JPH0139559Y2 - - Google Patents
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- JPH0139559Y2 JPH0139559Y2 JP10755682U JP10755682U JPH0139559Y2 JP H0139559 Y2 JPH0139559 Y2 JP H0139559Y2 JP 10755682 U JP10755682 U JP 10755682U JP 10755682 U JP10755682 U JP 10755682U JP H0139559 Y2 JPH0139559 Y2 JP H0139559Y2
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- Japan
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- paper
- cylinder
- groove
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 8
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
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- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
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- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Discharge By Other Means (AREA)
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は枚葉輪転印刷機において印刷面が胴周
面に接触することによつて汚れるのを防止する紙
汚れ防止装置に関するものである。
面に接触することによつて汚れるのを防止する紙
汚れ防止装置に関するものである。
枚葉輪転印刷機は紙積台上に積載された紙を1
枚ずつ送り出す給紙装置と、給紙装置で供給され
た紙に印刷を施す印刷ユニツトと、印刷後排紙チ
エーンで搬送された紙を排出して紙積台上に積載
する排紙装置とを備えており、多色刷の印刷機に
は、印刷ユニツトが複数組設けられている。そし
て、印刷ユニツトと排紙チエーンとの間や、多色
刷機の隣接する印刷ユニツト間には、爪の咥え替
えによつて上流側の圧胴から下流側の排紙チエー
ンまたは圧胴へ紙を受渡す紙取胴または渡み胴と
呼ばれる送紙胴が設けられている。
枚ずつ送り出す給紙装置と、給紙装置で供給され
た紙に印刷を施す印刷ユニツトと、印刷後排紙チ
エーンで搬送された紙を排出して紙積台上に積載
する排紙装置とを備えており、多色刷の印刷機に
は、印刷ユニツトが複数組設けられている。そし
て、印刷ユニツトと排紙チエーンとの間や、多色
刷機の隣接する印刷ユニツト間には、爪の咥え替
えによつて上流側の圧胴から下流側の排紙チエー
ンまたは圧胴へ紙を受渡す紙取胴または渡み胴と
呼ばれる送紙胴が設けられている。
この種の送紙胴は、いずれも印刷面が胴周面に
接しない上流側の圧胴と対接している胴であるか
ら、その胴周面には紙の印刷面が接することにな
り、紙上のインキが胴周面に転移することが多
い。そして、この転移が常に同じ位置であれば問
題ないが、転移位置が紙ごとにわずかでもずれる
と、胴周面に転移したインキが次の紙に転移して
紙を汚すことになる。
接しない上流側の圧胴と対接している胴であるか
ら、その胴周面には紙の印刷面が接することにな
り、紙上のインキが胴周面に転移することが多
い。そして、この転移が常に同じ位置であれば問
題ないが、転移位置が紙ごとにわずかでもずれる
と、胴周面に転移したインキが次の紙に転移して
紙を汚すことになる。
そこで従来、送紙胴の胴周面に汚れ防止用の紙
を張り付けたり、あるいは胴周部に中心軸と平行
してこれと同心状に配設した複数個の各ころ軸に
それぞれ複数個の回転ころを並設してこれに紙を
添接させたりすることが試みられている。しかし
ながら、この種の送紙胴は上流側の圧胴との間で
印圧がかゝらないように胴径を圧胴径よりもわず
かに小さくしてあるので、下流側の胴またはチエ
