヤナ部、102
は画像を出力するプリンタ部、103は白黒変換などを
行う画像処理部、104は画像処理後の画像データを一
時保持するバツフア、105はユーザデータ・オペレー
シヨンパネル情報などを保存するメモリ部、106は例
えば後述する図2〜図4に示す制御手順等に従い本実施
例装置の全体制御を司るCPU、107はハードデイス
クである。
【0011】108はカラー画像のためのカラー符号化
処理を行うカラーコーデツク部、109は白黒画像のた
めのランレングス符号化処理を行なうランレングクコー
デツク部、110は読み取り原稿に対するそれぞれの符
号化方式をカラーまたは白黒様に切り替える切り替え装
置である。111は送受信のための回線制御装置、11
2は一般公衆回線・専用回線などの通信回線、113は
オペレータの入力操作を受け付けるオペレーシヨンパネ
ル部である。
【0012】また、200は通信回線112の接続され
ている回線網、300は回線網200に接続されている
他装置である。以上の構成を備える本実施例の通信制御
を図2〜図5のフローチヤートを参照して以下に説明す
る。なお、以下の説明は、まず、画像蓄積パターンとし
て、以下の2つのモードのいずれかを、ユーザソフトス
イツチで設定しておき、該設定に従つて動作するものと
して行なう。
【0013】(1)通信相手装置が本実施例装置と同等
の構成を備え、同等の符号化方式を備えている、つまり
相手装置もカラー原稿送受信可能であるという仮定に基
づき、ページ毎のモード設定によりカラー符号化か白黒
ランレングス符号化かのどちらかの画像を蓄積するモー
ド(SINGLEモード)。 (2)ページ毎にカラー画像の符号化か、白黒のランレ
ングス符号化かのいずれで符号化して送信したいかのモ
ード設定値を持ちながら、相手機がカラーのみ・白黒ラ
ンレングスのみでも送信可能なようにカラー符号化・白
黒ランレングス符号化の両方の符号化方式による画像デ
ータを蓄積するモード(AUTOモード)。
【0014】また、(2)のAUTOモードにおいて
は、相手機が自機と同等の符号化方式を持つていない可
能性があり、そういう場合において相手機の受信可能な
符号化方式で通信を行いたいかどうか、つまりここでは
「カラーで送信したかつたが、相手がカラーが出来ない
場合どうするか」「白黒のランレングス符号方法で送信
したかつたが、相手が白黒のランレングスができない場
合どうするか」をユーザソフトスイツチで設定しておく
ものとする。
【0015】このユーザソフトスイツチによる設定モー
ドは、「全ページを白黒画像のランレングス符号化法で
送信する」「全ページをカラーの符号化法で送信する」
「送信を打ち切る」などがある。以上の前提において、
まず、カラー原稿と白黒原稿の混在している(ここでは
ブツク原稿とする)数ページ分の送信を行う場合を説明
する。
【0016】まず、原稿送信を行なう場合には図2のス
テツプS101の処理に移行し、最初に読み込ませる原
稿をスキヤナ部101にセツトする。そして、オペレー
シヨンパネル部113よりその原稿をカラーの符号化で
送信するか、白黒のランレングス符号化で送信するかの
モード設定を各ページについて行うため、モード設定キ
ーの入力を行なう。これにより処理はステツプS10
2,S103を介してステツプS104,S105に進
み、入力された各ページ毎の各モード設定値をメモリ1
05に保管する。その後、操作部113より原稿の読み
込みをスタートさせるスイツチ(これによりこのスイツ
チを「画像読み取りキー」と称する)を入力することに
よつて、ステツプS103よりステツプS106以下の
処理に進む。まず、ステツプS106で画像読み取りキ
ーの入力により、これから読み取ろうとしているnペー
ジ目のモード設定値を呼び出す。そしてステツプS10
7でスキヤナ101よりセツトされている画像を1ペー
ジ毎に読み込む。
【0017】そしてステツプS108の判定で、ユーザ
ソフトスイツチにより設定した蓄積パターンが、(1)
SINGLEモードの場合はステツプS109へ、
(2)AUTOモードの場合はステツプS112へと分
岐する。 (1)SINGLEモードの場合は、相手機は自機と同
