JP2001191716A - ハブユニット - Google Patents

ハブユニット

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JP2001191716A
JP2001191716A JP2000005875A JP2000005875A JP2001191716A JP 2001191716 A JP2001191716 A JP 2001191716A JP 2000005875 A JP2000005875 A JP 2000005875A JP 2000005875 A JP2000005875 A JP 2000005875A JP 2001191716 A JP2001191716 A JP 2001191716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハブユニットにおいて、ハブホイールに対する
ディスクロータの取付姿勢を安定させること。 【解決手段】ハブホイール2のフランジ10の貫通孔1
1に対するボルト12の装着時に貫通孔11においてボ
ルト12装着方向上流側に設けられてある輪状突片14
に対してボルト12のセレーション13が食い込まされ
る構成にしている。これにより、前記食い込みに伴い輪
状突片14のみが径方向外向きに撓むものの、フランジ
10において従来例のような肉部の流動が起きなくなっ
て、フランジ10の外端面が全く変形しなくなるので、
フランジ10の外端面に対してディスクロータ5を適正
な姿勢であてがえるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪が装着される
ハブユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のハブユニットの基本構成
を図5に示している。ここでは、駆動輪側に用いられる
ハブユニットを例に挙げる。図中、1はハブユニット、
2はハブホイール、3は複列外向きアンギュラ玉軸受、
4はドライブシャフト、5はディスクブレーキ装置のデ
ィスクロータ、6はシャフトケース、7はブレーキパッ
ドである。
【0003】なお、ディスクロータ5は、ハブホイール
2のフランジ10の外端面に対してあてがわれた状態で
取り付けられる。このディスクロータ5は、フランジ1
0の円周数カ所に設けられる貫通孔11に貫通状態で非
分離に嵌入されるボルト12とホイールナット(図示省
略)によって、固定される。
【0004】そもそも、ディスクロータ5の取り付け
は、ハブユニット1をドライブシャフト4に対して取り
付けた後で行われるために、フランジ10の貫通孔11
に対してボルト12を予め取り付けておかなくてはなら
ないし、また、ハブユニット1単品を取り扱う段階にお
いて、前述したボルト12が脱落すると困るので、ボル
ト12を貫通孔11に対して非分離に取り付けるように
している。
【0005】従来では、前述したボルト12を貫通孔1
1に対して非分離とするために、ボルト12のねじ軸部
において頭部側の領域にのみセレーション13を形成し
ており、ボルト12のセレーション13を、貫通孔11
の円形内周面に対して食い込ませるように嵌入装着する
形態になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、ボル
ト12を貫通孔11に対して非分離に装着するために、
ボルト12のセレーション13を貫通孔11に対して食
い込ませているが、それによって、貫通孔11が塑性変
形により微小ながら拡径することになって、フランジ1
0の外端面が周方向で微小ながら波打つなど、面精度が
低下することがある。詳しくは、ボルト12を貫通孔1
1に対して装着するときに、図6に示すように、貫通孔
11の内径がμm単位ながらも膨張しながら、貫通孔1
1の開口側がフランジ10の厚み方向中心側に陥没する
ような形態で肉部が流動する。この肉部の流動によって
前述したような面精度の低下が起こる。
【0007】このようにフランジ10の外端面の面精度
が低下すると、このフランジ10に対してディスクロー
タ5を密着させることができなくなるので、ディスクロ
ータ5が傾いてその回転精度が低下することになりかね
ない。
【0008】このような事情に鑑み、本発明は、ハブユ
ニットにおいて、ハブホイールに対するディスクロータ
の取付姿勢を安定させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のハブユニット
は、ハブホイールの径方向外向きのフランジの外端面に
ディスクブレーキ装置のディスクロータがあてがわれた
状態で取り付けられるもので、前記フランジの円周数カ
所に貫通孔が設けられ、この貫通孔に車輪取付用のボル
トが貫通状態でかつボルトの頭側に設けられるセレーシ
ョンを食い込ませる形態で嵌入されており、前記フラン
ジの内端面において貫通孔の開口側に、貫通孔に装着す
るボルトのセレーションが食い込まされる突片が設けら
れている、ことを特徴としている。
【0010】なお、前記突片としては、貫通孔と同心円
状に周方向に連続して設置されるもの、あるいは貫通孔
の開口の円周数カ所に独立して設置されるものなどが考
えられる。
【0011】この場合、貫通孔にボルトを装着したとき
に貫通孔においてボルト装着方向上流側に設けられてあ
る突片に対してボルトのセレーションが食い込まされる
ことになるから、この食い込みに伴い突片のみが径方向
外向きに撓まされるものの、フランジにおいて従来例の
ような肉部の流動が起きなくなる。そのため、フランジ
の外端面が全く変形せずに済むことになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図3に本発明の一実施形態を示
している。図1は、ハブユニットにおけるハブホイール
の要部拡大図、図2は、図1においてボルトを装着する
前の状態を示す図、図3は、フランジの一部を内端面側
から見た斜視図である。
【0014】この実施形態でのハブユニットの全体構成
については従来例で提示した図5と同一とするので、参
照されたい。
【0015】この実施形態では、ハブホイール2のフラ
ンジ10の貫通孔11に対してボルト12を装着すると
きにフランジ10の外端面が波打つことを抑制するため
に、以下で説明するような工夫が施されている。