ーンで受け取られた紙の後半部が送紙胴の周面に
巻き付けられたときに紙の搬送速度と胴の周速度
との間に差が生じ、前記のように胴周面に紙を張
つたものでは、この紙の印刷紙とがこすられ、紙
面のインキが他の部分に転移して紙を汚すことに
なる。また、前記回転ころを設けたものにおいて
は、ころのある箇所ところのない箇所とで円周方
向へ交互に段差ができ、これが紙を接触させなが
ら周回すると、紙に対してかなりのシヨツクが与
えられ筋状の汚れが発生することが多かつた。
を張り付けたり、あるいは胴周部に中心軸と平行
してこれと同心状に配設した複数個の各ころ軸に
それぞれ複数個の回転ころを並設してこれに紙を
添接させたりすることが試みられている。しかし
ながら、この種の送紙胴は上流側の圧胴との間で
印圧がかゝらないように胴径を圧胴径よりもわず
かに小さくしてあるので、下流側の胴またはチエ
ーンで受け取られた紙の後半部が送紙胴の周面に
巻き付けられたときに紙の搬送速度と胴の周速度
との間に差が生じ、前記のように胴周面に紙を張
つたものでは、この紙の印刷紙とがこすられ、紙
面のインキが他の部分に転移して紙を汚すことに
なる。また、前記回転ころを設けたものにおいて
は、ころのある箇所ところのない箇所とで円周方
向へ交互に段差ができ、これが紙を接触させなが
ら周回すると、紙に対してかなりのシヨツクが与
えられ筋状の汚れが発生することが多かつた。
さらに第1図と第2図とに平面図と拡大側面図
とを示すように、送紙胴1の周面1aを大部を一
部の圧胴対接面1bよりも低くしてこの表面1a
に複数個のコイルばね2を軸方向に並列張架し、
このコイルばね2を印刷物の絵柄のない余白部に
対応させて移動させることにより絵柄部分を胴周
面から離間させて紙汚れを防止することが試みら
れている。しかしながらこのような従来の装置に
おいては、コイルばね2を移動させる構造とし
て、胴周面1aの咥え側と尻側とに複数個のホル
ダ3を軸方向に並列固定してこれで丸棒4を支持
させ、丸棒4に移動自在に嵌装したフツク5にコ
イルばね2の両端を引つ掛けるという構造がとら
れている。したがつて印刷物の余白部に合わせて
コイルばね2を移動させようとしてもホルダ3が
邪魔になつて思うように移動できないし、といつ
てホルダ3を両端部のみに設けると、コイルばね
2の張力で丸棒4がたわんでしまうという不具合
があつた。また、印刷物に余白部がない場合にコ
イルばね2を取外そうと思つても取外し作業が困
難であり、コイルばね2のみを取外してフツク5
を残しておくと紙に傷がつくという不具合があつ
た。
とを示すように、送紙胴1の周面1aを大部を一
部の圧胴対接面1bよりも低くしてこの表面1a
に複数個のコイルばね2を軸方向に並列張架し、
このコイルばね2を印刷物の絵柄のない余白部に
対応させて移動させることにより絵柄部分を胴周
面から離間させて紙汚れを防止することが試みら
れている。しかしながらこのような従来の装置に
おいては、コイルばね2を移動させる構造とし
て、胴周面1aの咥え側と尻側とに複数個のホル
ダ3を軸方向に並列固定してこれで丸棒4を支持
させ、丸棒4に移動自在に嵌装したフツク5にコ
イルばね2の両端を引つ掛けるという構造がとら
れている。したがつて印刷物の余白部に合わせて
コイルばね2を移動させようとしてもホルダ3が
邪魔になつて思うように移動できないし、といつ
てホルダ3を両端部のみに設けると、コイルばね
2の張力で丸棒4がたわんでしまうという不具合
があつた。また、印刷物に余白部がない場合にコ
イルばね2を取外そうと思つても取外し作業が困
難であり、コイルばね2のみを取外してフツク5
を残しておくと紙に傷がつくという不具合があつ
た。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、送紙胴の印刷胴対接周面よりもわずかに小径
に形成した周面の円周方向両端部に、胴軸方向へ
延びる一対の溝を設けて各溝内に複数個のこまを
それぞれ摺動自在に嵌合させるとともに、一方の
溝内のこまに一端を保持され他方の溝のこまに他
端を保持された複数個のコイルばねを、こまとと
もに溝に対し移動、着脱自在に設けることによ
り、コイルばねを印刷物の任意の余白部へ容易に
対応させて絵柄部を胴周面から離間させ、かつ必
要のないコイルばねを容易に取外すことを可能に
して、紙汚れ防止機能を向上させ操作性を良好に
した枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置を提供する
ものである。以下、本考案の実施例を図面に基い
て詳細に説明する。
で、送紙胴の印刷胴対接周面よりもわずかに小径
に形成した周面の円周方向両端部に、胴軸方向へ
延びる一対の溝を設けて各溝内に複数個のこまを
それぞれ摺動自在に嵌合させるとともに、一方の
溝内のこまに一端を保持され他方の溝のこまに他
端を保持された複数個のコイルばねを、こまとと
もに溝に対し移動、着脱自在に設けることによ
り、コイルばねを印刷物の任意の余白部へ容易に
対応させて絵柄部を胴周面から離間させ、かつ必
要のないコイルばねを容易に取外すことを可能に
して、紙汚れ防止機能を向上させ操作性を良好に
した枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置を提供する
ものである。以下、本考案の実施例を図面に基い
て詳細に説明する。
第3図ないし第6図は本考案に係る紙汚れ防止
装置の実施例を示し、第3図はこれを実施した渡
し胴の斜視図、第4図は同じく胴周切欠き部の拡
大断面図、第5図は第4図のA視平面図、第6図
は第4図のB視平面図である。これらの図におい
て、渡し胴11はフレームに軸支されて原動側か
ら回転駆動される軸12と、その両端部に固定さ
れた円板状のベアラ13とを備えており、ベアラ
13を図示しない上流側および下流側の印刷ユニ
ツトの圧胴に対接されている。ベアラ13間の胴
本体には、外周部の一部を断面三角形状に切欠か
れた非有効面としての切欠き14が設けられてお
り、この切欠き14内には、爪軸15が両側のベ
アラ13に軸支されて設けられている。爪軸15
には複数個の爪ホルダ16が並列して割締め固定
されており、各爪ホルダ16には、爪ばね17に
より第3図の反時計方向への回動力を付勢されて
爪軸15軸端部のカム機構で開閉する爪18が枢
着されている。また、切欠き14の壁面外周端部
には、爪18との間で紙の端を咥える爪台19
が、各爪18と対応してボルトで止着されてお
り、切欠き14の隣接胴周部には、この爪台19
が止着された爪台受20と、ばね受21とが、胴
本体とは別体に形成され胴本体の全長にわたつて
仕上げ面に固定されている。そして切欠き14を
除く有効面としての胴本体、爪台受20、ばね受
21のうちの爪台受20を除く大部は、ベアラ1
3の径よりもやゝ小径に形成されており、爪台受
20の外周面は爪台19からばね受21に向つて
小径となるように傾斜されている。
装置の実施例を示し、第3図はこれを実施した渡
し胴の斜視図、第4図は同じく胴周切欠き部の拡
大断面図、第5図は第4図のA視平面図、第6図
は第4図のB視平面図である。これらの図におい
て、渡し胴11はフレームに軸支されて原動側か
ら回転駆動される軸12と、その両端部に固定さ
れた円板状のベアラ13とを備えており、ベアラ
13を図示しない上流側および下流側の印刷ユニ
ツトの圧胴に対接されている。ベアラ13間の胴
本体には、外周部の一部を断面三角形状に切欠か
れた非有効面としての切欠き14が設けられてお
り、この切欠き14内には、爪軸15が両側のベ
アラ13に軸支されて設けられている。爪軸15
には複数個の爪ホルダ16が並列して割締め固定
されており、各爪ホルダ16には、爪ばね17に
より第3図の反時計方向への回動力を付勢されて
爪軸15軸端部のカム機構で開閉する爪18が枢
着されている。また、切欠き14の壁面外周端部
には、爪18との間で紙の端を咥える爪台19
が、各爪18と対応してボルトで止着されてお
り、切欠き14の隣接胴周部には、この爪台19
が止着された爪台受20と、ばね受21とが、胴
本体とは別体に形成され胴本体の全長にわたつて
仕上げ面に固定されている。そして切欠き14を
除く有効面としての胴本体、爪台受20、ばね受
21のうちの爪台受20を除く大部は、ベアラ1
3の径よりもやゝ小径に形成されており、爪台受
20の外周面は爪台19からばね受21に向つて
小径となるように傾斜されている。
そして、小径有効面の円周方向端部である爪台
受20とばね受21との境界面外周部には、胴本
体の全長にわたつて胴軸方向へ延びる溝22が段
けられており、この溝22の断面形状は、周面へ
の開口幅が他部よりも小幅となるように段状に形
成されている。一方、小径有効面の円周方向他端
である切欠き14他端に近接する切欠き14底面
