JPH0557793A - 紫外線照射装置および配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法 - Google Patents
紫外線照射装置および配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法Info
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- JPH0557793A JPH0557793A JP3220743A JP22074391A JPH0557793A JP H0557793 A JPH0557793 A JP H0557793A JP 3220743 A JP3220743 A JP 3220743A JP 22074391 A JP22074391 A JP 22074391A JP H0557793 A JPH0557793 A JP H0557793A
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- Japan
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- ultraviolet irradiation
- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管内面に塗布した紫外線硬化性樹脂の紫外
線処理に際し、被処理樹脂の全面にわたって照射量が均
一になるように紫外線照射ができる紫外線照射装置の提
供。 【構成】 長尺形状に形成した紫外線照射体10と、こ
の紫外線照射体10の軸線11dを中心とする同心円状
に形成した弾性を有するガイド30、40から構成し、
配管50内面に圧接するガイド30、40により紫外線
照射体10の軸線11dと配管の軸線とを一致させるこ
とを特徴とした紫外線照射装置。
線処理に際し、被処理樹脂の全面にわたって照射量が均
一になるように紫外線照射ができる紫外線照射装置の提
供。 【構成】 長尺形状に形成した紫外線照射体10と、こ
の紫外線照射体10の軸線11dを中心とする同心円状
に形成した弾性を有するガイド30、40から構成し、
配管50内面に圧接するガイド30、40により紫外線
照射体10の軸線11dと配管の軸線とを一致させるこ
とを特徴とした紫外線照射装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線照射装置および
配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法に関し、さらに詳
しくは、例えば配管内面に塗布された紫外線硬化性樹脂
に対し、紫外線を均一に照射できるようにした紫外線照
射装置と、この紫外線照射装置を用いて配管内に上記紫
外線硬化性樹脂からなる防蝕樹脂層を形成する配管内へ
の紫外線硬化性樹脂施工方法に関するものである。
配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法に関し、さらに詳
しくは、例えば配管内面に塗布された紫外線硬化性樹脂
に対し、紫外線を均一に照射できるようにした紫外線照
射装置と、この紫外線照射装置を用いて配管内に上記紫
外線硬化性樹脂からなる防蝕樹脂層を形成する配管内へ
の紫外線硬化性樹脂施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば地中に埋設して使用される
配管内面に、樹脂を塗布して防蝕性を向上させることが
行われており、これに用いられる樹脂としては、紫外線
硬化性樹脂が用いられている。この配管内への紫外線硬
化性樹脂施工方法は、被施工配管(以下配管と略称す)
内面に紫外線硬化性樹脂を塗布した後、配管内に紫外線
照射体を送込み、紫外線を照射しながら移動させて樹脂
を硬化させ、防蝕樹脂層を形成するようにしている。
配管内面に、樹脂を塗布して防蝕性を向上させることが
行われており、これに用いられる樹脂としては、紫外線
硬化性樹脂が用いられている。この配管内への紫外線硬
化性樹脂施工方法は、被施工配管(以下配管と略称す)
内面に紫外線硬化性樹脂を塗布した後、配管内に紫外線
照射体を送込み、紫外線を照射しながら移動させて樹脂
を硬化させ、防蝕樹脂層を形成するようにしている。
【0003】しかるに、紫外線照射体は、紫外線処理
