JPH0563667U - スピードスプレーヤの噴頭部構造 - Google Patents

スピードスプレーヤの噴頭部構造

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JPH0563667U JP1092692U JP1092692U JPH0563667U JP H0563667 U JPH0563667 U JP H0563667U JP 1092692 U JP1092692 U JP 1092692U JP 1092692 U JP1092692 U JP 1092692U JP H0563667 U JPH0563667 U JP H0563667U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴頭24の開口部28を部分的に遮蔽して薬液の
散布方向を調整するスピードスプレーヤ10において、遮
蔽部のシール性を確保しつつ、開口部28の周方向の遮蔽
範囲を任意に調整可能にする。 【構成】 噴頭24を前後から画定する噴頭板30及び風胴
32の対峙部に、開口部28に沿って延びる案内溝91を形成
する。シャッタ77は、開口部28の経路に沿って配列され
複数枚の帯板78を含み、隣接関係の帯板78は揺動自在に
結合されている。シャッタ77は、幅方向両端部にシール
材93を備え、シール材93は、案内溝91に沿って移動自在
に案内溝91内に挿入されている。シャッタ77は、巻取収
納装置96により開口部28の下端部に収納自在であるとと
もに、牽引装置104により開口部28の上部中央の方へ引
出し自在になっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圃場における薬液散布に使用されるスピードスプレーヤの噴頭部 構造に係り、詳しくは散布方向を調整できる噴頭部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スピードスプレーヤでは、民家が接近している場所での薬液散布作業において 薬液が民家の方へ飛散するのを防止するために、左右方向一方の側への薬液散布 を中止することがある。
【0003】 一部の方向への散布を中止できるスピードスプレーヤの従来の噴頭部構造は次 のとおりである。 (a)噴頭の周方向へ複数個、例えば左方、上方及び右方の3個のスライドカバ ーを設け、これらスライドカバーをスピードスプレーヤの前後方向へ移動自在に 送風機の風胴の外側側面に取付け、スライドカバーを噴頭の方へ突出又は送風機 の方へ引き込んで、噴頭の開口部を遮蔽及び開放する。また、スライドカバーに よる噴頭の開口部の開放及び遮蔽に対応させて行うノズルからの薬液散布の実行 及び中止は、共通のノズルパイプに接続されているノズル群ごとに行なわれるよ うになっている。(例:実開平3−43366号公報) (b)噴頭の開口部を周方向の所定範囲にわたって遮蔽できる遮蔽板を、そのつ ど、ボルト等により取付け、及び取り外す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来構造(a)では、スライドカバーの周縁部のシール性が悪く、開放部のノ ズルからの回り込んだ薬液が、このシール性の悪い場所より漏れて、飛散する。
【0005】 従来構造(b)では、遮蔽板を、その周縁部においてシール材を挟圧しつつ、 取付けることにより、シール性は確保されるが、遮蔽板をスピードスプレーヤと は別個に保管する必要があり、保管及び運搬が面倒となる。
【0006】 さらに、従来構造(a)及び(b)では、遮蔽範囲を、噴頭の周方向へ任意の 長さに調整することが困難である。また、遮蔽範囲を任意の長さに調整可能にし た場合に、それに応じて開放範囲及び遮蔽範囲内のノズルを自動的に開及び閉に することは難しい。
【0007】 請求項1の考案の目的は、噴頭の周方向における遮蔽範囲を任意に調整できる とともに、遮蔽範囲におけるシール性を改善したスピードスプレーヤの噴頭部構 造を提供することである。 請求項2の考案の目的は、遮蔽範囲の任意長さの調整にもかかわらず、噴頭の 周方向における開放範囲及び遮蔽範囲に属する各ノズルを自動的に開及び閉に切 替えることができるスピードスプレーヤの噴頭部構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の前提となるスピードスプレーヤ(10)では、噴頭(24)は、下方を除く 周方向範囲において開口する開口部(28)を有し、複数個のノズル(34)は噴頭(24) 内に開口部(28)に沿って配列されている。そして、このようなスピードスプレー ヤ(10)において、請求項1のスピードスプレーヤ(10)の噴頭部構造によれば、案 内溝(91)は、開口部(28)の周方向に沿って延びるように、スピードスプレーヤ(1 0)の前後方向における開口部(28)の両側に形成される。案内溝(91)の経路に沿っ て湾曲自在の遮蔽部材(77)は、幅方向両端部を、シールを維持されつつ案内溝(9 1)内へ移動自在に挿入され、開口部(28)の下端から上方中央へ引出し自在となっ ている。
