JPH0557376A - 損傷検出部をもつ金型 - Google Patents

損傷検出部をもつ金型

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JPH0557376A
JPH0557376A JP22411991A JP22411991A JPH0557376A JP H0557376 A JPH0557376 A JP H0557376A JP 22411991 A JP22411991 A JP 22411991A JP 22411991 A JP22411991 A JP 22411991A JP H0557376 A JPH0557376 A JP H0557376A
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JP
Japan
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damage
fluid
punch
fluid passage
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP22411991A
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English (en)
Inventor
Motohito Asai
源人 朝居
Toru Isono
亨 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0557376A publication Critical patent/JPH0557376A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広い部分の金型損傷の検出を可能にするととも
にひび割れ等の欠落に到らない初期の損傷をも検出でき
る損傷検出部をもつ金型を提供する。 【構成】本発明の損傷検出部をもつ金型は、内部に流体
通路15、16および17を持つ金型1と該金型1の該
流体通路15、16および17に連通する流体漏れ検出
部3からなることを特徴とする。 【作用効果】本発明の損傷検出部を持つ金型を使用して
金属等の加工を実施し、金型にひび割れ、欠落等の損傷
が生じ、そのひび割れ、欠損が金型の流体通路に達する
と、流体通路内の流体がひび割れ、あるいは欠損部分か
ら外気に流出または流出する。このため流体通路内の流
体圧力が低下または逆に高くなる。この変化は流体漏れ
検出部で検出される。これにより金型の損傷を発見でき
る。金型の損傷が初期に発見できるため、損傷した金型
を使用することにより発生する損害を未然に防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属加工用のパンチと
かノックアウトピン等の金型の使用時に発生する金型の
損傷を検出できる損傷検出部をもつ金型に関する。
【0002】
【従来の技術】パンチ等の金型が破損した場合、その破
損を知らずに作業をつづけると不良製品が続出したり、
他の金型を損傷する。このため、従来より金型の破損を
検出する手段として、破損に伴う欠落を検出する手段が
知られている。この欠落を検出する手段は、金型が所定
基準位置に復帰した時に金型の特定部分に接触子を接触
させ接触の有無で欠落の有無を検出したり、金型の特定
部分との間の距離を測定し測定された距離の変化により
検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の金型の破損検出
は、破損に伴う金型の特定部分の形状変化を検出するも
のである。このため金型にひびが入ったような欠損に到
らない損傷とか、金型の予期していない部分の欠損につ
いては損傷を検出することができない。本発明は、広い
部分の金型損傷の検出を可能にするとともにひび割れ等
の欠落に到らない初期の損傷をも検出できる損傷検出部
をもつ金型を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の損傷検出部を持
つ金型は、内部に流体通路を持つ金型と該金型の該流体
通路に連通する流体漏れ検出部とからなることを特徴と
する。本発明の金型としてはパンチ、ダイ、ノックアウ
トピンおよび鍛造用金型のように破損の多い金型に有効
に適用できる。これら金型はその内部に流体通路を設け
る必要がある。金型の損傷は流体通路の損傷となるもの
である必要がある。このため流体通路は金型の損傷が発
生すると思われる部分に形成する必要がある。流体通路
は流体漏れ検出部に連通する部分を除き外気と遮蔽され
ているのが好ましい。しかし用途によっては外気と連通
しているものでもよい。外気と連通している場合には、
流体通路からの流体の漏れ検出の精度が低下する。この
ため外気との連通部分は流体の漏れを可能な限り小さく
するようにするのが好ましい。具体的な流体通路とし
て、パンチとかノックアウトピンでは、金型の先端部分
近くまで開けられた中心孔を流体通路として使用でき
る。鍛造金型とかダイ等は、損傷が多いと思われる表面
部分近くまで金型の裏面から開けられた孔を流体通路と
することができる。
【0005】流体漏れ検出部は金型の流体通路から漏れ
る流体を検出するものである。流体漏れ検出部として、
流体圧力計、流量計あるいは圧力または流量変化で作動
