JPS6327079Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6327079Y2 JPS6327079Y2 JP1981140518U JP14051881U JPS6327079Y2 JP S6327079 Y2 JPS6327079 Y2 JP S6327079Y2 JP 1981140518 U JP1981140518 U JP 1981140518U JP 14051881 U JP14051881 U JP 14051881U JP S6327079 Y2 JPS6327079 Y2 JP S6327079Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder liner
- piston
- heat insulating
- internal combustion
- liner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 13
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はデイーゼルエンジン等の内燃機関のシ
リンダライナ及びピストン摩耗防止装置に関す
る。
リンダライナ及びピストン摩耗防止装置に関す
る。
従来の技術
シリンダライナのジヤケツト内の外周面上のジ
ヤケツト内の冷却水によるキヤビテーシヨン発生
相当個所にゴム等の弾性材を固着した往復動内燃
機関のシリンダライナが実開昭48−108003号公報
に、機関気〓の冷却套内に電気的に加熱される部
材を有する内燃機関が昭和５年特許出願公告第
1737号公報に、さらに、気〓胴内壁の最も摩耗し
易い部分に相応する気〓胴の外部に熱伝動不良物
質を介在せしめた内燃機関に於ける気〓胴摩耗防
止装置が特公昭32−5521号公報にそれぞれ提案さ
れている。
ヤケツト内の冷却水によるキヤビテーシヨン発生
相当個所にゴム等の弾性材を固着した往復動内燃
機関のシリンダライナが実開昭48−108003号公報
に、機関気〓の冷却套内に電気的に加熱される部
材を有する内燃機関が昭和５年特許出願公告第
1737号公報に、さらに、気〓胴内壁の最も摩耗し
易い部分に相応する気〓胴の外部に熱伝動不良物
質を介在せしめた内燃機関に於ける気〓胴摩耗防
止装置が特公昭32−5521号公報にそれぞれ提案さ
れている。
ところで、これらのものは、ライナ壁面温度が
低い時のライナ・ピストン内の摩擦損失及びピス
トンの移動速度に対する考慮がまつたくはらわれ
ていないものであつた。
低い時のライナ・ピストン内の摩擦損失及びピス
トンの移動速度に対する考慮がまつたくはらわれ
ていないものであつた。
考案が解決すべき問題点
内燃機関において、シリンダライナの側面温度
ｔとライナ・ピストン間の摩擦損失ｆとの関係
は、第２図に示すように、ライナ壁面温度ｔが低
い時にライナ・ピストン間及びライナ・ピストン
リング間の摩擦損失が大となることを発見した。
ｔとライナ・ピストン間の摩擦損失ｆとの関係
は、第２図に示すように、ライナ壁面温度ｔが低
い時にライナ・ピストン間及びライナ・ピストン
リング間の摩擦損失が大となることを発見した。
そして、一般に、シリンダライナの軸線方向の
温度分布は、第１図に示すように、ライナＬの燃
焼部に近い上部で高温となり、中間位置から下部
に行くにしたがつて温度は下降する。
温度分布は、第１図に示すように、ライナＬの燃
焼部に近い上部で高温となり、中間位置から下部
に行くにしたがつて温度は下降する。
一方、ライナ１内を移動するピストンの速度Ｓ
は、上死点および下死点に近い上部および下部に
おいて小さく、その中間位置において大きくな
る。したがつて、前記中間位置では、温度が低
く、ピストン速度が大きいために、ピストン及び
ピストンリングとシリンダライナ間の摩擦損失が
大となる。
は、上死点および下死点に近い上部および下部に
おいて小さく、その中間位置において大きくな
る。したがつて、前記中間位置では、温度が低
く、ピストン速度が大きいために、ピストン及び
ピストンリングとシリンダライナ間の摩擦損失が
大となる。
本考案は、前記の知見に基づき、シリンダライ
ナ側壁の中間部のピストンの移動の速度が最も大
きい位置に最大の断熱部を設け、ピストン及びピ
ストンリングとシリンダライナ間の摩擦損失を低
減した内燃機関のシリンダライナ及びピストン摩
耗防止装置を提供することを目的とするものであ
る。
ナ側壁の中間部のピストンの移動の速度が最も大
きい位置に最大の断熱部を設け、ピストン及びピ
ストンリングとシリンダライナ間の摩擦損失を低
減した内燃機関のシリンダライナ及びピストン摩
耗防止装置を提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段
本考案の内燃機関のシリンダライナ及びピスト
ン摩耗防止装置は、内部にピストンを移動自在に
設けたシリンダライナの側壁の前記ピストンの移
動速度が最も大きい位置に最大の厚さの断熱部を
設けたことを特徴とする構成を有する。
ン摩耗防止装置は、内部にピストンを移動自在に
設けたシリンダライナの側壁の前記ピストンの移
動速度が最も大きい位置に最大の厚さの断熱部を
設けたことを特徴とする構成を有する。
実施例
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第３図において、１はシリンダブロツクであつ
て、その中にシリンダライナ２が嵌入されてい
る。シリンダライナ２の中にはピストン３がシリ
ンダライナ２の軸方向に移動自在に設けられ、シ
リンダブロツク１とシリンダライナ２との間には
冷却道路４が形成されている。
て、その中にシリンダライナ２が嵌入されてい
