JPH0560010A - 内燃機関用ピストン - Google Patents
内燃機関用ピストンInfo
- Publication number
- JPH0560010A JPH0560010A JP3219991A JP21999191A JPH0560010A JP H0560010 A JPH0560010 A JP H0560010A JP 3219991 A JP3219991 A JP 3219991A JP 21999191 A JP21999191 A JP 21999191A JP H0560010 A JPH0560010 A JP H0560010A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- internal combustion
- combustion engine
- strut
- pin boss
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2251/00—Material properties
- F05C2251/04—Thermal properties
- F05C2251/042—Expansivity
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 本発明は、内燃機関用ピストンに鋳包まれる
ストラツトが内燃機関用ピストン自体に悪影響を及ぼさ
ないようにすることを目的とする。 【構成】 内燃機関用ピストン１０のピンボス部１３の
下側にストラツト１４の中央半円部を鋳包み、熱膨張抑
止効果をもつ張出部をスカート１２内周面に配置する。
更に、中央半円部の下端側をピン穴と平行に折り曲げ
る。従つて、スカート部のショートスカート化、ひいて
はピストン自体の軸方向長さの短縮化・軽量化が可能と
なり、ピストンの運動性能を向上させる。また、鉄製の
ストラツトがピンボス下側にあるので、ピストンの重心
位置が低くなり、ピストンの挙動安定化が図れる。
ストラツトが内燃機関用ピストン自体に悪影響を及ぼさ
ないようにすることを目的とする。 【構成】 内燃機関用ピストン１０のピンボス部１３の
下側にストラツト１４の中央半円部を鋳包み、熱膨張抑
止効果をもつ張出部をスカート１２内周面に配置する。
更に、中央半円部の下端側をピン穴と平行に折り曲げ
る。従つて、スカート部のショートスカート化、ひいて
はピストン自体の軸方向長さの短縮化・軽量化が可能と
なり、ピストンの運動性能を向上させる。また、鉄製の
ストラツトがピンボス下側にあるので、ピストンの重心
位置が低くなり、ピストンの挙動安定化が図れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用ピストンに
関するもので、特に軸方向長さが短縮化された内燃機関
用ピストンに関するものである。
関するもので、特に軸方向長さが短縮化された内燃機関
用ピストンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関用ピストンの従来技術として、
例えばＵＳＰ３，４３４，３９８に開示されたものがあ
る。
例えばＵＳＰ３，４３４，３９８に開示されたものがあ
る。
【０００３】この従来技術を図６に基づいて説明する
と、内燃機関用ピストン（以下ピストン）７０は頂部７
１，スカート部７２，ピンボス部７３及びストラツト７
４から構成される。ここで、ストラツト７４はピンボス
部７３の上部でピストン７０に鋳包まれている。
と、内燃機関用ピストン（以下ピストン）７０は頂部７
１，スカート部７２，ピンボス部７３及びストラツト７
４から構成される。ここで、ストラツト７４はピンボス
部７３の上部でピストン７０に鋳包まれている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のとお
りストラツト７４がピンボス部７３の上部に存在するた
め、ピストン７０自体の重心位置を上昇させてしまう。
従つて、ピストン７０が図示しないエンジンのシリンダ
内で往復動する際、その挙動が不安定となるおそれがあ
り、また、その結果騒音増大を招くおそれがある。
りストラツト７４がピンボス部７３の上部に存在するた
め、ピストン７０自体の重心位置を上昇させてしまう。
従つて、ピストン７０が図示しないエンジンのシリンダ
内で往復動する際、その挙動が不安定となるおそれがあ
り、また、その結果騒音増大を招くおそれがある。
【０００５】また、オイルスリツト７５の存在によつ
て、スカート部７２へと向かう熱流がピンボス部７３付
近に集中するが、ストラツト７４は一般に鉄製であり、
アルミ合金製のピストン７０に比べて伝熱性能に劣る。
従つて、ピンボス部７３付近に集中したスカート部７２
へと向かう熱流が阻害され、頂部７１の不要な温度上昇
を招いてピストン７０の耐久性を低下させるおそれがあ
る。
て、スカート部７２へと向かう熱流がピンボス部７３付
近に集中するが、ストラツト７４は一般に鉄製であり、
アルミ合金製のピストン７０に比べて伝熱性能に劣る。
従つて、ピンボス部７３付近に集中したスカート部７２
へと向かう熱流が阻害され、頂部７１の不要な温度上昇
を招いてピストン７０の耐久性を低下させるおそれがあ
る。
【０００６】そこで、本発明では、内燃機関用ピストン
