JP2003175921A - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP2003175921A
JP2003175921A JP2001381050A JP2001381050A JP2003175921A JP 2003175921 A JP2003175921 A JP 2003175921A JP 2001381050 A JP2001381050 A JP 2001381050A JP 2001381050 A JP2001381050 A JP 2001381050A JP 2003175921 A JP2003175921 A JP 2003175921A
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feeding
label
strip
shaped material
adjusting means
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Application number
JP2001381050A
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English (en)
Inventor
Osamu Tsuboi
修 坪井
Tetsuaki Kimura
徹朗 木村
Keiichiro Higuchi
計一郎 樋口
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Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
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  • Labeling Devices (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣性による帯状材の過大な繰り出しを防止す
るとともに、帯状材が途中で切れることなく繰り出し可
能に設けて高速で被着体にラベルを貼付することのでき
るラベル貼付装置を提供すること。 【解決手段】 帯状の剥離紙SにラベルLを所定間隔ご
とに貼付してロール状に巻回された帯状材LBを繰り出
す繰出手段13と、当該繰出手段13の下流側に配置さ
れた繰出量調整手段15と、帯状材LBよりラベルLを
剥離して被着体Aに貼付する貼付手段16と、ラベルL
が剥離された後の剥離材Sを回収する回収手段17とを
備えてラベル貼付装置10が構成されている。繰出手段
13は、トラバース巻きされた巻体12を支持するとと
もに、繰出量調整手段15は、予め設定された帯状材L
Bの長さに対して相対的に短くなったことを検知したこ
とを条件に、繰出手段13に対して繰出動作信号を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラベル貼付装置に係
り、特に、帯状をなす帯状材の幅よりも長い軸長を有す
る巻芯にトラバース巻きされた帯状材を対象とし、当該
帯状材から一枚ずつ剥離されたラベルを被着体に高速で
貼付することのできるラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、帯状をなす剥離材の片面にラ
ベルを貼付してなる帯状材の巻体を用い、当該帯状材か
らラベルを剥離して所定の被着体に貼付することのでき
るラベル貼付装置が知られている。一般的なラベル貼付
装置は、ロール状に巻回された帯状材の巻体を支持して
当該帯状材を繰り出す繰出手段と、この繰出手段から繰
り出された帯状材よりラベルを剥離して所定の被着体に
貼付する貼付手段と、前記ラベルが剥離された後の剥離
材を回収する回収手段とを備えて構成されている。
【0003】前記繰出手段は、帯状材の巻芯を支持する
支持軸がフリーな構造となっており、当該繰出手段の下
流側に設けられる駆動ロールとこれに対峙したピンチロ
ールとによって帯状材を順次繰り出しできるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻芯の
軸方向に沿ってトラバースするように巻回されたロール
状の巻体、すなわち、平面視で糸巻き状に巻回された巻
体は、トラバース巻きしていないロール状の同一外径巻
体に比べて数倍(5〜20倍)の長さを有しているた
め、非常に高重量となる。従って、帯状材を繰り出す場
合に、その支持軸をラベル繰り出し速度に追従可能にす
ると、慣性力によって帯状材が過大に繰り出されてしま
い、弛んだ帯状材が装置各部に絡み付いてしまうという
