JP2007321558A - 引き戸用押圧装置 - Google Patents

引き戸用押圧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007321558A
JP2007321558A JP2007211260A JP2007211260A JP2007321558A JP 2007321558 A JP2007321558 A JP 2007321558A JP 2007211260 A JP2007211260 A JP 2007211260A JP 2007211260 A JP2007211260 A JP 2007211260A JP 2007321558 A JP2007321558 A JP 2007321558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
sliding door
pressing
force
fire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007211260A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4583419B2 (ja
Inventor
Kazuaki Ando
和明 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa KK
Original Assignee
Howa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa KK filed Critical Howa KK
Priority to JP2007211260A priority Critical patent/JP4583419B2/ja
Publication of JP2007321558A publication Critical patent/JP2007321558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4583419B2 publication Critical patent/JP4583419B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Abstract

【課題】引き戸の開け閉めを小さな力で行うことができる引き戸の押圧装置の提供。
【解決手段】引き戸の上面に対し、この上面を含む面内で回転軸線を中心に回動可能に取付けられたてこ部材と、該てこ部材の力点が第1の上枠側に位置するように、てこ部材を回転方向に位置決めする付勢手段と、第1の上枠側に設けられ、引き戸が閉じる直前にてこ部材の力点に作用し、引き戸が閉じるにしたがって、付勢手段による付勢力に抗して力点に対して力を与えて押し戻す転向用部材と、第2の上枠側に設けられ、てこ部材が押し戻されるとき、作用点において力を受ける押圧用部材とを有し、回転軸線から、てこ部材の力点に働く力の方向に対して直角に延ばした第1のアームの長さは、回転軸線から、その作用点に働く力の方向に対して直角に延ばした第2のアームの長さより長い引き戸用押圧装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、戸車によって吊り下げ支持され、且つ、自動的に閉じる自閉手段を有する引き戸に用いる押圧装置であって、より詳細には、例えば、引き戸式の防火戸を完全に閉鎖することができる押圧装置に関する。
ビルには、火災時に類焼防止のため、出入り通路に引き戸式の防火戸が設けられている場合がある。防火戸には、戸を常時、開いた状態で係止し、緊急時のみ係止が解除されて閉鎖する常開式防火戸と、通常、閉じていて、通り抜けの際には、手動で開く常閉式防火戸とがある。いずれの防火戸においても、閉じる際には、戸が自動的に閉じる自閉手段が設けられている。
近年の火災は火による焼死よりもむしろ、煙により窒息死する率が高いため、防火戸は単に類焼阻止だけでなく、煙害事故防止機能も要求されている。そのため、従来のように、防火戸を単に閉めるだけでは充分ではなく、防火戸の周縁から煙が漏れないようにする必要がある。
遮煙するためには、防火戸を通路開口部の回りの戸枠に密着させることが好ましく、密着させる手段としては、従来から、例えば、実開昭50−93866号公報(特許文献1)及び特公平6−84708号公報(特許文献2)に記載された、楔型部材及び誘導転子が広く用いられている。この楔型部材が防火戸に取付けられ、また、誘導転子が建物側に固定され、楔型部材が誘導転子に対して移動することによって、防火戸を反対側の戸枠に対して押付けるものである。
実開昭50−93866号公報、図2、図3 特公平6−84708号公報、図2、図3、図7、図10
上記特許文献1の楔型部材及び誘導転子を用いるやり方においては、誘導転子が楔型部材の傾斜面の途中で停止し、戸が開く方向に戻ってしまい、完全に閉じない場合がある。戸が防火戸である場合には、戸が完全に閉じないと、煙や火が流入してしまう。
また、このような傾斜面をもつ楔型部材を使用するものでは、傾斜角度の設定が難しく、傾斜角度を小さくすれば防火戸に対する押圧力が小さくなり、また、傾斜角度を大きくすれば、楔型部材と誘導転子が互いに当接した時点で停止し、防火戸が変位されないという不都合があり、更に、無理やり戸を閉じると、戸が戸枠に強く押付けられていて、開ける際に重くて簡単に開かないといった不都合が生じる。常開式の防火戸の場合、常時開いており、緊急時のみ閉鎖されるから不都合はないが、常閉式の防火戸の場合には、普段、人が通りぬけするたびに戸を自ら開かなければならず、戸の開け閉めが重いことは望ましくない。
そこで、本発明の目的は、戸の開け閉めを小さな力で行うことができる引き戸の押圧装置を提供することにある。
また、本発明の上記目的は、戸車によって吊り下げ支持され、且つ、自動的に閉じる自閉手段を有する引き戸であって、閉じ位置において、引き戸の戸面の縁部が、戸枠と対向するように配置された引き戸用の押圧装置であって、戸枠は、引き戸の上縁部の両側にそれぞれ設けられた第1の上枠と、第2の上枠とを有し、引き戸の上面に対し、この上面を含む面内で回転軸線を中心に回動可能に取付けられたてこ部材と、該てこ部材の力点が第1の上枠側に位置するように、てこ部材を回転方向に位置決めする付勢手段と、第1の上枠側に設けられ、引き戸が閉じる直前にてこ部材の力点に作用し、引き戸が閉じるにしたがって、付勢手段による付勢力に抗して力点に対して力を与えて押し戻す転向用部材と、第2の上枠側に設けられ、てこ部材が押し戻されるとき、作用点において力を受ける押圧用部材とを有し、回転軸線から、てこ部材の力点に働く力の方向に対して直角に延ばした第1のアームの長さは、回転軸線から、その作用点に働く力の方向に対して直角に延ばした第2のアームの長さより長い、ことを特徴とする引き戸用押圧装置によって達成することができる。
