JPH0562408A - 光デイスクのハブ取付方法およびハブ取付装置 - Google Patents

光デイスクのハブ取付方法およびハブ取付装置

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JPH0562408A
JPH0562408A JP22710391A JP22710391A JPH0562408A JP H0562408 A JPH0562408 A JP H0562408A JP 22710391 A JP22710391 A JP 22710391A JP 22710391 A JP22710391 A JP 22710391A JP H0562408 A JPH0562408 A JP H0562408A
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JP
Japan
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hub
optical disk
compressed air
chucking member
adhesive
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Pending
Application number
JP22710391A
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English (en)
Inventor
Hironobu Ito
広宣 伊藤
Hiroshi Shimizu
浩 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH0562408A publication Critical patent/JPH0562408A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクの中心に、精度良く確実にハブを
取り付ける。 【構成】 光ディスクのハブ取り付け部に接着剤を塗布
した後に、ハブを光ディスク上方に移動し、圧縮空気を
吹き付けることによりハブを光ディスクに圧締する。 【効果】 ハブチャッキング部材のハブ吸着面とディス
ク基板とに傾きが生じている場合においても、ハブを光
ディスクに精度良く確実に取り付けることが容易にな
り、良好な外観と機械特性を有する光ディスクが提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク駆動装置へ
の調芯用クランプ部材であるハブを、接着剤を用いて光
ディスクの中心位置に取付る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、情報処理の分野において
急速に普及しつつある媒体であり、その構造は、おおよ
そ図1に示されるように、ポリカーボネート等の材質か
らなるディスク基板11の情報読み取り面にハードコート
12が設けられ、該ディスク基板の反対側には記録膜13が
製膜されており、該記録膜上には保護コート14が設けら
れる層構成を有している。そして、該光ディスクの中心
位置には、光ディスク駆動装置への調芯用クランプ部材
であるハブ3が取付られている。大容量の情報を処理す
る場合には、図1の記録膜面を内側にして、ホットメル
ト接着剤等で貼り合わせたタイプの光ディスクが用いら
れる。ただし、図1では単板で用いられる光ディスクと
して、インサート型のハブを示してあるが、貼り合わせ
光ディスクの場合には、貼り合わせを行った後に円盤型
のハブが取付られることが多い。光ディスクの記録再生
時には、該光ディスク上のハブが光ディスク駆動装置内
のスピンドルにクランプ固定されると同時に、該ハブの
中心に設けられた調芯用穴がスピンドルの調芯用シャフ
トに嵌合し、該光ディスクの回転中心となる。ハブが光
ディスクに取付られる時に、該ハブの調芯用穴と該光デ
ィスクに設けられている案内溝の中心との偏芯が大きく
なると、光ディスク駆動装置の動作時に光ピックアップ
がトラッキングエラーを起こす。そのため、光ピックア
ップの追従が確実に行われるためには、光ディスクへの
ハブの取付が高精度になされる必要がある。とりわけ情
報転送速度の高速化には光ディスクの高速回転が必要と
され、高い偏芯精度が要求されている。
【0003】ハブの取付方法には、超音波溶着法と紫外
線硬化樹脂等の接着剤を用いた方法とが一般に用いられ
ている。前者は取付に要する時間が短く、作業性の面で
優れるが、後者は基本的にディスク基板やハブの材質と
して、様々な材料が使用可能となる点で有利である。
【0004】後者について詳述すると、一般に、ハブ取
付装置は光ディスクの偏芯測定手段と、光ディスクの中
心位置を補正する偏芯補正手段と、接着剤塗布手段と、
ハブチャッキング部材に吸着されたハブを光ディスクに
圧締するハブ圧締手段と、接着剤を硬化するための紫外
線照射手段とからなる。具体的には、図2において、光
ディスクはX−Yテーブル5上の光ディスク受け部9に
吸着固定され、光ピックアップ6により偏芯の測定が行
われる。偏芯の測定にはCCDが利用されることもあ
る。ディスペンサー7によりハブ接着部に接着剤が塗布
された後、測定値に基づいて光ディスクの偏芯がX−Y
ステージ5、スピンドルモータ4により補正され、光デ
