JPH0314355Y2 - - Google Patents

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JPH0314355Y2
JPH0314355Y2 JP1944990U JP1944990U JPH0314355Y2 JP H0314355 Y2 JPH0314355 Y2 JP H0314355Y2 JP 1944990 U JP1944990 U JP 1944990U JP 1944990 U JP1944990 U JP 1944990U JP H0314355 Y2 JPH0314355 Y2 JP H0314355Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はドライオフセツト印刷と凹版印刷とを
連続して行なう複合印刷機に関するものである。
〔従来の技術〕
ドライオフセツト印刷は、版胴に装着した版の
表面にインキを供給して画像を形成し、この画像
を版に対接するゴム胴に転写したのち、ゴム胴に
対接して回転する圧胴で保持された紙へゴム胴上
の画像を転写して印刷を施すものである。また、
凹版印刷は、凹版胴に装着した凹版の凹状画線部
と平面状非画線部とへインキを供給し、凹版に対
接して逆方向へ回転するワイピングローラで非画
線部の余分なインキを抜き取つたのち、凹版に圧
接されて回転する圧胴に保持された紙へ凹状画線
部のインキを複写して印刷を施すものである。
このように、ドライオフセツト印刷と凹版印刷
とがともに同種、同目的の圧胴を用いるものであ
ることから、1本の圧胴を共用してドライオフセ
ツト印刷と凹版印刷とを1台の機械で連続して行
なうことのできる複合印刷機が用いられている。
この種の複合印刷機による印刷のうちとくに凹
版印刷は、凹版の凹部にすり込んだインキを紙に
転写するものであるからきわめて大きな印圧を必
要とするので、従来一般に凹版胴,圧胴,ゴム胴
の各胴を、その強度保持上3倍径または4倍径に
して胴の1回転中に3枚または4枚の紙へ印刷を
行なうようにしたものが多い。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように大きな胴の自重と印圧の反力とが胴
の軸受部に作用して軸受部の軸心がその間隙分だ
け変位することにより振動やたわみが発生するこ
とが多い。ところが、この複合印刷機では圧胴が
ドライオフセツト印刷と凹版印刷とに共用されて
いるので、凹版印刷に比較して遥かに軽微な印圧
を有するドライオフセツト印刷部に前記振動やた
わみが伝達されたり、別の外力が加わゝつたりす
ることがあつてドライオフセツト印刷面にシヨツ
ク目と称する筋状の印刷障害が発生することが多
かつた。といつて、このシヨツク目を防止するた
めに、胴の軸受部における間隙を小さくしようと
してテーパローラベアリング軸受の予圧を増やし
たり、軸受ホルダとフレームとの嵌合をしつくり
させたりすると、高い予圧下で高速回転すること
により軸受部の発熱による膨張で嵌合が固くな
り、胴の着脱が不可能となつて重大な障害とな
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、圧胴と、これに対接するドライブオフセツト
印刷用ゴム胴および凹版印刷用凹版胴とを4倍径
とし、圧胴,ゴム胴の軸心を結ぶ線と、圧胴,凹
版胴の軸心を結ぶ線とのなす角度をほゞ90°に設
定するとともに、圧胴を凹版胴で支承する胴配置
とし、前記圧胴の胴周切欠きとゴム胴の胴周切欠
きとが対接し終わる印圧入り位置と前記圧胴の胴
周切欠きと凹版胴の胴周切欠きとが対接し終わる
印圧入り位置とが同期し、かつ前記圧胴の胴周切
欠きとゴム胴の胴周切欠きとが対接し始める印圧
抜け位置と前記圧胴の胴周切欠きと凹版胴の胴周
切欠きとが対接し始める印圧抜け位置とが同期す
るように前記各胴を配置したことにより、ドライ
オフセツト印刷部、凹版印刷部相互間における印
圧の影響をなくして印刷障害の発生防止を実現し
た複合印刷機を提供するものである。以下、本考
案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案に係る複合印刷機
の実施例を示し、第1図はその概要側面図、第2
図は印刷装置の拡大側面図である。これらの図に
おいて、複合印刷機1は、給紙装置2と印刷装置
3および排紙装置4を備えており、このうちの給
紙装置2には、紙5を積載して自動的に上昇する
紙積台6と、紙5を1枚ずつ差板7上へ送り込む
サツカ装置および送り込みローラを備えている。
また、印刷装置3には、周面に4個の有効面の切
欠きとが所定角度ずつ交互に形成され有効面にブ
ランケツトが巻かれた4倍径の圧胴8が配設され
ており、この圧胴8は図に矢印Aで示す方向に回
転し、差板7上からスイング9と紙渡し胴10を
介して供給される紙5を、外周切欠き内の爪でく
わえて周面へ巻付けながら搬送するように構成さ
れている。圧胴8の給紙装置2側斜め下方には、
周面に4個の有効面と切欠きとが所定角度ずつ交
