JP3335914B2 - オフセット印刷機の排紙装置 - Google Patents

オフセット印刷機の排紙装置

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JP3335914B2
JP3335914B2 JP18132298A JP18132298A JP3335914B2 JP 3335914 B2 JP3335914 B2 JP 3335914B2 JP 18132298 A JP18132298 A JP 18132298A JP 18132298 A JP18132298 A JP 18132298A JP 3335914 B2 JP3335914 B2 JP 3335914B2
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三郎 藤田
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株式会社アルファー技研
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造が簡単で、印
刷用紙の印刷面を早期にチェックすることができができ
る、オフセット印刷機の排紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グリッパーにより印刷用紙の先端をくわ
えて、ブランケット胴と圧胴との間より引き出し、グリ
ッパーが開口して印刷用紙を離すと同時に、排出用のグ
リッパーが印刷用紙の先端をくわえて引き出し、排紙位
置に排出するオフセット印刷機が実開平6−23749
号公報に開示されている。
【0003】即ち、このオフセット印刷機の排紙装置
は、最初のグリッパーにより、印刷用紙をブランケット
胴と圧胴との間から折り曲げることなく引き出すことは
できるが、印刷用紙を排出位置に正確に落下させること
ができないので、最初のグリッパーに続いて別の排出用
のグリッパーを設け、このグリッパーにより印刷用紙を
排出位置まで移送しようとするものである。そのため、
ブランケット胴から印刷用紙の排出位置までが長くな
り、また最初のグリッパーから排出用のグリッパーへの
印刷用紙の受け渡しを正確に行うために、この部分に高
い精度が要求され、構造が複雑となるため、小型のオフ
セット印刷機には不適切な排紙装置である。
【0004】また、この排紙装置を小型の印刷機に使用
するときは、排紙装置の長さを極力短くする必要があ
り、そのため、最初のグリッパーの移動長さ、即ちブラ
ンケット胴から排出用のグリッパーまでの間隔が狭く、
また最初のグリッパー上に排出用のグリッパーが重なり
合うため、ブランケット胴から引き出された印刷用紙を
直ちに目視することも、印刷用紙を取り上げて印刷状態
を確認することもできない欠点を生ずる。
【0005】一般のオフセット印刷機の排紙装置にあっ
ては、印刷後の用紙を排紙位置に積み重ねた場合、裏面
にインキが付着する状態、所謂裏刷りを防止するため
に、ブランケット胴の前部に裏刷り防止スプレーを設置
しているが、上記公知の小型印刷機では、最初のグリッ
パー上にはこれを設置する余裕がないので、排出用のグ
リッパーの上方位置にしか設けることができなかった。
そのため、グリッパー等にも裏刷り防止剤が付着し、こ
れが印刷面を汚損する原因になっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、構造
が簡単で、印刷用紙の印刷面を早期にチェックすること
ができ、また裏刷り防止スプレーが設置できる小型のオ
フセット印刷機向きの排紙装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のオフセット印刷機の排紙装置は、ブランケ
ット胴に対設した圧胴の両端部と、その後方にスプロケ
ットを配設し、該スプロケットに掛け渡した一対のチェ
ーンに、前記圧胴の軸線と平行するように複数のグリッ
パーを軸着し、圧胴にはグリッパーの収納凹部を設け、
且つ圧胴の前側から前記前方のスプロケットの前側に亘
り、グリッパーと平行して同期回転する印刷用紙の排紙
ベルトを間隔的に配設したことを特徴とするものであ
る。
【0008】上記オフセット印刷機は、ブランケット胴
と圧胴の間から繰り出される印刷用紙の先端を複数のグ
リッパーによりくわえ、チェーンの回転によりグリッパ
ーを前進させて印刷用紙を引き出し、これを更に排紙ベ
ルトにより排紙位置まで引き出して排出させるのであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照し、本発
明の実施形態を詳述する。図1は、本実施形態であるオ
フセット印刷機の排紙装置の要部を示す平面図、図2は
同排紙装置の駆動形態を示す説明図、図3は同排紙装置
における排紙ベルトの説明図、図4は図1におけるA−
A線の拡大断面図、図5はサドルと爪アームとの関係を
示す正面図、図6は図5の斜視図、図7は図1における
B−B線の拡大断面図である。
【0010】図1及び図2に示すように、上下に対設し
たブランケット胴1と圧胴2は、本機フレーム3に回転
軸4及び5により支持され、圧胴2の回転軸5の一端に
はスプロケット6を設け、これに駆動チェーン7を掛け
渡している。また上記回転軸5には、ブランケット胴1
への伝動ギア8を設け、これをブランケット胴1の回転
軸4に設けた従動ギア(図示せず)に噛合している。
【0011】上記圧胴2の前方には、回転軸5に平行さ
せて固定軸9を設け、回転軸5の両端部に固定したスプ
ロケット10,10と、固定軸9の両端部に回転可能に
嵌合したスプロケット11,11に、チェーン12,1
2を掛け渡している。この一対のチェーン12,12に
はグリッパー13,13が上下に軸着されている。
【0012】上記グリッパー13,13は、図4に示す
ように、爪受け部14と爪部15とよりなり、爪受け部
14は下端を爪受け軸16に固定され、上端に爪受け面
