JPH0560151B2 - - Google Patents

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JPH0560151B2
JPH0560151B2 JP60185880A JP18588085A JPH0560151B2 JP H0560151 B2 JPH0560151 B2 JP H0560151B2 JP 60185880 A JP60185880 A JP 60185880A JP 18588085 A JP18588085 A JP 18588085A JP H0560151 B2 JPH0560151 B2 JP H0560151B2
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Shun Mizutani
Kenichi Koya
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、収納部に収納した券類を入力指令に
従つて印刷や磁気記録等を行つた後発行すると共
に、発行済みの券類を取り込んで磁気読取りや印
刷等の処理を行つた後排出する券類発行装置に関
し、特に券紙詰まり等のトラブルが生じることの
無い信頼性高い券類搬送機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、券類発行装置においては、その収納部に
収納した券紙に例えば入力装置からの指示内容に
従つて印刷及び磁気記録等の処理を行い、発行可
能となつた券紙を発行するという発行機能だけを
持つたものがほとんどであつた。しかし、近年に
なつて券類発行装置は、すでに利用者に対して発
行した発行済み券紙に対して、その発行の取消等
を行う場合の業務簡略化を目的として、発行済み
券紙の読取り機能を持つたものが多く実現される
ようになつてきている。
このような従来の券類発行装置の一例として、
発行済み券紙をサイド装置内に取り込んで情報の
取消処理を可能とした券類取消装置を、特開昭58
−129687号公報に基づいて説明する。
第5図は券類取消装置を備えた従来の券類発行
装置の外観構成を示す概略全体斜視図、第6図は
第5図に示す発行機に具備された取消装置の内部
構成例を示す概略断面図である。
まず、第5図において、31は取消装置を含む
装置本体であり、係員が操作を行う操作機32
と、この操作機32からの指令に応じて定期券、
指定券、乗車券等の券類の発行を行う発行機33
とから構成されている。そして、前記操作機32
の上面には係員が操作を行うための種々の操作キ
ー部と共に、発行済み券紙を取消処理した場合に
おける残金等を表示する表示部32aが設けられ
ている。
また、発行機33はこの操作機32からの指示
により券紙を発行するための種々の機構部および
装置からなつていて、例えば、発行機33の一側
面上部に配置されている申込み用紙挿入、排出部
34aを有する氏名転写ユニツト34、この氏名
転写ユニツト34の下方に位置し、やはり前記申
込み用紙挿入、排出部34aの下方に配置された
券紙挿入排出口35aを有する取消装置35等を
具備している。さらに、この発行機33は、図示
しないが券紙を実際に発行処理するための発券機
構部を内蔵しており、この発券機構部より発券処
理されて定期券や指定券等となつた券紙を機器外
へと排出するための券紙排出トレイ36が、前記
用紙挿入、排出部34aに隣接して配置されてい
る。
次に、この発行機33に備えられており、既に
発行された券紙の取消処理を行う取消装置35に
ついて第6図を用いて説明する。
第6図において、取消装置35の正面には券紙
挿入排出口35aがその一部を外部に突出させて
設けられている。37はこの券紙挿入排出口35
aの後端部に設けられた検出手段としての第1の
検出センサであり、券紙挿入排出口35aより挿
入された券紙の有無を検出する。
38a,38bはこの第1の検出センサ37の
直後に設けられた一対のアイドルローラであり、
券紙挿入排出口35aより挿入された券紙を上下
から挟持して搬送する。
また、39はこの取消装置35の筐体後端部