互に形成され有効面にブランケツトが巻かれた同
じく4倍径のゴム胴11が、周面を圧胴8の周面
に対接させて配設されている。その給紙装置2側
には、ゴム胴11のほゞ1/4径を有する4個の版
胴12が、周面をゴム胴11の周面に対接させて
設けられている。そして、各版胴12の周面に
は、ドライオフセツト印刷用の版がそれぞれ装着
されている。13は左右のフレーム14間に支架
された4個のインキ壺を示し、各インキ壺13に
は、それぞれ異なつた色のインキが蓄えられてお
り、各インキ壺13と、各版胴12に対接する4
個ずつのインキ着ローラ15との間には、図示し
ない多数のローラ群がそれぞれ周面を対接させて
配設されている。こうすることにより、各インキ
壺13から供給される色の異なつたインキは、ロ
ーラ群とインキ着ローラ15を経て各版胴12上
の版面へ供給されて画像が形成され、この画像は
図に欠印Bで示す方向に回転するゴム胴11のブ
ランケツトへ4色4個の画像として転写される。
一方、前記圧胴8の排紙装置4側斜め下方に
は、周面に4個の有効面と切欠きとが所定角度ず
つ交互に形成され凹状の画線部を有する4個の凹
版が有効面に等間隔で装着された4倍径の凹版胴
16が、周面を圧胴8の周面に対接させて配設さ
れている。この凹版胴16の排紙装置4側には、
そのほゞ1/4の径を有する3個のインキ着ローラ
17が周面を凹版胴16の周面へ対接させて配設
されている。18は左右のフレーム19間に支架
された3個のインキ壺を示し、各インキ壺18内
には、それぞれ異なつた色のインキが蓄えられて
おり、各インキ壺18とこれに対応するインキ着
ローラ17との間には一部のみを図示するローラ
群20が配設されている。さらに、凹版胴16の
給紙装置2側斜め下方には、図に矢印Dで示すよ
うに凹版胴16とは逆方向へ回転するワイピング
ローラ21が、周面を凹版胴16の凹版面に対接
させて配設されており、このワイピングローラ2
1は液槽22内に蓄えられた洗浄液23に下半部
を浸漬されている。各インキ壺18から供給され
た3色のインキは、ローラ群20とインキ着ロー
ラ17とを経て4個の各凹版の画線部と非画線部
とに供給されるが、凹版には、ワイピングローラ
21が対接して逆方向へ回転しているので、非画
線部に着けられた余分なインキは、ワイピングロ
ーラ21の圧着と洗浄液23の作用で拭き取ら
れ、凹版には画線部の凹溝内にのみインキが残
る。
このように構成された印刷装置3の圧胴8,ゴ
ム胴11および凹版胴16は、いずれも4倍径で
あつて、各胴8,11,16の1回転中に4枚の
紙5に印刷が施されるとともに、圧胴8,ゴム胴
11の軸心を結ぶ線Lと、圧胴8,凹版胴16の
軸心を結ぶ線L1とのなす角度θがほゞ90°となる
ように各胴8,11,16が配設されている。ま
た、本考案では圧胴8の中心を通る垂直線L2
前記線Lとのなす角度θ1が、線L2と前記線L1との
なす角度θ2よりも十分に大きくなるように各胴
8,11,16が配設されている。すなわち、角
度θ2を小さく設定することにより、圧胴8の自重
を凹版胴16で実質的に支承している。
さらに、排紙装置4は、圧胴8に対接する紙取
胴と同軸上のスプロケツト24と、排紙フレーム
25先端部のスプロケツト26との間に張架され
た左右一対の排紙チエーン27を備えており、こ
れに一定間隔で支架された各爪竿には、圧胴8の
爪からくわえ替えた紙5を搬送する複数個の爪と
爪台とが軸方向に並設されている。また、排紙チ
エーン27の搬送終端部下方には、前後一対の紙
積台28が設けられており、印刷後排紙チエーン
27で搬送された紙5は、いずれか一方の紙積台
28上に落下して積載されるとともに、一台の紙
積台28が満杯になると、紙5の落下径路を他方
の紙積台28に切替えて紙5の積載を行なうよう
に構成されている。
以上のように構成された複合印刷機の動作を説
明する。紙積台6上から差板7上へ一枚ずつ送り
出された紙5は、スイング9と紙渡し胴10を介
して圧胴8の爪にくわえ替えられ、圧胴8の周面
に巻付けられながら搬送される。各版胴12上の
版面には、各インキ壺13から供給されてローラ
群でならされた異なつた色のインキが、インキ着
ローラ15によつて付着されており、このインキ
で形成された画像は、ゴム胴11へ4色4個のド
ライオフセツト画像として転写される。一方、凹
版胴16に装着された凹版面には、各インキ壺1
8から供給されてローラ群20でなされた3色の
インキが、インキ着ローラ17によつて凹状の画
線部と平面状の非画線部とに付着されており、こ
のうちの非画線部のインキはワイピングローラ2
1によつて拭き取られ、凹版面には、画線部にの
みインキがすり込まれた3色4個の凹版画像が残
される。このようにしてゴム胴11上と凹版上と
に形成された4個のドライオフセツト画像と凹版
画像とは、圧胴8の爪で搬送される紙5に転写さ
れて印刷が施され、印刷後の紙5は、排紙チエー
ン27で搬送されて紙積台28上に落下,積載さ
れる。
以上のようにして行なわれる印刷動作において
は、圧胴8の爪にくわえられた紙5のくわえ端が