【0009】 請求項2のスピードスプレーヤ(10)の噴頭部構造によれば、各ノズル(34)は、 開閉のために揺動操作される開閉用操作部(60)を有している。遮蔽部材(77)は、 移動に伴う遮蔽範囲及び開放範囲へのノズル(34)の変更の際にそのノズル(34)を それぞれ閉及び開へ切替えるように開閉用操作部(60)に当接して傾動させる当接 部(94)を有している。
【0010】
【作用】
請求項1のスピードスプレーヤ(10)の噴頭部構造において、噴頭(24)の開口部 (28)の周方向の所望の遮蔽範囲の長さに応じて、遮蔽部材(77)を、開口部(28)の 下端から上方中央の方へ引き出していく。遮蔽部材(77)は、幅方向両端のシール を維持されつつ、案内溝(91)の案内により移動し、開口部(28)を下端の方から遮 蔽していく。
【0011】 請求項2のスピードスプレーヤ(10)の噴頭部構造では、遮蔽部材(77)の移動に 伴って、当接部(94)は、開閉用操作部(60)に当接し、遮蔽部材(77)の移動方向へ 連行しつつ、開閉用操作部(60)を傾動させる。遮蔽部材(77)が噴頭(24)の開口部 (28)の上方中央の方へ移動していくときには、ノズル(34)が開から閉へ切替えら れる方向へ開閉用操作部(60)を傾動させる。また、遮蔽部材(77)が噴頭(24)の開 口部(28)の下端の方へ移動していくときには、ノズル(34)が閉から開へ切替えら れる方向へ開閉用操作部(60)を傾動させる。こうして、開口部(28)の開放範囲の ノズル(34)は、開となって、薬液を噴出し、遮蔽部材(77)による開口部(28)の遮 蔽範囲のノズル(34)は、閉となって、薬液の噴出を中止する。
【0012】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図12はスピードスプレーヤ10の概略的な側面図である。スピードスプレーヤ 10は、四輪駆動及び四輪操舵方式であり、前輪12と後輪14とにより支持されて自 走可能になっているフレーム16を備えている。フレーム16の上側には、スピード スプレーヤ10の前方から順番に運転席18、薬液を貯蔵する薬液タンク20、走行用 エンジン等を収容するエンジンルームを囲うボンネット22、薬液の噴霧を放出す る噴頭24、及び後方から吸い込んだ空気を噴頭24へ吐出する送風機26が載設され る。
【0013】 図2はスピードスプレーヤ10の後部上方から噴頭24及び送風機26を見た斜視図 である。噴頭24は、左右側方から上方にわたって連続的に開口する開口部28を有 し、開口部28は、スピードスプレーヤ10の前後方向へ前側及び後ろ側からそれぞ れボンネット22(図12)の噴頭板30及び送風機26の風胴32により画定されてい る。複数個のノズル34は、開口部28の周方向へ噴頭板30側と風胴32側との2列で 、開口部28の近傍の噴頭24内に開口部28に沿って配列されている。
【0014】 図3はノズル34の構造を示す断面図である。ノズル34は、ボデー36と、ボデー 36の先端側に装着されるノズル部38とを含む。ボデー36は、相互に螺合される基 部側部分40及び先端側部分42を有し、ノズル部38は、先端側部分42の先端部に螺 着されて噴板44の周縁部を先端側部分42との間で挟圧するキャップ46とを有して いる。通路48は、ボデー36内に形成され、薬液を噴板44の方へ導く。ノズル34は 、さらに、開閉コック50を含み、開閉コック50において、ボール52は、通路48の 途中に回転自在に配設されて、接続通路54の向きに応じて通路48を開閉する。ボ ルト56は、ボール52と一体的に回転し、ボデー36の外部に突出する。