不都合を招来する。
【0005】このような慣性力による過大な繰り出しを
防止するためには、前記巻体の支持軸に回転抵抗を付与
するブレーキを設けることもできる。しかしながら、か
かるブレーキを採用した場合には、帯状材の繰出速度を
早く設定したときに当該帯状材が途中で切れてしまうと
いう不都合を生じ、結果として、高速タイプのラベル貼
付装置には適さないという不都合がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、慣性力による帯状
材の過大な繰り出しを防止するとともに、帯状材が途中
で切れることなく繰り出し可能に設けて高速で被着体に
ラベルを貼付することのできるラベル貼付装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ラベルが剥離材に所定のピッチで貼付さ
れた帯状材をロール状に巻回した巻体を支持して前記帯
状材を繰り出す繰出手段と、当該繰出手段から繰り出さ
れた帯状材よりラベルを剥離して所定の被着体に貼付す
る貼付手段と、前記ラベルが剥離された後の剥離材を回
収する回収手段とを備えたラベル貼付装置において、前
記繰出手段は、前記帯状材の幅よりも長い軸長を有する
巻芯にトラバース巻きした前記巻体を支持するととも
に、所定のタイミングで前記帯状材を所定量繰り出す、
という構成を採っている。このような構成によれば、繰
り出しのタイミングを設定しておくことで、高速でラベ
ルを被着体に貼付するに必要な繰出量を安定して確保す
ることができる。従って、この動作を間欠的に行なうよ
うにすることで、過大な繰り出しが回避される一方で、
高速でラベルを貼付可能となるラベル貼付装置を提供す
ることができる。
【0008】本発明において、前記繰出手段と貼付手段
との間に帯状材の弛緩調整手段と繰出量調整手段が設け
られ、前記弛緩調整手段は前記繰出手段と繰出量調整手
段との間の前記帯状材の長さが予め設定された長さを下
回ったときに前記繰出手段に繰り出し動作信号を出力す
る、という構成を採っている。このような構成とすれ
ば、繰出手段と貼付手段との間の帯状材の長さとして、
貼付手段による高速貼付に対応できるような長さ、つま
り、帯状材に余長を与えることができ、当該余長分を貼
付手段によって高速にて被着体に貼付することができ
る。貼付手段によってラベルが被着体に貼付されると、
余長分が減少することになるが、当該減少状況は、弛緩
調整手段の動作によって帯状材が切れるような力の発生
が回避される。この一方、帯状材が設定長さを下回った
ときに、弛緩調整手段が繰出手段に動作信号を出力して
再び余長分を確保するようになる。
【0009】また、前記繰出手段及び繰出量調整手段
は、それぞれ駆動装置を含んで構成され、前記繰出手段
の駆動装置は、前記繰出量調整手段の駆動装置よりも速
く設定される、という構成を採り、これにより、高速貼
付に対応し得る余長分を確保することができる。
【0010】更に、前記貼付手段と前記繰出量調整手段
との間に繰出タイミング機構が設けられ、この繰出タイ
ミング機構は前記繰出量調整手段と前記貼付手段との間
の前記帯状材の長さが予め設定された長さを下回った時
に前記繰出量調整手段に繰り出し動作信号を出力する、
という構成を採るとよい。
【0011】また、前記繰出量調整手段の駆動装置は下
流側のラベル繰出用駆動装置より速い速度で前記帯状材
を繰り出すように設定されている。
【0012】更に、前記回収手段は、前記剥離材の幅よ
りも長い軸長を有する巻芯の軸線方向に沿って前記剥離
材をトラバース巻きする、という構成を採ることが好ま
しい。このような構成とすれば、剥離材の長さが長大で
あっても、一つの巻芯による巻き取り長さを十分に確保
することができるようになり、巻芯の頻繁な交換作業か
ら開放されて作業労力を大幅に低減することができる。
【0013】また、前記回収手段は予め設定されたタイ
ミングに従って駆動される駆動装置を含み、当該駆動装
置は、前記剥離材の長さが所定量ストックされたことを
条件に駆動される、という構成を採っている。このよう
な構成とすることで、貼付手段に影響を与えることなく
回収手段による回収を高速で行なうことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0015】図1には本実施形態に係るラベル貼付装置
の平面図が示されている。この図において、ラベル貼付
装置10は、巻芯としての紙管11に帯状の剥離材Sに
所定の間隔でラベルLが貼付された帯状材LBをトラバ
ース巻きしたロール状の巻体12を対象とし、当該巻体
12を支持して帯状材LBを繰り出す繰出手段13と、