中、ケーブルに引っ張られて配管の底部に沿って移動さ
れている。このため紫外線ランプと配管の中心線とが偏
心状態で紫外線照射が行われるので、被照射量が異な
り、塗布された樹脂を均一に硬化するのは極めて困難で
あった。
中、ケーブルに引っ張られて配管の底部に沿って移動さ
れている。このため紫外線ランプと配管の中心線とが偏
心状態で紫外線照射が行われるので、被照射量が異な
り、塗布された樹脂を均一に硬化するのは極めて困難で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の紫外線照射体は、配管内面に塗布された防蝕樹脂を紫
外線処理するに際し、紫外線ランプと配管の中心線とを
一致させて紫外線照射を行うことができないので、防蝕
樹脂層に対する照射量が照射距離に応じて相違し、均一
に所望の硬度をもった防蝕樹脂層が得られないという問
題点があった。
の紫外線照射体は、配管内面に塗布された防蝕樹脂を紫
外線処理するに際し、紫外線ランプと配管の中心線とを
一致させて紫外線照射を行うことができないので、防蝕
樹脂層に対する照射量が照射距離に応じて相違し、均一
に所望の硬度をもった防蝕樹脂層が得られないという問
題点があった。
【0005】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、ランプと配
管の中心線を一致させて、照射量を均一化することがこ
とができるようにした紫外線照射装置を提供することに
ある。
なされたもので、その目的とするところは、ランプと配
管の中心線を一致させて、照射量を均一化することがこ
とができるようにした紫外線照射装置を提供することに
ある。
【0006】また、他の発明の目的は、配管の内面に高
効率に紫外線硬化性樹脂を塗布できる一方、この紫外線
硬化性樹脂を均一に硬化せしめ得るようにした配管内へ
の紫外線硬化性樹脂施工方法を提供することにある。
効率に紫外線硬化性樹脂を塗布できる一方、この紫外線
硬化性樹脂を均一に硬化せしめ得るようにした配管内へ
の紫外線硬化性樹脂施工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、長尺形状に形成した紫外線照射体と、こ
の紫外線照射体の軸線を中心とする同心円状に形成した
弾性を有するガイドから構成したことを特徴とする。
に、本発明は、長尺形状に形成した紫外線照射体と、こ
の紫外線照射体の軸線を中心とする同心円状に形成した
弾性を有するガイドから構成したことを特徴とする。
【0008】また、他の発明は、少なくとも被施工配管
の内径と同等の径を有する樹脂塗布用の紫外線透過可能
なチューブの外周面に紫外線硬化性樹脂を塗布した後、
このチューブを被施工配管内にチューブの外周面が密着
するよう送込み、しかる後、チューブの内側から請求項
1乃至4に記載の紫外線照射装置を挿入せしめ、この装
置によって紫外線を照射し前記紫外線硬化性樹脂を硬化
させることを特徴とする。
の内径と同等の径を有する樹脂塗布用の紫外線透過可能
なチューブの外周面に紫外線硬化性樹脂を塗布した後、
このチューブを被施工配管内にチューブの外周面が密着
するよう送込み、しかる後、チューブの内側から請求項
1乃至4に記載の紫外線照射装置を挿入せしめ、この装
置によって紫外線を照射し前記紫外線硬化性樹脂を硬化
させることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明にあっては、紫外線照射体に、これの軸
線を中心とする同心円状に形成した弾性を有するガイド
を設けて紫外線照射装置を構成したので、紫外線照射体
の中心(紫外線ランプの軸線)と配管の軸線とを一致さ
せて照射することができる。その結果、防蝕樹脂層を均
一に所望の硬度に処理できる。
線を中心とする同心円状に形成した弾性を有するガイド
を設けて紫外線照射装置を構成したので、紫外線照射体
の中心(紫外線ランプの軸線)と配管の軸線とを一致さ
せて照射することができる。その結果、防蝕樹脂層を均
一に所望の硬度に処理できる。
【0010】また、他の発明にあっては、容易に防蝕樹
脂層を形成でき、しかもこのチューブの中で上記紫外線
照射装置を移動させるので、紫外線照射体の中心と配管
の軸線とを一致させて移動照射することができ、防蝕樹
脂層の厚み、硬度ともに均一にすることができる。
脂層を形成でき、しかもこのチューブの中で上記紫外線