【0016】すなわち、図示するように、フランジ10
の内端面側において貫通孔11の開口に、それと同心円
状に周方向に連続する輪状突片14が設けられている。
【0017】そして、図2に示すように、輪状突片14
の内径寸法R1をボルト12のセレーション13の外径
寸法R2より小さく設定することにより、食い込み代を
管理している。この食い込み代は、フランジ外径面が波
打つことを抑制するためには小さい程、好ましいが、貫
通孔11からボルト12を簡単に抜け出させずに保持す
るとともに回り止めするためにはある程度の食い込み代
が必要である。
【0018】以上説明した実施形態では、貫通孔11に
ボルト12を装着したときに貫通孔11においてボルト
12装着方向上流側に設けられてある輪状突片14に対
してボルト12のセレーション13が食い込まされるこ
とになるから、この食い込みに伴い輪状突片14のみが
径方向外向きに撓むものの、フランジ10において従来
例のような肉部の流動が起きなくなって、フランジ10
の外端面が全く変形せずに済む結果となる。したがっ
て、フランジ10の外端面を平滑に保つことができるか
ら、ボルト12を非分離としたフランジ10の外端面に
対してディスクロータ5を傾くことなく適正な姿勢で密
着させることが可能になるなど、ディスクロータ5の回
転精度の向上に貢献できるようになる。
【0019】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0020】(1) 上記実施形態での輪状突片14に
ついては、例えば図4に示すように、周方向に不連続に
独立した複数の突片14とすることができる。この場
合、貫通孔11に対するボルト12の装着時に、ボルト
12のセレーション13が各突片14に食い込むことに
なるが、そのときに各突片14が個別に独立して撓むこ
とになるために、この各突片14が撓むときにフランジ
10に対して引張応力などがほとんど波及することがな
くなり、フランジ10の外端面を平滑に保つうえでより
有効となる。
【0021】(2) 上記実施形態では、ハブユニット
1の一例を図5に例示したが、その他の構造例として、
図7に示すようなものもある。この図7に示すハブユニ
ット1は、複列外向きアンギュラ玉軸受3について内・
外輪を有する既製品としたものであり、軸受ケース20
に設けてあるフランジ21をシャフトケース6に対して
ボルト止めするようになっている。もちろん、ハブホイ
ール2におけるフランジ10の貫通孔11に関する本発
明特徴構成については、上述した実施形態と同様であ
る。
【0022】(3) 上記実施形態では、ハブユニット
1として駆動輪用を図5や図7に例示したが、図示しな
い周知の従動輪用のものでも本発明を適用できる。
【0023】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明では、フランジ
の貫通孔に対するボルトの装着時に貫通孔においてボル
ト装着方向上流側に設けられてある突片に対してボルト
のセレーションを食い込ませる形態にしているから、食
い込みに伴い突片のみが径方向外向きに撓むものの、フ
ランジの貫通孔周辺で肉部が流動しなくなる。そのた
め、フランジの外端面が変形せずに済み、そこの平滑性
が確実に確保できる結果となる。
【0024】このように本発明では、フランジの外端面
の平滑性を確保できるから、フランジの外端面に対して
ディスクロータを傾くことなく適正な姿勢で取り付ける
ことが可能になるなど、ディスクロータの回転精度の向
上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のハブユニットにおけるハ
ブホイールの要部拡大図
【図2】図1においてボルトを装着する前の状態を示す
【図3】図2のフランジの一部を内端面側から見た斜視
【図4】本発明の他の実施形態にかかり、図3に対応す
る図
【図5】従来例の駆動輪用のハブユニットを示す縦断側
面図
【図6】従来例の不具合を指摘するための説明図
【図7】本発明が適用可能な他のハブユニットを示す上
半分の縦断側面図
【符号の説明】
1 ハブユニット 2 ハブホイール 3 ドライブシャフト 5 ディスクロータ 10 ハブホイールのフランジ 11 フランジの貫通孔 12 ボルト 13 ボルトのセレーション 14 フランジの輪状突片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブホイールの径方向外向きのフランジの
    外端面にディスクブレーキ装置のディスクロータがあて
    がわれた状態で取り付けられるハブユニットであって、 前記フランジの円周数カ所に貫通孔が設けられ、この貫
    通孔に車輪取付用のボルトが貫通状態でかつボルトの頭
    側に設けられるセレーションを食い込ませる形態で嵌入
    されており、 前記フランジの内端面において貫通孔の開口側に、貫通
    孔に装着するボルトのセレーションが食い込まされる突
    片が設けられている、ことを特徴とするハブユニット。
  2. 【請求項2】請求項1のハブユニットにおいて、 前記突片が、前記貫通孔と同心円状に周方向に連続して
    設置されるものである、ことを特徴とするハブユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】請求項1のハブユニットにおいて、 前記突片が、前記貫通孔の開口の円周数カ所に独立して
    設置されるものである、ことを特徴とするハブユニッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011126487A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2011131716A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Ntn Corp 車輪用軸受装置

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JP2011126487A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Ntn Corp 車輪用軸受装置
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