(図においては右端部)に配置されたパルスモー
タ等の駆動モータ、40a,40bはこの駆動モ
ータ39に連結されたベルト41を介して駆動さ
れる対向配置された一対の駆動ローラであり、こ
の駆動ローラ40a,40bにはそれぞれ前記ア
イドルローラ38aと38bとの間で張設される
ように、各々搬送ベルト42aと42bが複数個
のテンシヨンローラ43a,43bを介して掛け
渡されており、前記アイドルローラ38a,38
bと駆動ローラ40a,40bによつて密接状態
となつた部分の搬送ベルト42aと42bによつ
て券紙を搬送するための搬送路44が構成されて
いる。
45はこの搬送路44の前端側(図中左端側)
となるアイドルローラ38a,38bの直後に配
置された第2の検出センサであり、この第2の検
出センサ45の後方(図中右方向)には、それぞ
れ順にドツト印字ヘツドおよびこれと対向配置さ
れたプラテンから成る印字部46、読み取り装置
としての読取り磁気ヘツド47、消磁装置として
の消磁ヘツド48、そして券紙を検出するための
第3の検出センサ49が配置されている。
また、50は前記両ヘツド47と48に対向圧
接してもうけられた押圧ローラ、50は前記アイ
ドルローラ38a,38bと駆動ローラ40a,
40b間の搬送ベルト42aと42bとを上下か
ら圧接するように配置された複数対のローラであ
り、これにより搬送路44を構成するベルトを密
接状態に支持している。
以下に、上記構成による取消装置35の作用を
説明する。
まず、すでに利用者に発行された定期券等の券
紙が券紙挿入排出口35aより装置内へと挿入さ
れ、この券紙の先端が第1の検出センサ37によ
つて検出されると、この検出信号に基づいて駆動
モータ39が駆動され、ベルト41、駆動ローラ
40a,40b、及び搬送ベルト42a,42b
等を介して搬送路44の駆動を開始し、前記券紙
を搬送路44へと取り込んで、装置奥方へと搬送
する。
そして、券紙の先端が第2の検出センサ45に
検出されると、駆動モータ39の駆動パルス数を
図示せぬカウンタがカウントを開始することによ
り、券紙の移動距離等を計測する。また、同じく
第2の検出センサ45が券紙の後端を検出する
と、券紙の磁気情報の読み取りが読み取りヘツド
47により開始されて、この読み取られた内容は
図示せぬ上位装置等へと送られ、情報の正否や確
認あるいは計算等の処理が行われる。
この後、券紙はされに搬送路44を装置奥方へ
と送られ、後端側の第3の検出センサ49により
先端が検出されると、所定量搬送された後停止さ
れ、待機状態となる。そして、図示せぬ上位装置
等において読み取られた情報の処理が終了する
と、券紙は待機状態から再び搬送路44を、こん
どは券紙挿入排出口35a方向へ戻るように搬送
される。
搬送路44を前記取り込み時とは逆方向に搬送
開始された券紙が第3の検出センサ49を通過す
ると、搬送量を計測するパルスモータ39の駆動
パルス数のカウントが開始されると同時に、消磁
ヘツド48による券紙の磁気情報の取消処理が行
われる。さらに搬送された券紙が前記カウント値
により印字部46に到達したことがわかると、券
紙には磁気情報が取り消されたことを示す表示、
例えば「トリケシズミ」等の印字処理が施され、
この後、券紙挿入排出口35aへと排出される
と、発行済み券紙の取消処理が終了する。
このように従来の券類発行装置における券類取
消装置は、新規の券紙を発行する発行機33に内
蔵されているが、実際に新規券紙を発行する図示
しない発行機構部とは別個に独立して設けられて
おり、独自に取消処理する構成となつている。
このため、取消処理と新規発行処理とは、同じ
発行機33内にて行うものであるが、それぞれ実
際の処理自体は別構成の独立した装置毎に行うよ
うになつている。即ち、新規券類の発行は、図5
の全体斜視図に示した発行機33の一側面に設け
られた申込み用紙挿入排出口34aから新規券類
の発行情報を記載した申込み用紙を挿入すると、
発行機33内に設けられた新規発行用の制御コン
トローラや機構部によつて所定の処理が行われ、
定期券等の券紙が作成されると、この申込み用紙
