JPH0562555B2 - - Google Patents
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- JPH0562555B2 JPH0562555B2 JP62147635A JP14763587A JPH0562555B2 JP H0562555 B2 JPH0562555 B2 JP H0562555B2 JP 62147635 A JP62147635 A JP 62147635A JP 14763587 A JP14763587 A JP 14763587A JP H0562555 B2 JPH0562555 B2 JP H0562555B2
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Landscapes
- Toys (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は金属蒸着フイルムを使用した風船に
関し、露店、店頭等でいわば玩具の一種として展
示、販売されたり、各種の広告等に使用される金
属蒸着フイルム製風船に関するものである。 (従来の技術及びその問題点) 従来の金属蒸着フイルム製風船はAl蒸着フイ
ルム等の通常の金属蒸着フイルムを使用していた
から、美麗な金属光沢は得られるもののAl蒸着
層自体には通電性があり、そのため風船が電線に
触れたりするとトラブルが生じ、火災の原因とな
つたり、人に災害を及ぼしたり、また、コンピユ
ーターの誤作動を生じさせたりしていた。 この発明は上記の欠点を除去するもので、美麗
な金属光沢をしているが、金属蒸着層自体は通電
せず絶縁性となつており、従つて電線等に触れて
もトラブルの生じることのない金属蒸着フイルム
製風船を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) すなわちこの発明は、プラスチツクフイルムの
片面面に金属蒸着層を設けたもののプラスチツク
フイルム側又は金属蒸着層側にヒートシール性の
層を設けてなる金属蒸着フイルムにより適宜ヒー
トシールして形成した風船において、金属蒸着層
を島状構造として絶縁性をもたせたことを特徴と
する金属蒸着フイルム製風船である。 第1図、第2図はいずれもこの発明に使用する
金属蒸着フイルムの断面構造を示す一例である。 プラスチツクフイルム10としてはナイロンフ
イルム、ポリエステルフイルム、その他各種のプ
ラスチツクフイルムが使用できる。プラスチツク
フイルム10は適宜着色しておいてもよい。 プラスチツクフイルム10の片面には直接又は
適宜下地処理を施こして金属蒸着層20を設け
る。 金属蒸着層20は真空蒸着、スパツタリング、
イオンプレーテイング等の従来公知の薄膜生成法
により設ける。金属蒸着層20は薄膜生成過程で
いえば「核生成」から「核結合」、「初期島状構
造」を経た後の島状構造となるように設ける。 この発明は金属蒸着層20の構造を島状構造と
することにより、金属を使用しているにもかかわ
らず絶縁性のものとしたものである。島状構造に
おける島のサイズは200Å〜1μm程度とする。島
のサイズが200Åより小さいと美麗な金属光沢が
得られない。島のサイズが1〓Cmを越えると島
と島とが接して一体となつてきて絶縁性が低下す
る。 島の間隔は100Å〜5000Åとする。島の間隔が
100Åより小さいとトンネル電流が流れ絶縁性が
悪い。島の間隔が5000Åより大きいと全体として
の金属の量が少なく美麗な金属光沢は得られな
い。 また、島の間隔が5000Åを越えると、金属蒸着
層の平面方向の密度が粗となり耐摩耗性が低下す
る。 この発明の金属蒸着層20の島状構造を得るに
は、蒸発速度、蒸着膜厚等を制御する必要があ
る。この発明の島のサイズや間隔を得るための制
御は使用する金属により難易がある。大ざつぱに
いえば融点の低い金属や貴金属は制御が比較的容
易であり、中でもSn、Pb、Zn、Bi等はこの発明
には特に好ましい。また、Ti、Cr、Fe、Co、Ni
等の遷移金属やSi、Ge等の半導体金属は制御は
比較的容易でない。 この発明の島状構造の金属蒸着層20の生成
は、金属の凝集エネルギーと吸着エネルギーとの
関係の制御にかかつており、そのために各種の蒸
着条件の制御を要するものであるが、一般的には
蒸発速度を速くする的島のサイズは小さくなる傾
