JPH056381Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH056381Y2 JPH056381Y2 JP16063985U JP16063985U JPH056381Y2 JP H056381 Y2 JPH056381 Y2 JP H056381Y2 JP 16063985 U JP16063985 U JP 16063985U JP 16063985 U JP16063985 U JP 16063985U JP H056381 Y2 JPH056381 Y2 JP H056381Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- roller
- guide rail
- door body
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 41
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、扉本体の上部に設けられたローラ
がガイドレールに支持されて走行することによつ
て扉本体が開閉される自動扉に関する。
がガイドレールに支持されて走行することによつ
て扉本体が開閉される自動扉に関する。
特開昭56−131778号公報には、ガイドレール上
に扉本体の上部に設けられたローラが支持され、
扉本体の開動時において上記ローラがガイドレー
ルに設けられた凹所から押し上げられた後、ガイ
ドレール上を走行するように構成した扉が開示さ
れ、しかも、扉を自動的に開閉する手段を設ける
ことが示唆されている。
に扉本体の上部に設けられたローラが支持され、
扉本体の開動時において上記ローラがガイドレー
ルに設けられた凹所から押し上げられた後、ガイ
ドレール上を走行するように構成した扉が開示さ
れ、しかも、扉を自動的に開閉する手段を設ける
ことが示唆されている。
このような扉においては、その開閉を自動化し
た場合、扉本体に連結した扉開閉機構の出力によ
つてローラがガイドレールの凹所から押し上げら
れた後、ローラがガイドレール上で走行され、も
つて、扉本体が開動される。
た場合、扉本体に連結した扉開閉機構の出力によ
つてローラがガイドレールの凹所から押し上げら
れた後、ローラがガイドレール上で走行され、も
つて、扉本体が開動される。
上記した従来の自動扉によると、扉開閉装置
が、ローラをガイドレールの凹所から扉本体の自
重に打ち勝つて押し上げるのに必要な出力を持つ
ている必要がある。しかし、ローラをガイドレー
ル上で走行させて扉本体を開閉するときには、上
記のようにローラをガイドレールの凹所から押し
上げるときほど大きな出力を必要としない。この
ような事情から、従来の自動扉では、上記した押
し上げの際に必要な出力のみを考慮して、扉本体
の開閉に必要な出力よりも大きな出力を持つた扉
開閉機構を設置することが余儀なくされていた。
このため、扉開閉時に扉が大きな出力で通過しよ
うとする人等に衝突した場合、非常に危険であつ
た。
が、ローラをガイドレールの凹所から扉本体の自
重に打ち勝つて押し上げるのに必要な出力を持つ
ている必要がある。しかし、ローラをガイドレー
ル上で走行させて扉本体を開閉するときには、上
記のようにローラをガイドレールの凹所から押し
上げるときほど大きな出力を必要としない。この
ような事情から、従来の自動扉では、上記した押
し上げの際に必要な出力のみを考慮して、扉本体
の開閉に必要な出力よりも大きな出力を持つた扉
開閉機構を設置することが余儀なくされていた。
このため、扉開閉時に扉が大きな出力で通過しよ
うとする人等に衝突した場合、非常に危険であつ
た。
ガイドレールの凹所よりローラを押し上げるの
に必要な出力と、ローラがガイドレール上を走行
するのに必要な出力とを一つの扉開閉機構で得よ
うとしていたため、前者の出力に合わせて扉開閉
機構の出力を決定しなければならなかつた。
に必要な出力と、ローラがガイドレール上を走行
