JPH0560330B2 - - Google Patents
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- JPH0560330B2 JPH0560330B2 JP11877887A JP11877887A JPH0560330B2 JP H0560330 B2 JPH0560330 B2 JP H0560330B2 JP 11877887 A JP11877887 A JP 11877887A JP 11877887 A JP11877887 A JP 11877887A JP H0560330 B2 JPH0560330 B2 JP H0560330B2
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Landscapes
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
Description
技術分野
本発明は、青果物等を減圧下に雰囲気ガス分圧
を制御して貯蔵する方法に関する。 従来技術 高減圧下に青果物等を貯蔵することが知られて
おり、例えば特公昭57−4298号に報告されてい
る。 また、一方、貯蔵庫内のガス雰囲気を調整して
青果物の保存期間を延長する方法が、CA貯蔵法
（Controlled Atomosphere Storage）として知
られている。 多品種、少量の青果物等を取扱う商店や飲食店
では、同一ガス条件の貯蔵室に各種の青果物等を
一緒に保存しているのが実状である。しかし、青
果物は種類によつて最適の保存条件が異なるた
め、各青果物に対しては必ずしも最適な保存状態
となつていない。また、同時に同じ貯蔵室に保存
する場合、ある青果物の発生するエチレン等の植
物ホルモンにより、他の青果物の品質の老化を招
くという問題もあつた。 特公昭58−26293号には、果実等を保存するた
めの多室構造の気密室が報告されている。しか
し、この多室構造気密室は、ある室を開放したと
きに他の室の真空が破られることを防止するため
に多室構造とし、また、気密室構造を特定して必
要な強度を実現したものであり、本発明とは技術
的に異質なものである。 発明の目的 本発明は、ガス組成、減圧度等の貯蔵ガス条件
を各室毎に別個に、容易に制御できる多室貯蔵シ
ステムを提供することを目的とする。 発明の構成 本発明の異なつたガス条件をもつ多室貯蔵法
は、貯蔵庫内を減圧したり、酸素、二酸化炭素等
の雰囲気ガス分圧を制御して青果物等を貯蔵する
方法において、 貯蔵庫を複数の貯蔵室に分割し、あるいは独立
した複数の貯蔵室を組合せて貯蔵庫とし、各貯蔵
室にそれ各貯蔵室にそれぞれ別個に独立して雰囲
気ガス供給量制御手段および減圧度制御手段を具
え、雰囲気ガス供給源を前記雰囲気ガス供給量制
御手段を介して各貯蔵室に連結し、各貯蔵室ごと
に該雰囲気ガス供給量制御手段によりガス分圧を
調整して常時供給すると共に、真空排気系を前記
減圧度制御手段を介して各貯蔵室に連結し、各貯
蔵室ごとに該減圧度制御手段により減圧度を調整
することによつて各貯蔵室のガス雰囲気を別個に
制御することを特徴とする。 本発明においては、さらに各貯蔵室にそれぞれ
温度制御手段を設け、各貯蔵室ごとに雰囲気温度
を調整することもできる。 以下、添付図面に沿つて本発明をさらに詳細に
説明する。 実施例 第１図に示すように独立した複数の貯蔵室４３
ａ，４３ｂ……，４３ｎから貯蔵庫４１が構成さ
れている。各貯蔵室４３ａ，４３ｂ……，４３ｎ
には真空レギユレータ４５ａ，４５ｂ，……，４
５ｎ（減圧度制御手段）が設けられ、これらを介
して真空ポンプ４７（真空排気系）に連結されて
おり、各貯蔵室４３ａ，４３ｂ，……，４３ｎで
真空ポンプ４７を共有している。 一方、雰囲気ガス供給源１１として、空気供給