この繰出手段13から繰り出された帯状材LBの繰出量
(繰出長さ)を所定制御する繰出量調整手段15と、帯
状材LBよりラベルLを剥離して当該ラベルLを所定の
被着体Aに貼付する貼付手段16と、ラベルLが剥離さ
れた後の帯状の剥離材Sを回収する回収手段17とを備
えて構成されている。
【0016】前記繰出手段13は、前記紙管11内に挿
入されて巻体12を回転可能に支持する支持軸20と、
この支持軸20を所定のタイミングで回転させて帯状材
LBを所定量繰り出すモーターM1(駆動装置)とを備
えて構成されている。この繰出手段13から繰り出され
た帯状材LBは、前記支持軸20と略平行に配置された
フランジ付きのガイドローラー22と、これの近傍に位
置するアーム23に支持された二つのガイドローラー2
5,26を介して前記繰出量調整手段15に繰り出され
るようになっている。
【0017】前記繰出量調整手段15は、前記繰出手段
13と貼付手段16との間の帯状材LBの長さが予め設
定された長さ、すなわち、高速貼付に対応可能となる余
長分が予め設定された長さを下回ったときに繰出手段1
3のモーターM1を駆動すべく所定の動作信号を出力す
る弛緩調整手段35を含んで構成されている。これを更
に詳述すると、繰出量調整手段15は、前記アーム23
を支持するベースフレーム28に一端が支持されて他端
を自由端として略水平面内で回転可能に設けられた第1
のアーム30と、この第1のアーム30の自由端側近傍
に設けられるとともに、帯状材LBの繰出量が所定の長
さにあるか否かを第1のアーム30の位置から検知して
前記モーターM1に繰り出し動作及び停止動作の各信号
を出力する第1のセンサS1と、第1のアーム30に設
けられた複数のダンサローラー31A〜31Dと、これ
らダンサローラー31A〜31Dに対応してベースフレ
ーム28に支持された複数のガイドローラー34A〜3
4Dとにより構成される弛緩調整手段35と、前記ベー
スフレーム28上に設けられた駆動ローラー37及び当
該駆動ローラー37に対峙するピンチローラー38と、
駆動ローラー37を駆動するモーターM2(駆動装置)
と、このモーターM2の近傍位置に設けられるととも
に、略水平面内で回転可能とされて帯状材LBを貼付手
段16との間で弛緩を吸収するために所定の張力を付与
する繰り出しタイミング機構14の回転アーム39と、
この回転アーム39の自由端側に支持されたローラー4
0とを備えて構成されている。
【0018】前記第1のアーム30は、帯状材LBの繰
出量が予め設定された長さであるときに、図1中実線で
示される位置を初期位置として保つように図示しないば
ねで付勢されており、同図中二点鎖線で示された位置方
向に回転したときに、つまり、第1のセンサS1から第
1のアーム30が外れたときに帯状材LBの繰出量が設
定長さを下回ったものとして第1のセンサS1がモータ
ーM1に対して繰り出し動作信号を出力するようになっ
ている。
【0019】前記繰出手段13のモーターM1は、前記
駆動ローラー37を回転駆動させるモーターM2よりも
繰出速度が速く設定(例えば1.1〜1.2倍)されて
いる。従って、モーターM1,M2が同時に駆動してい
る状態であっても、繰出量調整手段15の第1のアーム
30領域の帯状材LBの弛緩長さが高速貼付に対応でき
る必要な設定長さに至っていな状態では、第1のアーム
30領域における帯状材LBの長さが次第に長く緩むよ
うに変化することとなる。この一方、帯状材LBの長さ
が前記設定長さに至ると、第1のアーム30を第1のセ
ンサS1がこれを検知してモーターM1の駆動を停止さ
せる信号を出力することとなる。従って、繰出手段13
は間欠的な駆動となる。
【0020】前記繰り出しタイミング機構14は、前記
回転アーム39の基端を駆動ローラー37近傍のベース
28に回転自在に軸着し、この回転アーム39の先端に
案内部材としてのローラー40を設け、回転アーム39
が回転することによりローラー40が貼付手段16のピ
ールプレート42方向間を円弧方向(X方向)に移動す
るようになっている。また、回転アーム39の軸着部分
には図示しないスプリングが設けられ、当該スプリング
の付勢力により回転アーム39の先端ローラー40が帯
状材LBをその厚み方向に押圧し、これによって、駆動
ローラー37から貼付手段16のピールプレート42の
先端部までの間の帯状材LBの長さが長くなるように付
勢される。
【0021】また、前記ダンサローラー31A〜31D
等により構成される弛緩調整手段35から帯状材LBを
繰り出しローラー46とニップローラー47との間にニ
ップし、ラベル繰り出しモーターM3(駆動装置)のラ
ベル繰り出し速度より速い速度(例えば、1.2〜1.
