JPH0558276A - 索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置 - Google Patents
索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置Info
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- JPH0558276A JPH0558276A JP24045991A JP24045991A JPH0558276A JP H0558276 A JPH0558276 A JP H0558276A JP 24045991 A JP24045991 A JP 24045991A JP 24045991 A JP24045991 A JP 24045991A JP H0558276 A JPH0558276 A JP H0558276A
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- passengers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 索道の停留場における乗車ゾーンにおける乗
客の入場者数を許容値以内に維持する乗客安全のための
装置の提供を目的としている。 【構成】 停留場の乗車ゾーン付近に、乗客信号を出力
する乗客検出センサと、搬器信号を出力する搬器検出セ
ンサを具えさせる。また乗車ゾーン入口にはゲート装置
を設けている。管制装置には計数手段と判別および指令
手段を具えさせ、計数手段は乗客信号を計数し、かつ搬
器信号があったときは計数値から乗客定員分だけ減算し
更新する。判別および指令手段は計数値と乗客入場の許
容数に応当した設定値と比較し、計数値≦設定値の場合
は開扉指令し、計数値>設定値の場合は閉扉指令する。
ゲート装置は指令に基づき、乗客の入場の許容、制止の
規制を行う。
客の入場者数を許容値以内に維持する乗客安全のための
装置の提供を目的としている。 【構成】 停留場の乗車ゾーン付近に、乗客信号を出力
する乗客検出センサと、搬器信号を出力する搬器検出セ
ンサを具えさせる。また乗車ゾーン入口にはゲート装置
を設けている。管制装置には計数手段と判別および指令
手段を具えさせ、計数手段は乗客信号を計数し、かつ搬
器信号があったときは計数値から乗客定員分だけ減算し
更新する。判別および指令手段は計数値と乗客入場の許
容数に応当した設定値と比較し、計数値≦設定値の場合
は開扉指令し、計数値>設定値の場合は閉扉指令する。
ゲート装置は指令に基づき、乗客の入場の許容、制止の
規制を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は索道設備の乗車ゾーンに
おいて、乗客の入場を規制するための乗客入場規制装置
に関するものである。
おいて、乗客の入場を規制するための乗客入場規制装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】索道は両端の滑車と滑車との間に索条を
巻き掛けて、この索条には搬器を脱着可能にまたは半永
久的に固着して、索条の移動と共に該搬器を運行して輸
送を行う設備であり、搬器としては客車式又は椅子式の
ものを用いて、スキー場におけるスキーヤー輸送用また
は山岳観光地における乗客輸送用等に多用されているこ
とはよく知られている。また、近時は都市における一般
交通用の用途にも利用が志向されている。
巻き掛けて、この索条には搬器を脱着可能にまたは半永
久的に固着して、索条の移動と共に該搬器を運行して輸
送を行う設備であり、搬器としては客車式又は椅子式の
ものを用いて、スキー場におけるスキーヤー輸送用また
は山岳観光地における乗客輸送用等に多用されているこ
とはよく知られている。また、近時は都市における一般
交通用の用途にも利用が志向されている。
【0003】従来から索道設備においては、乗降場ない
し乗降車ゾーンにおける乗客の乗降時には、係員が付き
添って安全監視のもとに乗降車を行わせて、安全を確保
するようになされてきた。一方、最近においては、他の
一般の交通機関や新交通システム等において自動化、省
力化やテレビ監視装置等による遠隔監視等が実施されつ
つあるがこのような動向は索道の分野においても今後要
望される傾向にある。
し乗降車ゾーンにおける乗客の乗降時には、係員が付き
添って安全監視のもとに乗降車を行わせて、安全を確保
するようになされてきた。一方、最近においては、他の
一般の交通機関や新交通システム等において自動化、省
力化やテレビ監視装置等による遠隔監視等が実施されつ
つあるがこのような動向は索道の分野においても今後要
望される傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような自動化、省