源１３、CO2ガス供給源１５、N2ガス等供給源
１７が設けられている。 雰囲気ガス供給源１１は、これらは雰囲気ガス
供給量制御手段２１ａ，２１ｂ，……，２１ｎを
介して、各貯蔵室４３ａ，４３ｂ，……，４３ｎ
に連結されており、各貯蔵室４３ａ，４３ｂ，…
…，４３ｎは雰囲気ガス供給源１１を共有してい
る。 雰囲気ガス供給量制御手段２１ａは、主として
O2源としての空気の流量を制御する空気レギユ
レータ２３ａおよび空気流量調節弁２５ａと、
CO2源の空気の流量を制御するCO2レギユレータ
２７ａおよびCO2流量調節弁２９ａと、N2ガス
等の他の雰囲気ガスの流量を制御するN2ガス等
レギユレータ３１ａおよびN2ガス等流量調節弁
３３ａとから構成され、 それぞれレギユレータ２３ａ，２７ａ，３１ａ
で圧力調整を、また、ガス流量調節弁２５ａ，２
９ａ，３３ａでガス流量の微調整を行なう。各雰
囲気調整用ガスは、調湿器３５ａにより水分量
（湿度）を調整して貯蔵室４３ａに導入される。
水分量の調整は、バイパスバルブ３７ａの開度を
調整することにより行なわれる。なお、第１図で
示したバブラーに代えて、超音波発振器により水
蒸気を雰囲気ガス中に導入することもできる。 まず、雰囲気ガス源として、空気およびCO2を
用いる場合について説明する。貯蔵室４３ａの
O2ガス分圧は、真空レギユレータ４５ａを調節
して真空ポンプ４７により貯蔵室内空気を減圧す
ることにより調整され、CO2ガス分圧はCO2ガス
の流入量により調整される。したがつて、この場
合、O2分圧は１気圧の空気中でのO2分圧（約
160torr）以上に設定することはできない。また、
CO2分圧も、減圧度に関連して上限値があるた
め、減圧度が決定されると、O2ガス分圧とCO2ガ
ス分圧との比は所定の範囲に限定される。 貯蔵室４３ａのO2ガス分圧をPo2（torr）、CO2
ガス分圧をPco2（torr）にする場合、全圧Ｐ
（torr）を Ｐ＝（Po2／0.21）＋Pco2（torr） となるように真空レギユレータ４５ａにより調整
し、空気CO2の流量比を調節弁２５ａ，２９ａに
より、次のようになるようにすれば、所定のO2、
CO2ガス分圧および減圧度を実現できる。 CO2ガス流量／空気流量＝Pco2／Po2／0.21 圧力、流量は各貯蔵室ごとに独立して調節でき
るため、同様の手順で貯蔵室４３ｂ，……，４３
ｎごとに異なつたO2分圧、CO2分圧、減圧度を設
定することができる。また、湿度についても同様
に各室ごとに設定することができる。 さらに、第１図に示すようにCO2ガス供給源の
他に、青果物等の保鮮上の点で影響が少ないN2
ガス等供給源１７、およびこの流量制御手段３１
ａ，３３ａを装備することにより、減圧度と無関
係にO2ガスとCO2ガスとの分圧比を自由に設定す
ることができる。即ち、各貯蔵室４３ａ，４３
ｂ，……４３ｎごとに独立して流量制御手段およ
び減圧度制御手段を具えているので、全圧Ｐ
（torr）〔減圧度〕と、空気、CO2ガス、N2ガスの
流量比とが、次式(1)、(2)を満足にすれば、O2ガ
ス分圧、CO2ガス分圧および全圧を、自由に各貯
蔵室ごとに独立して設定できる。なお、PN2はN2
ガス分圧（torr）を示す。 Ｐ＝Po2＋Pco2＋PN2 …(1) 空気流量：CO2ガス流量：N2ガス流量 ＝（Po2／0.21）：Pco2：PN2−0.76／0.21Po2…(2) もちろん、O2源として、空気に代えてO2ガス
を用いることもできる。 また、各貯蔵室４３ａ，４６ｂ，……４３ｎに
は、それぞれ別個に冷却（加熱）器５１ａ，５１
ｂ，……５１ｎ（温度制御手段）が設けられてお
り、これらを別個に制御することにより、各貯蔵
室４３ａ，４３ｂ，……４３ｎの保存条件を最適
温度に維持することができる。 果実、野菜等の保存対象物は、その種類に応じ
