JP2000329149A - 車両用真空ポンプの継手 - Google Patents
車両用真空ポンプの継手Info
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- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
止め構造を提供する。 【解決手段】 エンジン1に装着された真空ポンプ2
は、エンジン1のシャフト3により駆動される。カップ
リング4は、凸型カップリング部材42を有し、シャフ
ト21に装着されたスナップリング44は、凸型カップ
リング部材42の凸部45(45a、45b)の径方向
内側に設けられた係止部48(48a、48b)と当接
する大きさをもっている。これにより、凸型カップリン
グ部材42のシャフト21からの脱落が阻止される。
Description
エンジンの回転を受けて回転駆動される車両用真空ポン
プに用いて好適な継手に関する。
を受けて回転駆動される車両用真空ポンプが知られてい
る。かかる真空ポンプは、エンジンに直接に装着されて
直接的に回転駆動されたり、あるいはエンジンに装備さ
れた交流発電機等の補機に装着されて間接的にエンジン
によって回転駆動されて、車両として必要とされる負圧
を供給している。
あるいは補機のシャフトと、被駆動側である真空ポンプ
のシャフトとの間にカップリングを設けて回転力を伝達
するよう構成されている。
プリングが組み立て作業や、修理作業において分解して
しまうという問題があり、シャフトに対して所要の隙間
をもって装着されたカップリング部材を確実かつ簡単な
構造で抜け止めする構造が必要であった。
たカップリング部材の抜け止め構造を提供することを目
的とするものである。
するために、車両のエンジンにより回転駆動される車両
用真空ポンプの継手において、シャフトが貫通して配置
されたカップリング部材と、前記シャフト先端の外周に
装着され、前記カップリング部材の貫通孔より大径のリ
ングとを備えることを特徴とする車両用真空ポンプの継
手という技術的手段を採用する。
ャフトからの抜け止めがなされる。しかもリングは、シ
ャフト先端の外周に装着されるため、その装着にあたっ
てシャフトに過大な力を与えない。また、シャフト外周
に装着されたリングは長期間に渡って安定してカップリ
ング部材の抜け止めとして機能しうる。
トとは径方向に移動可能に嵌合されており、当該移動方
向と直交する方向における前記貫通孔の径が前記リング
の径より小さく形成されていることを特徴とする請求項
1記載の車両用真空ポンプの継手という技術的手段を採
用してもよい。
シャフトとの間に所要の隙間を維持しつつカップリング
部材の抜け止めが可能である。
はC型輪止めとしてもよい。
明を適用した車両用真空ポンプの継手の実施例を図1か
ら図3に基づいて説明する。
は、エンジン1と車両用真空ポンプ2との装着状態を示
す要部断面図である。特にカップリング部分を示してい
る。図2は、凸型カップリング部材42と被駆動側シャ
フト21との組立て状態を、エンジン側から見た平面図
である。
付部5には、駆動側のシャフト3が配置されている。こ
のシャフト3は、エンジン本体の回転軸とする他に補機
の回転軸としてもよい。シャフト3の先端には、直径方
向に延びる凹状の溝が形成され、凹型カップリング部材
を形成している。
ポンプ部を有しており、シャフト3の回転がシャフト2
1に伝達されることによりポンプ作用を営み、車両に搭
載された負圧機器を動作させるための負圧を供給する。
シャフト21は、車両用真空ポンプ2のフレームにベア
リング等の軸受けを介して回転自在に支持されている。
また、車両用真空ポンプ2には、エンジン1から潤滑用
のオイルが供給され、取付部5にも潤滑油が供給されて
いる。
ップリング4は、直交する2つの直径方向に関して自由
度をもったカップリングであって、そのひとつを2つの
カップリング部材に設けた凹凸部によって提供し、残る
ひとつを一方のカップリング部材と一方のシャフトとの
嵌合により提供する。
リング部材としての凹型カップリング部材41と、第2
カップリング部材としての凸型カップリング部材42と
を有している。凹型カップリング部材41はシャフト3
の先端に設けられ、この凹型カップリング部材41に凸
型カップリング部材42が嵌合する。この結果、2つの
カップリング部材41、42の間には、凹部あるいは凸
部が延びる直径方向に関して比較的自由な移動が許容さ
れ、凹凸が延在する直径方向と直交する方向に関しては
わずかなバックラッシュが生じるだけである。
通孔43が形成された円板状のベース部分46と、この
ベース部分から軸方向に延び出す凸部45とを有する。
凸部45は、直径方向に並べられた2つの凸部45a、
45bを有する。貫通孔43と凸部45との間には、係
止面48が形成されている。係止面48は、係止面48
a、48bからなる。
21の端部が貫通して配置されている。シャフト21
は、その端部に、長方形部分23を有する。この長方形
部分23は、平行な広い2平面を有しており、凸型カッ
プリング部材42の貫通孔43と嵌合している。長方形
部分23と貫通孔43とは、2つの凸部45a、45b
の並ぶ直径方向に関しては、微小なクリアランスをもつ
だけで嵌合している。一方、2つの凸部45a、45b
の並ぶ直径方向と直交する直径方向に関しては、シャフ
ト21に対する凸型カップリング部材42の移動を許容
するべく、2×gの比較的大きいクリアランスをもって
嵌合している。このクリアランスgの方向は、カップリ
ング部材41、42に設けられた凹凸部分が延在する直
径方向とは直交する方向である。
側には段差部24が形成されている。長方形部分23
は、凸型カップリング部材42のベース部分46の厚さ
にほぼ等しい軸方向長さを有している。さらに長方形部