【0015】 図4は開閉コック50の正面図である。図3及び図4において、回転レバー58は 、ボルト56の非円形部に嵌合して、ボルト56と一体的に回転する。連行板60は、 その連行用切欠き64内に回転レバー58が配置されるように、回転レバー58と軸方 向位置を一致させて、回転レバー58に嵌装し、軸方向両側から一対の座金62によ り挟圧され、ボルト56及び回転レバー58に対して相対回転自在となっている。
【0016】 図5は連行板60の正面図である。連行板60は、連行用切欠き64と、放射方向外 方へ突出し直角に屈曲しているばね係止用突出部66(ばね係止用突出部66の直角 の屈曲形状は図3に示されている。)とを含んでいる。連行用切欠き64は、回転 レバー58を挿入されるために形成されたものであり、点対称の形状であり、各半 部は扇形に近似した形状となっている。ローラ76は、ばね係止用突出部66と周方 向反対側の位置でピン67を介して回転自在に連行板60に取付けられている。
【0017】 図6はねじりコイルばね68の正面図である。ねじりコイルばね68は、円環部70 と、円環部70の両端部にあって対峙的な一対の屈曲係止部72とを有している。ね じりコイルばね68は、一対の屈曲係止部72の間にボデー36(図3)のストッパ部 74を挿入される。
【0018】 図3及び図4において、連行板60は、ばね係止用突出部66の湾曲先端部をねじ りコイルばね68の一対の屈曲係止部72の直角屈曲部の間に挿入され、これにより 、連行板60は、起立位置(ノズル34の向きに一致する方向)となるように、ねじ りコイルばね68により付勢される。シャッタ77の当接用突起94は、シャッタ77の 移動に伴って起立位置の連行板60のローラ76に当接し、ローラ76を連行して、ね じりコイルばね68に抗して連行板60を傾動させる。
【0019】 開閉コック50を装備するノズル34の作用について説明すると、最初、ボール52 は、図3のように通路48を開く回転位置にあるとする。このとき、ノズル34は開 であり、連行板60はねじりコイルばね68により起立位置(ノズル34の向きに一致 する方向)に維持され、回転レバー58は連行用切欠き64内において一方の方向へ 傾動した位置になっている。シャッタ77の移動に伴って、当接用突起94がローラ 76に当接し、ローラ76を連行して、連行板60を傾動させる。回転レバー58は、扇 形の連行用切欠き64内において傾動位置にあるため、連行用切欠き64の一方の端 縁に当接し、連行されて、連行板60と一体的に回転する。この結果、ボール52が 回転して、ノズル34は閉となる。当接用突起94によるローラ76の連行により連行 板60が十分な傾動位置になると、当接用突起94はローラ76を通過し、連行板60は ねじりコイルばね68により元の起立位置へ戻る。その際、回転レバー58は、扇形 の連行用切欠き64の端縁による連行を免れて、位置を保持し、連行板60の相対回 転により連行用切欠き64の他方の端縁に接近した傾動位置となるとともに、ノズ ル34も閉を維持する。
【0020】 次に、当接用突起94が他方の方向から移動して来ると、当接用突起94が起立位 置の連行板60のローラ76に当接し、ローラ76を一方の方向へ連行し、連行板60を 一方の方向へ傾動させる。これにより、回転レバー58が、連行用切欠き64の他方 の端縁に当接、連行されて、一方の方向へ傾動され、ボール52が回転して、ノズ ル34は閉から開へ切替えられる。
【0021】 図1は噴頭24内の構造を示す図である。図1及び図2において、シャッタ77は 、湾曲自在とするために店頭のブラインドシャッタと類似の構造となっており、 噴頭24の左右にそれぞれ設けられている。各シャッタ77において、複数枚の帯板 78は、スピードスプレーヤ10の前後方向へ長く、開口部28の周方向へ一列に配列 されている。隣接する帯板78はピンにより相互に屈曲自在に結合しており、この 結果、シャッタ77は、帯板78の配列に対して直角方向へ適当に湾曲可能である。 隣接する帯板78の間のシールのために、帯板78の配列は、結合部も含めて表面側 において可撓性被膜により被覆されている。各シャッタ77は先端側に風向調整部 80を有している。