この押圧装置に係る発明においては、引き戸が閉じる直前に、てこ部材が力点において転向用ブラケットと係合し、引き戸が閉じるにしたがって、付勢手段による付勢力に抗して押し戻され、それによって、てこ部材の作用点が押圧用ブラケットに当接する。更に、てこ部材が回転することによって、てこ部材の倍力作用により、引き戸が戸枠の面に向かって押付けられる。また、引き戸を開ける場合には、てこ部材が転向用ブラケットから遠ざかるにしたがって、てこ部材は力点側が付勢手段によって引き戸の閉じ方向に向かって戻され、引き戸が戸枠の面から遠ざかり、引き戸を抵抗なく開けることができる。本発明においては、第1のアームが第2のアームより長いので、てこ作用により、小さな力で引き戸を開閉できると共に、大きな力で引き戸を戸枠の面に押付けることができる。
更に、本発明に係る引き戸用押圧装置の実施の形態においては、てこ部材は、力点及び作用点にそれぞれ、転向用部材及び押圧用部材に回動可能に当接するローラが設けられているので、力点及び作用点における摩擦を小さくすることができ、引き戸をより容易に開け閉めすることができる。
更に、本発明に係る引き戸用押圧装置の実施の形態においては、てこ部材、転向用部材及び押圧用部材は、閉じ位置において、引き戸の戸先側と戸尻側の位置に対をなして設けられているので、引き戸全体を戸枠に対してより良好に押圧することができる。
更に、本発明に係る引き戸用押圧装置の実施の形態においては、てこ部材及び押圧用部材が、閉じ位置において、引き戸の戸先側と戸尻側の位置に対をなして設けられ、てこ部材は、回転軸線から第1の戸枠に向かって延び、転向用部材による力が作用する長棹と、回転軸線から延び押圧用部材に対して作用する短棹とを有し、長棹と短棹とで回転軸線を中心として引き戸の開き方向に向けて屈曲した形状をなす回転クランクレバー本体を有し、長棹又は短棹は、対をなすてこ部材が同期して運動するように、互いに連結部材によって連結されており、転向用部材が、対をなす回転クランクレバー本体の長棹の一方に当接するように設けられている。
更に、本発明に係る引き戸用押圧装置においては、てこ部材は、回転軸線から第1の戸枠に向かって延び、転向用部材による力が作用する長棹と、回転軸線から延び押圧用部材に対して作用する短棹とを有し、長棹と短棹とで回転軸線を中心として引き戸の開き方向に向けて屈曲した形状をなす回転クランクレバー本体を有し、短棹に対して枢着され、且つ、短棹から引き戸の戸先側及び戸尻側に向かって延びる回転体支持部材と、該回転体支持部材の戸先側部分及び戸尻側部分にそれぞれ取付けられた回転体とを有し、該回転体が押圧用部材に当接する。
また、本発明の上記目的は、戸車によって吊り下げ支持され、且つ、自動的に閉じる自閉手段を有する引き戸であって、閉じ位置において、引き戸の戸面の縁部が、戸枠と対向するように配置された引き戸用の閉鎖装置であって、引き戸の閉じ速度を減速するための調速手段と、上記の押圧装置とを有する、ことを特徴とする引き戸用の閉鎖装置によっても達成することができる。この閉鎖装置によれば、引き戸を上記のように構成された押圧装置によって、小さな力で引き戸を開閉できると共に、大きな力で引き戸を戸枠に対して押圧することができる。
更に、本発明の上記目的は、戸車によって吊り下げ支持され、且つ、自動的に閉じる自閉手段を有する引き戸であって、閉じ位置において、引き戸の戸面の縁部が、戸枠と対向するように配置され、上記押圧装置を有する引き戸用の閉鎖装置によっても達成することができる。この閉鎖装置によれば、引き戸を上記のように構成された押圧装置によって、小さな力で引き戸を開閉できると共に、大きな力で引き戸を戸枠に対して押圧することができる。
また、本発明の上記目的は、全閉時に防火戸が当接する開口部3方の戸先側縦枠と、開口部上枠と、開口部戸尻側縦枠または全閉時に上記開口部3方に当接する防火戸部分のうちのいずれか一方側に弾性を有する遮煙部材が設けられて全閉時に遮煙構造が形成されている吊戸式防火戸において、防火戸上部に回動自在でしかも支点で長短の差がつけられたクランクレバーを有する回動クランクレバー本体が設けられ、このクランクレバー両端には回転体が設けられ、開口部上枠側で上記クランクレバーと同一水平面位置には、防火戸を閉鎖することにより上記クランクレバー長棹側の回転体が当接する転向用ブラケットが設けられ、クランクレバー他端の回転体側の上枠にはクランクレバーが回動することによって当接し、更に、防火戸を開口部側に押さえ込むための押圧用ブラケットが設けられ、上記転向用ブラケットと上記回動クランクレバー本体と上記押圧用ブラケットとにより、全閉時に防火戸を開口部側に押圧して、遮煙構造を形成させる、ことを特徴とする防火引戸上部における防火戸押圧装置によっても達成することができる。
本発明に係る引き戸用押圧装置によれば、戸の開け閉めを小さな力で行うことができる。すなわち、本発明に係る引き戸用の押圧装置は、てこの原理により、小さな力で閉鎖でき、それによって、大きな力で引き戸を押圧することができるため、確実に引き戸を戸枠に対して押圧して隙間を塞ぎ、煙等の流入を防止することができる密封効果を高めることができる。また、開く時も同様に、てこの原理により軽く開くことができるため、常閉式の防火戸であっても、従来の防火戸と比較して軽く開け閉めを行うことができる。
以下、発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。尚、本発明に係る引き戸用の閉鎖装置及び押圧装置は、いかなる用途の引き戸にも適用することができるが、以下の実施の形態では、引き戸が常閉式の防火戸である場合について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る防火戸用の閉鎖装置を取付けた防火戸及び建物への取付け部分を示す全体図であり、防火戸が完全に開いた状態を示す。また、図2は、図1に示す防火戸の上部を示す斜視図であり、図3は、図2に示すIII−IIIに沿った矢視図であり、更に、図4は、図2に示すIV−IVに沿った矢視図である。
図1〜図4を参照しつつ、本実施形態に係る防火戸用の閉鎖装置1の構成を説明する。
図1〜図4に示すように、建物側には、人が通る開口部2の回りに戸枠4が設けられており、戸枠4の上方には、防火戸が閉じる方向(図1に矢印で示す)に向かって下方に傾斜したレール6が設けられている。戸枠4は、防火戸が完全に閉じた状態において、防火戸16の戸先部分が対向する戸先側縦枠8と、防火戸16の戸尻部分が対向する戸尻側縦枠10と、防火戸16の上部を挟んで両側に設けられた第1の上枠12と、第2の上枠14とを有する。尚、図1においては、第2の上枠14だけが表されている。戸先側縦枠8は、防火戸16が閉じた閉じ位置において、防火戸16の戸先部分が、C字形の戸先側縦枠8の中に受入れられるように、横断面が防火戸16に向かって開放するC字形をなしている(図5に示す)。防火戸16が完全に閉じた閉じ位置において、防火戸16の戸面の周縁部が、戸枠4と対向する。戸枠4の面、より詳細には、戸先側縦枠8、戸尻側縦枠10及び、第1の上枠12の防火戸16と対向する面には、押圧装置18によって防火戸16が戸枠4に対して押付けられたとき、これらの間をより確実に密封するため、密封材20が設けられている。この密封材20は、例えば、ゴムやフォーム等の弾性部材で形成されているのが望ましい。
