JPH04259646A - シリンダライナ - Google Patents
シリンダライナInfo
- Publication number
- JPH04259646A JPH04259646A JP4266791A JP4266791A JPH04259646A JP H04259646 A JPH04259646 A JP H04259646A JP 4266791 A JP4266791 A JP 4266791A JP 4266791 A JP4266791 A JP 4266791A JP H04259646 A JPH04259646 A JP H04259646A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder liner
- cylinder
- piston
- wall surface
- liner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 abstract 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 10
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 7
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンの円滑な運動
を図り燃費の改善をなし得るシリンダライナに関するも
のである。
を図り燃費の改善をなし得るシリンダライナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関のシリンダ部分は、図3
に示すようになっている。即ち、シリンダブロック1内
には、シリンダ室2を形成するシリンダライナ3の外周
を略軸方向全周に亘り包囲するようウォータージャケッ
ト4が設けられており、該ウォータージャケット4に冷
却水を供給してシリンダライナ3を冷却するようになっ
ている。図中5はクランク室である。
に示すようになっている。即ち、シリンダブロック1内
には、シリンダ室2を形成するシリンダライナ3の外周
を略軸方向全周に亘り包囲するようウォータージャケッ
ト4が設けられており、該ウォータージャケット4に冷
却水を供給してシリンダライナ3を冷却するようになっ
ている。図中5はクランク室である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述せる
内燃機関のシリンダ部分にあっては、ウォータージャケ
ット4に冷却水を供給することにより、シリンダライナ
3を外周軸方向全域に亘り一様に冷却しているので、図
2の実線イに示す如く、燃料が爆発して高温となる部分
、即ちシリンダライナ3のピストンの上死点A近傍個所
は、所定の温度以下となるように冷却できるが、燃料の
爆発に直接関係なくてそれ程冷却する必要がないシリン
ダライナ3のピストンの上死点Aより下方の部分、即ち
中間点Bやピストンの下死点Cの個所は冷え過ぎて過冷
却されることになる。
内燃機関のシリンダ部分にあっては、ウォータージャケ
ット4に冷却水を供給することにより、シリンダライナ
3を外周軸方向全域に亘り一様に冷却しているので、図
2の実線イに示す如く、燃料が爆発して高温となる部分
、即ちシリンダライナ3のピストンの上死点A近傍個所
は、所定の温度以下となるように冷却できるが、燃料の
爆発に直接関係なくてそれ程冷却する必要がないシリン
ダライナ3のピストンの上死点Aより下方の部分、即ち
中間点Bやピストンの下死点Cの個所は冷え過ぎて過冷
却されることになる。
【0004】前述の如くシリンダライナ3のピストンの
上死点Aより下方の部分が過冷却されると、この部分の
温度低下により潤滑油の粘度が上がり、その結果、シリ
ンダライナ3とピストンとの間に形成される潤滑油の油
膜が厚くなり、従ってピストン摺動時の油膜に対する剪
断抵抗が大きくなり本来の潤滑の役目を果すことができ
ず、ピストンフリクションが生じエンジンの効率が低下
する原因になっていた。
上死点Aより下方の部分が過冷却されると、この部分の
温度低下により潤滑油の粘度が上がり、その結果、シリ
ンダライナ3とピストンとの間に形成される潤滑油の油
膜が厚くなり、従ってピストン摺動時の油膜に対する剪
断抵抗が大きくなり本来の潤滑の役目を果すことができ
ず、ピストンフリクションが生じエンジンの効率が低下
する原因になっていた。
【0005】本発明は、上記実情に鑑み、ピストン摺動
を円滑に行い得るようにしてピストンフリクションの低
減を図りエンジン効率の向上並びに燃費の改善を図り得
るシリンダライナを提供することを目的とするものであ
る。
を円滑に行い得るようにしてピストンフリクションの低
減を図りエンジン効率の向上並びに燃費の改善を図り得
るシリンダライナを提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピストンが最
も速く摺動する内壁面部及びその近傍の内壁面部に対応
し且つシリンダブロックに当接する外壁面部に、リング
状溝を設けたことを特徴とするシリンダライナにかかる
ものである。
も速く摺動する内壁面部及びその近傍の内壁面部に対応
し且つシリンダブロックに当接する外壁面部に、リング