挿入排出口34aに隣接された券紙排出トレイ3
6より券紙が排出されるようになつているもので
ある。なお、図示してはいないが、上述した装置
の構造における搬送路の後端側に新規発行用の券
紙収納部を設け、この券紙収納部から券紙を搬送
路へ繰り出すようにすれば、取消処理を行う同一
装置内にて発行処理を行うことも無論可能であ
る。
このように一度発行された発行済みの券紙の処
理を行う装置においては、上述したように搬送路
が直線状の単一搬送路となつており、このため、
装置内に挿入された券紙は、取り込み時と排出時
では、同一の搬送路を正逆両方向に搬送されるこ
ととなる。つまり、印字部の通過においても券類
は正逆両方向より搬送するようになつているもの
であつて、従来装置における印刷手段は、ドツト
印字プリンタを用いていることで逆方向への搬送
も容易に行えるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来の技術の印刷手段を
熱転写リボンとサーマルヘツドとにより券紙を挟
持してプラテンに押し付けながら印字する熱転写
方式の印刷機構とした場合は、該サーマルヘツド
加熱後、熱転写リボンのインクが券類に転写され
るまでの間、該リボンを券紙に適度な押圧力にて
押し付けておくためのアイドルローラを前記リボ
ンの幅方向に沿つて設ける必要が生じる。従つて
所定の方向とは逆の方向から券紙を印字部のサー
マルヘツドとプラテン間に挿入するには、両者間
を押圧しているアイドルローラをはね上げるなど
して離間させる構造としなくてはならない。
つまり、アイドルローラを移動可能な構造とし
なければならないこと、かつこのアイドルローラ
を移動させるための移動手段を新たに設けなけれ
ばならないこと等が要求されることになり、印字
部周囲の機構が複雑となつてしまい、重量化、並
びに高価格化を招く恐れがあつた。
また、印字処理は行わずに、磁気情報の書き込
みおよび読み取り処理のみを行うような場合で
も、搬送路が一本であることから、必ず印字機構
部を通過させなければならず、ジヤムや詰まり等
の発生原因を高めており、装置の信頼性を低下さ
せる恐れがあるという問題点があつた。
本発明は上述した問題点を解決するためになさ
れたものであり、新規発行および発行済み券の取
消処理など券類の各処理過程における搬送方向を
単一方向とすることにより、熱転写式の印刷手段
を具備した場合でも、その機構を複雑とすること
なく容易にすると共に、発行済みの券紙を処理す
る際に印字処理は行わずに磁気書き込み及び読み
取り処理のみを行う場合は、前記印刷機構は通さ
ずに磁気書き込み及び読み取り機構へのみ搬送す
るようにして、券紙のジヤムや詰まり等のトラブ
ル発生の無い信頼性ある券類読み取り装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため本発明は、券紙収
納部から装置表面に設けられた出口へと搬送する
ように延在させて設けた第1の券搬送路に沿つ
て、印刷手段と、この印刷手段と前記出口との間
に位置するように磁気書き込み及び読取り手段と
を備え、前記券紙収納部に収納した券紙を入力指
令に従つて前記第1の券搬送路へと繰り出し、所
定の処理を行つた後前記出口から発行する券類発
行装置において、発行済みの券紙を挿入する挿入
口と、この挿入口より装置内に挿入した前記発行
済み券紙を前記磁気書き込み及び読取り手段の搬
送方向手前側に導く第2の券搬送路と、前記挿入
口より装置内に挿入した発行済みの券紙を前記印
刷手段の搬送方向手前側に導く第3の券搬送路
と、この第2および第3の券搬送路のどちらか一
方へ前記発行済みの券紙を選択して案内する切替
手段とを設けることとしたものである。
〔作用〕
上述した構成によれば、新規の券紙発行と共に
発行済み券紙の処理も、挿入口から挿入すること
で装置内に取り込んで、両券紙の処理を可能とし
ている。
つまり、前記挿入口に挿入した券紙が磁気情報
の書き込み及び読み取り処理のみを行う場合は、
所定の指示を与えて切替手段を切り換えると、券
紙はこの切替手段によつて第2の券搬送路へと案
内され、第1の券搬送路に沿つて設けられた磁気