には、仕上げ溝23が切欠き14の全長にわたつ
て形成されており、この仕上げ溝23には、受け
台24が両端をベアラ13に近接させ複数個の皿
ビスによつて固定されている。符号25で示すも
のは受け台24上に重ねられて複数個のボルト2
6とダブルナツト27とで結合された受け台24
と同長の押え板であつて、ボルト26上に装着さ
れた圧縮コイルばね28によつて受け台24に圧
接される方向へ付勢されており、この圧接状態に
おいて押え板25とダブルナツト27との間には
わずかなすき間が形成されている。
受20とばね受21との境界面外周部には、胴本
体の全長にわたつて胴軸方向へ延びる溝22が段
けられており、この溝22の断面形状は、周面へ
の開口幅が他部よりも小幅となるように段状に形
成されている。一方、小径有効面の円周方向他端
である切欠き14他端に近接する切欠き14底面
には、仕上げ溝23が切欠き14の全長にわたつ
て形成されており、この仕上げ溝23には、受け
台24が両端をベアラ13に近接させ複数個の皿
ビスによつて固定されている。符号25で示すも
のは受け台24上に重ねられて複数個のボルト2
6とダブルナツト27とで結合された受け台24
と同長の押え板であつて、ボルト26上に装着さ
れた圧縮コイルばね28によつて受け台24に圧
接される方向へ付勢されており、この圧接状態に
おいて押え板25とダブルナツト27との間には
わずかなすき間が形成されている。
符号29で示すものは小径有効面に巻回された
複数個のコイルばねであつて、各コイルばね29
の両端部にはこま30とこま31とがノツクピン
によつて強固に固定されている。そして一方のこ
ま30は前記溝22の断面形状と同形に形成され
て溝22内に摺動自在に嵌合されており、また、
他方のこま31は、前記受け台24と押え板25
とで形成された段状の溝32に摺動自在に嵌合さ
れて受け台24と押え板25とで挾持されてい
る。こうすることにより、コイルばね29は渡し
胴11の小径有効面へ弾発力によつて圧着される
とともに、こま30,31を溝22,32内で移
動させることにより、有効面上の任意の位置へ移
動させることができる。33はこま30の取出し
口である溝22の両端部を閉塞する蓋体であつ
て、溝22の底面にボルト34で固定されてお
り、また35はこま31の取出し口である溝32
の両端部を閉塞する蓋体であつて、受け台24の
端面にボルト36で固定されている。
複数個のコイルばねであつて、各コイルばね29
の両端部にはこま30とこま31とがノツクピン
によつて強固に固定されている。そして一方のこ
ま30は前記溝22の断面形状と同形に形成され
て溝22内に摺動自在に嵌合されており、また、
他方のこま31は、前記受け台24と押え板25
とで形成された段状の溝32に摺動自在に嵌合さ
れて受け台24と押え板25とで挾持されてい
る。こうすることにより、コイルばね29は渡し
胴11の小径有効面へ弾発力によつて圧着される
とともに、こま30,31を溝22,32内で移
動させることにより、有効面上の任意の位置へ移
動させることができる。33はこま30の取出し
口である溝22の両端部を閉塞する蓋体であつ
て、溝22の底面にボルト34で固定されてお
り、また35はこま31の取出し口である溝32
の両端部を閉塞する蓋体であつて、受け台24の
端面にボルト36で固定されている。
以上のように構成された渡し胴11は、上流側
の印刷胴間で一色目の印刷が施された紙を、圧胴
の爪から爪18と爪台19との間へ咥え替えるこ
とによつて受取り、紙端を咥えられた紙は、ベア
ラ13を圧胴に対接させた渡し胴11の回転とと
もに印刷面を胴周面側にして有効面へ巻き付けら
れる。この場合、印刷に先だちこま30,31を
溝22,32内で移動させてコイルばね29を印
刷物の絵柄のない余白部を選んで対向させておけ
ば、有効面へ巻き付けられた紙は余白部がコイル
ばね29に対接し、絵柄部と小径の有効面との間
にはすき間が形成される。したがつて未乾燥の印
刷面が胴周面に接することがなく、インキが胴周
面へ転移されることがない。このようにして渡し
胴11に巻き付けられた紙は、さらに各胴が回転
することにより、爪18から下流側の圧胴の爪に
咥え替えられて搬送される。
の印刷胴間で一色目の印刷が施された紙を、圧胴
の爪から爪18と爪台19との間へ咥え替えるこ
とによつて受取り、紙端を咥えられた紙は、ベア
ラ13を圧胴に対接させた渡し胴11の回転とと
