JPH06103544A - ハイファイvtrにおける音声ヘッド - Google Patents

ハイファイvtrにおける音声ヘッド

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JPH06103544A
JPH06103544A JP25275692A JP25275692A JPH06103544A JP H06103544 A JPH06103544 A JP H06103544A JP 25275692 A JP25275692 A JP 25275692A JP 25275692 A JP25275692 A JP 25275692A JP H06103544 A JPH06103544 A JP H06103544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
audio
mode
track
heads
Prior art date
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Pending
Application number
JP25275692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tashiro
武 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH06103544A publication Critical patent/JPH06103544A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハイファイVTRにおける音声ヘッドについ
て、標準、3倍および6倍の3つの運用モードに共用で
きて構造の複雑化やコストアップを招くことなく、音声
品質として実用上問題のないレベルでの性能を確保す
る。 【構成】一対の音声ヘッド5は、回転ヘッドシリンダに
取り付けられFMオーディオ信号による記録再生が可能
となっている。これら一対の音声ヘッド5は、互いに逆
アジマスとなっており、標準モード、3倍モードに加え
て6倍モードにも共用するものである。トラックピッチ
が9.5μmの6倍モード時に隣々接トラック10cか
らのクロストーク妨害を極力軽減するために、それら各
音声ヘッド5のヘッド幅を公差を含めて22±1μmに
設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッドシリンダに
一対取り付けられて、FMオーディオ信号による記録再
生が可能で、かつ、運用モード(テープ走行速度)とし
ての標準モード、3倍モードに加えて6倍モードにも共
用可能なハイファイVTRにおける音声ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のハイファイVTRにおい
ては、回転ヘッドシリンダに一対の映像ヘッドとは別に
設けられた一対の互いに逆アジマスのFMオーディオ用
の音声ヘッドは、そのヘッド幅の値が26〜28μmに
選定されていた。この値のヘッド幅に対して、トラック
ピッチが58μmとなる標準モードや、トラックピッチ
が約19μmとなる3倍モードでは、アジマス分離効果
によってクロストークの問題は生じない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トラックピッ
チが3倍モードの場合の2分の1の約9.5μmとなる
6倍モードでは、ヘッド幅との関係において、音声ヘッ
ドが隣接トラックのさらに隣のトラックである隣々接ト
ラックまでトレースすることになる。その様子を図3の
トラックパターンに示す。
【0004】図3において、1はヘッド幅が26μmの
音声ヘッド、10はトラックピッチが6倍モードの場合
の音声トラック(ビデオトラックの深層部)で、10a
は現在のトレーストラックである主トラック、10bは
隣接トラック、10cは隣々接トラックを示す。
【0005】ヘッド幅26μmの音声ヘッド1は、隣接
トラック10bを全面的にトレースすることになるが、
この場合のクロストークに関してはアジマス分離効果に
より実質的に無視できる程度の低レベルまで軽減される
ので、特に問題とはならない。しかし、その音声ヘッド
1は、 26−9.5×2=7(μm) より、隣々接トラック10cをも7μm幅にわたってト
レースすることになる。
【0006】この7μmはトラックピッチ9.5μmの
約75%にも相当し、しかも、アジマス角度が同一方向
に傾斜しているため、記録されている信号成分とほぼ同
一レベルのクロストーク成分をピックアップすることに
なり、主トラック10aでの再生音声信号に対してかな
りの大きなレベルでのクロストーク妨害となる。
【0007】図2は、6倍モード時のヘッド幅(μm)
と記録再生のC/N比(FMオーディオ信号のキャリア
対ノイズ比:dB)との関係を示す特性図であるが、こ
の特性図でヘッド幅26〜28μmの場合を見てみる
と、記録再生のC/N比は、−15dB前後しか得られ
ない。これは、FMオーディオ信号の復調能力に対して
はほとんど余裕のないレベルであり、音声品質が悪すぎ
て実用レベルに達しているとはいえない。
【0008】図3の音声ヘッド1ではそのヘッド幅26