状溝を設けたことを特徴とするシリンダライナにかかる
ものである。
【0007】
【作用】内壁面部のピストンの上死点と下死点との間に
おけるピストンが最も速く摺動する個所及びその近傍個
所に対応する外壁面部に設けたリング状溝により、シリ
ンダライナとシリンダブロックとの間の熱伝達が制限さ
れる。この熱伝達の制限により、ピストンの上死点と下
死点との間におけるピストンが最も速く摺動する個所及
びその近傍個所の内壁面部の表面温度がそれ程低下せず
、潤滑油の粘度を適切な値に保つことができる。
おけるピストンが最も速く摺動する個所及びその近傍個
所に対応する外壁面部に設けたリング状溝により、シリ
ンダライナとシリンダブロックとの間の熱伝達が制限さ
れる。この熱伝達の制限により、ピストンの上死点と下
死点との間におけるピストンが最も速く摺動する個所及
びその近傍個所の内壁面部の表面温度がそれ程低下せず
、潤滑油の粘度を適切な値に保つことができる。
【0008】
【実施例】図1及び図2を参照しつつ本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0009】図1中、図3と同一符号のものは同一物を
示す。
示す。
【0010】シリンダライナ6のピストンの上死点Aと
下死点Cとの間において、中間点B部分近傍はピストン
が最も速く摺動する個所で潤滑油の粘度をある程度低く
する必要がある個所であり、この個所に対応する外壁面
部(シリンダブロック1と当接する壁面部)に、複数(
図では4個)のリング状溝7を設けてこれらリング状溝
7によりシリンダライナ6とシリンダブロック1との間
の熱伝達を制限するようにする。
下死点Cとの間において、中間点B部分近傍はピストン
が最も速く摺動する個所で潤滑油の粘度をある程度低く
する必要がある個所であり、この個所に対応する外壁面
部(シリンダブロック1と当接する壁面部)に、複数(
図では4個)のリング状溝7を設けてこれらリング状溝
7によりシリンダライナ6とシリンダブロック1との間
の熱伝達を制限するようにする。
【0011】前記の如くピストンが最も速く摺動する個
所及びその近傍個所に対応するシリンダライナ6の外壁
面部に複数のリング状溝7を設けているので、これらリ
ング状溝7によりシリンダブロック1のウォータージャ
ケット4の冷熱がシリンダライナ3の中間点B及びその
近傍個所に伝わることが制限され、従って中間点B及び
その近傍個所のシリンダライナ6の内壁面部の表面温度
は図2の破線ロに示す如く、図3に示す従来の内燃機関
のシリンダ部分におけるシリンダライナ3の表面温度よ
りも上昇することになる。この温度上昇により、シリン
ダライナ6の中間点B及びその近傍個所におけるシリン
ダライナ6とピストンとの間の潤滑油は、その粘度が好
ましい状態になり、ピストン摺動時の油膜に対する剪断
抵抗を小さくできて潤滑油に本来の役目を果させること
ができ、ピストンフリクションの低減をなし得てエンジ
ン効率の向上並びに燃費の改善を図り得る。
所及びその近傍個所に対応するシリンダライナ6の外壁
面部に複数のリング状溝7を設けているので、これらリ
ング状溝7によりシリンダブロック1のウォータージャ
ケット4の冷熱がシリンダライナ3の中間点B及びその
近傍個所に伝わることが制限され、従って中間点B及び
その近傍個所のシリンダライナ6の内壁面部の表面温度
は図2の破線ロに示す如く、図3に示す従来の内燃機関
のシリンダ部分におけるシリンダライナ3の表面温度よ
りも上昇することになる。この温度上昇により、シリン
ダライナ6の中間点B及びその近傍個所におけるシリン
ダライナ6とピストンとの間の潤滑油は、その粘度が好
ましい状態になり、ピストン摺動時の油膜に対する剪断
抵抗を小さくできて潤滑油に本来の役目を果させること
ができ、ピストンフリクションの低減をなし得てエンジ
ン効率の向上並びに燃費の改善を図り得る。
【0012】又シリンダブロック1に、シリンダライナ
6の外周を軸方向略全長に亘り包囲するようにウォータ
ージャケット4を設けているので、シリンダブロック1
の上部と下部が略均一に冷却されることになり、温度差
によるシリンダブロック1の熱変形を防止できる。
6の外周を軸方向略全長に亘り包囲するようにウォータ
ージャケット4を設けているので、シリンダブロック1
の上部と下部が略均一に冷却されることになり、温度差
によるシリンダブロック1の熱変形を防止できる。
【0013】更にリング状溝7の間隔と深さの寸法や数
により、シリンダライナ6とシリンダブロック1との間
の熱伝達率を任意に変えることができ、シリンダ室2内
を、ピストンの摺動に対し最適状態にすることができる
。
により、シリンダライナ6とシリンダブロック1との間
の熱伝達率を任意に変えることができ、シリンダ室2内
を、ピストンの摺動に対し最適状態にすることができる
。
【0014】尚本発明は、図示し説明した実施例にのみ
限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種
々の変更を加え得ることは勿論である。
限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種
