JPS59124004A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気テープを用いて映像信号及び音声信号を
記録再生する磁気記録再生装置（以２降ＶＴＲと略す）
において、特に再生音質の内実に好適な方法に関する。

従来のヘリカルスキャンＶＴＲでは、映像信号と音声信
号を磁気テープ上に記録するのに、入力された映像信号
と音声信号を各々信号処理したあと各々の専用ヘッドを
介して磁気テープ上の異なった場所（トラック）Ｋ記録
している。

即ち映像信号は映像ヘッドで磁気テープの長手方向に対
して斜めに設けられた映像トラックに記録され、音声信
号は磁気テープの長手方向に沿って設けられた音声トラ
ックに記録されている。

ところで近年磁気ヘッドや磁気テープの改良に伴ない映
像信号の磁気記録再生特性が向上してきた。このため所
望の８／Ｎを得るのに必要なテープ量が少なくすみ、テ
ープ速度を遅くして記録密度を向上させるようになって
きた。しかしこの場合音声信号の方は、音声ヘッドが固
定されているため、テープ速度が遅くなった分だけ再生
音声出力の帯域が狭くなシ、Ｓ／Ｎも劣化するという欠
点があった。

これに対して音声信号を周波数変調し、第１図に示すよ
うにＦＭ変調された輝度信号１６と低域変換されたクロ
マ信号１７の間の帯域にＦＩＶＩ音声信号１８を多重す
ることが提案、検討され天きた。この場合テープとヘッ
ドの相対速度が大。

幅に大きくなシ、音質は著しく向上する。しかし従来と
同じ帯域にＦＭ輝度信号１６と低域変換クロマ信号１７
を設定すると、両信号の間の帯域。

は狭いため、両信号がｐＭＨ声信号１８とクローストー
クして、再生画質あるいは再生音質の劣化を生じる。即
ち従来と互換性を有した状態で再生音質の向上を実現さ
せることは困難であるという欠点があった。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくシ、映
像信号の高＠度記録化に際しても、従来と互換性を有す
る形で再生画質を大幅に向上できるＶ’ｒＲを提供する
ことにある。

上記目的を達成するために、本発明では、まず音声信号
に応じてＦＭ変調された音声変調信号を映像信号用の記
録トラックに記録し、次に輝度信号に応じてＦＭ変調さ
れた輝度変調信号と低域変換されたクロマ低域信号を上
記音声変調信号が記録′されたと同じトラックに重ね書
き記録するものである。なお音声変調信号は上記輝度変
調信号とクロマ低域信号の間の帯域に設定する。しかも
テープ走行速度が従来の標準速モードよシ高密度記録化
に応じて遅くなった低速モードと上記標準速モード各々
に対して、映像信号用回転ヘッドを設けるとともに、上
記音声変調信号用にも回転ヘッドを設け、゛各々のテー
プ速度モードの映像用回転ヘッドと上記音声用回転ヘッ
ドの配置及びこれらのヘッド間の取付面の高さに所定の
関係を持たせるものである。

而してトラックピッチ最大限に映像信号を記録。

でき、かつ音声変調信号が重ね書きされる映像。

記録トラック内に記録されるようにするものである。

以下本発明を一実施例によシ説明する。第２図、第３図
は本発明におけるシリンダへのヘッド配置を示すもので
ある。第２図において、シリンダ１９上には、はぼ１８
０°の間隔をもって配置されかつアジマス角度が互いに
異なる２個一対の映像ヘッド２０と２１、及び２２と２
３が、２０と２１は環準速モード（速度Ｖｌ　）用とし
て、２２と２３は低速モード（速度ｖｚ）用として設置
されている。ま。たシリンダ１９上には、同様にほぼ１
８０”の間隔をもって配置されかつアジマス角度が互い
に異なる２個一対の音声ヘッド２４と２５が、上記映像
ヘッド２ｏと２１からは角度αだけ、また上記映像ヘッ
ド２２と２５からは角、度βだけ離れた所に配置されて
いる。なおシリンタ１９の回転方向は矢印２６とする。

また各へ。

ラドのギャップ対向面とヘッド回転進行方向基。

直面とのなすアジマス角度として、例えば映像ヘッド２
０％２２には十〇、映像ヘッド２１．２５には、−θ、
音黙ッド２４．２５には各々＋ψ、−ψという角度をも
たせ、アジマス損失にょシ隣接。

及び同一トラック間で生じる音声、映像信号へ。

のクロストークを軽減している。

また映像ヘッド２０〜２３と音声ヘッド２４．２！の取
付面の高さに第６図に示すような段差Ｔｄ＋１゛ｄ２を
設けている。なお第５図に示すように映像ヘッドのトラ
ック幅は、各テープ速度に応じて出来るだけ記録トラッ
ク幅が広くてきＳ／Ｎを向上できるように、標準速モー
ド用映像ヘッ。