5倍)で繰り出すようにモーターM2の回転数が設定さ
れる。
【0022】そして、ローラー40の付勢力により第2
のセンサS2でローラー40の位置を検出すると駆動ロ
ーラー37のモーターM2が停止し、帯状材LBの繰り
出しが停止するようになっている。
【0023】第2のセンサS2が駆動ローラー37から
ピールプレート42の先端までの間の帯状材LBが予め
設定した長さよりも短くなったことを検出すると、すな
わち、第2のセンサS2方向に付勢しているローラー4
0が第2のセンサS2から離間すると、前記駆動ローラ
ー37のモーターM2を起動してピールプレート42と
上流側の駆動ローラー37の間に再び余裕を持たせ、第
2のセンサS2をONすると駆動ローラー37のモータ
ーM2を停止し、この動作を繰り返し作動するように構
成する。
【0024】本実施形態では、繰り出しタイミング機構
14が待機中の帯状材LBの長さを第2のセンサS2で
監視しており、この長さが短くなると帯状材LBを繰り
出す駆動ローラー37のモーターM2がラベル繰り出し
用モーターM3のラベル繰り出し速度より速い速度で帯
状材LBを繰り出して貼付手段16領域に余裕をもった
状態で、しかも帯状材LBが弛緩することなく帯状材L
Bを待機させることができる。
【0025】前記貼付手段16は、ベースフレーム28
に支持されたピールプレート42と、このピールプレー
ト42の先端側に配置されたブラシ43と、帯状材LB
の浮き上がりを防止する押えローラー44とにより構成
されている。ピールプレート42の先端は、缶等の被着
体Aを搬送するコンベヤー45の上方に位置するように
設定され、ピールプレート42の先端で帯状材LBを急
激に折り曲げることで、帯状材LBからラベルLが剥離
され、当該ラベルLが被着体Aの外周に貼付される。
【0026】前記ピールプレート42によってラベルL
が剥離された後の帯状の剥離材Sは、前記ベースフレー
ム28に設けられたラベル繰り出し用モーターM3を介
して回転駆動される繰り出しローラー46と、これに対
峙したピンチローラー47によって回収手段17に繰り
出し可能とされている。
【0027】前記回収手段17は、前記モーターM3よ
り速い速度(例えば、1.2〜1.5倍)の巻取速度で
設定された駆動装置としてのモーターM4(図2参照)
と、このモーターM4に連結された巻取軸48とからな
る巻取装置50と、当該巻取装置50の近傍に一端側が
支持されるとともに、他端側を自由端として回転可能に
設けられた第3のアーム51と、この第3のアーム51
の位置変位を検知する第3のセンサS3と、前記第3の
アーム51に支持された二つのダンサローラー53,5
4と、これらダンサローラー53,54に対応する二つ
の固定ローラー56,57と、前記巻取装置50に対し
て剥離材Sをトラバースさせるための移動ローラー59
と、この移動ローラー59に剥離材Sを案内するガイド
ローラー60と、前記巻取装置50に帯状材LBをタイ
トに巻き付ける押えローラー49とを備えて構成されて
いる。
【0028】前記巻取軸48には剥離材Sの幅よりも軸
長が長い巻芯としての紙管63(図2参照)が着脱自在
に設けられており、当該紙管63の軸線方向に剥離紙S
がトラバース巻きできるように設けられている。
【0029】回収手段17において、前記第3のアーム
51は、図1中実線で示される位置と二点鎖線で示され
る位置で回転可能に設けられており、第3のアーム51
が実線位置にあるときは、剥離材Sの長さが所定量スト
ックされているものとして、第3のセンサS3がモータ
ーM4に巻き取り動作信号を出力する一方、第3のアー
ム51が実線位置から所定量離れたときに、前記第3の
センサS3がこれを検知してモーターM4に駆動停止信
号を出力するようになっている。
【0030】また、前記移動ローラー59は、図2に示
されるように、駆動装置としての正逆駆動モーターM5
の回転軸64回りに装着されたベアリング65を介して
支持されている。回転軸64には、その周方向に図示し