照射装置を移動させるので、紫外線照射体の中心と配管
の軸線とを一致させて移動照射することができ、防蝕樹
脂層の厚み、硬度ともに均一にすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明および他の発明を実施例により
図面を参照しながら説明する。図1は紫外線照射装置の
第1の実施例の斜視説明図、図2は同じく正面視説明
図、図3は同じく紫外線照射体の正面視説明図、図4は
配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法の施工設備の説明
図、図5は同じく施工態様を示す説明図、図6は本発明
に係わる紫外線照射装置の第2の実施例の正面視説明
図、図7は同じく第3の実施例の正面視説明図である。
図面を参照しながら説明する。図1は紫外線照射装置の
第1の実施例の斜視説明図、図2は同じく正面視説明
図、図3は同じく紫外線照射体の正面視説明図、図4は
配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法の施工設備の説明
図、図5は同じく施工態様を示す説明図、図6は本発明
に係わる紫外線照射装置の第2の実施例の正面視説明
図、図7は同じく第3の実施例の正面視説明図である。
【0012】本発明の紫外線照射装置Eは、長尺形状に
形成した紫外線照射体10と、この紫外線照射体10の
軸線11dを中心とする同心円状に形成した弾性を有す
るガイド30、40とで構成されている。
形成した紫外線照射体10と、この紫外線照射体10の
軸線11dを中心とする同心円状に形成した弾性を有す
るガイド30、40とで構成されている。
【0013】さらに詳述すると、紫外線照射体10は、
ランプ11と、これに電力を供給するケーブル13と、
ランプ11の先端部を支持する先端支持部15と、ラン
プ11の後端部を支持すると共に、外部からの水の侵入
を防止した構成の後端支持部17とから構成されてい
る。ランプ11は、紫外線を照射する光源体11aと、
透光性部材からなり、光源体11aおよび図示しないリ
ード線、支持部材などを気密に収容した外囲体11bと
からなっている。
ランプ11と、これに電力を供給するケーブル13と、
ランプ11の先端部を支持する先端支持部15と、ラン
プ11の後端部を支持すると共に、外部からの水の侵入
を防止した構成の後端支持部17とから構成されてい
る。ランプ11は、紫外線を照射する光源体11aと、
透光性部材からなり、光源体11aおよび図示しないリ
ード線、支持部材などを気密に収容した外囲体11bと
からなっている。
【0014】そして上述したように、外囲体11bの先
端側は先端支持部15により支持され、後端側は後端支
持部17により支持されている。また、外囲体11bの
後端側には、リード線11cが導出されており、ケーブ
ル13は一端部がこの導出されたリード線11cに接続
され、他端部は後述する電源装置に接続されている。
端側は先端支持部15により支持され、後端側は後端支
持部17により支持されている。また、外囲体11bの
後端側には、リード線11cが導出されており、ケーブ
ル13は一端部がこの導出されたリード線11cに接続
され、他端部は後述する電源装置に接続されている。
【0015】また、先端支持部15は、ガードホルダー
15aを備えている。このガードホルダー15aには4
個のガードロッド15bの一端がナットにより締付け固
定されており、これらガードロッド15bの他端は後述
する後端支持部17にねじ込み固定されている。また、
ガードホルダー15aには4個の案内ねじ15cが立設
されており、これら案内ねじ15cにはパッキン15d
を介してランプ11の先端部に当接してランプ11を支
持する受け板15eが案内支持されている。
15aを備えている。このガードホルダー15aには4
個のガードロッド15bの一端がナットにより締付け固
定されており、これらガードロッド15bの他端は後述
する後端支持部17にねじ込み固定されている。また、
ガードホルダー15aには4個の案内ねじ15cが立設
されており、これら案内ねじ15cにはパッキン15d
を介してランプ11の先端部に当接してランプ11を支
持する受け板15eが案内支持されている。
【0016】この受け板15eとガードホルダー15a
との間には、受け板15eをガードホルダー15aから
離間させる方向に押圧する支持ばね体15fが介装され
