JPH0558154A - 車両用エアコンデイシヨナ - Google Patents

車両用エアコンデイシヨナ

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JPH0558154A
JPH0558154A JP22381891A JP22381891A JPH0558154A JP H0558154 A JPH0558154 A JP H0558154A JP 22381891 A JP22381891 A JP 22381891A JP 22381891 A JP22381891 A JP 22381891A JP H0558154 A JPH0558154 A JP H0558154A
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JP
Japan
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air
swing
groover
louver
turned
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Withdrawn
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JP22381891A
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English (en)
Inventor
Tokihiko Mizushima
祝彦 水島
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0558154A publication Critical patent/JPH0558154A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェイス吹出口の吹出風を搭乗者に面倒かけ
ることなく最適な方向に自動設定することができ、快適
性および信頼性の向上が図れる車両用エアコンディショ
ナを提供する。 【構成】 フェイス吹出口5cに揺動自在に設けられた
スウィングルーバ15と、ルーバスイッチ42と、この
ルーバスイッチ42のオフ時、スウィングルーバ15を
所定位置に停止させる手段と、ルーバスイッチ42のオ
ン時、スウィングルーバ15を状況に応じて揺動または
停止させる手段と、この状況に応じたスウィングルーバ
15の停止に際し、ルーバスイッチ42が再びオンされ
るとスウィングルーバ15を優先的に揺動させる手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車室内を空調する車
両用エアコンディショナに関する。
【0002】
【従来の技術】車両たとえば自動車に用いる車両用エア
コンディショナは、ブロアファンの運転によって外気ま
たは車室内空気を吸込み、その吸込み空気を冷却器に通
し、また必要量だけヒータコアに通し、この冷却器やヒ
ータコアを経た空気をダクトによって車室内の吹出口に
導くようにしている。
【0003】上記ヒータコアの近傍には、そのヒータコ
アへの通気量を調節するエアミックスダンパが設けられ
ている。そして、このエアミックスダンパの開度が車室
内温度センサの検知温度つまり空調負荷に応じて制御さ
れることにより、車室内への吹出し空気の温度が調節さ
れ、車室内の温度が設定値に維持される。上記吹出口
は、インストゥルメントパネルに設けられており、上下
方向に沿ってデフロスト吹出口,フェイス吹出口,およ
びフット吹出口の複数がある。
【0004】各吹出口には開閉自在なダンパが設けられ
ており、これらダンパのうちフェイス吹出口およびフッ
ト吹出口のダンパは車室内温度に基づく空調負荷に応じ
て開閉制御される。たとえば、車室内温度が低くて空調
負荷が暖房側にあるときは、搭乗者の足元に近い位置の
フット吹出口が開かれ、いわゆるフット吹出しがなされ
る。車室内温度が高くて空調負荷が冷房側にあるとき
は、搭乗者の顔や胸に近い位置のフェイス吹出口が開か
れ、いわゆるフェイス吹出しがなされる。
【0005】車室内温度が中程度で空調負荷が暖房側と
冷房側の中間域にあるときは、フット吹出口およびフェ
イス吹出口の両方が開かれ、いわゆるバイレベル吹出し
がなされる。
