JPH0559798A - 棟飾り - Google Patents

棟飾り

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JPH0559798A
JPH0559798A JP24508791A JP24508791A JPH0559798A JP H0559798 A JPH0559798 A JP H0559798A JP 24508791 A JP24508791 A JP 24508791A JP 24508791 A JP24508791 A JP 24508791A JP H0559798 A JPH0559798 A JP H0559798A
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ridge
roof
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decoration
knob
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JP24508791A
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Goro Kamoda
五郎 鴨田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根の防水性能を損なわずに取り付けがで
き、納まりを簡潔にして現場での工期を短縮し、足場の
悪い屋根上高所での作業を少なくする。 【構成】 内部に補強横梁50を有し、建屋の屋根上に
棟14を跨いで載置される上下開口の箱状の棟飾り本体
40と、前記棟飾り本体40に取り付けられて棟飾り本
体40の上開口を覆う棟飾り屋根42と、前記棟14に
形成した取り付け孔28を貫通して、棟飾り本体40の
補強横梁50と、建屋の屋根側の棟梁20とを緊結する
緊結具44と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根、特に大型の屋根
面に変化をつけ意匠的効果を高める棟飾りに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、大型の建屋の屋根面を平坦にし
ておくと、変化に乏しく趣がない。特にアパートなどの
ように2棟、3棟などと複数棟を一帯に形成する場合
に、屋根面が大きく連続してくると、その傾向が強くな
る。
【0003】そこで、従来では、屋根面に変化をつける
ために、屋根上にドーマーやチムニーを付けることが行
なわれている。
【0004】このように、屋根上にドーマーやチムニー
を設けている場合、屋根面にドーマーやチムニーを取り
付けるための開口を形成し、特にドーマーやチムニーを
取り付けた後、屋根面との境界部に水切りや雨押えを施
して防水を図るようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来にあっ
ては、屋根面に開口を形成してドーマーやチムニーを取
り付けた後、水切りや雨押え等を施して防水対策を図ら
なければならず、そのために納まりが複雑となり、施工
に手間がかかるという問題があった。
【0006】また、前述のように複雑で手間のかかる作
業を屋根上の高所で長時間行なわなければならず、危険
が伴うという問題があった。
【0007】さらに、近年では、工場で予めカラーベス
トなどの屋根葺材を葺いておく、プレフィニッシュ処理
を施した屋根パネルを用いることが多く、このようなプ
レフィニッシュ処理を施した屋根パネルを用いる場合に
は、建築現場でドーマーやチムニーを取り付けるための
釘打ちを行なうと、屋根葺材を傷めてしまい、雨漏りの
原因になる恐れがあるという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、屋根の防水性能を損なわずに取
り付けができ、納まりを簡潔にして現場での工期を短縮
し、足場の悪い屋根上高所での作業を少なくすることが
できる棟飾りを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、内部に補強横梁を有し、建屋の
屋根上に棟を跨いで載置される上下開口の箱状の棟飾り
本体と、前記棟飾り本体に取り付けられて棟飾り本体の
上開口を覆う棟飾り屋根と、前記棟に形成した取り付け
孔を貫通して、棟飾り本体の補強横梁と、建屋の屋根側
の棟梁とを緊結する緊結具と、を含むことを特徴として
いる。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記棟飾り本体は、下部に換気口を有し、棟を介し
て建屋の屋根内と連通して屋根内を換気可能としている
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】前記構成の本発明にあっては、棟飾りを取り付
