JP2832432B2 - スピーカの組立方法 - Google Patents

スピーカの組立方法

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JP2832432B2 JP62149256A JP14925687A JP2832432B2 JP 2832432 B2 JP2832432 B2 JP 2832432B2 JP 62149256 A JP62149256 A JP 62149256A JP 14925687 A JP14925687 A JP 14925687A JP 2832432 B2 JP2832432 B2 JP 2832432B2
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雅夫 杉谷
和朗 奥澤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスピーカの各部材間を光硬化型接着剤を用
い、これに光を照射して硬化接合するスピーカの組立方
法に係り、特に前記光の照射を光ファイバーからなるラ
イトガイドを通して行うことにより最適な照射角度、照
射距離等を任意に設定でき、このために極所的スポット
照射により効率的な照射が可能となり、したがって、極
めて短時間に確実な組立を達成し得るスピーカの組立方
法に関する。 〔従来の技術〕 ステレオ等、各種音響機器に用いられるスピーカは通
常第1図に示すような構造を有しており図面から明らか
なように、フレーム1、コーン2、エッジ3、ガスケッ
ト4、ボイスコイル5、ダンパー6、ダストキャップ
7、その他各種部材から形成され、それぞれ接合部は接
着剤で接着することによって組立てられる。 これら接合部に用いられっる接着剤として紫外線の照
射によって硬化接合する紫外線硬化型接着剤が用いられ
ており、この紫外線照射手段として従来、第4図に示さ
れる紫外線照射炉が用いられている。 第4図において、100は紫外線照射炉であって、この
内側頂部には反射ミラー101が形成され、この下方に配
置された光源ランプ102からの紫外光103は反射ミラー10
1に反射されて矢印のように垂直下方に放射される。 前述の紫外線照射炉100において、照射すべきスピー
カの各部材は反射ミラー101ならびに光源ランプ102の下
方に配置され、ここで光源ランプ102からの直射光ある
いは反射ミラー101からの反射光、すなわち、垂直下方
へ放射される紫外光103の照射を受ける。例えば、ボイ
スコイル5とコーン2の接合部aあるいはボイスコイル
5とダンパー6の接合部bに紫外光103を照射して硬化
接合する場合、これら部材は第4図示のように反射ミラ
ー101ならびに光源ランプ102の下方に配置され、垂直下
方に放射される紫外光103の照射を受ける。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上述第4図の紫外線照射炉100では、紫外光1
03は垂直下方にのみ放射されて接合部aならびbでは垂
直な紫外光103のみの照射を受けることになり、このた
め、照射すべき部材の配置がわずかに傾いただけで垂直
な紫外光が受けられなくなり、しかも場所によっては光
が当たらない部分も生じ、したがって、効率的な照射が
得られず、硬化が不完全となる。 また、前述において、接合部aあるいはbが最適な紫
外光103の照射を受けるためには光源ランプ102からの距
離を変化させて紫外光103の強さを調整することが必要
であるが、第4図の紫外線照射炉、100では前述距離は
一定であって、変化させることができず、このため照射
に長時間を要するのみならず、無駄な照射も余儀なくさ
れる。 さらに、前記照射炉100ではコーン2の上部のエッジ
3付近が光源ランプ102に接近して熱により焼けてしま
うという危険性をある。 そこで、本発明の目的は紫外光の照射に際して、最適
な照射角度、照射距離等を任意に設定し得、このため、
極所的スポット照射により効率的な照射が可能であり、
したがって、極めて短時間に確実な組立を達成し得るス
ピーカの組立方法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上述の目的を達成するため、本発明によれば、接合す
べき各スピーカ部材間に光硬化型接着剤を介在させ、こ
れに光を照射して硬化により各部材を接合するスピーカ
の組立方法において、光源からの光を複数本の光ファイ
バーからなる複数のライトガイドに導出するとともに、
この複数のライトガイドを、上記各部材を接合する対象
のスピーカ上に配置された一つの基台における、照射す
べき接合部に対してそれぞれ最適な照射が可能となるよ
うに角度の設定された孔にそれぞれ挿入設置し、上記ラ
