JP2001191916A - 自動循環式索道装置 - Google Patents

自動循環式索道装置

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JP2001191916A
JP2001191916A JP2000004218A JP2000004218A JP2001191916A JP 2001191916 A JP2001191916 A JP 2001191916A JP 2000004218 A JP2000004218 A JP 2000004218A JP 2000004218 A JP2000004218 A JP 2000004218A JP 2001191916 A JP2001191916 A JP 2001191916A
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JP
Japan
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closed
open
carriers
carrier
Prior art date
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JP2000004218A
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English (en)
Inventor
Kenji Yamamoto
健二 山本
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Anzen Sakudo Co Ltd
Original Assignee
Anzen Sakudo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉鎖搬器と開放搬器とを任意の配合比率で混
合運行させることで、多種多様な乗客は自らの好みに応
じて搬器を選択して乗車し得、安全且つ快適に乗員を輸
送できる自動循環式索道装置を提供する。 【解決手段】 山麓停留場Aと山頂停留場Bとの間を周
回状に配備した支えい索3に、複数の搬器を所定間隔開
いて配備したものであって、前記搬器は開放型搬器1と
閉鎖型搬器2とから成り、上記山麓停留場Aには閉鎖型
搬器用乗降場A1と開放型搬器用の乗り場A2とが配備
されると共に、山頂停留場Bには開放型搬器用の降り場
B2と閉鎖型搬器用乗降場B1とが配備されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばスキー場
等に装備される索道装置であって、開放型搬器を主とす
るなかに閉鎖型搬器を交えて運行を行う自動循環式索道
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、スキー場等の登坂設備には、乗客
がスキーを装着したまま乗降し得る椅子式搬器(開放型
搬器)のチェアーリフトと、開閉扉を有する箱型搬器
(閉鎖型搬器)のゴンドラリフトとがある。ゴンドラリ
フトは、乗客転落の危険性がなく、降雨降雪時の不快感
がない利点を有するのに対し、チェアーリフトは安定し
た状態で乗車しないと転落する虞れがある。
【0003】しかしながら、チェアーリフトはゴンドラ
リフトに比して設備費が圧倒的に安く、しかもスキー目
的の乗員には極めて便利である事に起因して、現在、ス
キー場ではチェアーリフト設備が主力であり普遍的設備
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スキー場には、多種多
様な客が来訪する。例えば、スキーを目的としない一般
観光客、或いは身体に障害のある人などである。これら
の人たちは、椅子式搬器よりも閉鎖型搬器に乗ることを
希望する。ところが、現在のスキー場は殆どが椅子式搬
器(開放型搬器)のチェアーリフト設備である。このチ
ェアーリフト設備では、ゴンドラリフトの閉鎖型搬器
(標準握索機)を取付け得ない。
【0005】その具体的な理由は、次のとおりである。
図6は、ゴンドラリフト(閉鎖型搬器)の標準握索機7
を示す正面図である。この握索機7は、本体ケース71
の前部に走行ローラ72を介して可動グリップ(口金
部)73を備え、後部に補助ローラ74を備えている。
そして、本体ケース71の下部には下方向へグリップ開
口レバー75を突設し、このレバーの先端にグリップ開
口用ローラ76を配備している。
【0006】従って、ゴンドラリフト(閉鎖型搬器)設
備では、停留場に装備される握離索操作レール8によっ
て、グリップ開口ローラ76を上方へ押し上げること
で、ロープ握索口金(可動グリップ)73が開き、支え
い索3を放索する。
【0007】一方、チェアーリフト(開放型搬器)設備
の標準握索機では、開口用ローラが本体の上部に備えら
