JPH056021U - パネル出入り調整装置

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(57)【要約】（修正有）【目的】本考案は容易に調整を行うことが出来るパネル
出入り調整装置の提供を目的とする。【構成】本考案のパネル出入り調整装置はくさび１４に
より出入りを調整することを特徴とする。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はパネルを構造物本体に固定する際のパネル出入りを調整するパネル出入り調整装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来においてパネルを構造物本体に固定する際にパネルの重量を支持しなければならないことからその出入りの調整は容易ではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は以上の従来の課題を解決し容易に調整を行うことの出来るパネル出入り調整装置の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は以上の目的達成のために構造物本体に固定された基板と、該基板に突設されたねじと、該ねじにねじ結合された調整板と、パネルの上端に固定されたファスナーと、該ファスナーの上面に突設され前記調整板の長孔に嵌入された柱材と、前記長孔に嵌入されるくさびとからなるパネル出入り調整装置を提案するものである。

【０００５】

【実施例】

以下本考案のパネル出入り調整装置を図面に示す実施例に従い説明する。図１及び図２は本考案のパネル出入り調整装置を示し、該装置は構造物本体（１）（張り出し支持材（３）で補助される）に溶接等で固定された基板（４）を有する。

【０００６】該基板（４）にはねじ（５）が突設され調整板（８）の孔（８ｂ）（ねじ（５）が挿入可能な径）に嵌入される。一方パネル（２）の上端にはファスナー（９）（図示の実施例ではアングル材が用いられる）が固定される。

【０００７】該ファスナー（９）の上面にはナット（１６）が溶接されており前記調整板（８）の孔（８ａ）（出入り方向に長くされた長孔）に挿入された柱材（１２）が該ナット（１６）にねじ結合される。

【０００８】次にくさび（１４）が前記孔（８ａ）に嵌入されて該くさび（１４）により調整板（８）に対するファスナー（９）の出入り方向位置が調整される。

【０００９】例えば図１及び図２の様にくさび（１４）が用いられた場合にはくさび（１４）を打ち込めば調整板（８）に対して柱材（１２）が外方に出る方向に押される。すなわちファスナー（９）（従ってパネル（２））が構造物本体（１）に対して外方に出る方向に調整されるのである。

【００１０】ファスナー（９）の調整後の構造物本体（１）への固定の際にはねじ（５）に結合されているナット（７）を回して座金（６）を介してファスナー（９）を押圧すればよい。すなわちファスナー（９）は座金（６）と基板（４）の間に挾持され固定される。

【００１１】図示のライナー板（１５）はファスナー（９）の上下方向の調整のために介装されたものである。又調整板（８）にねじ込まれたボルト（１３）は調整板（８）の水平を出しくさび（１４）を打ち込む際に水平を維持するために用いられる。

【００１２】又調整板（８）の孔（９ａ）が大きくされているのはファスナー（９）の出入り調整の際に孔（９ａ）がねじ（５）に当たらない様にするためである。

【００１３】

【考案の効果】

本考案のパネル出入り調整装置の実施例は以上の通りでありその効果を次に列記する。（１）本考案の装置は特にくさびで出入りを調整するため重量がかかっているにもかかわらず容易に調整出来る。（２）本考案の装置は特にくさびで出入りを調整するため施工の省力化が図れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のパネル出入り調整装置の使用状態の斜
視図

【図２】本考案のパネル出入り調整装置の側面図

【符号の説明】

１構造物本体２パネル３張り出し支持材４基板５ねじ６座金７ナット８調整板８ａ孔８ｂ孔９ファスナー９ａ孔１２柱材１３ボルト１４くさび１５ライナー板１６ナット