JP2012188161A - シート貼付装置および貼付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離シートへのストレスを抑制して破断を防止しつつ、この剥離シートから接着シートを確実に剥離することができるシート貼付装置および貼付方法を提供すること。
【解決手段】剥離シートRLの狭幅部RL3を折返ローラ33によって第2の折返し半径で折り返すことで、狭幅部RL3に作用する摩擦力などのストレスを抑制することができ、剥離シートRLの破断を防止することができるとともに、剥離シートRLの残置部を第1折返縁32によって第1の折返し半径で折り返すことで、接着シートSを剥離シートRLから確実に剥離することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート貼付装置および貼付方法に関する。
従来、剥離シート上に接着シートが仮着された帯状の原反から接着シートを剥離し、剥離した接着シートを被着体に貼付する貼付装置が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の貼付装置は、繰り出された原反の原接着シートを所定形状に切断して接着シートを形成し、先端が鋭角な剥離板によって剥離シートを折り曲げて接着シートを剥離するとともに、剥離した接着シートを繰出方向前方に送り出し、この接着シートを押圧ローラーで被着体に押圧して貼付するように構成されている。この貼付装置では、原反を繰出方向前後に往復移動させて接着シートを形成する構成となっており、その往復の際に原反が剥離板の先端で鋭角に折り曲げられつつ摺接することによって、当該原反に損傷を与えてしまう可能性があることから、接着シートの剥離時以外は原反を剥離板から迂回させる迂回手段として、旋回アームの先端に設けられたガイドローラが設けられている。
特開2010−40874号公報
ところで、特許文献1に記載の貼付装置では、接着シートの剥離時以外は剥離板の先端に剥離シートが摺接しないようになっているものの、接着シートを剥離する際には、剥離板の先端で剥離シートが鋭角に折り曲げられるため、剥離シートの一部に傷や孔などの弱点があった場合には、剥離シートが破断してしまう可能性を排除することができない。すなわち、例えば、原接着シートを切断して接着シートを形成する際に、カッター刃の先端が剥離シートに食い込むと、接着シートと同一形状の孔やその外縁に沿った切り込みが剥離シートに形成されることがあり、この場合には、これらの孔や切り込みよりも幅方向外側にて幅が狭くなった狭幅部が形成される。このような剥離シートを剥離板で鋭角に折り曲げて引っ張った際の張力および摩擦力は、剥離シートの長手方向に連続する狭幅部で負担されることから、この狭幅部のストレスが過大となって剥離シートが破断してしまうおそれがある。このため、剥離シートの破断を防止しつつ接着シートを確実に剥離することができる貼付装置の開発が望まれていた。
本発明の目的は、剥離シートへのストレスを抑制して当該剥離シートの破断を防止しつつ、この剥離シートから接着シートを確実に剥離することができるシート貼付装置および貼付方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のシート貼付装置は、少なくとも基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定幅を有した帯状の剥離シートに当該接着剤層を介して仮着された原反から前記接着シートを剥離して被着体に貼付するシート貼付装置であって、前記原反を繰り出す繰出手段と、前記繰り出された原反の剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、前記剥離された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、前記剥離シートは、前記繰出手段の繰出方向の特定位置において、前記所定幅よりも狭い狭幅部が形成された状態で前記剥離手段を通過するものであって、前記剥離手段は、前記剥離シートを第1の折返し半径で折り返す第1折返縁と、前記剥離シートの狭幅部に対応した位置を前記第1の折返し半径よりも大きな第2の折返し半径で折り返す第2折返縁とを有して構成されていることを特徴とする。
この際、本発明のシート貼付装置では、前記接着シートは、前記剥離シートの一部である付随剥離シートが仮着された状態で当該剥離シートから剥離されるとともに、前記狭幅部は、前記付随剥離シートを除いた孔の幅方向外側に隣接して形成されるものであって、前記第2折返縁は、前記繰出方向と直交する幅方向に前記第1折返縁を挟んで左右一対で設けられていることが好ましい。
また、本発明のシート貼付装置は、前記第2折返縁を前記繰出方向に沿って進退可能に支持する変位手段を備えていることが好ましい。