々の変更を加え得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明のシリンダライ
ナによれば、ピストンが最も速く摺動する個所及びその
近傍個所におけるシリンダライナとシリンダブロックと
の間の熱伝達を制限したので、前記個所の潤滑油の粘度
をピストン摺動時の潤滑油の油膜に対する剪断抵抗が減
少するよう適宜下げることができ、潤滑油に本来の潤滑
作用を生ぜしめてピストンフリクションの低減をなし得
、従ってエンジン効率の向上並びに燃費の改善を図り得
ると共に、エンジン寿命の延長化を図り得られ、しかも
構造簡単にして容易に製作できる、等種々の優れた効果
を発揮する。
ナによれば、ピストンが最も速く摺動する個所及びその
近傍個所におけるシリンダライナとシリンダブロックと
の間の熱伝達を制限したので、前記個所の潤滑油の粘度
をピストン摺動時の潤滑油の油膜に対する剪断抵抗が減
少するよう適宜下げることができ、潤滑油に本来の潤滑
作用を生ぜしめてピストンフリクションの低減をなし得
、従ってエンジン効率の向上並びに燃費の改善を図り得
ると共に、エンジン寿命の延長化を図り得られ、しかも
構造簡単にして容易に製作できる、等種々の優れた効果
を発揮する。
【図1】本発明のシリンダライナを使用せる内燃機関の
シリンダ部分の構成を示す切断側面図である。
シリンダ部分の構成を示す切断側面図である。
【図2】本発明のシリンダライナを使用せる内燃機関の
シリンダ部分と従来の内燃機関のシリンダ部分とにおけ
るシリンダライナの部位と表面温度との関係を示すグラ
フである。
シリンダ部分と従来の内燃機関のシリンダ部分とにおけ
るシリンダライナの部位と表面温度との関係を示すグラ
フである。
【図3】従来の内燃機関のシリンダ部分の構成を示す切
断側面図である。
断側面図である。
1 シリンダブロック
2 シリンダ室
4 ウォータージャケット
5 クランク室
6 シリンダライナ
7 リング状溝
Claims (1)
- 【請求項1】 ピストンが最も速く摺動する内壁面部
及びその近傍の内壁面部に対応し且つシリンダブロック
に当接する外壁面部に、リング状溝を設けたことを特徴
とするシリンダライナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266791A JPH04259646A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | シリンダライナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266791A JPH04259646A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | シリンダライナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04259646A true JPH04259646A (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=12642374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4266791A Pending JPH04259646A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | シリンダライナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04259646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150960A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関用シリンダブロック |
US8667932B2 (en) | 2009-11-19 | 2014-03-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Cooling structure for internal combustion engine |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP4266791A patent/JPH04259646A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150960A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関用シリンダブロック |
JP4707648B2 (ja) * | 2006-12-14 | 2011-06-22 | ダイハツ工業株式会社 | 多気筒内燃機関用シリンダブロック |
US8667932B2 (en) | 2009-11-19 | 2014-03-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Cooling structure for internal combustion engine |
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