ける屋根の棟において、棟飾り本体の補強横梁と対応す
る位置に、緊結具貫通用の取り付け孔を予め形成してお
く。
【0012】次に、クレーン等にて、予め工場にて製造
した棟飾り本体を屋根の棟上に搬送し、棟を跨ぐように
して載置する。
【0013】次いで、緊結具を前記棟に形成した取り付
け孔に貫通させ、この緊結具にて棟飾り本体の補強横梁
と建屋の屋根側の棟梁とを緊結する。
【0014】そして、棟飾り本体の組み付け固定が終了
した時点で、棟飾り本体上に棟飾り屋根を取り付けて棟
飾り本体の上開口を覆えば取り付けが完了する。
【0015】このように、屋根側には緊結具の取り付け
孔を形成するのみで、屋根面には傷を付けることがない
ため、屋根の防水性能を損なわずに取り付けを行なうこ
とができる。
【0016】また、屋根の防水性能を損なわないので、
防水のための処理を施す必要がなく、それだけ納まりの
状態が簡潔となり、しかも取り付け固定は緊結具による
連結のみであるため、施工が容易で短時間に行なうこと
が可能となる。
【0017】さらに、施工の簡易化により、足場の悪い
屋根上高所での作業を少なくすることが可能となる。
【0018】また、請求項2の発明にあっては、棟飾り
本体下部に形成した換気口を介し、屋根内の換気を可能
として、建屋の耐久性を向上させることが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1〜図4は本発明の一実施例を示す図で
ある。
【0021】本実施例の棟飾り10は、建屋の屋根12
の棟14上に、棟14を跨いだ状態で取り付けられるよ
うになっている。
【0022】屋根12は、予め工場で表面にカラーベス
ト等の屋根葺材16を葺いてプレフィニッシュ処理を施
した屋根パネル18を敷設して形成されるようになって
いる。
【0023】また、棟14の内側では、棟梁20上に取
り付けたパネル受け材22に屋根パネル18の頂部下端
を取り付け支持させるようにしている。
【0024】さらに、図3および図4に示すように、屋
根パネルの頂部上面には、棟14に沿って2枚の棟下地
板24が取り付けられ、この2枚の棟下地板24の上面
は棟包み26によって覆われるようになっている。
【0025】そしてさらに、棟14の棟飾り10取り付
け位置には、棟包み26及び棟下地板24の一部を切除
して、棟飾り10取り付け用の取り付け孔28を2か所
に形成するようにしている。また、この取り付け孔28
に対応した位置の棟梁20には上下方向に亙って貫通孔
30が形成されるようになっている。
【0026】尚、前記屋根パネル18の頂部において
は、横芯材32が縦芯材34よりも短く設定されている
ために、棟梁20と横芯材32との間には空隙が形成さ
れ、前記取り付け孔28を介して屋根12の内部と屋根
12外とが連通し得るようになっている。また、パネル
受け材22は非連続的で、部分的に取り付けられるよう
になっている。
【0027】棟飾り10は、棟飾り本体40と、棟飾り
屋根42と、緊結具44とから構成されている。
【0028】棟飾り本体40は、建屋の屋根12上に棟
14を跨いで載置するためのもので、予め工場において
プレフィニッシュパネルにて上下開口の箱状に形成され
るようになっている。この棟飾り本体40の棟方向と交
差する方向における側面下部は棟14の形状に沿った形
状に形成されており、かつ棟方向に沿う側面下部には換
気口46が形成されるようになっている。従って、前記
取り付け孔30より流出した屋根12内の空気はこの棟
飾り本体40の換気口46より外部に排出されることと
なる。さらに、棟飾り本体40の屋根面と接触する下縁
部には、ゴム製の防水パッキン48が取り付けられるよ
うになっている。
【0029】また、棟飾り本体40の内部には2本の補
強横梁50が取り付けられており、この補強横梁50に
は緊結具44取り付け用の貫通孔52が形成されるよう
になっている。
【0030】緊結具44として、本実施例ではボルトナ
ットを用いており、このボルトナットからなる緊結具4
4を、補強横梁50の貫通孔52、棟14に形成した取
り付け孔28、棟梁20に形成した貫通孔30を貫通さ
せ、補強横梁50と棟梁20とを締め付けることによ
り、棟飾り本体40の下縁部に形成した防水パッキン4
8を屋根面上に押し付け密着させて、簡単に防水処理を
行なうようにしている。
【0031】棟飾り屋根42は、棟飾り本体40の上開
口を覆うような形状に、板金を加工して形成したもの
で、棟飾り本体40を棟14上に固定した後に、棟飾り
本体40の上開口に取り付け固定されるようになってい
る。
【0032】次に、本実施例の棟飾り10の取り付け状
態を説明する。
【0033】先ず、予め工場においてプレフィニッシュ
パネルにて棟飾り本体40を組み立てて、建築現場に搬
送する。
【0034】建築現場においては、予め棟飾り本体の取
り付け位置の棟14に取り付け孔28を貫通形成すると