書き込み及び読み取り手段の手前側、すなわち入
力側へと導かれる。これにより、券紙は第1の券
搬送路へと入り込み、一方向に設定された搬送方
向に従つて磁気書き込み及び読み取り手段へと搬
送され、ここで所定の処理を経た後、出口へと搬
送される。
また、前記券紙が印刷処理も必要とする場合に
は、所定の指示を受けた切替手段によつて第3の
券搬送路へと案内され、この第3の券搬送路によ
り第1の券搬送路に沿つて設けられた印刷手段の
手前側、すなわち入力側へと導かれ、ここで第1
の券搬送路へと入り込む。そして、一方向に設定
された搬送方向に従つて第1の券搬送路を印刷手
段へと搬送されていき、所定の処理を経た後、出
口へと搬送される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図、第2図a,
b、第3図及び第4図に基づいて説明する。
第1図は本発明に係わる券類発行装置の一実施
例を示す構成図、第2図は券類発行装置により発
行される券紙の一例を示しており、同図aは表面
側の平面図、bは裏面側の平面図である。
第1図において、1は定期券や指定券、あるい
は金融機関における有価証券等の券紙であり、第
2図bに示すように裏面側の所定位置に磁気スト
ライプ1aが設けてあつて、この券紙1は第1図
最下方に折り畳んで収納されている。
2はこうして折り畳んだ状態で収納されている
券紙1をその収納部から上方へと繰り出して、後
述する出口へと搬送する第1の券搬送路であり、
この第1の券搬送路2は、その搬送方向を券紙収
納部から出口方向の一方向のみと設定されてお
り、これ以外の方向への搬送は一切行わないこと
としている。
3はこの第1の券搬送路2に沿つて所定の複数
個所に対向配置された送りローラであり、回転す
ることで前記収納部から繰り出されてきた券紙1
を、左右から挟持して上方に設けられた出口へと
搬送する。4は装置上面に露出するようにして設
けられた出口であり、装置内部にて各処理を経た
後発行あるいは排出可能となつた券紙1等を、図
中矢印のように排出する。
5は前記折り畳んだ状態で収納されている券紙
1を、所定の一券片分の長さに切断するためのカ
ツタであり、券紙1は常にこのカツタ5の位置に
一券片分の長さの位置が対応するように繰り出さ
れてセツトされている。
6,7,8はこの第1の券搬送路2に沿つて設
けられた磁気書き込み及び読み取り手段としての
読み取りヘツド、書き込みヘツド、そして印刷手
段としてのサーマルヘツドであり、これらは前記
出口4側に近い方から読み取りヘツド6、これに
隣接して書き込みヘツド7、そして所定区間を離
間させてサーマルヘツド8の順で配置されてお
り、書き込みヘツド7とサーマルヘツド8との間
には、後述する第2の券搬送路が合流している。
9は前記サーマルヘツド8に対向配置したプラ
テンであり、このサーマルヘツド8とプラテン9
により印刷部を構成している。10は前記サーマ
ルヘツド8とプラテン9間を通るように張設され
た熱転写用のインクリボンであり、二つのリボン
コア11,12に支持されており、一方のリボン
コア11から繰り出され、前記印刷部を経た後他
方のリボンコア12へと巻き取られるようになつ
ている。なお、13はこのインクリボン10を適
度な張力で張設しているテンシヨンローラであ
る。
14は一度、すでに利用者に発行された発行済
みの券紙、15はこのこの発行済み券紙14を券
類発行装置内部へと挿入するための挿入口であ
り、前記出口4に隣接して(第1図においては左
側)配置されていて、出口4からの排出方向とは
ほぼ逆方向に挿入するように形成されている。
16はこの挿入口15から挿入した発行済み券
紙14を第1の券搬送路2に沿つて配置された書
き込みヘツド7の入力側へと導く第2の券搬送路
であり、挿入口15から下方に延在し、円弧形を
描いて前記書き込みヘツド7の手前側の合流点1
8で第1の券搬送路2に合流している。
また、17は前記挿入口15から挿入された発
行済み券紙14を第1の券搬送路2に沿つて配置
されたサーマルヘツド8の入力側へと導く第3の
券搬送路であり、挿入口15から下方に延在して