【0022】 図7及び図8は風向調整部80を含む範囲のシャッタ77の斜視図及び側面図であ る。風向調整部80において、支持枠体82は、シャッタ77の先端側及び外面側にお いて開口する箱状となっており、最先端の帯板78に固定されて、その帯板78から 起立している。風向板84は、基端部において支軸86を介して支持枠体82の基端部 に枢支され、傾動自在になっている。円弧状溝90は、風向調整部80の対峙する側 板に穿設され、蝶ねじ92が支持枠体82の外側から円弧状溝90に挿通されて、風向 板84に螺着されている。蝶ねじ92を緩めることにより、蝶ねじ92は円弧状溝90内 を移動自在となり、風向板84の傾斜角を所望値にしてから、蝶ねじ92を再び締め 、風向板84の傾斜角を固定する。風向板84の傾斜角の調整により、シャッタ77の 先端側から吹き出される風の向きを調整することができる。一対の当接用突起94 は、シャッタ77の先端部に近いシャッタ77の内面側に固定され、内方へ突出し、 前述のノズル34のローラ76(図3及び図4)に当接するようになっている。一対 のワイヤ88は、最先端の帯板78の両端部に一端側を結合されて、シャッタ77の先 端方向へ延びている。
【0023】 図9はシャッタ77によるノズル34の閉鎖状態を示す断面図である。噴頭板30及 び風胴32は、開口部28の近傍に開口部28に沿って延びる案内溝91を有し、シャッ タ77は、幅方向の両端部に弾性変形自在のシール材93を装着されている。シール 材93は、案内溝91に沿う方向の摺動を維持されつつ、案内溝91内に圧入されて、 シャッタ77の両端部のシールを行なっている。ノズルパイプ95は、噴頭24に対し て噴頭板30及び風胴32の裏面側に配設され、複数個のノズル34を取付けられてい る。このようなノズルパイプ95は、噴頭板30及び風胴32の各側において、噴頭24 の左方、上方及び右方に存在している。公知のように、薬液流れ系統の分配部に おけるコック(図示せず)を開閉して、各ノズルパイプ95ごとにポンプ(図示せ ず)からの薬液の供給を制御することができる。
【0024】 図10は巻取収納装置96の構造図である。巻取収納装置96は、図1に示されて いるように、噴頭24の下部に左右対称に設けられている。円柱体98は、シャッタ 77の幅方向へ延び、開口部28内の両端部にスプロケット100を一体回転的に取付 けられている。モータ102は、開口部28に対して噴頭板30及び風胴32の裏面側に 固定され、円柱体98の両端部に駆動軸を結合させて、円柱体98を回転させるよう になっている。図1に示されているように、シャッタ77は、巻取収納装置96にお いて、スプロケット100に巻取られて、収納されるようになっている。
【0025】 図11は牽引装置104の構造図である。牽引装置104は、図1に示されているよ うに、噴頭24の上部中央に左右対称に設けられている。プーリ106は、噴頭板30 及び風胴32の噴頭24側に対峙して配設され、ワイヤ88を巻取自在になっている。 モータ108は、噴頭24に対して噴頭板30及び風胴32の裏面側に固定され、各プー リ106を駆動する。ワイヤ88は、図1に示されるように、案内溝91内に延びてい る。
【0026】 実施例の作用について説明する。 薬液の散布方向を制限する場合、散布を中止する方向に対応する噴頭24の開口 部28の周方向の遮蔽範囲に応じて、開口部28の下端から上方中央の方へのシャッ タ77の引出量を調整する。シャッタ77は、幅方向両端部のシール材93を案内溝91 に圧入しつつ、案内溝91に沿って移動する。シャッタ77の引出量を増大する場合 は、牽引装置104のモータ108を駆動し、プーリ106へのワイヤ88の巻取量を増大 して、ワイヤ88を介してシャッタ77を牽引装置104の方へ牽引する。また、シャ ッタ77の引出量を減少する場合は、巻取収納装置96におけるモータ102を駆動し 、スプロケット100を回転させて、シャッタ77をスプロケット100に巻取っていく 。片側全部の薬液散布を中止する場合には、中止側のシャッタ77の風向調整部80 が中止側の牽引装置104にほぼ到達するまで、中止側の牽引装置104のモータ108 を回転させる。こうして、開口部28は、左右の下端から上方中央の方へ任意の量 、シャッタ77により遮蔽される。シャッタ77の幅方向両端部は、シール材93によ りシールを維持されつつ、噴頭板30及び風胴32の案内溝91に挿入されており、隙 間から薬液が放出されて飛散するのが防止される。
【0027】 一方、シャッタ77の移動に伴って、シャッタ77の先端部内面側の当接用突起94 が、ノズル34のローラ76に当接し、ノズル34の開閉コック50の連行板60を傾動さ せて、ノズル34の開閉を切替えていく。シャッタ77が噴頭24の開口部28の上方中 央の牽引装置104の方へ移動していくときには、ノズル34の連行板60は牽引装置1 04の方へ傾動されて、ノズル34は開から閉へ切替えられる。また、シャッタ77が 噴頭24の開口部28の下端の巻取収納装置96の方へ移動していくときには、ノズル 34の連行板60は巻取収納装置96の方へ傾動されて、ノズル34は閉から開へ切替え られる。こうして、周方向における開口部28の遮蔽量に関係なく、開口部28の開 放範囲のノズル34は、開となって、薬液を噴出し、シャッタ77による開口部28の 遮蔽範囲のノズル34は、閉となって、薬液の噴出を中止し、結果として、開口部 28の開放範囲のみから薬液散布が行なわれる。