に鋳包まれるストラツトが内燃機関用ピストン自体に悪
影響を及ぼさないようにすることを、その技術的課題と
する。
に鋳包まれるストラツトが内燃機関用ピストン自体に悪
影響を及ぼさないようにすることを、その技術的課題と
する。
【０００７】
【０００８】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、頂
部，スカート部及びピンボス部から成り、ピンボス部に
ストラツトを鋳包んでいる内燃機関用ピストンにおい
て、ストラツトは、ピンボス部の下側に鋳包まれる中央
半円部及びスカート部内周面に位置する張出部から成
り、中央半円部の下端側はピン穴と平行に折り曲げられ
ているようにしたことである。
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、頂
部，スカート部及びピンボス部から成り、ピンボス部に
ストラツトを鋳包んでいる内燃機関用ピストンにおい
て、ストラツトは、ピンボス部の下側に鋳包まれる中央
半円部及びスカート部内周面に位置する張出部から成
り、中央半円部の下端側はピン穴と平行に折り曲げられ
ているようにしたことである。
【０００９】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、ピンボ
ス下側に高重量のストラツトが鋳包まれることで、内燃
機関用ピストンの重心低下を図ることができ、内燃機関
での運転時においてその挙動が安定化する。
ス下側に高重量のストラツトが鋳包まれることで、内燃
機関用ピストンの重心低下を図ることができ、内燃機関
での運転時においてその挙動が安定化する。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
例について添付図面に基づいて説明する。
【００１１】図１乃至図３に示す本発明実施例の内燃機
関用ピストン（以下ピストン）１０は頂部１１，スカー
ト部１２，ピンボス部１３及びストラツト１４から構成
される。ここで、ストラツト１４はピンボス部１３の下
部でピストン１０に鋳包まれている。このピストン１０
は、現在一般に用いられているピストンに比べ、その軸
方向長さが短く、重心位置が重要な要件となつている。
関用ピストン（以下ピストン）１０は頂部１１，スカー
ト部１２，ピンボス部１３及びストラツト１４から構成
される。ここで、ストラツト１４はピンボス部１３の下
部でピストン１０に鋳包まれている。このピストン１０
は、現在一般に用いられているピストンに比べ、その軸
方向長さが短く、重心位置が重要な要件となつている。
【００１２】頂部１１は、頂面２０，リング溝２１，２
２及びランド２３，２４から成り、スカート部１２は肩
部２５，中央部２６，下端部２７及びインロー部２８か
ら成り、ピンボス部１３は図示しない内燃機関のコンロ
ツドと連結するピンが挿入されるピン穴２９及びストラ
ツト１４をその下側に鋳包むピンボス３０から成る。
２及びランド２３，２４から成り、スカート部１２は肩
部２５，中央部２６，下端部２７及びインロー部２８か
ら成り、ピンボス部１３は図示しない内燃機関のコンロ
ツドと連結するピンが挿入されるピン穴２９及びストラ
ツト１４をその下側に鋳包むピンボス３０から成る。
【００１３】図４乃至図５に独立して示すストラツト１
４は、ピンボス３０に鋳包まれる中央半円部３１及びピ
ストン１０の熱膨張抑止効果を発揮する張出部３２から
成り、特に中央半円部３１の下端側はピン穴２９と平行
に折り曲げられた部分３３を有している。
４は、ピンボス３０に鋳包まれる中央半円部３１及びピ
ストン１０の熱膨張抑止効果を発揮する張出部３２から
成り、特に中央半円部３１の下端側はピン穴２９と平行
に折り曲げられた部分３３を有している。
【００１４】このように、ストラツト１４の中央半円部
３１がピンボス３０の下側に鋳包まれ、このストラツト
１４は一般に鉄製でありアルミ合金製のピストン１０よ
りも比重が重く、ピストン１０の重心位置を低くするこ
とができる。また、中央半円部の下端側はピン穴２９と
平行に折り曲げられた部分３３を有するので、スカート
部１２の短縮化が図られ、ピストン１０自体の軸方向長
さを短縮することができる。
３１がピンボス３０の下側に鋳包まれ、このストラツト
１４は一般に鉄製でありアルミ合金製のピストン１０よ
りも比重が重く、ピストン１０の重心位置を低くするこ
とができる。また、中央半円部の下端側はピン穴２９と
平行に折り曲げられた部分３３を有するので、スカート
部１２の短縮化が図られ、ピストン１０自体の軸方向長
さを短縮することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上に示した様に本発明では、ピンボス
下側に高重量のストラツトの中央半円部が鋳包まれるこ
とで、内燃機関用ピストンの重心低下を図ることができ
る。加えて、中央半円部の下端側はピン穴と平行に折り
曲げられているので、スカート部の短縮化ができる。従
つて、内燃機関用ピストン自体の軸方向長さを短縮化で
き、内燃機関での運転時においてその挙動が安定化する
と共に、軽量となるので、その運動性能に優れる。
下側に高重量のストラツトの中央半円部が鋳包まれるこ
とで、内燃機関用ピストンの重心低下を図ることができ
る。加えて、中央半円部の下端側はピン穴と平行に折り