等の符号化方式を備えているものとしたモードである。
よつてこの場合には、必要な圧縮データのみを蓄積すれ
ば良いため、読み込んだ画像を画像処理部103におい
てモード設定値に従つた画像処理を行う。即ち、ステツ
プS109でスキヤン中の原稿の設定値が「カラーの符
号化方法」である場合、たとえば、モード設定値が
“0”で、“カラー”と判定すると、ステツプS110
に進み、カラー符号での蓄積を行ないステツプS114
に進む。一方、モード設定値“1”で“ランレングス”
と判定すると、ステツプS111に進み、白黒ランレン
グス符号での蓄積を行ないステツプS114に進む。
【0018】ステツプS110のカラー符号での蓄積サ
ブルーチンの詳細を図3を参照して以下に説明する。カ
ラー符号での蓄積処理は、まずステツプS201でスキ
ヤナ101より入力された画像データをそのままカラー
として画像処理を行い、ステツプS202でカラーの画
像データとしてバツフア104に入れる。そして、ステ
ツプS203で先ほどの設定値を確認し、それにより符
号化方法を切り替え装置110によりカラーに切り替え
る。その後、ステツプS204でバツフア104よりカ
ラーの画像データを引き出して、カラーコーデツク部1
08でカラー符号化を行い、ステツプS205でその圧
縮データをハードデイスク107に保持して処理を終了
する。
【0019】一方、ステツプS111の白黒ランレング
ス符号での蓄積サブルーチンの詳細を図4を参照して以
下に説明する。スキヤナ101より入力された画像デー
タについて、画像処理部103はステツプS207で白
黒変換を含む画像処理を行なう。そして、ステツプS2
08で白黒の画像データとしてバツフア104に入れ
る。続いてステツプS209で先ほどの設定値を確認
し、符号化コーデツク部を切り替え装置110により白
黒のランレングスコーデツク部109に切り替える。そ
の後、ステツプS210で画像データを引き出して、ラ
ンレングスコーデツク部109で白黒画像のランレング
ス符号化を用い、ステツプS211でこの符号化圧縮デ
ータをハードデイスク107に保持する。
【0020】以上の蓄積処理が終了すると図2のステツ
プS114に進み、1ページ分終了したか否かを調べ、
1ページ分が終了していなければステツプS107に戻
り、1ページ分が終了するまでこの画像処理を繰り返
す。つまり、各画像データについてそれぞれに適した符
号化方式を選択し、カラーの圧縮データか、白黒の圧縮
データのどちらかのデータをハードデイスク内に持つ。
【0021】1ページ分が終了するとステツプS114
よりステツプS115に進み、そのページで設定済みの
ページがすべて終了したかどうかを判別する。未終了の
場合にはステツプS116でページ数を1つインクリメ
ントしてステツプS106に戻り、次のページの設定値
を呼び出すところから次ぺージ分について同様処理を繰
り返す。
【0022】一方、ステツプS115ですべてのページ
が終了したならステツプS102に戻り、最初のキー入
力待ち処理を実行する。ここでページの追加があれば前
記と同様にデータの読み込み・符号化を行い(ステツプ
S104〜ステツプS116)、前記と同様に最初のキ
ー入力待ちに戻る。そして、スタートキーの入力により
ステツプS103より後述する図5に示す送信処理に移
行する。
【0023】更に、図2のステツプS108の判定で、
ユーザソフトスイツチにより設定した蓄積パターンが、
(2)AUTOモードの場合、相手装置が本実施例装置
と同等の符号化方式を持つていない可能性がある。しか
しながら、このようなときでも相手装置の受信可能な符
号化方式で通信を行いたい場合がある。このため、本実
施例においては、AUTOモードの場合ステツプS11
2とステツプS113で、読み込んだ画像を、図3に示
すカラー符号化(S112)、図4に示す白黒画像のラ
ンレングス符号化(S113)の2通りの符号化方法で
画像処理したものを蓄積する。
【0024】即ち、ステツプS112で上述した図3に
示すSINGLEモードの場合と同様に、画像処理後、
カラーの符号化方式で圧縮したデータをハードデイスク
107に保管する。次にステツプS113で、やはり図