向にある。しかし蒸着膜厚の影響は特に大きい。 この発明に使用する代表的金属であるSnの場
合、Sn蒸着層の光線透過率が3〜1%より少な
いと絶縁破壊電圧が1000Vに達せず、光線透過率
が15%を越えると絶縁破壊電圧は12000V以上と
なるが、美麗な金属光沢がなくなる。美麗な金属
光沢を得るにはSn蒸着層の場合光沢度で大体350
%以上を要するのであるが、Sn蒸着層の光線透
過率が15%以下であれば光沢度が350%以上とな
るものである。しかし、Sn蒸着層の光線透過率
が3〜10%より少ないと光沢度は450%以上とも
なるのであるが、絶縁破壊電圧は1000Vに達しな
あなるものである。 島状構造をした金属蒸着層20の上には適宜着
色したり所望の印刷をしたりしてもよい。 プラスチツクフイルム1の片面に島状構造をし
た金属蒸着層20を設けたもののプラスチツクフ
イルム1側又は金属蒸着層20側には、ヒートシ
ール性の層30を設ける。ヒートシール性の層3
0は、ポリエチレンフイルム、ポリ塩化ビニルフ
イルム等のヒートシール性のフイルムを貼着した
り、ポリエチレンを押出しラミネートしたり、あ
るいはポリエチレン等のヒートシール性の樹脂を
コーテイングしたりするなど、適宜の方法で設け
ればよい。 この発明の風船は上記の如くして得た金属蒸着
フイルムを適宜ヒートシールして得ることができ
る。風船の形状や大きさなは特に問わない。風船
を形成するためのヒートシールは例えば、金属蒸
着フイルム1枚にて風船を形成するときは、ヒー
トシール性の層30を内側として折りたたみ例え
ば円形にヒートシールすればよい。また、金属蒸
着フイルム2枚にて風船を形成するときは、各金
属蒸着フイルムのヒートシール性の層30を内側
として重ね円形のヒートシールにより風船を形成
すればよい。これらの場合には、空気やガスを注
入したときには、平面的には円形をなし側面的に
は楕円形をなす風船を得ることができる。さら
に、多数の金属蒸着フイルム片例えば扇形の金属
蒸着フイルム片をヒートシールにより多数つなぎ
あわせることにより、空気やガスの注入の際には
球状となるような風船をつくることもできる。 なお、風船には適宜の箇所にステイツク等によ
り空気やガスの注入口を設けたりするのはもちろ
んであり、また、適宜のひもをつけておいてもよ
い。空気やガスの注入口の構造や設ける手段は特
に問わない。空気やガスの注入口はヒートシール
して風船を形成する前に適宜箇所に設けておいて
もよく、風船を形成した後に設けてもよい。 風船には空気やガスを注入口より注入するが、
ガスの場合はヘリウムガスや水素など空気より軽
いガスを使用すれば風船が浮き上るものである。 (実験例) 厚さ12μmの長尺なポリエチレンテレフタレー
トフイルムの片面に、半連続式真空蒸着機を使用
してSn蒸着層を真空蒸着により下記の蒸着条件
にて下記の島状構造に設けて実験例1、実験例2
とした。
関し、露店、店頭等でいわば玩具の一種として展
示、販売されたり、各種の広告等に使用される金
属蒸着フイルム製風船に関するものである。 (従来の技術及びその問題点) 従来の金属蒸着フイルム製風船はAl蒸着フイ
ルム等の通常の金属蒸着フイルムを使用していた
から、美麗な金属光沢は得られるもののAl蒸着
層自体には通電性があり、そのため風船が電線に
触れたりするとトラブルが生じ、火災の原因とな
つたり、人に災害を及ぼしたり、また、コンピユ
ーターの誤作動を生じさせたりしていた。 この発明は上記の欠点を除去するもので、美麗
な金属光沢をしているが、金属蒸着層自体は通電
せず絶縁性となつており、従つて電線等に触れて
もトラブルの生じることのない金属蒸着フイルム
製風船を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) すなわちこの発明は、プラスチツクフイルムの
片面面に金属蒸着層を設けたもののプラスチツク
フイルム側又は金属蒸着層側にヒートシール性の
層を設けてなる金属蒸着フイルムにより適宜ヒー
トシールして形成した風船において、金属蒸着層
を島状構造として絶縁性をもたせたことを特徴と
する金属蒸着フイルム製風船である。 第1図、第2図はいずれもこの発明に使用する
金属蒸着フイルムの断面構造を示す一例である。 プラスチツクフイルム10としてはナイロンフ
イルム、ポリエステルフイルム、その他各種のプ
ラスチツクフイルムが使用できる。プラスチツク