ィスクの案内溝の中心はハブチャッキング部材2に設け
られた調芯用シャフトのZ軸上に移動される。そして、
上下移動可能に設置されたハブチャッキング部材2が下
降することによりハブが圧締され、接着剤が十分に引き
延ばされた時点で紫外線が照射され、接着剤が硬化し、
ハブの取付が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハブ取
付装置を頻繁に使用した場合に、スピンドルの光ディス
ク受け部9とハブチャッキング部材2の水平面に傾きが
生じてくる問題があった。このため、定期的にハブ取付
装置のメンテナンスを行ない、ハブチャッキング部材の
Z軸の調整を行なう必要があった。また、ハブや光ディ
スクの接着部分には厚み分布があり、とりわけインサー
ト型ハブを用いた場合には接着部分の振れが大きく、図
4に示すような従来のハブチャッキング部材の平面で吸
着したままハブを光ディスクに圧締した場合には、光デ
ィスクが歪んでしまうことが多かった。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、光ディ
スクの中心に、精度良く確実にハブを取付ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、光ディスクにハブを取付る方法において、
光ディスクのハブ取付部に接着剤を塗布した後に、ハブ
を光ディスクに近づけ、ハブチャッキング部材から圧縮
空気を吹き付けることによりハブを光ディスクに圧締
し、接着することを特徴とする光ディスクのハブ取付方
法を提供する。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。
【0009】本発明においては、図2に示した従来のハ
ブ取付装置を使用することができる。ハブチャッキング
部材としては図3に示したような、ハブの吸着面と調芯
用シャフト、吸着孔、圧縮空気吹き付け孔とを具備して
いる程度のものでよい。更には吸着孔と圧縮空気吹き付
け孔とを共用にすると、従来のハブチャッキング部材を
用いて、簡単に本発明を実用化することが可能となる。
図5は本発明によるハブ取付方法の概略図であるが、ハ
ブチャッキング部材に吸着されたハブは、予め接着剤が
塗布された光ディスク上に降下する。従来、ハブはハブ
チャッキング部材に吸着されたまま光ディスクに圧締さ
れていたが、本発明においては、ハブチャッキング部材
に吸着されたハブは、光ディスク上で一旦停止した後に
吸着を解かれ、同時にハブチャッキング部材に設けられ
た吹き付け孔から圧縮空気が吹き付けられる。その結
果、空気圧によりハブはハブチャッキング部材から離
れ、光ディスクに圧締される。図6のようにハブチャッ
キング部材の下部にスカート部を取付ると、圧縮空気の
逃げが少なくなり、より効率的にハブを圧締することが
可能となる。ところで、本発明においてハブチャッキン
グ部材のシャフトは、ハブが光ディスクに圧締される時
点においても、ハブの調芯の役割を担う。そこで、本発
明において用いられるハブチャッキング部材の調芯用シ
ャフトは、従来よりも長めである必要がある。具体的に
は、図5に示したように、少なくとも空中にとどまった
ハブチャッキング部材の吸着面から、光ディスクに取付
られるべきハブの調芯用穴の高さまでの長さが必要であ
る。ハブが光ディスク上で留まる高さは、ハブの接着面
が光ディスク上5mm以内であることが望ましい。ただ
し、前述のように、スカート等の圧縮空気の逃げ防止を
施した場合はこの限りではないが、あまり高くしても、
長い調芯用シャフトが必要とされるばかりで、何等利点
がないので5mm以内が適当である。
【0010】このように、圧縮空気を用いてハブを圧締
すると、ハブにむらなく圧力が加えられるので、ハブを
均一に接着することが可能となる。また、ハブチャッキ
ング部材の吸着面が光ディスクに対して傾いている場合
にも、ハブを片押しすることがなくなるので光ディスク
が歪むことがない。以上のように、圧縮空気を吹き付け
るハブ圧締方法により、機械特性の優れた光ディスクを
提供することが可能となった。
【0011】
【実施例】
(実施例1)図2に示したハブ取付装置を利用してディ
スク基板へのハブの取付を行った。ハブ吸着面とディス
ク基板の傾きは1.5mradとした。ディスク基板には8
6mmφのポリカーボネート製基板を用い、ハブには日泉
化学工業製の樹脂モールドタイプのインサート型ハブを
用いた。接着剤にはロックタイト製349を用いた。デ
ィスク基板の偏芯を測定した後に接着剤を塗布し、従来
のハブチャッキング部材に吸着されたハブをディスク基
板表面から1mmの高さまで降下し、吸着孔から1kgf/c
m2の圧縮空気を吹き付け、ハブを光ディスクに圧締し
た。ハブチャッキング部材を上昇し、ファイバーにて紫
外線を照射、接着剤を硬化した。接着面の外観は良好で
あり、泡の侵入等は観察されなかった。ハブ吸着面とデ
ィスク基板とが傾きを有しているにも関わらず、得られ
たディスクの面振れは80μm、反り角は2mradと良好
な特性を示した。またハブの接着強度は100kgと充分
な値であった。
【0012】(実施例2)86mmφのポリカーボネート
基板に日泉化学工業製の樹脂モールドタイプのインサー
ト型ハブの取付を行った。この際、ハブ吸着面とディス
ク基板の傾きは0.5mradとし、実施例1と同様にして
