JPH0562141A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JPH0562141A JPH0562141A JP22686991A JP22686991A JPH0562141A JP H0562141 A JPH0562141 A JP H0562141A JP 22686991 A JP22686991 A JP 22686991A JP 22686991 A JP22686991 A JP 22686991A JP H0562141 A JPH0562141 A JP H0562141A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heads
- signals
- track
- head
- recording
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- Pending
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】狭トラック幅に於いても高いC/Nかつ低クロ
ストークを実現するVTRを提供する。 【構成】記録媒体の同一トラック上の信号を複数のヘッ
ド1a、2a、…naで再生し、その内少なくとも一つ
のヘッドから得られる信号を元にトラッキングを制御
し、複数のヘッドから得られる再生信号を合成する。 【効果】同一トラックを複数のヘッドが再生し、その信
号を元にトラッキングを制御するので、他のヘッドはト
ラッキングエラーを極小にする事ができる。又、複数の
ヘッドから得られる信号を合成するため得られる再生信
号のC/Nを向上することができる。
ストークを実現するVTRを提供する。 【構成】記録媒体の同一トラック上の信号を複数のヘッ
ド1a、2a、…naで再生し、その内少なくとも一つ
のヘッドから得られる信号を元にトラッキングを制御
し、複数のヘッドから得られる再生信号を合成する。 【効果】同一トラックを複数のヘッドが再生し、その信
号を元にトラッキングを制御するので、他のヘッドはト
ラッキングエラーを極小にする事ができる。又、複数の
ヘッドから得られる信号を合成するため得られる再生信
号のC/Nを向上することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等に用いられ、
高密度でかつ高C/Nの得られる磁気記録再生装置に関
する。
高密度でかつ高C/Nの得られる磁気記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】VTRの小型軽量化と長時間記録が要求
されており、磁気記録密度の向上が必要になっている。
これに対し記録波長の短波長化と、トラック幅の縮小に
より高密度化が実現される。現在記録波長はハイバンド
8mmVTRでは、最短記録波長が0.5μm以下にな
っており、ほぼ限界に近づいている。これに対し、トラ
ック幅は8mmVTRのLPモードで10μmであり、
トラック幅の縮小化により記録密度の向上が期待される
と考えられる。従来トラック幅の縮小を阻んできた要因
には、トラック幅を減少するとトラッキングの高精度化
が必要になり、又必然的に、得られるC/Nが低下する
ためであった。これに対し、特開平2−46505号、
及び特開平2−46506号公報に記載されているよう
に複数のヘッドで信号を読みとり、信号を合成する磁気
記録再生装置が示されている。
されており、磁気記録密度の向上が必要になっている。
これに対し記録波長の短波長化と、トラック幅の縮小に
より高密度化が実現される。現在記録波長はハイバンド
8mmVTRでは、最短記録波長が0.5μm以下にな
っており、ほぼ限界に近づいている。これに対し、トラ
ック幅は8mmVTRのLPモードで10μmであり、
トラック幅の縮小化により記録密度の向上が期待される
と考えられる。従来トラック幅の縮小を阻んできた要因
には、トラック幅を減少するとトラッキングの高精度化
が必要になり、又必然的に、得られるC/Nが低下する
ためであった。これに対し、特開平2−46505号、
及び特開平2−46506号公報に記載されているよう
に複数のヘッドで信号を読みとり、信号を合成する磁気
記録再生装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、複数
のヘッドを用い信号を合成する事により波形等化をする
事を目的としている。このため、トラック幅の減少によ
るトラッキングの高精度化が考慮されておらず、トラッ
ク幅の減少によるトラッキングエラーが増加し、信号レ
ベルの減少を生じる。また、隣接トラックからの不要信
号のクロストークによりC/Nの低下を引き起こすとい
った問題があった。
のヘッドを用い信号を合成する事により波形等化をする
事を目的としている。このため、トラック幅の減少によ
るトラッキングの高精度化が考慮されておらず、トラッ
ク幅の減少によるトラッキングエラーが増加し、信号レ
ベルの減少を生じる。また、隣接トラックからの不要信
号のクロストークによりC/Nの低下を引き起こすとい
った問題があった。
【0004】本発明の目的は、トラック幅が減少しても
良好なトラッキング特性をもち、かつ高いC/Nが得ら
れる磁気記録再生装置を提供することにある。
良好なトラッキング特性をもち、かつ高いC/Nが得ら
れる磁気記録再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、記録媒体の
同一トラック上の信号を複数のヘッドで再生し、その内
少なくとも一つのヘッドから得られる信号を元にトラッ
キングを制御し、複数のヘッドから得られる再生信号を
合成することによって達成される。
同一トラック上の信号を複数のヘッドで再生し、その内
少なくとも一つのヘッドから得られる信号を元にトラッ
キングを制御し、複数のヘッドから得られる再生信号を
合成することによって達成される。
【0006】
【作用】同一トラックを複数のヘッドが再生し、その信
号を元にトラッキングを制御するので、他のヘッドはト
ラッキングエラーを極小にすることができ、隣接トラッ
クからの不要信号を拾うといったことが無く、また、複
数のヘッドから得られる信号を合成するため、得られる
再生信号のC/Nを向上する事ができる。
号を元にトラッキングを制御するので、他のヘッドはト
ラッキングエラーを極小にすることができ、隣接トラッ
クからの不要信号を拾うといったことが無く、また、複
数のヘッドから得られる信号を合成するため、得られる
再生信号のC/Nを向上する事ができる。
【0007】
【実施例】図1に本発明をアジマス記録を用いたVTR
に適用した場合の一実施例を示す。プラス側のアジマス
のトラックをn個のヘッド(1a、2a、…、na)が
この順番で再生し、マイナス側のアジマスのトラックを
n個のヘッド(図示せず)がこの順番で再生を行う様
に、回転シリンダ上に取り付けられている。以下プラス
側のヘッドについてのみ説明をするが、マイナス側につ
いても同様である。ヘッド1aからの再生信号はトラッ
キング検出手段dに入力され、テープの送り、及び、シ
リンダの回転を制御し、他のヘッドがトラッキングエラ
ーが最小になるように制御する制御手段sに信号を出力
する。ヘッド1a、2a、…、naから得られた再生信
号は、それぞれの信号が時間的に一致するように遅延回
路1t、2t、…ntを用いて加算される。複数のヘッ
ドから得られる信号を加算する事により得られる信号の
C/Nの改善量及び隣接トラックからのクロストーク量
をを表1に示す。
に適用した場合の一実施例を示す。プラス側のアジマス
のトラックをn個のヘッド(1a、2a、…、na)が
この順番で再生し、マイナス側のアジマスのトラックを
n個のヘッド(図示せず)がこの順番で再生を行う様
に、回転シリンダ上に取り付けられている。以下プラス
側のヘッドについてのみ説明をするが、マイナス側につ
いても同様である。ヘッド1aからの再生信号はトラッ
キング検出手段dに入力され、テープの送り、及び、シ
リンダの回転を制御し、他のヘッドがトラッキングエラ
ーが最小になるように制御する制御手段sに信号を出力
する。ヘッド1a、2a、…、naから得られた再生信
号は、それぞれの信号が時間的に一致するように遅延回
路1t、2t、…ntを用いて加算される。複数のヘッ
ドから得られる信号を加算する事により得られる信号の
C/Nの改善量及び隣接トラックからのクロストーク量
をを表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】実験には、ハイバンド8ミリVTRのLP
モードを用いメタルテープを使用した。ヘッドのトラッ
ク幅はすべて10μmとした。二つのヘッドから得られ
る信号を合成する事により約2dB、四つのヘッドから
得られる信号を合成する事により約3dBのC/Nの改
善が得られた。また、隣接トラックからのクロストーク
量は約4dB以上の改善が得られ、オフトラッキングが
減少していることが確認された。
モードを用いメタルテープを使用した。ヘッドのトラッ
ク幅はすべて10μmとした。二つのヘッドから得られ
る信号を合成する事により約2dB、四つのヘッドから
得られる信号を合成する事により約3dBのC/Nの改
善が得られた。また、隣接トラックからのクロストーク
量は約4dB以上の改善が得られ、オフトラッキングが
減少していることが確認された。
【0010】表2は、本発明を用いた第二の実施例のヘ
ッド構成を示す。
ッド構成を示す。
【0011】
【表2】
【0012】本実施例に於いては、トラッキング検出に
用いられるヘッド1a、1bのヘッドトラック幅Tw1
が、記録媒体上のトラック幅Twより大きく設定されて
おり、他のヘッドのヘッドトラック幅Tw2、…Twn
を記録媒体上のトラック幅より小さくした場合である。
ここでは、Tw1=14μm、Tw2、…Twn=6μ
mとした。このときのC/Nの改善量、及び隣接トラッ
クからのクロストーク量を表3に示す。
用いられるヘッド1a、1bのヘッドトラック幅Tw1
が、記録媒体上のトラック幅Twより大きく設定されて
おり、他のヘッドのヘッドトラック幅Tw2、…Twn
を記録媒体上のトラック幅より小さくした場合である。
ここでは、Tw1=14μm、Tw2、…Twn=6μ
mとした。このときのC/Nの改善量、及び隣接トラッ
クからのクロストーク量を表3に示す。
【0013】
【表3】
【0014】ヘッド2a、3aからの信号を合成する事
により、従来例よりも高いC/Nが得られている。一
方、隣接トラックからのクロストーク量は、10μmト
ラック幅のヘッドを用いた従来例に比べると、10dB
以上減少している。これは、従来例では、オフトラック
が発生したときにヘッドは隣接トラックの信号を再生す
る事になるが、本実施例では、オフトラックが2μm発
生したとしても、ヘッドは隣接トラックを走行しないの
で、隣接トラックの信号を再生するということが無いた
め、従来例に比べ隣接クロストークが大幅に改善される
ためである。また本実施例では、ヘッド1a、1bを記
録用ヘッドとして用いることにより、従来ギャップ長を
記録と再生特性の二つの制約から、それぞれの最適設定
ができなかったが、再生特性を犠牲にすること無く、記
録ヘッドのギャップ長を最適に設定することができ記録
効率の向上を改善すると言った効果も得られる。
により、従来例よりも高いC/Nが得られている。一
方、隣接トラックからのクロストーク量は、10μmト
ラック幅のヘッドを用いた従来例に比べると、10dB
以上減少している。これは、従来例では、オフトラック
が発生したときにヘッドは隣接トラックの信号を再生す
る事になるが、本実施例では、オフトラックが2μm発
生したとしても、ヘッドは隣接トラックを走行しないの
で、隣接トラックの信号を再生するということが無いた
め、従来例に比べ隣接クロストークが大幅に改善される
ためである。また本実施例では、ヘッド1a、1bを記
録用ヘッドとして用いることにより、従来ギャップ長を
記録と再生特性の二つの制約から、それぞれの最適設定
ができなかったが、再生特性を犠牲にすること無く、記
録ヘッドのギャップ長を最適に設定することができ記録
効率の向上を改善すると言った効果も得られる。
【0015】以上、本発明をハイバンド8mmVTRを
元に説明したが、他のVTRシステムに用いても同様の
C/Nの向上、及び、クロストーク低減効果が得られ
る。
元に説明したが、他のVTRシステムに用いても同様の
C/Nの向上、及び、クロストーク低減効果が得られ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、記録トラック幅を減少
しても、高C/N、かつ、隣接トラックからのクロスト
ーク信号の少ない信号が得られるので、VTRの記録密
度が大幅に向上する。
しても、高C/N、かつ、隣接トラックからのクロスト
ーク信号の少ない信号が得られるので、VTRの記録密
度が大幅に向上する。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
1a、1b、〜、na、nb…磁気ヘッド、 d…トラッキング検出手段、 s…テープ送りシリンダ回転制御手段、 1t〜nt…遅延回路。
Claims (3)
- 【請求項1】複数のヘッドが同一トラックの信号を再生
する磁気記録再生装置に於いて、 少なくとも前記ヘッドの一つから得られる信号をもと
に、前記ヘッドのトラッキングを制御し、同一トラック
の信号を再生する複数の前記ヘッドの信号を合成する手
段を設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記トラッキングを制
御するヘッドのトラック幅が、他の前記ヘッドのトラッ
ク幅以上である磁気記録再生装置。 - 【請求項3】請求項1または2において、前記ヘッドの
内、トラック幅の最大のヘッドを記録ヘッドとして用
い、他の前記ヘッドのトラック幅を記録媒体に残された
記録トラックピッチよりも小さい磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22686991A JPH0562141A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22686991A JPH0562141A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562141A true JPH0562141A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16851850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22686991A Pending JPH0562141A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562141A (ja) |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP22686991A patent/JPH0562141A/ja active Pending
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