JPH0558732A - 耐酸化性に優れた炭化珪素焼結体 - Google Patents
耐酸化性に優れた炭化珪素焼結体Info
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- JPH0558732A JPH0558732A JP3217006A JP21700691A JPH0558732A JP H0558732 A JPH0558732 A JP H0558732A JP 3217006 A JP3217006 A JP 3217006A JP 21700691 A JP21700691 A JP 21700691A JP H0558732 A JPH0558732 A JP H0558732A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遊離炭素量を増やしても耐酸化性と高温曲げ
強度がほとんど低下しない炭化珪素焼結体を提供する。 【構成】 焼結助剤として硼素および炭素を含む炭化珪
素焼結体において、焼結体中の硼素量を0.05〜0.
12重量%とする。その硼素は、硼酸を溶媒に溶かして
原料粉末に添加する。 【効果】 遊離炭素量を増やしても優れた耐酸化性と高
い高温曲げ強度がほとんど低下しない。このため、耐酸
化性に優れ且つ高い高温曲げ強度を有する嵩の大きな焼
結体が得られる。
強度がほとんど低下しない炭化珪素焼結体を提供する。 【構成】 焼結助剤として硼素および炭素を含む炭化珪
素焼結体において、焼結体中の硼素量を0.05〜0.
12重量%とする。その硼素は、硼酸を溶媒に溶かして
原料粉末に添加する。 【効果】 遊離炭素量を増やしても優れた耐酸化性と高
い高温曲げ強度がほとんど低下しない。このため、耐酸
化性に優れ且つ高い高温曲げ強度を有する嵩の大きな焼
結体が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、優れた耐酸化性と高
い高温曲げ強度を有する炭化珪素焼結体に関する。
い高温曲げ強度を有する炭化珪素焼結体に関する。
【0002】
【従来の技術】炭化珪素(SiC)は、高強度であると
ともに耐熱性、耐食性に優れており、しかも高温での強
度低下が少ないため、耐熱材料として期待されている。
ともに耐熱性、耐食性に優れており、しかも高温での強
度低下が少ないため、耐熱材料として期待されている。
【0003】焼結助剤として硼素および炭素を添加して
常圧焼結法で得た炭化珪素焼結体は、他の金属元素を添
加したものに比べて高温での強度低下が少ない。しかし
通常、0.3〜3重量%の硼素を含んでいるため、高温
下で長時間使用すると、その硼素に起因して強度の低下
や耐酸化性の劣化が生じる。
常圧焼結法で得た炭化珪素焼結体は、他の金属元素を添
加したものに比べて高温での強度低下が少ない。しかし
通常、0.3〜3重量%の硼素を含んでいるため、高温
下で長時間使用すると、その硼素に起因して強度の低下
や耐酸化性の劣化が生じる。
【0004】そこで、硼素含有量がより少ない炭化珪素
焼結体が提案されており、その一例が特開昭63−17
258号公報に開示されている。この炭化珪素焼結体
は、含有する酸素が炭化珪素焼結体の特性の決定に重要
な作用をしているという発見に基づき、含有する硼素量
および遊離炭素量を低く抑えるだけでなく、含有する酸
素量をも少なくすることによって、従来のものよりもい
っそう高い曲げ強度と優れた耐酸化性を得ようとするも
のである。
焼結体が提案されており、その一例が特開昭63−17
258号公報に開示されている。この炭化珪素焼結体
は、含有する酸素が炭化珪素焼結体の特性の決定に重要
な作用をしているという発見に基づき、含有する硼素量
および遊離炭素量を低く抑えるだけでなく、含有する酸
素量をも少なくすることによって、従来のものよりもい
っそう高い曲げ強度と優れた耐酸化性を得ようとするも
のである。
【0005】上記特開昭63−17258号公報に開示
された炭化珪素焼結体は、焼結性向上に必須の硼素の含
有量を0.03重量%以上で、好ましくは0.15重量
%未満とし、強度低下を防止しながら焼結性を向上させ
ている。また、緻密化作用および炭化珪素粉末中の酸素
除去作用を持つ遊離炭素の含有量を1.0重量%未満、
好ましくは0.5重量%未満とし、遊離炭素による耐酸
化性および強度の低下を防止しながら緻密化を図ると同
時に、酸素含有量を0.1重量%未満に制御している。
された炭化珪素焼結体は、焼結性向上に必須の硼素の含
有量を0.03重量%以上で、好ましくは0.15重量
%未満とし、強度低下を防止しながら焼結性を向上させ