いる第2の券搬送路16途中から分岐してさらに
下方に延在し、前記第2の券搬送路16と同様に
円弧形を描いて前記サーマルヘツド8の手前側の
合流点19で第1の券搬送路2に合流している。
20は前記第2の券搬送路16から第3の券搬
送路17が分岐している分岐部であり、挿入口1
5からこの分岐部20までの間は第2及び第3の
両券搬送路が共有するように形成されている。
21は前記分岐部20において、発行済み券紙
14の搬送経路を、第2の券搬送路16か、ある
いは第3の券搬送路17のどちらか一方に選択し
て切り換えるブレードであり、ソレノイド等から
成る図示せぬ駆動手段により、図中実線で示した
位置から破線で示す位置まで、下端の軸aを支点
として回動可能な構造となつている。また、この
ブレード21の回動は、図示せぬ装置本体の正面
等に設けられた入力装置の操作キー等を操作者が
押下することで指示されるようになつていて、た
とえば、発行済み券紙14を第2の券搬送路16
へと搬送したい場合、つまり磁気情報のみ処理す
る場合はその旨指示するキーを、また第3の券搬
送路17へと搬送したい場合、つまり磁気情報ば
かりでなく印刷処理も行おうとする場合はその旨
を指示するキーを押下することで、図示せぬ制御
部等を介して、ブレード用の駆動手段が駆動指示
され、ブレード21は指示に従つた位置へと回動
する。
22は前記第2の券搬送路16と第3の券搬送
路17にそれぞれ設けた複数対の送りローラであ
り、挿入口15から挿入された発行済み券紙14
を両側から挟持して搬送する。23は出口4に対
応するように設けられた券スタツカであり、出口
4から排出された各種券類を受け取つて収納す
る。
次に、上記構成の作用を説明する。
先ず、券類を新規に発行する場合、券紙1は予
めその繰り出し側の先端が、図中Aの位置まで繰
り出された状態で待機しており、この位置はちよ
うど券紙1が一券片分の長さとなる位置がカツタ
5と対向するようになつている。
新規発行が指示されると、収納部より所定の長
さで繰り出された券紙1は、カツタ5により一券
片分の長さにより切断され、第1の券搬送路2を
図中上方へと搬送が開始される。
第1の券搬送路2を上方へと搬送されていく紙
葉状となつた券紙1が所定の印刷位置に達する
と、サーマルヘツド8により所定の印刷、たとえ
ば航空券であれば、第2図aに示すような内容の
情報が印字される。印字処理が終了すると、券紙
1は第1の券搬送路2をさらに図中矢印方向、つ
まり上方へと送られ、書き込みヘツド7へと到達
し、該書き込みヘツド7により第2図bに示す磁
気ストライプ1aに磁気情報の書き込み処理が行
われる。書き込みヘツド7には隣接して読み取り
ヘツド6が設けられているので、書き込み処理が
終了した券紙1は、直ちに読み取りヘツド6によ
り書き込み内容を読み取られる。この読み取りヘ
ツド6により読み取られた内容は、図示せぬ判定
回路等に送られ、正しいか否かが判定された後、
出口4から券スカツタ23へと排出される。
なお、この判定回路にて読み取つた情報の正否
結果は図示しない表示装置の表示部等に表示され
るようになつていて、正しくないと判定されたよ
うな場合は、この表示により操作者が認識して対
応処理できるようになつている。
一方、カツタ5により繰り出された先端が切断
されて残つた方の券紙1は、その新しい先端が前
記印字動作終了後から排出までの間に図中Aの位
置まで送られ、次の発券に備える。
次に、既に一度発行された発行済み券紙14の
処理について、第3図及び第4図に基づいて説明
する。
第3図は発行済み券紙の磁気情報読み取り処置
を示すフローチヤートである。
まず、一度発行した発行済み券紙14、例えば
一度発行した航空券等の磁気読み取り処理を行う
場合は、図示せぬ入力装置の「磁気読み取り」ボ
タンを押下した後、発行済み券紙14を挿入口1
5より装置内へと挿入する。挿入された発行済み
券紙14は、第2の券搬送路16と第3の券搬送
路17が共有している搬送路を矢印B方向へと搬
送される。
なお、入力装置より「磁気読み取り」を指示す
る操作ボタンが押下されると、ブレード21は磁
気読み取り処理に対応する位置に切り換えられ
