JPH0558560A - 糸条巻取り用紙管の製造方法 - Google Patents

糸条巻取り用紙管の製造方法

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JPH0558560A
JPH0558560A JP24472491A JP24472491A JPH0558560A JP H0558560 A JPH0558560 A JP H0558560A JP 24472491 A JP24472491 A JP 24472491A JP 24472491 A JP24472491 A JP 24472491A JP H0558560 A JPH0558560 A JP H0558560A
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JP
Japan
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paper tube
male fastener
pressing
main body
fitted
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Pending
Application number
JP24472491A
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English (en)
Inventor
Junkichi Tanaka
純吉 田中
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Tanaka Shikan Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Shikan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紡糸工程から送り出される糸条を巻き取る場
合における、該糸条の捕捉率を高めるための雄ファスナ
を、紙管本体に圧入固定させる。 【構成】 裏面に接着剤或いは粘着剤を塗布した雄ファ
スナを紙管本体の外周面に接当させ、該雄ファスナの紙
管本体に接当した部分を押圧具で押圧することにより、
少なくとも雄ファスナの一部を該紙管本体に圧入させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸条巻取り用紙管の製
造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に高速紡糸によって糸条を直接紙管
に巻き取る場合、糸条が紡糸工程より直接連続的に供給
されるので、満捲紙管より空紙管への自動切り換え時に
は、一時的に巻き始めの糸条が弛緩して糸端が空紙管よ
り脱落し、迅速確実に糸条を捕捉しない場合があり、空
紙管への糸取り不良が発生する。
【0003】この切り換え時に糸条の捕捉に失敗する
と、糸条が前工程から6000〜8000m/min の高速で供給
されるために、空紙管への糸掛けが行なわれるまでの
間、多量の損糸が発生することとなる。
【0004】このため、糸掛け捕捉率を向上させるもの
として、図8に示すように雄ファスナ21を利用した紙
管20が開発されている。この紙管20は、紙管本体2
2の端部近傍に周溝23を形成し、該周溝23に雄ファ
スナ21を嵌装したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の雄ファ
スナを利用した紙管においては、雄ファスナの取り付け
に大きな問題があった。これは、雄ファスナを嵌装する
ための周溝を形成する必要があり、該周溝に雄ファスナ
の裏面に接着剤を塗布して貼着しなければならないから
である。つまり、紙管本体に周溝を形成して雄ファスナ
を貼着する一連の工程を自動化することができず、予め
周溝を形成した紙管本体に手作業で雄ファスナを取り付
けているのが実情であった。従って、製造コストが高価
になるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は上記問
題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、円筒状の紙管本体の端部
近傍の外周面に、裏面に接着剤或いは粘着剤を塗布した
雄ファスナを接当させた後、該雄ファスナの上面を押圧
具によって押圧することにより、少なくとも該雄ファス
ナの一部を該紙管本体に圧入したことにある。
【0007】ここで、本明細書中でいう「紙管本体」と
は、通常の紙製のボビンと同様にスピンドルに取り付け
られる筒状のものをいう。これは、二重紙管などのよう
に多重構造のものであってもよい。
【0008】「雄ファスナ」とは、鈎状やキノコ状など
の突起を密に設けたものをいう。これは、一般に衣類な