ている。また、緻密化作用および炭化珪素粉末中の酸素
除去作用を持つ遊離炭素の含有量を1.0重量%未満、
好ましくは0.5重量%未満とし、遊離炭素による耐酸
化性および強度の低下を防止しながら緻密化を図ると同
時に、酸素含有量を0.1重量%未満に制御している。
【0006】なお、上記特開昭63−17258号公報
に開示された炭化珪素焼結体の密度は、3.10g/c
m2以上である。この値より小さいと気孔が多くなり、
十分な強度が得られないためである。
に開示された炭化珪素焼結体の密度は、3.10g/c
m2以上である。この値より小さいと気孔が多くなり、
十分な強度が得られないためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−17
258号公報に開示された炭化珪素焼結体は、高い曲げ
強度と優れた耐酸化性を有しているが、含有する遊離炭
素量が少ないため、嵩の大きな焼結体とした場合に十分
な強度が得られない問題がある。他方、強度を増加する
ために遊離炭素量を増やせば、耐酸化性および強度が低
下する問題がある。
258号公報に開示された炭化珪素焼結体は、高い曲げ
強度と優れた耐酸化性を有しているが、含有する遊離炭
素量が少ないため、嵩の大きな焼結体とした場合に十分
な強度が得られない問題がある。他方、強度を増加する
ために遊離炭素量を増やせば、耐酸化性および強度が低
下する問題がある。
【0008】そこで、発明者らは、遊離炭素量を増やし
ても耐酸化性および曲げ強度が低下しない炭化珪素焼結
体について鋭意研究した結果、硼素源としての硼酸を溶
媒に溶かして原料粉末に添加して焼結すると、耐酸化性
に優れ且つ高い曲げ強度を持つ緻密な焼結体が得られ、
しかも、含有する遊離炭素量が変化しても耐酸化性およ
び曲げ強度がほとんど変わらないことを見出し、この発
明をなすに至ったものである。
ても耐酸化性および曲げ強度が低下しない炭化珪素焼結
体について鋭意研究した結果、硼素源としての硼酸を溶
媒に溶かして原料粉末に添加して焼結すると、耐酸化性
に優れ且つ高い曲げ強度を持つ緻密な焼結体が得られ、
しかも、含有する遊離炭素量が変化しても耐酸化性およ
び曲げ強度がほとんど変わらないことを見出し、この発
明をなすに至ったものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の炭化珪素焼結
体は、焼結助剤として硼素および炭素を含む炭化珪素焼
結体であって、焼結体中の硼素量が0.05〜0.12
重量%であり、しかも硼素が硼酸を溶媒に溶かして原料
粉末に添加したものであることをその構成上の特徴とす
る。
体は、焼結助剤として硼素および炭素を含む炭化珪素焼
結体であって、焼結体中の硼素量が0.05〜0.12
重量%であり、しかも硼素が硼酸を溶媒に溶かして原料
粉末に添加したものであることをその構成上の特徴とす
る。
【0010】この発明の炭化珪素焼結体では、硼素源と
して硼酸(H3BO3)を用い、それを溶媒に溶かして炭
化珪素粉末に添加する。これは、焼成時に硼素が炭化珪
素粒子の周囲に均一に分散し、緻密な焼結体が得られる
との発見に基づく。
して硼酸(H3BO3)を用い、それを溶媒に溶かして炭
化珪素粉末に添加する。これは、焼成時に硼素が炭化珪
素粒子の周囲に均一に分散し、緻密な焼結体が得られる
との発見に基づく。
【0011】硼素量を0.05〜0.12重量%とする
のは、0.05重量%より少ないと高温曲げ強度が著し
く低下し、0.12重量%を越えると耐酸化性が著しく
低下するからである。硼素量が0.05〜0.12重量
%の範囲内であれば、優れた耐酸化性と高い高温曲げ強
度の双方が得られる。
のは、0.05重量%より少ないと高温曲げ強度が著し
く低下し、0.12重量%を越えると耐酸化性が著しく
低下するからである。硼素量が0.05〜0.12重量
%の範囲内であれば、優れた耐酸化性と高い高温曲げ強
度の双方が得られる。
【0012】硼素量0.05重量%を境に高温曲げ強度
が急激に低下するのは、硼酸を溶媒に溶かして原料粉末
に添加した場合には、硼素量が0.05重量%未満では
原料粉末に対する焼結助剤としての効果が十分でなく、
緻密な焼結体が得られないためであると解される。
が急激に低下するのは、硼酸を溶媒に溶かして原料粉末
に添加した場合には、硼素量が0.05重量%未満では
原料粉末に対する焼結助剤としての効果が十分でなく、
緻密な焼結体が得られないためであると解される。
【0013】硼素量0.12重量%を境に耐酸化性が急
激に低下するのは、次のような理由によると推測され
る。すなわち、炭化珪素焼結体に含まれる硼素は、高温