フイルム10は適宜着色しておいてもよい。 プラスチツクフイルム10の片面には直接又は
適宜下地処理を施こして金属蒸着層20を設け
る。 金属蒸着層20は真空蒸着、スパツタリング、
イオンプレーテイング等の従来公知の薄膜生成法
により設ける。金属蒸着層20は薄膜生成過程で
いえば「核生成」から「核結合」、「初期島状構
造」を経た後の島状構造となるように設ける。 この発明は金属蒸着層20の構造を島状構造と
することにより、金属を使用しているにもかかわ
らず絶縁性のものとしたものである。島状構造に
おける島のサイズは200Å〜1μm程度とする。島
のサイズが200Åより小さいと美麗な金属光沢が
得られない。島のサイズが1〓Cmを越えると島
と島とが接して一体となつてきて絶縁性が低下す
る。 島の間隔は100Å〜5000Åとする。島の間隔が
100Åより小さいとトンネル電流が流れ絶縁性が
悪い。島の間隔が5000Åより大きいと全体として
の金属の量が少なく美麗な金属光沢は得られな
い。 また、島の間隔が5000Åを越えると、金属蒸着
層の平面方向の密度が粗となり耐摩耗性が低下す
る。 この発明の金属蒸着層20の島状構造を得るに
は、蒸発速度、蒸着膜厚等を制御する必要があ
る。この発明の島のサイズや間隔を得るための制
御は使用する金属により難易がある。大ざつぱに
いえば融点の低い金属や貴金属は制御が比較的容
易であり、中でもSn、Pb、Zn、Bi等はこの発明
には特に好ましい。また、Ti、Cr、Fe、Co、Ni
等の遷移金属やSi、Ge等の半導体金属は制御は
比較的容易でない。 この発明の島状構造の金属蒸着層20の生成
は、金属の凝集エネルギーと吸着エネルギーとの
関係の制御にかかつており、そのために各種の蒸
着条件の制御を要するものであるが、一般的には
蒸発速度を速くする的島のサイズは小さくなる傾
向にある。しかし蒸着膜厚の影響は特に大きい。 この発明に使用する代表的金属であるSnの場
合、Sn蒸着層の光線透過率が3〜1%より少な
いと絶縁破壊電圧が1000Vに達せず、光線透過率
が15%を越えると絶縁破壊電圧は12000V以上と
なるが、美麗な金属光沢がなくなる。美麗な金属
光沢を得るにはSn蒸着層の場合光沢度で大体350
%以上を要するのであるが、Sn蒸着層の光線透
過率が15%以下であれば光沢度が350%以上とな
るものである。しかし、Sn蒸着層の光線透過率
が3〜10%より少ないと光沢度は450%以上とも
なるのであるが、絶縁破壊電圧は1000Vに達しな
あなるものである。 島状構造をした金属蒸着層20の上には適宜着
色したり所望の印刷をしたりしてもよい。 プラスチツクフイルム1の片面に島状構造をし
た金属蒸着層20を設けたもののプラスチツクフ
イルム1側又は金属蒸着層20側には、ヒートシ
ール性の層30を設ける。ヒートシール性の層3
0は、ポリエチレンフイルム、ポリ塩化ビニルフ
イルム等のヒートシール性のフイルムを貼着した
り、ポリエチレンを押出しラミネートしたり、あ
るいはポリエチレン等のヒートシール性の樹脂を
コーテイングしたりするなど、適宜の方法で設け
ればよい。 この発明の風船は上記の如くして得た金属蒸着
フイルムを適宜ヒートシールして得ることができ
る。風船の形状や大きさなは特に問わない。風船
を形成するためのヒートシールは例えば、金属蒸
着フイルム1枚にて風船を形成するときは、ヒー
トシール性の層30を内側として折りたたみ例え
ば円形にヒートシールすればよい。また、金属蒸
着フイルム2枚にて風船を形成するときは、各金
属蒸着フイルムのヒートシール性の層30を内側
として重ね円形のヒートシールにより風船を形成
すればよい。これらの場合には、空気やガスを注
入したときには、平面的には円形をなし側面的に
は楕円形をなす風船を得ることができる。さら
に、多数の金属蒸着フイルム片例えば扇形の金属
蒸着フイルム片をヒートシールにより多数つなぎ
あわせることにより、空気やガスの注入の際には
球状となるような風船をつくることもできる。 なお、風船には適宜の箇所にステイツク等によ
り空気やガスの注入口を設けたりするのはもちろ
んであり、また、適宜のひもをつけておいてもよ
い。空気やガスの注入口の構造や設ける手段は特
に問わない。空気やガスの注入口はヒートシール
して風船を形成する前に適宜箇所に設けておいて
もよく、風船を形成した後に設けてもよい。 風船には空気やガスを注入口より注入するが、
