JPH0617978Y2 - 車両用戸閉機械の両開き機構 - Google Patents

車両用戸閉機械の両開き機構

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JPH0617978Y2
JPH0617978Y2 JP19629586U JP19629586U JPH0617978Y2 JP H0617978 Y2 JPH0617978 Y2 JP H0617978Y2 JP 19629586 U JP19629586 U JP 19629586U JP 19629586 U JP19629586 U JP 19629586U JP H0617978 Y2 JPH0617978 Y2 JP H0617978Y2
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doors
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一玉 高橋
健司 川戸
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株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両の乗降口の鴨居内に取付ける扉の戸閉
機械の両開き機構に関する。
〔従来の技術〕
車両用戸閉機械の両開き機構の従来技術としては、実公
昭52−36327号公報に記載されるものがあり、こ
れを第6図及び第7図に基づいて説明する。
この従来の車両用戸閉機械の両開き機構は、車両の乗降
口上部の鴨居内に左右の扉18a,18bと連動するように取
付けたものであって、駆動源となる空気シリンダ部26
と両開き連動機構部27から構成される。
空気シリンダ部26は、空気シリンダ3,ピストンロッ
ド19及び空気シリンダ3の両端に取付したブラケット
28から構成されており、このブラケット28を介して
鴨居内に取付けられている。
両開き連動機構部27は、空気シリンダ3の両端附近で
鴨居内に回転自在に固定された2つのプーリー29、こ
の2つのプーリー29に巻回したVベルト等の伝動帯
2、該伝動帯2の上方部2a及び下方部2bと左右の2つの
扉18a,18bをそれぞれ連結する第1連結部材14及び第
2連結部材17から成る。第1連結部材14は、一方の
扉例えば左の扉18aの上方と連結すると共に前記ピスト
ンロッド19とも連結した第1連結金具20と、該第1
連結金具20にその一端側が連結された第1連結棒13
と、該第1連結棒13の他端側と伝動帯2の上方部2aを
連結する第1継手金具9から成り、また、第2連結部材
17は、他方の扉例えば右の扉18bの上方と連結する第
2連結金具16と、該第2連結金具16にその一端側が
連された第2連結棒11と、該第2連結棒11の他端側
と伝動帯2の下方部2bを連結する第2継手金具15から
成る。
尚、前記第1連結棒13と第2連結棒11は、それぞれ
前記ブラケット28と一体となっている取付台30に設
けた軸受31によって移動自在にガイドされている。
このような従来の車両用戸閉機械の両開き機構におい
て、図示の閉位置より開動作を行う場合、図外の空気源
からの圧力空気は空気シリンダ3の右側へ供給されてピ
ストンロッド19は左方向へ移動し、左の扉18a及び第
1連結棒13も左方向へ移動する。これによって伝動帯
2は各プーリー29を反時計方向に回転させる方向、す
なわち、図の矢印方向へ移動し、伝動帯2の下方部と連
結された第2連結棒11及び右の扉18bは右方向へ移動
する。これによって、左右の扉18a,18bは互いに離反す
る方向に開動作する。
このような開動作の後、再び閉動作する場合には、空気
シリンダ3の左側に空気源からの圧力空気を供給するこ
とによって、前記とは逆の動作が行われて、左右の扉18
a,18bは図示の閉位置へ戻る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のような従来の車両用戸閉機械の両開き機構におい
ては、車両の走行中の扉閉位置で、万一、伝動帯が切断
した場合には、ピストンロッド19と第1連結金具20
を介して連結されている左の扉18aはシリンダ3に供給
された圧力空気により開方向に移動しないが、伝動帯2
の下方部2bと第2連結部材17を介して連結している右
の扉18bは自由移動できる状態となるので、右の扉18bが
開方向へ移動し乗客に事故が生じる危険性を与える問題
点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の手段とするところは、車両の乗降口上部の鴨居内に設
けた2つのプーリーと、該2つのプーリーに巻回した伝
動帯と、該伝動帯の上方部及び下方部とそれぞれ連結部
材を介して連結した左右の2つの扉と、前記2つの扉の
一方と連結して開閉方向へ駆動させる駆動源と、からな
る車両用戸閉機械の両開き機構において、前記伝動帯の
上方部と下方部の間に設けたレバー軸と、該レバー軸に
一方向側に回転付勢されるように設けたレバーと、扉全
閉位置直前に該レバーの回転付勢力に抗してレバーを回
転させるように前記駆動源に連結した扉の連結部材に設