ており、案内ねじ15cは押圧される受け板15eのス
トッパーとしても作用し、この押圧力により、ランプ1
1は常時後端側に押圧されている。また、ガードホルダ
ー15aの外側中央部には、後述する一方のガイド30
を連結するための連結用リング15gが取付けられてい
る。
との間には、受け板15eをガードホルダー15aから
離間させる方向に押圧する支持ばね体15fが介装され
ており、案内ねじ15cは押圧される受け板15eのス
トッパーとしても作用し、この押圧力により、ランプ1
1は常時後端側に押圧されている。また、ガードホルダ
ー15aの外側中央部には、後述する一方のガイド30
を連結するための連結用リング15gが取付けられてい
る。
【0017】後端支持部17は、ランプ締付けリング1
7aを備えている。このランプ締付けリング17aはラ
ンプの後端部に外嵌すると共に、前記4個のガードロッ
ド15bの他端がねじ込み固定され、ガードホルダー1
5aと一体的に組立てられており、間接的に前記支持ば
ね体15fの押圧力を受け止めている。また、この締付
けリング17aには、ランプホルダー17bがねじ込ま
れている。このランプホルダー17bはランプ11の後
端部を外嵌支持すると共に、ランプ11の後端面に圧接
することにより、支持ばね体15fの押圧力に抗して、
軸線11d方向のランプ11の位置を規制する。さら
に、このランプホルダー17bは、ランプ11に外接す
るOリングパッキン17cを締付け、ランプ11外周か
らの水の侵入を防止できるようになっている。
7aを備えている。このランプ締付けリング17aはラ
ンプの後端部に外嵌すると共に、前記4個のガードロッ
ド15bの他端がねじ込み固定され、ガードホルダー1
5aと一体的に組立てられており、間接的に前記支持ば
ね体15fの押圧力を受け止めている。また、この締付
けリング17aには、ランプホルダー17bがねじ込ま
れている。このランプホルダー17bはランプ11の後
端部を外嵌支持すると共に、ランプ11の後端面に圧接
することにより、支持ばね体15fの押圧力に抗して、
軸線11d方向のランプ11の位置を規制する。さら
に、このランプホルダー17bは、ランプ11に外接す
るOリングパッキン17cを締付け、ランプ11外周か
らの水の侵入を防止できるようになっている。
【0018】また、ランプホルダー17bの外周のねじ
部には、パッキン箱固定リング17dが嵌まっており、
このパッキン箱固定リング17dはケーブル13を挿通
したグランドパッキン17eを保持するグランドパッキ
ン箱17fを、ランプホルダー17bに締付け固定する
と共に、Oリングパッキン17gを押圧し、この部位か
らの水の侵入を防止している。また、グランドパッキン
箱17fには、ケーブル13に移動自在に外嵌し、グラ
ンドパッキン17eを締付けるケーブルグランド17h
がねじ込まれており、ケーブル13挿入部からの水の侵
入を防止している。上述したように後端支持部17は、
先端支持部15と協同して、ランプ11を弾性的に支持
すると共に、ケーブル13とリード線11cとの接続部
13aに外部から水が侵入するのを防止している。
部には、パッキン箱固定リング17dが嵌まっており、
このパッキン箱固定リング17dはケーブル13を挿通
したグランドパッキン17eを保持するグランドパッキ
ン箱17fを、ランプホルダー17bに締付け固定する
と共に、Oリングパッキン17gを押圧し、この部位か
らの水の侵入を防止している。また、グランドパッキン
箱17fには、ケーブル13に移動自在に外嵌し、グラ
ンドパッキン17eを締付けるケーブルグランド17h
がねじ込まれており、ケーブル13挿入部からの水の侵
入を防止している。上述したように後端支持部17は、
先端支持部15と協同して、ランプ11を弾性的に支持
すると共に、ケーブル13とリード線11cとの接続部
13aに外部から水が侵入するのを防止している。
【0019】図1および図2を参照して、ガイド30、
40に付き説明する。一方のガイド30は、遊端側集結
体30aと、連結側集結体30bと、これらの間に設け
られた6本の線条30cと、連結体30dとから構成さ
れている。遊端側集結体30aは、環状に形成されてい
る。また、連結側集結体30bは、同様に環状に形成さ
れると共に、リング部30eが突設されており、連結体
30dに首振り自在に連結されている。連結体30d