μmがトラックピッチ9.5μmに比べて大きすぎるこ
とからクロストーク妨害を生じていたことを勘案して、
6倍モードの場合のトラックピッチ9.5μmに対して
クロストーク妨害を生じないヘッド幅をもった6倍モー
ド専用の音声ヘッドの一対を標準・3倍モード用の音声
ヘッドとは別に回転ヘッドシリンダに設けることも考え
られる。しかし、ヘッド数が増える上に、モード切り換
えに伴ってヘッドアンプとの接続を切り換える回路が必
要となり、構造的に複雑化するとともにコストアップを
招来することとなる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、標準、3倍および6倍の3つの運用
モードに共用できて構造の複雑化やコストアップを招来
することなく、音声品質として実用上問題のないレベル
での性能を確保することができるハイファイVTRにお
ける音声ヘッドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハイファイ
VTRにおける音声ヘッドは、回転ヘッドシリンダに取
り付けられてFMオーディオ信号による記録再生が可能
で、かつ、標準モード、3倍モードに加えて6倍モード
にも共通な一対の互いに逆アジマスの音声ヘッドであっ
て、各音声ヘッドのヘッド幅を22±1μmに設定した
ことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】6倍モードの場合のトラックピッチ9.5μm
に対してヘッド幅22μmの音声ヘッドが隣々接トラッ
クをトレースする幅は、 22−9.5×2=3(μm) となる。これは、トラックピッチ9.5μmの約31.
6%に相当する。この場合、隣々接トラックからピック
アップするクロストーク成分は主トラックからの再生F
Mオーディオ信号に対して、−10dB程度の低下をも
たらす。公差の±1μmを加味した場合でも、隣々接ト
ラックをトレースする幅は、2〜4μmであり、これは
トラックピッチ9.5μmの約21〜42%に相当し、
この場合でも、レベル低下は、−10dB程度である。
【0012】しかし、上記の程度であれば、再生FMキ
ャリアのレベル不足による極端なノイズ発生は起こら
ず、C/N比のレベルも、少なくとも−20dB前後は
確保でき、FMオーディオ信号の復調については実用レ
ベルでは問題とならない程度に性能の良いものとなり、
音声品質も良好である。
【0013】このヘッド幅22±1μmの一対の音声ヘ
ッドは、標準、3倍および6倍の3つの運用モードに共
通であるから、回転ヘッドシリンダの構造の複雑化を招
かずにすみ、ヘッドアンプとの間の切り換え回路も不要
となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るハイファイVTRにおけ
る音声ヘッドの一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0015】図1は、回転ヘッドシリンダに取り付けら
れる一対の音声ヘッド5の各ヘッド幅を22μmに設定
したときの6倍モードでのトラックパターンを示す。こ
の図においても、10は6倍モードの場合の音声トラッ
ク(ビデオトラックの深層部)で、10aは現在のトレ
ーストラックである主トラック、10bは隣接トラッ
ク、10cは隣々接トラックを示している。
【0016】6倍モードの場合のトラックピッチは9.
5μmであり、音声ヘッド5のヘッド幅を22μmに設
定すると、その音声ヘッド5は、隣接トラック10bを
全面的にトレースすることになる。しかし、この場合の
クロストークに関しては、主トラック10aと隣接トラ
ック10bとは互いに逆アジマスの関係にあるためアジ
マス分離効果により実質的に無視できる程度の低レベル
まで軽減されることになり、特に問題とはならない。
【0017】次に、隣々接トラック10cからのクロス
トークについて見てみる。
【0018】22−9.5×2=3(μm) より、隣々接トラック10cを3μm分トレースして3
μm分の信号成分をピックアップことになる。隣々接ト
ラック10cは主トラック10aに対して同一アジマス
であるから、3μm分のクロストーク成分が主トラック
10aから再生したFMオーディオ信号に影響を与える
ことになる。
【0019】しかし、この3μmはトラックピッチ9.
5μmの約31.6%に相当し、そのクロストーク成分
は再生FMオーディオ信号に対してもたらすレベル低下
は、せいぜい、−10dB程度にとどまっている。この
程度であれば、再生FMキャリアのレベル不足によるバ
リバリ音などの著しく品質を損なうようなノイズの発生
は起こらない。
【0020】図2に示した、6倍モード時のヘッド幅
(μm)と記録再生のC/N比(キャリア対ノイズ比:
dB)との関係を示す特性図で見ると、公差の±1μm
を含めたヘッド幅22±1μmにおいて、記録再生のC
/N比のレベルも、−20dB前後を確保することがで
きることが分かる。これは、音質に若干の劣化をもたら
すが、FMオーディオ信号の復調能力について実用上問
題のないレベルの性能であり、実用レベルで充分に良好
な品質を保つことができる。
【0021】標準モードの場合はトラックピッチが58
μmであり、ヘッド幅が22μmの音声ヘッド5であれ