イトガイドの先端から所定の上記部材間の上記光硬化型
接着剤に照射して、上記各部材を接合することを特徴と
する。 以下、本発明を添付図面を用いて詳述する。 第1図は本発明方法によって組立てられるスピーカの
一具体例の部分断面図を示す。 本発明においてスピーカを形成する各部材の接合部は
第1図に示すようにボイスコイル5とコーン2の接合部
a、ボイスコイル5とダンパー6の接合部b、ダンパー
6とフレーム1の接合部c、エッジ3とフレーム1の接
合部d、コーン2とダストキャップ7の接合部e、コー
ン2とリード線11の接合部f等である。なお、第1図に
おいて、4はガスケット、8はトッププレート、9はマ
グネット、10はポールピース付プレートである。 上述の接合部分a、b、c、d、eおよびfにはそれ
ぞれ光硬化型接着剤を介在させ、これに光を照射して硬
化することにより各部材を接合し、スピーカを組立る。 上述の光の照射に際して、本発明では光ファイバーか
らなるライトガイドを通して行う。 第2図は本発明方法の実施に用いられる紫外線照射装
置の一具体例の平面図を示し、第3図は第2図における
A−A断面図を示す。12はライトガイドであって、これ
は直径約220μmの石英製光ファイバーを約500本束ねて
構成される直径約5mm集束光ファイバーであって、基台1
3に穿設された光14に先端部12aを挿入することにより基
台13に支えられる。この本数は任意であるが第2図示の
ように複数数本配置されることが好ましい。 基台13に穿設される孔14の角度は照射すべきスピーカ
部材の接合部の位置により任意に定められる。例えば第
3図に示されるようにボイスコイル5とダンパー6の接
合部bを照射する場合、複数のライトガイド12からの紫
外光が接合部bと直角になるように対応するそれぞれの
孔14の角度を定める。また、上記複数のライトガイドの
各先端部12aを上記それぞれの孔14に挿入する際、接合
部bに効率よく紫外光が照射されるように各先端部12a
と各接合部bの距離を任意に定めることができる。この
ようにして、接合部bは局所的スポット照射を効率よく
受けることになる。 〔作用〕 まず、図示しない光源ランプ、例えば公知の高圧水銀
灯から紫外光を第2図のライトガイド12を通して導き、
第3図の接合部bに照射する。この場合、ライトガイド
12は光ファイバーの集束体から構成されるので、柔軟性
を有していかなる方向に曲げることも自由であり、した
がって、いかなる角度の孔14にも挿入が自由である。こ
のため、基台13の孔14を、照射すべき接合部bに対して
最適な照射が可能となるように任意の角度ならびに距離
を定めることができ、しかも、このような孔14を基台13
の周方向に複数個穿設することによりライトガイド12を
接合部bのまわりにくまなく配置することができ、この
ような状態でライトガイド12を通して複数個の先端部12
aから紫外光を接合部bに照射すれば、接合部bは極所
的なスポット照射を一体的に受けて効率的に照射され、
したがって、例えばボイスコイル5とダンパーとの接合
が極めて短時間に確実になされ、スピーカの組立が迅速
かつ確実に達成される。 なお、図示しないが、光源ランプから紫外光を導く
際、ライトガイド12に導入される以前の任意の個所にス
ペクトルコントロールフイルタを設けることにより紫外
光から熱線がカットされ、熱の発生を伴わない紫外光の
照射が可能となる。 〔実施例〕 光源ランプとして主波長365nm、出力250Wの超高圧水
銀灯を用い、この光源ランプからの紫外光を第2図示の
10本のライトガイド12に導いた。また、第3図示のよう
に、ボイスコイル5とダンパー6の接合部bに紫外線硬
化型接着剤を塗布した。前記接着剤として、ゴム変性エ
ポキシアクリレートオリゴマーを主成分とし、これに2
−ビドロキシエチルメタクリレートおよびオリゴエステ
ルアクリレートのモノマーを配合した接着剤ベースに、
クメンハイドロパーオキサイドならびにベンゾインイソ
ブチルエーテルを添加してなる接着剤A液と、前記接着
剤ベースに、無水第2塩化鉄と1、4、8、11−テトラ
アザシクロテトラデカンの混合物からなる硬化促進剤を
添加してなる接着剤B液とからなる紫外線硬化ならびに
二液ラジカル反応併用型接着剤(協立化学産業(株)
製。商品名「ワールドロック 836」)を用いた。 この接着剤A/Bをアプリケータにより接合部b(19mm
Φ)に混合塗布した後、これに第3図示のように10本の
ライドガイド12を通して紫外光を照射した。照射距離は
30mm、照射径は10mm、孔14の角度は45゜、照射時間は5
秒であった。 照射終了後、直ちにボイスコイル5の部分を手で持ち
上げたところ、ダンパー6の脱落は見られず、また、ダ
ンパー6を手で引きはがしても容易に剥離せず、接着剤
の大部分が硬化していた。 さらに照射後、室温で24時間放置した後の常態強度を