れている。従って、チェアーリフト設備では、停留場に
装備される握離索操作レールによって、開口用ローラを
下方へ押し下げることで、ロープ口金が開き放索する。
【0008】このように、グリップ構造の相違、リフト
設備(握離索操作レール)の相違があるため、閉鎖型搬
器(ゴンドラ標準握索機)をチェアリフト設備に取り付
けることが不可能である。
【0009】このため、従来はスキー目的以外の客もス
キー客と同様に、開放型搬器(椅子式搬器)で登坂せざ
るを得ない不利があった。
【0010】この発明は、以上のような課題を解消さ
せ、閉鎖搬器と開放搬器とを任意の配合比率で混合運行
させることで、多種多様な乗客は自らの好みに応じて搬
器を選択して乗車し得、安全且つ快適に乗員を輸送でき
る自動循環式索道装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成させるた
めに、この発明の自動循環式索道装置では、次のような
構成としている。自動循環式索道装置は、山麓停留場と
山頂停留場との間を周回状に配備した支えい索に、複数
の搬器を所定間隔開いて配備したものであって、前記搬
器は開放型搬器と閉鎖型搬器とから成り、上記山麓停留
場には閉鎖型搬器用乗降場と開放型搬器用の乗り場とが
配備されると共に、山頂停留場には開放型搬器用の降り
場と閉鎖型搬器用乗降場とが配備されていることを特徴
としている。
【0012】このような構成を有する自動循環式索道装
置では、閉鎖型搬器の握索機(標準握索機)を、開放型
搬器(椅子式搬器)の標準握索機と同一のものに設定し
ている。そして、開放型搬器を主とするなかに閉鎖型搬
器を混在させて運行する。従って、乗客は目的に合わせ
て搬器を選択して乗ることができる。つまり、スキーが
目的で登坂する客は、開放搬器(椅子式搬器)を選択
し、スキーを装着したまま搬器に乗降する。
【0013】また、観光が目的で登坂する客、或いは身
体が不自由な客は、閉鎖型搬器を選択して乗ることで、
安全で、且つ快適に登坂し得る。そして、停留場では、
開放型搬器用と閉鎖型搬器用の乗降場が別個に配備され
ているため、乗降時における不利不便が全く生じない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
自動循環式索道装置の具体的な実施の形態を説明する。
【0015】図1は、自動循環式索道装置の実施の形態
を示す説明斜視図である。自動循環索道装置は、図1及
び図2で示すように、山麓停留場Aと山頂停留場Bとの
間に、支えい索3を周回状に装備し、この支えい索3に
開放型搬器(椅子式搬器)1と閉鎖型搬器(開閉扉を有
する箱型搬器)2を一定距離開いて複数配備している。
【0016】支えい索3は、山頂側の原動滑車B3と山
麓側の緊張滑車A3との間を周回配備される。また、停
留場A及びBには、それぞれ滑車A3、B3と略同心円
状となった平面形状が略、半小判形状の場内レールA
4、B4が配備してある。
【0017】更に、山麓停留場Aには、復路側であって
場内レールA4に沿うように、閉鎖型搬器用乗降場A1
が配備され、往路側であって場内レールA4の下側に開
放型搬器用の乗り場A2が配備されている。また、山頂
停留場Bには、往路側であって場内レールB4の下側に
開放型搬器用の降り場B2が配備され、復路側であって
場内レールB4に沿うように、閉鎖型搬器用乗降場B1
が配備されている。
【0018】図3は、開放型搬器1と開放型搬器の標準
握索機4及び停留場に配備される握離索操作レール5と
の関係を示す正面図である。開放型搬器1は、チェアー
リフト(自動循環式特殊索道)の4人乗り椅子式搬器で
あって、椅子部11と、セーフティバー12とアーチ部
13とから成る。アーチ部13の上部は、吊り金具14
を介してハンガー15に連結され、ハンガー15の先端
に握索機(チェアーリフトの標準握索機)4が取付けて
ある。
【0019】この握索機4は、本体ケース41の前部に
走行ローラ42を介して先端に口金部(可動グリップ)
43を備え、後部に補助ローラ44を備えると共に、上
下キャップ45、46間にはバネ48を巻設したガイド
ロッド47を設け、ロッド47の上端に開口ローラ49
が露出配備してある。
【0020】停留場A、Bには、それぞれ握離索操作レ
ール5が配備されている。開放型搬器1が停留場に到来
すると、握離索操作レール5の補鋼板51によって開口
ローラ49を下方へ押し下げることで、口金部(可動グ
リップ)43が開き放索する。そして、搬器1は減速状
態で場内レールA4(B4)により案内される。
【0021】つまり、この自動循環式索道は、所謂、自
動循環式特殊索道と称されるチェアーリフトであって、
開放型搬器(椅子式搬器)1を運行させるものと変わり
はない。
【0022】図4は、閉鎖型搬器2と閉鎖型搬器の握索
機4及び停留場に配備される握離索操作レール5との関
係を示す正面図である。この閉鎖型搬器2は、自動循環