また、図1に示すように、本実施形態においては、防火戸16には、全幅にわたって、防火戸16の下縁から床に向かってスカート状に垂下する遮蔽材22が取付けられている。遮蔽材22は、防火戸16が完全に閉じた位置において、防火戸16と床との間の隙間を遮蔽する。遮蔽材22は、好ましくは、弾性部材で形成され、閉じ位置において、床に対して押付けられるようにすれば、より高い遮煙効果が得られる。
本実施形態に係る防火戸16は、上部に、レール6に沿って回転する一対の戸車24を有し、戸車24によってレール6上に吊り下げ支持されている。本実施形態においては、レール6が閉じ方向に向かって下方に傾斜しており、防火戸16が自重によって自動的に閉じるようになっており、レール6を下方に斜めにすることによって、防火戸16の自閉手段が構成されている。
図3及び図4を参照しつつ、戸車24の取付け構造について説明する。
図3及び図4に示すように、戸車24を上に載置して支持するレール6を有し、このレール6に対して横方向の断面において戸車24がレール6上に1つだけ設けられており、戸車24が、レール6上で、レール6との係合点を中心として揺動可能に支持されており、また、戸車24の取付け具26と、引き戸16への取付け具28とは、引き戸16の戸面の方向に延びる枢軸0を介して回転可能に互いに連結されている。
図3及び図4を見て分かるように、戸車24の周囲には溝が形成されており、レール6がこの溝内に受け入れられて支持されている。
図2に詳細に示すように、本実施形態に係る防火戸用の閉鎖装置1は、防火戸16の閉じ速度を調節するための調速装置30と、防火戸16の縁部を、閉じ位置において、戸枠4に対して押付けるための押圧装置18とを有する。
図5は、本実施形態に係る防火戸用の閉鎖装置の押圧装置を示す平面図であり、防火戸が閉じる直前の位置にある状態を示す。また、図6は、図2に示すVI−VIに沿った矢視図、図7は、図5に示す押圧装置において、防火戸が閉じ位置にあるときの状態を示す図である。
図5及び図6を参照しつつ、まず、本実施形態に係る押圧装置18について説明する。
押圧装置18には、防火戸16上面に回動自在でしかも支点で長短のレバー長さに差がつけられた回動クランクレバー本体31が設けられ、この回動クランクレバー本体31のクランクレバー32の両端には回転体38、40が設けられ、更にクランクレバー32に付勢手段としての引張りバネ42が設けられてクランクレバー32が初期位置規制され、一方、開口部上枠12側でクランクレバー32と同一水平面位置の取付面には防火戸を閉鎖することにより上記クランクレバー長棹側の回転体38が当接する転向用ブラケット44が設けられ、クランクレバー他端の回転体40側の上枠14にはクランクレバー32が回動することによって当接し防火戸16を開口部側に押さえ込むための押圧用ブラケット46が設けられ転向用ブラケット44と回動クランクレバー本体31と押圧用ブラケット46とにより全閉時に防火戸16を開口部側に押圧して遮煙構造を形成させる押圧装置18である。
より詳細に押圧装置18について説明すると、押圧装置18は、倍力作用を奏する回転クランクレバー本体31を有する。回転クランクレバー本体31は、防火戸16の上面に対し、この上面を含む面内で回転軸線O'を中心に回動可能に取付けられた、てこ部材としてのクランクレバー32を有する。また、押圧装置18は、更に、回動クランクレバー本体31の力点側が第1の上枠12側に位置するように、回転クランクレバー本体31を回転方向に位置決めする付勢手段としての引張りばね42と、第1の上枠12側に取付けられ、引き戸16が閉じる直前に、回転クランクレバー本体31の力点に作用し、引き戸16が閉じるにしたがって、弾性部材42による付勢力に抗して力点P1において弾性部材42を押し戻す、転向用部材としての転向用ブラケット44と、第2の上枠に設けられ、クランクレバー32の長棹37が押し戻されるとき、作用点P2においてクランクレバー32の短棹39により力を受ける、押圧用部材としての押圧用ブラケット46とを有する。
また、回転クランクレバー本体31のクランクレバー32は全体として、回転軸線O'を中心として、防火戸16の開き方向に向けて屈曲した形状をなすように形成された長棹37と短棹39とにより構成され、クランクレバー32は全体的にくの字形をなしている。これら長棹37と短棹39との間の角度であるクランク角度α(図5参照)は、90°から180°までの範囲のいずれかの角度である。長棹37及び短棹39のそれぞれの先端部には、転向用ブラケット44及び押圧用ブラケット46上で移動する際の摩擦を最小にするため、回転体38、40が取付けられている。
回転クランクレバー本体31が当接する転向用ブラケット44の面は、防火戸16に対して横方向に延びており、また、回転クランクレバー本体31が当接する押圧用ブラケット46の面は、防火戸16の開閉方向に延びている。
更に、押圧装置18は、上記引張りばね42によって、クランクレバー32の長棹37が、第1の上枠12側且つ閉じ方向(図5に矢印で示す)に向けて傾斜する位置(初期位置)に位置決めされるように、回転クランクレバー本体31が付勢されている。また、転向用ブラケット44は、第1の上枠12に、又は、第1の上枠12側の建物壁面に対して、防火戸16が完全に閉じる直前に長棹37が当接する位置に取付けられている。また、押圧用ブラケット46は、第2の上枠14に設けられている。
回転クランクレバー本体31の力点P1に働く力の方向に対して、回転軸線O'から延ばす垂線である第1のアーム34(図7参照)は、その作用点P2に働く力の方向に対して回転軸線O'から延ばす垂線である第2のアーム36(図7参照)より長くされている。
すなわち、転向用部材44における反力をF1、押圧用部材46における反力をF2、第1のアーム34の長さをL1、第2のアームの長さをL2とすると、これらの力によるモーメントの関係は以下の式で表すことができる。
F1×L1=F2×L2
従って、小さな開閉力F1で大きな押付け力F2を得るには、L1をL2よりできるだけ大きくするのが好ましい。
次に、本実施形態に係る閉鎖装置の調速装置30について説明する。
図8は、図1に示す調速装置のVIII− VIII に沿った矢視部分断面図である。
調速装置30は、図1及び図2に示すように、一方の戸車24にだけに設けられている。図8を参照しつつ、調速装置30の構造について説明する。戸車24の戸車軸48は、取付けブラケット26に対して、ベアリング50を介して取付けられている。戸車24は戸車軸48の一端部に取付けられている。調速装置30は、戸車軸48の他端側に、戸車24の取付けブラケット26に対して取付けられている。調速装置30は、戸車軸48の他端部に、一方向運動伝達手段としてのワンウエイベアリング52を介して取付けられた大径プーリ54と、大径プーリ54に隣接して設けられた発電機56とを有する。発電機56の回転軸58は、戸車軸48に平行に配置されている。調速装置30は、更に、発電機56の回転軸58に取付けられた、大径プーリ54より径の小さい小径プーリ60と、小径プーリ60と大径プーリ54とを互いに連結する無端ベルト55とを有する。小径プーリ60と大径プーリ54とで増速手段が構成されている。ワンウエイベアリング52によって、防火戸16が閉じ位置から開き位置に向かって移動するとき、戸車24がレール6に沿って回転することによる戸車軸48の回転が、大径プーリ54には伝達されないが、防火戸16が開き位置から閉じ位置に向かって移動するときには、戸車軸48の回転が大径プーリ54に伝達される。すなわち、戸車軸48の回転は、防火戸16が閉運動するときだけ、発電機56の回転軸に伝達される。また、発電機56の出力電線には、可変抵抗器62が接続されている。
