JPH0561885U - デジタルオーディオテープレコーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TOC キャラクタモードをサポートする場合、
特に、キャラクタの入力／出力及び表示などの制御を行
うために新たなキースイッチを設けず、現行のスイッチ
を共用し、且つ、使用者に解り易い操作としたデジタル
オーディオテープレコーダを提供するものである。 【構成】 デジタルオーディオテープレコーダの各種機
能操作を行うキースイッチのMODEキースイッチ1eを操作
することでモードをTOC キャラクタモードにし、他の一
部のキースイッチをTOC キャラクタモードに対応したキ
ースイッチとして操作できるように現行のキースイッチ
を共用し、TOC キャラクタ入力／出力／修正操作を表示
装置２に表示させながら行えるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はデジタルオーディオテープレコーダのテープ始端部に記録されたTO C のキャラクタモードにおけるキャラクタの入力／出力或は、表示などの制御を 行うためのキー操作に好適なデジタルオーディオテープレコーダに関する。

【０００２】

【従来技術】

従来のデジタルオーディオテープレコーダとしては、TOC キャラクタモード時 のキャラクタの入力／出力或は、表示の操作にはTOC キャラクタモード専用のキ ースイッチを設けて構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のデジタルオーディオテープレコーダにおいては、TOC のキャラ クタモードをサポートする場合、使用者がキャラクタを入力でき、更に、修正、 追加を可能とし、テープ上に記録されたTOC キャラクタを表示装置に表示する操 作を行うためのキースイッチを特別に設けねばならず、キースイッチの数が多く なってしまいキー操作を難解にする欠点が生じていた。

【０００４】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、TOC キャラクタモード時にキャラクタの操作を行うため の新たなキースイッチを設けず、他の機能操作用のキースイッチと共用してキー スイッチの数を減らしたデジタルオーディオテープレコーダを提供するところに ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案のデジタルオーディオテープレコーダは、磁気テープの始端部にあっ て、磁気テープに記録された内容をテーブル化して読出し表示させるように管理 されたTOC(Table of Contents)機能を持つデジタルオーディオテープレコーダに おいて、前記TOC 機能におけるTOC のキャラクタモードでの文字の入力／出力或 は、表示の操作を行うためのキースイッチを現行の他の機能操作用キースイッチ を使って共用で使用するように構成したものである。

【０００６】

【作用】

この考案によれば、TOC 機能におけるTOC のキャラクタモードでの文字の入力 ／出力或は、表示の操作を行うためのキースイッチを現行の他の機能操作用キー スイッチを使って共用で使用するように構成したので、新たなキースイッチを設 けることなくTOC のキャラクタモードを操作することができるようになる。

【０００７】

【実施例】

この考案に係るデジタルオーディオテープレコーダの実施例を図１乃至図３に 基づき説明する。

【０００８】 図１はこの考案における共用して使用するキースイッチを示したキースイッチ 配列図、図２は共用するキースイッチの操作による各モードの働きを示す図、図 ３は表示装置に表示されたTOC キャラクタモードのキャラクタ入力／修正の状態 を示す図である。

【０００９】 図において、１はキースイッチボード、1aはFFキースイッチ、1bはREW キース イッチ、1cはUPキースイッチ、1dはDownキースイッチ、1eはMODEキースイッチ、 1fはENTER キースイッチ、1gはCHECK キースイッチ、２は表示装置である。

【００１０】 尚、図１における太線枠内のキースイッチは他の機能と共用するキースイッチ である。

【００１１】 次に、使用者がTOC のキャラクタを入力する場合のキースイッチの操作につい て図１乃至図３に基づいて説明すると、まず、キースイッチボード１上の共用の キースイッチであるMODEキースイッチ1eを操作する毎にモードは図２に示すよう に通常再生モード→プログラム再生モード→TOC キャラクタモードの順で切換え られるようになっているので、TOC キャラクタモードに設定する。

