JPH0558282U - 枚葉印刷機の紙ガイド構造 - Google Patents
枚葉印刷機の紙ガイド構造Info
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- JPH0558282U JPH0558282U JP729192U JP729192U JPH0558282U JP H0558282 U JPH0558282 U JP H0558282U JP 729192 U JP729192 U JP 729192U JP 729192 U JP729192 U JP 729192U JP H0558282 U JPH0558282 U JP H0558282U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧胴に傷をつけることない枚葉印刷機の紙ガ
イドの構造を提供する。 【構成】 チェーンガイド7には、第1の紙ガイド10
の他に、第2の紙ガイド18が固定されている。そし
て、第2の紙ガイド18の始端18aは、圧胴1の周面
に極めて小さい隙間を有して接近していると共に、紙ガ
イド18は合成樹脂で形成されている。
イドの構造を提供する。 【構成】 チェーンガイド7には、第1の紙ガイド10
の他に、第2の紙ガイド18が固定されている。そし
て、第2の紙ガイド18の始端18aは、圧胴1の周面
に極めて小さい隙間を有して接近していると共に、紙ガ
イド18は合成樹脂で形成されている。
Description
【0001】
本考案は、枚葉印刷機において、印刷後の紙を最終印刷胴の爪から排紙チェー ンの爪にくわえ替えて、紙ガイドに案内する構造に関する。
【0002】
枚葉印刷機において、印刷ユニットの最終印刷胴である例えば圧胴には、紙取 胴が対接されており、この紙取胴と同軸上には、左右一対のスプロケットが設け られており、このスプロケットと排紙装置終端部のスプロケットとの間には、排 紙用の爪を備えた左右一対の排紙チェーンが張架されており、圧胴の爪から排紙 チェーンの爪にくわえ替えられた印刷後の紙は、排紙チェーンの走行によって搬 送され、搬送終端部において爪のくわえから解放されて紙積台上に落下積載され る。 そして、このような排紙動作において、圧胴の爪から排紙チェーンの爪にくわ え替えられて搬送される紙は、その未乾燥の印刷面が紙取胴の周面に接触して汚 れたり傷ついたりするので、その対策を必要とされている。
【0003】 この対策を施したものとして、実開平2−148335号に開示されたものが ある。ここで開示されたものは、紙取胴を中心軸のみで形成してこの紙取胴とほ ぼ同幅でこれと同心円弧状に形成された板状の紙ガイドを排紙チェーンに沿って 架設し、この紙ガイドの始端を最終印刷胴である圧胴の周面にほぼ接するまで近 接させたものである。 このように、紙ガイドを形成しているために、紙ガイド始端と圧胴との瞭間が 小さいので、ここから紙が入り込むことがなく、円滑に紙ガイドに案内されるも のである。
【0004】
上述した従来の装置においては、紙ガイドと圧胴との間に紙が入り込まないよ うに、隙間を小さくしたにもかかわらず、薄い紙やくせのある紙など、紙厚、紙 質によっては、この隙間に入り込んで、紙ガイドを曲げて、圧胴に傷をつけ、傷 がついた圧胴のままで印刷すると、紙が圧胴とゴム胴との間で印刷されるため、 傷の部分によってはゴム胴を傷つけたり、紙が折れたり、破れたりするといった 印刷障害が発生する。 このように、圧胴に傷がついた場合には、傷の補修や最悪の場合には、圧胴の 交換を行わなければならないために、印刷を再開するまでに、多大な時間、労力 あるいは費用を費やさねばならないといった問題がある。
【0005】 また、圧胴よりくわえ替えられた紙が、何らかの原因で、積載台で落下しなか った場合には、この紙をくわえたまま、圧胴より搬送されてくる次の紙をくわえ ようとするので、紙取胴、圧胴および紙ガイドにより形成される空間で紙が詰ま ってしまい、それが蓄積され、これにより紙ガイドを曲げてしまい、圧胴表面に 傷を付けてしまう。 これを解決する方法として、紙ガイドの剛性を高める方法もあるが、詰まった 紙がさらに蓄積されてしまい、圧胴表面の傷の他にさらに別の障害を引き起こす 虞があるといった不都合もある。
【0006】 したがって、本考案は、上記した従来の問題あるいは不都合に鑑みてなされた ものであり、その目的とするところは、最終印刷胴に傷をつけることのない枚葉 印刷機の紙ガイドの構造を提供することにある。