図9は、調速装置30の回路図である。
調速装置30は、防火戸16の閉じ速度を、戸先が開き位置から閉じ位置より少し手前(図1にd1で示す)の所定位置Pに達するまで、自閉手段による閉じ速度より遅い第1の速度に減速し、また、所定位置Pから閉じ位置までは、第1の速度より速い第2の速度に増速する。図9を参照しつつ、本実施形態にかかる調速装置30の回路について説明すると、調速装置30は、発電機56と、発電機56の出力に設けられた第1の可変抵抗64と、それに対して並列に接続された第2の可変抵抗66と、第1の可変抵抗64と第2の可変抵抗66との間で切替えるための切替スイッチ68及び70と、建物側に設けられたスイッチ切替部72(図1に示す)とを有する。このスイッチ切替部72は、防火戸16の閉じ位置手前(開方向)に所定距離d2のところに設けられている。この所定距離d2は、防火戸16の戸先が所定位置Pにあるとき、切替スイッチ68及び70をスイッチ切替部72によって作動させることができるように決定される。防火戸16が開閉方向において、スイッチ切替部72に対して開方向に位置するときは、切替スイッチ68及び70によって、第1の可変抵抗64に電流が流れており、防火戸16が開閉する際にスイッチ切替部72を通過するたびに、切替スイッチ68及び70が切り替わり、抵抗値が切替えられる。
図5及び図7を参照しつつ、本実施形態に係る閉鎖装置1の押圧装置18の作動を説明する。
押圧装置の動作を説明すると、当初防火戸16が閉じ始める、とすなわち図2、図5においては防火戸16が左から右に動いてゆくと、図5に示す防火戸16の位置までは、防火戸上面のクランクレバー32は引張りバネ42により初期位置規制されて所定位置(図5に実線で表した位置)を保ちながら、閉じてゆく。また、図5に示す全閉直前の位置に到達すると、クランクレバー32の長棹側の回転体38が転向用ブラケット44に当接して以後クランクレバー32は回動し、それに伴ってクランクレバー32の短棹側の回転体40が押圧用ブラケット46に当接し、以後、次第に防火戸16を押圧してゆく。全閉時には防火戸16は所定距離押圧されて、開口部3方に設けられた遮煙部材を押圧して開口部を完全に遮煙することになる。
押圧装置18の動作を更に詳細に説明すると、防火戸16を閉じ方向(図5及び図7において左から右)に移動させる。防火戸16がの閉じ位置までは、クランクレバー32は、引張りばね42によって閉じ方向に向けて付勢され、図5に示す初期位置に位置決めされている。防火戸16の戸先が閉じ位置に到達する直前(図5に示す位置)に、長棹37の先端に設けられた回転体38が転向用ブラケット44の面に係合する。防火戸16が更に閉じ方向に移動すると、回転クランクレバー本体31は転向用ブラケット44によって、ばね42による付勢力に抗して、回転軸線O'を中心に防火戸16の開き方向に向けて押し戻される。すなわち、図7に示す本実施形態においては、反時計方向に回転する。この過程で、短棹39の先端に設けられた回転体40が押圧用ブラケット46に当接する。押圧用ブラケット46が短棹39によって与えられる力を受けるが、押圧用ブラケット46は、第2の上枠14に固定されているから、クランクレバー32の回転中、短棹39の先端の回転体40が押付けられることによって、防火戸16が、押圧用ブラケット46とは反対側、すなわち、第1の上枠12側に向けて移動され、図7に示すように、防火戸16が完全に閉じた閉じ位置においては、防火戸16が戸枠4に対して押圧される。本実施の形態においては、防火戸16が、戸先側戸枠8、戸尻側戸枠10及び第1の上枠12に対して押し付けられる。防火戸16と戸枠4との間には、密封材20が設けられているので、これらの間の密閉状態がより一層確保される。
尚、図5に示すから、図7に示す位置に移動する間、回転体38、40が転向用ブラケット44及び押圧用ブラケット46の面上で回転しながら移動する。すなわち、防火戸16が戸枠4に向かって移動するのに伴って、回転クランクレバー本体31の回転体38は、防火戸16に対して横方向に真っ直ぐに延びる、転向用ブラケット44の面に沿って移動する。また、回転クランクレバー本体31の回転体40は、回転クランクレバー本体31の回転に伴って、防火戸16の開閉方向に延びる、押圧用ブラケット44の面に沿って移動する。防火戸16の閉じ位置に到達したとき(図7に示す位置)、押圧装置18によって、防火戸16が戸枠4に対して強く押付けられて、防火戸16は戸枠4との間の摩擦力で開き方向には移動できなくなり、回転クランクレバー本体31は図7に示す位置で停止する。
ここで、図3及び図4を参照しつつ、防火戸16が押圧装置18によって戸枠4に対して押圧される際に、防火戸16の動きについて説明する。押圧装置18によって防火戸16が戸枠4に対して押されると、戸車24用の取付けブラケット26が、レール6との係合部を中心として回転する(図3及び図4においては時計方向)。戸車24用の取付けブラケット26は、防火戸16用の取付けブラケット28に対して、回転軸線Oで回動自在に連結されているから、防火戸16は、垂直に垂下されたまま、戸枠4に向かって移動する。
次に、防火戸16を開ける場合について説明すると、防火戸16の移動に伴って、クランクレバー32が引張りばね42によって、閉じ方向に初期位置まで戻され、その間、短棹39の先端の回転体40も押圧用ブラケット46から離れ、防火戸16が戸枠4から離間する。
次に、図8及び図9を参照しつつ、調速装置30の作動について説明する。
始め、可変抵抗器62の調節調節ダイヤル69及び71によって、第1の可変抵抗64と第2の可変抵抗66のそれぞれの抵抗値を調節して、第1の速度と第2の速度が所望の速度になるように設定する。なお、第2の速度が第1の速度より速くなるように、第2の可変抵抗66の第2の抵抗値は、第1の可変抵抗64の第1の抵抗値より大きくなるように設定する。
防火戸16を手で図1に示す開き位置まで開く。このとき戸車24は回転するが、ワンウエイベアリング52によって、戸車軸48の回転は、大径プーリ54、無端ベルト55及び小径プーリ60を介して発電機56の回転軸58に伝達されない。従って、発電機56は作動しない。次に、防火戸16から手を放すと、防火戸16が自重によって、レール6に沿って閉じ位置に向かって移動しはじめる。これにより、戸車24が回転し、ワンウエイベアリング52を介して、戸車軸48の回転は、大径プーリ54、無端ベルト55及び小径プーリ60を介して発電機56の回転軸58に増速されて伝達され、発電機56が作動する。磁界内において発電機56の回転軸58が回転すると、電機子に電流が流れ、可変抵抗によって電圧が高くなり、発電機56に負荷がかかり、回転軸58に対する制動力が生じる。その制動力が、小径プーリ60から無端ベルト55を介して大径プーリ54へ、更には、戸車軸48に順次伝達され、戸車24の回転に制動力がかかる。防火戸16は傾斜するレール6に沿って加速して走行しようとするが、この制動力によって戸車24の回転が制動され、防火戸16の閉じ速度が減速される。