式普通索道と称されるゴンドラリフトの4人乗りゴンド
ラ搬器(閉鎖型搬器)である。
【0023】図4及び図5で示すように、この閉鎖型搬
器2は、バンパー部22及び開閉扉部23を備えた客車
21と、客車21の天井部に設けた懸垂部24を介して
連結されたハンガー25と、ハンガーの先端部に取付ら
れた握索機4とから成る。
【0024】この握索機4は、上記図3で示した開放型
搬器1の握索機4と全く同一構造のものである。従っ
て、停留場に装備される握離索操作レール5によって、
この閉鎖型搬器2の握索機4も前記開放型搬器(握索機
4)1と同様に自動的に握・放索される。そして、放索
後は場内レールA4(B4)によって案内運行される。
【0025】このような構成を有する自動循環式索道装
置では、閉鎖型搬器2の握索機4を、開放型搬器(椅子
式搬器)1の標準握索機4と同一構造のものに設定して
いる。そして、開放型搬器1を主とするなかに閉鎖型搬
器2を混在させて運行する。
【0026】従って、乗客は目的に合わせて搬器1、2
を選択して乗ることができる。つまり、スキーが目的で
登坂する客は、開放搬器(椅子式搬器)1を選択し、ス
キーを装着したまま搬器1に乗降する。また、観光が目
的で登坂する客、或いは身体が不自由な客は、閉鎖型搬
器2を選択して乗ることで、安全で、且つ降雨降雪をも
室内から楽しく眺め得、観光興味を一層増すことが出来
る。
【0027】更に、山麓停留場A及び山頂停留場Bに
は、閉鎖型搬器用の乗降場、開放型搬器用の乗降場がそ
れぞれ別個に設けてあり、乗り降りが安全で、且つ全く
乗降に支障がない。
【0028】また、自動循環式特殊索道(チェアーリフ
ト)の設備をそのまま利用し、閉鎖型搬器2にチェアー
リフトの握索機4を装備させることで、チェアーリフト
に閉鎖型搬器2を自在に混在させて運行可能となった。
これにより、既設のチェアリフト設備に停留場改造を行
うだけの簡単で安価な投資費用で、閉鎖型搬器2と開放
型搬器1の混在運行を実現し得る。
【0029】
【発明の効果】この発明では、以上のように、閉鎖型搬
器にチェアーリフトの握索機を装備させ、チェアーリフ
トに閉鎖型搬器と開放型搬器とを混在状に取付け運行さ
せることとしたから、客の目的に合わせて閉鎖型搬器と
開放型搬器とを選択的に選んで乗ることができる。従っ
て、目的に応じた安全快適な乗客輸送を実現し得る。し
かも、停留場の僅かな改造のみで、既設のチェアーリフ
ト施設をそのまま有効利用できるから経済的な負担が少
なく、且つバリアフリーに対応し得る等、発明目的を達
成した優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動循環式索道装置を示す全体概略斜視図であ
る。
【図2】自動循環式索道装置の停留場を示す説明図であ
る。
【図3】開放型搬器と握離索操作レールの関係を示す正
面図である。
【図4】閉鎖型搬器と握離索操作レールの関係を示す正
面図である。
【図5】閉鎖型搬器を示す側面図である。
【図6】従来の閉鎖型搬器の握索機と握離索操作レール
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 開放型搬器 2 閉鎖型搬器 3 支えい索 4 握索機 5 握離索操作レール A 山麓停留場 A1 閉鎖型搬器用乗降場 A2 開放型搬器用乗り場 A3 緊張滑車 A4 場内レール B 山頂停留場 B1 閉鎖型搬器用乗降場 B2 開放型搬器用降り場 B3 原動滑車 B4 場内レール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山麓停留場と山頂停留場との間を周回状
    に配備した支えい索に、複数の搬器を所定間隔開いて配
    備した自動循環式索道装置において、 前記搬器は、開放型搬器と閉鎖型搬器とから成り、上記
    山麓停留場には閉鎖型搬器用乗降場と開放型搬器用の乗
    り場とが配備されると共に、山頂停留場には開放型搬器
    用の降り場と閉鎖型搬器用乗降場とが配備されているこ
    とを特徴とする自動循環式索道装置。
  2. 【請求項2】 前記搬器は、開放型搬器を主とするなか
    に、閉鎖型搬器を交えて運行を行うものであることを特
    徴とする請求項1記載の自動循環式索道装置。
JP2000004218A 2000-01-13 2000-01-13 自動循環式索道装置 Pending JP2001191916A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004060513A1 (en) * 2003-01-07 2004-07-22 Peterson, Jillyan, Olive Amusement ride assembly and method
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