【００１２】 次に、同様に共用のキースイッチであるCHECK キースイッチ1gの操作でTOC キ ャラクタモードの中のTOC キャラクタ入力／修正モードに設定すると、表示装置 ２には図３に示すようなアスキーコードとキャラクタ位置指標となるカーソル表 示が表示される。

【００１３】 キャラクタを選択するためにはFFキースイッチ1a及びREW キースイッチ1bを操 作してカーソルを順送り或は、逆送りして所望のキャラクタをENTER キースイッ チ1fの操作で装置内のメモリに記憶する。

【００１４】 上記の操作を繰り返すことにより使用者が記録しておきたい名曲やメモ等を作 成することができる。

【００１５】 また、曲番(PNO）やメモ等に対するキャラクタ入力の終了はFFキースイッチ1a でカーソルをEND の位置に移動してENTER キースイッチ1fを操作すれば、次の曲 番(PNO）やメモ等の入力モードになり、総ての入力終了時はMODEキースイッチ１
ｅ の操作によってこのＴＯＣ キャラクタモードを抜けた時点で使用者のTOC キャ
ラク タ入力終了と判断される。

【００１６】 尚、キャラクタの修正についても同様の手順で曲番(PNO）やメモ等に対してTO C キャラクタを再入力することで行うことができる。

【００１７】 また、MODEキースイッチ1eの操作でTOC キャラクタモードにして更に、CHECK キースイッチ1gの操作でTOC キャラクタ入力修正モードよりTOC キャラクタリス トモードになり、このTOC READキースイッチ1hの操作でテープ上のTOC データを 読み取ったり、UPキースイッチ1c或は、Downキースイッチ1aの操作で使用者が入 力した表示装置２上に表示されるTOC キャラクタをスクロールさせながら総ての TOC キャラクタの確認をすることができる。

【００１８】 上記のようにこの考案によれば他の機能操作のためキースイッチ動作内容が似 かよった操作の共用キースイッチとして使用でき、TOC キャラクタモード時の操 作においてイメージし易くすることができる。

【００１９】 尚、共用するスイッチをデジタルオーディオテープレコーダのリモコンキース イッチにのみ対させてもよい。

【００２０】 また、リモコンのキースイッチをアスキーコード入力用のキースイッチとして 定義して共用させてもよい。

【００２１】

【考案の効果】

この考案に係るデジタルオーディオテープレコーダによれば、上述のように構 成したので、以下のような効果を奏する。

【００２２】 TOC キャラクタ入力用のキースイッチを他の機能設定キーと共用したためキー スイッチの総数を削減できる効果がある。

【００２３】 また、共用とするキースイッチの機能設定名称の使用がTOC キャラクタ時にも イメージし易い名称なので、取扱い効果もある。

【００２４】 しかも、ハードウエア上追加する部品もなく実施も容易であるなどの優れた特 長を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案における共用して使用するキースイッ
チを示したキースイッチ配列図である。

【図２】この考案の共用するキースイッチの操作による
各モードの働きを示す図である。

【図３】この考案の表示装置に表示されたTOC キャラク
タモードのキャラクタ入力／修正の状態を示す図であ
る。

【符号の説明】

１ キースイッチボード 1a FFキースイッチ 1b REW キースイッチ 1c UPキースイッチ 1d Downキースイッチ 1e MODEキースイッチ 1f ENTER キースイッチ 1g CHECK キースイッチ 1h TOC READキースイッチ ２ 表示装置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気テープの始端部にあって、磁気テー
   プに記録された内容をテーブル化して読出し表示させる
   ように管理されたTOC(Table of Contents)機能を持つデ
   ジタルオーディオテープレコーダにおいて、 前記TOC 機能におけるTOC のキャラクタモードでの文字
   の入力／出力或は、表示の操作を行うためのキースイッ
   チを現行の他の機能操作用キースイッチを使って共用で
   使用するように構成したことを特徴とするデジタルオー
   ディオテープレコーダ。