さらに、本発明のシート貼付装置は、前記剥離シートから前記第2折返縁に作用する押圧力を検知する押圧力検知手段を備えていることが好ましい。
一方、本発明のシート貼付方法は、少なくとも基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定幅を有した帯状の剥離シートに当該接着剤層を介して仮着された原反から前記接着シートを剥離して被着体に貼付するシート貼付方法であって、前記原反を繰り出し、繰り出した原反の前記剥離シートを折り曲げて前記接着シートを剥離し、剥離した接着シートを被着体に押圧して貼付する工程を備え、前記剥離シートは、その繰出方向の特定位置において、前記所定幅よりも狭い狭幅部を有しており、前記接着シートを剥離する際に前記狭幅部に対応した位置を前記剥離シートの他の部分よりも大きな折返し半径で折り返すことを特徴とする。
以上のような本発明によれば、剥離シートの狭幅部に対応した位置を他の位置よりも大きな折り返し半径で折り曲げることで、狭幅部にストレスが集中することを抑制して剥離シートの破断を防止することができるとともに、狭幅部以外の部分を所定の折返し半径で折り返すことで接着シートを確実に剥離することができる。
この際、付随剥離シートを除いた孔が剥離シートに形成された場合には、特に、狭幅部に全ての引っ張り力が作用してストレスが過大になるものの、前述のように折返し半径の大きい第2折返縁で狭幅部を折り返すことで、狭幅部の破断を確実に防止することができる。
また、第2折返縁を変位手段で進退移動させることで、第2折返縁によって狭幅部を折り返す場合と狭幅部以外の部分(例えば、接着シートの剥離開始位置)を折り返す場合とで剥離シートの折り返し状態を適宜に調整することができ、接着シートの破断を防止しつつ接着シートをより確実に剥離することができる。
さらに、第2折返縁に作用する押圧力を押圧力検知手段で検知することで、検知した押圧力から剥離シート(特に、狭幅部)に作用する引っ張り力を算出し、過大なストレスが作用しないような措置を講ずることができる。具体的には、剥離シートの引っ張り力が過大になりそうな場合には、繰り出し手段の上流側の繰り出し速度と下流側の回収速度とを適宜に調整したり、前記変位手段が設けられている場合には、これによって第2折返縁を後退させたりすることによって、剥離シートのストレスを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 図1のシート貼付装置で用いる原反の部分斜視図。 図1のシート貼付装置の部分斜視図。 図1のシート貼付装置の動作説明図。 本発明のシート貼付装置における剥離手段の変形例を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態のシート貼付装置1は、基材シートBSの一方の面に接着剤層ADを有する接着シートSを被着体Wに貼付する貼付装置である。ここで、接着シートSは、図2にも示すように、所定幅Bを有した帯状の剥離シートRLに接着剤層ADを介して仮着された原反Rとして準備され、剥離シートRLの一部である付随剥離シートRL1とともに剥離シートRLから剥離され、付随剥離シートRL1が仮着された状態で被着体Wに貼付されるものである。ちなみに、付随剥離シートRL1は、その面に印字や印刷を施すことが可能となっており、接着シートSが被着体Wに貼付されることで、隠蔽用シートとして使用することができる。一方、付随剥離シートRL1が取り除かれた剥離シートRLには、その繰出方向Aに断続的に設けられる平面視矩形状の孔部RL2と、この孔部RL2の幅方向両外側に所定幅Bよりも狭い幅寸法B1を有した狭幅部RL3と、剥離シートRLの長手方向(繰出方向A)にて孔部RL2同士の間に所定幅Bが残置された残置部RL4と形成され、これらの孔部RL2が形成され狭幅部RL3および残置部RL4が残された状態の剥離シートRLが回収されるようになっている。
シート貼付装置1は、原反Rを繰り出す繰出手段2と、繰り出された原反Rの剥離シートRLから付随剥離シートRL1とともに接着シートSを剥離する剥離手段3と、剥離シートRLから剥離した接着シートSを被着体Wに押圧して貼付する押圧手段4とを備えて構成され、被着体Wを図1中左方向に移動させるベルトコンベアCV等の搬送手段5の上方に図示しないフレームを介して設けられている。
繰出手段2は、その全体がベースフレーム20に支持され、このベースフレーム20には、原反Rをロール状に巻回して支持する支持ローラ21と、駆動機器である第1回動モータ22Aによって駆動される第1駆動ローラ22と、第1駆動ローラ22との間に原反Rを挟み込むピンチローラ23と、原反Rを案内するガイドローラ24と、駆動機器である第2回動モータ25Aによって駆動される第2駆動ローラ25と、第2駆動ローラ25との間に剥離シートRLを挟み込むピンチローラ26と、図示しない駆動機器によって剥離シートRLを回収する回収ローラ27とが設けられている。なお、付随剥離シートRLにおける接着シートSが仮着された反対の面に印字を施す場合には、図1中二点鎖線で示すように、ピンチローラ23とガイドローラ24との間にサーマルプリンタやドットインパクトプリンタ等の印字ヘッド28Aと、プラテンローラや受け板等の受け部材28Bとからなる印字手段28を設けてもよい。
