JPH0558926A - シクロヘキサン化合物及びこれを含有する液晶組成物 - Google Patents

シクロヘキサン化合物及びこれを含有する液晶組成物

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JPH0558926A
JPH0558926A JP3220307A JP22030791A JPH0558926A JP H0558926 A JPH0558926 A JP H0558926A JP 3220307 A JP3220307 A JP 3220307A JP 22030791 A JP22030791 A JP 22030791A JP H0558926 A JPH0558926 A JP H0558926A
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JP
Japan
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trans
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difluorocyclohexyl
liquid crystal
compound
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JP3220307A
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Kazunori Nigorikawa
和則 濁川
Mitsuyoshi Ichihashi
光芳 市橋
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/0403Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit the structure containing one or more specific, optionally substituted ring or ring systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
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    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/30Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing saturated or unsaturated non-aromatic rings, e.g. cyclohexane rings
    • C09K19/3001Cyclohexane rings
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速応答を実現出来る液晶材料の成分として
有用な新規な化合物及び液晶組成物を提供する。 【構成】 下記一般式(I)で表されるシクロヘキサン
化合物、及び一般式(I)の化合物の少なくとも1種類
以上を含有することを特徴とする液晶組成物。 一般式(I) 【化1】 式中、A、Bは、1,4−フェニレン基または1,4−
シクロヘキシレン基を表し、R1 、R2 はそれぞれ炭素
数1〜16の直鎖アルキル基、フッ素原子、塩素原子、
トリフルオロメチル基を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶材料として有用な新
規な化合物及びこれを含む液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子の表示方式としては、DA
P(配列した相の変形)型、ゲスト/ホスト型、TN
(ねじれネマチック)型、STN(超ねじれネマチッ
ク)型、SBE(超ー複屈折効果)型、コレステリック
ーネマチック相転移型等があり、このうちの幾つかは現
在実用化されているが、改善点の一つに応答速度のさら
なる改良が望まれている。
【0003】また最近、クラーク及びラガウェルらによ
り強誘電性液晶を用いる表示方式が報告されている(特
開昭56−107216号、米国特許第4367924
号等)が、これによると強誘電性液晶は高速応答やメモ
リー性のある双安定状態を出現させることが可能であ
り、また視野角特性も優れるなどの点から次世代の液晶
表示素子として注目を集めている。
【0004】強誘電性液晶の液晶相のひとつとして、カ
イラルスメクチックC(以下、SC * と省略する。)相
がある。表示素子として用いるためには、幅広いSC *
相を有し高速応答すること等、多くの特性が要求される
が単一化合物でこれらを満足するものはなく、数種の化
合物から成る液晶組成物で対応しているのが現状であ
る。その組成物の構成方法のひとつとして強誘電性を示
さないスメクチックC(以下、SC と省略する。)相を
示す液晶化合物もしくは液晶組成物(以下、ベース液晶
という。)に光学活性化合物を添加する方法がある(M
ol.Cryst.Liq.Cryst.、89巻、3
27(1982))。
【0005】ここで用いられるSC 相を示すベース液晶
の成分としては、フェニルベンゾエート系、シッフ塩基
系、ビフェニル系、フェニルピリミジン系、フェニルピ
リジン系等の液晶化合物が挙げられる。
【0006】しかしながら、上記ベース液晶においても
高速応答化の点ではいまだ充分満足のゆくレベルではな
く、さらなる改善が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上に述べた