力化や遠隔監視等を行うに当たっては、従来よりも安全
の水準を低下させることのないようにすべきことはいう
までもないが、このような場合の安全確保のための設備
については、これまでほとんど考究されていなかった。
力化や遠隔監視等を行うに当たっては、従来よりも安全
の水準を低下させることのないようにすべきことはいう
までもないが、このような場合の安全確保のための設備
については、これまでほとんど考究されていなかった。
【0005】例えば、客車を用いた自動循環式索道の場
合には、該客車の乗車定員が数名または十数名のものを
用いて、これを十数秒またはこれ以上程度の間隔ごとに
緩速で移動させ、乗客は乗車ゾーンからこの緩速移動す
る搬器に順次乗車し、乗車完了すると閉扉して発車させ
るようにしている。乗車ゾーンには当該搬器に乗車すべ
き乗客と、また必要によっては次発の搬器に乗車すべき
乗客との合計程度の人数を入場させて、混雑や滞留が生
じないように整理し、先行搬器の乗車を完了したら次発
の搬器に乗車すべき乗客を補充して入場させるようにす
る。
合には、該客車の乗車定員が数名または十数名のものを
用いて、これを十数秒またはこれ以上程度の間隔ごとに
緩速で移動させ、乗客は乗車ゾーンからこの緩速移動す
る搬器に順次乗車し、乗車完了すると閉扉して発車させ
るようにしている。乗車ゾーンには当該搬器に乗車すべ
き乗客と、また必要によっては次発の搬器に乗車すべき
乗客との合計程度の人数を入場させて、混雑や滞留が生
じないように整理し、先行搬器の乗車を完了したら次発
の搬器に乗車すべき乗客を補充して入場させるようにす
る。
【0006】このような乗客整理は係員が付き添う場合
には問題なく実行することができるが、遠隔監視等の場
合には実行困難であって、混雑や混乱を生ずるおそれが
ある。
には問題なく実行することができるが、遠隔監視等の場
合には実行困難であって、混雑や混乱を生ずるおそれが
ある。
【0007】本発明はこのような事情を改善して、乗客
の入場整理を行い、乗車ゾーン付近における混乱を防止
するための手段ないし補助手段の提供を課題ないし目的
としてなされたものである。
の入場整理を行い、乗車ゾーン付近における混乱を防止
するための手段ないし補助手段の提供を課題ないし目的
としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して本発
明は、索道の停留場の乗車ゾーン付近に設ける安全装置
であって、乗客の入場を検出して乗客信号を出力する乗
客検出センサと、搬器の通過を検出して搬器信号を出力
する搬器検出センサと、前記乗客信号と前記搬器信号と
を入力して扉開閉の指令信号を出力する管制装置と、前
記指令信号にもとづいて乗客の進入を許容または阻止規
制するゲート装置とよりなり、前記管制装置には、前記
乗客信号が入力されたときこれを計数しかつ前記搬器信
号が入力されたとき前記計数値を更新する計数手段と、
前記計数値を設定値と比較して扉開閉の指令信号を出力
する判別および指令手段と、を具えたものである索道の
乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置、として構成した
ものである。
明は、索道の停留場の乗車ゾーン付近に設ける安全装置
であって、乗客の入場を検出して乗客信号を出力する乗
客検出センサと、搬器の通過を検出して搬器信号を出力
する搬器検出センサと、前記乗客信号と前記搬器信号と
を入力して扉開閉の指令信号を出力する管制装置と、前
記指令信号にもとづいて乗客の進入を許容または阻止規
制するゲート装置とよりなり、前記管制装置には、前記
乗客信号が入力されたときこれを計数しかつ前記搬器信
号が入力されたとき前記計数値を更新する計数手段と、
前記計数値を設定値と比較して扉開閉の指令信号を出力
する判別および指令手段と、を具えたものである索道の
乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置、として構成した
ものである。
【0009】
【作用】本発明の索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規
制装置は停留場における乗客ゾーン付近に設備される。
停留場内の軌条に沿っては乗降ゾーン、即ち降車ゾーン
および乗車ゾーンが配設され、索条の移動と共に運行し
てきた搬器は停留場に達すると索条から離れて、軌条に
沿って転走し減速される。かつ、緩速に達した搬器はこ
の状態で前記の降車ゾーン及び乗車ゾーン付近に到り、
ここで降車または乗車の客扱いが行われる。
制装置は停留場における乗客ゾーン付近に設備される。
停留場内の軌条に沿っては乗降ゾーン、即ち降車ゾーン
および乗車ゾーンが配設され、索条の移動と共に運行し