ないねじ溝が形成されており、このねじ溝を介して前記
移動ローラー59が図2中左右方向に交互に移動して剥
離紙Sを紙管63にトラバース巻きできるようになって
いる。
【0031】次に、本実施形態におけるラベル貼付装置
10の全体的な動作について説明する。
【0032】初期設定において、巻体12から帯状材L
Bのリード端を引き出し、繰出量調整手段15及び貼付
手段16を経て回収手段17の巻取軸48に支持された
紙管63に固定した状態で所定の電源を投入する。この
際、第1のアーム30が図1中実線位置にある場合に
は、繰出手段13から貼付手段16までの間における帯
状材LBの長さが予め設定された長さであることを第
1,第2のセンサS1,S2が検知し、運転準備が完了
してベルトコンベヤー45上に被着体Aが搬送される
と、モーターM3が駆動して帯状材LBを引き出し、順
次モーターM2及びM3が駆動して帯状材LBからラベ
ルLがコンベヤー45上を搬送される被着体Aに対して
順次剥離されて貼付されることとなる。
【0033】前記繰出量調整手段15領域における帯状
材LBの長さが短くなると、第1のアーム30は、それ
に対応して回転変位し、第1のセンサS1から離れて図
1中二点鎖線で示される方向に回転する。そして、第1
のセンサS1から第1のアーム30が一定量離れたこと
を検知したときに、当該第1のセンサS1がモーターM
1に駆動信号を出力する。これにより、モーターM1が
回転して帯状材LBが繰り出されることとなる。この
際、繰出手段13のモーターM1の繰出速度は繰出量調
整手段15のモーターM2よりも速く設定されているた
め、前記第1のアーム30は、図1中二点鎖線で示され
る位置から実線で示される位置に戻るようになり、同実
線位置に復帰したことが第1のセンサS1で検知された
ときに、当該第1のセンサS1がモーターM1の駆動を
停止する信号を出力することとなる。
【0034】前記繰り出しタイミング機構14におい
て、回転アーム39は、その先端のローラー40が帯状
材LBをその厚み方向に押圧し続け、駆動ローラー37
からピールプレート42の先端部までの間の帯状材LB
の長さが長くなるように保つように作用する。
【0035】また、記弛緩調整手段35から、繰り出し
ローラー46とニップローラー47との間に延びる帯状
材LBは、モーターM2よりも速い速度でラベル繰り出
しモーターM3によって繰り出される。
【0036】ラベルLが被着体Aに貼付された後の剥離
材Sは、第3のモーターM3で回転駆動される繰り出し
ローラー46によって回収手段17に送出される。回収
手段17は、第3のアーム51が第3のセンサS3の直
近にあるときに、巻取装置50による巻取が可能な状態
とされ、モーターM4,M5が駆動されて順次剥離材S
をトラバースしながら巻き取ることとなる。巻取装置5
0の巻き取りに際し、帯状材LBをタイトに巻き付ける
押えローラー49は、これを支持するアーム49Aの基
端側がベース28に回転自在に軸着され、且つ、図示し
ないバネの付勢力により回転して巻回される剥離材Sを
押圧することで当該剥離材Sをタイトに巻き取ることに
なる。この際、モーターM4は、モーターM3よりも巻
取速度が速く設定されているため、第3のアーム51
は、巻き取りが進むにつれて図1中二点鎖線で示される
方向に次第に回転することとなり、これが第3のセンサ
S3で検知されたときに、当該第3のセンサS3がモー
ターM4及びM5の回転を停止させる信号を出力する。
そして、剥離材Sが高速巻取に必要な長さに復帰したと
きに、すなわち、第3のセンサS3が検出した時に再び
モーターM4,M5を駆動させる信号を出力することと
なる。
【0037】従って、このような実施形態によれば、繰
出量調整手段15によって、ラベルLを貼付する前の帯
状材LBの長さを調整可能とし、繰出手段13との間に
位置する帯状材LBに過大な引っ張り力を付与すること
がなく、従来例に見られる帯状材LBの破断を確実に防