種々の表示方式において、高速応答を実現できる液晶材
料の成分として有用な新規な化合物及び液晶組成物を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記一般式
(I)で表されるシクロヘキサン化合物、及び一般式
(I)の化合物の少なくとも1種類以上を含有すること
を特徴とする液晶組成物を開発する事により解決され
た。 一般式(I)
【0009】
【化2】
【0010】式中、A、Bは、それぞれ独立に1,4−
フェニレン基もしくは1,4−シクロヘキシレン基を表
し、このうち1,4−フェニレン基は置換基として1個
または2個のフッ素原子およびシアノ基を有していても
よく、さらにこの基中に存在する1個または2個のCH
基はまた、Nで置換されていてもよく、R1 、R2 は、
それぞれ独立に炭素数1〜16の直鎖アルキル基を表
し、この基の末端メチル基の1個以上の水素原子はフッ
素原子で置換されていてもよく、そしてこの基中に存在
する1個もしくは隣接しない2個以上のCH2 基は、そ
れぞれ独立にOまたはエステル基で置換されていてもよ
く、あるいはR1 はフッ素原子、塩素原子、トリフルオ
ロメトキシ基またはシアノ基を表す。
【0011】(I)式の化合物はいろいろな合成法が考
えられるが、幾つかの化合物は例えば以下の様なルート
で製造できる。
【0012】
【化3】
【0013】即ち、まず対応するグリニャール試薬
(1)と置換シクロヘキサノン類(2)とを反応させて
シクロヘキセン体(3)とする。次いでこの化合物
(3)をハイドロボレーションで硼素付加物に還元し、
さらに酸化することにより、対応するシクロヘキサノン
体(4)とする。次いでこの化合物(4)をジエチルア
ミノスルファートリフルオライドと反応させることによ
り、目的とする(I)の化合物を製造できる。
【0014】本発明者らは先に掲げた問題を解決するた
めに鋭意研究した結果、(I)式で表される新規な化合
物を開発し、該化合物を液晶組成物に組み込むことによ
り、それぞれの特性向上に寄与することを見出し、本発
明の完成に至った。即ち本発明の化合物は、液晶材料と
して有用な化合物である。
【0015】本発明の化合物としては、例えば以下に示
すような化合物を挙げることができる。
【0016】4−〔トランス−4−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘ
キシル〕−1−エチルベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エチル−2,3−ジフルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エトキシベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−メトキシベンゼン
【0017】4−〔トランス−4−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘ
キシル〕−1−エトキシ−2−フルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エトキシ−2,3−ジフルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エトキシ−2,3−ジシアノベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−オクチルオキシベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−(8−トリフルオロメチルオクチルオキシ)ベンゼン
【0018】2−〔トランス−4−(トランス−4−ペ
ンチルシクロヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘ
キシル〕−5−オクチルピリミジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−ノニルピリミジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−オクチルピリジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−ノニルピリジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−オクチルオキシピリミジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−ノニルオキシピリミジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−オクチルオキシピリジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−ノニルオキシピリジン
【0019】4−〔トランス−4−(トランス−4−ノ
ニルシクロヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキ
シル〕−1−オクチルオキシベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−フルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−クロロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−