ゴム胴11または凹版胴16に対接したのち圧胴
8の切欠きとゴム胴11または凹版胴16の切欠
きとが対接し終ると、紙5へ印圧が加わつて印刷
が開始されるので、これを印圧入りと称し、また
紙尻がゴム胴11または凹版胴16へ対接したの
ち圧胴8の切欠きとゴム胴11または凹版胴16
の切欠きとが対接し始めると印刷が終つて紙5へ
の印圧が抜けるので、これを印圧抜けと称する。
そして、圧胴8が4倍径であることにより、この
印圧入り点と印圧抜け点とのなす円周角はくわえ
部を除いて90°より小さい角度となるが、これに
対して本装置では第2図に示す角度θほゞ90度に
設定したので、凹版印刷側の印圧入り時には紙尻
が圧胴8とゴム胴11との接触点を通過し終つた
後であり、また次の紙のくわえ端が圧胴8とゴム
胴11との接触点にさしかかつたときでもある。
前述した通り、凹版印刷においては画線部の凹溝
内にすり込まれたインキを印圧によつて紙5に転
写させるものであるためにきわめて大きな印圧を
必要とし、印圧入り,抜け時には圧胴8がこの印
圧の変化によつて第2図の線L1に沿う方向へ軸
受部の間隙分だけ変位する。しかしながら、本装
置では角度θをほゞ90°としたことにより、印圧
変化による圧胴8の線L1方向への変位は、圧胴
8とゴム胴11との間の胴ギアの噛合によるころ
がり作用で吸収され、第2図の線Lに沿う方向す
なわちドライオフセツト印刷の印圧が変化してし
まう方向への変位は全くないといつてよい。しか
も、前述した通り凹版印刷側の印圧入り,抜け時
には、これと同期して圧胴8とゴム胴11とも印
圧入り,抜け状態となり、圧胴8とゴム胴11と
の間には紙5が存在せず、また次の紙の印刷面も
未だ到達していないので、印圧の変化による圧胴
8の変位やこれによつて発生する振動が紙5に影
響することがなく、シヨツク目の発生を完全に防
止することができる。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、複合印刷機において、圧胴と、これに対接
するドライオフセツト用ゴム胴および凹版印刷用
凹版胴とを4倍径とし、圧胴,ゴム胴の軸心を結
ぶ線と、圧胴,凹版胴の軸心を結ぶ線とのなす角
度がほゞ90°こごるように各胴を配設することに
より、印圧のきわめて大きい圧胴と凹版胴間の印
圧入り,抜け時の印圧変化による圧胴の変位およ
びこれによつて発生する振動やたわみが、圧胴と
ゴム胴との接触部に影響したり、逆に圧胴,ゴム
胴間の印圧変化が圧胴,凹版胴の接触部に影響し
たりすることがない。また、凹版印刷側とドライ
オフセツト印刷側における印圧入り,抜けによる
シヨツクが互に相手側の印刷中に発生することが
ないので、印刷面、ことにドライオフセツト側の
印刷面にシヨツク目が発生することがなく、印刷
物の品質を向上させることができる。さらに、圧
胴の自重を凹版胴で実質的に支承する胴配置とし
たから、圧胴の軸受のたわみによるゴム胴側への
影響を抑えることができ、これも印刷物の品質向
上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2は本考案に係る複合印刷機の
実施例を示し、第1図はその概要側面図、第2図
は印刷装置の拡大側面図である。 1……複合印刷機、8……圧胴、11……ゴム
胴、16……凹版胴、L……圧胴,ゴム胴の軸心
を結ぶ線、L1……圧胴,凹版胴の軸心を結ぶ線、
θ……線Lと線L1とのなす角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧胴8に対接するドライオフセツト印刷用ゴム
    胴11と凹版印刷用凹版胴16とを設けて前記各
    胴を4倍径にし、かつ前記圧胴8,ゴム胴11の
    軸心を結ぶ線Lと前記圧胴8,凹版胴16の軸心
    を結ぶ線L1とのなす角度θをほゞ90°に設定する
    とともに、圧胴8の軸心を通る垂直線L2と前記
    圧胴,凹版胴の軸心を結ぶ線L1とのなす角度θ2
    小さく設定して圧胴8の自重を凹版胴16で支承
    するように各胴を配設してなり、前記圧胴8の胴
    周切欠きとゴム胴11の胴周切欠きとが対接し終
    わる印圧入り位置と、前記圧胴の胴周切欠きと凹
    版胴16の胴周切欠きとが対接し終わる印圧入り
    位置とが同期し、かつ前記圧胴の胴周切欠きとゴ
    ム胴の胴周切欠きとが対接し始める印圧抜け位置
    と前記圧胴の切欠きと凹版胴の胴周切欠きとが対
    接し始める印圧抜け位置とが同期するように前記
    各胴を配置したことを特徴とする複合印刷機。
JP1944990U 1990-03-01 1990-03-01 Expired JPH0314355Y2 (ja)

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JPH02117135U JPH02117135U (ja) 1990-09-19
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