て最適保存条件が異なる。例えば、同じ果実や野
菜同志でもCA貯蔵条件が下記表−１の通りに異
なる。
を制御して貯蔵する方法に関する。 従来技術 高減圧下に青果物等を貯蔵することが知られて
おり、例えば特公昭57−4298号に報告されてい
る。 また、一方、貯蔵庫内のガス雰囲気を調整して
青果物の保存期間を延長する方法が、CA貯蔵法
（Controlled Atomosphere Storage）として知
られている。 多品種、少量の青果物等を取扱う商店や飲食店
では、同一ガス条件の貯蔵室に各種の青果物等を
一緒に保存しているのが実状である。しかし、青
果物は種類によつて最適の保存条件が異なるた
め、各青果物に対しては必ずしも最適な保存状態
となつていない。また、同時に同じ貯蔵室に保存
する場合、ある青果物の発生するエチレン等の植
物ホルモンにより、他の青果物の品質の老化を招
くという問題もあつた。 特公昭58−26293号には、果実等を保存するた
めの多室構造の気密室が報告されている。しか
し、この多室構造気密室は、ある室を開放したと
きに他の室の真空が破られることを防止するため
に多室構造とし、また、気密室構造を特定して必
要な強度を実現したものであり、本発明とは技術
的に異質なものである。 発明の目的 本発明は、ガス組成、減圧度等の貯蔵ガス条件
を各室毎に別個に、容易に制御できる多室貯蔵シ
ステムを提供することを目的とする。 発明の構成 本発明の異なつたガス条件をもつ多室貯蔵法
は、貯蔵庫内を減圧したり、酸素、二酸化炭素等
の雰囲気ガス分圧を制御して青果物等を貯蔵する
方法において、 貯蔵庫を複数の貯蔵室に分割し、あるいは独立
した複数の貯蔵室を組合せて貯蔵庫とし、各貯蔵
室にそれ各貯蔵室にそれぞれ別個に独立して雰囲
気ガス供給量制御手段および減圧度制御手段を具
え、雰囲気ガス供給源を前記雰囲気ガス供給量制
御手段を介して各貯蔵室に連結し、各貯蔵室ごと
に該雰囲気ガス供給量制御手段によりガス分圧を
調整して常時供給すると共に、真空排気系を前記
減圧度制御手段を介して各貯蔵室に連結し、各貯
蔵室ごとに該減圧度制御手段により減圧度を調整
することによつて各貯蔵室のガス雰囲気を別個に
制御することを特徴とする。 本発明においては、さらに各貯蔵室にそれぞれ
温度制御手段を設け、各貯蔵室ごとに雰囲気温度
を調整することもできる。 以下、添付図面に沿つて本発明をさらに詳細に
説明する。 実施例 第１図に示すように独立した複数の貯蔵室４３
ａ，４３ｂ……，４３ｎから貯蔵庫４１が構成さ
れている。各貯蔵室４３ａ，４３ｂ……，４３ｎ
には真空レギユレータ４５ａ，４５ｂ，……，４
５ｎ（減圧度制御手段）が設けられ、これらを介
して真空ポンプ４７（真空排気系）に連結されて
おり、各貯蔵室４３ａ，４３ｂ，……，４３ｎで
真空ポンプ４７を共有している。 一方、雰囲気ガス供給源１１として、空気供給
源１３、CO2ガス供給源１５、N2ガス等供給源
１７が設けられている。 雰囲気ガス供給源１１は、これらは雰囲気ガス
供給量制御手段２１ａ，２１ｂ，……，２１ｎを
介して、各貯蔵室４３ａ，４３ｂ，……，４３ｎ
に連結されており、各貯蔵室４３ａ，４３ｂ，…
…，４３ｎは雰囲気ガス供給源１１を共有してい
る。 雰囲気ガス供給量制御手段２１ａは、主として
O2源としての空気の流量を制御する空気レギユ
レータ２３ａおよび空気流量調節弁２５ａと、
CO2源の空気の流量を制御するCO2レギユレータ
２７ａおよびCO2流量調節弁２９ａと、N2ガス
等の他の雰囲気ガスの流量を制御するN2ガス等
レギユレータ３１ａおよびN2ガス等流量調節弁
３３ａとから構成され、 それぞれレギユレータ２３ａ，２７ａ，３１ａ
で圧力調整を、また、ガス流量調節弁２５ａ，２
９ａ，３３ａでガス流量の微調整を行なう。各雰
囲気調整用ガスは、調湿器３５ａにより水分量