1,2−ジフルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−シアノベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エチルベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エチル−2,3−ジフルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エトキシベンゼン
【0020】4−〔トランス−4−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘ
キシル〕−1−エトキシ−2−フルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−エトキシ−2,3−ジフルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−オクチルオキシベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−トリフルオロメトキシベンゼン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−オクチルピリミジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−ノニルピリミジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−オクチルピリジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−ノニルピリジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−オクチルオキシピリミジン
【0021】2−〔トランス−4−(トランス−4−ペ
ンチルシクロヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘ
キシル〕−5−ノニルオキシピリミジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−オクチルオキシピリジン 2−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−5
−ノニルオキシピリジン 4−〔トランス−4−(トランス−4−オクチルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−オクチルオキシベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−ノニルシクロヘ
キシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−
オクチルオキシベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−フルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロ
ヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘキシル〕−
1,2−ジフルオロベンゼン
【0022】4−〔トランス−4−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)−3,3−ジフルオロシクロヘ
キシル〕−1−シアノベンゼン 4−〔トランス−4−(4−プロピルフェニル)−2,
2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−エチルベンゼン 4−〔トランス−4−(4−プロピルフェニル)−2,
2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−エチル−2,3
−ジフルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(4−プロピルフェニル)−2,
2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−エトキシベンゼ
ン 4−〔トランス−4−(4−プロピルフェニル)−2,
2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−エトキシ−2,
3−ジフルオロベンゼン 4−〔トランス−4−(4−オクチルフェニル)−2,
2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−オクチルベンゼ
ン 4−〔トランス−4−(4−オクチルフェニル)−2,
2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−オクチルオキシ
ベンゼン 4−〔トランス−4−(4−オクチルオキシフェニル)
−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−オクチル
ベンゼン
【0023】また、本発明の一般式(I)で表される化
合物は、他の液晶化合物と組み合わせる事が可能である
が,例えば以下に示す様な化合物の少なくとも一種類以
上と組み合わせる事が出来る。この場合、一般式(I)
で表される化合物は、得られる液晶組成物の1〜99%
重量使用するのが望ましい。
【0024】5−(7−メチルオクチル)−2−(4−
オクチルフェニル)ピリミジン 5−(8−メチルノニル)−2−(4−オクチルフェニ
ル)ピリミジン 5−(9−メチルデシル)−2−(4−オクチルフェニ
ル)ピリミジン 5−(8−メチルノニル)−2−(4−ノニルフェニ
