JPH0415970Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415970Y2 JPH0415970Y2 JP1984138789U JP13878984U JPH0415970Y2 JP H0415970 Y2 JPH0415970 Y2 JP H0415970Y2 JP 1984138789 U JP1984138789 U JP 1984138789U JP 13878984 U JP13878984 U JP 13878984U JP H0415970 Y2 JPH0415970 Y2 JP H0415970Y2
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- JP
- Japan
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- piston
- skirt portion
- cylinder
- liner
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
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- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、たとえばデイーゼルエンジンなど
の内燃機関用ピストンに関する。
の内燃機関用ピストンに関する。
第３図は一般的なデイーゼルエンジンのシリン
ダ部を示すもので、１はシリンダ、２はピストン
である。このピストン本体３の外周壁にはピスト
ンリング４……が設けられ、これらピストンリン
グ４……は前記シリンダ１のライナ５を摺動する
ようになつている。ところで、前記ピストン本体
３はその基材がアルミニユウム等によつて形成さ
れているため、そのピストンスカート部６がシリ
ンダ１内の温度によつて膨張、収縮する。たとえ
ば、第４図に示すように、常温においてはａに示
すようなピストンプロフアイルであり、ライナ５
との間に大きな隙間があるが、高負荷時（最高回
転時）には熱膨張によつてｂに示すようなピスト
ンプロフアイルとなり、ライナ５に密着する。軽
負荷時においても熱膨張するが、エンジンオイル
の飛散によつてピストンスカート部６の内面から
冷却されるため、この冷却効果により熱膨張が抑
制され、ｃのようなピストンプロフアイルとな
る。つまり、軽負荷時のピストン本体３は高負荷
時に比べてピストン本体３の温度が低く、ピスト
ンスカート部６とライナ５との間の隙間ｇが大き
い。このように、ピストンスカート部６とライナ
５との間の隙間ｇが大きくなると、ピストン２の
往復運動時の衝撃によつてエンジン騒音が大き
く、またオイル消費なども大きくなるという欠点
がある。
ダ部を示すもので、１はシリンダ、２はピストン
である。このピストン本体３の外周壁にはピスト
ンリング４……が設けられ、これらピストンリン
グ４……は前記シリンダ１のライナ５を摺動する
ようになつている。ところで、前記ピストン本体
３はその基材がアルミニユウム等によつて形成さ
れているため、そのピストンスカート部６がシリ
ンダ１内の温度によつて膨張、収縮する。たとえ
ば、第４図に示すように、常温においてはａに示
すようなピストンプロフアイルであり、ライナ５
との間に大きな隙間があるが、高負荷時（最高回
転時）には熱膨張によつてｂに示すようなピスト
ンプロフアイルとなり、ライナ５に密着する。軽
負荷時においても熱膨張するが、エンジンオイル
の飛散によつてピストンスカート部６の内面から
冷却されるため、この冷却効果により熱膨張が抑
制され、ｃのようなピストンプロフアイルとな
る。つまり、軽負荷時のピストン本体３は高負荷
時に比べてピストン本体３の温度が低く、ピスト
ンスカート部６とライナ５との間の隙間ｇが大き
い。このように、ピストンスカート部６とライナ
５との間の隙間ｇが大きくなると、ピストン２の
往復運動時の衝撃によつてエンジン騒音が大き
く、またオイル消費なども大きくなるという欠点
がある。
この考案は、前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、軽負荷時において
もエンジンオイルによる冷却を少なくしてピスト
ンの温度を高いレベルに保ち、ピストンスカート
部とライナとの間の隙間を小さくしてエンジンの
騒音の低減とオイル消費の低減を図ることができ
る内燃機関用ピストンを提供することにある。
で、その目的とするところは、軽負荷時において
もエンジンオイルによる冷却を少なくしてピスト
ンの温度を高いレベルに保ち、ピストンスカート
部とライナとの間の隙間を小さくしてエンジンの
騒音の低減とオイル消費の低減を図ることができ
る内燃機関用ピストンを提供することにある。
この考案は、前記目的を達成するために、ピス
トンのピストンスカート部の上部内面のみでかつ
二つのピストンピンボス間のみに、ピストン基材
より熱伝導率の低い断熱材を部分的に設け、この
断熱材によつてエンジンオイルによる冷却効果を
おさえピストンの温度を高いレベルに保つように
したことにある。