る。つまり、ブレード21は、第1図の実線にて
示す位置となり、従つて前記発行済み券紙14
は、このブレード21により案内されて第3の券
搬送路17との分岐部20を矢印C方向に送ら
れ、第2の券搬送路16を搬送し、やがて第1の
券搬送路2との合流点18に達し、この合流点1
8で第1の券搬送路2に入り込む。合流点18が
書き込みヘツド7及び読み取りヘツド6の搬送方
向手前側に設定されていることから、発行済み券
紙14は書き込みヘツド7の入力側に搬送された
ことになり、第1の券搬送路2を図中矢印にて示
すように書き込みヘツド7へと搬送される。
そして、書き込みヘツド7を経た後、読み取り
ヘツド6によ磁気情報が読み取られ、出口4より
券スタツカ23へ排出される。なお、このとき読
み取られた磁気情報は図示せぬコンピユータに送
られ、必要な業務に使用される。
次に、上述した磁気情報の読み取り処理のみば
かりでなく、印字処理も行う場合の処理を、第4
図を用いて説明する。
第4図は発行済み券紙への印字処理を示すフロ
ーチヤートである。まず、前記発行済み券紙14
に印字処理を施したい場合には、図示せぬ入力装
置から印字したい情報、たとえば取消処理が終了
して無効となつたこと等を示す表示内容を入力し
て、「発行」ボタンを押下する。このボタン操作
により、図示せぬ駆動機構が指示され、ブレード
21が第1図に実線で示す位置から破線で示す位
置へと回動して位置が切り替わる。この状態で、
発行済み券紙14を挿入口15より装置内へと挿
入すると、発行済み券紙14は送りローラ22に
より第2の券搬送路16と第3の券搬送路17の
共有の搬送路を図中矢印B方向へ送られ、既に
「発行」に対応する破線位置に切替えられたブレ
ード21により、分岐部20から第3の券搬送路
17へと入りこみ、この第3の券搬送路17を矢
印D方向へ送られる。こうして、矢印D方向に送
られた発行済み券紙14は、合流点19へと達
し、ここで第1の券搬送路2に入り込む。合流点
19は印刷手段の搬送方向手前側に設定されてい
ることから、発行済み券紙14は印刷手段の入力
側へと搬送され、サーマルヘツド8により前記入
力情報が印字される。この後、さらに第1の券搬
送路2を上方へと送られ、磁気情報の読み取り処
理を経た後、出口4から排出されて券スタツカ2
3に収納される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、券紙収納
部から出口に向かつて形成された第1の券搬送路
に沿つて印刷手段と、この印刷手段と前記出口と
の間に磁気記録及び読取り手段を備え、券紙収納
部に収納した券紙を入力指令に従つて、処理を行
つた後出口から発行する券類発行装置において、
発行済みの券紙を挿入する挿入口と、挿入した券
紙を磁気書き込み及び読み取り手段の搬送方向手
前の入力側に導く第2の券搬送路と、挿入した券
紙を熱転写印刷手段の搬送方向手前の入力側に導
く第3の券搬送路と、前記第2または第3の搬送
路のどちらか一方へ選択して前記発行済み券紙を
搬送する切替手段とを備えることとした。
これによれば、新規発行でも、発行済みであつ
ても、これら券紙類は全て第1の券搬送路〜第3
の券搬送路まで、全て一方向にのみ搬送されるこ
とになる。つまり、第1、第2及び第3の券搬送
路共、往復搬送を可能とすることなく全て一方向
にのみ搬送可能な構造で良いため、搬送機構を簡
単な構造とすることができる。
従つて、往復搬送可能とすることで複雑化して
いた従来の機構と比較した時、機構が簡略化でき
ることで小型軽量化、低価格化が図れると共に、
機構の故障も少なくすることができ、装置の信頼
性を向上することになる。さらに、定期的な保守
点検等の作業も容易となり、点検作業時間の短縮
を図ることもできる。
また、上記構造によれば、発行済み券紙の処理
目的によつて、たとえば磁気情報の処理のみを行
おうとする場合には第2の券搬送路へ導くことで
磁気処理手段個所だけを搬送させることができ、
また、前記発行済み券紙が印刷処理も行おうとす
る場合には、まず磁気処理手段の手前側に位置す
る印刷処理個所へと搬送するというように、処理