（湿度）を調整して貯蔵室４３ａに導入される。
水分量の調整は、バイパスバルブ３７ａの開度を
調整することにより行なわれる。なお、第１図で
示したバブラーに代えて、超音波発振器により水
蒸気を雰囲気ガス中に導入することもできる。 まず、雰囲気ガス源として、空気およびCO2を
用いる場合について説明する。貯蔵室４３ａの
O2ガス分圧は、真空レギユレータ４５ａを調節
して真空ポンプ４７により貯蔵室内空気を減圧す
ることにより調整され、CO2ガス分圧はCO2ガス
の流入量により調整される。したがつて、この場
合、O2分圧は１気圧の空気中でのO2分圧（約
160torr）以上に設定することはできない。また、
CO2分圧も、減圧度に関連して上限値があるた
め、減圧度が決定されると、O2ガス分圧とCO2ガ
ス分圧との比は所定の範囲に限定される。 貯蔵室４３ａのO2ガス分圧をPo2（torr）、CO2
ガス分圧をPco2（torr）にする場合、全圧Ｐ
（torr）を Ｐ＝（Po2／0.21）＋Pco2（torr） となるように真空レギユレータ４５ａにより調整
し、空気CO2の流量比を調節弁２５ａ，２９ａに
より、次のようになるようにすれば、所定のO2、
CO2ガス分圧および減圧度を実現できる。 CO2ガス流量／空気流量＝Pco2／Po2／0.21 圧力、流量は各貯蔵室ごとに独立して調節でき
るため、同様の手順で貯蔵室４３ｂ，……，４３
ｎごとに異なつたO2分圧、CO2分圧、減圧度を設
定することができる。また、湿度についても同様
に各室ごとに設定することができる。 さらに、第１図に示すようにCO2ガス供給源の
他に、青果物等の保鮮上の点で影響が少ないN2
ガス等供給源１７、およびこの流量制御手段３１
ａ，３３ａを装備することにより、減圧度と無関
係にO2ガスとCO2ガスとの分圧比を自由に設定す
ることができる。即ち、各貯蔵室４３ａ，４３
ｂ，……４３ｎごとに独立して流量制御手段およ
び減圧度制御手段を具えているので、全圧Ｐ
（torr）〔減圧度〕と、空気、CO2ガス、N2ガスの
流量比とが、次式(1)、(2)を満足にすれば、O2ガ
ス分圧、CO2ガス分圧および全圧を、自由に各貯
蔵室ごとに独立して設定できる。なお、PN2はN2
ガス分圧（torr）を示す。 Ｐ＝Po2＋Pco2＋PN2 …(1) 空気流量：CO2ガス流量：N2ガス流量 ＝（Po2／0.21）：Pco2：PN2−0.76／0.21Po2…(2) もちろん、O2源として、空気に代えてO2ガス
を用いることもできる。 また、各貯蔵室４３ａ，４６ｂ，……４３ｎに
は、それぞれ別個に冷却（加熱）器５１ａ，５１
ｂ，……５１ｎ（温度制御手段）が設けられてお
り、これらを別個に制御することにより、各貯蔵
室４３ａ，４３ｂ，……４３ｎの保存条件を最適
温度に維持することができる。 果実、野菜等の保存対象物は、その種類に応じ
て最適保存条件が異なる。例えば、同じ果実や野
菜同志でもCA貯蔵条件が下記表−１の通りに異
なる。
【表】
また、同じ果実等でも熟度（収穫期）によつて
CA貯蔵条件が異なる。例えば、ナシ（バートレ
ツト）では、早期収穫品でCO2：５％、O2：0.5
〜１％、晩期収穫品でCO2：０％、O2：0.5〜１
％のCA貯蔵条件が報告されている。 温度等の他の雰囲気条件についても、同様のこ
とが言える。 本発明の方法によれば、このように要求される
保存条件が異なる果実等を、それぞれ異なつた貯
蔵室に収納し、最適の保存条件で保管することが
できる。 なお、以上の説明では青果物等を中心に説明し
たが、本発明の保存対象物はこれに限定されず、
例えば、青果物以外の食品、植物の保管や、動植
物以外の工業製品の保管にも利用できる。また、
本発明の方法は、地上に構築あるいは設置された
貯蔵庫に限定されず、運搬用容器などすべての貯
蔵システムに組み込むことができる。 また、第１図に示した実施例では、各貯蔵室ご