ともに、対応位置の棟梁22も貫通孔30を形成してお
く。
【0035】次に、クレーン等にて棟飾り本体40を吊
り下げ、棟14の取り付け位置まで搬送して位置決め
し、屋根12上に棟14を跨いで載置する。
【0036】次いで、棟飾り本体40の補強横梁50上
から、緊結具44を、取り付け孔28を通して、棟梁2
0に貫通させ、締め付けることによって、棟飾り本体4
0を棟14上に固定すると共に、前記締め付け力によっ
て、棟飾り本体40の下縁部に取り付けた防水パッキン
48を屋根面に密着させてシールする。この場合屋根パ
ネル18に対して釘等を打ち込むことが一切なく、従っ
て屋根パネル18の防水性を損なうことはない。その結
果、プレフィニッシュ処理を施した屋根パネル18を用
いる場合でも、その防水性能を十分に活かすことができ
るものである。
【0037】そして、前述のように棟14上に棟飾り本
体40を固定した状態において、棟飾り本体40の上部
に棟飾り屋根42を釘打ち等によって取り付けることに
より、棟飾り本体40の上開口を覆うようにしている。
【0038】このように、緊結具44の締め付け等で、
棟飾り本体40を取り付けることができ、簡単にしかも
屋根パネル18を傷めることなく、短時間で取り付け作
業ができ、さらには棟飾り本体40の下部に形成した換
気口46を介して屋根12内の換気をも行なうことが可
能となるものである。
【0039】前記実施例においては、緊結具44におい
てボルトナットを用いた場合を示したが、これに限ら
ず、取り付け金具等を用いることも可能である。
【0040】また、棟飾り屋根42上に、テレビアンテ
ナを一体に取り付けたり、風見鶏を取り付けたりして装
飾性を高めることも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の棟飾りに
よれば、棟飾りを取り付ける屋根の棟に、棟飾り本体の
補強横梁と対応させて緊結具貫通用の取り付け孔を予め
形成しておき、予め工場にて製造した棟飾り本体を屋根
の棟上に載置し、緊結具を棟に形成した取り付け孔に貫
通させ、この緊結具にて棟飾り本体の補強横梁と建屋の
屋根側の棟梁とを緊結して棟飾り本体を固定した後、棟
飾り本体上に棟飾り屋根を取り付けて上開口を覆えば取
り付けが完了するため、屋根側には緊結具の取り付け孔
を形成するのみで、屋根面には傷を付けることがなく、
屋根の防水性能を損なわずに取り付けを行なうことがで
きる。
【0042】また、屋根の防水性能を損なわないので、
防水のための処理を施す必要がなく、それだけ納まりの
状態が簡潔となり、しかも取り付け固定は緊結具による
連結のみであるため、施工が容易で短時間に行なうこと
ができる。
【0043】さらに、施工の簡易化により、足場の悪い
屋根上高所での作業を少なくすることが可能となる。
【0044】また、請求項2の発明にあっては、棟飾り
本体下部に形成した換気口を介し、屋根内の換気を可能
として、建屋の耐久性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る屋根パネルの取り付け
状態を示す断面図である。
【図2】図1の取り付け状態を示す斜視図である。
【図3】図1の棟部分の拡大断面図である。
【図4】棟飾り本体の取り付け時の状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 棟飾り 12 屋根 14 棟 20 棟梁 28 取り付け孔 40 屋根飾り本体 42 棟飾り屋根 44 緊結具 46 換気口 50 補強横梁
MH014801

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に補強横梁を有し、建屋の屋根上に
    棟を跨いで載置される上下開口の箱状の棟飾り本体と、 前記棟飾り本体に取り付けられて棟飾り本体の上開口を
    覆う棟飾り屋根と、 前記棟に形成した取り付け孔を貫通して、棟飾り本体の
    補強横梁と、建屋の屋根側の棟梁とを緊結する緊結具
    と、 を含むことを特徴とする棟飾り。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記棟飾り本体は、下部に換気口を有し、棟を介して建
    屋の屋根内と連通し屋根内を換気可能としていることを
    特徴とする棟飾り。
JP3245087A 1991-08-29 1991-08-29 棟飾りの取付構造 Expired - Lifetime JP2510366B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110728023A (zh) * 2019-09-06 2020-01-24 久瓴(上海)智能科技有限公司 老虎窗构件节点生成方法、装置、计算机设备和存储介质

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