【0028】 図示の実施例では、シール材93はシャッタ77の幅方向両端部に装着されている が、シャッタ77の端部を摺動自在に受ける溝付きシール材93を案内溝91の全長に わたって案内溝91内に装着し、シャッタ77の幅方向両端部を溝付きシール材93の 溝に挿入して、シャッタ77の幅方向両端部のシールを維持することも可能である 。
【0029】
【考案の効果】
請求項1の考案では、スピードスプレーヤの前後方向に関して噴頭の開口部の 両側には、開口部の周方向へ延びる案内溝が設けられ、案内溝の経路に沿って湾 曲自在の遮蔽部材が、幅方向両端部を、シールを維持されつつ案内溝内へ移動自 在に挿入され、開口部の下端から上方へ引出し自在になっている。この結果、遮 蔽部材は幅方向両端部において適切にシールされるととともに、開口部の下端か らの遮蔽部材の引出量の調整により噴頭の開口部の周方向における遮蔽範囲を任 意に調整することができる。
【0030】 請求項2の考案では、遮蔽部材の移動に伴って、当接部が各ノズルの開閉用操 作部に当接し、傾動させて、開口部の開放範囲及び遮蔽範囲のノズルをそれぞれ 開及び閉とするので、開口部の遮蔽範囲に任意の長さにもかかわらず、ノズルを 自動的に開閉して、労力の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】噴頭内の構造を示す図である。
【図2】スピードスプレーヤの後部上方から噴頭及び送
風機を見た斜視図である。
【図3】ノズルの構造を示す断面図である。
【図4】開閉コックの正面図である。
【図5】連行板の正面図である。
【図6】ねじりコイルばねの正面図である。
【図7】風向調整部を含む範囲のシャッタの斜視図であ
る。
【図8】風向調整部を含む範囲のシャッタの側面図であ
る。
【図9】シャッタによるノズルの閉鎖状態を示す断面図
である。
【図10】巻取収納装置の構造図である。
【図11】牽引装置の構造図である。
【図12】スピードスプレーヤの概略的な側面図であ
る。
【符号の説明】
10 スピードスプレーヤ 24 噴頭 28 開口部 34 ノズル 60 連行板(開閉用操作部) 77 シャッタ(遮蔽部材) 91 案内溝 94 当接用突起(当接部)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴頭(24)が、下方を除く周方向範囲にお
    いて開口する開口部(28)を有し、複数個のノズル(34)が
    前記噴頭(24)内に前記開口部(28)に沿って配列されてい
    るスピードスプレーヤ(10)において、案内溝(91)が、前
    記開口部(28)の周方向に沿って延びるように、前記スピ
    ードスプレーヤ(10)の前後方向における前記開口部(28)
    の両側に形成され、前記案内溝(91)の経路に沿って湾曲
    自在の遮蔽部材(77)が、幅方向両端部を、シールを維持
    されつつ前記案内溝(91)内へ移動自在に挿入され、前記
    開口部(28)の下端から上方中央へ引出し自在となってい
    ることを特徴とするスピードスプレーヤの噴頭部構造。
  2. 【請求項2】 各ノズル(34)は、開閉のために揺動操作
    される開閉用操作部(60)を有し、前記遮蔽部材(77)は、
    移動に伴う遮蔽範囲及び開放範囲への前記ノズル(34)の
    変更の際にそのノズル(34)をそれぞれ閉及び開へ切替え
    るように前記開閉用操作部(60)に当接して傾動させる当
    接部(94)を有していることを特徴とする請求項1記載の
    スピードスプレーヤの噴頭部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021090375A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 株式会社イーエムアイ・ラボ 薬液散布機

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