17を形成している。爪部15は下端を爪軸18に固定
され、上端に前記爪受け面17に圧接する爪19を突設
している。
【0013】前記爪受け軸16は、上端をチェーン1
2,12の連結プレート20,20に固定したサドル2
1,21に、両端を固定し、前記爪軸18は、両端をサ
ドル21,21に回動可能に支持させている。この爪軸
18には、爪19を爪受け面17に圧接する方向に付勢
するバネ22,22を外装している。一方のサドル21
を貫通した爪軸18の突端には、爪アーム23を固定
し、その先端にカムローラ24を軸着している。
【0014】このカムローラ24は、回転軸5の一端を
囲繞するように配設し、且つ基部を本機フレーム3に固
定したカム25,及び固定軸9の一端に外装したカム2
6に接したとき、バネ22,22に抗して爪軸18を回
動させ、爪19を爪受け面17から離隔させるものであ
る。
【0015】前記圧胴2には、図2に示すように、上記
したグリッパー13,13が圧胴2の部分を回動する際
に、圧胴2の外周に突出しないように、グリッパー1
3,13の収納凹部27を形成している。
【0016】また圧胴2の前側には、グリッパー13,
13と平行して同期回転する排紙ベルト28のフレーム
29を間隔的に並設している。このフレーム29は、先
端をスプケット11,11より、やや前方位置におい
て、本機フレーム3に支持させた支軸30に保持させ、
前端を圧胴2の後側近傍に臨ませている。フレーム29
の先端と後端に、プーリー31,32を軸着し、これに
前記排紙ベルト28を掛け渡している。
【0017】上記先端のプーリー31を固定した駆動軸
33は、両端を本機フレーム3に支持させ、その一端に
設けたギア34を伝達手段35を介して圧胴2の駆動ギ
ア36に連結している。
【0018】尚、図2において、符号37はフィードロ
ーラー、38は抑えローラー、39は印刷用紙40の前
当て、41は印刷用紙40の排出位置である。
【0019】本発明に係るオフセット印刷機の排紙装置
は、上記のように構成されており、以下その作用を説明
する。
【0020】チェーン12,12の上下に対称的に装着
されているグリッパー13,13は、スプロケット10
とスプロケット11の間を移動する際は、バネ22,2
2の力により爪19が爪受け面17に圧接し、スプロケ
ット10とスプロケット11の位置に達すると、カムロ
ーラー24がカム25,26に接し、バネ22,22に
抗して爪軸18が回動して、爪19が爪受け面17から
離隔する。
【0021】従って、フィードローラー37によりブラ
ンケット胴1と圧胴2との間に送り込まれた印刷用紙4
0は、その先端が爪19と爪受け面17との間に挟持さ
れ、印刷用紙40の送り速度と同一速度で回転するチェ
ーン12,12により、引き出される。
【0022】印刷用紙40の先端が、スプロケット11
の位置に達すると、グリッパー13,13の爪19が開
き、グリッパー13,13が下方へ回動し、印刷用紙4
0はスプロケット11より前方へ突出した排紙ベルト2
8に支持されて移送し、排紙位置41に整然と排出され
る。
【0023】
【発明の効果】本発明のオフセット印刷機は、以上説明
したような形態で実施され、以下に記載するような効果
を奏する。
【0024】ブランケット胴と圧胴の間を通過した印刷
用紙は、グリッパーと、これと平行して同期回転する排
紙ベルトとにより、平滑に支持されながら移送され、そ
の上方には邪魔な装置がないので、この位置で速やかに
印刷状態を目視することができ、またこれを取り上げて
確認することができる。
【0025】ブランケット胴と圧胴の間から引き出され
た印刷用紙は、グリッパーの爪が開いたとき、用紙の先
端部が排紙ベルト上に保持され、グリッパーと共に下方
へ回転するのを防止され、排紙位置に正確に排出するこ
とができる。
【0026】前記従来のオフセット印刷機のように、最
初のグリッパーに続いて別の排出用のグリッパーを設
け、このグリッパーにより印刷用紙を排紙位置に移送す
るものと異なり、全長を短くすることができる。また従
来の最初のグリッパーから別のグリッパーに印刷用紙を
受け渡す場合のような精度が必要でなく、構造が簡単で
あるから、小型のオフセット印刷機の排紙装置に最適で
ある。
【0027】またブランケット胴と圧胴の間から引き出
された印刷用紙の上方に、裏刷り防止スプレーを設置す
ることができる。従って、印刷用紙のみに、裏刷り防止
剤の吹きつけが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフセット印刷機の排紙装置の要部を示す平面
図である。
【図2】同上排紙装置の駆動形態を示す説明図である。
【図3】同上排紙装置における排紙ベルトの説明図であ
る。
【図4】図1におけるA−A線の拡大断面図である。
【図5】サドルと爪アームとの関係を示す正面図であ
る。
【図6】図5の斜視図である。
【図7】図1におけるB−B線の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ブランケット胴 2 圧胴 3 本機フレーム 10 スプロケット 11 スプロケット 12 チェーン 13 グリッパー 27 収納凹部 28 排紙ベルト 29 フレーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランケット胴に対設した圧胴の両端部
    と、その前方にスプロケットを配設し、該スプロケット
    に掛け渡した一対のチェーンに、前記圧胴の軸線と平行
    するように複数のグリッパーを軸着し、圧胴にはグリッ
    パーの収容凹部を設け、且つ圧胴の前側から前記前方の
    スプロケットの前側に亘り、グリッパーと平行して同期
    回転し、グリッパーと共に印刷用紙を平滑に支持して移
    送する排紙ベルトを間隔的に配設したことを特徴とする
    オフセット印刷機の排紙装置。
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