とに雰囲気ガス供給量制御手段と減圧度制御手段
との双方を設け、ガス組成および減圧度の両者を
各貯蔵室ごとに別個に調整する場合を説明した
が、必要に応じて一方の制御手段のみとし、ガス
組成または減圧度を調整することもできる。さら
に、各貯蔵室ごとに温度制御手段を設けることを
省略して、貯蔵庫全体を一つの温度制御手段で調
整したり、温度制御自体を省略することもでき
る。 発明の効果 本発明の異なつたガス条件をもつ多室貯蔵法に
よれば、複数の貯蔵室を独立して設け減圧排気手
段と雰囲気ガス供給源との少なくとも一方を共用
するとともに、各貯蔵室ごとに減圧度制御手段ま
たはガス供給量制御手段あるいはその双方を設
け、各貯蔵室ごとにこれら制御手段を調節するこ
とにより、各貯蔵室ごとに異なつたガス雰囲気を
別個かつ容易に設定することができる。さらに、
各貯蔵室ごとに温度制御手段を設けて、各貯蔵室
の温度を独立して調整することにより、よりいつ
そう望ましい保存条件を実現できる。 よつて、青果物等の保存対象物の種類に応じて
最適の保存条件を設定することができ、特にスー
パーマーケツト、百貨店、商店等で比較的少量多
品種の青果物、花卉類等を扱う量販店での店頭展
示用シヨーケース、貯蔵庫あるいは倉庫等に、ま
た、レストランや船舶の調理室保存庫などに好適
である。
CA貯蔵条件が異なる。例えば、ナシ（バートレ
ツト）では、早期収穫品でCO2：５％、O2：0.5
〜１％、晩期収穫品でCO2：０％、O2：0.5〜１
％のCA貯蔵条件が報告されている。 温度等の他の雰囲気条件についても、同様のこ
とが言える。 本発明の方法によれば、このように要求される
保存条件が異なる果実等を、それぞれ異なつた貯
蔵室に収納し、最適の保存条件で保管することが
できる。 なお、以上の説明では青果物等を中心に説明し
たが、本発明の保存対象物はこれに限定されず、
例えば、青果物以外の食品、植物の保管や、動植
物以外の工業製品の保管にも利用できる。また、
本発明の方法は、地上に構築あるいは設置された
貯蔵庫に限定されず、運搬用容器などすべての貯
蔵システムに組み込むことができる。 また、第１図に示した実施例では、各貯蔵室ご
とに雰囲気ガス供給量制御手段と減圧度制御手段
との双方を設け、ガス組成および減圧度の両者を
各貯蔵室ごとに別個に調整する場合を説明した
が、必要に応じて一方の制御手段のみとし、ガス
組成または減圧度を調整することもできる。さら
に、各貯蔵室ごとに温度制御手段を設けることを
省略して、貯蔵庫全体を一つの温度制御手段で調
整したり、温度制御自体を省略することもでき
る。 発明の効果 本発明の異なつたガス条件をもつ多室貯蔵法に
よれば、複数の貯蔵室を独立して設け減圧排気手
段と雰囲気ガス供給源との少なくとも一方を共用
するとともに、各貯蔵室ごとに減圧度制御手段ま
たはガス供給量制御手段あるいはその双方を設
け、各貯蔵室ごとにこれら制御手段を調節するこ
とにより、各貯蔵室ごとに異なつたガス雰囲気を
別個かつ容易に設定することができる。さらに、
各貯蔵室ごとに温度制御手段を設けて、各貯蔵室
の温度を独立して調整することにより、よりいつ
そう望ましい保存条件を実現できる。 よつて、青果物等の保存対象物の種類に応じて
最適の保存条件を設定することができ、特にスー
パーマーケツト、百貨店、商店等で比較的少量多
品種の青果物、花卉類等を扱う量販店での店頭展
示用シヨーケース、貯蔵庫あるいは倉庫等に、ま
た、レストランや船舶の調理室保存庫などに好適
である。
第１図は、本発明の方法について示すシステム
図である。 １１……雰囲気ガス供給源、１３……空気供給
源、１５……CO2ガス供給源、１７……N2ガス
等供給源、２１ａ，２１ｂ，……２１ｎ……雰囲
気ガス供給量制御手段、２３ａ，２３ｂ，……２
３ｎ……空気レギユレータ、２５ａ，２５ｂ，…