動作に応じて、不要な処理手段個所を経由させな
くても済むので、処理時間の短縮と共に、不要な
搬送経路にてジヤムや詰まり等のトラブルを発生
させることもなくなり、さらなる信頼生の向上を
図ることができ、トラブルの少ない優れた券類跛
行装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2
図は発行済み券紙の一例を示し、同図aは表面側
の平面図、同図bは裏面側の平面図、第3図は発
行済み券紙の磁気読み取り処理を示すフローチヤ
ート、第4図は発行済み券紙の印字処理を示すフ
ローチヤート、第5図は従来の券類発行装置とし
ての券類取消装置の外観構成を示す概略全体斜視
図、第6図は第5図に示す発行機に具備された取
消装置の内部構成例を示す概略断面図である。 1……券紙、2……第1の券搬送路、3……送
りローラ、5……カツタ、6……読み取りヘツ
ド、7……書き込みヘツド、8……サーマルヘツ
ド、9……プラテン、14……発行済み券紙、1
5……挿入口、16……第2の券搬送路、17…
…第3の券搬送路、21……ブレード、22……
送りローラ、23……券スタツカ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 券紙収納部から装置表面の出口へと搬送する
    ように延在させて設けた第1の券搬送路に沿つ
    て、印刷手段と、この印刷手段と出口間に位置す
    るように磁気書き込み及び読取り手段とを備え、
    前記券紙収納部に収納した券紙を入力指令に従つ
    て前記第1の券搬送路へと繰り出し、所定の処理
    を行つた後前記出口から発行する券類発行装置に
    おいて、 発行済みの券紙を挿入する挿入口と、 この挿入口より挿入した前記発行済み券紙を前
    記磁気書き込み及び読取り手段の搬送方向手前側
    に導く第2の券搬送路と、 前記挿入口より挿入した発行済みの券紙を前記
    印刷手段の搬送方向手前側に導く第3の券搬送路
    と、 前記第2または第3の券搬送路のどちらか一方
    へ選択して前記発行済みの券紙を案内する切替手
    段とを設けたことを特徴とする券類発行装置。
JP18588085A 1985-08-26 1985-08-26 券類発行装置 Granted JPS6246392A (ja)

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JPS6246392A JPS6246392A (ja) 1987-02-28
JPH0560151B2 true JPH0560151B2 (ja) 1993-09-01

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JPH07118027B2 (ja) * 1987-03-16 1995-12-18 株式会社テック チケツト発行機
FR2628084B1 (fr) * 1988-01-22 1991-08-30 Dassault Electronique Dispositif de traitement de titres, en particulier de titres de transport aerien comportant des informations magnetiques

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JPS5253520U (ja) * 1975-04-30 1977-04-16
JPS57201974A (en) * 1981-06-03 1982-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Terminal for toll road

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JPS6246392A (ja) 1987-02-28

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