分23のエンジン側の端部には、円柱部25が突出して
設けられている。この円柱部25は、シャフト21の先
端部であって、その先端近傍の外周には環状の溝26が
設けられている。この円柱部25は、長方形部分23の
2平面間の幅にほぼ等しい直径をもっている。それは、
貫通孔43の幅L1よりわずかに小さい。また、円柱部
25の直径は、貫通孔43の凸部方向の径である幅L1
より大きい2つの係止面48の幅L2より小さく形成さ
れている。従って、円柱部25は、ベース部分46より
突出して位置する。
C字状のスナップリング44がはめ込まれている。この
C字状のスナップリング44は、円柱部25への装着状
態において、貫通孔43の凸部方向の径である幅L1よ
り大きく、しかも2つの係止面48の幅L2より小さい
直径L3となる。ただし、スナップリング44の直径L
3は、貫通孔43の凸部方向と直交する方向の幅より小
さい。この結果、凸型カップリング部材42は、段差部
24と貫通孔43より大径のスナップリング44との間
に保持される。スナップリング44により、凸型カップ
リング部材42の軸方向先端方向への抜け止めがなされ
る。凸型カップリング部材42がシャフト21の軸方向
先端側に向けて脱落することが防止される。
42との間のクリアランスgの方向と直交する方向の直
径上において脱落防止リング44とカップリング部材4
2との係止がなされる。換言すれば、凹凸型のカップリ
ング4が有する凹凸部の延在方向においてカップリング
部材が係止されることとなる。この結果、2つのカップ
リング部材のうちの一方と、駆動側と被駆動側との2つ
のシャフトのうちの一方との嵌合により提供される、一
方のカップリング部材の比較的自由な移動を許容しつつ
当該カップリング部材を当該一方の軸に抜けることなく
保持することができる。このように、シャフト21とカ
ップリング部材42との間の所要の自由な移動を許容し
つつ、カップリング部材42のシャフト21からの抜け
止めができる。
の凸部45a、45bの間に位置しているため、コンパ
クトに構成することができる。
フト21との組立て状態を、エンジン側から見た変形例
の平面図である。
部25aが設けられ、その先端部外周に環状溝26aが
形成されている。そして、スナップリング44に代えて
C型輪止め44aが用いられている。このC型輪止め4
4aは、操作部44bにおける径L4が、貫通孔43の
幅L1より大きく、しかも2つの係止面48の幅L2の
半分(L2/2)より小さく形成されている。このた
め、操作部44bを係止面48上に位置させることで、
凸型カップリング部材42がシャフト21の軸方向先端
方向へ移動することを規制できる。一方、操作部44b
を係止面48上からずらすことで、凸型カップリング部
材42を取り外すことができる。
ト3側に凹型カップリングを設け、シャフト21側に凸
型カップリングを設けたが、これらを逆に設けてもよ
い。
る。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両のエンジンにより回転駆動される車
両用真空ポンプの継手において、シャフトが貫通して配
置されたカップリング部材と、前記シャフト先端の外周
に装着され、前記カップリング部材の貫通孔より大径の
リングとを備えることを特徴とする車両用真空ポンプの
継手。 - 【請求項2】 前記カップリング部材と前記シャフトと
は径方向に移動可能に嵌合されており、当該移動方向と
直交する方向における前記貫通孔の径が前記リングの径
より小さく形成されていることを特徴とする請求項1記
載の車両用真空ポンプの継手。 - 【請求項3】 前記リングは、スナップリングであるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の車両用真空ポン
プの継手。 - 【請求項4】 前記リングは、C型輪止めであることを
特徴とする請求項1または2記載の車両用真空ポンプの
継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14137299A JP4120092B2 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 車両用真空ポンプの継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14137299A JP4120092B2 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 車両用真空ポンプの継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP4120092B2 JP4120092B2 (ja) | 2008-07-16 |
Family
ID=15290470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14137299A Expired - Fee Related JP4120092B2 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 車両用真空ポンプの継手 |
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Country | Link |
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-
1999
- 1999-05-21 JP JP14137299A patent/JP4120092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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