するアクチュエータを使用できる。圧力計あるいは圧力
変化で作動するアクチュエータは、流体通路が外気と遮
断され、金型に損傷が生じてひび割れ等のために外気と
流体通路とが連通し、流体通路の圧力が変化する場合に
主として用いられる。流体通路が外気と遮断されている
場合、流体通路は外気と異なる圧力に保持されている必
要がある。流量計あるいは流量変化で作動するアクチュ
エータは、流体通路が外気と連通している場合に主とし
て使用される。そして金型の損傷により流体通路の通路
抵抗の変化を検出する。この場合には流体通路に一定の
流量の流体を供給する流体供給装置を必要とする。
【0006】金型の流体通路と流体漏れ検出部は、ホー
スとかパイプで連通してもよい。また、金型使用に干渉
等の不都合がなければ流体漏れ検出部を直接金型に結合
することも出来る。本発明の損傷検出部を持つ金型に
は、警告装置とか、金型の作動を停止する停止装置を結
合することができる。警告装置により、金型の損傷を確
実に作業者に知らせることが出来る。また、停止装置を
付けることにより、損傷した金型を使用しての加工が停
止されるため、損害を最小に止めることができる。
【0007】使用する流体としては空気が最適である。
しかし空気に限る必要はない。
【0008】
【作用および効果】本発明の損傷検出部を持つ金型を使
用して金属等の加工を実施し、金型にひび割れ、欠落等
の損傷が生じ、そのひび割れ、欠損が金型の流体通路に
達すると、流体通路内の流体がひび割れ、あるいは欠損
部分から外部に流入流出する。このため流体通路内の流
体圧力が低下または逆に高くなる。この変化は流体漏れ
検出部で検出される。これにより金型の損傷を発見でき
る。
【0009】金型の損傷が初期に発見できるため、損傷
した金型を使用することにより発生する損害を未然に防
止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例の損傷検出部を持つ金
型を組み込んだ金型装置の全体断面図を図1に示す。こ
の金型装置は、本発明の金型に相当するパンチ1を使用
する可動部100とパンチ1と対応するダイ2をもつ固
定部200とからなる。可動部100は、パンチ1、パ
ンチホルダー102、スペーサ103、コネクター10
4およびワーク押さえ105で構成されている。なお、
図1では、可動部100の軸中心から2等分して示し、
その左側の部分は全体を断面図とし、かつ可動部100
が下方に駆動された状態を示している。右側部分は可動
部100が上昇した位置の状態をしめし、パンチホルダ
ー102、スペーサ103およびコネクター104は外
周面が示されている。
【0011】パンチ1は、その断面を拡大して図2に示
すように、全体が棒状で下方より外径の小さい先端部1
1、先端部11から僅かに径が増大した中央部12およ
びさらに径の大きい基部13とからなる。先端部11は
実質的に型面を構成するもので先端部11がワーク(図
示せず)に押しつけられダイ2とともにワークを加工す
る。中央部12は柱状に伸びワーク押さえ105を案内
する。基部13はパンチ1の被保持部となるものであ
る。このパンチ1には軸心にそって基部13の端面より
先端部11に達する太い第一軸孔15と、さらに第一軸
孔15と同軸で先端部11の中程に延びる細い第二軸孔
16および基部13の外周面から第一軸孔15と直行す
る横貫通孔17とが形成されている。第一軸孔15の開
口先端部には栓14が圧入固定されている。これら第一
軸孔15、第二軸孔16および横貫通孔17は本発明の
流体通路を構成する。なお、横貫通孔17が開口する基
部13の外周面の軸方向の両側にOリング106を保持
するためのリング溝18、19が形成されている。
【0012】パンチホルダー102は軸径が異なる段部
を持つ軸孔102aとこの軸孔102aの下方の細い軸
孔部に開口する第一横穴102b、パンチホルダー10
2の下方端よりこの第一横穴102bに開口する縦穴1
02cおよびこの縦穴102cに開口する第二横穴10
2dが形成されている。第一横穴102bおよび縦穴1
02cの外周面側の開口はそれぞれ栓で閉止されてい
る。軸孔102aにはパンチ1が挿入されパンチ1の基
部13のフランジ状部分が軸孔102aの段部に当椄し
て位置決めされている。なお、パンチ1の横貫通孔17
は、パンチホルダー102の第一横穴102bと軸孔1
02aを介して連通している。また、横貫通孔17およ
び第一横穴102bを連通させる軸孔102aの部分
は、2個のOリング106により、外気と遮断されてい
る。
【0013】パンチホルダー102の第二横穴102d
の開口には、ホース金具31を介してホース32が固定
され、このホース32に本発明の流体漏れ検出部を構成
する圧力検出装置3が連結されている。この圧力検出装
置3は、圧縮空気を導入するための導入部35、内部に
導入部35とパンチ1の流体通路との断続を行う切替え
スイツチ36、圧力検出センサー37および圧力が所定
値以下になったときに警告を発するブザー38とで構成
されている。
【0014】スペーサ103はパンチホルダー102の
軸孔102aに挿入され、パンチ1の上端と接してい
る。その上にコネクター104が固定されている。ワー
ク押さえ105は、パンチ1の先端部11および中央部
12が挿通する円筒状の押圧部とそれを保持するホルダ