は、一端側が上記リング部30eに首振り自在に連結さ
れると共に、他端側は上述したガードホルダー15aの
連結用リング15gに首振り自在に連結されている。
40に付き説明する。一方のガイド30は、遊端側集結
体30aと、連結側集結体30bと、これらの間に設け
られた6本の線条30cと、連結体30dとから構成さ
れている。遊端側集結体30aは、環状に形成されてい
る。また、連結側集結体30bは、同様に環状に形成さ
れると共に、リング部30eが突設されており、連結体
30dに首振り自在に連結されている。連結体30d
は、一端側が上記リング部30eに首振り自在に連結さ
れると共に、他端側は上述したガードホルダー15aの
連結用リング15gに首振り自在に連結されている。
【0020】6本の線条30cは、全て同様な形状に形
成されており、弾性を有するリボン状部材からなってい
る。そしてこれらの両端は遊端側集結体30aと連結側
集結体30bにそれぞれ固定されている。各線条30c
の形状、配置につき説明すると、両集結体30a、30
bを、いま、ランプ11の軸線11d(紫外線照射体の
軸線と同じ)上に同軸配置した場合には、各線条30c
は、軸線11d上の一点(紫外線照射体の中心)を中心
として放射状に、かつ等配に、かつ軸線11dに沿って
配置されている。各線条30cの形状は、外方に湾曲し
ており、対応した部位は互いに同心円上にあり、しかも
弾撥性を付与可能な形状に形成されている。すなわち、
配管内において、縮径されれば、弾撥し、常に内壁に圧
接する。
成されており、弾性を有するリボン状部材からなってい
る。そしてこれらの両端は遊端側集結体30aと連結側
集結体30bにそれぞれ固定されている。各線条30c
の形状、配置につき説明すると、両集結体30a、30
bを、いま、ランプ11の軸線11d(紫外線照射体の
軸線と同じ)上に同軸配置した場合には、各線条30c
は、軸線11d上の一点(紫外線照射体の中心)を中心
として放射状に、かつ等配に、かつ軸線11dに沿って
配置されている。各線条30cの形状は、外方に湾曲し
ており、対応した部位は互いに同心円上にあり、しかも
弾撥性を付与可能な形状に形成されている。すなわち、
配管内において、縮径されれば、弾撥し、常に内壁に圧
接する。
【0021】他方のガイド40は、一方のガイド30と
同様に、遊端側集結体40a,固定側集結体40b、6
本の線条40cとから構成されている。遊端側集結体4
0aは遊端側集結体30aと同様であるが、ケーブル1
3が移動自在に挿通している点が相違している。固定側
集結体40bは、連結リング30eは備えておらず、ケ
ーブル13に固定されている。線条40cは線条30c
と全く同様に構成されている。上述した両ガイド30、
40で紫外線照射体10の前後両端を支持した場合は、
軸線11dを配管50の軸線に一致させた状態で移動さ
せることができる。
同様に、遊端側集結体40a,固定側集結体40b、6
本の線条40cとから構成されている。遊端側集結体4
0aは遊端側集結体30aと同様であるが、ケーブル1
3が移動自在に挿通している点が相違している。固定側
集結体40bは、連結リング30eは備えておらず、ケ
ーブル13に固定されている。線条40cは線条30c
と全く同様に構成されている。上述した両ガイド30、
40で紫外線照射体10の前後両端を支持した場合は、
軸線11dを配管50の軸線に一致させた状態で移動さ
せることができる。
【0022】次ぎに図4および図5を参照しつつ、配管
内への紫外線硬化性樹脂施工方法を具体的に説明する図
4は、配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法の施工設備
を示すもので、51はケーブル13の巻取り装置であ
り、電源装置52によりケーブル13に電力が供給され
る。このケーブル13の先端に、紫外線照射装置Eが取
付けられている。
内への紫外線硬化性樹脂施工方法を具体的に説明する図
4は、配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法の施工設備
を示すもので、51はケーブル13の巻取り装置であ
り、電源装置52によりケーブル13に電力が供給され
る。このケーブル13の先端に、紫外線照射装置Eが取
付けられている。
【0023】チューブ55は、紫外線を透過する部材か
らなり、その径は配管の内径と同等であり、かつ一端が