どの着脱具として用いられる面ファスナの雄側のものの
ように先端が鈎状やキノコ状などに形成された突起を密
に並べたものと同様のものであるため、面ファスナの雄
側として雄ファスナとしているが、ファスナとして用い
るものに限定するものではなく、少なくとも一部に糸条
を引っ掛ける部分を有する突起を密に設けたものであれ
ばよい。この雄ファスナは、裏面に接着剤や粘着剤を塗
布して紙管本体に貼着されるが、予め粘着剤が塗布され
ている雄ファスナを使用する場合は、剥離紙を剥がして
貼着することとなる。
【0009】雄ファスナの紙管本体への貼着は、雄ファ
スナの全てを紙管本体に貼着する必要はなく、その一部
が紙管本体に貼着若しくは載置した状態すなわち接当し
た状態にあればよい。つまり、裏面に接着剤や粘着剤が
塗布された雄ファスナを完全に紙管本体に貼着した場合
も当然のことながら、一部例えば先端部のみを貼着する
だけでもよく、或いは一部が紙管本体に載置した状態で
もよい。要は、押圧具で圧入された時点で接着剤や粘着
剤によって雄ファスナが固定されればよいからである。
【0010】「押圧具」とは、紙管本体に貼着された雄
ファスナの上面を押さえ付けることによって、該雄ファ
スナの少なくとも一部を紙管本体に圧入するためのもの
をいう。この押圧具による雄ファスナの圧入は、押圧具
か雄ファスナを貼着した紙管本体のいずれか一方、或い
は両方を移動させることによって行なう。つまり、プレ
ス型のように固定支持した紙管本体に対して押圧具を打
ち込んで雄ファスナを圧入させるか、押圧具を固定し該
押圧具に紙管本体を押し付けるか、或いは両者の組み合
わせかのいずれかによって行なう。
【0011】押圧具の形状は、雄ファスナの長さが短い
場合には、その押圧部分は側面視直線状でもよいが、長
さが比較的長い場合には、紙管本体の周面の曲率に沿わ
せた湾曲状にするのが好ましい。これらは、押圧具又は
紙管本体を上下動(水平方向の場合も同様)させること
によって雄ファスナを紙管本体に圧入させる場合である
が、この他、固定した押圧具に、軸に可回転に支持した
紙管本体を接当させながら通過させて圧入させるように
してもよい。さらに、押圧具として押えローラを用いて
もよい。押えローラの場合には、紙管本体と相互に押圧
接当させる工程は前述したものと同様であるが、押圧接
当させてからいずれか一方を回転駆動する必要がある。
即ち、押えローラを回転させる場合には、紙管本体を可
回転に支持し、紙管本体を回転駆動する場合には、押え
ローラを可回転に支持する。勿論、いずれか一方を固定
しておき、他方をその周面に沿って滑ることなく周回さ
せてもよいが、構造がかなり複雑になって好ましくはな
い。
【0012】押圧具の押圧部分や押えローラの横断面の
形状は、中央部が尖ったいわゆる算盤珠のものが一般的
であるが、丸みのあるアール状や矩形状のものでもよ
い。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る糸条巻取り用紙管の
製造方法の一例であり、紙管本体2の端部近傍の外周面
に、裏面に接着剤を塗布した雄ファスナ3を貼着した
後、押圧具4で押圧する状態を示すものである。本例で
は、紙管本体2を軸5に挿通して固定した状態で押圧具
4を下降させ、雄ファスナ3を紙管本体2に圧入するも
のである。押圧具4は図1(a)に示すようにその押圧
部分を側面視直線状としている。これは、圧入すべき雄
ファスナ3の長さが短い場合であり、雄ファスナ3が比
較的長い場合には、(b)のように紙管本体2の外周面
に沿った形状の湾曲状にする。
【0015】また、図2に示すように押圧具として押え
ローラ6を用いてもよい。これは、雄ファスナ3を紙管
本体2に貼着した後、該押えローラ6を下降させて押圧
した後、該押えローラ6を回転させながら雄ファスナ3
を順次圧入するものである。この場合、紙管本体2は軸
5に可回転に支持する。つまり、回転駆動される押えロ
ーラ6の回転に従って紙管本体2も回転させるためであ
る。本例に示した方法においては、逆の場合も考えら
れ、紙管本体2を軸5で回転駆動し、押えローラ6は可
回転に支持しておくだけでもよい。しかしながら、可回
転に支持された側は、摩擦によってのみ回転するため、
滑りが生じることも有り得るため、両者を同調させて回
転駆動させるようにしてもよい。
【0016】さらに、図3に示すように軸5に可回転に
支持された紙管本体2を矢印の方向に移動させることに
より、その上部に固定された押圧具4に押圧接当させ、
雄ファスナ3を圧入させるようにしてもよい。また、逆
に押圧具4を移動させても同様に実施することができ
る。このような場合において、紙管本体2を移動に応じ
て軸5で回転駆動(本例の場合、左回転)させ、滑りを
生じさせないようにするのが好ましい。
【0017】本発明方法によって製造した紙管1の一例