ル)ピリミジン 5−ノニル−2−(4−(8−メチルノニル)フェニ
ル)ピリミジン 5−デシル−2−(4−(8−メチルノニル)フェニ
ル)ピリミジン 5−デシル−2−(4−(9−メチルデシル)フェニ
ル)ピリミジン 5−(9−メチルデシル)−2−(4−(8−メチルノ
ニル)フェニル)ピリミジン 5−(9−メチルデシル)−2−(4−(9−メチルデ
シル)フェニル)ピリミジン 5−(10−メチルウンデシル)−2−(4−(9−メ
チルデシル)フェニル)ピリミジン
【0025】5−ノニルオキシ−2−(4−ヘプチルフ
ェニル)ピリミジン 5−オクチル−2−(4−オクチルオキシフェニル)ピ
リミジン 5−ノニル−2−(4−オクチルオキシフェニル)ピリ
ミジン 5−ヘプチル−2−(4−ノニルオキシフェニル)ピリ
ミジン 5−ヘキシル−2−(4−ペンチルビフェニリル−4'
−)ピリミジン 5−ヘプチル−2−(4−ペンチルビフェニリル−4'
−)ピリミジン 5−オクチル−2−(4−ヘプチルビフェニリル−4'
−)ピリミジン 5−ヘプチル−2−(4−ヘプチルオキシフェニル)ピ
リジン 5−ヘプチル−2−(4−オクチルオキシフェニル)ピ
リジン 5−ヘプチル−2−(4−ノニルオキシフェニル)ピリ
ジン
【0026】5−ヘプチル−2−(3−フルオロ−4−
オクチルオキシフェニル)ピリジン 5−(4−ヘプチルオキシフェニル)−2−(4−ヘプ
チルフェニル)ピリジン 5−デシル−2−(4−デカノイルオキシフェニル)ピ
リミジン 4−オクチルオキシフェニル−4' −デシルオキシベン
ゾエート 4−オクチルオキシフェニル−4' −デシルベンゾエー
ト 4−ヘキシルオキシフェニル−4' −オクチルベンゾエ
ート
【0027】また、一般式(I)で表される化合物及び
上記化合物との組み合わせから成る液晶組成物は、種々
の光学活性化合物と組み合わせることが可能であるが,
例えば以下に示す様な光学活性化合物の少なくとも一種
類以上と組み合わせる事により、強誘電性液晶組成物を
得ることが出来る。
【0028】この場合、以下に示す様な光学活性化合物
は、得られる液晶組成物の0.1〜90重量%使用する
のが望ましい。
【0029】5−オクチル−2−〔4−((2S)−2
−フルオロオクチルオキシ)フェニル〕ピリミジン 5−〔(2S)−2−((2S)−2−プロピルオキシ
プロパノイルオキシ)プロピルオキシ〕−2−(4−オ
クチルオキシフェニル)ピリミジン 5−〔(2S)−2−((2S)−2−プロピルオキシ
プロパノイルオキシ)プロピルオキシ〕−2−(4−ヘ
プチルビフェニリル−4' −)ピリミジン 5−((2S)−2−メチルブチル)−2−(4−ヘプ
チルビフェニリル−4 ' −)ピリミジン
【0030】
【実施例】以下に実施例を示すが本発明はこれに限定さ
れるものではない。 実施例1 4−〔トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロ
ヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1
−メトキシベンゼン〔(I)式においてR1 =CH3O- 、
A=1,4−フェニレン、B=トランス−1,4−シク
ロヘキシレン、R2 =-C5H11のもの〕
【0031】
【化4】
【0032】マグネシウム2.9gのテトラヒドロフラ
ン溶液60ccに4−ブロモアニソール22.4gのテ
トラヒドロフラン溶液100ccを30〜40℃で滴下
し、さらにこの温度で2時間攪拌してグリニャール試薬
を調製した。この溶液に4−(トランス−4−ペンチル
シクロヘキシル)シクロヘキサノン25.0gのテトラ
ヒドロフラン溶液50ccを30℃以下で滴下し、その
後2時間還流下に攪拌した。次いでこの反応液を希塩酸
を含む氷水中に注ぎ、トルエン200ccで抽出し、水
洗後、溶媒留去した。残留物にトルエン200cc、p
−トルエンスルホン酸一水和物2gを加え、2時間共沸
脱水した。この反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、水洗後、溶媒留去した。残留物をエタノール/酢
酸エチル(10/1)混合溶媒から再結晶してシクロヘ
キセン体20gを得た。次いでこの化合物20g、テト
ラヒドロフラン200cc、水素化硼素ナトリウム2.
3gの溶液にBF3 . OEt2 12gを10℃以下で加
え、さらに室温で5時間攪拌後、水12ccを10℃以
下で加えた。次いでこの反応液に、クロム酸水溶液(重
クロム酸ナトリウム14g、濃硫酸10cc、水70c
c)を15℃以下で加え、室温で30分間攪拌後、さら
に40℃で1時間攪拌した。この反応液にトルエン20
0ccを加えて抽出し、水洗、溶媒留去後、残留物をヘ
キサン/酢酸エチル(10/1)混合溶媒を用いてカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、エタノール/酢酸
エチル(15/1)から再結晶してトランス−5−(ト
ランス−4−ペンチルシクロヘキシル)−2−(4−メ
トキシフェニル)シクロヘキサノン7gを得た。
【0033】このものは液晶相を有し、その相転移温度
(℃)は次のとおりであった。 Cr 92.9 SG 93.6 N 181.3 I
【0034】次いでこの化合物4.4gを塩化メチレン
10ccに溶かし、ジグライム10cc、ジエチルアミ
ノスルファートリフルオライド5.0gを加え、室温で
8時間攪拌した後、反応液を氷水中に注ぎ込んだ。ベン
ゼン50ccを加えて有機層を分取し、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で洗浄後、水洗、乾燥の工程を経て溶媒を留
去した。残留物をヘキサン/酢酸エチル(20/1)混