ガスの場合はヘリウムガスや水素など空気より軽
いガスを使用すれば風船が浮き上るものである。 (実験例) 厚さ12μmの長尺なポリエチレンテレフタレー
トフイルムの片面に、半連続式真空蒸着機を使用
してSn蒸着層を真空蒸着により下記の蒸着条件
にて下記の島状構造に設けて実験例1、実験例2
とした。
【表】
(比較例)
実験例1におけるSn蒸着層にかえて厚さ500Å
のAl蒸着層としたほかは実験例1と同様にして
これを比較例とした。 次に、実験例1、実験例2、及び上記比較例に
おいて得た金属蒸着フイルムをそれぞれサンプル
として絶縁破壊電圧を測定した。測定方法は、サ
ンプルの金属蒸着層表面に50mm〓の円柱による電
極と70mm〓肉厚5mmのガードリング電極を接触さ
せ、この両電極間に電圧を印加し、放電により金
属蒸着層に孔があいてポリエチレンテレフタレー
トフイルムが露出したときの電圧を測定した。 このようにして実験例1、実験例2、及び比較
例の場合の絶縁破壊電圧を測定した結果は次の通
りである。また、それぞれのサンプルにつき表面
の光沢度についても測定した。
のAl蒸着層としたほかは実験例1と同様にして
これを比較例とした。 次に、実験例1、実験例2、及び上記比較例に
おいて得た金属蒸着フイルムをそれぞれサンプル
として絶縁破壊電圧を測定した。測定方法は、サ
ンプルの金属蒸着層表面に50mm〓の円柱による電
極と70mm〓肉厚5mmのガードリング電極を接触さ
せ、この両電極間に電圧を印加し、放電により金
属蒸着層に孔があいてポリエチレンテレフタレー
トフイルムが露出したときの電圧を測定した。 このようにして実験例1、実験例2、及び比較
例の場合の絶縁破壊電圧を測定した結果は次の通
りである。また、それぞれのサンプルにつき表面
の光沢度についても測定した。
【表】
(発明の効果)
この発明は金属蒸着フイルム製風船の金属蒸着
層を島状構造として絶縁性をもたせたから、
1000V以上もの絶縁破壊電圧を容易に得ることが
できたものであり、従つてこの発明の風船が電線
等に触れても火災の原因となつたり、人に災害を
及ぼしたり、あるいはコンピユーターの誤作動を
生じさせたりすることがないものである。しかも
この発明は美麗な金属光沢を呈しており金属蒸着
フイルム製風船として従来と同様の美麗な装飾効
果をもたらすことができるものである。
層を島状構造として絶縁性をもたせたから、
1000V以上もの絶縁破壊電圧を容易に得ることが
できたものであり、従つてこの発明の風船が電線
等に触れても火災の原因となつたり、人に災害を
及ぼしたり、あるいはコンピユーターの誤作動を
生じさせたりすることがないものである。しかも
この発明は美麗な金属光沢を呈しており金属蒸着
フイルム製風船として従来と同様の美麗な装飾効
果をもたらすことができるものである。
第1図、第2図はいずれもこの発明に使用する
金属蒸着フイルムの断面構造を示す一例である。 1……プラスチツクフイルム、20……金属蒸
着層、30……ヒートシールの層。
金属蒸着フイルムの断面構造を示す一例である。 1……プラスチツクフイルム、20……金属蒸
着層、30……ヒートシールの層。
Claims (1)
- 1 プラスチツクフイルムの片面に金属蒸着層を
設けたもののプラスチツクフイルム側又は金属蒸
着層側にヒートシール性の層を設けてなる金属蒸
着フイルムにより適宜ヒートシールして形成した
風船において、金属蒸着層を島のサイズ200Å〜
1μmで島の間隔100Å〜5000Åの島状構造として
絶縁性をもたせたことを特徴とする金属蒸着フイ
ルム製風船。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14763587A JPS63311986A (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 金属蒸着フイルム製風船 |
US07/437,767 US4928908A (en) | 1987-06-12 | 1989-11-16 | Balloon made of metal vapor deposited film |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14763587A JPS63311986A (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 金属蒸着フイルム製風船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63311986A JPS63311986A (ja) | 1988-12-20 |