てきた搬器は停留場に達すると索条から離れて、軌条に
沿って転走し減速される。かつ、緩速に達した搬器はこ
の状態で前記の降車ゾーン及び乗車ゾーン付近に到り、
ここで降車または乗車の客扱いが行われる。
【0010】乗車ゾーンは柵等で囲まれ、この入口には
ゲート装置が設けられている。ゲート装置は後記の判別
および指令手段によって扉等が開閉制御され乗客の入場
が規制される。このゲート装置付近の乗客通路には乗客
検出センサが設けられ、乗客が通過すると乗客信号を管
制装置の計数手段に出力する。また、搬器の通過経路、
例えば搬器の出発位置付近には搬器検出センサが設けら
れ当該位置を搬器が通過すると搬器信号を管制装置の計
数手段に出力する。
ゲート装置が設けられている。ゲート装置は後記の判別
および指令手段によって扉等が開閉制御され乗客の入場
が規制される。このゲート装置付近の乗客通路には乗客
検出センサが設けられ、乗客が通過すると乗客信号を管
制装置の計数手段に出力する。また、搬器の通過経路、
例えば搬器の出発位置付近には搬器検出センサが設けら
れ当該位置を搬器が通過すると搬器信号を管制装置の計
数手段に出力する。
【0011】管制装置には、計数手段と、判別および指
令手段とを具えている。計数手段においては、前記の乗
客信号が入力されたときにこれを計数ないし加算し、ま
た前記の搬器信号が入力されたときは搬器定員に応当す
る数だけ計数値から控除ないし減算して計数値を更新す
る。判別および指令手段においては、前記計数値を設定
値と比較して計数値が設定値以下であればゲート装置に
開扉指令信号を出力し、計数値が設定値を超えればゲー
ト装置に閉扉指令信号を出力する。ゲート装置は前記の
開扉指令信号または閉扉指令信号に基づいて扉を開放ま
たは閉鎖して乗客の入場を許容しまたは制止する。
令手段とを具えている。計数手段においては、前記の乗
客信号が入力されたときにこれを計数ないし加算し、ま
た前記の搬器信号が入力されたときは搬器定員に応当す
る数だけ計数値から控除ないし減算して計数値を更新す
る。判別および指令手段においては、前記計数値を設定
値と比較して計数値が設定値以下であればゲート装置に
開扉指令信号を出力し、計数値が設定値を超えればゲー
ト装置に閉扉指令信号を出力する。ゲート装置は前記の
開扉指令信号または閉扉指令信号に基づいて扉を開放ま
たは閉鎖して乗客の入場を許容しまたは制止する。
【0012】前記の設定値は、乗車ゾーンにおける乗客
入場の許容人数に対応して予め定めておくようにする。
よって、乗客ゾーンにおける残留の乗客人数が許容値を
超えておくようにする。よって、乗車ゾーンにおける残
留の乗客人数が許容値を超えればゲート装置によって入
場が制止され、また搬器の発車があればこれによって搬
器の定員分だけ乗車ゾーンにおける乗客が減少したもの
と推定して次の乗客の補充入場を行うのである。
入場の許容人数に対応して予め定めておくようにする。
よって、乗客ゾーンにおける残留の乗客人数が許容値を
超えておくようにする。よって、乗車ゾーンにおける残
留の乗客人数が許容値を超えればゲート装置によって入
場が制止され、また搬器の発車があればこれによって搬
器の定員分だけ乗車ゾーンにおける乗客が減少したもの
と推定して次の乗客の補充入場を行うのである。
【0013】このようにして乗車ゾーンにおける入場乗
客数をほぼ適正に維持することができる。
客数をほぼ適正に維持することができる。
【0014】
【実施例】本実施例は、索道の乗車ゾーンにおける乗客
入場規制装置を循環式索道に適用した場合を示す。
入場規制装置を循環式索道に適用した場合を示す。
【0015】図1は循環式索道の停留場の領域1の平面
配設関係を示したものである。停留場の領域1内には、
滑車軸2aを用いて滑車2が枢設されている。索条3は
索道線路4の方向から停留場の領域1内に導入されて前
記の滑車2に巻き掛け折り返されて、再び索道線路4の
方向に誘導され、矢印5bの方向に循環駆動される。
配設関係を示したものである。停留場の領域1内には、
滑車軸2aを用いて滑車2が枢設されている。索条3は
索道線路4の方向から停留場の領域1内に導入されて前
記の滑車2に巻き掛け折り返されて、再び索道線路4の
方向に誘導され、矢印5bの方向に循環駆動される。
【0016】一方、停留場の領域1内には軌条6が平面
視ほぼU字状をなして配設されている。軌条6のA点付
近からB点付近に到る間には減速移送装置7が配設さ
れ、G点からH点付近に到る間には加速移送装置9が配
設されている。また、軌条6のB点付近からC,D,
E,F点を経てG点付近に到る間には回送移送装置8が
配設されている。
視ほぼU字状をなして配設されている。軌条6のA点付
近からB点付近に到る間には減速移送装置7が配設さ
れ、G点からH点付近に到る間には加速移送装置9が配
設されている。また、軌条6のB点付近からC,D,