するのに必要な出力とを一つの扉開閉機構で得よ
うとしていたため、前者の出力に合わせて扉開閉
機構の出力を決定しなければならなかつた。
〔技術的課題〕
この考案の技術的課題は、ローラをガイドレー
ル上で走行させるに必要かつ十分な出力をもつた
扉開閉機構で扉本体の開閉を行わせる一方、扉本
体を全閉位置から開動させるに当たつてローラを
ガイドレールの凹所から押し上げるときには、上
記扉開閉機構とこれとは別の補助開機構の双方の
出力を加算した出力でローラを上記凹所から押し
上げるようにすることである。
ル上で走行させるに必要かつ十分な出力をもつた
扉開閉機構で扉本体の開閉を行わせる一方、扉本
体を全閉位置から開動させるに当たつてローラを
ガイドレールの凹所から押し上げるときには、上
記扉開閉機構とこれとは別の補助開機構の双方の
出力を加算した出力でローラを上記凹所から押し
上げるようにすることである。
上記技術的課題を達成するため、この考案の自
動扉は、ローラをガイドレール上で走行させるの
に必要かつ十分な出力を持つた扉開閉機構を上記
扉本体に連結すると共に、上記扉開閉機構によつ
て上記ローラを上記凹所から押し上げるときの不
足出力を補うに十分な出力を持つた補助開機構を
設け、上記ローラを上記凹所から押し上げるとき
に上記扉開閉機構とこの補助開機構を共働させる
ように構成した点に要旨を有する。
動扉は、ローラをガイドレール上で走行させるの
に必要かつ十分な出力を持つた扉開閉機構を上記
扉本体に連結すると共に、上記扉開閉機構によつ
て上記ローラを上記凹所から押し上げるときの不
足出力を補うに十分な出力を持つた補助開機構を
設け、上記ローラを上記凹所から押し上げるとき
に上記扉開閉機構とこの補助開機構を共働させる
ように構成した点に要旨を有する。
上記した技術的手段において、扉開閉機構と補
助開機構を共働させた場合には、両機構の出力を
加算した出力が扉本体に作用する。また、扉開閉
機構のみを動作させた場合には、扉本体を開閉す
るのに必要かつ十分な出力が該扉本体に作用す
る。
助開機構を共働させた場合には、両機構の出力を
加算した出力が扉本体に作用する。また、扉開閉
機構のみを動作させた場合には、扉本体を開閉す
るのに必要かつ十分な出力が該扉本体に作用す
る。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
第1図は自動扉の全体概略正面図であり、扉本
体1の上部には戸車機構2,2′が設けられてお
り、これらの戸車機構2,2′がガイドレール3
に支持されている。第2図明示のように、この実
施例では、ガイドレール3が45度傾斜した姿勢で
水平に延設されていると共に、戸車機構2が互い
に直交する軸心を有する一対のローラ2a,2b
よりなり、そのうちの片方のローラ2aがガイド
レール3の上端面(後述するガイド面と同意であ
る。)に支持され、他方のローラ2bがガイドレ
ール3の傾斜側面に支持されている。ガイドレー
ル3にはその前端部と中間部とにそれぞれ凹所
4,5が設けられており、一方の凹所4には扉本
体1が全閉されたときにその前端部に設けられて
いる戸車機構2のローラ2aが落ち込み、他方の
凹所5には扉本体1が全閉されたときに同ローラ
2′aが落ち込んで、扉本体1がガイドレール3
に対して全閉位置で位置決めされる構成となつて
いる。また、上記のようにガイドレール3は傾斜
しているから、ローラ2a,2′aがこれらの凹
所4,5に落ち込むと、扉本体1はガイドレール
3の傾斜に沿つて壁側へ移動しつつ下降し床面に
設けた案内部材24,24′により、その壁に設
けられているシール材6に当接する。7はエアシ
リンダよりなる扉開閉機構(以下、主エアシリン
ダという。)であり、そのシリンダロツド8の先
端部に軸支された一対の滑車9、10には、扉本
体1の前端部と滑車ガイド11の後端部との間に
張設されたワイヤー12及び扉本体1の後端部と
滑車ガイド11の後端部との間に張設されたワイ
ヤー13が各別に巻き掛けられており、主エアシ