酸化に際し優先的に酸化されて酸化硼素(B2O3)とし
て蒸発し、その焼結体の耐酸化性を低下させる原因とな
る。硼素の含有量が0.12重量%より多い場合は、硼
素は粒界に炭化硼素(B4C)として析出して粒界酸化
を誘起するため、焼結体の侵食は脱粒をともなって加速
的に進み、酸化されやすくなる。しかし、硼素の含有量
が0.12重量%以下の場合は、その全量が炭化珪素に
固溶されて粒界酸化の起点がなくなるので、加速酸化が
抑制されるためである。
激に低下するのは、次のような理由によると推測され
る。すなわち、炭化珪素焼結体に含まれる硼素は、高温
酸化に際し優先的に酸化されて酸化硼素(B2O3)とし
て蒸発し、その焼結体の耐酸化性を低下させる原因とな
る。硼素の含有量が0.12重量%より多い場合は、硼
素は粒界に炭化硼素(B4C)として析出して粒界酸化
を誘起するため、焼結体の侵食は脱粒をともなって加速
的に進み、酸化されやすくなる。しかし、硼素の含有量
が0.12重量%以下の場合は、その全量が炭化珪素に
固溶されて粒界酸化の起点がなくなるので、加速酸化が
抑制されるためである。
【0014】遊離炭素が高温曲げ強度と耐酸化性に及ぼ
す影響は、硼素ほど顕著でなく、硼素量が一定ならば、
遊離炭素量が異なっても有意性のある差異は認められな
い。このため、硼素量を上記範囲内に保っておけば、炭
素量を増加(例えば0.5〜2.0重量%)しても高温
曲げ強度および耐酸化性がほとんど変化しない。そこ
で、耐酸化性および高温曲げ強度を保持しながら遊離炭
素量を増加することが可能となる。
す影響は、硼素ほど顕著でなく、硼素量が一定ならば、
遊離炭素量が異なっても有意性のある差異は認められな
い。このため、硼素量を上記範囲内に保っておけば、炭
素量を増加(例えば0.5〜2.0重量%)しても高温
曲げ強度および耐酸化性がほとんど変化しない。そこ
で、耐酸化性および高温曲げ強度を保持しながら遊離炭
素量を増加することが可能となる。
【0015】この発明の炭化珪素焼結体の硼素以外の成
分の比率は、好ましくは、炭化珪素96重量%以上、遊
離炭素0.1〜3.5重量%で、密度3.00g/cm
3以上である。また、その高温曲げ強度(1300゜
C)は、例えば400MPa以上、酸化増量(1600
゜C、大気中、100時間)は、例えば0.4mg/c
m2以下である。
分の比率は、好ましくは、炭化珪素96重量%以上、遊
離炭素0.1〜3.5重量%で、密度3.00g/cm
3以上である。また、その高温曲げ強度(1300゜
C)は、例えば400MPa以上、酸化増量(1600
゜C、大気中、100時間)は、例えば0.4mg/c
m2以下である。
【0016】上記構成を持つこの発明の炭化珪素焼結体
は、次のようにして製造することができる。すなわち、
まず、焼結体中の含有硼素量が0.05〜0.12重量
%となるように硼酸を溶媒に溶かして硼酸溶液を生成す
る。次に、炭化珪素粉末を溶媒に分散させて炭化珪素ス
ラリーを生成し、その炭化珪素スラリーに前記硼酸溶液
を加えて混練し、スリップを得る。次に、そのスリップ
を成形して成形体を得た後、その成形体を真空または不
活性ガス雰囲気中で焼成する。
は、次のようにして製造することができる。すなわち、
まず、焼結体中の含有硼素量が0.05〜0.12重量
%となるように硼酸を溶媒に溶かして硼酸溶液を生成す
る。次に、炭化珪素粉末を溶媒に分散させて炭化珪素ス
ラリーを生成し、その炭化珪素スラリーに前記硼酸溶液
を加えて混練し、スリップを得る。次に、そのスリップ
を成形して成形体を得た後、その成形体を真空または不
活性ガス雰囲気中で焼成する。
【0017】硼素源としての硼酸(H3BO3)を溶かす
溶媒としては、公知のものから適当に選定するが、有機
溶媒、特にメタノール、エタノール、イソプロピルアル
コールなどのアルコールが好ましい。
溶媒としては、公知のものから適当に選定するが、有機
溶媒、特にメタノール、エタノール、イソプロピルアル
コールなどのアルコールが好ましい。
【0018】主原料である炭化珪素粉末を分散させる溶
媒としては、公知のものから適当に選定するが、有機溶
媒、特にメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ールなどのアルコール、アセトン、メチルエチルケトン
などのケトンが好ましい。
媒としては、公知のものから適当に選定するが、有機溶
媒、特にメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ールなどのアルコール、アセトン、メチルエチルケトン
などのケトンが好ましい。