けた押圧部と、扉全閉時に前記レバーより閉方向側に位
置するようにもう一方の扉の連結部材に設けた係止部
と、からなる安全ロック装置を具備したところにある。
〔作用〕
以上の構成からなるこの考案によると、まず、左右2つ
の扉が相隣接して閉状態にある場合には、駆動源に連結
した扉の連結部材に設けた押圧部がレバーの回転付勢力
に抗してレバーを押圧して回転させて所定位置で停止し
ている。このとき、扉は駆動源と連結しているのでレバ
ーの回転付勢力によっても移動することがない。もう一
方の扉の連結部材に設けた係止部は扉と共に閉方向すな
わちレバー方向へ移動し、レバーが前記押圧部の押圧に
よって回転するが、互いに干渉し合うことなく移動し、
扉全閉時にレバーより閉方向側に位置している。このよ
うな閉状態において、伝動帯が切断された時には、駆動
源と連結している扉は駆動源によりロックされた状態を
維持する。もう一方の扉は、開方向側へは連結部材に設
けた係止部がレバーに当接するのでその移動を阻止され
ることとなり、結局、2つの扉は閉位置でロックされた
状態を維持し安全が保たれる。
閉状態にある2つの扉の一方が駆動源によって開方向へ
移動すると、押圧部が次第にレバーから離れるので、レ
バーはねじりばねの回転付勢力によって回転を始めると
共にもう一方の扉も開方向へ移動する。これによって、
連結部材に固定している係合部も同方向へ移動し、前記
のようにレバーも回転するが互いに干渉し合うことはな
く、スムーズに2つの扉は互いに離反する方向へ開いて
扉が開けられる。
〔実施例〕
この考案の第1実施例について第1図乃至第4図に基づ
いて説明する。
尚、前記従来技術と同一構成部材については同一符号を
付してその説明を省略する。
前記従来技術と異るところは、両開き連動機構部27の
第1連結棒13及び第2連結棒11の軸受31に代えて
2つの扉18a,18bの上方に案内レール32及び第1,第
2連結金具20,16、吊り具33に戸車34を設けて
2つの扉18a,18bを乗降口の開閉方向に移動し得るよう
にガイドした点と、安全ロック装置1を具備した点であ
る。このうち前者は、単なる扉18a,18bのガイドの相違
であって、この考案の要旨ではない。
前記安全ロック装置1は、伝動帯2の上方部2aと下方部
2bの間の空気シリンダ3の側面に固定されたものであっ
て、その具体的構成は、空気シリンダ3の側面に固定し
た台座4に固定したレバー軸5と、該レバー軸5にその
中心部が回転自在に固定されると共に前記台座4に設け
たピン6に一端を固定したねじりばね7の他端をピン6a
に連結することによって反時計方向へ回転付勢されたレ
バー8と、前記第1継手金具9の側方からレバー8と係
合するように突出することにより扉全閉直前にレバー8
を回転付勢力に抗して回転させる押圧部10と、前記第
2連結棒11の側方から突出すると共に扉全閉時にレバ
ー8より閉方向側に位置する係止部12からなる。
前記押圧部10は、第1継手金具9の他に第1連結棒1
3あるいは第1連結金具20等の第1連結部材14を構
成する他の要素に設けてもよく、又、同様に係止部12
も、第2連結棒11の他に第2継手金具15や第2連結
金具16等の第2連結部材17を構成する他の要素に設
けてもよい。また、安全ロック装置1は、その台座4を
車体または車両用戸閉機械のベースに取付けてもよい。
上記構成からなるこの第1実施例の動作について説明す
る。
まず第1図に示すように、2つの扉18a,18bが互いに相
接して閉状態とするときには、空気シリンダ3の左側に
圧力空気を供給することによって、ピストンロッド19
が引き込まれて、第1連結部材14を介して左の扉18a
は右方向に移動する。同時に、伝動帯2も回転するの
で、第2連結部材17を介して右の扉18bも左方向に移
動して、両扉18a,18bは、中央で相接して閉状態とな
る。このとき、第1継手金具9の押圧部10も同時に右
方向へ移動するので、レバー8の先端がねじりばね7の
回転付勢力に抗してこの押圧部10に押されることとな
って時計方向へ回転し、扉18a,18bの移動が停止した状
態において空気シリンダ3の閉方向の力によって保持さ
れる。一方、第2連結棒11に固定した係止部12は右
の扉18bと共に左方向へ移動し、レバー8も時計方向へ
回転するがこれらは衝突することなく移動し、係止部1
2はレバー8の閉方向側(図中左側)に位置しその状態
が保持される。
この状態において、万一、伝動帯2が切断した場合、右
の扉18bには空気シリンダ3の閉方向の力が伝達されな
くなるが、右の扉18bを開方向、すなわち、右方向へ移
動させようとしても、第2連結棒11の係止部12がレ
バー8と当接することによって右の扉18bは開方向へは
移動しない。尚、この時、左の扉18aはピストンロッド
19と第1連結金具20で直接連結されているために、
シリンダ3に供給された圧力空気により閉位置の状態を
保持する。
次に、第1図に示す閉状態から開状態へと2つの扉18a,
18bを互いに離れる方向に移動させるときには、空気シ
リンダ3への圧力空気の給排を切換えることによって、
左の扉18aと連結しているピストンロッド19及び第1
連結部材14は開方向、すなわち、左方向に移動する。