る。シリンダライナ２の中にはピストン３がシリ
ンダライナ２の軸方向に移動自在に設けられ、シ
リンダブロツク１とシリンダライナ２との間には
冷却道路４が形成されている。
シリンダライナ２の側壁外部には、ピストン３
の移動速度が最大の位置を中心として最大の厚さ
を有し、端部に向けてその厚みを順次薄くした合
成樹脂等の断熱材５よりなる断熱部が形成されて
いる。６はコネクチングロツド、７はシリンダブ
ロツク１とシリンダライナ２との間においてシリ
ンダライナ２の下方に設けられた弾性Ｏリングで
ある。
の移動速度が最大の位置を中心として最大の厚さ
を有し、端部に向けてその厚みを順次薄くした合
成樹脂等の断熱材５よりなる断熱部が形成されて
いる。６はコネクチングロツド、７はシリンダブ
ロツク１とシリンダライナ２との間においてシリ
ンダライナ２の下方に設けられた弾性Ｏリングで
ある。
なお、前記実施例においては、断熱部として断
熱材を用いたが、他の実施例として、断熱材の代
わりに加熱体を用いてシリンダライナからの放熱
を防止するようにしてもよい。
熱材を用いたが、他の実施例として、断熱材の代
わりに加熱体を用いてシリンダライナからの放熱
を防止するようにしてもよい。
考案の効果
本考案によると、シリンダライナの高温の燃焼
部に近い上部は冷却が行なわれるために摩耗、焼
付を生じることがなく、ピストンの移動速度が最
も大きく、しかも燃焼部から離れて温度が近い場
所では最大の厚みを有する断熱部によつて温度低
下を防止し、摩擦損失を防止できるものである。
なお、シリンダライナの下部は弾性Ｏリングの寿
命確保のため、冷却が必要である。
部に近い上部は冷却が行なわれるために摩耗、焼
付を生じることがなく、ピストンの移動速度が最
も大きく、しかも燃焼部から離れて温度が近い場
所では最大の厚みを有する断熱部によつて温度低
下を防止し、摩擦損失を防止できるものである。
なお、シリンダライナの下部は弾性Ｏリングの寿
命確保のため、冷却が必要である。
第１図はシリンダライナの軸方向位置に対する
温度およびピストンスピードの関係を示す線図、
第２図はシリンダライナ壁面温度に対するピスト
ンの摩擦損失の関係を示す線図、第３図は本考案
の一実施例の断面図である。 １……シリンダブロツク、２……シリンダライ
ナ、３……ピストン、４……冷却水通路、５……
断熱材。
温度およびピストンスピードの関係を示す線図、
第２図はシリンダライナ壁面温度に対するピスト
ンの摩擦損失の関係を示す線図、第３図は本考案
の一実施例の断面図である。 １……シリンダブロツク、２……シリンダライ
ナ、３……ピストン、４……冷却水通路、５……
断熱材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部にピストンを移動自在に設けたシリンダ
ライナの側壁の前記ピストンの移動速度が最も
大きい位置に最大の厚さの断熱部を設けたこと
を特徴とする内燃機関のシリンダライナ及びピ
ストン摩耗防止装置。 (2) 断熱部がシリンダライナ側壁外部に形成され
た断熱材である実用新案登録請求の範囲第１項
記載の内燃機関のシリンダライナ及びピストン
摩耗防止装置。 (3) 断熱部が加熱体である実用新案登録請求の範
囲第１項記載の内燃機関のシリンダライナ及び
ピストン摩耗防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14051881U JPS5845930U (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | 内燃機関のシリンダライナ及びピストン摩耗防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14051881U JPS5845930U (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | 内燃機関のシリンダライナ及びピストン摩耗防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5845930U JPS5845930U (ja) | 1983-03-28 |
| JPS6327079Y2 true JPS6327079Y2 (ja) | 1988-07-22 |
Family
ID=29933675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14051881U Granted JPS5845930U (ja) | 1981-09-24 | 1981-09-24 | 内燃機関のシリンダライナ及びピストン摩耗防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5845930U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02109727U (ja) * | 1989-02-21 | 1990-09-03 | ||
| JPH02109728U (ja) * | 1989-02-21 | 1990-09-03 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS48108003U (ja) * | 1972-03-18 | 1973-12-13 |
-
1981
- 1981-09-24 JP JP14051881U patent/JPS5845930U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5845930U (ja) | 1983-03-28 |
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