【0019】主原料である炭化珪素粉末は、α型、β型
のいずれでもよく、両者の混合物でもよい。その平均粒
径は0.1〜1.5μmのものが好ましい。
のいずれでもよく、両者の混合物でもよい。その平均粒
径は0.1〜1.5μmのものが好ましい。
【0020】必要に応じて、炭化珪素スラリーと硼酸溶
液を混練してスリップを得る際に、成形用のバインダを
加える。そのバインダとしては、例えばコールタールピ
ッチ、長鎖脂肪材料、糖類が挙げられるが、脱脂・炭化
の際に炭化して炭素源としての役目を果たすものを選定
すれば、炭素源を別個に加える必要がなくなり、好まし
い。
液を混練してスリップを得る際に、成形用のバインダを
加える。そのバインダとしては、例えばコールタールピ
ッチ、長鎖脂肪材料、糖類が挙げられるが、脱脂・炭化
の際に炭化して炭素源としての役目を果たすものを選定
すれば、炭素源を別個に加える必要がなくなり、好まし
い。
【0021】炭素源としての役目も果たすバインダとし
ては、有機炭素化合物が好ましく、特にフェノール樹
脂、ビニール系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹
脂が好ましい。
ては、有機炭素化合物が好ましく、特にフェノール樹
脂、ビニール系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹
脂が好ましい。
【0022】炭素源となる物質は、例えばアセチレンブ
ラック、カーボンブラックのような公知のものを成形用
のバインダとは別個に加えてもよい。
ラック、カーボンブラックのような公知のものを成形用
のバインダとは別個に加えてもよい。
【0023】炭化珪素スラリーおよび硼酸溶液を混練し
て得たスリップ、あるいはさらに成形用バインダや炭素
源物質を混練して得たスリップは、そのまま鋳込成形し
て乾燥し、あるいは乾燥後、所定メッシュに造粒した
後、金型プレス、ラバープレスなどによって所望形状に
成形する。
て得たスリップ、あるいはさらに成形用バインダや炭素
源物質を混練して得たスリップは、そのまま鋳込成形し
て乾燥し、あるいは乾燥後、所定メッシュに造粒した
後、金型プレス、ラバープレスなどによって所望形状に
成形する。
【0024】成形後、その成形体を加熱して脱脂・炭化
する。この工程で、炭素源物質または炭素源としての役
目も果たすバインダが炭化する。この工程は、200゜
C〜600゜Cの窒素ガス雰囲気でそれぞれ1〜10時
間、加熱・保持するのが好ましい。最終的に焼結体に残
る遊離炭素量は、成形体の特定温度での保持時間を適宜
変更し、バインダの炭化率を変えることにより調整する
ことができる。
する。この工程で、炭素源物質または炭素源としての役
目も果たすバインダが炭化する。この工程は、200゜
C〜600゜Cの窒素ガス雰囲気でそれぞれ1〜10時
間、加熱・保持するのが好ましい。最終的に焼結体に残
る遊離炭素量は、成形体の特定温度での保持時間を適宜
変更し、バインダの炭化率を変えることにより調整する
ことができる。
【0025】脱脂・炭化後、その成形体を焼成する。焼
成工程は、まず、10-1〜10-5Torr好ましくは1
0-1〜10-3Torrで、室温から1500〜1800
゜Cまで昇温し、次に、アルゴンなどの不活性ガスを導
入して常圧の不活性ガス雰囲気で2100〜2200゜
Cで1〜3時間、加熱・保持した後、同じ雰囲気で炉冷
するのが好ましい。
成工程は、まず、10-1〜10-5Torr好ましくは1
0-1〜10-3Torrで、室温から1500〜1800
゜Cまで昇温し、次に、アルゴンなどの不活性ガスを導
入して常圧の不活性ガス雰囲気で2100〜2200゜
Cで1〜3時間、加熱・保持した後、同じ雰囲気で炉冷
するのが好ましい。
【0026】
【実施例】以下、実施例に基づいてこの発明をさらに詳
細に説明する。 (実施例1)まず、硼酸1.68gをエタノールに完全
に溶解し、硼酸量が硼素換算で0.09重量%となるよ
うにした。
細に説明する。 (実施例1)まず、硼酸1.68gをエタノールに完全
に溶解し、硼酸量が硼素換算で0.09重量%となるよ
うにした。
【0027】次に、バインダおよび炭素源であるフェノ
ール樹脂14gをアセトン100ccに溶解し、その溶
液を上記硼酸溶液に加えて十分攪拌し、均一な硼酸/フ
ェノール樹脂溶液を得た。
ール樹脂14gをアセトン100ccに溶解し、その溶
液を上記硼酸溶液に加えて十分攪拌し、均一な硼酸/フ
ェノール樹脂溶液を得た。
【0028】他方、焼結体の主原料となる炭化珪素粉末
200gにアセトン300ccを加え、攪拌・混練し