ド２０．２１の方を広くしている。

上述のように配置されたヘッドに対して、標準速モード
の場合には映像ヘッド２０と２１を、低速モードの場合
には映像ヘッド２２と２３を選択し、音声ヘッド２４．
２５と共に用いられる。そして第４図、第５図に示した
角度α、β及び段差Ｔ　ｄ＋　　Ｔ　ｄ　＝をテープ走
行速度に応じて上述のある関係にすることにより、初め
に音声変調信号を記録し、次に映像変調信号を両モード
とも良好な状態で重ね書きすることとなシ、磁気テープ
の磁性層の奥深くまで音声変調信号が記録され、そのあ
と磁性層の表面に音声変調信号よｐ高周波な輝度変調信
号が消去されることなく記録されることとなる。

以下ＮＴＳ　Ｃ用ＶＨ８方式のＶＴＲの場合を引用して
説明する。上記方式のＶＴＲでは、記録密度の向上に伴
ない、テープ走行速度に標準速モードに対して３倍遅い
１／３速モードが設けられ１、高密度記録化を実現して
いる。この場合映像記録トラックピッチＴｐは 標準速モード：　Ｔｐ、　：　６０μｍ１１５速モー下
＝　Ｔ　ｐ　２７２０　ｔ’　ｍである。

まず１１５速モードの場合についてのべる。この場合、
音声ヘッド２４．２５及び映像ヘット２２．２３のトラ
ック幅’Ｉ’ｓ、ＴＶ□を上記トラックピッチＴｐ２＝
２０μｍ以上にしておけば、音声及び映、像変調信号は
トラックピッチいっばいに記録され、最も高密度記録化
がはかれる。ところで音声ヘッド２４．２５のあとにお
くれで映像ヘッド２２．２５が記録トラックをトレース
するので、　　　　　゛段差Ｔｄかないと第６図に示す
ようにおくれ九角度！に応じて映像ヘッドの記録開始の
左端位置Ｑ＋は音声ヘッドの記録開始の左端位、ｆＱ２
とずれてしまい、先に記録され′−左側の映像トラック
が音声ヘッドで消去されてしまうという問題α２ わされる。そこで音声ヘッド２４．２５と映像へラド２
２．２３の取付は高さに上記すれと同じ段差Ｔｄ２を付
けると、第７図に示すように上述のずれは解消でき、映
像と音声信号が同一トラックに記録できるようになる。

即ち α２″ Ｔｄ２＝ＸＴｐ、・・・・・・・・・・・・・・曲曲・
・（１）１８０’ を嫌ぼ満足させれば、低速モード時に映像、音声信号の
高密度記録化が実現できる。

一方標準速モードの場合は、音声ヘッド２４．２５及び
映像ヘッド２０．２１のトラック幅″ｒｓ１Ｔｖ＋を上
記トラックピッチＴｐ、＝ｓｏμｍ以上にしておけば、
音声及び映像変調信号はトラックピッチいっばいに記録
される。またこの場合も段差がないと、第８図に示すよ
うに１／３速モードでのべたと同様に、音声ヘッドと映
像ヘッドはど生じ、これによシ先の映像トラックが消去
される。そこでこの場合は をほぼ満足させれば、第９図に示すように上述のずれを
なくせる。

即ち式（す、（２）を同時に満足させるようなヘッド配
置にすれば、標準速、１１５速両モードとも映像と音声
を同一トラックにフルピッチで記録でき最も記録密度を
上げることができる。

なお上述の例では、低速モードとして１１５速を取り上
げたが、テープ走行速度がかわってもＴｐｌ、Ｔｐ２の
値が変化するだけであシ、どえな速度でも同様の効果が
得られることは明白である。

また上述の例では標準速モードに対して低速モードが１
　ｉ［ｆｆｉあシ計２モードの場合について説明し７Ｅ
が、３モ一ド以上ある場合（ｎモード）を満足すれば同
様の効果が得られる。なおＴｄｎｅｘ　ｎ　ｓ　’Ｉ　
ｐ　ｎは各々ｎモード時の段差、ヘッド配置角度、トラ
ックピッチである。

ところで、第４図、第５図、第７図、第９図は具体的数
値例としては、概略、αＩ＝６０°、Ｑｚ　＝　９０’
　％Ｔ（１１＝　２０Ａｍ　、　’ｉ’ｄ２＝　１０７
Ｊ１０７Ｊ合を示してあり、式（１）、（２）を満足し
ている。ヘク鼾−のトラック幅（ｄ　’１’ｖ＋　≧６
０　Ｂｉ１２．、　’ｉ’ｖ２≧２０μｍＴｓ≧６０μ
ｍとして、最も高密度な記録を可能としている。但し再
生時の隣接トラック、からのクロストークを考慮すれば
、出来るだけヘッドのトラック幅をトラックピッチに近
づけた方がよい。音声の低速モードの隣々接からのクロ
ストーク（このときアジマス効果はなし）の軽減に注目
し、音声の標準速モードの８７Ｎ劣化を許容すれば、Ｔ
ｖ＋中６０ｔｇｍ、　Ｔｖ２中２Ｄｐｍ、　２０≦Ｔｓ
≦４０μＩＴＪ　／ｌ呈度が鏝も適当なところである。