E,F点を経てG点付近に到る間には回送移送装置8が
配設されている。
【0017】また、軌条6に沿ってC点とD点との間の
付近には降車ゾーン26が配設され、E点とF点との間
には乗車ゾーン21が配設されている。
付近には降車ゾーン26が配設され、E点とF点との間
には乗車ゾーン21が配設されている。
【0018】搬器10は本実施例においては客車型の搬
器を用いており、握索機11を具えている。図1におい
て搬器10は握索機11によって索条3を握索して、索
道線路4を矢印5aの方向に運行し、停留場の領域1に
進入し到着する。次に、A点付近において握索機11は
索条3を放索して以後は軌条6に沿って転走する。か
つ、搬器10ないし握索機11は減速移送装置7によっ
て緩速に減速されB点付近からC,D,E,F点を経て
G点に到る間は回送移送装置8によって緩速で折返し移
送される。かつ、この間に降車ゾーン26付近において
降車客扱いが行われ、乗車ゾーン21付近においては乗
車客扱いが行なわれる。次いで搬器10ないし握索機1
1は加速移送装置9によって索条3の速度と同調速度ま
で加速され、H点付近において握索機11は索条3を握
索して、索条3の移動と共に矢印5bの方向に出発す
る。
器を用いており、握索機11を具えている。図1におい
て搬器10は握索機11によって索条3を握索して、索
道線路4を矢印5aの方向に運行し、停留場の領域1に
進入し到着する。次に、A点付近において握索機11は
索条3を放索して以後は軌条6に沿って転走する。か
つ、搬器10ないし握索機11は減速移送装置7によっ
て緩速に減速されB点付近からC,D,E,F点を経て
G点に到る間は回送移送装置8によって緩速で折返し移
送される。かつ、この間に降車ゾーン26付近において
降車客扱いが行われ、乗車ゾーン21付近においては乗
車客扱いが行なわれる。次いで搬器10ないし握索機1
1は加速移送装置9によって索条3の速度と同調速度ま
で加速され、H点付近において握索機11は索条3を握
索して、索条3の移動と共に矢印5bの方向に出発す
る。
【0019】図1においては、搬器10は2台のみが図
示されていて他は図示省略されているが、実際には複数
台の搬器10,10…が用いられて、所定間隔ないし所
定時隔ごとに次々に運行される。
示されていて他は図示省略されているが、実際には複数
台の搬器10,10…が用いられて、所定間隔ないし所
定時隔ごとに次々に運行される。
【0020】図2は、図1における乗車ゾーン21付近
の詳細を示したものである。軌条6は停留場の領域1内
に高架に架設されたもので、搬器10は走行機の機能を
兼ねた握索機11により軌条6に沿って矢印5b方向に
移動する。
の詳細を示したものである。軌条6は停留場の領域1内
に高架に架設されたもので、搬器10は走行機の機能を
兼ねた握索機11により軌条6に沿って矢印5b方向に
移動する。
【0021】長方形状に示した乗車ゾーン21は停留場
の領域1内の一般床面高さ、または多少嵩上げされて形
成されていて、乗客は矢印45方向にゲート装置31を
経て乗車ゾーン21内に誘導され入場するようになされ
る。乗車ゾーン21の周辺には一般外部と遮断するため
の棚22,23が配設されていて、外部から人が自由に
出入りしないようにされている。
の領域1内の一般床面高さ、または多少嵩上げされて形
成されていて、乗客は矢印45方向にゲート装置31を
経て乗車ゾーン21内に誘導され入場するようになされ
る。乗車ゾーン21の周辺には一般外部と遮断するため
の棚22,23が配設されていて、外部から人が自由に
出入りしないようにされている。
【0022】ゲート装置31付近の乗客経路33付近に
は乗客検出センサ41が設けられている。本実施例にお
ける乗客検出センサ41は光電スイッチを用いたもの
で、即ち、投光器42から光束ビーム44を受光器43
へ投射するようにしたもので、乗客が該位置を通過して
遮光すると受光器44が検出して乗客信号spを出力す
る。一方、搬器10の通過経路、本実施例では搬器10
の出発位置付近には搬器検出センサ51が配設されてい
る。搬器検出センサ51にはリミットスイッチ、または
近接スイッチ等を用い、搬器10がこの位置を通過する
とこれを検出して搬器信号sgを出力する。
は乗客検出センサ41が設けられている。本実施例にお
ける乗客検出センサ41は光電スイッチを用いたもの
で、即ち、投光器42から光束ビーム44を受光器43
へ投射するようにしたもので、乗客が該位置を通過して
遮光すると受光器44が検出して乗客信号spを出力す
る。一方、搬器10の通過経路、本実施例では搬器10
の出発位置付近には搬器検出センサ51が配設されてい
る。搬器検出センサ51にはリミットスイッチ、または
近接スイッチ等を用い、搬器10がこの位置を通過する
とこれを検出して搬器信号sgを出力する。