トンのピストンスカート部の上部内面のみでかつ
二つのピストンピンボス間のみに、ピストン基材
より熱伝導率の低い断熱材を部分的に設け、この
断熱材によつてエンジンオイルによる冷却効果を
おさえピストンの温度を高いレベルに保つように
したことにある。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第１図および第２図中、１１はシリンダ、１２
はピストンである。このピストン本体１３はアル
ミニユム材料によつて構成され、この頂面部には
燃焼室を構成する凹部１４が設けられている。こ
のピストン本体１３の外周壁には複数本のピスト
ンリング１５……が設けられ、この下部にはピス
トンスカート部１６が形成されている。そして、
このピストンスカート部１６の内面における上部
には複数枚の断熱材１７……が間隔を存して装着
されている。この断熱材１７は前記ピストン本体
１３の基材より熱伝導率の低い材料で、しかも耐
熱性のあるたとえばセラミツクスのシートで、前
記ピストンスカート部１６の内面で、かつ二つの
ピストンピンボス１６ａ，１６ａ間のみに部分的
に接着、鋳込みするか、セラミツクスパウダーを
溶液に溶き、コーテイングされている。そして、
この断熱材１７……によつてエンジンオイルの飛
散によるピストンスカート部１６の冷却を押えて
いる。
はピストンである。このピストン本体１３はアル
ミニユム材料によつて構成され、この頂面部には
燃焼室を構成する凹部１４が設けられている。こ
のピストン本体１３の外周壁には複数本のピスト
ンリング１５……が設けられ、この下部にはピス
トンスカート部１６が形成されている。そして、
このピストンスカート部１６の内面における上部
には複数枚の断熱材１７……が間隔を存して装着
されている。この断熱材１７は前記ピストン本体
１３の基材より熱伝導率の低い材料で、しかも耐
熱性のあるたとえばセラミツクスのシートで、前
記ピストンスカート部１６の内面で、かつ二つの
ピストンピンボス１６ａ，１６ａ間のみに部分的
に接着、鋳込みするか、セラミツクスパウダーを
溶液に溶き、コーテイングされている。そして、
この断熱材１７……によつてエンジンオイルの飛
散によるピストンスカート部１６の冷却を押えて
いる。
しかして、前述のように構成されたピストン１
２は常温時においてはそのピストンスカート部１
６のピストンプロフアイルは第４図のａに示すよ
うに従来と同一であるが、軽負荷時においては、
断熱材１７……によつてピストンスカート部１６
の冷却が押えられている。したがつて、ピストン
スカート部１６の温度が高いレベルに保たれ、外
方に凸状に熱膨張（第４図の斜線部）する。そし
て、同図ｄのようなピストンプロフアイルとな
り、シリンダ１１のライナとの間の間隙を少なく
することができる。
２は常温時においてはそのピストンスカート部１
６のピストンプロフアイルは第４図のａに示すよ
うに従来と同一であるが、軽負荷時においては、
断熱材１７……によつてピストンスカート部１６
の冷却が押えられている。したがつて、ピストン
スカート部１６の温度が高いレベルに保たれ、外
方に凸状に熱膨張（第４図の斜線部）する。そし
て、同図ｄのようなピストンプロフアイルとな
り、シリンダ１１のライナとの間の間隙を少なく
することができる。
また、前記断熱材１７……を部分的に配置して
いるため、ピストンスカート部１６の温度が必要
以上に上昇すると、周辺よりピストン本体１３へ
の熱の逃げが大きくなり、一定以上の温度は上昇
せず抑制される。
いるため、ピストンスカート部１６の温度が必要
以上に上昇すると、周辺よりピストン本体１３へ
の熱の逃げが大きくなり、一定以上の温度は上昇
せず抑制される。
以上説明したように、この考案によれば、ピス
トンのピストンスカート部の上部内面のみでかつ
二つのピストンピンボス間のみにピストン基材よ
り熱伝導率の低い断熱材を装着し、この断熱材に
よつてエンジンオイルによる冷却効果をおさえピ
ストンの温度を高いレベルに保つようにしたか
ら、ピストンスカート部の熱膨張によつて外方へ
凸状になり、ライナとの隙間を減少することがで
きる。この結果ピストンの衝撃によるエンジン騒
音を低減することができるとともに、オイル消費
を減少することができるという効果を奏する。さ
らに、断熱材をピストンピンボス間のみに、周面
をピストンに当接させないよう部分的に接着した
ので、同部（断熱材が接着されている部分）のみ
がシリンダライナとの隙間が小さく保持されて、
他の部分の隙間は大きくなることにより、シリン
ダライナに対する隙間小の面積は断熱材が接着さ
れている部分のみで小さくなり、ピストンとシリ
ンダライナとのフリクシヨンが小さく燃費が向上
する。また、既存のピストンにも容易に装着する
ことが可能で、またピストンピンボス部軸方向の
不要な箇所には装着する必要はないので、コスト
的に有利となる効果を奏する。
トンのピストンスカート部の上部内面のみでかつ
二つのピストンピンボス間のみにピストン基材よ
り熱伝導率の低い断熱材を装着し、この断熱材に
よつてエンジンオイルによる冷却効果をおさえピ
ストンの温度を高いレベルに保つようにしたか
ら、ピストンスカート部の熱膨張によつて外方へ