止することができる。しかも、繰出量調整手段15領域
で帯状材のLBの長さが調整されるため、高速にて被着
体AにラベルLを貼付する構成に適合させることが可能
となる。
【0038】なお、前記実施形態では、回収手段17が
剥離材Sをトラバース巻きするように構成された場合を
図示、説明したが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、例えば、本出願人による特開2001−302
085号の剥離材回収装置に接続して剥離材Sを連続し
て自動的に巻き取って回収するようにしてもよく、ま
た、巻き取ることなく適宜な回収容器に収容できるよう
にしてもよい。但し、前述したような巻き取りによれ
ば、長時間に亘って連続的な動作を行なわせることがで
きる点で有利となる。
【0039】また、前記巻体12を支持する支持軸20
は、その軸線方向に沿って往復移動可能に設ける構成と
することもできる。この場合、モーターM1を支持する
図示しないベースを図1中上下方向に往復移動可能に設
ける等の構成を例示でき、これにより、巻体12から繰
り出される帯状材LBを、前記支持軸20の軸線方向に
対して略直交する方向に向かって繰り出すことが可能と
なり、帯状材LBの繰り出しを更にスムースに行なうこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
巻芯にトラバース巻きされた帯状材を繰り出す繰出手段
が、所定のタイミングで所定量繰り出すように構成され
ているから、高速でラベルを被着体に貼付するに必要な
繰出量を確保することができるようになり、当該動作を
間欠的に行なうようにすることで、過大な繰り出しを回
避しつつ高速によるラベル貼付が可能となる。
【0041】また、繰出手段と貼付手段との間に帯状材
の弛緩調整手段及び繰出量調整手段を設けたことで、貼
付手段による高速貼付に対応できるような長さの余長分
を容易に確保できるとともに、繰出手段との間における
帯状材を破断させる原因や、繰出手段から繰り出された
帯状材が装置各部に絡み付くような不都合も解消するこ
とができる。そして、ラベル繰り出し用駆動装置は前記
繰出量調整手段の駆動装置より速く設定されているた
め、ラベル繰り出し時に帯状材の巻体の負荷の影響で帯
状材が切断したり、タイミングのずれ等の不都合の発生
を解消することができる。
【0042】更に、前記繰出手段の駆動装置が、前記繰
出量調整手段の駆動装置よりも速度が速く設定されてい
ることで、高速貼付に対応し得る余長分を確保すること
ができる。
【0043】また、前記回収手段は、剥離材をトラバー
ス巻きするように構成されているから、剥離材の長さが
長大であっても、一つの巻芯による巻き取り長さを十分
に確保することができるようになり、巻芯の頻繁な交換
作業から開放されて作業労力を大幅に低減することがで
きる。
【0044】更に、前記回収手段の駆動装置は、剥離材
の長さが所定量ストックされたことを条件に駆動される
ように構成されているから、回収手段による回収速度を
速めることが可能となり、この点からも、高速貼付に対
応することが可能なラベル貼付装置とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るラベル貼付装置の概略平面
図。
【図2】前記ラベル貼付装置における回収手段の概略側
面図。
【符号の説明】
10 ラベル貼付装置 11 紙管(巻芯) 12 巻体 13 繰出手段 14 繰出タイミング機構 15 繰出量調整手段 16 貼付手段 17 回収手段 35 弛緩調整手段 63 紙管(巻芯) M1,M2,M3,M4,M5 モーター(駆動装置) LB 帯状材 L ラベル S 剥離材 S1 第1のセンサ S2 第2のセンサ S3 第3のセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 計一郎 東京都板橋区本町23−23 リンテック株式 会社内 Fターム(参考) 3E095 AA08 BA03 CA01 DA03 DA15 DA22 DA42 DA49 DA82 DA86 EA02 EA08 EA13 EA22 EA29 EA36 FA02 FA07 FA25 3F105 AA02 AA17 AB07 BA01 BA18 CA15 DA04 3F108 JA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルが剥離材に所定のピッチで貼付さ