【0023】図3は、これらのセンサ等よりゲート装置
31に至る信号の伝送系統を説明するためのブロック図
である。図において、乗客検出センサ41の乗客信号s
pと、搬器検出センサ51の搬器信号sgとは管制装置
61に伝送される。管制装置61には計数手段62と、
判別および指令手段63とを具えていて、該計数手段6
1と判別および指令手段63を経て出力される開扉また
は閉扉指令信号soまたはscにもとづいてゲート装置
31による乗客規制が行われる。
31に至る信号の伝送系統を説明するためのブロック図
である。図において、乗客検出センサ41の乗客信号s
pと、搬器検出センサ51の搬器信号sgとは管制装置
61に伝送される。管制装置61には計数手段62と、
判別および指令手段63とを具えていて、該計数手段6
1と判別および指令手段63を経て出力される開扉また
は閉扉指令信号soまたはscにもとづいてゲート装置
31による乗客規制が行われる。
【0024】図4は前記のような関係を更に詳細に説明
するためのフロー図である。図における上方から下方に
向かうフローにおいて、運転開始時には計数手段62の
計数値nを初期化ないし帰零する。これは乗車ゾーン2
1内に、未だ乗客は入場していないとの前提に基づいて
このようにする。
するためのフロー図である。図における上方から下方に
向かうフローにおいて、運転開始時には計数手段62の
計数値nを初期化ないし帰零する。これは乗車ゾーン2
1内に、未だ乗客は入場していないとの前提に基づいて
このようにする。
【0025】判別および指令手段63には予め設定値N
を定めておき、この設定値Nは乗車ゾーン21内に入場
ないし滞留可能の最大乗客人数に応当して定め登録して
おくようにする。ここで、図のフローにおいて、判別お
よび指令手段63においては計数手段62の計数値nを
設定値Nと比較して計数値nが設定値N以下、即ち、n
≦Nであれば開扉指令信号soを出力し、ゲート装置3
1はこれに基づいて扉32,32の開状態を継続し乗客
の入場を許容する。
を定めておき、この設定値Nは乗車ゾーン21内に入場
ないし滞留可能の最大乗客人数に応当して定め登録して
おくようにする。ここで、図のフローにおいて、判別お
よび指令手段63においては計数手段62の計数値nを
設定値Nと比較して計数値nが設定値N以下、即ち、n
≦Nであれば開扉指令信号soを出力し、ゲート装置3
1はこれに基づいて扉32,32の開状態を継続し乗客
の入場を許容する。
【0026】フロー図を更に下方に辿り、ここで乗客の
入場があったとすれば、乗客は光束ビーム44を遮り、
乗客検出センサ41がこれを検出して乗客信号spを出
力する。計数手段62においては、これにもとづいて、
これまでの計数値nに1を加算して更新し、即ち、n+
1を新しい計数値nとする。
入場があったとすれば、乗客は光束ビーム44を遮り、
乗客検出センサ41がこれを検出して乗客信号spを出
力する。計数手段62においては、これにもとづいて、
これまでの計数値nに1を加算して更新し、即ち、n+
1を新しい計数値nとする。
【0027】ここで索道の運転が終了となる場合以外は
フロー図の流れは折り返されて上方に辿り、再び、計数
値nと設定値Nとの比較が行われ、計数値nが設定値N
を超えていない限りは前記と同様に乗客の入場を許容す
る。
フロー図の流れは折り返されて上方に辿り、再び、計数
値nと設定値Nとの比較が行われ、計数値nが設定値N
を超えていない限りは前記と同様に乗客の入場を許容す
る。
【0028】次に、判別および指令手段63により計数
値nが設定値Nを超えたと判断された場合、即ちn>N
の場合には処理のフローは左方に分岐する。これは乗車
ゾーン21内に入場許容される人数の限度を超えたこと
に応答する。この場合には判別および指令手段63は閉
扉指令信号scを出力し、ゲート装置31はこの閉扉指
令信号scに基づいて扉32,32を閉じて乗客入場を
制止する。搬器10の出発がない限りは乗車ゾーン21
内の乗客人数の変化はないので、この状態のまま搬器検
出信号sg待ちの状態が継続される。
値nが設定値Nを超えたと判断された場合、即ちn>N
の場合には処理のフローは左方に分岐する。これは乗車
ゾーン21内に入場許容される人数の限度を超えたこと
に応答する。この場合には判別および指令手段63は閉
扉指令信号scを出力し、ゲート装置31はこの閉扉指
令信号scに基づいて扉32,32を閉じて乗客入場を
制止する。搬器10の出発がない限りは乗車ゾーン21
内の乗客人数の変化はないので、この状態のまま搬器検
出信号sg待ちの状態が継続される。
【0029】次に、乗車ゾーン21付近から搬器10が
出発したときには搬器検出センサ51がこれを検出して
搬器信号sgを出力する。搬器信号sgが出力されたと
きは処理のフローは図示の如く下方に進行して、計数手