合溶媒を用いてカラムクロマトグラフィーにより精製
し、エタノール/ヘキサン(10/1)混合溶媒から再
結晶する事により4−〔トランス−4−(トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)−2,2−ジフルオロシク
ロヘキシル〕−1−メトキシベンゼン1.5gを得た。
【0035】このものは液晶相を有し、その相転移温度
(℃)は次のとおりであった。 Cr 55.4 SA 70.5 N 186.6 I
【0036】実施例2、3 実施例1においてp−ブロモアニソール、4−(トラン
ス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキサノンを
使用する代わりに,種々のブロマイド、シクロヘキサノ
ンを使用した以外は、実施例1と同様に反応を行い、以
下の化合物を得た。
【0037】4−〔トランス−4−(トランス−4−ペ
ンチルシクロヘキシル)−2,2−ジフルオロシクロヘ
キシル〕−1−オクチルオキシベンゼン Cr 40.3 SB 115.0 SA 136.1 N 150.1 I
【0038】4−〔トランス−4−(4−オクチルフェ
ニル)−2,2−ジフルオロシクロヘキシル〕−1−オ
クチルオキシベンゼン Cr 38.9 SB 75.0 SA 82.0 I
【0039】実施例4 本発明の化合物である実施例3の4−〔トランス−4−
(4−オクチルフェニル)−2,2−ジフルオロシクロ
ヘキシル〕−1−オクチルオキシベンゼン15重量%
と、以下で表される化合物群とから成る液晶組成物は、
C * ⇔SA :59.4 oC、SA ⇔N* :78.2 o
C、N* ⇔I:90.7 oCの相転移温度を示した。
【0040】
【化5】
【0041】この組成物を配向処理剤としてポリイミド
を塗布し、表面をラビングして平行処理を施した透明電
極を備えた厚さ2μmのセルに注入し、この素子を2枚
の直交する偏光子の間に設置し、電界を印加したとこ
ろ、±5Vの印加によって透過光強度の変化が観察され
た。この時の透過光強度の変化から応答時間及び三角波
法により自発分極の値Psを求めると以下のようになっ
た。
【0042】 温度 応答時間 Ps 25 oC 145.5μs 12.4nC/cm2
【0043】
【発明の効果】本発明により新規な化合物が提供され、
該化合物を液晶材料と併せて用いることにより、応答速
度の速い液晶組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 255/54 8519−4H C07D 213/30 6701−4C 239/26 7038−4C C09K 19/30 6742−4H 19/34 6742−4H 19/42 6742−4H G02F 1/13 500

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるシクロヘキ
    サン化合物。 一般式(I) 【化1】 式中、A、Bは、それぞれ独立に1,4−フェニレン基
    もしくは1,4−シクロヘキシレン基を表し、このうち
    1,4−フェニレン基は置換基として1個または2個の
    フッ素原子およびシアノ基を有していてもよく、さらに
    この基中に存在する1個または2個のCH基はまた、N
    で置換されていてもよく、 R1 、R2 は、それぞれ独立に炭素数1〜16の直鎖ア
    ルキル基を表し、この基の末端メチル基の1個以上の水
    素原子はフッ素原子で置換されていてもよく、そしてこ
    の基中に存在する1個もしくは隣接しない2個以上のC
    2 基は、それぞれ独立にOまたはエステル基で置換さ
    れていてもよく、あるいはR1 はフッ素原子、塩素原
    子、トリフルオロメトキシ基またはシアノ基を表す。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシクロヘキサン化合物を
    含有することを特徴とする液晶組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシクロヘキサン化合物を
    含有することを特徴とする強誘電性液晶組成物。
JP3220307A 1991-08-30 1991-08-30 シクロヘキサン化合物及びこれを含有する液晶組成物 Pending JPH0558926A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19918009B4 (de) * 1999-03-31 2010-05-12 Merck Patent Gmbh Fluorierte Cyclohexan-Derivate und flüssigkristallines Medium
JP4890648B1 (ja) * 2011-01-29 2012-03-07 株式会社 Chiracol シクロヘキサン化合物を含有した液晶組成物及び液晶表示素子
US8858829B2 (en) 2010-07-17 2014-10-14 Organo Science Co., Ltd. Cyclohexane compound and liquid crystal composition containing the same
JP2017132693A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 Jnc株式会社 ジフルオロシクロヘキサン環を有する化合物、液晶組成物及び液晶表示素子

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