剥離手段3は、ベースフレーム20によって図1中左方向に片持ち状に延びた姿勢で支持された剥離板31を備え、この剥離板31には、図3にも示すように、原反Rの繰出方向A下流側に位置する第1折返縁32と、この第1折返縁32を挟んで幅方向左右両側に位置する一対の第2折返縁としての折返ローラ33とが設けられている。これらの第1折返縁32および折返ローラ33は、ガイドローラ24から延びる剥離シートRLを第2駆動ローラ25に向かって折り返すことで、接着シートSを剥離シートRLから剥離するもので、第1折返縁32は、剥離シートRLの孔部RL2に対応した位置、つまり残置部RL4を第1の折返し半径r1(例えば、r1=0.1mm〜5mm程度)で折り返すように構成されている。
一方、折返ローラ33は、剥離シートRLの狭幅部RL3に対応した位置、つまり狭幅部RL3を含んだ剥離シートRLの長手方向に沿った領域を第1の折返し半径r1よりも大きな第2の折返し半径r2(例えば、r2>r1かつr2=0.2mm〜50mm)で折り返すように構成されている。
また、折返ローラ33は、剥離板31の裏面に変位手段としての駆動機器である直動モータ34を介して繰出方向Aに向かって進退可能に支持されている。すなわち、直動モータ34は、剥離板31の裏面に固定され、この直動モータ34の出力軸35の先端側にロードセル等の押圧力検知手段36を介してローラ支持部37が固定され、このローラ支持部37に回動自在に折返ローラ33が支持されている。このような折返ローラ33は、図1および図3に示すように、繰出方向Aを基準としてその下端が第1折返縁32の下端と略同位置となる前進位置と、図4に示すように、第1折返縁32の下端よりも上流側に凹んだ後退位置との間を移動可能に構成されている。また、直動モータ34は、出力軸35の出力トルクが制御可能に設けられ、折返ローラ33で折り返した剥離シートRLから作用する押圧力を押圧力検知手段36で検出し、この検出結果を基に図示しない制御手段が出力軸35の出力トルクを調整するように構成されている。
押圧手段4は、図示しないフレーム等に回転自在に支持されたゴムや樹脂等の弾性変形可能な押圧ローラ41を備えて構成され、この押圧ローラ41は、剥離板31先端から図1中左下方に突出した接着シートSを付随剥離シートRL1とともに被着体Wに向かって押圧するように構成されている。
以上のシート貼付装置1で被着体Wに接着シートSを貼付する手順を説明する。
先ず、繰出手段2によって原反Rを繰り出させ、接着シートSの先端縁が剥離板31先端に到達する時点では、図4に示すように、直動モータ34が折返ローラ33を後退位置に移動させ、第1折返縁32によって剥離シートRLの残置部RL4を第1の折返し半径r1で折り返し、接着シートSの先端部を剥離シートRLから剥離する。さらに、原反Rを繰り出して剥離板31先端に付随剥離シートRL1の先端縁が到達する直前になると、直動モータ34が折返ローラ33を前進位置に移動させ、図1および図3に示すように、折返ローラ33によって剥離シートRLの狭幅部RL3を第2の折返し半径r2で折り返し、接着シートSとともに付随剥離シートRL1を剥離シートRLから剥離する。
以上のように狭幅部RL3を折返ローラ33で折り返し、接着シートSおよび付随剥離シートRL1の先端部が剥離板31先端から突出した時点で、繰出手段2は、原反Rの繰り出し動作を一旦停止させる。この一旦停止状態において、搬送手段5によって被着体Wが搬送されて来ると、当該被着体Wが図示しないセンサによって検知されて所定の貼付位置に到達すると、被着体Wの移動と同期して繰出手段2が原反Rを繰り出しを再開し、折返ローラ33で狭幅部RL3を折り返して接着シートSの剥離を継続し、同時に剥離した接着シートSを押圧ローラ41で被着体Wに押圧して被貼付面ASに貼付する。さらに、接着シートSの後端部側の残置部RL4が剥離板31先端に到達した時点で、繰出手段2の繰り出しを継続しつつ直動モータ34が折返ローラ33を後退位置に移動させ、第1折返縁32で残置部RL4を折り返して接着シートSおよび付随剥離シートRL1を剥離シートRLから完全に剥離し、押圧ローラ41によって接着シートSおよび付随剥離シートRL1を被着体Wに貼付する。このようにして接着シートSの被着体Wへの貼付が完了すると、シート貼付装置1は、次に搬送されてくる被着体Wに対して上述の動作を繰り返す。