た。得られた炭化珪素スラリーに上記硼酸/フェノール
樹脂溶液を加え、さらに混練を続けてスリップを得た。
そのスリップの粘度は約800cpsであった。ここで
使用した炭化珪素粉末の結晶形はα型で、平均粒径は
0.6μmである。
200gにアセトン300ccを加え、攪拌・混練し
た。得られた炭化珪素スラリーに上記硼酸/フェノール
樹脂溶液を加え、さらに混練を続けてスリップを得た。
そのスリップの粘度は約800cpsであった。ここで
使用した炭化珪素粉末の結晶形はα型で、平均粒径は
0.6μmである。
【0029】次に、上記スリップを乾燥した後、60メ
ッシュに造粒し、造粒粉を得た。
ッシュに造粒し、造粒粉を得た。
【0030】次に、上記造粒粉を150kg/cm2で
金型プレスし、さらに1500kg/cm2でラバープ
レスしてグリーン成形体を6個作製した。
金型プレスし、さらに1500kg/cm2でラバープ
レスしてグリーン成形体を6個作製した。
【0031】次に、得られたグリーン成形体を窒素ガス
雰囲気中で600゜Cまで10時間かけて加熱すること
により、脱脂・炭化した。脱脂・炭化工程により、各グ
リーン成形体の重量は7.2〜7.5g減少し、炭化率
は51〜54%であった。
雰囲気中で600゜Cまで10時間かけて加熱すること
により、脱脂・炭化した。脱脂・炭化工程により、各グ
リーン成形体の重量は7.2〜7.5g減少し、炭化率
は51〜54%であった。
【0032】次に、脱脂・炭化したグリーン成形体を次
の〜の条件で高周波誘導炉で焼成した。 10-3Torrの雰囲気で室温から1800゜Cまで
30時間で昇温する。 1気圧のアルゴン雰囲気で1800゜Cから2100
゜Cまで4時間で昇温する。 1気圧のアルゴン雰囲気で2100゜Cに1時間保持
する。 1気圧のアルゴン雰囲気で炉冷する。
の〜の条件で高周波誘導炉で焼成した。 10-3Torrの雰囲気で室温から1800゜Cまで
30時間で昇温する。 1気圧のアルゴン雰囲気で1800゜Cから2100
゜Cまで4時間で昇温する。 1気圧のアルゴン雰囲気で2100゜Cに1時間保持
する。 1気圧のアルゴン雰囲気で炉冷する。
【0033】こうして得られた6個の炭化珪素焼結体
(試料1)は、外形寸法が約75×75mm角、20m
m厚の角板状で、その硼素量、遊離炭素量および密度の
平均値は次の通りであった。
(試料1)は、外形寸法が約75×75mm角、20m
m厚の角板状で、その硼素量、遊離炭素量および密度の
平均値は次の通りであった。
【0034】 硼素量(重量%) 遊離炭素量(重量%) 密度(g/cm3) 試料1 0.052 1.2 3.15 上記の様にして作製した焼結体から3mm×4mm×4
0mmの角柱形の試験片を切り出し、1300゜Cで高
温曲げ強度試験を行った。試験方法は、JISR160
1の3点曲げ強度試験方法に従った(スパン30m
m)。その結果は482MPa(6個の平均値)であっ
た。
0mmの角柱形の試験片を切り出し、1300゜Cで高
温曲げ強度試験を行った。試験方法は、JISR160
1の3点曲げ強度試験方法に従った(スパン30m
m)。その結果は482MPa(6個の平均値)であっ
た。
【0035】また、同焼結体の耐酸化性を、1600゜
C、大気中における100時間の酸化増量により評価し
た。その結果は0.21mg/cm2(6個の平均値)
であった。
C、大気中における100時間の酸化増量により評価し
た。その結果は0.21mg/cm2(6個の平均値)
であった。
【0036】この耐酸化試験は、酸化により焼結体表面
にSiO2が形成され、その焼結体の重量は酸化前に比
べ増加するので、この重量増加を測定して耐酸化性の目
安とするものである。炭化珪素焼結体の高温酸化では、
生成物としてSiO2だけでなくCO、CO2もあり、気
体であるCO、CO2は大気中に放出されるので、Si
O2の生成による重量増加と共にCO、CO2の発生によ
る重量減少も起こる。しかし、炭化珪素焼結体同士の耐
酸化性を比較する場合には、合理的な方法と解される。
にSiO2が形成され、その焼結体の重量は酸化前に比
べ増加するので、この重量増加を測定して耐酸化性の目
安とするものである。炭化珪素焼結体の高温酸化では、
生成物としてSiO2だけでなくCO、CO2もあり、気
体であるCO、CO2は大気中に放出されるので、Si
O2の生成による重量増加と共にCO、CO2の発生によ
る重量減少も起こる。しかし、炭化珪素焼結体同士の耐
酸化性を比較する場合には、合理的な方法と解される。
【0037】なお、グリーン成形体の特定温度での保持
時間を変えて遊離炭素量を0.5重量%、2重量%とし