閉じられている。まず、このチューブ55の外周面に、
紫外線硬化性樹脂56を塗布する。続いて、マンホール
57から、紫外線硬化性樹脂56が塗布されたチューブ
55を、このチューブ55内に注水しながら配管50内
に送り込む。この注水送込みにより、チューブ55は配
管内面に密着するので、紫外線硬化性樹脂56が配管5
0内面に、自動的かつ、必然的にに塗布される。次ぎに
本実施例の紫外線照射装置Eを、水が満たされたチュー
ブ55内にケーブル13を操作して送込む。この送込み
作業の終了後、通電することにより紫外線を照射させ、
照射しながらケーブル13を巻き取ることにより、塗布
された紫外線硬化性樹脂は順次硬化処理される。
らなり、その径は配管の内径と同等であり、かつ一端が
閉じられている。まず、このチューブ55の外周面に、
紫外線硬化性樹脂56を塗布する。続いて、マンホール
57から、紫外線硬化性樹脂56が塗布されたチューブ
55を、このチューブ55内に注水しながら配管50内
に送り込む。この注水送込みにより、チューブ55は配
管内面に密着するので、紫外線硬化性樹脂56が配管5
0内面に、自動的かつ、必然的にに塗布される。次ぎに
本実施例の紫外線照射装置Eを、水が満たされたチュー
ブ55内にケーブル13を操作して送込む。この送込み
作業の終了後、通電することにより紫外線を照射させ、
照射しながらケーブル13を巻き取ることにより、塗布
された紫外線硬化性樹脂は順次硬化処理される。
【0024】上記施工において、紫外線照射装置Eは、
ガイド30、40にガイドされつつ、配管内面を移動
し、紫外線照射体10の軸線11dと配管55の軸線と
は常に一致した状態で紫外線処理を行なうことができ、
この結果、防蝕樹脂層56を均一に硬化させることがで
きる。なお、本実施例においては、、紫外線照射体の前
後に、首振り自在にガイドを設けたから、紫外線照射装
置の移動を容易化できる。
ガイド30、40にガイドされつつ、配管内面を移動
し、紫外線照射体10の軸線11dと配管55の軸線と
は常に一致した状態で紫外線処理を行なうことができ、
この結果、防蝕樹脂層56を均一に硬化させることがで
きる。なお、本実施例においては、、紫外線照射体の前
後に、首振り自在にガイドを設けたから、紫外線照射装
置の移動を容易化できる。
【0025】本発明に係る紫外線照射装置Eの第2の実
施例を図6を参照して説明する。本実施例も上述した第
1の実施例と同様であるが、ガイド35、45の構造が
相違している。すなわち、本実施例においては、ガイド
35、45は、紫外線照射体10の両端部にそれぞれ固
定された環状の固定側集結体35b、45bと、紫外線
照射体10に移動自在に外嵌した環状の遊端側集結体3
5a、45aと、各固定側集結体35b、45bと各遊
端側集結体35a、45aとの間に両端が固定された6
本づつの線条35c、45cとから構成されている。そ
して線条35c、45cが縮径、拡径する際は、遊端側
集結体35a、45aが移動する。この実施例のように
紫外線照射体の内方にガイドを構成した場合は、全長が
短く構成できるので、屈曲の多い配管に適す。
施例を図6を参照して説明する。本実施例も上述した第
1の実施例と同様であるが、ガイド35、45の構造が
相違している。すなわち、本実施例においては、ガイド
35、45は、紫外線照射体10の両端部にそれぞれ固
定された環状の固定側集結体35b、45bと、紫外線
照射体10に移動自在に外嵌した環状の遊端側集結体3
5a、45aと、各固定側集結体35b、45bと各遊
端側集結体35a、45aとの間に両端が固定された6
本づつの線条35c、45cとから構成されている。そ
して線条35c、45cが縮径、拡径する際は、遊端側
集結体35a、45aが移動する。この実施例のように
紫外線照射体の内方にガイドを構成した場合は、全長が
短く構成できるので、屈曲の多い配管に適す。
【0026】本発明に係わる紫外線照射装置Eの第3の
実施例を図7を参照して説明する。本実施例も、上述し
た第1の実施例と同様であるが、第1の実施例とはガイ
ド37の構造が相違している。すなわち、紫外線照射体
10の一端部に固定された環状の固定側集結体37b
と、他端部に移動自在に外嵌された環状の遊端側集結体
37aと、一端部が固定側集結体37bに固定され、他
端部が遊端側集結体37aに固定された6本の線条37
cとから構成されている。線条37cの拡径、縮径は遊