リンダ7のシリンダロツド8が押し出されると、
滑車9に巻き掛けられているワイヤー12が引つ
張られて扉本体1が第1図の右方向(矢印A)へ
開動し、逆に、主エアシリンダ7のシリンダロツ
ド8が引き込まれると、滑車10に巻き掛けられ
ているワイヤー13が引つ張られて同図の左方向
(矢印B)へ閉動されるようになつている。ここ
に、上記エアシリンダ4は、扉本体1に設けられ
ている戸車機構2,2をガイドレール3上で走行
させるのに必要かつ十分な出力を持つているが、
上記した凹所4,5に落ち込んだローラ2a,
2′aを扉本体1の自重に抗してガイドレール3
のガイド面3a(第3図参照)へ押し上げられる
だけの出力を持たない。14はエアシリンダより
なる補助開機構(以下、補助シリンダという。)
であり、この補助シリンダ14は扉本体1に設け
られた押し板15に対向する。補助シリンダ14
は、上記した主エアシリンダ7との共働により、
第3図の矢印Cのように扉本体1の自重に抗して
ローラ2aをガイドレール3の凹所4からガイド
面3aへ押し上げられるだけの出力を持つてい
る。即ち、補助シリンダ14は、上記主エアシリ
ンダ7によつてローラ2aを凹所4,5から押し
上げるときの不足出力を補うに十分な出力を持つ
ている。このような補助エアシリンダ14は、扉
本体1が全閉されているときに押し板15に対応
する位置に設置される。
体1の上部には戸車機構2,2′が設けられてお
り、これらの戸車機構2,2′がガイドレール3
に支持されている。第2図明示のように、この実
施例では、ガイドレール3が45度傾斜した姿勢で
水平に延設されていると共に、戸車機構2が互い
に直交する軸心を有する一対のローラ2a,2b
よりなり、そのうちの片方のローラ2aがガイド
レール3の上端面(後述するガイド面と同意であ
る。)に支持され、他方のローラ2bがガイドレ
ール3の傾斜側面に支持されている。ガイドレー
ル3にはその前端部と中間部とにそれぞれ凹所
4,5が設けられており、一方の凹所4には扉本
体1が全閉されたときにその前端部に設けられて
いる戸車機構2のローラ2aが落ち込み、他方の
凹所5には扉本体1が全閉されたときに同ローラ
2′aが落ち込んで、扉本体1がガイドレール3
に対して全閉位置で位置決めされる構成となつて
いる。また、上記のようにガイドレール3は傾斜
しているから、ローラ2a,2′aがこれらの凹
所4,5に落ち込むと、扉本体1はガイドレール
3の傾斜に沿つて壁側へ移動しつつ下降し床面に
設けた案内部材24,24′により、その壁に設
けられているシール材6に当接する。7はエアシ
リンダよりなる扉開閉機構(以下、主エアシリン
ダという。)であり、そのシリンダロツド8の先
端部に軸支された一対の滑車9、10には、扉本
体1の前端部と滑車ガイド11の後端部との間に
張設されたワイヤー12及び扉本体1の後端部と
滑車ガイド11の後端部との間に張設されたワイ
ヤー13が各別に巻き掛けられており、主エアシ
リンダ7のシリンダロツド8が押し出されると、
滑車9に巻き掛けられているワイヤー12が引つ
張られて扉本体1が第1図の右方向(矢印A)へ
開動し、逆に、主エアシリンダ7のシリンダロツ
ド8が引き込まれると、滑車10に巻き掛けられ
ているワイヤー13が引つ張られて同図の左方向
(矢印B)へ閉動されるようになつている。ここ
に、上記エアシリンダ4は、扉本体1に設けられ
ている戸車機構2,2をガイドレール3上で走行
させるのに必要かつ十分な出力を持つているが、
上記した凹所4,5に落ち込んだローラ2a,
2′aを扉本体1の自重に抗してガイドレール3
のガイド面3a(第3図参照)へ押し上げられる
だけの出力を持たない。14はエアシリンダより
なる補助開機構(以下、補助シリンダという。)
であり、この補助シリンダ14は扉本体1に設け
られた押し板15に対向する。補助シリンダ14
は、上記した主エアシリンダ7との共働により、
第3図の矢印Cのように扉本体1の自重に抗して
ローラ2aをガイドレール3の凹所4からガイド