段62においては計数値nから搬器10の定員に相当す
る人数Ngだけ減算し、即ち、n−Ngを新しい計数値
nとして更新する。これは搬器10が出発したことによ
って、この後、搬器10の定員に相当する人数だけ乗車
ゾーン21から減少したものと推定し、この人数分だけ
入場余裕を生じたと見做したものである。
出発したときには搬器検出センサ51がこれを検出して
搬器信号sgを出力する。搬器信号sgが出力されたと
きは処理のフローは図示の如く下方に進行して、計数手
段62においては計数値nから搬器10の定員に相当す
る人数Ngだけ減算し、即ち、n−Ngを新しい計数値
nとして更新する。これは搬器10が出発したことによ
って、この後、搬器10の定員に相当する人数だけ乗車
ゾーン21から減少したものと推定し、この人数分だけ
入場余裕を生じたと見做したものである。
【0030】前記のごとく計数値nの更新が行われる
と、処理のフローを図示の上方に辿って再び計数値nと
設定値Nとの比較が行われ、先に記したようにn≦Nの
条件が満たされれば乗客の入場が許容される。かつ、こ
のような処理が繰り返し継続され、乗車ゾーン21にお
ける乗客の入場車数を規制することができる。
と、処理のフローを図示の上方に辿って再び計数値nと
設定値Nとの比較が行われ、先に記したようにn≦Nの
条件が満たされれば乗客の入場が許容される。かつ、こ
のような処理が繰り返し継続され、乗車ゾーン21にお
ける乗客の入場車数を規制することができる。
【0031】前記の管制装置61における計数手段62
と判別および指令手段63にはCPUを用いて行わせる
ことができる。また、この乗客規制装置は乗客安全の目
的を主眼とするものであるが、このゲート装置31に
は、通常の自動改札機の機能を付加または組み合わせ
て、乗車券、乗車証等をチェックする機能を併せ保有さ
せることも可能である。
と判別および指令手段63にはCPUを用いて行わせる
ことができる。また、この乗客規制装置は乗客安全の目
的を主眼とするものであるが、このゲート装置31に
は、通常の自動改札機の機能を付加または組み合わせ
て、乗車券、乗車証等をチェックする機能を併せ保有さ
せることも可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明の、索道の乗車ゾーンにおける乗
客入場規制装置は、乗車ゾーンへの入場の人数を計数し
て許容値を超えたときには入場規制を行い、また搬器が
発車した時には計数値を更新して入場者の補充を行うよ
うにして、乗客の入場車数をほぼ適正に維持しようとし
たものである。
客入場規制装置は、乗車ゾーンへの入場の人数を計数し
て許容値を超えたときには入場規制を行い、また搬器が
発車した時には計数値を更新して入場者の補充を行うよ
うにして、乗客の入場車数をほぼ適正に維持しようとし
たものである。
【0033】索道の乗客の乗車には従来から一般に係員
が付き添ってその監視、誘導のもとに行うようになされ
てきた。しかし、索道設備に今後、少量ないし中量輸送
用の一般交通用輸送機関としての利用が志向され、新交
通システム等と同様な省力化や、テレビ装置等の利用に
よる遠隔監視等が行われる場合には、本装置は乗客の安
全のための手段、ないし安全のための補助手段として有
効に利用することができる。
が付き添ってその監視、誘導のもとに行うようになされ
てきた。しかし、索道設備に今後、少量ないし中量輸送
用の一般交通用輸送機関としての利用が志向され、新交
通システム等と同様な省力化や、テレビ装置等の利用に
よる遠隔監視等が行われる場合には、本装置は乗客の安
全のための手段、ないし安全のための補助手段として有
効に利用することができる。
【図1】本発明の索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規
制装置を具えた停留場を示す平面図である。
制装置を具えた停留場を示す平面図である。
【図2】索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置の
配設関係を示す平面図である。
配設関係を示す平面図である。
【図3】索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置の
信号伝送関係を示すブロック図である。
信号伝送関係を示すブロック図である。
【図4】索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置の
作用を示すフロー図である。
作用を示すフロー図である。