凸状になり、ライナとの隙間を減少することがで
きる。この結果ピストンの衝撃によるエンジン騒
音を低減することができるとともに、オイル消費
を減少することができるという効果を奏する。さ
らに、断熱材をピストンピンボス間のみに、周面
をピストンに当接させないよう部分的に接着した
ので、同部（断熱材が接着されている部分）のみ
がシリンダライナとの隙間が小さく保持されて、
他の部分の隙間は大きくなることにより、シリン
ダライナに対する隙間小の面積は断熱材が接着さ
れている部分のみで小さくなり、ピストンとシリ
ンダライナとのフリクシヨンが小さく燃費が向上
する。また、既存のピストンにも容易に装着する
ことが可能で、またピストンピンボス部軸方向の
不要な箇所には装着する必要はないので、コスト
的に有利となる効果を奏する。
第１図はこの考案の一実施例を示す内燃機関の
シリンダ部の縦断正面図、第２図は同じくピスト
ンの下面図、第３図は従来の内燃機関のシリンダ
部の縦断正面図、第４図はピストンプロフアイル
を示す説明図である。 １１……シリンダ、１２……ピストン、１６…
…ピストンスカート部、１７……断熱材。
シリンダ部の縦断正面図、第２図は同じくピスト
ンの下面図、第３図は従来の内燃機関のシリンダ
部の縦断正面図、第４図はピストンプロフアイル
を示す説明図である。 １１……シリンダ、１２……ピストン、１６…
…ピストンスカート部、１７……断熱材。
Claims (1)
- シリンダ内を往復運動するピストンのピストン
スカート部の上部内面のみでかつ二つのピストン
ピンボス間のみに、ピストン基材より熱伝導率の
低い断熱材を周面を上記ピストンに当接させない
ように部分的に接着したことを特徴とする内燃機
関用ピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984138789U JPH0415970Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984138789U JPH0415970Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6153544U JPS6153544U (ja) | 1986-04-10 |
| JPH0415970Y2 true JPH0415970Y2 (ja) | 1992-04-09 |
Family
ID=30697183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984138789U Expired JPH0415970Y2 (ja) | 1984-09-13 | 1984-09-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0415970Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013101844A1 (de) * | 2013-02-25 | 2014-08-28 | Ino8 Pty Ltd | Wärmeisoliertes Schmiersystem und Schmierverfahren für rotierende und oszillierende Bauteile |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5321317A (en) * | 1976-08-06 | 1978-02-27 | Wellworthy Ltd | Piston |
| JPS6158956A (ja) * | 1984-08-16 | 1986-03-26 | マーレ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 内燃機関用のアルミニウム製のピストン |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58130051U (ja) * | 1982-02-27 | 1983-09-02 | 厚木自動車部品株式会社 | ピストン |
-
1984
- 1984-09-13 JP JP1984138789U patent/JPH0415970Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5321317A (en) * | 1976-08-06 | 1978-02-27 | Wellworthy Ltd | Piston |
| JPS6158956A (ja) * | 1984-08-16 | 1986-03-26 | マーレ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 内燃機関用のアルミニウム製のピストン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6153544U (ja) | 1986-04-10 |
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