【0006】各ダンパのうちデフロスト吹出口は、開閉
が搭乗者のマニュアル操作に異存しており、ダンパが開
かれると空調空気がフロント硝子の内面に吹き付けられ
る。つまり、フロント硝子の内側に“くもり”が生じた
場合、デフロスト吹出口を開くことによって“くもり”
を取除くことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の車両
用エアコンディショナでは、冷房時にフェイス吹出口が
開くことになるが、その吹出風の方向は吹出グリルのポ
ジションに応じて固定である。
【0008】このため、当乗車にとっては、乗車時のよ
うに車室内が高温となっている状況では吹出風が顔や胸
に当たるよう吹出グリルを動かし、涼しくなったら吹出
グリルを他の方向に向かせるなど、面倒な操作が必要と
なる。
【0009】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、フェイス吹出口の吹出風を搭
乗者に面倒かけることなく最適な方向に自動設定するこ
とができ、快適性および信頼性の向上が図れる車両用エ
アコンディショナを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の車両用エアコ
ンディショナは、フェイス吹出口に揺動自在に設けられ
たスウィングルーバと、ルーバスイッチと、このルーバ
スイッチのオフ時、上記スウィングルーバを所定位置に
停止させる手段と、上記ルーバスイッチのオン時、上記
スウィングルーバを状況に応じて揺動または停止させる
手段と、この状況に応じたスウィングルーバの停止に際
し、上記ルーバスイッチが再びオンされるとスウィング
ルーバを優先的に揺動させる手段とを設けている。
【0011】
【作用】この発明の車両用エアコンディショナでは、ル
ーバスイッチがオフされているとき、スウィングルーバ
が所定位置に停止し、フェイス吹出口の吹出風が特定の
方向に流れてスポット冷房が行なわれる。ルーバスイッ
チがオンされると、スウィングルーバが状況に応じて揺
動または停止し、その揺動に際してはフェイス吹出口の
吹出風が振れ動く。
【0012】
【実施例】以下、この発明の第1実施例について図面を
参照して説明する。
【0013】図1において、1はこの発明に係わる車両
たとえば乗用自動車で、前部にフロント硝子2および外
気導入口3を有している。この外気導入口3に隣接して
車室内空気導入口4があり、これら導入口3,4から車
室内のインストルメントパネル5にかけてダクト6およ
びダクト(ヒータユニット)7を接続している。
【0014】インストルメントパネル5は、フロント・
デフロスト吹出口5a、サイド・デフロスト吹出口5
b、フェイス吹出口5c、およびフット吹出口5d,5
eを有している。
【0015】ダクト6において、導入口3,4の境界部
に内外気ダンパ8を設けている。この内外気ダンパ8
は、駆動モータ8Mを有し、外気導入口3の通気量と車
室内空気導入口4の通気量とを相対的に調節するための
ものである。
【0016】ダクト6において、内外気ダンパ8の近傍
にブロアファン9を設けている。このブロアファン9
は、駆動モータ9Mを有し、外気導入口3および車室内
空気導入口4から外気や車室内空気を吸込むためのもの
である。
【0017】ブロアファン9の吸込み空気はダクト6に
よって冷却器10に導かれ、そこで冷却される。この冷
却器10は、図示しない冷凍サイクルの熱交換器(蒸発
器)である。そして、冷却器10を経た空気はダクト7
に入り、そこから上記吹出口5a,5b,5c,5d,
5eに導かれる。ダクト7内には、ヒータコア11およ
びエアミックスダンパ12a,12bが設けられてい
る。
【0018】ここで、ヒータコア11は、エンジン冷却
水の熱を暖房熱として放出するものである。エアミック
スダンパ12a,12bは、駆動モータ12Mを有し、
連動状態で図示矢印の方向に開度変化することにより、
冷却器10を経た空気の所定量をヒータコア11に振分
けるためのものである。
【0019】また、吹出口5a,5bの開口部にダンパ
13a、吹出口5cの開口部にダンパ13b、吹出口5
d,5eの開口部にダンパ13cを設けている。これら
ダンパ13a,13b,13cは、駆動モータ13Mに
よって駆動される。冷却器10に冷却器温度センサ14
を取付けている。
【0020】フェイス吹出口5cにスウィングルーバ1