もに印刷面を胴周面側にして有効面へ巻き付けら
れる。この場合、印刷に先だちこま30,31を
溝22,32内で移動させてコイルばね29を印
刷物の絵柄のない余白部を選んで対向させておけ
ば、有効面へ巻き付けられた紙は余白部がコイル
ばね29に対接し、絵柄部と小径の有効面との間
にはすき間が形成される。したがつて未乾燥の印
刷面が胴周面に接することがなく、インキが胴周
面へ転移されることがない。このようにして渡し
胴11に巻き付けられた紙は、さらに各胴が回転
することにより、爪18から下流側の圧胴の爪に
咥え替えられて搬送される。
そして、印刷作業が終つて次の印刷物を印刷す
るために版胴上の版を交換した場合には、新たな
版の絵柄に合わせてこま30,31を移動させれ
ば、コイルばね29を絵柄のない余白部に容易に
対向させることができる。さらに、余白部のない
印刷物や、余白部が少なくてコイルばね29を両
端部へ寄せてもなお邪魔になる場合には、ボルト
34,36を弛めて蓋体33,35を取外せば、
溝22,32の端部が開口するので、こま30,
31を取出すことにより不必要なコイルばね29
を容易に取外すことができる。この場合、取外し
後には胴周面から突出するものが何も残らないの
で、このあとの印刷中に紙面を傷つけることがな
い。なお、コイルばね29は、ピツチを小さくし
ておけば紙面を傷つけることがなく、また、こま
31が押え板25で圧接されているので軸方向へ
移動して位置がずれたりすることがない。
るために版胴上の版を交換した場合には、新たな
版の絵柄に合わせてこま30,31を移動させれ
ば、コイルばね29を絵柄のない余白部に容易に
対向させることができる。さらに、余白部のない
印刷物や、余白部が少なくてコイルばね29を両
端部へ寄せてもなお邪魔になる場合には、ボルト
34,36を弛めて蓋体33,35を取外せば、
溝22,32の端部が開口するので、こま30,
31を取出すことにより不必要なコイルばね29
を容易に取外すことができる。この場合、取外し
後には胴周面から突出するものが何も残らないの
で、このあとの印刷中に紙面を傷つけることがな
い。なお、コイルばね29は、ピツチを小さくし
ておけば紙面を傷つけることがなく、また、こま
31が押え板25で圧接されているので軸方向へ
移動して位置がずれたりすることがない。
なお、本実施例は本考案を圧胴間の渡し胴に実
施した例を示したが圧胴と排紙チエーンとの間の
紙取胴にも同様に実施することができる。
施した例を示したが圧胴と排紙チエーンとの間の
紙取胴にも同様に実施することができる。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置において、
送紙胴の有効面の大部を印刷胴対接周面よりもわ
ずかに小径とし、この小径周面の円周方向両端部
に胴軸方向へ延びる一対の溝を設けて各溝内に複
数個のこまをそれぞれ摺動自在に嵌合させるとと
もに、一方の溝内のこまに一端を保持され他方の
溝のこまに他端を保持された複数個のコイルばね
を、こまとともに溝に対し移動、着脱自在に設け
ることにより、こまを移動させるだけの簡単な動
作でコイルばねを印刷物の非絵柄部である余白部
に対応させることができ、絵柄部を胴周面から離
間させることができるので、印刷面のインキが胴
周面に転移することがなく、紙の汚れを完全に防
止することができるとともに、コイルばねの移動
がきわめて容易で操作性が向上し、印刷準備のた
めの作業時間を短縮することができて作業能率が
向上する。また、コイルばねの一部または全部が
不要で邪魔になる場合には容易にこれを取外すこ
とができるので、作業性が向上するとともに、取
外し後に胴周面からの突起物が残らないので、紙
の破れやきずの発生を防止することができ損紙の
発生量が減少する。
れば枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置において、
送紙胴の有効面の大部を印刷胴対接周面よりもわ
ずかに小径とし、この小径周面の円周方向両端部
に胴軸方向へ延びる一対の溝を設けて各溝内に複
数個のこまをそれぞれ摺動自在に嵌合させるとと
もに、一方の溝内のこまに一端を保持され他方の
溝のこまに他端を保持された複数個のコイルばね
を、こまとともに溝に対し移動、着脱自在に設け
ることにより、こまを移動させるだけの簡単な動
作でコイルばねを印刷物の非絵柄部である余白部