【0007】
この目的を達成するために、本考案に係る枚葉印刷機の紙ガイド構造は、排紙 チェーンが張架される始端部側スプロケットと、このスプロケットと同軸上に配 設された中心軸で形成された紙取胴と、この紙取胴とほぼ同幅でかつ同心円弧状 に形成され前記排紙チェーンによる紙の搬送経路に沿って架設した紙ガイドとか らなり、この紙ガイドの始端を最終印刷胴の周面にほぼ接するまで近接させると 共に、少なくとも始端部が最終印刷胴よりも硬度の低い材質で形成されているも のである。
【0008】
本考案においては、紙が、紙ガイドと圧胴との隙間に入り込み、必要以上に力 が加わると、紙ガイドが曲がったり、折れたりして、圧胴に傷がつかない。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る枚葉印 刷機のガイド構造の側面図、図2は同じく展開正面図である。 これらの図において、図示しないゴム胴に対接する圧胴1が左右のフレーム2 に軸支されて配設され、原動側から図中矢印A方向に回転駆動されている。この 圧胴1の外周切欠き3内には、爪部3aが設けられており、この爪部3aで印刷 後の紙1aをくわえて矢印A方向に搬送するように構成されている。
【0010】 圧胴1に対接する紙取胴6の中心軸4は左右のフレーム2に軸支されており、 紙取胴6は原動側から図中B方向に回転駆動されている。そして、紙取胴6は、 中心軸4のみで形成されている。 紙取胴6と同軸上である中心軸4の両端部には、左右一対のスプロケット5が 、フレーム2の内側に隣接して軸着されており、これら左右のスプロケット5と 、排紙装置側に設けた図示しない他の左右一対のスプロケットとの間には、スプ ロケット5の回転とともに、図中矢印B方向に走行する排紙チェーン7aがそれ ぞれ張架されている。 7は、帯状板により無端状に形成されて排紙チェーン7aの走行路に沿って設 けられたチェーンガイドである。 前記爪部3aによってくわえられて矢印A方向に搬送された印刷後の紙1aは 、排紙チェーン7aの爪部7bにくわえ替えられて、矢印B方向に搬送される。
【0011】 紙取胴6の右方やや下方側には、紙ガイドホルダー8がねじ9によってチェー ンガイド7に取付けられており、この紙ガイドホルダー8に、板材により紙取胴 6とほぼ同幅で、かつ、紙取胴6とほぼ同心の円弧状に形成された第1の紙ガイ ド10が固定されている。 この第1の紙ガイド10の上方には、一対のホルダー12がチェーンガイド7 にねじ13によって取付けられており、このホルダー12間にステー14がねじ 17によって掛け渡されるようにして固定されている。
【0012】 このステー14には、第2の紙ガイド18がねじ15によって固定されており 、この第2の紙ガイド18の始端18aは、圧胴1の周面にほぼ接するまで、近 接され、図中tで示す隙間は、極めて小さく設定されている。また、終端18b は、第1の紙ガイド10の始端にほぼ接するようにして配設されている。 この第2の紙ガイド18は、圧胴1の材質より硬度が低い材料、本実施例では 、合成樹脂で形成されている。 この第2の紙ガイド18の始端18aは、圧胴1の爪部3aに当接しないよう に、櫛歯状に切欠き18cが設けられている。
【0013】 以上のように構成された枚葉印刷機の紙ガイドの構造の動作を、以下に説明す る。 圧胴1の爪部3aにくわえられてA方向に搬送されてきた印刷後の紙1aは、 排紙チェーン7aの爪部7bにくわえ替えられてB方向に搬送され、第2の紙ガ イド18によって、チェーンガイド7と第2の紙ガイド18との間を案内され、 次に第1の紙ガイド10との間を案内されて、搬送終端部において、爪部7bの くわえから解放されて、紙積台上に落下積載される。
【0014】 第2の紙ガイド18に、搬送されてきた紙1aは、第2の紙ガイド18の始端 18aと圧胴1の周面との隙間が極めて小さいので、この隙間に入り込むことは ほとんど起こらないが、薄い紙や、くせのある紙が入る場合がある。この場合、 詰まった紙により、無理に力が加わったとき、第2のガイド18が、圧胴1の材 質よりも硬度が低い材質である合成樹脂で形成されているので、第2のガイド1 8が曲がるか、あるいは折れて、圧胴1の周面に傷がつくことはない。 破損した第2のガイド18は、ねじ15の螺合を解除することによって、ステ ー14から簡単に取り外すことができ、交換も容易であり、圧胴1を修理、ある いは交換することはない。