4に示すSINGLEモードの場合と同様に、画像デー
タを白黒変換を含む画像処理をした後、白黒画像のラン
レングス符号化方式で圧縮しハードデイスク107に保
持する。
【0025】そしてステツプS114に進み、1ページ
分が終了するまでこの画像処理を繰り返し(S106〜
S108,S112〜S114)、1ページ分が終了し
た後、キー入力待ちに戻る。つまり、そのページで設定
済みのページがすべて終了したかどうかを判別し(S1
15)、未終了の場合、次のページの設定値を呼び出す
ところから繰り返す(S116,S106〜S118,
S112〜S115)。すべてのページが終了したなら
最初のキー入力待ちに戻る(S102)。
【0026】ここでページの追加があれば上述したSI
NGLEモードの場合と同様にデータの読み込み・符号
化を行い(S104〜S108,S112〜S11
6)、最初のキー入力待ちに戻る。つまりこの(2)A
UTOモードの場合は、ひとつの画像データについてカ
ラーの圧縮データと、白黒の圧縮データのふたつのデー
タをハードデイスク107内に蓄積保持する。
【0027】以上のようにして送信すべき画像情報を順
次ハードデイスク107に記憶させると、次にはこの蓄
積情報を相手装置に送信すべく、スタートキーを入力す
る。スタートキーが入力されると図2のステツプS10
3より図5に示すステツプS301以下の処理に進む。
以下、相手装置への送信処理を図5のフローチヤート及
び、該フローチヤートに基いた通信制御手順を示す図6
を参照して以下に説明する。
【0028】送信では、まずステツプS301で回線制
御装置111により回線網200に接続されている通信
相手、例えば他装置300との回線接続処理を実行す
る。このとき、図6に示す伝送制御手順の中のセツシヨ
ンレイヤの手順において、セツシヨン開始コマンド「C
CS」のパラメータである「NSC」により自装置の有
する符号化方式(カラー符号化方式および白黒画像のラ
ンレングス符号化方式)を報知し、ステツプS302に
おいて、相手装置より受信するセツシヨン開始肯定レス
ポンス「RSSP」により相手装置の有する符号化方式
を得る。
【0029】ここで、「RSSP」により相手もカラー
符号化と白黒のランレングス符号化の両方の符号化方式
が可能な場合には、ステツプS302よりステツプS3
03に進み、送信ページの最初から(ステツプS30
3)、各ページの設定により(ステツプS304)、カ
ラーの圧縮画像データか白黒のランレングスの圧縮画像
データかを選択し、圧縮画像データに添付するヘツダに
カラーか白黒のランレングスかの情報をいれて送信する
(ステツプS305あるいはステツプS311)。これ
を全ページの送信が終了するまで繰り返し行なう(ステ
ツプS306、S307)。
【0030】そして、送信が終了するとステツプS31
4で回線を切断し、続くステツプS315で不要データ
を消去し、処理を終了する(S316)。この場合、上
述したように(1)SINGLE,(2)AUTOとも
に各ページのモード設定値に従つたカラー・白黒ランレ
ングスそれぞれの画像を保持しているのでステツプS3
05またはステツプS311においてカラーの符号化に
よる圧縮データまたはランレングス符号化による圧縮デ
ータを送る場合にも、単にいずれかを選択するのみで特
別の制約を受けずに送信することができる。一方、ステ
ツプS302の判定で、相手装置の符号化方式が白黒の
ランレングス符号化のみの場合、ステツプS308に進
む。同様に、ステツプS302の判定で相手装置の符号
化方式がカラー画像用のカラー符号化のみの場合、ステ
ツプS312に進む。いずれの場合にもステツプS30
8またはステツプS312でユーザソフトスイツチによ
り設定しておいた蓄積パターンに従い、SINGLEモ
ードとAUTOモードとに分岐される。SINGLEモ
ードである場合には、相手装置が単一の符号化方式であ
るため、送信が不可能であり共にステツプS314に進
み、送信処理を終了する。一方、AUTOモードの場合
にはステツプS309またはステツプS313に進み、
ユーザソフトスイツチの設定を調べる。ユーザソフトス
イツチの設定が「送信を打ち切る」である場合や、後述