曲げられているので、スカート部の短縮化ができる。従
つて、内燃機関用ピストン自体の軸方向長さを短縮化で
き、内燃機関での運転時においてその挙動が安定化する
と共に、軽量となるので、その運動性能に優れる。
【００１６】また、ピンボス下側にストラツトの中央半
円部が鋳包まれることで、頂部からスカート部への熱流
を阻害することがなく、ピストン自体の放熱特性を向上
できる。
円部が鋳包まれることで、頂部からスカート部への熱流
を阻害することがなく、ピストン自体の放熱特性を向上
できる。
【図１】本発明実施例の内燃機関用ピストン１０の断面
図を示す。
図を示す。
【図２】図１におけるＡ−Ａ断面図を示す。
【図３】図１におけるＢ−Ｂ断面図を示す。
【図４】図１におけるストラツト１４の正面図を示す。
【図５】図４におけるＣ−Ｃ断面図を示す。
【図６】従来技術の内燃機関用ピストン７０の断面図を
示す。
示す。
１０ 内燃機関用ピストン、 １１ 頂部、 １２ スカート部、 １３ ピンボス部、 １４ ストラツト、 ３１ 中央半円部、 ３２ 張出部。
Claims (1)
- 【請求項１】 頂部，スカート部及びピンボス部から成
り、ピンボス部にストラツトを鋳包んでいる内燃機関用
ピストンにおいて、 前記ストラツトは、前記ピンボス部の下側に鋳包まれる
中央半円部及びスカート部内周面に位置する張出部から
成り、前記中央半円部の下端側は前記ピン穴と平行に折
り曲げられていることを特徴とする内燃機関用ピスト
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3219991A JPH0560010A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 内燃機関用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3219991A JPH0560010A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 内燃機関用ピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560010A true JPH0560010A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16744217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3219991A Pending JPH0560010A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 内燃機関用ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0560010A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008151673A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Japan Advanced Institute Of Science & Technology Hokuriku | 走査型プローブ顕微鏡用化合物半導体カンチレバー、及びその製造法 |
| DE102018218497A1 (de) * | 2018-10-29 | 2020-04-30 | Mahle International Gmbh | Kolben einer Brennkraftmaschine |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3219991A patent/JPH0560010A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008151673A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Japan Advanced Institute Of Science & Technology Hokuriku | 走査型プローブ顕微鏡用化合物半導体カンチレバー、及びその製造法 |
| DE102018218497A1 (de) * | 2018-10-29 | 2020-04-30 | Mahle International Gmbh | Kolben einer Brennkraftmaschine |
| US11111878B2 (en) | 2018-10-29 | 2021-09-07 | Mahle International Gmbh | Piston of an internal-combustion engine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100925 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110925 Year of fee payment: 13 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110925 Year of fee payment: 13 |