【0015】 なお、本実施例では、紙ガイドを2つに分割して、それぞれ異なる材質とした が、第1のガイド10を合成樹脂として一体に形成してもよく、また、第1のガ イド10の始端のみ合成樹脂としても同一の作用効果が得られることは勿論であ る。 また、第2の紙ガイド18の材料を合成樹脂としたが、これに限定されず、圧 胴1の材質よりも硬度が低い材質であればよく、例えば、剛性のあるゴム材、あ るいは、ブラシ類等でもよいことは言うまでもないことである。 また、第2の紙ガイド18をチェーンガイド7に固定したが、第2の紙ガイド 10、紙ガイドホルダー8あるいはフレーム2に固定してもよい。
【0016】
以上説明したように本考案によれば、紙の搬送経路に沿って架設した紙ガイド の始端を最終印刷胴の周面にほぼ接するまで近接させると共に、少なくとも始端 を最終印刷胴よりも硬度の低い材質で形成したので、最終印刷胴と紙ガイドとの 間に紙が詰まっても、紙ガイドが曲がるかあるいは折れて、最終印刷胴に傷がつ くことがなく、このため、紙ガイドのみを交換すればよく、交換が容易で、かつ 、短時間で行うことができ、しかも修理費が極めて安価でできる効果がある。 また、紙ガイドが最終印刷胴に接触しても、最終印刷胴に傷がつくことがない ので、寿命の長い枚葉印刷機を提供できる効果もある。
【図1】本考案に係る枚葉印刷機の紙ガイド構造の側面
図である。
図である。
【図2】本考案に係る枚葉印刷機の紙ガイド構造の展開
正面図である。
正面図である。
1 圧胴 4 中心軸 5 スプロケット 6 紙取胴 7a 排紙チェーン 10 第1の紙ガイド 18 第2の紙ガイド
Claims (1)
- 【請求項1】 排紙チェーンが張架される始端部側スプ
ロケットと、このスプロケットと同軸上に配設された中
心軸で形成された紙取胴と、この紙取胴とほぼ同幅でか
つ同心円弧状に形成され前記排紙チェーンによる紙の搬
送経路に沿って架設した紙ガイドとからなり、この紙ガ
イドの始端を最終印刷胴の周面にほぼ接するまで近接さ
せると共に、少なくとも始端部が最終印刷胴よりも硬度
の低い材質で形成されていることを特徴とする枚葉印刷
機の紙ガイド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007291U JP2576838Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 枚葉印刷機の紙ガイド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007291U JP2576838Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 枚葉印刷機の紙ガイド構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558282U true JPH0558282U (ja) | 1993-08-03 |
JP2576838Y2 JP2576838Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=11661934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992007291U Expired - Lifetime JP2576838Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 枚葉印刷機の紙ガイド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576838Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02148335U (ja) * | 1989-05-18 | 1990-12-17 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP1992007291U patent/JP2576838Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02148335U (ja) * | 1989-05-18 | 1990-12-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576838Y2 (ja) | 1998-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |