JP2001187444A - 印刷物検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】オペレータの主観に頼るような微妙な調整を必
要とせず、取り扱いが簡便で紙尻におけるばたつきの発
生を確実に防止することができる機構を備えた印刷物検
査装置を提供する。 【解決手段】枚葉印刷機において印刷物を検査する印刷
物検査装置であって、下記により枚葉印刷物の紙尻にお
けるばたつきの発生を防止するようにした印刷物検査装
置。 １．枚葉印刷機における印刷物の移送経路において印刷
物を押圧する押圧ローラを配置する。 ２．枚葉印刷機における印刷物の移送経路において印刷
物および／または移送経路を帯電する帯電装置を配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は印刷物を検査する技
術分野に属する。特に、枚葉印刷機においてインライン
検査のため枚葉印刷物を撮像するときに、その枚葉印刷
物の紙尻に発生するばたつきを防止する機構を備えた印
刷物検査装置に関する。

【０００２】

【従来技術】枚葉印刷機においては、枚葉印刷物（枚葉
紙）の先頭辺の部分（くわえ端）をくわえ爪（grippe
r）でくわえて移送が行われる。そのとき、枚葉印刷物
の反対側辺の部分である紙尻（くわえ尻）は自由状態と
なっているため、ばたつきが発生することがある。この
ばたつきを防止するため、印刷物検査装置によって撮像
が行われる枚葉印刷機の部分、たとえば圧胴上にエアー
噴出機構を配置する。そして、その圧胴上の枚葉印刷物
にエアーを吹き付け、その圧力で紙尻のばたつきを押さ
えて撮像を行う。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、エアー噴射
機構の場合では、枚葉印刷物の厚さによって吹き付ける
エアーの流量を調整する必要があり、その流量の調整は
オペレータの主観に頼っている。オペレータによって熟
練度には差異があるため、その調整が必ずしも適正に行
われるとは限らない。その調整が不適切であると、紙尻
のばたつきの発生を防止することができず、撮像画像に
は紙尻のばたつきによる外乱が含まれることとなる。そ
のため、印刷物の検査を正常に行うことができない。

【０００４】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものである。その目的は、オペレータの主観に頼る
ような微妙な調整を必要とせず、取り扱いが簡便で紙尻
におけるばたつきの発生を確実に防止することができる
機構を備えた印刷物検査装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題は下記の本発明
によって解決される。すなわち、本発明の請求項１に係
る印刷物検査装置は、枚葉印刷機において印刷物を検査
する印刷物検査装置であって、枚葉印刷機における印刷
物の移送経路において印刷物を押圧する押圧ローラを配
置し、枚葉印刷物の紙尻におけるばたつきの発生を防止
するようにしたものである。本発明によれば、押圧ロー
ラにより枚葉印刷機における印刷物の移送経路において
印刷物が押圧される。すなわち、機械的押圧によってい
るため、動作が確実であり微妙な調整も必要としない。
したがって、取り扱いが簡便で紙尻におけるばたつきの
発生を確実に防止する機構を備えた印刷物検査装置が提
供される。

【０００６】また、本発明の請求項２に係る印刷物検査
装置は、請求項１に係る印刷物検査装置において、前記
押圧ローラは前記枚葉印刷機の圧胴とにより前記枚葉印
刷物を挟持する押圧ローラであるようにしたものであ
る。本発明によれば、撮像に適合する位置である枚葉印
刷機の圧胴において、紙尻におけるばたつきの発生を確
実に防止する。

【０００７】また、本発明の請求項３に係る印刷物検査
装置は、請求項１または２に係る印刷物検査装置におい
て、前記押圧ローラを前記移送経路に沿って所定の間隙
を開けて前後に配置し、前記間隙の部位において撮像を
行うように構成するようにしたものである。本発明によ
れば、撮像を行う部位の前後に押圧ローラが配置するか
ら、紙尻におけるばたつきの発生を確実に防止するとと
もに撮像領域が確保される。

【０００８】また、本発明の請求項４に係る印刷物検査
装置は、枚葉印刷機において印刷物を検査する印刷物検
査装置であって、枚葉印刷機における印刷物の移送経路
において印刷物および／または移送経路を帯電する帯電
装置を配置し、枚葉印刷物の紙尻におけるばたつきの発
生を防止するようにしたものである。本発明によれば、
帯電装置により枚葉印刷機における印刷物の移送経路に
おいて印刷物および／または移送経路が帯電する。すな
わち、静電気力によっているため、動作が確実であり微
妙な調整も必要としない。したがって、取り扱いが簡便
で紙尻におけるばたつきの発生を確実に防止する機構を
備えた印刷物検査装置が提供される。

【０００９】また、本発明の請求項５に係る印刷物検査
装置は、請求項４に係る印刷物検査装置において、前記
帯電装置が帯電する移送経路は枚葉印刷機の圧胴である
ようにしたものである。本発明によれば、撮像に適合す
る位置である枚葉印刷機の圧胴において、紙尻における
ばたつきの発生を確実に防止する。

【００１０】また、本発明の請求項６に係る印刷物検査
装置は、請求項４または５に係る印刷物検査装置におい
て、枚葉印刷機における印刷物の移送経路において印刷
物および／または移送経路の一部を除電する除電装置を
配置するようにしたものである。本発明によれば、除電
により不要な帯電をなくすことができ、帯電に起因する
障害をなくす。

【００１１】

【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
を説明する。まず、枚葉印刷機に適用した本発明の印刷
物検査装置について説明する。枚葉印刷機の排紙部に設
置した本発明印刷物検査装置の構成の一例を図１に示
す。図１において、１０１は最終印刷ユニット、１０２
は排紙部、１０３は制御部である。また、１は中間胴、
２は版胴、３はブランケット胴、４は圧胴、５はロータ
リーエンコーダ、６は入口側スプロケット、７は搬送チ
ェーン、８は出口側スプロケット、９はチェーングリッ
パー、１０は排紙、１１はカメラ、１２はカメラコント
ローラ、１３は照明装置、１４ａ，１４ｂは押圧ロー
ラ、１５は制御デスク、１６はディスプレイ、１７は警
告ランプ、１８はテープインサータである。

【００１２】多くの枚葉印刷機は複数の印刷ユニットを
有する。それは、一回の通しで用紙に刷り重ねを行い、
多色印刷等を効率的に行うためである。図１には、枚葉
印刷機における最終印刷ユニット１０１よりも下流の部
分だけが示されている。印刷物検査装置の目的からは、
最終印刷ユニット１０１よりも下流の位置において総合
的な印刷の仕上がり状態を検査することが合理的であ
る。図１に示す構成の一例では、最終印刷ユニット１０
１で印刷された直後において、印刷物検査装置のカメラ
１１が圧胴４上の枚葉印刷物を撮像する。

【００１３】枚葉印刷物の移送における流れを説明して
おく。最終印刷ユニット１０１の直前の印刷ユニットに
おいて印刷が行われた枚葉印刷物は、その印刷ユニット
の圧胴から中間胴１に受け渡される。その圧胴と中間胴
１には、くわえ爪が設けられており、そのくわえ爪によ
って枚葉印刷物のくわえ端がくわえられ移送が行われ
る。枚葉印刷物の受け渡しは、受け渡し側（圧胴）がく
わえ端をくわえている状態で、受け取り側（中間胴１）
がそのくわえ端をくわえ、その後、受け渡し側がくわえ
爪を開放することによって行われる。このように、同時
に両者のくわえ爪によってくわえ端がくわえられる期間
を有するから、枚葉印刷物の刷り重ねにおける位置合わ
せが（見当合わせが）確保される。

【００１４】同様に、受け渡し側が中間胴１、受け取り
側が圧胴４となって枚葉印刷物の受け渡しが行われる。
次に、圧胴４とブランケット胴３によって挟まれた部分
を枚葉印刷物が通過するときに、版胴２からブランケッ
ト胴３に転写された印刷文字絵柄パターンを有するイン
キは、さらにブランケット胴３から枚葉印刷物の表面に
転写される。すなわち、最終印刷ユニット１０１におい
て印刷が行われる。そして、その直後において、印刷物
検査装置のカメラ１１が圧胴４上の枚葉印刷物を撮像す
る。

【００１５】前述と同様に、受け渡し側が圧胴４、受け
取り側が搬送チェーン７となって枚葉印刷物の受け渡し
が行われる。搬送チェーン７のくわえ爪はチェーングリ
ッパー９に設けられている。また、搬送チェーン７は入
口側スプロケット６と出口側スプロケット８との間を循
環する。枚葉印刷物は、搬送チェーン７によって搬送さ
れ出口側スプロケット８の付近でチェーングリッパー９
のくわえ爪を開放する。枚葉印刷物は当て機構（図示せ
ず）等によって位置規制され、排紙１０の最上部に積み
重ねられる。

【００１６】次に、上述の枚葉印刷物の移送経路におけ
る印刷物検査装置の動作について説明する。最終印刷ユ
ニット１０１において印刷が行われた直後において、印
刷物検査装置のカメラ１１が圧胴４上の枚葉印刷物を撮
像する。圧胴４上の枚葉印刷物は照明装置１３によって
照明が行われている。圧胴４上の枚葉印刷物からの反射
光をカメラ１１が受光することにより撮像が行われる。
カメラ１１には、撮像スペースの関係でライン状の撮像
領域を有するカメラが適しており、たとえば、ＣＣＤラ
インセンサカメラが用いられる。

【００１７】この圧胴４上の枚葉印刷物における先頭辺
の部分、すなわち、くわえ端は、上述のようにくわえ爪
（gripper）でくわえられて移送が行われ、位置が規制
されている。一方、枚葉印刷物における反対側辺の部
分、すなわち、くわえ尻（紙尻）は自由状態となってい
るため、ばたつきが発生することがある。紙尻のばたつ
きが発生すると、撮像画像には紙尻のばたつきによる外
乱が含まれることとなる。そのため、印刷物の検査を正
常に行うことができなくなる。そこで、本発明の印刷物
検査装置は、このばたつきを防止するための構成を有す
る。図１に示す一例においては、押圧ローラ１４ａ，１
４ｂが設けられている。

【００１８】ここで、本発明の印刷物検査装置におけ
る、ばたつきを防止するための構成について説明する。
ばたつきを防止するための第１の構成は、枚葉印刷機に
おける印刷物の移送経路において印刷物を押圧する押圧
ローラを配置し、枚葉印刷物の紙尻におけるばたつきの
発生を防止するようにしたものである。この第１の構成
の一例として、押圧ローラ１４ａ，１４ｂによって圧胴
４を押圧し、ばたつきを防止する構成の模式図を図２に
示す。

【００１９】ばたつきを防止するための第２の構成は、
枚葉印刷機における印刷物の移送経路において印刷物お
よび／または移送経路を帯電する帯電装置を配置し、枚
葉印刷物の紙尻におけるばたつきの発生を防止するよう
にしたものである。この第２の構成の一例として、帯電
装置等によって枚葉印刷物と圧胴４との間に静電気力を
発生し、ばたつきを防止する構成の模式図を図３に示
す。

【００２０】まず、図２に示す第１の構成について説明
する。図２に示すように、このばたつきを防止する構成
は、押圧ローラ１４ａ，１４ｂによって圧胴４に枚葉印
刷物を押圧する簡明な構成である。この構成において
は、機械的押圧によっているため、動作が確実であり微
妙な調整も必要としない。したがって、取り扱いが簡便
で紙尻におけるばたつきの発生を確実に防止することが
できる。また、枚葉印刷機において最終印刷ユニット１
０１の圧胴４は撮像に適合する位置である。

【００２１】また、図２に示すように、押圧ローラ１４
ａ，１４ｂは、移送経路に沿って所定の間隙を開けて前
後に配置され、間隙の部位において撮像を行うように構
成されている。このように、撮像を行う部位の前後に押
圧ローラが配置するから、紙尻におけるばたつきの発生
を確実に防止するとともに撮像領域が確保される。

【００２２】図２においては、明示されてないが、押圧
ローラ１４ａ，１４ｂの周面における回転軸方向の長さ
（幅）は、圧胴４の周面における回転軸方向の長さ
（幅）と一致させる必要はない。印刷直後の枚葉印刷物
の表面はインキの紙への吸収や乾燥が不十分な状態にあ
る。すなわち、印刷面に押圧ローラ１４ａ，１４ｂを押
圧し接触させることは、好ましいことではない。そこ
で、押圧ローラ１４ａ，１４ｂの周面の幅を小さくし、
接触する部位を、印刷が行われないか、影響を受けない
部位に限定するようにする。

【００２３】たとえば、雑誌等の印刷物においては、一
枚の枚葉印刷物に複数のページを割り付けることが行わ
れる。それらのページとページとの間において、押圧ロ
ーラ１４ａ，１４ｂが接触するように配置することで接
触することに起因する不都合を回避することができる。
その場合には、幅狭の押圧ローラ１４ａ，１４ｂの各々
の回転軸方向には複数の幅狭の押圧ローラを回転軸方向
の位置調節可能なように配設する。個々の幅狭の押圧ロ
ーラによるばたつきの発生の防止効果が小さいとして
も、複数の押圧ローラを配設することにより、全体とし
ては、十分な効果を得ることができる。

【００２４】次に、図３に示す第２の構成について説明
する。図３に示すように、このばたつきを防止する構成
は、イオン化送風機（帯電装置）３１によって圧胴４と
枚葉印刷物の間に静電気力が作用するようにした構成で
ある。イオン化送風機３１としては、たとえばコロナ放
電によりイオンを発生する装置を使用することができ
る。この静電気力は強力であり、枚葉印刷物の紙尻のよ
うな先端部分には、特に強力に作用する。また、静電気
力によっているため、動作が確実であり微妙な調整も必
要としない。したがって、取り扱いが簡便で紙尻におけ
るばたつきの発生を確実に防止することができる。ま
た、枚葉印刷機において最終印刷ユニット１０１の圧胴
４は撮像に適合する位置である。

【００２５】また、第２の構成において、枚葉印刷機に
おける印刷物の移送経路において印刷物および／または
移送経路の一部を除電する静電除去装置（除電装置）３
２を配置する。静電除去装置３２としては、周知の静電
除去バーを使用することができる。また、コロナ放電に
より帯電とは逆極性のイオンを発生し中和する装置を使
用することができる。この静電除去装置３２によって除
電することにより不要な帯電をなくすことができ、帯電
に起因する障害をなくすことができる。たとえば、搬送
チェーン７に受け渡すため、圧胴４から枚葉印刷用紙を
引き離すときに、障害を起こすことなく円滑に引き離す
ことができる。

【００２６】図１に戻って、次に、印刷物検査装置の動
作について上述の続きを説明する。最終印刷ユニット１
０１において印刷が行われた直後において、印刷物検査
装置のカメラ１１が圧胴４上の枚葉印刷物を撮像する。
カメラコントローラ１２は、カメラ１１による撮像動作
を制御するとともに、カメラ１１が撮像して得た撮像信
号をそのまま、またはＡ／Ｄ変換によりディジタル化し
た信号（画像データ）として制御ディスク１５に出力す
る。

【００２７】制御デスク１５は枚葉印刷機の制御ディス
クであるとともに、印刷物検査装置においてデータ処理
を行う本体部分が納められている制御部１０３の部分で
ある。枚葉印刷機の圧胴４の回転軸にはロータリーエン
コーダ５が取り付けられている。ロータリーエンコーダ
５は、圧胴４の回転状態（回転角度、回転速度）を検出
する。ロータリーエンコーダ５の出力信号は制御デスク
１５に出力される。

【００２８】制御デスク１５（その内の印刷物検査装置
においてデータ処理を行う本体部分）においては、ロー
タリーエンコーダ５の出力信号とカメラ１１の撮像信号
を入力して、枚葉印刷物の１枚分の撮像データを取り込
み記憶装置に記憶する。すなわち、枚葉印刷物の移送に
同期して枚葉印刷物における所定位置の撮像信号を選択
して枚葉印刷物の１枚分の撮像データを生成する。そし
て、検査基準となる枚葉印刷物の撮像データは基準画像
として検査開始前に記憶する。また、検査開始後は、検
査対象の枚葉印刷物の撮像データを検査対象画像として
更新記憶する。

【００２９】また、制御デスク１５において、基準画像
と検査対象画像との比較が行われ、所定の判定基準を参
照して枚葉印刷物の良否判定を行う。良否判定の結果、
不良印刷物と判定された場合には、警告ランプ１７を点
灯し、枚葉印刷機のオペレータに警告する。また、テー
プインサータ１８は不良印刷物にテープを貼る、ディス
プレイ１６は、印刷物検査装置の検査条件の設定、検査
状態の表示、等を行う。

【００３０】

【発明の効果】以上のとおりであるから、本発明の請求
項１に係る印刷物検査装置によれば、取り扱いが簡便で
紙尻におけるばたつきの発生を確実に防止する機構を備
えた印刷物検査装置が提供される。また、本発明の請求
項２に係る印刷物検査装置によれば、撮像に適合する位
置である枚葉印刷機の圧胴において、紙尻におけるばた
つきの発生を確実に防止することができる。また、本発
明の請求項３に係る印刷物検査装置によれば、紙尻にお
けるばたつきの発生を確実に防止するとともに撮像領域
を確保することができる。また、本発明の請求項４に係
る印刷物検査装置によれば、取り扱いが簡便で紙尻にお
けるばたつきの発生を確実に防止する機構を備えた印刷
物検査装置が提供される。また、本発明の請求項５に係
る印刷物検査装置によれば、撮像に適合する位置である
枚葉印刷機の圧胴において、紙尻におけるばたつきの発
生を確実に防止することができる。また、本発明の請求
項６に係る印刷物検査装置によれば、除電により不要な
帯電をなくし帯電に起因する障害をなくすことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】枚葉印刷機の排紙部に設置した本発明印刷物検
査装置の構成の一例を示す図である。

【図２】押圧ローラによって圧胴を押圧し、ばたつきを
防止する構成を示す模式図である。

【図３】帯電装置等によって枚葉印刷物と圧胴４との間
に静電気力を発生し、ばたつきを防止する構成を示す模
式図である。

【符号の説明】

１ 中間胴 ２ 版胴 ３ ブランケット胴 ４ 圧胴 ５ ロータリーエンコーダ ６ 入口側スプロケット ７ 搬送チェーン ８ 出口側スプロケット ９ チェーングリッパー １０ 排紙 １１ カメラ １２ カメラコントローラ １３ 照明装置 １４ａ，１４ｂ 押圧ローラ １５ 制御デスク １６ ディスプレイ １７ 警告ランプ １０１ 最終印刷ユニット １０２ 排紙部 １０３ 制御部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】枚葉印刷機において印刷物を検査する印刷
   物検査装置であって、枚葉印刷機における印刷物の移送
   経路において印刷物を押圧する押圧ローラを配置し、枚
   葉印刷物の紙尻におけるばたつきの発生を防止すること
   を特徴とする印刷物検査装置。
2. 【請求項２】請求項１記載の印刷物検査装置において、
   前記押圧ローラは前記枚葉印刷機の圧胴とにより前記枚
   葉印刷物を挟持する押圧ローラであることを特徴とする
   印刷物検査装置。
3. 【請求項３】請求項１または２記載の印刷物検査装置に
   おいて、前記押圧ローラを前記移送経路に沿って所定の
   間隙を開けて前後に配置し、前記間隙の部位において撮
   像を行うように構成することを特徴とする印刷物の検査
   装置。
4. 【請求項４】枚葉印刷機において印刷物を検査する印刷
   物検査装置であって、枚葉印刷機における印刷物の移送
   経路において印刷物および／または移送経路を帯電する
   帯電装置を配置し、枚葉印刷物の紙尻におけるばたつき
   の発生を防止することを特徴とする印刷物検査装置。
5. 【請求項５】請求項４記載の印刷物検査装置において、
   前記帯電装置が帯電する移送経路は枚葉印刷機の圧胴で
   あることを特徴とする印刷物検査装置。
6. 【請求項６】請求項４または５記載の印刷物検査装置に
   おいて、枚葉印刷機における印刷物の移送経路において
   印刷物および／または移送経路の一部を除電する除電装
   置を配置することを特徴とする印刷物検査装置。