ば、従来のヘッド幅26〜28μmの音声ヘッドに比べ
て、1.5〜2.0dB程度出力が低下することなる。
しかし、標準モードの場合には再生FMキャリアがもと
もと充分なレベルをもっているため、上記の程度の出力
低下は特には問題とはならない。
【0022】3倍モードの場合はトラックピッチが約1
9μmであり、音声ヘッド5のヘッド幅22±1μmが
そのトラックピッチよりも大きいことから隣接トラック
10bをトレースすることになるが、アジマス分離効果
によってクロストーク妨害が生じない。隣々接トラック
10cはトレースしない。
【0023】以上のように、標準、3倍および6倍の3
つの運用モードのすべてにおいて、クロストーク妨害の
問題がない良好なFMオーディオの性能が得られる。し
かも、標準、3倍および6倍の3つの運用モードに対し
て一対のみの音声ヘッド5を共用するものであり、特定
のヘッド幅をもった専用の音声ヘッドを別に一対設ける
必要もないので、構造の複雑化を招くことなく、また、
ヘッドアンプとの間の切り換え回路も不要となり、コス
トアップも避けることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ヘッド
幅を22±1μmに設定することにより、一対の音声ヘ
ッドのみを標準、3倍および6倍の3つの運用モードに
共用して構造の複雑化やコストアップを招かずにすみ、
それでいて、標準モードおよび3倍モードの場合はもち
ろん6倍モードにおいても隣々接トラックからのクロス
トーク妨害を充分に軽減でき、FMオーディオ信号の復
調について実用上充分な性能を確保できるとともに音声
品質を良好なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るハイファイVTRにお
ける音声ヘッドにおける6倍モードでのトラックパター
ン図である。
【図2】6倍モードでのヘッド幅対C/N比の特性図で
ある。
【図3】従来例に係るハイファイVTRにおける音声ヘ
ッドにおいて6倍モードでのトラックパターン図であ
る。
【符号の説明】
5 音声ヘッド 10a 主トラック 10b 隣接トラック 10c 隣々接トラック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドシリンダに取り付けられてF
    Mオーディオ信号による記録再生が可能で、かつ、標準
    モード、3倍モードに加えて6倍モードにも共通な一対
    の互いに逆アジマスの音声ヘッドであって、各音声ヘッ
    ドのヘッド幅を22±1μmに設定したことを特徴とす
    るハイファイVTRにおける音声ヘッド。
JP25275692A 1992-09-22 1992-09-22 ハイファイvtrにおける音声ヘッド Pending JPH06103544A (ja)

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JP25275692A JPH06103544A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 ハイファイvtrにおける音声ヘッド

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JPH06103544A true JPH06103544A (ja) 1994-04-15

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JP (1) JPH06103544A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001398A1 (fr) * 1999-06-28 2001-01-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement/reproduction magnetique
WO2001001397A1 (fr) * 1999-06-28 2001-01-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement/reproduction magnetique
WO2001001399A1 (fr) * 1999-06-28 2001-01-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'enregistrement/reproduction magnetique

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US6275647B1 (en) 1999-06-28 2001-08-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video tape recorder
US6731861B1 (en) 1999-06-28 2004-05-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video tape recorder

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