JPH0557450U - ターボ機械のインペラ取付装置 - Google Patents

ターボ機械のインペラ取付装置

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JPH0557450U
JPH0557450U JP390992U JP390992U JPH0557450U JP H0557450 U JPH0557450 U JP H0557450U JP 390992 U JP390992 U JP 390992U JP 390992 U JP390992 U JP 390992U JP H0557450 U JPH0557450 U JP H0557450U
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JP
Japan
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impeller
drive shaft
shaft end
shaft
back surface
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Pending
Application number
JP390992U
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English (en)
Inventor
前村  明彦
常生 久米
精 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0557450U publication Critical patent/JPH0557450U/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/266Rotors specially for elastic fluids mounting compressor rotors on shafts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホイール部11とその一方の面に設けた複数
枚の羽根部12とからなるインペラ1と、インペラ1を
回転駆動する駆動軸2とを備え、インペラ1の背面に突
出する円柱の先端部に雄螺子を設けたインペラ取付部1
5と、駆動軸2の軸端にインペラ取付部15に嵌合する
中空円筒の底部に雌螺子を設けた軸端部21とで、イン
ペラ1と駆動軸2を螺子結合し、インペラ1の背面14
と駆動軸2の軸端面24とを密着させるようにしたもの
である。 【効果】 高速回転時に遠心力によってインペラのホイ
ール部と駆動軸の軸端部とに生じる径方向の変形量に差
が出ないようにして、インペラと駆動軸を常に密着した
状態に維持するので、インペラがバランスを崩すことが
なく、ターボ機械の性能を安定した状態に維持すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高速回転するターボ機械のインペラ取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ターボ圧縮機等のターボ機械のインペラには、図4に示すように、円板 状のホイール部11と、その一方の面に設けた羽根部12とからなり、ホイール 部11の中心に貫通する取付穴13を設けてある。また、インペラ1を回転駆動 する駆動軸2の軸端部21にはテーパまたは段付の細径部22を突出させて設け てある。インペラを駆動軸に固定する場合、細径部22をインペラ1の取付穴1 3に隙間のないように嵌合し、細径部22の先端部に設けた雄螺子23にナット 3を螺合してある。 このように、ホイール部11の背面14と駆動軸2の軸端面24とが密着する ようにナット3により締めつけて、面接触により駆動軸2からインペラ1に動力 を伝達するようにしたものが開示されている(例えば、特開昭61−14961 5号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記構成では、駆動軸2は中実の丸棒で比較的外径が小さく、かつ 抗張力の高い鉄系の材料を用いているため、高速回転した時でも遠心力による変 形は小さい。 一方、ホイール部11の材料は耐熱性高抗張力軽合金を使用することが多いが 、高抗張力合金鋼などと比較するとヤング率が小さく、遠心力による変形量は駆 動軸2に比較して大きい。 遠心力は半径の2乗に比例して大きくなるが、ホイール部11は外径が大きく 、取付穴13を設けてあるので、さらに、遠心力による変形量は大きくなり、高 速回転時のホイール部11と駆動軸2の遠心力による変形量に差が出る。 このように、回転していない時に、ナット3によりホイール部11の背面14 と駆動軸2の軸端面24とが密着するように締めつけていても、高速回転するこ とにより、変形量の差により接触面に滑りが生じる。次に回転が停止した時、変 形が元の状態に戻ろうとして再び逆方向の滑りが生じる。しかし、回転が停止し ても、接触面に摩擦が生じるため必ずしも元の相対位置関係に戻ることはなく、 加減速のくり返しにより駆動軸2とホイール部11との相対位置関係はミクロに 見てランダムに変化する。このことによりインペラ1のバランスが悪くなり、振 動などを引き起こすという課題があった。 本考案は、ホイール部と駆動軸の遠心力による変形量に差が出ないようにして 安定して高速回転するターボ機械を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ホイール部とその一方の面に設けた複数枚の羽根部とからなるイン ペラと、前記インペラを回転駆動する駆動軸とを備え、前記インペラの背面と前 記駆動軸の軸端面とを密着させるようにして前記インペラを前記駆動軸に固定す るターボ機械のインペラ取付装置において、前記インペラの背面に突出する円柱 の先端に雄螺子を設けたインペラ取付部と、前記駆動軸の軸端に前記インペラ取 付部に嵌合する中空円筒の底部に雌螺子を設けた軸端部とで、前記インペラと前 記駆動軸を螺子結合することにより前記駆動軸の軸端面と前記インペラの背面を 密着させるものである。
【0005】
【作用】
インペラを高速回転させると、ホイール部は外径が大きいために大きな遠心力 が働くが、インペラ取付部は中実の円柱状であるため、遠心力による変形は極め て小さく、インペラの背面の軸端面と密着する部分の変形も極めて小さい。した がって、インペラ取付部の嵌合部と軸端部の径方向の変形量はほぼ同じとなるか 、嵌合部が軸端部の内側から外側に押し付けるようになるので径方向の変形量に 差ができず、インペラの背面と軸端面の相対的位置関係は変化しない。 したがって、インペラの背面と軸端部に高速回転することによる遠心力が作用 しても、互いに滑りが生じることがなく、背面と軸端面の密着状態を常に維持す ることができる。