ーとで構成され、パンチホルダー102にガイドピン1
07を介してパンチホルダー102と軸方向に相対移動
可能に保持されている。
【0015】この可動部100は、プレス装置(図示せ
ず)の可動盤に固定されて使用される。固定部200
は、ダイ2、ダイホルダー201、基部203およびノ
ツクアウトピン204とからなる。ダイ2はダイホルダ
ー201のテーパ孔に挿入固定され、ダイ2をもつダイ
ホルダー201は基部203にボルトで一体的に固定保
持されている。ノツクアウトピン204は、基部203
の下方よりダイ2の軸孔に下方より挿入され、ワーク
(図示せず)の下面を保持する。
【0016】固定部200はプレス装置の固定盤に固定
されて使用される。本実施例の損傷検出部を持つ金型を
組み込んだ金型装置は以上説明した構成を持つ。この金
型装置のダイ2のキャビティ内にワークを構成する金属
ビレットを入れ、可動部100を下方に移動させてダイ
2のキャビティ内で金属ビレットをパンチ1、ノックア
ウト204およびワーク押さえ105とで圧縮する。こ
れにより金属ビレットは圧縮されて塑性変形し、カップ
状の成形品となる。
【0017】パンチ1の先端部11に亀裂が入った場
合、亀裂が第二軸孔16に達すると、流体通路と外気と
が亀裂でつながる。そして高圧の空気は流体通路から外
部に漏れる。この空気の漏れにより流体通路内の圧力が
降下し、この圧力降下が圧力センサー37で検出され、
警報装置38が作動する。この警報装置の警報により作
業者がパンチ1の損傷を知り、プレス装置を停止させ、
パンチ1を取り出し、新しいパンチと交換する。そして
再びプレス作業が続けられる。
【0018】このように本実施例の損傷検出部を持つ金
型を組み込んだ金型装置は、パンチ1の損傷を容易にし
かも素早く知ることができる。このため損傷したパンチ
を使用したために多量の不良品ができたとか、ダイを破
壊するとかの二次的な損害を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の損傷検出部を持つ金型を組み込んだ金
型装置の全体断面図である。
【図2】実施例の損傷検出部を持つ金型を構成するパン
チの断面図である。
【符号の説明】
1…パンチ、2…ダイ、3…圧力検出装置、15…第一
軸孔、16…第二軸孔、17…横貫通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流体通路を持つ金型と該金型の該
    流体通路に連通する流体漏れ検出部とからなることを特
    徴とする損傷検出部を持つ金型。
JP22411991A 1991-09-04 1991-09-04 損傷検出部をもつ金型 Pending JPH0557376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22411991A JPH0557376A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 損傷検出部をもつ金型

Applications Claiming Priority (1)

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JP22411991A JPH0557376A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 損傷検出部をもつ金型

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Publication Number Publication Date
JPH0557376A true JPH0557376A (ja) 1993-03-09

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ID=16808841

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22411991A Pending JPH0557376A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 損傷検出部をもつ金型

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JP (1) JPH0557376A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002282963A (ja) * 2001-03-29 2002-10-02 Amada Co Ltd パンチ金型
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WO2023006753A1 (de) * 2021-07-30 2023-02-02 Hochschule für angewandte Wissenschaften Kempten Fertigungswerkzeug, verfahren zum bestimmen eines verschleisszustands und verwendung eines pneumatischen sensors

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