次に、回路について説明すると、初期位置においては、第1の可変抵抗64が、切替スイッチ68によって導通されている。防火戸16が、戸車24が傾斜したレール6に沿って回動して閉じ始め、第1の可変抵抗64によって減速された第1の閉じ速度で走行する。防火戸16が開き位置から閉じ位置に向かって走行し、戸先が上記の所定位置Pに到達したところで、第1の可変抵抗64側の切替スイッチ68がスイッチ切替部72によってOFFになり、第2の可変抵抗66側の切替スイッチ70がONになって、第1の可変抵抗64が無効になり、第2の可変抵抗66が有効になる。これにより、発電機56に対して、より大きな電流が要求されて回転軸58の回転の制動が軽減され、防火戸16は、第1の閉じ速度より速い第2の閉じ速度に増速されて、閉じ位置まで走行する。
引き続き、防火戸16を開く際は、防火戸16の戸先が、上記の所定位置Pに到達したところで、第2の可変抵抗66側の切替スイッチ70がスイッチ切替部72によってOFFになり、第1の可変抵抗64側の切替スイッチ68がONになって、第2の可変抵抗66が無効になり、第1の可変抵抗64が有効になり、調速装置30がリセットされる。防火戸16が開く間は、既に説明した通り、戸車24は回転するが、ワンウエイベアリング52によって、戸車軸48の回転は、大径プーリ54、小径プーリ60を介して発電機56の回転軸58に伝達されない。従って、発電機56は作動しない。
図10は、本実施形態に係る押圧装置の第1変形例を、図11は第2変形例を、図12は第4変形例を、図13は第4変形例を示す。
図10〜図13を参照しつつ、本実施形態の閉鎖装置の押圧装置に関する、第1変形例〜第3変形例について説明する。図10に示す第1変形例においては、本実施形態に係る押圧装置18と同じ構造のクランクレバー等を一対、防火戸16の閉じ方向に対して戸先側と戸尻側に設けている。具体的に説明すると、クランクレバー80は、防火戸16の上面の戸先側と戸尻側にそれぞれ1つづつ取付けられている。それと共に、転向用ブラケット82と押圧用ブラケット84も、これらのクランクレバー80と対応する位置に、本実施形態と同様に第1の上枠12と第2の上枠14の上面に対して取付けられている。この場合、戸尻と戸先の押圧装置は全く重なるので、縦断面図は図6と同様となる。
以上は、同じものを一対設けた場合について説明したが、取付位置によっては同じものを一対設けられない場合がある。すなわち、防火戸16の全開時に、戸先側に取付けられたクランクレバー80が、戸尻側の転向用ブラケット82に衝突する場合は、戸先側に取付けられたクランクレバー80の支柱の高さを高くして衝突を回避させ、それに伴って、戸先側の転向用ブラケット82の取付位置と押圧用ブラケット84の高さを変更すればよい。この場合の縦断面図は図11のようになる。各クランクレバー80等の動作は、本実施形態の押圧装置18と同様である。尚、押圧用ブラケット84の高さをあらかじめ支柱を高くした回動クランクレバー用に設定しておけば、共通標準品として同じ部品の使用が可能である。
図12に示す第3変形例に係る押圧装置においては、第1変形例を応用したもので、防火戸16の上面の戸先側と戸尻側とにそれぞれ、クランクレバー86を取付け、これらのクランクレバー86が連動するように、これらの長棹を互いに、回動自在な連結板88によって連結している。全閉時に上記クランクレバー86の長棹側の回転体87が当接する転向用ブラケット90は、いずれか一方のクランクレバー86に対応して、1個だけ設けられている。押圧用ブラケット92は2つのクランクレバー86のそれぞれに対応して2個設けるか、或いは、両方が係合できる長いブラケットを設ける。第3の変形例においては、転向用ブラケット90が1つだけ設けられているので、第1変形例における干渉の問題はなく、これは防火戸16の上面のどの位置に取付けしても問題はない。第3の変形例に係る押圧装置の動作について簡単に説明すると、転向用ブラケット90が設けられている側のクランクレバー86の長棹37の回転体87が、転向用ブラケット90に当接すると、この動きが回動自在な連結板88によって、もう一方のクランクレバー86に伝達されて同様に動き、両クランクレバー86の短棹に設けられた回転体89のそれぞれが押圧用ブラケット92に係合し、防火戸16が戸枠4に対して押圧される。
更に、図13に示す、第4変形例に係る押圧装置について説明する。第4変形例に係る押圧装置においては、クランクレバー94が防火戸16の上面の中央部に1個だけ設けられている。図5に示す押圧装置において、クランクレバー94のうち短棹側に設けられた回転体40の代わりに、回転体98の回転軸の中心位置に、回転体支持部材としての押圧板96が回動自在に設けられており、押圧板96の両端にそれぞれ回転体98が設けられている。より詳細には、押圧板96は、短棹に対して取付けられた枢軸から、防火戸16の閉じ方向及び開き方向に延びており、その先端部のそれぞれに回転体98が回動自在に取付けられている。第1の上枠12の所定位置に転向用ブラケット100が、また、第2の上枠14の所定位置に上記2つの回転体と係合する押圧用ブラケット102が設けられている。クランクレバー94に設けられた押圧板96の両端の回転体98が2個とも押圧用ブラケット102に当接して防火戸押圧動作が行われる。転向用ブラケット100とクランクレバー94と押圧用ブラケット102とにより、全閉時に防火戸16を開口部2側に押圧して遮煙する。
図14〜図16は、本実施形態に係る閉鎖装置の押圧装置に関する別の実施例を示す。このうち、図14は、防火戸の上部を表した図2と同様な図であり、また、図15及び図16は、別の実施例に係る押圧装置の平面図である。
図14〜図16に示す押圧装置104は、防火戸16に取付けられた押圧ガイド106と、第2の上枠14に取付けられ、押圧ガイド106と係合する押圧ローラ108とを有する。押圧ガイド106は、押圧ローラ108に向かって突出しており、防火戸16の戸先側から戸尻側に向かって延びる押圧ローラ108との係合面109を有する。この係合面109は、防火戸16の戸先側から戸尻側に向かって、徐々に押圧ローラ108に向かって傾斜する傾斜面と、それに連設して形成された、開閉方向と平行に延びる平行面とを有する。より具体的には、押圧ガイド106は、金属製の板状部材で形成されており、板状部材を、戸先側部分では、防火戸16の戸先側から戸尻側に向かって押圧ローラ108に向かって傾斜させ、戸尻部分では、開閉方向と平行に延びるように屈曲して形成されている。
図15及び図16を参照しつつ、動作について説明する。図15に示すように、防火戸16の全閉位置の直前、より具体的には、防火戸16の戸先部分が閉じ位置に到達する直前において、押圧ローラ108が押圧ガイド106の傾斜面と係合する。防火戸16が閉じ位置に向けて更に移動する(図15に矢印で示す)にしたがって、押圧ローラ108に対して、押圧ガイド106が移動し、押圧ガイド106の傾斜面から平行面にわたって押圧ローラ108に係合しながら移動する。それによって、防火戸16が第2の戸枠4側から遠ざけられる。防火戸16が完全な閉じ位置に到達すると、図16に示すように、押圧ローラ108が押圧ガイド106の平行面に係合し、防火戸16が戸枠4の面に対して確りと押圧される。