端側集結体37aの移動により行われる。本実施例のよ
うにガイドを構成した場合は、構成が簡素化される。
実施例を図7を参照して説明する。本実施例も、上述し
た第1の実施例と同様であるが、第1の実施例とはガイ
ド37の構造が相違している。すなわち、紫外線照射体
10の一端部に固定された環状の固定側集結体37b
と、他端部に移動自在に外嵌された環状の遊端側集結体
37aと、一端部が固定側集結体37bに固定され、他
端部が遊端側集結体37aに固定された6本の線条37
cとから構成されている。線条37cの拡径、縮径は遊
端側集結体37aの移動により行われる。本実施例のよ
うにガイドを構成した場合は、構成が簡素化される。
【0027】なお、線条の本数、形状は上記各実施例に
おいて示したものに限定されない。また、線条はリボン
状、線状など種種なものを使用してもよく、さらに、紫
外線照射体の移動方向に対する各ガイドの遊端側集結体
と固定側集結体の位置は、実施例の位置に限定されな
い。また、紫外線硬化性樹脂の塗布方法も本実施例に示
した方法に限定されない。
おいて示したものに限定されない。また、線条はリボン
状、線状など種種なものを使用してもよく、さらに、紫
外線照射体の移動方向に対する各ガイドの遊端側集結体
と固定側集結体の位置は、実施例の位置に限定されな
い。また、紫外線硬化性樹脂の塗布方法も本実施例に示
した方法に限定されない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の紫外線照
射装置は、ガイドを設けて紫外線ランプの軸線と配管の
軸線とを常時一致させて紫外線処理を行うようにしたの
で、防蝕樹脂層全面に対して照射量を均一にでき、紫外
線硬化性樹脂の性状を均質化でき、強固な防蝕樹脂層を
得ることができる。また、配管内への紫外線硬化性樹脂
施工方法は、容易に防蝕樹脂層を形成でき、しかも、チ
ューブの中で上記紫外線照射装置を移動させるので、紫
外線照射体の軸線と配管の中心とを一致させて移動照射
することができ、防蝕樹脂層の厚み、硬度ともに均一に
することができる。
射装置は、ガイドを設けて紫外線ランプの軸線と配管の
軸線とを常時一致させて紫外線処理を行うようにしたの
で、防蝕樹脂層全面に対して照射量を均一にでき、紫外
線硬化性樹脂の性状を均質化でき、強固な防蝕樹脂層を
得ることができる。また、配管内への紫外線硬化性樹脂
施工方法は、容易に防蝕樹脂層を形成でき、しかも、チ
ューブの中で上記紫外線照射装置を移動させるので、紫
外線照射体の軸線と配管の中心とを一致させて移動照射
することができ、防蝕樹脂層の厚み、硬度ともに均一に
することができる。
【図1】本発明の紫外線照射装置の第1の実施例の斜視
説明図。
説明図。
【図2】同じく正面視説明図。
【図3】同じく要部(紫外線ランプ)の正面視説明図。
【図4】他の発明の配管内への紫外線硬化性樹脂施工方
法の施工設備の説明図。
法の施工設備の説明図。
【図5】同じく施工態様説明図。
【図6】本発明の紫外線照射装置の第2の実施例の正面
視説明図。
視説明図。
【図7】同じく第3の実施例の正面視説明図。
10 紫外線照射体 11d 軸線(紫外線照射体) 30、35、37 ガイド 40、45 ガイド 30c、35c、37c 線条 40c、45c 線条 50 被施工配管(配管) 55 チューブ 56 紫外線硬化性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 23:22 4F
Claims (5)
- 【請求項1】 長尺形状に形成した紫外線照射体と、こ
の紫外線照射体の軸線を中心とする同心円状に形成した
弾性を有するガイドから構成したことを特徴とする紫外
線照射装置。 - 【請求項2】 紫外線照射体の軸線方向前後にガイドを
連結したことを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装
置。 - 【請求項3】 紫外線照射体の外周にガイドを取付けた
ことを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。 - 【請求項4】 ガイドは弾撥性を付与可能な形状に形成
した線条を、紫外線照射体の中心を中心として放射状に
配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の紫外線照射装置。 - 【請求項5】 少なくとも被施工配管の内径と同等の径