5を左右方向に揺動自在に設けている。このスウィング
ルーバ15は、停止時は吹出風を特定の方向に流し、揺
動時は吹出風を左右方向に振れ動かす働きをする。車室
内の天井面に車室内の空調負荷を検出する手段として車
室内温度センサ30を取付けている。
【0021】一方、40は当該車両用エアコンディショ
ナの全般にわたる制御を行なう制御部で、マイクロコン
ピュータおよびその周辺回路からなる。この制御部40
に、駆動モータ8M,12M,13M、冷却器温度セン
サ14、車室内温度センサ30、操作部41、ルーバス
イッチ42、ルーバ駆動回路50、電圧調整器51、お
よび電磁クラッチ52を接続している。
【0022】ルーバ駆動回路50は、スウィングルーバ
15を駆動するためのモータを内蔵しており、スウィン
グルーバ15を制御部40の指令に応じて所定位置に停
止させたり、左右方向に揺動させる。電圧調整器51
は、制御部40の指令に応じたレベルの電圧を出力する
ものである。この出力は駆動モータ9Mに送られる。電
磁クラッチ52は、冷却器10を含む冷凍サイクルのコ
ンプレッサに対し、エンジンの動力を伝達したり遮断す
る働きをする。そして、制御部40は、次の機能手段を
備えている。 (1)車室内温度センサ30の検知温度Taと予め定め
られている設定値Tsとの差ΔTを空調負荷として求め
る手段。 (2)空調負荷に応じてエアミックスダンパ12a,1
2bの開度およびブロアファン9の速度を制御する手
段。 (3)空調負荷が冷房側(車室内温度が高い)にあると
きダンパ13bを開いてダンパ13cを閉じる手段。 (4)空調負荷が暖房側(車室内温度が低い)にあると
きダンパ13bを閉じてダンパ13cを開く手段。 (5)空調負荷が冷房側と暖房側との中間域にあるとき
ダンパ13b,13cを共に開く手段。 (6)ルーバスイッチ42のオフ時、スウィングルーバ
15を所定位置に停止させる手段。 (7)ルーバスイッチ42のオン時、スウィングルーバ
15を状況に応じて揺動または停止させる手段。 (8)状況に応じたスウィングルーバ15の停止に際
し、ルーバスイッチ42が再びオンされるとスウィング
ルーバ15を優先的に揺動させる手段。 なお、60は搭乗用のシートである。つぎに、図2およ
び図3を参照しながら作用を説明する。
【0023】操作部41で運転開始操作を行なう。する
と、制御部40は、電磁クラッチ52をオンして冷凍サ
イクルのコンプレッサを運転オンするとともに、駆動モ
ータ9Mを動作させてブロアファン9の運転をオンす
る。コンプレッサが運転オンすると、冷凍サイクルの冷
媒が循環し、冷却器10が蒸発器として働く。
【0024】ブロアファン9が運転オンすると、外気ま
たは車室内空気が吸込まれ、それが冷却器10によって
冷却される。このとき、エアミックスダンパ12a,1
2bが開いていれば、冷却器10を経た空気の一部がヒ
ータコア11で加熱され、その暖気が冷却器10からの
冷気と混合された状態で吹出口5a,5b,5c,5
d,5eに導かれる。
【0025】この場合、制御部40は、車室内温度セン
サ30で検知される車室内温度Taと設定値Tsとの差
ΔTを空調負荷として求め、その空調負荷を温調指令値
として用いることにより、図2に示す設定条件からエア
ミックスダンパ12a,12bの開度、およびダンパ1
3b,13cの開閉状態(吹出し位置)をそれぞれ設定
する。
【0026】すなわち、車室内温度Taが高くて空調負
荷が冷房側にあれば、エアミックスダンパ12a,12
bの開度が小さくなるとともに、図1のようにダンパ1
3bが開いてダンパ13cが閉じる。よって、冷気がフ
ェイス吹出口5cから搭乗者の顔,胸に向けて吹出され
る(フェイス吹出し)。
【0027】車室内温度Taが低くて空調負荷が暖房側
にあれば、エアミックスダンパ12a,12bの開度が
大きくなり、同時にダンパ13bが閉じてダンパ13c
が開く。よって、暖気がフット吹出口5d,5eから当
乗車の足元に向けて吹出される(フット吹出し)。
【0028】空調負荷が冷房側と暖房側との中間域にあ
れば、エアミックスダンパ12a,12bの開度が中程
度になるとともに、ダンパ13b,13cが共に開く。
よって、中程度の温度の風が吹出口5c,5d,5eか
ら当乗車の顔,胸,足元に向けて同時に吹出される(バ
イレベル吹出し)。さらに、制御部40は、図2に示す
設定条件からブロアファン9の速度を設定する。