以上の本実施形態に係る閉鎖装置においては、防火戸16が閉じ位置の直前に到達し、押圧装置18が作動し始め、完全に閉じるまでの間、押圧装置18によって防火戸16に対し移動抵抗が生じるが、調速装置30によって、所定位置Pから閉じ位置までは増速された速度で閉じるので、閉じる勢いで移動抵抗に打ち勝って防火戸16が完全に閉じる。従って、完全に閉じた状態に押圧装置18が働くから、防火戸16と戸枠4との間を完全に遮断することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態は、閉鎖装置1を引き戸式の防火戸16に適用した場合について説明したが、防火戸に限らず、他の用途用の引き戸に適用してもよい。
また、上記実施形態においては、片引き戸に閉鎖装置1を適用した場合を説明したが、両引分戸についても同様に適用することができる。両引分戸の場合は、両者の召し合わせ部に密封材を取付けたり、一方の引き戸の戸先部分の横断面形状をC字形とし、他方の引き戸の戸先部分を受け入れるようにする等の遮煙構造にすればよい。押圧装置18は、例えば、召し合わせ部を中心として対称的に、両方の防火戸上面に押圧装置18を装着すれば、両防火戸を一体的に戸枠4に対して押付けることができ、戸枠4との間の隙間をなくすことができる。
更に、上記実施形態は、常閉式の防火戸16に適用した場合について説明したが、上記の閉鎖装置1を、防火戸16を開いた位置で係止手段によって留めておき、火事が生じた時に係止手段を解除して閉じる常開式の防火戸に適用してもよい。
また、上記実施形態においては、戸枠4に沿って密封材20が取付けられており、遮煙効果が高い構造となっているが、戸枠4と防火戸16とが充分に密着していれば、必ずしも、密封材20が設けられていなくてもよい。
更に、防火戸16は、戸面の4辺の周縁部全体が、戸枠4に対して対向している必要はなく、押圧装置18によって押付けられる際、通路開口部2が閉じられれば、一部分が戸枠4の他、壁等に対して押付けられるようにしてもよい。また、上記実施形態の防火戸16の下縁部のように、対向する面がない場合には、隙間を遮煙ゴム等の他の部材で閉じてもよい。
更に、上記実施形態においては、戸先側戸枠8は、横断面がC字形の部材で構成され、防火戸16の戸先部分が中に受け入れられるようになっており、煙や火の流入をより確実にすることができる点で利点がある。しかし、戸先側戸枠8は、防火戸16の閉じ位置において、戸面の周縁部が対向し、押付けることによって密封することができる面をもつものであれば、いかなる形状であってもよく、例えば、L字形、その他の形状であってもよい。
また、上記実施形態においては、防火戸16の自閉手段は、閉じ位置に向けて下方に傾斜するレール6に防火戸16を吊り下げ支持し、自重によって閉じるようにして構成しているが、自閉手段は、防火戸16を閉じ位置に移動させるいかなる手段であってもよく、例えば、防火戸16に連結され、防火戸16に対して閉じ方向に力を与えるダンパ、巻きばね、ウエイト等であってもよい。
更に、防火戸16の開閉の容易さの観点から、押圧手段18は、図1〜図13に示すクランクレバー式のものであるのが望ましい。しかし、防火戸16を、所定位置Pまで減速し、所定位置Pから閉じ位置まで増速する調速装置を適用する場合には、押圧装置18は、クランクレバー式のもの以外に、図14から図16に示す押圧ガイド106及び押圧ローラ108を用いるものや、その他の押圧装置を適用してもよい。
更に、上記実施形態においては、発電機56を用いた調速装置30を採用しているが、調速装置は、防火戸16を開位置から所定位置までは減速することができ、また、所定位置から閉じ位置に向けて増速することができるいかなる調速装置であってもよい。例えば、調速装置を、防火戸16に取付けられ且つモータによって回転されるピニオンと、防火戸の移動経路に沿って設けられたラックとで構成し、モータの回転速度を制御することによって、閉じ速度を調速するようにしてもよい。
更に、上記実施形態に係る調速装置30においては、防火戸16の閉じ位置に対して手前の所定位置Pに、レール6の近傍に設けられたスイッチ切替部72によって、抵抗値をより大きな抵抗値に切り替えることによって、所定位置Pからは増速するようにしている。所定位置Pにおける増速は、例えば、調速装置30の回路にON/OFFスイッチを設け(図17参照)、閉じ位置に対して手前の所定位置Pに、ON/OFFスイッチ用のスイッチ切替部を設け、防火戸が閉じる際、所定位置Pで調速装置をOFFとし、所定位置Pから閉じ位置までは、調速装置30が作動しないようにして増速する、すなわち、自閉手段による本来の閉じ速度で、閉じるようにしてもよい。
また、調速装置30による上記所定位置Pまでの減速は、開位置から上記所定位置Pまで、複数の異なる速度に段階的に減速してもよく、また、所定位置Pから閉じ位置までの増速も段階的に行ってもよい。
更に、押圧装置18において、クランクレバー32の回転体38、40は、転向用ブラケット44と押圧用ブラケット46との間の摩擦を小さくすることができれば、必ずしも設けられていなくてもよく、例えば、図18に示すように、クランクレバー66の長棹67及び短棹65の先端を丸い形状にしたり、また、これらの先端部にテフロン(登録商標)等の摺動容易な部材を取付けてもよい。
更に、上記押圧装置18は、長棹37及び短棹39とがくの字形をなすクランクレバー32以外のてこ部材であってもよく、てこ部材の力点に働く力の方向に対して回転軸線から延ばす垂線である第1のアームが、その作用点に働く力の方向に対して回転軸線から延ばす垂線である第2のアームより長い、いかなる形状のてこ部材であってもよい。
更に、上記回転クランクレバー本体32を初期位置に位置決めする引張りばね42は、いかなる弾性部材であってもよく、例えば、圧縮ばね、ゴム等であってもよい。
また、上記実施形態においては、図3及び図4に示すように、戸車24を上に載置して支持するレール6を有し、このレール6に対して横方向の断面において戸車24がレール6上に1つだけ設けられており、戸車24が、レール6上で、レール6との係合点を中心として揺動可能に支持されており、また、戸車24の取付け具26と、引き戸16への取付け具28とは、引き戸16の戸面の方向に延びる枢軸0を介して回転可能に互いに連結されている。従って、押圧装置18によって戸枠4に対して横方向に押されると、レール6に対して横方向の断面において、戸車24がレール6との係合点を中心として斜めに傾斜し、また、それによって斜めに傾斜した戸車24の取付け具と引き戸16への取付け具28とは互いに回動し、引き戸16が取付け具28から垂下した状態を維持したまま、引き戸16は押圧装置18によって戸枠4に対して押圧される。従って、引き戸16と戸枠4との間に隙間のない状態で押圧することができる。一方、図19に示すように、レール110に対して横方向の断面において、戸車112がレール110に対して斜めになることができない構造であっても、戸車112の取付け具114と、引き戸16への取付け具116と、これらの間に配置され、且つ、戸車の取付け具と引き戸への取付け具のそれぞれに対して、引き戸の戸面の方向に延びる枢軸O”を介して回転可能に互いに連結された中間部材88とで、戸車112と引き戸16とを互いに連結すればよい。これによって、引き戸16が押圧装置18によって戸枠4に対して横方向に押されるとき、戸車112は垂直状態に保たれたままで、中間部材92が2つの枢軸O”を中心として斜めになり、また、引き戸16は垂下した状態で押圧装置18によって戸枠4に対して押圧される。従って、引き戸16と戸枠4との間に隙間のない状態で押圧することができる。