このように接着シートSを剥離シートRLから剥離している間において、制御手段は、押圧力検知手段36で検出された押圧力に基づいて剥離シートRLに作用する張力を算出する。算出した張力が予め設定した上限値を超えた場合、制御手段は、第1回動モータ22Aの回転速度を速めるか、第2回動モータ25Aの回転速度を遅くするか、あるいはその両方の指令を出力することで、原反Rの繰り出し量を相対的に増加させ(剥離シートRLの回収量を相対的に減少させ)、狭幅部RL3に作用する張力を上限値以下に抑制する。一方、算出した狭幅部RL3の張力が予め設定した下限値を下回っている場合、制御手段は、第1回動モータ22Aの回転速度を遅くするか、第2回動モータ25Aの回転速度を早めるか、あるいはその両方の指令を出力することで、原反Rの繰り出し量を相対的に減少させ(剥離シートRLの回収量を相対的に増加させ)、剥離シートRLに作用する張力を下限値以上として剥離シートRLの弛みを防止する。
本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、剥離シートRLの狭幅部RL3を折返ローラ33によって第2の折返し半径r2で折り返すことで、狭幅部RL3に作用する摩擦力などのストレスを抑制することができ、剥離シートRLの破断を防止することができる。さらに、剥離シートRLの残置部RL4を第1折返縁32によって第1の折返し半径r1で折り返すことで、接着シートS(特に、接着シートSの先端縁)を剥離シートRLから確実に剥離することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は前記記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され且つ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状などの詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態のシート貼付装置1では、貼付対象とする接着シートSを付随剥離シートRL1とともに被着体Wに貼付するものを例示したが、本発明のシート貼付装置の貼付対象である接着シートは、前記実施形態のものに限らず、付随剥離シートRL1などが仮着されない状態で被着体に貼付されるものであってもよい。また、接着シートとしては、帯状の剥離シートRLに枚葉の接着シートSを適宜な間隔で仮着したものであったが、原反としては、帯状の剥離シートRLに帯状の原接着シートが仮着されたものでもよく、この原接着シートを適宜なサイズに切断してから剥離して貼付されるものであってもよい。さらに、原接着シートを切断せずに連続的に貼付するタイプの接着シートであってもよい。
また、前記実施形態では、押圧ローラ41有した押圧手段4を例示したが、押圧手段としては、剥離シートRLから剥離された接着シートSを支持する適宜な支持手段と、この支持手段を被着体に向かって移動させる移動手段とを有した構成であってもよい。この場合には、搬送手段5による被着体Wの搬送と原反Rの繰り出しによる接着シートSの剥離および被着体Wへの貼付とを必ずしも同期させる必要はなく、被着体Wの搬送工程と接着シートSの剥離工程および貼付工程とを分離することが可能である。
さらに、制御手段は、剥離シートRLに作用する張力の上限値および下限値をそれぞれ複数記憶可能に設けてもよい。この場合、例えば、残置部RL4が第1折返縁32を通過するときと、狭幅部RL3が折返ローラ33を通過するときとのそれぞれの通過位置に応じ、制御手段が剥離シートRLに加わる張力を段階的に調整するように制御することができる。このような構成によれば、接着シートSの先端縁をより確実に剥離シートRLから剥離することができる上、狭幅部RL3の破断をより確実に防止することができる。
また、前記実施形態では、剥離手段3の第2折返縁として折返ローラ33を利用し、この折返ローラ33が回転可能かつ進退移動可能に支持されていたが、このような構成に限らず、折返ローラ33が進退移動不能に構成されてもよいし、回転不能に支持されてもよい。
さらに、剥離手段の第2折返縁としては、前記実施形態の構成に限らず、次の図5に示すように、剥離板31と一体に形成されたものであってもよい。
すなわち、図5(A)に示す剥離手段3Aにおいて、剥離板31は、比較的薄い金属板などから構成され、この金属板の端縁に適宜な面取り加工でR(第1の折返し半径)を設けた第1折返縁32Aと、金属板の端縁を曲げ加工で板厚よりも大きな半径(第2の折返し半径)とした第2折返縁33Aとを有して形成されていてもよい。
また、図5(B)に示す剥離手段3Bにおいて、剥離板31は、比較的厚い金属板などから構成され、この金属板の端縁を適宜な切削加工で薄くしてR(第1の折返し半径)を設けた第1折返縁32Bと、金属板の端縁に適宜な面取り加工で第1折返縁32Bよりも大きな半径(第2の折返し半径)を設けた第2折返縁33Bとを有して形成されていてもよい。
また、押圧力検知手段としては、圧力センサーや歪みセンサー、変位センサーなどを用いてもよいし、省略することもできる。