た他は上記と同様にして、遊離炭素量の異なる炭化珪素
焼結体を得た。それらの焼結体を用いて高温曲げ強度試
験および耐酸化性試験を行ったところ、上記とほぼ同じ
結果が得られた。
時間を変えて遊離炭素量を0.5重量%、2重量%とし
た他は上記と同様にして、遊離炭素量の異なる炭化珪素
焼結体を得た。それらの焼結体を用いて高温曲げ強度試
験および耐酸化性試験を行ったところ、上記とほぼ同じ
結果が得られた。
【0038】(実施例2)まず、硼酸をエタノールに完
全に溶解し、添加硼素量が0.15重量%となるように
調整した。
全に溶解し、添加硼素量が0.15重量%となるように
調整した。
【0039】次に、実施例1と同様にして実施例1と同
じ大きさのグリーン成形体を6個作製した後、実施例1
と同様にして脱脂・炭化した。脱脂・炭化後の重量は
6.8〜6.9g減少し、炭化率は47〜48%であっ
た。
じ大きさのグリーン成形体を6個作製した後、実施例1
と同様にして脱脂・炭化した。脱脂・炭化後の重量は
6.8〜6.9g減少し、炭化率は47〜48%であっ
た。
【0040】次に、脱脂・炭化したグリーン成形体を高
周波誘導炉で焼成した。その条件は、の温度を220
0゜Cに変え、その温度の保持時間を2時間に変えた以
外は、実施例1と同様とした。
周波誘導炉で焼成した。その条件は、の温度を220
0゜Cに変え、その温度の保持時間を2時間に変えた以
外は、実施例1と同様とした。
【0041】こうして得られた炭化珪素焼結体(試料
2)は、外形寸法が実施例1と同じ約75×75mm
角、20mm厚の角板状で、その硼素量、遊離炭素量お
よび密度の平均値は次の通りであった。
2)は、外形寸法が実施例1と同じ約75×75mm
角、20mm厚の角板状で、その硼素量、遊離炭素量お
よび密度の平均値は次の通りであった。
【0042】 硼素量(重量%) 遊離炭素量(重量%) 密度(g/cm3) 試料2 0.086 1.2 3.16 こうして作製した焼結体から実施例1と同じ3mm×4
mm×40mmの角柱形の試験片を切り出し、実施例1
と同じ条件で高温曲げ強度試験、耐酸化性試験を行っ
た。その結果、高温曲げ強度は507MPa、酸化増量
は0.24mg/cm2(いずれも平均値)であった。
mm×40mmの角柱形の試験片を切り出し、実施例1
と同じ条件で高温曲げ強度試験、耐酸化性試験を行っ
た。その結果、高温曲げ強度は507MPa、酸化増量
は0.24mg/cm2(いずれも平均値)であった。
【0043】なお、グリーン成形体の特定温度での保持
時間を変えて遊離炭素量を0.5重量%、2重量%とし
た他は上記と同様にして、遊離炭素量の異なる炭化珪素
焼結体を得た。それらの焼結体を用いて高温曲げ強度試
験および耐酸化性試験を行ったところ、上記とほぼ同じ
結果が得られた。
時間を変えて遊離炭素量を0.5重量%、2重量%とし
た他は上記と同様にして、遊離炭素量の異なる炭化珪素
焼結体を得た。それらの焼結体を用いて高温曲げ強度試
験および耐酸化性試験を行ったところ、上記とほぼ同じ
結果が得られた。
【0044】(実施例3)まず、硼酸をエタノールに完
全に溶解し、添加硼素量が0.20重量%となるように
調整した。
全に溶解し、添加硼素量が0.20重量%となるように
調整した。
【0045】次に、実施例1と同様にして実施例1と同
じ大きさのグリーン成形体を6個作製した後、実施例1
と同様にして脱脂・炭化した。脱脂・炭化後の重量は
6.9〜7.0g減少し、炭化率は48〜50%であっ
た。
じ大きさのグリーン成形体を6個作製した後、実施例1
と同様にして脱脂・炭化した。脱脂・炭化後の重量は
6.9〜7.0g減少し、炭化率は48〜50%であっ
た。
【0046】次に、脱脂・炭化したグリーン成形体を高
周波誘導炉で焼成した。その条件は、の温度を220
0゜Cに変え、その温度の保持時間を3時間に変えた以
外は、実施例1と同様とした。
周波誘導炉で焼成した。その条件は、の温度を220
0゜Cに変え、その温度の保持時間を3時間に変えた以
外は、実施例1と同様とした。
【0047】こうして得られた炭化珪素焼結体(試料
3)は、外形寸法が実施例1と同じ角板状で、その硼素
量、遊離炭素量および密度の平均値は次の通りであっ
た。
3)は、外形寸法が実施例1と同じ角板状で、その硼素
量、遊離炭素量および密度の平均値は次の通りであっ
た。
【0048】 硼素量(重量%) 遊離炭素量(重量%) 密度(g/cm3) 試料3 0.12 1.2 3.16 こうして作製した焼結体から実施例1と同じ角柱形の試
験片を切り出し、実施例1と同じ条件で高温曲げ強度試
験、耐酸化性試験を行った。その結果、高温曲げ強度は