本発明の実施形態に係る防火戸用の閉鎖装置を取付けた防火戸及び建物への取付け部分を示す全体図であり、防火戸が完全に開いた状態を示す。 図1に示す防火戸の上部を示す斜視図である。 図2に示すIII−IIIに沿った矢視図である。 図2に示すIV−IVに沿った矢視図である。 本実施形態に係る防火戸用の閉鎖装置の押圧装置を示す平面図である。 図2に示すVI−VIに沿った矢視図である。 図5に示す押圧装置において、防火戸が閉じ位置にあるときの状態を示す図である。 図1に示す調速装置のVIII− VIII に沿った矢視部分断面図である。 調速装置の回路図である。 本実施形態に係る押圧装置の第1変形例を示す。 本実施形態に係る押圧装置の第2変形例を示す。 本実施形態に係る押圧装置の第3変形例を示す。 本実施形態に係る押圧装置の第4変形例を示す。 本実施形態に係る閉鎖装置の押圧装置に関する別の実施例を示した、防火戸の上部を表した図2と同様な図である。 本実施形態に係る閉鎖装置の押圧装置に関する別の実施例を示した、防火戸の上部を表した図2と同様な図である。 本実施形態に係る閉鎖装置の押圧装置に関する別の実施例を示した、防火戸の上部を表した図2と同様な図である。 本実施形態に係る調速装置の変形例を示す。 本実施形態に係る押圧装置の別の実施例を示す。 本実施形態に係る戸車及び引き戸の連結構造の変形例を示す。
符号の説明
1 閉鎖装置
4 戸枠
12 第1の上枠
14 第2の上枠
16 防火戸(引き戸)
18 押圧手段
24 戸車
26 戸車の取付けブラケット(取付け具)
28 引き戸への取付けブラケット(取付け具)
30 調速手段
31 回転クランクレバー本体
32 クランクレバー(てこ部材)
34 第1のアーム
36 第2のアーム
37 長棹
39 短棹
42 引張りばね(付勢手段)
44 転向用ブラケット(転向用部材)
46 押圧用ブラケット(押圧用部材)
52 ワンウエイクラッチ(一方向運動伝達手段)
56 発電機
62 可変抵抗器(抵抗値変更手段)
64 第1の可変抵抗
66 第2の可変抵抗
72 スイッチ切替部
80 クランクレバー
86 クランクレバー
88 連結板(連結部材)
89 ローラ
94 クランクレバー
96 押圧板(回転体支持部材)
98 ローラ
106 押圧ガイド
108 押圧ローラ
O 回転軸線
O' 回転軸線
O” 回転軸線
P1 力点
P2 作用点
L1 第1のアームの長さ
L2 第2のアームの長さ

Claims (8)

  1. 戸車によって吊り下げ支持され、且つ、自動的に閉じる自閉手段を有する引き戸であって、閉じ位置において、引き戸の戸面の縁部が、戸枠と対向するように配置された引き戸用の押圧装置であって、
    前記戸枠は、前記引き戸の上縁部の両側にそれぞれ設けられた第1の上枠と、第2の上枠とを有し、
    前記引き戸の上面に対し、この上面を含む面内で回転軸線を中心に回動可能に取付けられたてこ部材と、該てこ部材の力点が前記第1の上枠側に位置するように、前記てこ部材を回転方向に位置決めする付勢手段と、前記第1の上枠側に設けられ、前記引き戸が閉じる直前に前記てこ部材の力点に作用し、前記引き戸が閉じるにしたがって、前記付勢手段による付勢力に抗して前記力点に対して力を与えて押し戻す転向用部材と、前記第2の上枠側に設けられ、前記てこ部材が押し戻されるとき、前記作用点において力を受ける押圧用部材とを有し、前記回転軸線から、前記てこ部材の力点に働く力の方向に対して直角に延ばした第1のアームの長さは、前記回転軸線から、その作用点に働く力の方向に対して直角に延ばした第2のアームの長さより長い、ことを特徴とする引き戸用押圧装置。
  2. 前記てこ部材は、前記力点及び前記作用点にそれぞれ、前記転向用部材及び前記押圧用部材に回動可能に当接するローラが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の引き戸用押圧装置。
  3. 前記てこ部材、前記転向用部材及び前記押圧用部材は、前記閉じ位置において、前記引き戸の戸先側と戸尻側の位置に対をなして設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の引き戸用押圧装置。
  4. 前記てこ部材及び前記押圧用部材が、閉じ位置において、前記引き戸の戸先側と戸尻側の位置に対をなして設けられ、前記てこ部材は、前記回転軸線から前記第1の戸枠に向かって延び、前記転向用部材による力が作用する長棹と、前記回転軸線から延び、前記押圧用部材に対して作用する短棹とを有し、前記長棹と前記短棹とで前記回転軸線を中心として前記引き戸の開き方向に向けて屈曲した形状をなす回転クランクレバー本体を有し、前記長棹又は前記短棹は、対をなすてこ部材が同期して運動するように、互いに連結部材によって連結されており、前記転向用部材が、前記対をなす回転クランクレバー本体の長棹の一方に当接するように設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の引き戸押圧装置。
  5. 前記てこ部材は、前記回転軸線から第1の戸枠に向かって延び、前記転向用部材による力が作用する長棹と、前記回転軸線から延び、前記押圧用部材に対して作用する短棹とを有し、前記長棹と前記短棹とで前記回転軸線を中心として引き戸の開き方向に向けて屈曲した形状をなす回転クランクレバー本体を有し、前記短棹に対して枢着され、且つ、前記短棹から引き戸の戸先側及び戸尻側に向かって延びる回転体支持部材と、該回転体支持部材の戸先側部分及び戸尻側部分にそれぞれ取付けられた回転体とを有し、該回転体が前記押圧用部材に当接する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の引き戸用押圧装置。
  6. 戸車によって吊り下げ支持され、且つ、自動的に閉じる自閉手段を有する引き戸であって、閉じ位置において、引き戸の戸面の縁部が、戸枠と対向するように配置された引き戸用の閉鎖装置であって、
    前記引き戸の閉じ速度を減速するための調速手段と、上記請求項1〜5に記載の押圧装置とを有する、ことを特徴とする引き戸用の閉鎖装置。
  7. 戸車によって吊り下げ支持され、且つ、自動的に閉じる自閉手段を有する引き戸であって、閉じ位置において、引き戸の戸面の縁部が、戸枠と対向するように配置された引き戸用の閉鎖装置であって、
    上記請求項1〜5に記載の押圧装置を有する、ことを特徴とする引き戸用の閉鎖装置。
  8. 全閉時に防火戸が当接する開口部3方の戸先側縦枠と、開口部上枠と、開口部戸尻側縦枠または全閉時に上記開口部3方に当接する防火戸部分のうちのいずれか一方側に弾性を有する遮煙部材が設けられて全閉時に遮煙構造が形成されている吊戸式防火戸において、