吸着孔からの圧縮空気によりハブを圧締し、接着したと
ころ、ハブの均一な接着ができた。得られたディスクの
面振れは75μm、反り角は2mradの良好な特性を示し
た。
【0013】(実施例3)86mmφのポリカーボネート
基板に加藤スプリング製のインサート型メタルハブを実
施例1と同様にして接着した。ハブをディスク基板表面
から1mmの高さまで降下し、吸着孔から0.7kgf/cm2
の圧縮空気を吹き付け、ハブを光ディスクに圧締した。
ハブ接着後のディスクの外観は良好であり、泡の侵入等
は観察されなかった。得られたディスクの面振れは65
μm、反り角は1.8mradと良好な特性を示した。
【0014】(比較例)86mmφのポリカーボネート基
板に日泉化学工業製の樹脂モールドタイプのインサート
型ハブの取付を行った。従来の手法により、ハブをハブ
チャッキング部材に吸着したままハブを1kgの力でディ
スク基板に圧締し、接着した。得られたディスクの反り
は4mrad、面振れは150μmであり、不十分な特性に
とどまった。接着剤の伸びは不均一であり、明らかにハ
ブの圧締むらが観察された。ハブの接着強度は70kgで
あった。
【0015】
【発明の効果】本発明による光ディスクのハブ取付方法
を利用することによって、ハブ吸着面とディスク基板と
に傾きが生じている場合、もしくは接着面の面精度が悪
い場合においても、ハブを光ディスクに水平に確実に取
付ることが容易になり、良好な外観と機械特性を有する
光ディスクを提供できる。
【0016】
【図面の詳細な説明】
【0017】
【図1】光ディスクの断面図である。
【0018】
【図2】紫外線硬化型樹脂を利用したハブ取付装置の一
例を示した図である。
【0019】
【図3】本発明に用いられるハブチャッキング部材の一
例を示した図である。
【0020】
【図4】従来のハブチャッキング部材を示した図であ
る。
【0021】
【図5】本発明によるハブ取付方法の概略を示した図で
ある。
【0022】
【図6】本発明によるハブ取付方法の一例を示した図で
ある。
【0023】
【図7】従来のハブ取付方法を示した図である。
【0024】
【符号の説明】
1 光ディスク 2 ハブチャッキング部材 2a ハブチャッキング部材 2b ハブチャッキング部材 3 ハブ 4 スピンドルモータ 5 X−Yステージ 6 光ピックアップ 7 ディスペンサー 8 紫外線光源 9 光ディスク受け部 10 接着剤 11 ディスク基板 12 ハードコート 13 記録膜 14 保護コート 24 調芯用シャフト 25 吸着孔 26 ハブ吸着面 27 圧縮空気吹き付け孔 28 スカート部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにハブを取付る方法におい
    て、光ディスクのハブ取付部に接着剤を塗布した後に、
    ハブを光ディスクに近づけ、ハブチャッキング部材から
    圧縮空気を吹き付けることによりハブを光ディスクに圧
    締し、接着することを特徴とする光ディスクのハブ取付
    方法。
  2. 【請求項2】 ハブチャッキング部材に設けられたハブ
    吸着孔から圧縮空気を吹き出して、ハブを光ディスクに
    圧締することを特徴とする請求項1記載の光ディスクの
    ハブ取付方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法により、ハブを取付
    る機構を有することを特徴とする光ディスクのハブ取付
    装置。
JP22710391A 1991-09-06 1991-09-06 光デイスクのハブ取付方法およびハブ取付装置 Pending JPH0562408A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22710391A JPH0562408A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 光デイスクのハブ取付方法およびハブ取付装置

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Family

ID=16855531

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JP22710391A Pending JPH0562408A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 光デイスクのハブ取付方法およびハブ取付装置

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JP (1) JPH0562408A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7276119B1 (en) * 2005-07-15 2007-10-02 Anwell Precision Technology (Hk) Method and apparatus for producing cover layers in Blu-ray discs

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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