すると、押圧部10によるレバー8の押圧が解除される
ので、レバー8はねじりばね7の復元力によって反時計
方向へ回転する。このため、第2連結棒11側のレバー
8は、第2連結棒11の移動上より内側(図中一点鎖線
位置)へ移動するので、第2連結棒11に固定した係止
部12が伝動帯2の下方部2bと共に右方向(開方向)へ
移動しても互いに干渉することがなく、係止部12はス
ムーズに開方向すなわち図中右方向に移動できる。
尚、押圧部10が開方向へ移動した場合にレバー8と接
触し得る位置にレバー8を停止させるための係止ピン2
1が台座4に設けられている。
この考案の第2実施例は、第5図に示される。前記第1
実施例と大きく異るところは、空気シリンダ3に代えて
戸閉機構25を駆動源としたことである。すなわち、右
の扉18bの一側縁の上下方向にガイド23が設けられる
と共に、このガイド23内を上下方向に移動するコロ2
4に駆動アーム22の一端が固定され、他端が戸閉機構
25によって上下方向に回転移動するように構成された
ものである。この場合、レバー軸5は鴨居内の車体に直
接固定され、又、左の扉18aの第1連結部材14は左の
扉18aと伝動帯2の下方部2bを連結する第1連結金具2
0のみであって、この第1連結金具20に係止部12が
設けられ、更に右の扉18bの第2連結部材17は右の扉1
8bと伝動帯2の上方部2aを連結する第2連結金具16の
みであって、この第2連結金具16に押圧部10が設け
られている。更に又、レバー8のねじりばね7による回
転付勢は逆方向となっている。
この第2実施例による扉18a,18bの開閉動作は、戸閉機
構25によって駆動アーム22が上下方向に回転移動す
ることによって、右の扉18bがまず開閉方向に移動し、
次いで伝動帯2によって左の扉18aも開閉方向に移動す
るように構成した点が異るのみで、他の動作は第1実施
例と同じであるのでその説明を省略する。
〔考案の効果〕
以上の説明からも明らかなように、この考案によると、
2つの扉が相接し合って閉状態にある場合には、一方の
扉は連結部材を介して駆動源に連結されているので開方
向へは移動しなく固定され、他方の扉は係合部がレバー
に係合することによって開方向へは移動しない。従っ
て、伝動帯が車両の走行中に切断したような場合であっ
ても、2つの扉は閉位置においてロックさせることにな
り、乗客の安全を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の第1実施例を示し、第1
図は車両用開き戸閉機構の全体正面図、第2図は第1図
の要部拡大説明図、第3図は第2図のIII−III線断面
図、第4図は第1図の左側面拡大図、第5図は第2実施
例の全体説明図、第6図及び第7図は従来技術を示し、
第6図は平面図、第7図は正面図を示す。 1…安全ロック装置、2…伝動帯、2a…上方部、 2b…下方部、5…レバー軸、7…ねじりばね、 8…レバー、10…押圧部、12…係止部、 14…第1連結部材、17…第2連結部材、 18…扉、18a…左の扉、18b…右の扉、 3…空気シリンダ、(駆動源) 22…駆動アーム、(駆動源)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の乗降口上部の鴨居内に設けた2つの
    プーリーと、該2つのプーリーに巻回した伝動帯と、該
    伝動帯の上方部及び下方部とそれぞれ連結部材を介して
    連結した左右の2つの扉と、前記2つの扉の一方と連結
    して開閉方向へ駆動させる駆動源と、からなる車両用戸
    閉機械の両開き機構において、 前記伝動帯の上方部と下方部の間に設けたレバー軸と、
    該レバー軸に一方向側に回転付勢されるように設けたレ
    バーと、扉全閉位置直前に該レバーの回転付勢力に抗し
    てレバーを回転させるように前記駆動源に連結した扉の
    連結部材に設けた押圧部と、扉全閉時に前記レバーより
    閉方向側に位置するようにもう一方の扉の連結部材に設
    けた係止部と、からなる安全ロック装置を具備したこと
    を特徴とする車両用戸閉機械の両開き機構。
JP19629586U 1986-12-19 1986-12-19 車両用戸閉機械の両開き機構 Expired - Lifetime JPH0617978Y2 (ja)

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JPS63101677U JPS63101677U (ja) 1988-07-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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NZ580748A (en) * 2007-05-03 2011-07-29 Wabtec Holding Corp Output shaft, teeter lever and pinion gear arrangement for pneumatic differential engine

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