面3aへ押し上げられるだけの出力を持つてい
る。即ち、補助シリンダ14は、上記主エアシリ
ンダ7によつてローラ2aを凹所4,5から押し
上げるときの不足出力を補うに十分な出力を持つ
ている。このような補助エアシリンダ14は、扉
本体1が全閉されているときに押し板15に対応
する位置に設置される。
第4図は主エアシリンダ7と補助シリンダ14
とを制御するための回路構成の一例を示してい
る。圧力空気源16と主エアシリンダ7及び補助
エアシリンダ14とは空気通路17,18、電磁
制御弁19及び圧力供給路20を介して接続され
ている。21は通過物体を検知するための検知ス
イツチである。
とを制御するための回路構成の一例を示してい
る。圧力空気源16と主エアシリンダ7及び補助
エアシリンダ14とは空気通路17,18、電磁
制御弁19及び圧力供給路20を介して接続され
ている。21は通過物体を検知するための検知ス
イツチである。
扉本体1が全閉された状態では、補助エアシリ
ンダ14のシリンダロツド22は引き込まれてお
り、かつ、このシリンダロツド22の先端部に押
し板15が当接している。この状態から、検知ス
イツチ21がオンすると電磁制御弁19のA側ソ
レノイドが切り換わり、主エアシリンダ7の室7
b及び補助エアシリンダ14の室14aに空気通
路17を通して加圧空気が供給されて主エアシリ
ンダ7のシリンダロツド8が押し出されると共
に、補助エアシリンダ14のシリンダロツド22
が押し出される。従つて、両者の共働により、ガ
イドレール3の凹所4,5に落ち込んでいるロー
ラ2a,2′aが扉本体1の自重に抗して第3図
矢印Cのように該凹所4,5からガイドレール3
のガイド面3a上へ押し出される。こうして凹所
4,5から押し出されたローラ2a,2′aは、
主エアシリンダ7のシリンダロツド8が押し出さ
れるのに伴い、ワイヤー12に引つ張られてガイ
ド面3a上を走行する。これにより扉本体1が開
動する。ローラ2a,2′aをガイド面3a上で
走行させるのに必要な出力は凹所4,5からロー
ラ2a,2′aを押し出すときに必要な出力より
も小さいから、主エアシリンダ7の出力をローラ
2a,2′aに作用させるだけで十分であり、補
助エアシリンダ14の出力を作用させる必要はな
い。この場合、主エアシリンダ7に押出引込速度
を調節するための速度調節弁7aを設けておけ
ば、この速度調節弁7aを調整することによつて
扉本体1の開動速度を容易に調節できるようにな
ると共に、扉本体1が全開される直前においては
そのクツシヨン作用によつて扉本体1の慣性力が
弱められ、扉本体1がその全開位置でスムーズに
停止するようになる利点がある。扉本体1が全開
位置から閉動されるときは、自動制御器23の開
側タイマーがアツプすると同時に、電磁制御弁1
9のB側ソレノイドが切り換わり、主エアシリン
ダ7の室7cに空気通路18を通して加圧空気が
供給されて主エアシリンダ7のシリンダロツド8
が引き込まれると共に、主エアシリンダ7の室7
bおよび補助エアシリンダ14の室14a内の圧
力空気が空気通路17を通つて排出されるのに伴
い、ワイヤー13に引つ張られてガイド面3a上
を走行する。これにより扉本体1が閉動する。こ
の場合は、ローラ2aをガイド面3a上で走行さ
せるのに必要な出力だけでよいため、主エアシリ
ンダ7の出力をローラ2a,2′aに作用させる
だけで十分であり、また、速度調節弁7aを調整
することによつて扉本体1の閉動速度を容易に調
節できる。主シリンダ7のクツシヨン作用によつ
て扉本体1の慣性力が弱められ、扉本体1は補助
シリンダ14のロツド22を押し板15にて押し
込めながらスムースに移動し、ローラ2a,2′
aがガイドレール3の凹所4,5に落ち込んで全
閉位置に停止する。なお、扉本体1が閉動してい
る最中に人や物が通ると、検知スイツチ21の作
用によつて扉本体1が開動するように電磁制御弁
19が切り換わる。この場合、光線による検知手
段を併用して二重の安全を図つてもよい。