を図4に示す。これは、雄ファスナ3が押圧具4や押え
ローラ6によって押圧形成された押圧溝7の内部に圧入
されたものである。図5に示すように雄ファスナ3が圧
入されている部分は、従来の予め設けられた周溝に雄フ
ァスナ3を貼着したものと同様に、雄ファスナ3が押圧
溝7に嵌り込んだ状態となる。
【0018】押圧溝7の断面形状は、押圧具4や押えロ
ーラ6の押圧部の形状によって決定され、逆三角形状の
ものの他、例えば図6(a)(b)(c)に示すよう
に、夫々大きな円弧、小さな円弧、矩形のものとしても
よい。
【0019】本発明は前述したように、押圧具4等によ
って雄ファスナ3を紙管本体2に圧入することを特徴と
するものであるため、本発明方法を一連の工程に組み込
むことを極めて容易に行なうことができる。例えば図7
に示すようにロール状に倦回されている雄ファスナ3を
繰出ローラ8で繰り出すと共に送りローラ9で移送させ
る。移送する段階で該雄ファスナ3の裏面に糊付ローラ
10で接着剤11を塗布する。次に、接着剤11が塗布
された雄ファスナ3が紙管本体2に到達した時点で押え
ローラ6を下降させ、その端部を紙管本体2に圧入させ
て固定する。この状態でカッタ12で雄ファスナ3を切
断する。そして、押えローラ6を回転させることによっ
て、切断された雄ファスナ3が全て紙管本体2に圧入さ
れることとなる。この段階で雄ファスナ3が紙管本体2
に嵌り込んだ状態となり、糸条巻取り用紙管1となる。
従って、本例のように構成することによって、ロール状
の雄ファスナ2の繰り出しから、接着剤6の塗布、雄フ
ァスナ2の紙管本体7への貼着、押えローラ8による雄
ファスナ2の圧入の一連の工程を全て自動で行なうこと
が可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明に係る糸条巻取り用
紙管の製造方法は、簡単確実に雄ファスナを紙管本体に
圧入させることができ、その製造工程を従来に比して大
幅に簡略化することができる。また、本発明製造方法自
体従来のように切削工程がないことから、雄ファスナの
供給から糊付けなどの一連の工程に組み込むことができ
るので、製造コストが飛躍的に安価になるという極めて
有益な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は夫々本発明製造方法の一例を示
す側面図である。
【図2】本発明製造方法の他の例を示す側面図である。
【図3】本発明製造方法のさらに他の例を示す側面図で
ある。
【図4】本発明方法によって製造した紙管の一例を示す
斜視図である。
【図5】図4に示した紙管の押圧溝部分を示す断面図で
ある。
【図6】(a)(b)(c)は夫々本発明方法によって
製造した紙管の押圧溝部分の他の例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明方法を一連の製造工程に組み込んだ状態
を示す概略図である。
【図8】従来の雄ファスナを設けた紙管を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 糸条巻取り用紙管 2 紙管本体 3 雄ファスナ 4 押圧具 5 軸 6 押えローラ 7 押圧溝 8 繰出ローラ 9 送りローラ 10 糊付ローラ 11 接着剤 12 カッタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の紙管本体の端部近傍の外周面
    に、裏面に接着剤或いは粘着剤を塗布した雄ファスナを
    接当させた後、該雄ファスナの上面を押圧具によって押
    圧することにより、少なくとも該雄ファスナの一部を該
    紙管本体に圧入したことを特徴とする糸条巻取り用紙管
    の製造方法。
JP24472491A 1991-08-28 1991-08-28 糸条巻取り用紙管の製造方法 Pending JPH0558560A (ja)

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JP (1) JPH0558560A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5857641A (en) * 1997-06-03 1999-01-12 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Winding core having integral entangling mechanism
US6595456B2 (en) * 2001-09-19 2003-07-22 Sonoco Development, Inc. Textile tube with start-up feature

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