JPH0562555B2 true JPH0562555B2 (ja) | 1993-09-08 |
Family
ID=15434792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14763587A Granted JPS63311986A (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 金属蒸着フイルム製風船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63311986A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617509Y2 (ja) * | 1989-01-30 | 1994-05-11 | 宝興産株式会社 | 風船玩具 |
JPH02257984A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-18 | Takara Kosan Kk | 風船玩具 |
JPH0617508Y2 (ja) * | 1989-11-30 | 1994-05-11 | 共栄化工株式会社 | 空中移動遊泳体 |
US6287672B1 (en) * | 1999-03-12 | 2001-09-11 | Rexam, Inc. | Bright metallized film laminate |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55151979A (en) * | 1979-05-07 | 1980-11-26 | Bergmann David E | Rise and heavy balancing body which freely float in air |
JPS5644651A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-23 | Chuo Kagaku Kk | Metal evaporated resin sheet and its manufacture |
JPS60262959A (ja) * | 1984-06-09 | 1985-12-26 | Oike Kogyo Kk | 電子レンジ用金属蒸着フイルムの製造法 |
JPS62111734A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-22 | 大日本印刷株式会社 | バル−ン形成用複合フイルム |
-
1987
- 1987-06-12 JP JP14763587A patent/JPS63311986A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55151979A (en) * | 1979-05-07 | 1980-11-26 | Bergmann David E | Rise and heavy balancing body which freely float in air |
JPS5644651A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-23 | Chuo Kagaku Kk | Metal evaporated resin sheet and its manufacture |
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JPS62111734A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-22 | 大日本印刷株式会社 | バル−ン形成用複合フイルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63311986A (ja) | 1988-12-20 |
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