510MPa、酸化増量は0.33mg/cm2(いず
れも平均値)であった。
験片を切り出し、実施例1と同じ条件で高温曲げ強度試
験、耐酸化性試験を行った。その結果、高温曲げ強度は
510MPa、酸化増量は0.33mg/cm2(いず
れも平均値)であった。
【0049】なお、グリーン成形体の特定温度での保持
時間を変えて遊離炭素量を0.5重量%、2重量%とし
た他は上記と同様にして、遊離炭素量の異なる炭化珪素
焼結体を得た。それらの焼結体を用いて高温曲げ強度試
験および耐酸化性試験を行ったところ、上記とほぼ同じ
結果が得られた。
時間を変えて遊離炭素量を0.5重量%、2重量%とし
た他は上記と同様にして、遊離炭素量の異なる炭化珪素
焼結体を得た。それらの焼結体を用いて高温曲げ強度試
験および耐酸化性試験を行ったところ、上記とほぼ同じ
結果が得られた。
【0050】(比較例1)硼酸を加えずに、実施例1と
同様にして実施例1と同じ大きさのグリーン成形体を作
製した後、実施例1と同様にして脱脂・炭化した。脱脂
・炭化後の重量は7.0g減少した。炭化率は48%で
あった。
同様にして実施例1と同じ大きさのグリーン成形体を作
製した後、実施例1と同様にして脱脂・炭化した。脱脂
・炭化後の重量は7.0g減少した。炭化率は48%で
あった。
【0051】次に、脱脂・炭化したグリーン成形体を、
実施例1と同様にして高周波誘導炉で焼成し、外形寸法
が実施例1と同じ角板状の炭化珪素焼結体(試料4)を
得た。その硼素量、遊離炭素量および密度の平均値は次
の通りであった。
実施例1と同様にして高周波誘導炉で焼成し、外形寸法
が実施例1と同じ角板状の炭化珪素焼結体(試料4)を
得た。その硼素量、遊離炭素量および密度の平均値は次
の通りであった。
【0052】 硼素量(重量%) 遊離炭素量(重量%) 密度(g/cm3) 試料4 0 1.2 2.42 この焼結体から実施例1と同じ角柱形の試験片を切り出
し、実施例1と同じ条件で高温曲げ強度試験、耐酸化性
試験を行った。その結果、高温曲げ強度は154MP
a、酸化増量は0.26mg/cm2(いずれも平均
値)であった。
し、実施例1と同じ条件で高温曲げ強度試験、耐酸化性
試験を行った。その結果、高温曲げ強度は154MP
a、酸化増量は0.26mg/cm2(いずれも平均
値)であった。
【0053】比較例1は、実施例1〜3に対して酸化増
量はほぼ同等であるが、高温曲げ強度が非常に低くなっ
ている。また密度も低い。
量はほぼ同等であるが、高温曲げ強度が非常に低くなっ
ている。また密度も低い。
【0054】(比較例2〜5)硼酸を、添加硼素量が表
1に示す値になるように調整してエタノールに溶解さ
せ、その硼酸溶液を用いて実施例1と同様にしてスリッ
プを得、そのスリップから実施例1と同様のグリーン成
形体を作製した。
1に示す値になるように調整してエタノールに溶解さ
せ、その硼酸溶液を用いて実施例1と同様にしてスリッ
プを得、そのスリップから実施例1と同様のグリーン成
形体を作製した。
【0055】次に、得られたグリーン成形体を実施例1
と同様にして脱脂・炭化したところ、重量は6.9〜
7.2g減少し、炭化率は49〜52%であった。
と同様にして脱脂・炭化したところ、重量は6.9〜
7.2g減少し、炭化率は49〜52%であった。
【0056】次に、脱脂・炭化したグリーン成形体を、
実施例1と同様にして高周波誘導炉で焼成し、外形寸法
が実施例1と同じ角板状の炭化珪素焼結体(試料5〜
8)を得た。それらの硼素量、遊離炭素量および密度
(いずれも平均値)は次の通りであった。
実施例1と同様にして高周波誘導炉で焼成し、外形寸法
が実施例1と同じ角板状の炭化珪素焼結体(試料5〜
8)を得た。それらの硼素量、遊離炭素量および密度
(いずれも平均値)は次の通りであった。
【0057】 硼素量(重量%) 遊離炭素量(重量%) 密度(g/cm3) 試料5 0.037 1.2 2.61 試料6 0.15 1.2 3.16 試料7 0.28 1.2 3.16 試料8 0.43 1.2 3.16 上記焼結体から実施例1と同じ角柱形の試験片を切り出
し、実施例1と同じ条件で高温曲げ強度試験、耐酸化性
試験を行った結果は、表1の通りであった。
し、実施例1と同じ条件で高温曲げ強度試験、耐酸化性
試験を行った結果は、表1の通りであった。
【0058】比較例2(試料5)は、実施例1〜3(試
料1〜3)に比べて高温曲げ強度が非常に低く、酸化増
量はほぼ同等である。密度は小さい。比較例3(試料
6)および4(試料7)は、高温曲げ強度は同等である
が、酸化増量が非常に多い。比較例5(試料8)は、高