ンダ14のシリンダロツド22は引き込まれてお
り、かつ、このシリンダロツド22の先端部に押
し板15が当接している。この状態から、検知ス
イツチ21がオンすると電磁制御弁19のA側ソ
レノイドが切り換わり、主エアシリンダ7の室7
b及び補助エアシリンダ14の室14aに空気通
路17を通して加圧空気が供給されて主エアシリ
ンダ7のシリンダロツド8が押し出されると共
に、補助エアシリンダ14のシリンダロツド22
が押し出される。従つて、両者の共働により、ガ
イドレール3の凹所4,5に落ち込んでいるロー
ラ2a,2′aが扉本体1の自重に抗して第3図
矢印Cのように該凹所4,5からガイドレール3
のガイド面3a上へ押し出される。こうして凹所
4,5から押し出されたローラ2a,2′aは、
主エアシリンダ7のシリンダロツド8が押し出さ
れるのに伴い、ワイヤー12に引つ張られてガイ
ド面3a上を走行する。これにより扉本体1が開
動する。ローラ2a,2′aをガイド面3a上で
走行させるのに必要な出力は凹所4,5からロー
ラ2a,2′aを押し出すときに必要な出力より
も小さいから、主エアシリンダ7の出力をローラ
2a,2′aに作用させるだけで十分であり、補
助エアシリンダ14の出力を作用させる必要はな
い。この場合、主エアシリンダ7に押出引込速度
を調節するための速度調節弁7aを設けておけ
ば、この速度調節弁7aを調整することによつて
扉本体1の開動速度を容易に調節できるようにな
ると共に、扉本体1が全開される直前においては
そのクツシヨン作用によつて扉本体1の慣性力が
弱められ、扉本体1がその全開位置でスムーズに
停止するようになる利点がある。扉本体1が全開
位置から閉動されるときは、自動制御器23の開
側タイマーがアツプすると同時に、電磁制御弁1
9のB側ソレノイドが切り換わり、主エアシリン
ダ7の室7cに空気通路18を通して加圧空気が
供給されて主エアシリンダ7のシリンダロツド8
が引き込まれると共に、主エアシリンダ7の室7
bおよび補助エアシリンダ14の室14a内の圧
力空気が空気通路17を通つて排出されるのに伴
い、ワイヤー13に引つ張られてガイド面3a上
を走行する。これにより扉本体1が閉動する。こ
の場合は、ローラ2aをガイド面3a上で走行さ
せるのに必要な出力だけでよいため、主エアシリ
ンダ7の出力をローラ2a,2′aに作用させる
だけで十分であり、また、速度調節弁7aを調整
することによつて扉本体1の閉動速度を容易に調
節できる。主シリンダ7のクツシヨン作用によつ
て扉本体1の慣性力が弱められ、扉本体1は補助
シリンダ14のロツド22を押し板15にて押し
込めながらスムースに移動し、ローラ2a,2′
aがガイドレール3の凹所4,5に落ち込んで全
閉位置に停止する。なお、扉本体1が閉動してい
る最中に人や物が通ると、検知スイツチ21の作
用によつて扉本体1が開動するように電磁制御弁
19が切り換わる。この場合、光線による検知手
段を併用して二重の安全を図つてもよい。
この実施例においては、扉開閉機構及び補助開
機構としてエアシリンダを採用したものを説明し
たが、これらの機構としては他の手段、例えば、
扉開閉機構と補助開機構の双方又はいずれか一方
に電動減速機を利用しても同じ効果を得ることが
できる。
機構としてエアシリンダを採用したものを説明し
たが、これらの機構としては他の手段、例えば、
扉開閉機構と補助開機構の双方又はいずれか一方
に電動減速機を利用しても同じ効果を得ることが
できる。
このように、この考案の自動扉は、ガイドレー
ルの凹所に落ち込んだローラを該凹所から押し出
すときには、扉開閉機構と補助開機構とを共働さ
せ、凹所から押し出されたローラをガイドレール
上で走行させるときには扉開閉機構のみによる。
従つて、上記した押し上げの際に必要な出力のみ
を考慮して、扉本体の開閉に必要な出力よりも大
きな出力を持つた扉開閉機構を設置する必要が無
くなる。なお、この考案はクリーンルーム、バイ
オルーム、防音室、手術室、冷蔵庫、気密室、倉