する「相手機の受信可能な符号化方式で送信する」との
設定でない場合等においては、いずれの場合にもステツ
プS314に進み、そのまま送信を中止する。
【0031】一方、この場合に、ユーザソフトスイツチ
の設定が「相手機の受信可能な符号化方式で送信する」
との設定である場合には、相手記の受信可能な符号化方
式で送信する処理を続行する。即ち、白黒のランレング
ス符号化方式のみ可能な場合にはステツプS310以下
の処理に進み、送信ページのすべてについて白黒のラン
レングス符号化による圧縮データを選択し、ヘツダに
「白黒画像のランレングス符号化」という情報を入れて
送信する。他方、カラーの符号化方式のみ可能な場合に
はステツプS303以下の処理に進み、送信ページのす
べてについてカラーの符号化による圧縮データを選択
し、ヘツダに「カラー符号化」という情報を入れて送信
する。共に、全ページの送信終了後、回線を切断し、不
要データを消去して送信処理を終了する(ステツプS3
14〜S316)。
【0032】以上の説明では本実施例の送信を例に説明
したが、以上のような送信を本装置が受けた場合におい
ても、CSS・RSSPによりお互いの符号化方式を確
認し、ヘツダに書き込まれている情報によりカラーもし
くは白黒のランレングス符号化法で符号化された受信デ
ータを対応する複合化方法で復号化すればよい。以上説
明したように本実施例によれば、カラー原稿と白黒原稿
が混在している送信原稿を送る場合に、一通信中で、符
号化方法をページ毎に切り替えることが可能なため、 (1)白黒原稿を送る場合において、カラーの符号化を
用いなければならないことが無くなり、黒をRGB三色
で印刷するのでコストが高くなる点、白い部分に不必要
な色がでてしまう点、文字などの場合、輪郭部等に色の
にじみが出てしまう等の点を有効に防ぐことが出来る。
【0033】(2)カラー原稿を送る場合において、白
黒画像のランレングス符号化法を用いなければならない
ことが無くなり、カラー原稿を白黒画像としてしか送れ
ない事態を避けられる。 (3)カラー原稿と白黒原稿が混在している送信原稿
を、一通信で送れるので、カラー原稿と白黒原稿を別々
に送るための送信コストの上昇を抑えることができると
ともに、原稿を分ける手間かかからない優れた効果が得
られる。
【0034】また、本実施例によれば、回線接続後に相
手装置の受信可能な符号化方式を確認した後で、相手装
置に対応する符号化データを通信に用いる機能を持つた
め、相手機の受信可能な符号化方式をあらかじめ確認し
ておかなくても、相手の持つ符号化機能に準ずる符号化
データが準備されているので、再び符号化を行うことな
くスムーズな送信を行うことが出来る。
【0035】
【他の実施例】以上説明した実施例では、蓄積パターン
をユーザソフトスイツチにより設定する例について説明
したが、本発明は以上の例に限定されるものではなく、
画像読み取りキーを、(1)SINGLEモード、
(2)AUTOモードに対応させて「選択画像読み取り
キー」「自動画像読み取りキー」の2つとして、キー入
力により分岐させても良い。
【0036】そして、この場合においても、(2)AU
TOモードで、相手機が自機と同等の符号化方式を持つ
ていない可能性があり、相手装置の受信可能な符号化方
式で通信を行いたい場合のユーザソフトスイツチの設定
で、前記のほかに、「相手がカラーのみの場合、カラー
の符号化を行つたデータのみを送信する」、「相手が白
黒ランレングスのみの場合、白黒のランレングス符号化
を行つたデータのみを送信する」という設定値も、モー
ド設定値を用いることによつて可能である。
【0037】更に、上記の実施例では、数ページ分のカ
ラー/白黒ランレングスの符号化方法のモード設定値を
あらかじめスキヤナで読み込む順序で、オペレーシヨン
パネル操作部113から入力してメモリ105に保管し
ておき、1ページ分の符号化が終わるたびにメモリ10
5よりモード設定値を持つてくるので、ブツク原稿だけ
でなく、ADF装置による自動読み込みによつても行う
ことが出来る。また、スキヤナで読み取る1ページ毎に
カラー/白黒ランレングスのモード切り替えをオペレー
シヨンパネル操作部113より行うことも可能である。
