JP4120092B2 - 車両用真空ポンプの継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されたエンジンの回転を受けて回転駆動される車両用真空ポンプに用いて好適な継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に搭載されたエンジンの回転を受けて回転駆動される車両用真空ポンプが知られている。かかる真空ポンプは、エンジンに直接に装着されて直接的に回転駆動されたり、あるいはエンジンに装備された交流発電機等の補機に装着されて間接的にエンジンによって回転駆動されて、車両として必要とされる負圧を供給している。
【0003】
かかる真空ポンプでは、駆動側のエンジンあるいは補機のシャフトと、被駆動側である真空ポンプのシャフトとの間にカップリングを設けて回転力を伝達するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかるカップリングが組み立て作業や、修理作業において分解してしまうという問題があり、シャフトに対して所要の隙間をもって装着されたカップリング部材を確実かつ簡単な構造で抜け止めする構造が必要であった。
【0005】
そこで本発明は、車両用真空ポンプに適したカップリング部材の抜け止め構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、車両のエンジンにより回転駆動される車両用真空ポンプの継手において、シャフトが貫通して配置されたカップリング部材と、前記シャフト先端の外周に装着され、前記カップリング部材の貫通孔より大径のリングとを備えることを特徴とする車両用真空ポンプの継手という技術的手段を採用する。
【0007】
かかる構成により、カップリング部材のシャフトからの抜け止めがなされる。しかもリングは、シャフト先端の外周に装着されるため、その装着にあたってシャフトに過大な力を与えない。また、シャフト外周に装着されたリングは長期間に渡って安定してカップリング部材の抜け止めとして機能しうる。
【0008】
なお、前記カップリング部材と前記シャフトとは径方向に移動可能に嵌合されており、当該移動方向と直交する方向における前記貫通孔の径が前記リングの径より小さく形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用真空ポンプの継手という技術的手段を採用してもよい。
【0009】
かかる構成によると、カップリング部材とシャフトとの間に所要の隙間を維持しつつカップリング部材の抜け止めが可能である。
【0010】
さらに、リングは、スナップリングあるいはC型輪止めとしてもよい。
【0011】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用した車両用真空ポンプの継手の実施例を図1から図3に基づいて説明する。
【0012】
図1は、一実施例の断面図である。図1は、エンジン1と車両用真空ポンプ2との装着状態を示す要部断面図である。特にカップリング部分を示している。図2は、凸型カップリング部材42と被駆動側シャフト21との組立て状態を、エンジン側から見た平面図である。
【0013】
エンジン1に設けられた真空ポンプ2の取付部5には、駆動側のシャフト3が配置されている。このシャフト3は、エンジン本体の回転軸とする他に補機の回転軸としてもよい。シャフト3の先端には、直径方向に延びる凹状の溝が形成され、凹型カップリング部材を形成している。
【0014】
車両用真空ポンプ2は、例えばベーン型のポンプ部を有しており、シャフト3の回転がシャフト21に伝達されることによりポンプ作用を営み、車両に搭載された負圧機器を動作させるための負圧を供給する。シャフト21は、車両用真空ポンプ2のフレームにベアリング等の軸受けを介して回転自在に支持されている。また、車両用真空ポンプ2には、エンジン1から潤滑用のオイルが供給され、取付部5にも潤滑油が供給されている。
【0015】
シャフト3とシャフト21とを連結するカップリング4は、直交する2つの直径方向に関して自由度をもったカップリングであって、そのひとつを2つのカップリング部材に設けた凹凸部によって提供し、残るひとつを一方のカップリング部材と一方のシャフトとの嵌合により提供する。
【0016】
継手であるカップリング4は、第1カップリング部材としての凹型カップリング部材41と、第2カップリング部材としての凸型カップリング部材42とを有している。凹型カップリング部材41はシャフト3の先端に設けられ、この凹型カップリング部材41に凸型カップリング部材42が嵌合する。この結果、2つのカップリング部材41、42の間には、凹部あるいは凸部が延びる直径方向に関して比較的自由な移動が許容され、凹凸が延在する直径方向と直交する方向に関してはわずかなバックラッシュが生じるだけである。
【0017】
凸型カップリング部材42は、長方形の貫通孔43が形成された円板状のベース部分46と、このベース部分から軸方向に延び出す凸部45とを有する。凸部45は、直径方向に並べられた2つの凸部45a、45bを有する。貫通孔43と凸部45との間には、係止面48が形成されている。係止面48は、係止面48a、48bからなる。
【0018】
凸型カップリング部材42には、シャフト21の端部が貫通して配置されている。シャフト21は、その端部に、長方形部分23を有する。この長方形部分23は、平行な広い2平面を有しており、凸型カップリング部材42の貫通孔43と嵌合している。長方形部分23と貫通孔43とは、2つの凸部45a、45bの並ぶ直径方向に関しては、微小なクリアランスをもつだけで嵌合している。一方、2つの凸部45a、45bの並ぶ直径方向と直交する直径方向に関しては、シャフト21に対する凸型カップリング部材42の移動を許容するべく、2×gの比較的大きいクリアランスをもって嵌合している。このクリアランスgの方向は、カップリング部材41、42に設けられた凹凸部分が延在する直径方向とは直交する方向である。
【0019】