【0006】
【実施例】
本考案を図に示す実施例について説明する。 図1は本考案の実施例を示す側断面図で、インペラ1は高抗張力軽合金からな り、ほぼ円板状のホイール部11と、その一方の面に設けられた複数枚の羽根部 12からなり、羽根部12が設けられた面と反対の背面14にはホイール部11 と同心に突出する円柱状の嵌合部15Aを有するインペラ取付部15を設けてあ る。インペラ取付部15の先端付近を細くして雄螺子16を設けてある。ホイー ル部11の羽根部12を設けた面の中央にはナット部17を設けてある。 駆動軸2は高抗張力合金鋼からなり、軸端部21には駆動軸2の外周と同心に インペラ取付部15の嵌合部15Aと隙間なく嵌合する取付穴25を設け、取付 穴25の底部の内径を小さくしてインペラ1の雄螺子16と螺合する雌螺子26 を設けてある。 インペラ1を駆動軸2に固定する場合は、インペラ取付部15を駆動軸2の取 付穴25に挿入して嵌合部15Aを取付穴25に嵌合し、雄螺子16を雌螺子2 6に螺合させて、ナット部17によって締めつけ、背面14と軸端部21の軸端 面24とを密着させる。 以上の方法で駆動軸2に固定したインペラ1を高速回転させると、ホイール部 11は外径が大きいために大きな遠心力が働くが、インペラ取付部15は中実の 円柱状であるため、遠心力による変形は極めて小さい。一方、駆動軸2の軸端部 21は中空円筒であるが、材料のヤング率が大きいため変形はめ小さい。したが って、嵌合部15Aと軸端部21の両者の径方向の変形量はほぼ同じとなるか、 嵌合部15Aが軸端部21の内側から外側に押し付けるようになるので径方向の 変形量に差ができず、インペラ1の背面14と軸端面24の相対的位置関係は変 化しない。 したがって、高速回転することによる遠心力がインペラ1の背面14と軸端部 21に作用しても、互いに滑りが生じることがなく、背面14と軸端面24の密 着状態を常に維持することができる。
【0007】 図2は第2の実施例を示す側断面図で、図1に示した背面14と密着する駆動 軸2の軸端面24に、先端が尖った複数のリング状突起部27を同心円状にほぼ 等ピッチで設けてある。 この構造により、雄螺子16と雌螺子26とを締めつけることにより、突起部 27が背面14に食い込み、インペラ1の背面14と軸端面24の相対的位置関 係は変化しない。 図3は第3の実施例を示す側断面図で、ホイール部11の背面14にインペラ 取付部15と同心円状のリング溝18を設けてある。駆動軸2の軸端部21には リング溝18に嵌合するリング状の突起部28を設けてある。 従って、インペラ1が高速回転して、ホイール部11と軸端部21に遠心力が 作用しても、リング溝18と突起部28とが嵌合しているため、軸端部21とイ ンペラ1との径方向の変形量の差は発生しない。 なお、本考案はターボ圧縮機のインペラの取付装置に限るものでは無く、高速 ガスタービンなど、高速回転するターボ機械全般に適用できる。
【0008】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、高速回転時に遠心力によってインペラの ホイール部と駆動軸の軸端部とに生じる径方向の変形量に差が出ないようにして 、インペラと駆動軸を常に密着した状態に維持するので、インペラがバランスを 崩すことがなく、ターボ機械の性能を安定した状態に維持することができる効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の第2の実施例を示す側断面図である。
【図3】本考案の第3の実施例を示す側断面図である。
【図4】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 インペラ 11 ホイール
部 12 羽根部 14 背面 15 インペラ取付部 15A 嵌合部 16 雄螺子 17 ナット部 18 リング溝 2 駆動軸 21 軸端部 24 軸端面 25 取付穴 26 雌螺子 27、28 突起部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイール部とその一方の面に設けた複数
    枚の羽根部とからなるインペラと、前記インペラを回転
    駆動する駆動軸とを備え、前記インペラの背面と前記駆
    動軸の軸端面とを密着させるようにして前記インペラを
    前記駆動軸に固定するターボ機械のインペラ取付装置に
    おいて、前記インペラの背面に突出する円柱の先端に雄
    螺子を設けたインペラ取付部と、前記駆動軸の軸端に前
    記インペラ取付部に嵌合する中空円筒の底部に雌螺子を
    設けた軸端部とで、前記インペラと前記駆動軸を螺子結
    合することを特徴とするターボ機械のインペラ取付装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸の軸端面に複数の先端が尖っ
    たリング状突起部を径方向に等ピッチで設けた請求項1
    記載のターボ機械のインペラ取付装置。
  3. 【請求項3】 前記インペラの背面にリング溝を設け、
    前記駆動軸の軸端部に前記リング溝に嵌合する突起部を
    設けた請求項1記載のターボ機械のインペラ取付装置。
JP390992U 1992-01-07 1992-01-07 ターボ機械のインペラ取付装置 Pending JPH0557450U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012115086A1 (ja) 2011-02-21 2012-08-30 株式会社Ihi ターボ機械
WO2015019113A1 (en) * 2013-08-09 2015-02-12 Aeristech Limited Attachment arrangement for turbo compressor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012115086A1 (ja) 2011-02-21 2012-08-30 株式会社Ihi ターボ機械
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US10451087B2 (en) 2013-08-09 2019-10-22 Aeristech Limited Attachment arrangement for turbo compressor

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