温曲げ強度は少し高い程度であるが、酸化増量が非常に
多い。
料1〜3)に比べて高温曲げ強度が非常に低く、酸化増
量はほぼ同等である。密度は小さい。比較例3(試料
6)および4(試料7)は、高温曲げ強度は同等である
が、酸化増量が非常に多い。比較例5(試料8)は、高
温曲げ強度は少し高い程度であるが、酸化増量が非常に
多い。
【0059】
【表1】
【0060】表1に基づいて、硼素含有量に対する高温
曲げ強度、耐酸化性の変化をグラフ化すると、図1、図
2のようになる。
曲げ強度、耐酸化性の変化をグラフ化すると、図1、図
2のようになる。
【0061】図1のグラフから明らかなように、高温曲
げ強度は、硼素含有量が0.050重量%以上では大き
な変化は見られないが、0.050重量%未満になると
著しく低下する。
げ強度は、硼素含有量が0.050重量%以上では大き
な変化は見られないが、0.050重量%未満になると
著しく低下する。
【0062】また、図2のグラフから明らかなように、
酸化増量は、硼素含有量が0.12重量%を境にして大
きく変化しており、0.12重量%以下の場合は0.1
2重量%を越える場合に比べて著しく少ない。
酸化増量は、硼素含有量が0.12重量%を境にして大
きく変化しており、0.12重量%以下の場合は0.1
2重量%を越える場合に比べて著しく少ない。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の炭化珪素
焼結体は、耐酸化性に優れていると共に高い高温曲げ強
度を有しており、しかも、遊離炭素量を増やしてもそれ
らがほとんど低下することがない。このため、耐酸化性
に優れ且つ高い高温曲げ強度を有する嵩の大きな焼結体
を得ることができる。
焼結体は、耐酸化性に優れていると共に高い高温曲げ強
度を有しており、しかも、遊離炭素量を増やしてもそれ
らがほとんど低下することがない。このため、耐酸化性
に優れ且つ高い高温曲げ強度を有する嵩の大きな焼結体
を得ることができる。
【図1】この発明の炭化珪素焼結体の硼素含有量に対す
る高温曲げ強度の変化を示すグラフである。
る高温曲げ強度の変化を示すグラフである。
【図2】この発明の炭化珪素焼結体の硼素含有量に対す
る酸化増量の変化を示すグラフである。
る酸化増量の変化を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 正俊 神奈川県奏野市曽屋30番地 東芝セラミツ クス株式会社中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 焼結助剤として硼素および炭素を含む炭
化珪素焼結体であって、焼結体中の硼素量が0.05〜
0.12重量%であり、しかも硼素が硼酸を溶媒に溶か
して原料粉末に添加したものであることを特徴とする耐
酸化性に優れた炭化珪素焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217006A JPH0558732A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 耐酸化性に優れた炭化珪素焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217006A JPH0558732A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 耐酸化性に優れた炭化珪素焼結体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558732A true JPH0558732A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16697348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217006A Pending JPH0558732A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 耐酸化性に優れた炭化珪素焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0558732A (ja) |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3217006A patent/JPH0558732A/ja active Pending
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