引張試験機を用いて測定したところ、平均で12.8kg以上
の接着強度を示し、全てのダンパーもしくはボイスコイ
ルが破壊した。 さらに、60℃、95%相対湿度の雰囲気中に、500時間
放置の後、前述の同様に接着強度を測定したところ、平
均10.7kg以上の強度を示し、いずれもダンパーもしくは
ボイスコイルが破壊した。 一方、参考のために、出力1kw、ランプ長80mmの超高
圧水銀灯を光源ランプ102とする第4図の紫外線硬化炉1
00を用い、かつ前述と同様の接着剤を用いて接合部aに
5秒間照射を行った。この場合、コーン2の熱変形を防
止するため、光源ランプ102に最も近接するコーン2の
エッジ3を光源ランプ102から100mm離すように各部材を
配置した。照射終了後直ちにボイスコイル5を手で持ち
上げたところコーン2の脱落はみられなかったが、手で
はがしたところ、ボイスコイル5から比較的容易に剥離
した。接着剤の硬化状態は不充分であり、未硬化の部分
が発見された。 なお、前記実施例ではスピーカのボイスコイル5とダ
ンパー6の接合部bの照射について例示したが、他の接
合部、例えばダンパーとフレーム、ボイスコイルとコー
ン等の接合部についても同様な結果が得られた。 〔発明の効果〕 以上のとおり、本発明によれば、紫外線の照射を基台
に設けられた複数の孔に光ファイバーからなるライトガ
イドを通して行うことにより最適な照射角度、照射距離
等を任意に設定でき、このため局所的スポット照射によ
り効率的な照射が可能となり、したがって、極めて短時
間に確実なスピーカの組立が達成でき、実用上有効な発
明である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明方法によって組立てられるスピーカの一
具体例の部分断面図を示し、第2図は本発明に用いられ
る光の照射装置の一具体例の平面図を示し、第3図は第
2図におけるA−A断面図を示し、第4図は公知の紫外
線照射炉の説明図を示す。 1……フレーム、2……コーン、3……エッジ、5……
ボイスコイル、6……ダンパー、7……ダストキャッ
プ、a、b、c、d、e、f……接合部、12……ライト
ガイド、12a……先端部、13……基台、14……孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥澤 和朗 大阪府門真市大字門真1006 松下電器産 業株式会社内 (72)発明者 日高 正伸 東京都港区西新橋2−36−1 新橋桜ビ ル 松尾産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−250902(JP,A) 実開 昭58−50798(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.接合すべき各スピーカ部材間に光硬化型接着剤を介
    在させ、これに光を照射して硬化により各部材を接合す
    るスピーカの組立方法において、光源からの光を複数本
    の光ファイバーからなる複数のライトガイドに導出する
    とともに、この複数のライトガイドを、上記各部材を接
    合する対象のスピーカ上に配置された一つの基台におけ
    る、照射すべき接合部に対してそれぞれ最適な照射が可
    能となるように角度の設定された孔にそれぞれ挿入設置
    し、上記ライトガイドの先端から所定の上記部材間の上
    記光硬化型接着剤に照射して、上記各部材を接合するス
    ピーカの組立方法。 2.接合部がボイスコイルとコーンまたはボイスコイル
    とダンパーまたはエッジとフレームまたはコーンとダス
    トキャップまたはコーンとリード線間の少なくともいず
    れか一つである特許請求の範囲第1項記載のスピーカの
    組立方法。 3.光源とライトガイド間にスペクトルコントロールフ
    イルタを設けて熱線をカットすると共に、光硬化型接着
    剤を紫外線硬化型接着剤とした特許請求の範囲第1項記
    載のスピーカの組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5850798U (ja) * 1981-09-21 1983-04-06 パイオニア株式会社 スピ−カ
JPH0245880B2 (ja) * 1982-03-18 1990-10-12 Iwatani Sangyo Kk Supiikabuhinhenosetsuchakuzaitofukensasochi
JPH0697563B2 (ja) * 1985-04-27 1994-11-30 株式会社ブリヂストン 光照射装置

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