…２５ｎ……空気流量調節弁、２７ａ，２７ｂ，
……２７ｎ……CO2ガスレギユレータ、２９ａ，
２９ｂ，……２９ｎ……CO2ガス流量調節弁、３
１ａ，３１ｂ，……３１ｎ……N2ガス等レギユ
レータ、３３ａ，３３ｂ，……３３ｎ……N2ガ
ス等流量調節弁、３５ａ，３５ｂ，……３５ｎ…
…調湿器、３７ａ，３７ｂ，……３７ｎ……バイ
パスバルブ、４１……貯蔵庫、４３ａ，４３ｂ，
……４３ｎ……貯蔵室、４５ａ，４５ｂ，……４
５ｎ……真空レギユレータ、４７……真空ポン
プ、５１ａ，５１ｂ，……５１ｎ……冷却（加
熱）器。
図である。 １１……雰囲気ガス供給源、１３……空気供給
源、１５……CO2ガス供給源、１７……N2ガス
等供給源、２１ａ，２１ｂ，……２１ｎ……雰囲
気ガス供給量制御手段、２３ａ，２３ｂ，……２
３ｎ……空気レギユレータ、２５ａ，２５ｂ，…
…２５ｎ……空気流量調節弁、２７ａ，２７ｂ，
……２７ｎ……CO2ガスレギユレータ、２９ａ，
２９ｂ，……２９ｎ……CO2ガス流量調節弁、３
１ａ，３１ｂ，……３１ｎ……N2ガス等レギユ
レータ、３３ａ，３３ｂ，……３３ｎ……N2ガ
ス等流量調節弁、３５ａ，３５ｂ，……３５ｎ…
…調湿器、３７ａ，３７ｂ，……３７ｎ……バイ
パスバルブ、４１……貯蔵庫、４３ａ，４３ｂ，
……４３ｎ……貯蔵室、４５ａ，４５ｂ，……４
５ｎ……真空レギユレータ、４７……真空ポン
プ、５１ａ，５１ｂ，……５１ｎ……冷却（加
熱）器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 貯蔵庫内を減圧にしたり、酸素、二酸化炭素
等の雰囲気ガス分圧を制御して青果物等を貯蔵す
る方法において、貯蔵庫を複数の貯蔵室に分割
し、あるいは独立した複数の貯蔵室を組合せて貯
蔵庫とし、各貯蔵室にそれぞれ独立して雰囲気ガ
ス供給量制御手段および減圧度制御手段を具え、
雰囲気ガス供給源を前記雰囲気ガス供給量制御手
段を介して各貯蔵室に連結し、各貯蔵室ごとに雰
囲気ガス供給量制御手段によりガス分圧を調整し
て常時供給すると共に、真空排気系を前記減圧度
制御手段を介して各貯蔵室に連結し、各貯蔵室ご
とに該減圧度制御手段により減圧度を調整するこ
とによつて各貯蔵室のガス雰囲気を別個に制御す
ることを特徴とする、異なつたガス条件をもつ多
室貯蔵法。 ２ 貯蔵庫内を減圧にしたり、酸素、二酸化炭素
等の雰囲気ガス分圧を制御して青果物等を貯蔵す
る方法において、貯蔵庫を複数の貯蔵室に分割
し、あるいは独立した複数の貯蔵室を組合せて貯
蔵庫とし、各貯蔵室にそれぞれ独立して雰囲気ガ
ス供給量制御手段および減圧度制御手段をさらに
は温制御手段とを具え、単一の雰囲気ガス供給源
を前記雰囲気ガス供給量制御手段を介して各貯蔵
室に連結し、各貯蔵室ごとに該雰囲気ガス供給量
制御手段によりガス分圧を調整して常時供給する
と共に、真空排気系を前記減圧度制御手段を介し
て各貯蔵室に連結し、各貯蔵室ごとに該減圧度制
御手段により減圧度を調整し、さらには前記温度
制御手段によつて各貯蔵室ごとに温度を調整する
ことによつて各貯蔵室のガス雰囲気を別個に制御
することを特徴とする、異なつたガス条件をもつ
多室貯蔵法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62118778A JPS63283539A (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 異なったガス条件をもつ多室貯蔵法 |