に対応させることができ、絵柄部を胴周面から離
間させることができるので、印刷面のインキが胴
周面に転移することがなく、紙の汚れを完全に防
止することができるとともに、コイルばねの移動
がきわめて容易で操作性が向上し、印刷準備のた
めの作業時間を短縮することができて作業能率が
向上する。また、コイルばねの一部または全部が
不要で邪魔になる場合には容易にこれを取外すこ
とができるので、作業性が向上するとともに、取
外し後に胴周面からの突起物が残らないので、紙
の破れやきずの発生を防止することができ損紙の
発生量が減少する。
第1図および第2図は従来の枚葉輪転印刷機の
紙汚れ防止装置を示し、第1図はその平面図、第
2図は同じく拡大側面図、第3図ないし第6図は
本考案に係る枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置の
実施例を示し、第3図はこれを実施した渡し胴の
斜視図、第4図は同じく胴周切欠き部の拡大断面
図、第5図は第4図のA視平面図、第6図は第4
図のB視平面図である。 11……渡し胴、13……ベアラ、22,32
……溝、29……コイルばね、30,31……こ
ま、33,35……蓋体。
紙汚れ防止装置を示し、第1図はその平面図、第
2図は同じく拡大側面図、第3図ないし第6図は
本考案に係る枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置の
実施例を示し、第3図はこれを実施した渡し胴の
斜視図、第4図は同じく胴周切欠き部の拡大断面
図、第5図は第4図のA視平面図、第6図は第4
図のB視平面図である。 11……渡し胴、13……ベアラ、22,32
……溝、29……コイルばね、30,31……こ
ま、33,35……蓋体。
Claims (1)
- 印刷胴に対接する送紙胴の有効周面の大部を前
記印刷胴との間にわずかな間隙ができるように印
刷胴対接周面よりも小径とし、この小径周面の円
周方向両端部に胴軸方向へ延びる溝を設けるとと
もに、前記各溝に摺動自在に嵌合された複数個の
スプリング保持用こまと、一端を前記一方の溝内
の前記こまに保持され他端を前記他方の溝内の前
記こまに保持され前記小径周面に巻回された複数
個のコイルばねとを設け、前記溝の端部に着脱自
在な蓋体を有する前記こまの取出し口を開口した
ことを特徴とする枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10755682U JPS5912636U (ja) | 1982-07-15 | 1982-07-15 | 枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10755682U JPS5912636U (ja) | 1982-07-15 | 1982-07-15 | 枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5912636U JPS5912636U (ja) | 1984-01-26 |
JPH0139559Y2 true JPH0139559Y2 (ja) | 1989-11-28 |
Family
ID=30251271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10755682U Granted JPS5912636U (ja) | 1982-07-15 | 1982-07-15 | 枚葉輪転印刷機の紙汚れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912636U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6473027B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-02-20 | 株式会社小森コーポレーション | 印刷面保護装置 |
-
1982
- 1982-07-15 JP JP10755682U patent/JPS5912636U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5912636U (ja) | 1984-01-26 |
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