を有する樹脂塗布用の紫外線透過可能なチューブの外周
面に紫外線硬化性樹脂を塗布した後、このチューブを被
施工配管内にチューブの外周面が密着するよう送込み、
しかる後、チューブの内側から請求項1乃至4に記載の
紫外線照射装置を挿入せしめ、この装置によって紫外線
を照射し前記紫外線硬化性樹脂を硬化させることを特徴
とした配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220743A JPH0557793A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 紫外線照射装置および配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220743A JPH0557793A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 紫外線照射装置および配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557793A true JPH0557793A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16755838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3220743A Pending JPH0557793A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 紫外線照射装置および配管内への紫外線硬化性樹脂施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0557793A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100193505A1 (en) * | 2009-02-05 | 2010-08-05 | Mrl Industries, Inc. | Precision strip heating element |
JP2015527926A (ja) * | 2012-07-06 | 2015-09-24 | オンデルゼックスケントルム フォー アーンヴェンディング ファン スタール エン フォーOnderzoekscentrum Voor Aanwending Van Staal N.V. | 内部コーティングを有するパイプライン用のパイプおよびコーティングを塗布する方法 |
JP2020151667A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 日本鉄塔工業株式会社 | 鋼管内作業装置用支持脚 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3220743A patent/JPH0557793A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100193505A1 (en) * | 2009-02-05 | 2010-08-05 | Mrl Industries, Inc. | Precision strip heating element |
US8395096B2 (en) * | 2009-02-05 | 2013-03-12 | Sandvik Thermal Process, Inc. | Precision strip heating element |
JP2015527926A (ja) * | 2012-07-06 | 2015-09-24 | オンデルゼックスケントルム フォー アーンヴェンディング ファン スタール エン フォーOnderzoekscentrum Voor Aanwending Van Staal N.V. | 内部コーティングを有するパイプライン用のパイプおよびコーティングを塗布する方法 |
JP2020151667A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 日本鉄塔工業株式会社 | 鋼管内作業装置用支持脚 |
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