この場合記録トラックパターンは、１／６速、標準速モ
ードで各々第８図、第９図のようになる（　Ｔｓ　＝　
５０々１ｎで図示）。

また本発明の他の一具体的実施例を第１０図、第１１図
に示す。この場合段差Ｔｄ＋　＝＝　Ｔｄ２＝１０μｍ
で、音声ヘッドのみ段差がある。ａ１＝：＝６０ａα２
＝９０°であシ、式（１）、（２）を満足している。ヘ
ッドトラック幅に関しては上述の場合と同様であシ、例
えばＴｖ＋　＝　６０／ＪＩＴＩ、　Ｔｖ＊　＝２０ｐ
ｍ。

ＴＳ＝３０μｌηとすれば、記録トラックパターンは第
８図、第９図と同じになる。

なお逆に各々の映像ヘッド間での段差がない”　チＴｄ
　ｌ＝　””　ｄ　２　ノ場合Ｋ　（ｄ、式（１）、（
２）　ヨ、９Ｑ　２　　　Ｔｐ。

を満足すればよいことがわかる。

さらに本発明の他の一具体的実施例を第１２図、第１３
図に示す。各ヘッドの間隔を等しくした場合である。記
録ドーフツクパターンはヘッドトラック幅の条件を上述
例と同じにすれば、第８図、第９図となる。

ところで以上の例ではトラックピッチ間に出来るだけ記
録でき音質１画質の大幅な向上が実現できるが、再生時
のトラッキングずれ中段差トレースして映像変調信号を
消去してしまうこともある。これに対しては上記ずれに
対する段差付けを若干太き目にすればよい。即ちとすれ
ばよい。逆にある段差にほぼ固定で１きれば、トラック
ピッチＴ、ｎはほぼ一定だから、角度αを小さ目にして
やればよいことが明白である。この場合余裕幅を２７と
すれば記録トラック。

パターンは第１４図（１１５速モ一ド時）、第１５図（
標準速モード時）のようになり、特に標準速モードのと
きｌ・ラッキングずれによる音声から映像への妨害が大
きく変動しないという効果がある。

ムお以上の説明では音声ヘッド２４．２５のアジマス角
度を各々十ψ、−ψとしたが、逆にしてもアジマス効果
が得られ本発明の効果が同様に得られることは明白であ
る。

また本漬用例以外のＰＡＬ方式Ｖ’ＴＩ３あるいはベー
タ方式家庭用ＶＴＲでも同様なことはもちろんでおる。

以上説明したように、本発明によれば、標準速以外のテ
ープ走行速度時にも最良の高密度記録が実現でき、良好
な再生音質６画質が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のＶＴＲの動作を説明する図、第・２図、
第３図は本発明におけるヘッド配置の一実施例を示す図
、第４図〜第９図、第１４図、第１５図は本発明の詳細
な説明する記録トラックパターン図、第１０図、第１１
図は本発明の他の一実施例を示す図、第１２図、第１３
図は本発明のさらに他の一実施例を示す図である。 １９・・・シリンダ ２０〜２５・・・映像ヘッド ２４．２５・・・音声ヘッド ２６・・・ヘッド進行方向 第２図 ７ 、”ｗ 第４　図 多ト　　　乙　　　図 第　７　凹 第　δ　図 第　ヲ　図 第　７０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ヘリキャルスキャン式磁気記録再生装置において、テー
   プ走行標準速度用の第１と第２の映像ヘッドと、テープ
   走行速度が上記標準速と異なる速度用の第３と第４の映
   像ヘッドと、第１と第２の音声ヘッドとを回転体に設置
   し、第１と第２の映像ヘッド、および第３と第４の映像
   ヘッド、および第１と第２の音声ヘッドは各々回転軸に
   対してほぼ対称な位置に配置され、かつそのギャップ対
   向面が回転平面に対してそれぞれ異なる方向の傾きを有
   し、かつ第１と第２の音声ヘッドと５ＩｆＪ１と第２の
   映像ヘッドとの取付ケに段差Ｔｄ、を設け、かつＪｌと
   第２の音声１ヘツドと第３と第４の映像ヘッドとの取付
   けに段差Ｔｄｚを設け、かつ第１と第２の音声ヘッドを
   むすぶ直線と第１と第２の映像ヘッドをむすぶ直線との
   なす角度をα＋　（ｄｅｇ）とし、第１と第２の音声ヘ
   ッドをむすぶ直線と第６と第４の映像ヘッドをむすぶ直
   線とのなす角度をαｚ（ｄｅｇ）とし、標準速度および
   標準速と異なる速度のトラックピッチを各々Ｔ　、Ｔ　
   としたときｐｌ　　　　　ｐｌ という関係を有するように各々のヘッドを配置すること
   を特数とする磁気記録再生装置。