1 停留場の領域 2 滑車 2a 滑車軸 3 索条 4 索道線路 5a,5b 矢印 6 軌条 7 減速移送装置 8 回送移送装置 9 加速移送装置 10 搬器 11 握索機 12 扉 21 乗車ゾーン 22 柵 23 柵 26 降車ゾーン 27 柵 28 柵 31 ゲート装置 32 扉 33 乗客経路 41 乗客検出センサ 42 投光器 43 受光器 44 光束ビーム 45 矢印 51 搬器検出センサ 61 管制装置 62 計数手段 63 判別および指令手段 sp 乗客信号 sg 搬器信号 so 開扉指令信号 sc 閉扉指令信号 N 設定値 n 計数値 Ng 乗客定員
Claims (1)
- 【請求項1】 索道の停留場の乗車ゾーン付近に設ける
安全装置であって、 乗客の入場を検出して乗客信号を出力する乗客検出セン
サと、 搬器の通過を検出して搬器信号を出力する搬器検出セン
サと、 前記乗客信号と前記搬器信号とを入力して扉開閉の指令
信号を出力する管制装置と、 前記指令信号にもとづいて乗客の進入を許容または阻止
規制するゲート装置とよりなり、 前記管制装置には、前記乗客信号が入力されたときこれ
を計数しかつ前記搬器信号が入力されたとき前記計数値
を更新する計数手段と、前記計数値を設定値と比較して
扉開閉の指令信号を出力する判別および指令手段と、を
具えたものである索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規
制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24045991A JPH0558276A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24045991A JPH0558276A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558276A true JPH0558276A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17059819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24045991A Pending JPH0558276A (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 索道の乗車ゾーンにおける乗客入場規制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0558276A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004034970A (ja) * | 2002-07-04 | 2004-02-05 | Innova Patent Gmbh | 椅子の安全棒のロック監視装置 |
US20140130704A1 (en) * | 2012-11-14 | 2014-05-15 | Swift Tram, Inc. | Suspended coach transit system |
JP2016049819A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 日本ケーブル株式会社 | チェアリフトの乗客確認装置 |
EP3650299A1 (fr) * | 2018-11-12 | 2020-05-13 | Eiffage Metal | Dispositif de regulation de l'embarquement dans une installation de transport par cable |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP24045991A patent/JPH0558276A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2014078586A1 (en) * | 2012-11-14 | 2014-05-22 | Swift Tram, Inc. | Suspended coach transit system |
US9637136B2 (en) * | 2012-11-14 | 2017-05-02 | Swift Tram, Inc. | Suspended coach transit system |
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WO2020099244A1 (fr) * | 2018-11-12 | 2020-05-22 | Eiffage Metal | Dispositif de regulation de l'embarquement dans une installation de transport par cable |
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