    れた帯状材をロール状に巻回した巻体を支持して前記帯
    状材を繰り出す繰出手段と、当該繰出手段から繰り出さ
    れた帯状材よりラベルを剥離して所定の被着体に貼付す
    る貼付手段と、前記ラベルが剥離された後の剥離材を回
    収する回収手段とを備えたラベル貼付装置において、 前記繰出手段は、前記帯状材の幅よりも長い軸長を有す
    る巻芯にトラバース巻きした前記巻体を支持するととも
    に、所定のタイミングで前記帯状材を所定量繰り出すこ
    とを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】 前記繰出手段と貼付手段との間に帯状材
    の弛緩調整手段を含む繰出量調整手段が設けられ、前記
    弛緩調整手段は前記繰出手段と繰出量調整手段との間の
    前記帯状材の長さが予め設定された長さを下回ったとき
    に前記繰出手段に繰り出し動作信号を出力することを特
    徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記繰出手段及び繰出量調整手段は、そ
    れぞれ駆動装置を含んで構成され、前記繰出手段の駆動
    装置は、前記繰出量調整手段の駆動装置よりも速く設定
    されていることを特徴とする請求項2記載のラベル貼付
    装置。
  4. 【請求項4】 前記貼付手段と前記繰出量調整手段との
    間に繰出タイミング機構が設けられ、この繰出タイミン
    グ機構は前記繰出量調整手段と前記貼付手段との間の前
    記帯状材の長さが予め設定された長さを下回った時に前
    記繰出量調整手段に繰り出し動作信号を出力することを
    特徴とする請求項2又は3記載のラベル貼付装置。
  5. 【請求項5】 前記繰出量調整手段の駆動装置は下流側
    のラベル繰り出し用駆動装置より速い速度で前記帯状材
    を繰り出すように設定されていることを特徴とする請求
    項3又は4記載のラベル貼付装置。
  6. 【請求項6】 前記回収手段は、前記剥離材の幅よりも
    長い軸長を有する巻芯の軸線方向に沿って前記剥離材を
    トラバース巻きすることを特徴とする請求項1ないし5
    の何れかに記載のラベル貼付装置。
  7. 【請求項7】 前記回収手段は予め設定されたタイミン
    グに従って駆動される駆動装置を含み、当該駆動装置
    は、前記剥離材の長さが所定量ストックされたことを条
    件に駆動されることを特徴とする請求項1ないし6の何
    れかに記載のラベル貼付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011520710A (ja) * 2008-05-16 2011-07-21 クロネス アーゲー 容器にラベルを貼り付けるための、プリンタユニットを備えた装置
CN110195265A (zh) * 2019-06-17 2019-09-03 张家港市荣昌涤纶毛条有限公司 丝束烘燥收集装置

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JP2011520710A (ja) * 2008-05-16 2011-07-21 クロネス アーゲー 容器にラベルを貼り付けるための、プリンタユニットを備えた装置
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