【0038】更にまた、上記実施例では、1ページ毎に
画像データの処理を行つていたが、バツフア104の大
きさにより、1ブロツクの大きさは任意にとれるものと
してもよい。又、前述の実施例におけるステツプS10
3では、操作者がカラー/白黒符号化方法を1ページ毎
に設定したが、本発明はこれに限るものではなく、原稿
画像がカラーか白黒かを装置が自動的に判別してもよ
い。
【0039】また、原稿を読み取るスキヤン方法もラス
タスキヤン方法やシヤトルスキヤン方法など任意の方法
を用いることができる。また、上記実施例では、最初の
ページよりスキヤン・送信を行つたが、ページ設定とペ
ージのUP CONT/DOWNの設定を替えることに
より、スキヤン・送信のどちらか、または両方を最後の
ページより行うことも可能である。
【0040】以上の実施例では白黒符号化としてランレ
ングス符号化を例に説明したが、これに限らず、他の方
法、例えばMMR方式やMR方式でもよい。又、カラー
符号化としては、カラー2値符号化やカラー多値符号
化、例えば、COSMIC方式と呼ばれる符号化や、A
DCT方式と呼ばれる符号化でもよい。
【0041】ようは、符号化方式は任意の方式を採用で
き、符号化方式に限定されるものではない。尚、本発明
は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、
1つの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発
明はシステム或は装置にプログラムを供給することによ
つて達成される場合にも適用できることは言うまでもな
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ラー原稿と白黒原稿が混在している送信原稿でも、それ
ぞれに適した符号化方法で符号化し、各ページ毎にカラ
ー符号化、白黒符号化のいずれが選択されたかを示す情
報を伝送しているので、これを一回の通信で送信出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例である画像伝送装置のブ
ロツク図である。
【図2】、
【図3】、
【図4】、
【図5】本実施例における画像伝送処理を示すフローチ
ヤートである。
【図6】実施例における画像伝送制御手順を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 スキヤナ部、 102 プリンタ部、 103 画像処理部、 104 バツフア、 105 メモリ部、 106 CPU、 107 ハードデイスク、 108 カラーコーデツク部、 109 ランレングスコーデツク部、 110 切り替え装置、 111 回線制御装置、 112 通信回線、 113 オペレーシヨンパネル部、 200 回線網、 300 他装置である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー符号化手段と、白黒符号化手段
    と、一通信中でページごとに前記2つの符号化手段の符
    号化データを任意に切り替えて出力させる切替手段と、
    各ページの符号化方法を示す情報を符号化データと共に
    伝送する伝送手段とを備えることを特徴とする画像伝送
    装置。
  2. 【請求項2】 切替手段は、符号化データの切り替えに
    はモード設定値を用い、各ページについてのモード設定
    値に応じてカラー符号化手段と白黒符号化手段とを切り
    替えることを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記各符号化手段での符号化データを少
    なくとも各頁毎の通信終了迄夫々記憶する記憶手段を備
    え、切替手段は前記記憶手段に記憶されているいずれか
    の符号化手段での符号化データを選択出力することによ
    りページ毎に所定の符号化方法での符号化データを出力
    することを特徴とする請求項1記載の画像伝送装置。
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