【0029】すなわち、空調負荷が冷房側および暖房側
にそれぞれ大きいときは高速度“H”が設定される。空
調負荷が暖房側と冷房側の中間域に移るに従い、速度は
中速度“M”から低速度“L”へと順次に設定される。
一方、操作部41でデフロストモードが設定されると、
制御部40はダンパ13aを開く。ダンパ13aが開く
と、デフロスト吹出口5a,5bからフロント硝子2に
向けて風が吹出される。
【0030】また、ルーバスイッチ42がオフの場合、
スウィングルーバ15が所定位置に停止され、フェイス
吹出口5cの吹出風がシート60に座っている搭乗者に
向けて流れる。
【0031】ルーバスイッチ42がオンされると、スウ
ィングルーバ15が状況に応じて揺動または停止され
る。状況とは、吹出モードの種類、冷却器10の温度T
e、車室内温度Ta、ブロアファン9の速度などであ
る。
【0032】すなわち、空調負荷が冷房側にあればフェ
イス吹出モードが設定されるが、そのときに冷却器温度
Teがまだ高くて10度C以上(Te≧10度C)であ
れば、あるいは車室内温度Taが高くて25度C以上
(Ta≧25度C)であれば、スウィングルーバ15が
所定位置に停止される。これにより、フェイス吹出口5
cの吹出風がシート60上の搭乗者に向かって流れるい
わゆるスポット冷房が行なわれ、搭乗者に壮快な冷気が
送られる。
【0033】その後、フェイス吹出モードのまま冷却器
温度Teが10度C以下(Te<10度C)に下がり、
しかも車室内温度Taが25度C以下(Ta<25度
C)に下がって涼しくなると、スウィングルーバ15が
左右に揺動される。これにより、フェイス吹出口5cの
吹出風が左右に振れ動き、搭乗者に対するいわゆる間接
冷房が行なわれる。また、ルーバスイッチ42のオン
時、スウィングルーバ15が停止されてスポット冷房が
行なわれているとき、搭乗者が間接冷房を望むことがあ
る。
【0034】この場合、搭乗者はルーバスイッチ42を
一旦オフしてから再びオンすればよい。この再オンがな
されると、スウィングルーバ15が優先的に揺動され、
間接冷房が行なわれる。
【0035】このように、フェイス吹出口5cにスウィ
ングルーバ15を設け、そのスウィングルーバ15を状
況に応じて揺動または停止させる構成としたことによ
り、吹出風を搭乗者に面倒かけることなく最適な方向に
自動設定することができ、快適性および信頼性の向上が
図れる。
【0036】ところで、上記第1実施例では、オートタ
イプのエアコンディショナを例に説明したが、マニュア
ルタイプのエアコンディショナについても同様に実施可
能である。これを第2実施例としてその要部を図4に示
す。第2実施例では、制御部40に、温度コントローラ
70、風量コントローラ80、吹出モードコントローラ
90が追加接続されている。
【0037】温度コントローラ70は、エアミックスダ
ンパ12a,12bの開度をつまみ71のスライド位置
に応じて設定するためのものである。この温度コントロ
ール70にはマイクロスイッチ72が付属して備えられ
ており、つまみ71が最低温ポジション“Max Cool”に
設定されるとマイクロスイッチ72がオンする。
【0038】風量コントローラ80は、電圧調整器51
の出力電圧レベル、つまりブロアファン9の速度をつま
み81の回動位置に応じてよって設定するためのもの
で、高速度ポジション“H”、中高速度ポジション“M
H ”、中速度ポジション“M”、中低速度ポジション
“ML ”、低速度ポジション“L”、およびオフポジシ
ョン“OFF”がある。
【0039】吹出モードコントローラ90は、ダンパ1
3a,13b,13cの開閉状態をつまみ91のスライ
ド位置に応じて設定するためのものである。この吹出モ
ードコントローラ90にはマイクロスイッチ92が付属
して備えられており、つまみ91がポジション“FAC
E”に設定されるとマイクロスイッチ92がオンするよ
うになっている。そして、制御部40は、次の機能手段
を備えている。 (1)温度コントローラ70の操作に応じてエアミック
スダンパ12a,12bの開度を制御する手段。 (2)風量コントローラ80の操作に応じてブロアファ
ン9の速度を制御する手段。 (3)吹出モードコントローラ90の操作に応じてダン
パ13a,13b,13cの開閉を制御する手段。 (4)ルーバスイッチ42のオフ時、スウィングルーバ