    防火戸上部に回動自在でしかも支点で長短の差がつけられたクランクレバーを有する回動クランクレバー本体が設けられ、このクランクレバー両端には回転体が設けられ、開口部上枠側で上記クランクレバーと同一水平面位置には、防火戸を閉鎖することにより上記クランクレバー長棹側の回転体が当接する転向用ブラケットが設けられ、クランクレバー他端の回転体側の上枠にはクランクレバーが回動することによって当接し、更に、防火戸を開口部側に押さえ込むための押圧用ブラケットが設けられ、上記転向用ブラケットと上記回動クランクレバー本体と上記押圧用ブラケットとにより、全閉時に防火戸を開口部側に押圧して、遮煙構造を形成させる、ことを特徴とする防火引戸上部における防火戸押圧装置。
JP2007211260A 2003-03-06 2007-08-14 引き戸用押圧装置 Expired - Lifetime JP4583419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007211260A JP4583419B2 (ja) 2003-03-06 2007-08-14 引き戸用押圧装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003108438 2003-03-06
JP2007211260A JP4583419B2 (ja) 2003-03-06 2007-08-14 引き戸用押圧装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004057650A Division JP4094569B2 (ja) 2003-03-06 2004-03-02 引き戸用の閉鎖装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007321558A true JP2007321558A (ja) 2007-12-13
JP4583419B2 JP4583419B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=38854612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007211260A Expired - Lifetime JP4583419B2 (ja) 2003-03-06 2007-08-14 引き戸用押圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4583419B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011010501A1 (de) 2010-02-10 2011-08-11 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Kompressor
JP2015059358A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社Lixil 発電装置、開閉検知装置、および無線システム
KR20190100611A (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 양형수 슬라이딩 도어 개폐 속도 조절 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355493U (ja) * 1989-10-02 1991-05-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355493U (ja) * 1989-10-02 1991-05-28

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011010501A1 (de) 2010-02-10 2011-08-11 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Kompressor
JP2015059358A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社Lixil 発電装置、開閉検知装置、および無線システム
KR20190100611A (ko) * 2018-02-21 2019-08-29 양형수 슬라이딩 도어 개폐 속도 조절 장치
KR102048625B1 (ko) 2018-02-21 2019-11-25 양형수 슬라이딩 도어 개폐 속도 조절 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4583419B2 (ja) 2010-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005083219A1 (ja) 引き戸用の閉鎖装置
US4452014A (en) Device for operating a sliding door
EP1709271B1 (en) Resilient retention system for a door panel
KR100842480B1 (ko) 엘리베이터 도어용 밀봉 장치
JP4583419B2 (ja) 引き戸用押圧装置
JP2004323204A (ja) エレベータの扉装置
JP4094569B2 (ja) 引き戸用の閉鎖装置
CA2465091C (en) Device with movable door seal for a displaceable door panel of a lift installation and a lift installation with such a device
JP3161387U (ja) 引き戸の制動装置
JP2003328635A (ja) 遮煙引き戸
JP2000000696A (ja) 鉛直型ベイリングプレス用のシャフトドア
JPH0551753B2 (ja)
JPH028114B2 (ja)
JP3527479B2 (ja) 引戸フリーストップ装置
CN216887571U (zh) 一种电动防护装置
JP2007076780A (ja) エレベータのドア開閉装置
JP2003027824A (ja) 遮煙型引戸装置
JP2003118966A (ja) 高速の動く歩道等のための手摺形成装置
JP2005104668A (ja) エレベータのドア装置
JP2006016907A (ja) 自動回転ドア及び衝撃緩和ユニット
JPH0664862A (ja) 昇降機の昇降装置
JP3866382B2 (ja) 引戸用の上部案内装置
JP4078844B2 (ja) エレベータ用乗場遮煙ドア装置
JPH0524780Y2 (ja)
JP2005289579A (ja) エレベータの乗り場ドア装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4583419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term