庫扉等の各種の扉に適用できる。
ルの凹所に落ち込んだローラを該凹所から押し出
すときには、扉開閉機構と補助開機構とを共働さ
せ、凹所から押し出されたローラをガイドレール
上で走行させるときには扉開閉機構のみによる。
従つて、上記した押し上げの際に必要な出力のみ
を考慮して、扉本体の開閉に必要な出力よりも大
きな出力を持つた扉開閉機構を設置する必要が無
くなる。なお、この考案はクリーンルーム、バイ
オルーム、防音室、手術室、冷蔵庫、気密室、倉
庫扉等の各種の扉に適用できる。
第1図はこの考案の実施例による自動扉を示す
全体概略正面図、第2図は第1図の側面図、第3
図はローラをガイドレールの凹所から押し出す場
合を説明するための斜視図、第4図は主エアシリ
ンダと補助エアシリンダを制御するための回路構
成の一例を示す図である。 1……扉本体、2……戸車機構、2a……ロー
ラ、3……ガイドレール、4,5……凹所、7…
…主エアシリンダ(扉開閉機構)、14……補助
エアシリンダ(補助開機構)。
全体概略正面図、第2図は第1図の側面図、第3
図はローラをガイドレールの凹所から押し出す場
合を説明するための斜視図、第4図は主エアシリ
ンダと補助エアシリンダを制御するための回路構
成の一例を示す図である。 1……扉本体、2……戸車機構、2a……ロー
ラ、3……ガイドレール、4,5……凹所、7…
…主エアシリンダ(扉開閉機構)、14……補助
エアシリンダ(補助開機構)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ガイドレール上に扉本体の上部に設けられたロ
ーラが支持され、扉本体の開動時において上記ロ
ーラがガイドレールに設けられた凹所から押し上
げられた後、該ガイドレール上を走行するように
構成した自動扉において、 上記ローラをガイドレール上で走行させるのに
必要かつ十分な出力を持つた扉開閉機構を上記扉
本体に連結すると共に、上記扉開閉機構によつて
上記ローラを上記凹所から押し上げるときの不足
出力を補うに十分な出力を持つた補助開機構を設
け、上記ローラを上記凹所から押し上げるときに
上記扉開閉機構とこの補助開機構を共働させるよ
うに構成したことを特徴とする自動扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16063985U JPH056381Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16063985U JPH056381Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6269579U JPS6269579U (ja) | 1987-05-01 |
JPH056381Y2 true JPH056381Y2 (ja) | 1993-02-18 |
Family
ID=31086204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16063985U Expired - Lifetime JPH056381Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056381Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016182027A1 (ja) * | 2015-05-13 | 2016-11-17 | ナブテスコ株式会社 | スライド式ドア装置 |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP16063985U patent/JPH056381Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6269579U (ja) | 1987-05-01 |
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