シャフト21の長方形部分23のポンプ部側には段差部24が形成されている。長方形部分23は、凸型カップリング部材42のベース部分46の厚さにほぼ等しい軸方向長さを有している。さらに長方形部分23のエンジン側の端部には、円柱部25が突出して設けられている。この円柱部25は、シャフト21の先端部であって、その先端近傍の外周には環状の溝26が設けられている。この円柱部25は、長方形部分23の2平面間の幅にほぼ等しい直径をもっている。それは、貫通孔43の幅L1よりわずかに小さい。また、円柱部25の直径は、貫通孔43の凸部方向の径である幅L1より大きい2つの係止面48の幅L2より小さく形成されている。従って、円柱部25は、ベース部分46より突出して位置する。
【0020】
環状溝26には、脱落防止リングとしてのC字状のスナップリング44がはめ込まれている。このC字状のスナップリング44は、円柱部25への装着状態において、貫通孔43の凸部方向の径である幅L1より大きく、しかも2つの係止面48の幅L2より小さい直径L3となる。ただし、スナップリング44の直径L3は、貫通孔43の凸部方向と直交する方向の幅より小さい。この結果、凸型カップリング部材42は、段差部24と貫通孔43より大径のスナップリング44との間に保持される。スナップリング44により、凸型カップリング部材42の軸方向先端方向への抜け止めがなされる。凸型カップリング部材42がシャフト21の軸方向先端側に向けて脱落することが防止される。
【0021】
しかも、シャフト21とカップリング部材42との間のクリアランスgの方向と直交する方向の直径上において脱落防止リング44とカップリング部材42との係止がなされる。換言すれば、凹凸型のカップリング4が有する凹凸部の延在方向においてカップリング部材が係止されることとなる。この結果、2つのカップリング部材のうちの一方と、駆動側と被駆動側との2つのシャフトのうちの一方との嵌合により提供される、一方のカップリング部材の比較的自由な移動を許容しつつ当該カップリング部材を当該一方の軸に抜けることなく保持することができる。このように、シャフト21とカップリング部材42との間の所要の自由な移動を許容しつつ、カップリング部材42のシャフト21からの抜け止めができる。
【0022】
さらに、リング44と円柱部25とは2つの凸部45a、45bの間に位置しているため、コンパクトに構成することができる。
【0023】
次に変形例について説明する。
【0024】
図3は、凸型カップリング部材42とシャフト21との組立て状態を、エンジン側から見た変形例の平面図である。
【0025】
この変形例では、図2に比べて小径の円柱部25aが設けられ、その先端部外周に環状溝26aが形成されている。そして、スナップリング44に代えてC型輪止め44aが用いられている。このC型輪止め44aは、操作部44bにおける径L4が、貫通孔43の幅L1より大きく、しかも2つの係止面48の幅L2の半分(L2/2)より小さく形成されている。このため、操作部44bを係止面48上に位置させることで、凸型カップリング部材42がシャフト21の軸方向先端方向へ移動することを規制できる。一方、操作部44bを係止面48上からずらすことで、凸型カップリング部材42を取り外すことができる。
【0026】
なお、以上に述べた実施形態では、シャフト3側に凹型カップリングを設け、シャフト21側に凸型カップリングを設けたが、これらを逆に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の車両用真空ポンプの継手の断面図である。
【図2】実施例のカップリング部材を示す平面図である。
【図3】変形例のカップリング部材を示す平面図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 車両用真空ポンプ
21 シャフト
3 シャフト
4 カップリング
41 凹型カップリング部材
42 凸型カップリング部材
44 スナップリング

Claims (1)

  1. 車両のエンジンにより回転駆動される車両用真空ポンプの継手において、
    この継手は、駆動側のシャフトの先端に形成された、直径方向に延びる凹状の溝が形成された凹型カップリング部材に嵌合する凸型カップリング部材であって、
    凸型カップリング部材は、長方形の貫通孔が形成された円板状のベース部分と、このベース部分から軸方向に延び出す凸部とを有し、この凸部は、直径方向に並べられた2つの凸部を有しており、貫通孔と凸部との間には、係止面が形成されており、
    凸型カップリング部材には、シャフトの端部が貫通して配置され、シャフトは、その端部に、長方形部分を有し、この長方形部分は、平行な広い2平面を有しており、凸型カップリング部材の貫通孔と嵌合し、長方形部分と貫通孔とは、2つの凸部の並ぶ直径方向に関しては、微小なクリアランスをもつだけで嵌合して、2つの凸部の並ぶ直径方向と直交する直径方向に関しては、シャフトに対する凸型カップリング部材の移動を許容するべく、大きいクリアランスをもって嵌合しており、このクリアランスの方向は、カップリング部材に設けられた凹凸部分が延在する直径方向とは直交する方向であって、
    シャフトの長方形部分のポンプ部側には段差部が形成され、さらに長方形部分のエンジン側の端部には、円柱部が突出して設けられ、この円柱部は、シャフトの先端部であって、その先端近傍の外周には環状の溝が設けられ、かつ円柱部は、ベース部分より突出して位置しており、
    前記環状溝には、脱落防止リングとしてのC字状のスナップリングがはめ込まれ、このC字状のスナップリングは、円柱部への装着状態において、貫通孔の凸部方向の径である幅L1より大きく、しかも2つの係止面の幅L2より小さい直径L3となり、ただし、スナップリングの直径L3は、貫通孔の凸部方向と直交する方向の幅より小さく、凸型カップリング部材は、段差部と貫通孔より大径のスナップリングとの間に保持されることを特徴とする車両用真空ポンプの継手。
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