15を所定位置に停止させる手段。
【0040】(5)ルーバスイッチ42のオン時、温度
コントローラ70の操作状況、風量コントローラ80の
操作状況、および吹出モードコントローラ90の操作状
況に応じてスウィングルーバ15を揺動または停止させ
る手段。
【0041】(6)コントローラ70,80,90の操
作状況に基づくスウィングルーバ15の停止に際し、ル
ーバスイッチ42が再びオンされるとスウィングルーバ
15を優先的に揺動させる手段。 この他の構成については第1実施例と同じである。作用
について図5を参照しながら説明する。
【0042】操作部41で運転開始操作を行なう。する
と、制御部40は、電磁クラッチ52をオンして冷凍サ
イクルのコンプレッサを運転オンするとともに、駆動モ
ータ9Mを動作させてブロアファン9の運転をオンす
る。コンプレッサが運転オンすると、冷凍サイクルの冷
媒が循環し、冷却器10が蒸発器として働く。
【0043】ブロアファン9が運転オンすると、外気ま
たは車室内空気が吸込まれ、それが冷却器10によって
冷却される。このとき、エアミックスダンパ12a,1
2bが開いていれば、冷却器10を経た空気の一部がヒ
ータコア11で加熱され、その暖気が冷却器10からの
冷気と混合された状態で吹出口5a,5b,5c,5
d,5eに導かれる。この場合、制御部40は、温度コ
ントローラ70のつまみ71のスライド位置に応じてエ
アミックスダンパ12a,12bの開度を設定する。
【0044】たとえば、つまみ71が“Cool”側にあれ
ば、エアミックスダンパ12a,12bの開度が小さく
なる。“Hot ”側にあれば、エアミックスダンパ12
a,12bの開度が大きくなる。なお、つまみ71が最
低温ポジション“Max Cool”に設定されるとマイクロス
イッチ72がオンする。また、制御部40は、風量コン
トローラ80のつまみ81の回動位置に応じてブロアフ
ァン9の速度を設定する。
【0045】たとえば、つまみ81が高速度ポジション
“H”に設定されると、ブロアファン9が高速度で動作
する。中速度ポジション“M”に設定されると、ブロア
ファン9が中速度で動作する。さらに、制御部40は、
吹出モードコントローラ90のつまみ91のスライド位
置に応じてダンパ13a,13b,13cの開閉状態を
設定する。
【0046】たとえば、つまみ91がポジション“FA
CE”に設定されるとダンパ13a,13cが閉じてダ
ンパ13bが開く。ポジション“FOOT”に設定され
るとダンパ13a,13bが閉じてダンパ13cが開
く。なお、つまみ91が吹出モードポジション“DE
F”に設定されるとマイクロスイッチ92がオンする。
【0047】ルーバスイッチ42がオフの場合、スウィ
ングルーバ15が所定位置に停止され、フェイス吹出口
5cの吹出風がシート60に座っている搭乗者に向けて
流れる。ルーバスイッチ42がオンされると、スウィン
グルーバ15がコントローラ70,80,90の操作状
況に応じて揺動または停止される。
【0048】すなわち、温度コントローラ70のつまみ
71が最低温ポジション“Max Cool”に設定されるとマ
イクロスイッチ72がオンするが、そのときに風量コン
トローラ80のつまみ81が高速度ポジション“H”に
設定されていれば、スウィングルーバ15が所定位置に
停止される。したがって、吹出モードコントローラ90
のつまみ91がポジション“FACE”に設定され、フ
ェイス吹出口5cが開いていれば、そこから冷気が吹出
され、それがシート60上の搭乗者に向かって流れる。
つまり、スポット冷房が行なわれる。
【0049】その後、車室内が涼しくなり、風量コント
ローラ80のつまみ81が高速度ポジション“H”から
外されたとき(MH ないしL)、しかも吹出モードコン
トローラ90のマイクロスイッチ92がオンしていれ
ば、つまりフェイス吹出モードが設定されていれば、ス
ウィングルーバ15が左右に揺動される。これにより、
フェイス吹出口5cの吹出風が左右に振れ動き、搭乗者
に対するいわゆる間接冷房が行なわれる。また、ルーバ
スイッチ42のオン時、スウィングルーバ15が停止さ
れてスポット冷房が行なわれているとき、搭乗者が間接
冷房を望むことがある。
【0050】この場合、搭乗者はルーバスイッチ42を
一旦オフしてから再びオンすればよい。この再オンがな
されると、スウィングルーバ15が優先的に揺動され、
間接冷房が行なわれる。