また、変位手段としては、バネ、樹脂、ゴム等などを用いてもよいし、省略することもできる。
さらに、前記実施形態では、被着体Wおよび接着シートSを具体的に例示していないが、本発明における被着体Wおよび接着シートSの種別や材質などは、特に限定されず、例えば、接着シートSは、基材シートBSと接着剤層ADとの間に中間層を有するものや、基材シートBSの上面にカバー層を有するもの等3層以上のものでもよい。また、被着体Wが適宜な物品(例えば、段ボールケースや樹脂容器等)であって、接着シートSがラベルであってもよく、被着体Wが半導体ウェハであって、接着シートSが保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルムなどであってもよい。この際、半導体ウェハは、シリコン半導体ウェハや化合物半導体ウェハ等が例示でき、このような半導体ウェハに貼付する接着シートは、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルムに限らず、その他の任意のシート、フィルム、テープ等、任意の用途、形状の接着シート等が適用できる。さらに、被着体Wが光ディスクの基板であって、接着シートSが記録層を構成する樹脂層を有したものであってもよい。以上のように、被着体Wとしては、ガラス板、鋼板、樹脂板等や、その他の板状部材のみならず、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
1 シート貼付装置
2 繰出手段
3 剥離手段
4 押圧手段
32,32A,32B 第1折返縁
33 折返ローラ(第2折返縁)
33A,33B 第2折返縁
34 直動モータ(変位手段、押圧力検知手段)
AD 接着剤層
BS 基材シート
R 原反
RL 剥離シート
RL1 付随剥離シート
RL2 孔部
RL3 狭幅部
S 接着シート
W 被着体

Claims (5)

  1. 少なくとも基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定幅を有した帯状の剥離シートに当該接着剤層を介して仮着された原反から前記接着シートを剥離して被着体に貼付するシート貼付装置であって、
    前記原反を繰り出す繰出手段と、
    前記繰り出された原反の剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離手段と、
    前記剥離された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
    前記剥離シートは、前記繰出手段の繰出方向の特定位置において、前記所定幅よりも狭い狭幅部が形成された状態で前記剥離手段を通過するものであって、
    前記剥離手段は、前記剥離シートを第1の折返し半径で折り返す第1折返縁と、前記剥離シートの狭幅部に対応した位置を前記第1の折返し半径よりも大きな第2の折返し半径で折り返す第2折返縁とを有して構成されていることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記接着シートは、前記剥離シートの一部である付随剥離シートが仮着された状態で当該剥離シートから剥離されるとともに、前記狭幅部は、前記付随剥離シートを除いた孔の幅方向外側に隣接して形成されるものであって、
    前記第2折返縁は、前記繰出方向と直交する幅方向に前記第1折返縁を挟んで左右一対で設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 前記第2折返縁を前記繰出方向に沿って進退可能に支持する変位手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート貼付装置。
  4. 前記剥離シートから前記第2折返縁に作用する押圧力を検知する押圧力検知手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のシート貼付装置。
  5. 少なくとも基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが所定幅を有した帯状の剥離シートに当該接着剤層を介して仮着された原反から前記接着シートを剥離して被着体に貼付するシート貼付方法であって、
    前記原反を繰り出し、繰り出した原反の前記剥離シートを折り曲げて前記接着シートを剥離し、剥離した接着シートを被着体に押圧して貼付する工程を備え、
    前記剥離シートは、その繰出方向の特定位置において、前記所定幅よりも狭い狭幅部を有しており、前記接着シートを剥離する際に前記狭幅部に対応した位置を前記剥離シートの他の部分よりも大きな折返し半径で折り返すことを特徴とするシート貼付方法。
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