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| DE3851464T DE3851464T2 (de) | 1987-05-18 | 1988-05-17 | Lagerungsverfahren für Früchte und Gemüse. |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP62118778A JPS63283539A (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 異なったガス条件をもつ多室貯蔵法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63283539A JPS63283539A (ja) | 1988-11-21 |
| JPH0560330B2 true JPH0560330B2 (ja) | 1993-09-02 |
Family
ID=14744845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62118778A Granted JPS63283539A (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 異なったガス条件をもつ多室貯蔵法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63283539A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220049051A (ko) * | 2018-12-28 | 2022-04-20 | 톈진 씨엔로 사이언스 앤 테크놀로지 컴퍼니. 리미티드 | 에어컨 저장시스템 및 그 제어방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7406143B2 (ja) * | 2021-09-30 | 2023-12-27 | ダイキン工業株式会社 | ガス量推定装置、ガス処理装置、輸送用コンテナ、ガス量推定方法、及びプログラム |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0160325A1 (en) * | 1984-03-01 | 1985-11-06 | Anthonius Everardus Besseling | Method and apparatus for controlling the co2/02 concentrations of a space for example a cooling cell |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP62118778A patent/JPS63283539A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0160325A1 (en) * | 1984-03-01 | 1985-11-06 | Anthonius Everardus Besseling | Method and apparatus for controlling the co2/02 concentrations of a space for example a cooling cell |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220049051A (ko) * | 2018-12-28 | 2022-04-20 | 톈진 씨엔로 사이언스 앤 테크놀로지 컴퍼니. 리미티드 | 에어컨 저장시스템 및 그 제어방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63283539A (ja) | 1988-11-21 |
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