【0051】このように、フェイス吹出口5cにスウィ
ングルーバ15を設け、そのスウィングルーバ15を状
況に応じて揺動または停止させる構成としたことによ
り、吹出風を搭乗者に面倒かけることなく最適な方向に
自動設定することができ、快適性および信頼性の向上が
図れる。なお、この発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能で
ある。
【0052】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、フ
ェイス吹出口に揺動自在に設けられたスウィングルーバ
と、ルーバスイッチと、このルーバスイッチのオフ時、
上記スウィングルーバを所定位置に停止させる手段と、
上記ルーバスイッチのオン時、上記スウィングルーバを
状況に応じて揺動または停止させる手段と、この状況に
応じたスウィングルーバの停止に際し、上記ルーバスイ
ッチが再びオンされるとスウィングルーバを優先的に揺
動させる手段とを設けたので、フェイス吹出口の吹出風
を搭乗者に面倒かけることなく最適な方向に自動設定す
ることができ、快適性および信頼性の向上が図れる車両
用エアコンディショナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1および第2実施例の構成を示す
図。
【図2】第1実施例のエアミックスダンパの開度、吹出
しパターン、およびブロアファン速度の設定条件を示す
図。
【図3】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】この発明の第2実施例の要部の構成を示す図。
【図5】第2実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【符号の説明】
5c…フェース吹出口、11…ヒータコア、12a,1
2b…エアミックスダンパ、13a,13b,13c…
ダンパ、15…スウィングルーバ、40…制御部、42
…ルーバスイッチ、50…ルーバ駆動回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に設けられたフェイス吹出口およ
    びフット吹出口と、これら吹出口を開閉するための複数
    のダンパと、外気または車室内空気を吸込むブロアファ
    ンと、このブロアファンの吸込み空気を上記各吹出口へ
    導くダクトと、このダクト内に設けられた冷却器および
    ヒータコアと、このヒータコアへの通気量を調節するた
    めのエアミックスダンパと、車室内の空調負荷を検知す
    る手段とを備え、上記エアミックスダンパの開度、各ダ
    ンパの開閉、およびブロアファンの速度を上記空調負荷
    に応じてまたはマニュアル操作に応じて設定する車両用
    エアコンディショナにおいて、上記フェイス吹出口に揺
    動自在に設けられたスウィングルーバと、ルーバスイッ
    チと、このルーバスイッチのオフ時、上記スウィングル
    ーバを停止させる手段と、上記ルーバスイッチのオン
    時、上記スウィングルーバを状況に応じて揺動または停
    止させる手段と、この状況に応じたスウィングルーバの
    停止に際し、上記ルーバスイッチが再びオンされるとス
    ウィングルーバを優先的に揺動させる手段とを設けたこ
    とを特徴とする車両用エアコンディショナ。
JP22381891A 1991-09-04 1991-09-04 車両用エアコンデイシヨナ Withdrawn JPH0558154A (ja)

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JP22381891A JPH0558154A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車両用エアコンデイシヨナ

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JP22381891A JPH0558154A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車両用エアコンデイシヨナ

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